JP2005321383A - 分析装置およびそれに使用する分析用ディスク - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、検体試料を採取した分析用ディスクを回転させ、流路中に設けた試薬との反応を光学的に分析するようにした分析装置において、様々な流路形状をした種類の異なる分析用ディスクであっても、分析装置の検出器のオフセット調整やゲイン調整を自動で行えるようにする。
【解決手段】本発明は分析用ディスク100のトラックエリア101に、調整に関する位置情報、調整レベルの基準値などを記録しておく。この情報を元に分析装置は、光検出器のオフセット、ゲインの調整を分析用ディスク100の所定のエリア102dで行うようにする。これにより様々な流路形状の分析用ディスクを分析装置に装着しても、自動で調整ができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、血液や尿などの検体試料を分析用の光ディスクにセットし、この検体試料をトレースして検体試料中の成分などを分析するようにした分析装置およびこの分析装置に使用する分析用ディスクに関するものである。
オーディオまたはビデオ情報が記録されたコンパクトディスクとこれを再生する光ディスクドライブの再生機能を用いて、検体試料が配置された分析用ディスクのトラック上をトレースして、分析対象を分析する装置がある(例えば、特許文献1参照)。
まず、光ディスクを応用して検体試料を採取可能に構成した分析用ディスクについて図6を用いて説明する。
図6において、分析用ディスク100は、オーディオまたはビデオ情報が記録されるような従来の光ディスクの規格に沿って形成したものであり、従来の光ディスクにおけるピット、グルーブなどで形成されるアドレス情報を有するトラックエリア101を備えている。また分析用ディスク100は、血液や尿などの検体試料を分析する分析エリア102aを有しており、検体試料は、分析用ディスク内部に形成した流路104に、注入口105aより導入され収集される。流路104には、検体試料と反応する試薬を配置することもできる。分析は、図の流路104のうちハッチングで示した領域Aで行われる。
また、分析を行う測定のタイミングは、マーキング103aを検出してからの時間経過によって、領域Aの位置を特定するようにしている(例えば、特許文献2参照)。
上記のように構成された分析用ディスクを使用する分析装置について図3、図6を用いて説明する。図3において、分析装置は従来の光ディスク装置の構成である光ピックアップ20、光ピックアップを移動させるトラバースモータ21、ディスクを回転させるスピンドルモータ22、これらを制御するためのCPU23、サーボコントロール回路24、光ピックアップ20からの信号をデータに変換する信号処理回路25を有する。さらに光ピックアップ20から照射されたレーザの透過光を検出する光検出器11、光検出器11の信号レベルを変更する調整回路12、検出した信号をA/D変換するA/D変換器13、A/D変換されたデータを処理する信号処理回路14、そのデータを保存するRAM16、これらを制御するCPU15と分析用ディスク100に設けられたマーキング103aを検出するフォトセンサ17から構成されている。
次に、分析用ディスクと分析装置を用いた分析方法について説明する。まず、分析用ディスク100の注入口105aより分析したい検体試料を注入する。その分析用ディスク100を分析装置に入れ、従来の光ディスク装置で行われるディスク判別、フォーカス・オン、トラッキング・オンなどのスピンアップ処理を行い、分析用ディスク100に設けられたトラックをトレース可能状態とする。
検体試料の分析を開始すると、光ピックアップ20の現在位置と分析エリア102aが存在する位置から移動トラック本数を算出し、算出した移動トラック本数を元に分析エリア102aに光ピックアップ20の移動を行い、移動した場所からトラックをトレースする。次いで、分析用ディスク100に設けられているマーキング103aをフォトセンサ17で検出する。フォトセンサ17から検出した信号から所定のタイミング後の特定位置で光ピックアップからの透過光を光検出器11で検出し、A/D変換器13でA/D変換し、そのデータをRAM16に保存するようにする。この取得したデータを元に分析したい検体試料の分析結果を得ることができる。
ここで、分析したい検体試料毎に検出される信号レベルが異なることや分析用ディスク毎の偏心、偏重心成分によって光検出器11から検出される信号にバラツキが出てしまう。このため、検出される信号をA/D変換器13にてデータとして取得できる信号レベルに調整するオフセット、ゲイン調整が必要となる。オフセット調整は、所定の基準値を定め、光検出器11から取得されるデータをモニタしながら、その基準値に近づけるように信号レベルを調整する調整回路12のパラメータを変更する。同様にゲイン調整も所定の基準範囲を定め、その基準範囲に近づけるように調整回路12のパラメータを変更する。
分析用ディスクを様々な分析目的や検体試料に対応するよう構成するには、検体試料が収集される分析エリアの試薬の配置や流路形状等を変更する必要がある。試薬の配置や流路形状が異なれば、上述の光検出器のオフセット、ゲイン調整は、検体試料が存在する位置やディスクによって決められた調整エリア等で行うため分析用ディスクの種類ごとに異なる位置で調整処理を行わなければならない。
特表平10―504397号公報 特開2003−270128号公報
しかしながら、上記従来の分析装置は、試薬の配置や流路形状が同じ分析用ディスクに対して設計されており、常に同じ位置でのみしか、オフセット、ゲイン調整を行うことができなかった。つまり、様々な分析用ディスクに対してオフセット、ゲイン調整などの調整処理を行うような構成にはなっていなかったので、流路形状の異なる分析用ディスクを作成しようとする場合に、オフセット、ゲイン調整を行うべき流路の位置に制約を受けるため、設計の自由度がなかった。
本発明は、分析対象を検出するための光検出器の調整において、前記従来の課題を解決するもので、様々な分析用ディスクに対して光検出器の調整をひとつの分析装置で実現することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の分析装置は、分析すべき検体試料を収集可能な分析エリアと、前記分析エリアに対応したマーキングとを備える分析用ディスクが装着され、
前記装着された分析用ディスクを回転駆動させながら、光ビームを前記分析用ディスクに照射する光学ユニットを、前記分析用ディスクの径方向に対して位置制御を行うとともに、
前記径方向に位置制御された状態で、前記マーキングを検出してから所定のタイミングにおける前記分析エリアからの反射光または透過光を検出することにより、前記検体試料を分析するようにした分析装置であって、
前記分析に先立って、予め分析用ディスクに備えた特定位置を示す位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づき、前記光ピックアップの径方向の位置制御を行い、次いで、前記マーキングを検出してから所定のタイミングの後の前記特定位置において、光検出器のオフセットまたはゲインを調整するようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明の分析用ディスクは、分析すべき検体試料を収集可能な分析エリアと、前記分析エリアに対応したマーキングとを備える分析用ディスクにおいて、
前記分析用ディスクの径方向の位置と、前記マーキングからのタイミングによって特定される、オフセットまたはゲイン調整を行う特定位置を示す位置情報を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、分析対象を検出するための光検出器の調整を、分析対象に応じた分析用ディスクの所定のエリアで行うようにすることで、従来のように一つの分析用ディスクに対応した分析装置ではなく、様々な分析用ディスクに対し、自動でオフセット、ゲイン調整を行うことができる分析装置と分析用ディスクを提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における分析用ディスクの平面図であり、図3は、本発明の実施の形態1における分析装置を示す構成図である。
まず、オフセットおよびゲインの調整の概略の流れを説明する。分析用ディスク100の4つの分析エリア102a、102b、102c、102dに対して、注入口105a、105b、105c、105dより分析したい検体試料を注入し、その分析用ディスク100を分析装置に装着する。分析装置は、装着された分析用ディスク100のトラックエリア101に記録されている分析用ディスク100に関する情報を取得する。
この取得した情報には、光検出器11のオフセット、ゲイン調整を実行する位置情報(調整エリアの情報)が含まれている。位置情報は主に分析用ディスク100の径方向へ光ピックアップ20を移動させる移動量や分析エリアの開始位置を示すマーキング103a、103b、103c、103dを検出してから分析領域A、B、C、Dが存在するまでの所定の時間などである。この位置情報を元に分析用ディスクの特定位置でオフセット、ゲイン調整を行う。
また、分析用ディスク100に記録されている情報には、位置情報に加えてオフセット、ゲイン調整を行う所定の基準値や所定の基準範囲などの調整情報も含まれており、分析装置は、これらの情報も取得し、この情報を元に光検出器11の調整を行うことで、それぞれの分析用ディスクに応じたオフセット、ゲイン調整を実現することが可能となる。
ここで、オフセット、ゲイン調整は分析用ディスク100に検体試料が入った状態で行うが、これは検体試料の分析を検体試料がディスクに入った状態で行われるためであり、この状態でオフセット、ゲイン調整を行う必要があるからである。
ここで具体例としてオフセット調整のみを行う分析用ディスクの場合を例にあげて詳細に説明する。
分析用ディスク100の4つの分析エリア102a、102b、102c、102dにおいて、それぞれ分析を行う領域であるA、B、C、DのうちA、B、Cは検体試料と反応する試薬が配置されており、Dのみ試薬を配置しないようにする。領域Dは、この分析用ディスク100のオフセット調整を行う位置として、分析用ディスク100のトラックエリア101に情報として記録されている。
ここで、オフセット調整を行う位置である領域Dに試薬を配置していないのは、検体試料と試薬の反応を分析する、例えば色素の変化で分析する場合、検体試料のみを基準とし、その基準の場所でオフセット調整を行う必要があるからである。
分析装置は、この領域Dで、調整回路12のオフセット調整用パラメータを変更し、光検出器11の信号レベルを所定の基準値に合わせる処理を行う。なお、ゲイン調整は、分析対象が色素の変化である場合、分析領域A、B、Cのそれぞれの領域で起こる反応はそれぞれの領域全体で均一に変化していることから特に必要としない。よって、これで調整処理を終了し、分析を開始する。
分析方法は、試薬と反応した検体試料が存在するA、B、Cの領域において光検出器11の信号レベルをA/D変換し、データとして取得する。取得したデータから分析したい検体試料と試薬の反応を分析することができる。
(実施の形態2)
図2は、実施の形態2における分析用ディスクの平面図を示す。実施の形態1で示した分析用ディスクと実質的に同様の構成については、同じ符号を付して説明を略する。なお実施の形態1で説明した分析用ディスクと異なる点は、分析エリアそれぞれにおいて、複数の異なる分析を行えるようにした点と、各分析エリアにおいて、分析エリアの開始位置を示すマーキングの他にトリガマークを形成した点である。また分析装置は、実施の形態1と同様、図3に示した装置を使用できる。
図2において、分析用ディスク200のそれぞれのトリガマーク106は、分析エリア102aに存在する検体試料と反応する様々な試薬に対応した位置に配置されており、このトリガマーク106を元に試薬が存在する位置を特定することができる。
分析用ディスク200に記録されている情報は、実施の形態1でも説明したものとほぼ同様であり、調整エリアの位置情報やオフセット、ゲイン調整の所定の基準値や所定の基準範囲である。ただ異なる点は調整エリアの位置情報に関して、図2の分析用ディスクは、前述にも述べたように試薬に対応したトリガマーク106を設けたディスクであるため、図1の分析用ディスクのように分析エリアの開始位置を示すマーキング103aを検出してから分析領域が存在するまでの所定の時間に関する位置情報は必要なく、トリガマーク106の位置を特定するための情報が記録されている。この分析用ディスク200に記録されているオフセット、ゲイン調整に関する情報を元に実施の形態1と同様、光検出器11のオフセット、ゲイン調整を実現することが可能となる。
次に、図2の分析用ディスク200のオフセット、ゲインの調整方法について説明する。この分析用ディスク200は、検体試料中の細胞と試薬を反応させ、目的細胞を任意の場所(つまり、それぞれの試薬の位置)に吸着させ、その数をカウントすることで分析を行うものとして説明する。
注入口105aより血液試料を注入してディスクを回転させると、試料は流路104に順にAa、Ab、Acへと移送されて行き、そして、その末端まで展開する。分析を行う領域のうち、Aaは目的細胞と反応しない試薬を形成してあり、Abは目的細胞と必ず反応する試薬を形成してあり、Acは目的細胞の反応を分析するための試薬を形成していることから細胞と試薬の様々な反応を分析することができる。
ここで、目的細胞と反応しない試薬が存在する領域Aaをオフセット調整エリアとするが、領域Aaをオフセット調整エリアとするのは、この部分を検体試料と試薬の反応を分析するための基準とするからである。この位置で、調整回路12のパラメータを変更し、光検出器11の信号レベルを所定の基準値に合わせる。
次にゲイン調整は、目的細胞と必ず反応する試薬が存在する領域Abをゲイン調整エリアとする。ここで、領域Abをゲイン調整エリアとするのは、ゲイン調整を行う位置に必ず目的細胞が存在していなければ、正常にゲイン調整を行えないからである。この領域Abを光検出器11で検出すると目的細胞が存在する場所ではオフセット調整で調整した基準値から大きく変化した信号レベルが検出される。この変化量が所定の基準範囲に入るように調整回路12のパラメータを変更し、ゲイン調整を行う。こうすることで、オフセット、ゲイン調整が完了し、最終的に領域Acを光検出器11で検出することで細胞と試薬との反応を分析することができる。
また、この分析用ディスク200は、分析エリア102b、102c、102dで上記と同様の分析を行うことができ、この1枚の分析用ディスクで、4回分析することが可能である。
(実施の形態3)
図4は、実施の形態3における分析用ディスクの平面図を示す。実施の形態2で示した分析用ディスクと実質的に同様の構成については、同じ符号を付して説明を略する。なお実施の形態2で説明した分析用ディスクと異なる点は、実施の形態2で説明したトラックエリア101がなく、分析用ディスクに関する情報である位置情報や調整情報、分析用ディスクの種別を識別する識別情報を分析用ディスクに備えたバーコード107に設けたことや、分析用ディスク内の一部に設けた凹部を分析エリアに対応したマーキングとすることや、トリガーマークを分析領域に配置した点である。
また図5は、実施の形態3における分析装置を示す構成図である。実施の形態1で示した分析装置と実質的に同様の構成については、同じ符号を付して説明を略する。なお実施の形態1で説明した分析装置と異なる点は、光ピックアップの基準位置を示す位置検出用スイッチ30を設けたことや、バーコードから情報を取得するためのバーコードデコード回路31を設けたことや、分析装置とホストコンピュータ32の送受信を可能とするインターフェイス33を設けたことや、分析装置内の記憶領域として、ROM34を設けた点である。
分析用ディスク300の所定の位置に配置されたバーコード107は、光ピックアップ20をバーコード107が存在する位置に位置制御を行い、光検出器11から検出される透過光の信号をバーコードデコード回路31にてデータ変換し、CPU15において分析用ディスクに関する情報に変換する。
ここで、光ピックアップ20の位置制御は、まず光ピックアップ20の基準位置を示す位置検出用スイッチ30をCPU23が検出するまで移動させ、その基準位置から所定の移動量だけ移動させることで実現する。特にトラバースモータ21が目的位置の移動に適したモータであるステッピングモータであれば、より精度の高い位置制御が実現できる。
バーコード107から取得した分析用ディスク300に関する情報は、実施の形態2でも説明したものとほぼ同様であり、調整エリアの位置情報やオフセット、ゲイン調整の所定の基準値や所定の基準範囲を示す調整情報である。ただ異なる点は調整エリアの径方向の位置情報に関して、前述した光ピックアップ20の基準位置からの移動量となる点である。この分析用ディスク300に備えたバーコード情報から実施の形態2と同様、光検出器11のオフセット、ゲイン調整を実現することが可能となる。
図4に示す分析用ディスク300において、分析エリア102aに対応したマーキング103aやトリガマーク106の検出は、実施の形態1や実施の形態2と異なり、光ピックアップ20と光検出器11によって検出する。
具体的に説明すると分析エリア102aに対応したマーキング103aは凹部である。光ピックアップ20からレーザ光を分析用ディスク300内の一部に設けたその凹部に照射し、その透過光を光検出器11で信号として取得する場合、その透過光は、凹部の影響により光の屈折や反射条件が変化することで光検出器11から検出される信号に変化が生じることから、この信号をマーキング信号として検出する。
また、トリガマーク106は、実施の形態2のトリガマーク106と配置場所や形状が異なるが、分析用ディスク300表面に印刷されたものという点は同様であり、印刷部分が透過光をさえぎるため、透過光を検出する光検出器11の信号に変化が生じ、トリガマーク信号として検出される。
分析用ディスク300から取得される位置情報や調整情報を元に光ピックアップ20の基準位置からの位置制御やマーキング、トリガマークを検出することで、分析用ディスク300の特定位置での光検出器11のオフセット、ゲイン調整を実現することが可能となる。
分析用ディスク300のオフセット、ゲインの調整方法についての説明は、実施の形態2と同じであるため省略する。
分析用ディスク300から取得する情報として、分析用ディスク300の種別を識別する識別情報を設けることで、調整エリアに関する位置情報や調整情報を分析装置や分析装置と接続された外部装置に記憶させ、分析用ディスクに応じた調整エリアに関する位置情報や調整情報を識別情報を用いて取得することができる。
具体的には、分析装置はバーコード107から取得した分析用ディスクの種別を識別する識別情報をホストコンピュータ32ヘインターフェイス33を介して送信し、識別情報を元に調整エリアに関する位置情報や調整情報をホストコンピュータ32より受信する。この情報を元に分析用ディスクの特定位置での光検出器11のオフセット、ゲイン調整を実現することが可能となる。
また、分析装置のROM34に分析用ディスク毎の調整エリアに関する位置情報や調整情報を記録しておき、バーコード107から取得した分析用ディスクの種別を識別する識別情報を元に調整エリアに関する位置情報や調整情報を選択するようにすることで、分析用ディスクの特定位置での光検出器11のオフセット、ゲイン調整を実現することも可能となる。
前述する分析用ディスクに応じた調整エリアに関する位置情報や調整情報の取得方法は、分析用ディスクの種別を識別する識別情報を実施の形態1や実施の形態2で説明したトラックエリアに記録しておくことで、実施の形態1や実施の形態2にも同様の取得方法を実現することもできる。
本発明にかかる分析装置は、分析対象を検出するための光検出器の調整を、分析対象に応じた分析用ディスクの所定のエリアで行うようにすることで、様々な分析用ディスクの調整に対応した分析装置と分析用ディスクを提供することができる。
本発明の実施の形態1における分析用ディスクの平面図である。 本発明の実施の形態2における分析用ディスクの平面図である。 本発明の実施の形態1、2における分析装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態3における分析用ディスクの平面図である。 本発明の実施の形態3における分析装置を示す構成図である。 従来の分析用ディスクを示す平面図である。
符号の説明
11 光検出器
17 フォトセンサ
20 光ピックアップ
21 トラバースモータ
22 スピンドルモータ
30 位置検出用スイッチ
33 インターフェイス
100 分析用ディスク
101 トラックエリア
102a 分析エリア
102b 分析エリア
102c 分析エリア
102d 分析エリア
103a マーキング
103b マーキング
103c マーキング
103d マーキング
104 流路
105a 注入口
105b 注入口
105c 注入口
105d 注入口
106 トリガマーク
107 バーコード
200 分析用ディスク
300 分析用ディスク
A 分析領域
B 分析領域
C 分析領域
D 分析領域
Aa 試薬配置領域
Ab 試薬配置領域
Ac 試薬配置領域

Claims (26)

  1. 分析すべき検体試料を収集可能な分析エリアと、前記分析エリアに対応したマーキングとを備える分析用ディスクが装着され、
    前記装着された分析用ディスクを回転駆動させながら、光ビームを前記分析用ディスクに照射する光学ユニットを、前記分析用ディスクの径方向に対して位置制御を行うとともに、
    前記径方向に位置制御された状態で、前記マーキングを検出してから所定のタイミングにおける前記分析エリアからの反射光または透過光を検出することにより、前記検体試料を分析するようにした分析装置であって、
    前記分析に先立って、予め分析用ディスクに備えた特定位置を示す位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づき、前記光ピックアップの径方向の位置制御を行い、次いで、前記マーキングを検出してから所定のタイミングの後の前記特定位置において、光検出器のオフセットまたはゲインを調整するようにしたことを特徴とする分析装置。
  2. 請求項1に記載の分析装置において、
    前記分析用ディスクには、前記マーキングとは別に、前記分析エリアに複数のトリガマークが形成されており、
    前記分析に先立って、予め分析用ディスクに備えた特定位置を示す位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づき、前記光ピックアップの径方向の位置制御を行い、次いで、前記マーキングを検出してから所定のトリガマークを検出した後の前記特定位置において、前記光検出器のオフセットまたはゲインを調整するようにしたことを特徴とする分析装置。
  3. 請求項1または2に記載の分析装置において、前記マーキングまたはトリガマークを、前記光ピックアップにて検出するようにしたことを特徴とする分析装置。
  4. 請求項1または2に記載の分析装置において、前記マーキングまたはトリガマークを検出するための光検出手段を、前記光ピックアップとは別に設けたことを特徴とする分析装置。
  5. 分析すべき検体試料を収集可能な分析エリアと、前記分析エリアに対応したマーキングとを備える分析用ディスクにおいて、
    前記分析用ディスクの径方向の位置と、前記マーキングからのタイミングによって特定されるオフセットまたはゲイン調整を行う特定位置を示す位置情報を備えたことを特徴とする分析用ディスク。
  6. 請求項5に記載の分析用ディスクにおいて、前記マーキングとは別に、分析エリアに対応して複数個のトリガマークが形成されており、径方向の位置と、前記マーキングとトリガマークの数とよって特定される特定位置を示す位置情報を備えたことを特徴とする分析用ディスク。
  7. 前記分析用ディスクは、オフセットまたはゲイン調整の基準値や基準範囲を示す調整情報をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の分析用ディスク。
  8. 請求項5から7のいずれかに記載の分析用ディスクであって、
    前記特定位置を示す位置情報やオフセットまたはゲイン調整の基準値や基準範囲を示す調整情報は、バーコードとして備えられていることを特徴とする分析用ディスク。
  9. 請求項5から7のいずれかの分析用ディスクが装着される分析装置であって、前記位置情報または前記調整情報をもとに、オフセットまたはゲイン調整を行うようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の分析装置。
  10. 請求項8記載の分析用ディスクにおいて、さらに前記分析用ディスクの種別を識別する識別情報を備えたことを特徴とする分析用ディスク。
  11. 請求項10に記載の分析用ディスクが装着される分析装置であって、前記識別情報を元に前記分析用ディスクに応じた前記特定位置を示す位置情報や前記調整情報を選択し、前記光検出器のオフセットまたはゲイン調整するようにしたことを特徴とする分析装置。
  12. 請求項9に記載の分析装置において、前記特定位置を示す位置情報や前記調整情報は、前記分析装置に接続された外部装置より与えられるものであり、その与えられた前記位置情報や前記調整情報に基づき、前記光検出器のオフセットまたはゲイン調整するようにしたことを特徴とする分析装置。
  13. 請求項9に記載の分析装置において、前記特定位置を示す位置情報や前記調整情報は、前記分析装置内部に設けた記憶手段に記憶され、その記憶された前記特定位置を示す位置情報や前記調整情報に基づき、前記光検出器のオフセットまたはゲイン調整するようにしたことを特徴とする分析装置。
  14. 分析すべき検体試料を収集可能な分析エリアと、アドレス情報が記録されたトラックを有するトラックエリアと、前記分析エリアに対応したマーキングとを備える分析用ディスクが装着され、
    前記装着された分析用ディスクを回転駆動させながら、光ビームを前記分析用ディスクに照射するとともに、前記分析用ディスクからの反射光を、光ピックアップにより検出することで、前記トラックエリアのアドレス情報を取得し、
    前記取得したアドレス情報に基づき、前記光ピックアップの前記分析用ディスクの径方向の位置制御を行うとともに、
    径方向に位置制御された状態で、前記マーキングを検出してから所定のタイミングにおける前記分析エリアからの反射光または透過光を検出することにより、前記検体試料を分析するようにした分析装置であって、
    前記分析に先立って、予め分析用ディスクに記録された特定位置を示す位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づき、前記光ピックアップの径方向の位置制御を行い、次いで、前記マーキングを検出してから所定のタイミングの後の前記特定位置において、光検出器のオフセットまたはゲインを調整するようにしたことを特徴とする分析装置。
  15. 請求項14に記載の分析装置において、
    前記分析用ディスクには、前記マーキングとは別に、前記分析エリアに複数のトリガマークが形成されており、
    前記分析に先立って、予め分析用ディスクに記録された特定位置を示す位置情報を取得し、取得した前記位置情報に基づき、前記光ピックアップの径方向の位置制御を行い、次いで、前記マーキングを検出してから所定のトリガマークを検出した後の前記特定位置において、前記光検出器のオフセットまたはゲインを調整するようにしたことを特徴とする分析装置。
  16. 請求項14または15に記載の分析装置において、前記マーキングまたはトリガマークを、前記光ピックアップにて検出するようにしたことを特徴とする分析装置。
  17. 請求項14または15に記載の分析装置において、前記マーキングまたはトリガマークを検出するための光検出手段を、前記光ピックアップとは別に設けたことを特徴とする分析装置。
  18. 分析すべき検体試料を収集可能な分析エリアと、アドレス情報が記録されたトラックを有するトラックエリアと、前記分析エリアに対応した位置関係で形成されたマーキングとを備える分析用ディスクにおいて、
    前記トラックエリアには、アドレス情報で特定される径方向の位置と、マーキングからのタイミングによって特定されるオフセットまたはゲイン調整を行う位置を示す分析エリア中の特定位置を示す位置情報を備えたことを特徴とする分析用ディスク。
  19. 請求項18に記載の分析用ディスクにおいて、前記マーキングとは別に、分析エリア中に複数個のトリガマークが形成されており、前記トラックエリアには、アドレス情報で特定される径方向の位置と、前記マーキングからのトリガマークの数によって特定される特定位置を示す位置情報を備えたことを特徴とする分析用ディスク。
  20. 前記トラックエリアには、さらに、オフセットまたはゲイン調整の基準値や基準範囲を示す調整情報も含むことを特徴とする請求項18に記載の分析用ディスク。
  21. 請求項18から20のいずれかに記載の分析用ディスクであって、
    前記特定位置を示す位置情報やオフセットまたはゲイン調整の基準値や基準範囲を示す調整情報は、前記分析用ディスクに記録されていることを特徴とする分析用ディスク。
  22. 請求項18から20のいずれかの分析用ディスクが装着される分析装置であって、前記位置情報または前記調整情報をもとに、オフセットまたはゲイン調整を行うようにしたことを特徴とする請求項14または15に記載の分析装置。
  23. 請求項21記載の分析用ディスクにおいて、さらに前記分析用ディスクの種別を識別する識別情報を備えたことを特徴とする分析用ディスク。
  24. 請求項23に記載の分析用ディスクが装着される分析装置であって、前記識別情報を元に前記分析用ディスクに応じた前記特定位置を示す位置情報や前記調整情報を選択し、前記光検出器のオフセットまたはゲイン調整するようにしたことを特徴とする分析装置。
  25. 請求項22に記載の分析装置において、前記特定位置を示す位置情報や前記調整情報は、前記分析装置に接続された外部装置より与えられるものであり、その与えられた前記位置情報や前記調整情報に基づき、前記光検出器のオフセットまたはゲイン調整するようにしたことを特徴とする分析装置。
  26. 請求項22に記載の分析装置において、前記特定位置を示す位置情報や前記調整情報は、前記分析装置内部に設けた記憶手段に記憶され、その記憶された前記特定位置を示す位置情報や前記調整情報に基づき、前記光検出器のオフセットまたはゲイン調整するようにしたことを特徴とする分析装置。


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