JP2005319947A - ウォッシャ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高いエネルギー効率で供給ホース全体において洗浄液の凍結を防止する。
【解決手段】 ウォッシャ装置10では、ウォッシャスイッチ22がON操作されない際に、ウォッシャタンク12からウォッシャポンプ16によって洗浄液14が、ウォッシャノズル34からの噴射を阻止されつつ、供給ホース26、ウォッシャノズル34及び循環ホース100を循環される。このため、車両の駐車時等でも、供給ホース26全体において、洗浄液14の凍結を防止することができる。さらに、ウォッシャポンプ16を電気エネルギーで作動させて洗浄液14を循環させるため、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する必要がなく、エネルギー効率を高くすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に設けられタンクに貯留された洗浄液を供給ホースを介してノズルに供給してノズルからウィンドウ又はヘッドランプに噴射するウォッシャ装置に関する。
寒冷地における車両の長時間の駐車時には、ウォッシャ装置の洗浄液が凍結するため、ウォッシャ装置を作動させても、洗浄液を噴射できないといったことがある。
ここで、ウィンドウウォッシャ液タンクと噴出ノズルとを接続するパイプの中間部に加熱体を介在させたウィンドウウォッシャ液温水化装置がある(例えば、特許文献1参照)。
このウィンドウウォッシャ液温水化装置では、ウィンドウウォッシャ液が一定温度以上になると、加熱体の加熱が停止される。つまり、ウィンドウウォッシャ液が一定温度未満になると、加熱体が加熱されて、ウィンドウウォッシャ液が温水化される。
しかしながら、このウィンドウウォッシャ液温水化装置では、ウィンドウウォッシャ液の温度を検出するセンサを専用に設ける必要があり、高コストである。
しかも、加熱体が電流を供給されることで加熱されるものであるため、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する必要があり、エネルギー効率が悪い。
また、加熱体がパイプの中間部、すなわち、パイプのほんの一部に配置されてウィンドウウォッシャ液を加熱するものである。このため、加熱体に加熱されないパイプの大部分においては、ウィンドウウォッシャ液が凍結する恐れがある。
さらに、加熱体はウィンドウウォッシャ液の噴出時のみにウィンドウウォッシャ液を加熱する。このため、車両の駐車時等には、ウィンドウウォッシャ液が凍結する恐れがある。
またここで、内部にヒータが内装されたウォッシャノズルがある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、このウォッシャノズルでも、ヒータが電流を供給されることで加熱されるものであるため、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する必要があり、エネルギー効率が悪い。
さらに、ウォッシャノズル内の洗浄液のみを加熱できるに過ぎない。このため、ウォッシャノズルとウォッシャタンクとを接続するチューブ内において洗浄液が凍結する恐れがある。
実開平6−27391号公報 特開平7−329734号公報
本発明は上記事実を考慮し、高いエネルギー効率で供給ホース全体において洗浄液の凍結を防止できるウォッシャ装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のウォッシャ装置は、車両に設けられ、タンクに貯留された洗浄液をポンプ装置によって供給ホースを介してノズルに供給して前記ノズルからウィンドウ又はヘッドランプに噴射するウォッシャ装置であって、前記ノズルは、前記供給ホースが接続される接続口と、洗浄液を噴射する噴射口と、前記接続口と前記噴射口との間に設けられ洗浄液の第1液圧以下で前記接続口と前記噴射口との連通を遮断する逆止弁と、を備え、前記ノズルの前記接続口と前記逆止弁との間に接続されると共に前記供給ホースと並列に前記タンクに接続され、洗浄液が第1液圧以下で前記供給ホースから前記ノズルを介して前記タンクへと循環される循環ホースを有する、ことを特徴としている。
請求項2に記載のウォッシャ装置は、請求項1に記載のウォッシャ装置において、前記ノズルは、前記循環ホースが接続される循環口と、前記接続口と前記逆止弁との間と前記循環口との間に設けられ洗浄液の第1液圧より大きい液圧で前記接続口と前記逆止弁との間と前記循環口との連通を遮断する遮断弁と、を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載のウォッシャ装置は、請求項1または請求項2に記載のウォッシャ装置において、外気温を検出する外気温センサと、前記外気温センサにより検出された外気温が所定温度以下の際に前記ポンプ装置を作動させて洗浄液を第1液圧以下で循環供給する外気温作動制御手段と、を有することを特徴としている。
請求項4に記載のウォッシャ装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のウォッシャ装置において、前記ポンプ装置を所定の時間間隔をあけて作動させて間欠的に洗浄液を第1液圧以下で循環供給する間欠作動制御手段を有する、ことを特徴としている。
請求項5に記載のウォッシャ装置は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のウォッシャ装置において、前記ポンプ装置が洗浄液を第1液圧以下で循環供給する作動を行う循環作動モードと、前記ポンプ装置が洗浄液を第1液圧以下で循環供給する作動を行わない循環停止モードと、を切り替え可能にする切替手段を有する、ことを特徴としている。
請求項1に記載のウォッシャ装置では、ノズルが、供給ホースが接続される接続口と、洗浄液を噴射する噴射口と、接続口と噴射口との間に設けられた逆止弁と、を備えており、逆止弁は洗浄液の第1液圧以下で接続口と噴射口との連通を遮断する。
さらに、循環ホースがノズルの接続口と逆止弁との間に接続されると共に供給ホースと並列にタンクに接続されており、洗浄液が第1液圧以下で供給ホースからノズル及び循環ホースを介してタンクへと循環される。
このため、ポンプ装置がタンクに貯留された洗浄液を供給ホースを介して第1液圧より大きい液圧でノズルに供給すると、逆止弁は接続口と噴射口との連通を遮断できず、ノズルからウィンドウ又はヘッドランプに洗浄液が噴射される。
一方、ポンプ装置がタンクに貯留された洗浄液を供給ホースを介して第1液圧以下でノズルに供給すると、逆止弁は接続口と噴射口との連通を遮断しているので、ノズルからの洗浄液の噴射が阻止されつつ、洗浄液が供給ホース、ノズル及び循環ホースを介してタンクに循環される。
これにより、供給ホース全体において、洗浄液の凍結を防止することができる。
さらに、ポンプ装置を電気エネルギーで作動させて洗浄液を供給ホースに循環させるため、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する必要がない。このため、電気エネルギーの消費を低減でき、エネルギー効率を高くすることができる。
請求項2に記載のウォッシャ装置では、ノズルが、循環ホースが接続される循環口と、接続口と逆止弁との間と循環口との間に設けられた遮断弁と、を備えており、遮断弁は洗浄液の第1液圧より大きい液圧によって接続口と逆止弁との間と循環口との連通を遮断する。
このため、ポンプ装置が洗浄液を第1液圧より大きい液圧でノズルに供給してノズルから洗浄液が噴射される際には、遮断弁が接続口と逆止弁との間と循環口との連通を遮断することで、洗浄液が循環口から循環ホース側へ漏れ出ることを防止できる。
請求項3に記載のウォッシャ装置では、外気温センサにより検出された外気温が所定温度以下の際に、外気温作動制御手段がポンプ装置を作動させて洗浄液を第1液圧以下でノズルに循環供給する。このため、外気温が所定温度以下の際にのみ洗浄液が供給ホースを循環される。これにより、電気エネルギーの消費を一層低減でき、エネルギー効率を一層高くすることができる。
請求項4に記載のウォッシャ装置では、間欠作動制御手段がポンプ装置を所定の時間間隔をあけて作動させて間欠的に洗浄液を第1液圧以下でノズルに循環供給する。このため、洗浄液が所定の時間間隔をあけて間欠的に供給ホースを循環されて、洗浄液が連続して供給ホースを循環されない。これにより、電気エネルギーの消費を一層低減でき、エネルギー効率を一層高くすることができる。
請求項5に記載のウォッシャ装置では、ポンプ装置が洗浄液を第1液圧以下でノズルに循環供給する作動を行って洗浄液を供給ホースに循環させる循環作動モードと、ポンプ装置が洗浄液を第1液圧以下でノズルに循環供給する作動を行わず洗浄液を供給ホースに循環させない循環停止モードと、が切替手段によって切り替え可能にされている。このため、夏季等の如く洗浄液が凍結しない季節においては、循環停止モードに切り替えることで、電気エネルギーの不必要な消費を防止することができる。
図1には、本発明の実施の形態に係るウォッシャ装置10の概略図が示されている。
本実施の形態に係るウォッシャ装置10は、車両に設けられている。車両のエンジンルーム(図示省略)内には、タンクとしてのウォッシャタンク12が設けられており、ウォッシャタンク12内には洗浄液14(ウォッシャ液)が貯留されている。ウォッシャタンク12には、ポンプ装置としてのウォッシャポンプ16が取り付けられており、ウォッシャポンプ16には、外気温作動制御手段及び間欠作動制御手段としての制御回路18が接続されている。制御回路18には外気温センサ20が接続されており、外気温センサ20は外気温(車両の外気の温度)を検出する。さらに、制御回路18にはウォッシャスイッチ22及び切替手段としてのモード切替スイッチ24が接続されており、ウォッシャスイッチ22及びモード切替スイッチ24は車室(図示省略)内に配置されている。
ウォッシャポンプ16には、供給ホース26が接続されている。供給ホース26は主供給ホース28を有しており、主供給ホース28の一端はウォッシャポンプ16に接続されている。主供給ホース28の他端は、供給ジョイント30の一端側に接続されており、供給ジョイント30の他端側は、複数(本実施の形態では2つ)に分岐されて、複数(本実施の形態では2つ)の分岐供給ホース32の一端が接続されている。
各分岐供給ホース32の他端には、ノズルとしてのウォッシャノズル34が接続されている。図2に示す如く、ウォッシャノズル34は、下側において略円管状のロアボデー36(アダプタ)を有しており、ロアボデー36内は略円柱状の供給路38とされて、供給路38の下端は円状の接続口40とされている。ロアボデー36の下部には分岐供給ホース32の他端が接続されており、分岐供給ホース32内は接続口40に連通されている。また、供給路38の上端は、円状の連通口42とされている。
ロアボデー36の上部近傍には、円環板状の狭持板44が形成されており、狭持板44の周面には、矩形板状の係止板46が所定数(本実施の形態では2つ)形成されている。所定数の係止板46は、狭持板44の周方向に沿って等間隔に配置されると共に、それぞれ狭持板44から上方へ突出して弾性を有している。また、各係止板46の上部には、矩形状の係止孔48が貫通形成されている。
ロアボデー36には、狭持板44の下方において、略円管状の循環管50が形成されており、循環管50内は略円柱状の循環路52とされている。循環路52は、供給路38に垂直に配置される(接続口40側(連通口42側の反対側)へ傾斜されて配置されてもよい)と共に、供給路38よりも径が小さくされており、循環路52の一端は供給路38に連通される一方、循環路52の他端は循環口54にされて開放されている。循環路52の中間部分には円柱状の当接孔56及び円柱状の配置孔58が互いに連通されて形成されており、当接孔56は配置孔58よりも循環口54側に配置されている。また、当接孔56の径は循環路52の径より大きくされると共に、配置孔58の径は当接孔56の径より大きくされている。
循環路52には、当接孔56及び配置孔58において、遮断弁60が設けられている。遮断弁60は球状の球弁62を有しており、球弁62は配置孔58内に配置されされている。また、循環路52の径をr1、配置孔58の径をr2、当接孔56の径をr3、球弁62の径をr4とすると、r1<r4<r2、かつ、r3<r4<r2に設定されている。遮断弁60は、圧縮コイルスプリング64を有しており、圧縮コイルスプリング64は、一端が当接孔56の循環口54側端面に当接した状態で、当接孔56に保持されている。圧縮コイルスプリング64の他端は球弁62に固定されており、これにより、圧縮コイルスプリング64が球弁62を循環口54側の反対側(接続口40側)へ押圧(付勢)することで、球弁62が配置孔58の一端(循環口54側の反対側の端)を閉塞(閉止)して循環路52を遮断している。
ここで、遮断弁60は、循環路52から球弁62への洗浄液14の第2液圧以上第1液圧(第2液圧より大きい液圧)以下で、球弁62が配置孔58の一端から離間して循環路52の遮断を開放する。さらに、遮断弁60は、循環路52から球弁62への洗浄液14の第1液圧より大きい液圧で、球弁62が配置孔58の他端(当接孔56側端)を閉塞(閉止)して循環路52を遮断する。
ウォッシャノズル34は、上側においてアッパボデー66(ノズル本体)を有しており、アッパボデー66の上部以外は、略円筒状の連絡部68とされている。連絡部68の下部外周には、ロアボデー36の係止孔48に対応して、三角形柱状の係止突起70が所定数(本実施の形態では2つ)突出形成されており、所定数の係止突起70は、連絡部68の周方向に沿って等間隔に配置されている。ここで、ロアボデー36における所定数の係止板46が弾性変形されて、係止孔48に係止突起70が挿入されることで、係止孔48が係止突起70に係止(スナップフィット)されて、アッパボデー66(連絡部68)とロアボデー36(係止板46)とが嵌合組み付けされている。
連絡部68内は略円柱状の連絡路72とされており、連絡路72の上部近傍は径が小さくされて円柱状の保持孔74とされている。
アッパボデー66の上部は、略半円錐状の噴射部76とされており、噴射部76は連絡部68と一体に形成されている。噴射部76内には円柱状の噴射路78が所定数(本実施の形態では1つまたは2つ)形成されており、噴射路78の一端は、連絡部68の保持孔74に円柱状の誘導路80を介して連通されている。また、誘導路80は、連絡部68から噴射部76に渡って形成されて連絡路72の上部を構成しており、誘導路80の径は保持孔74の径より小さくされている。
噴射路78の他端には、噴射口82が形成されており、噴射口82は噴射路78の径より小さくされると共に、噴射口82は車両のウィンドウガラスまたはヘッドランプ(図示省略)に対向している。また、上記供給路38、連絡路72(保持孔74を含む)、誘導路80及び噴射路78によって、液路84が構成されており、液路84によって上記接続口40と噴射口82とが連通されている。
ウォッシャノズル34内の液路84(アッパボデー66内の連絡路72)には、逆止弁86が設けられている。逆止弁86は、図3の(A)乃至(C)に詳細に示すバルブシート88(チェックバルブ)を有しており、バルブシート88は弾性材料(本実施の形態ではゴム)にて形成されている。バルブシート88には略円筒状(略円環状)の固定部90が設けられており、固定部90は、断面略L字状とされて、筒状部位がロアボデー36の上部(狭持板44の上方)外周に嵌合されている。固定部90の筒状部位は、アッパボデー66の連絡部68下部とロアボデー36の上部との間に径方向に狭持固定されると共に、固定部90下部のOリング部は、アッパボデー66の連絡部68下面とロアボデー36の狭持板44上面との間に上下方向に狭持固定されており、これにより、固定部90を介してバルブシート88が固定されると共に、固定部90がロアボデー36とアッパボデー66とによって径方向及び上下方向に狭持されてそれらの組付部位をシールしている。
固定部90には、薄肉状の接続部92(バルブ接続部)が所定数(本実施の形態では4つ)一体に設けられており、接続部92は断面逆U字状とされている。接続部92は、固定部90の周方向において等間隔に配置されると共に、固定部90の上端から内方(径方向内側)へ延伸している。
所定数の接続部92は円盤状の弁体94(バルブ)を一体に支持しており、弁体94は、上記連通口42の周囲に接触(当接)して、連通口42を閉塞(閉止)し液路84を遮断している。また、弁体94は、固定部90及び接続部92により連通口42側(接続口40側)へ押圧(付勢)されている。さらに、バルブシート88には、固定部90と接続部92と弁体94との間において流路96(スリット)が形成されている。
逆止弁86は、圧縮コイルスプリング98を有しており、圧縮コイルスプリング98は、上端が上記保持孔74の上面に当接した状態で、保持孔74に保持されている。圧縮コイルスプリング98の下端はバルブシート88の弁体94に当接しており、これにより、圧縮コイルスプリング98は弁体94を連通口42側(接続口40側)へ押圧(付勢)している。
ここで、逆止弁86は、供給路38から連通口42(バルブシート88の弁体94)への洗浄液14の第1液圧より大きい液圧で、弁体94が連通口42から離間して液路84の遮断を開放する。
図1に示す如く、各ウォッシャノズル34には、循環ホース100が接続されている。循環ホース100は複数(本実施の形態では2つ)の分岐循環ホース102を有しており、分岐循環ホース102の一端はウォッシャノズル34の循環管50に接続されて、分岐循環ホース102内は循環口54に連通されている。各分岐循環ホース102の他端は、循環ジョイント104の複数(本実施の形態では2つ)に分岐された一端側に接続されている。循環ジョイント104の他端側は、主循環ホース106の一端に接続されており、主循環ホース106の他端はウォッシャタンク12の上面からウォッシャタンク12内に連通されている。これにより、循環ホース100が各ウォッシャノズル34とウォッシャタンク12との間に供給ホース26と並列に接続された構成である。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のウォッシャ装置10では、ウォッシャスイッチ22がON操作されると、制御回路18の制御によりウォッシャポンプ16が作動されて、ウォッシャタンク12から洗浄液14が、供給ホース26(主供給ホース28、供給ジョイント30及び各分岐供給ホース32)を介して、各ウォッシャノズル34に供給(圧送)される。さらに、ウォッシャノズル34では、洗浄液14が、ロアボデー36の接続口40に供給されて、供給路38を介して連通口42に第1液圧より大きい液圧で供給されることで、バルブシート88の接続部92及び固定部90が伸ばされると共に圧縮コイルスプリング98が収縮されて、バルブシート88の弁体94が連通口42から離間して(浮き上がって)液路84の遮断を開放する。このため、洗浄液14が、連通口42からアッパボデー66の連絡路72へ供給されて、連絡路72(バルブシート88自体を通過する流路96及び保持孔74を含む)、誘導路80及び噴射路78を経て、噴射口82から噴射される。これにより、洗浄液14が車両のウィンドウガラスまたはヘッドランプに噴射されて、ウィンドウガラスまたはヘッドランプが洗浄される。
この際、各ウォッシャノズル34の遮断弁60は、循環路52から洗浄液14が第1液圧より大きい液圧で球弁62に作用するため、球弁62が圧縮コイルスプリング64の収縮により配置孔58の他端(循環口54側端)を閉塞して循環路52を遮断する。このため、供給路38の洗浄液14が循環口54から循環ホース100側へ漏れ出ることを防止できる。
一方、ウォッシャスイッチ22がON操作されないと、制御回路18の制御によりウォッシャポンプ16が作動された際に、ウォッシャタンク12から洗浄液14が、供給ホース26(主供給ホース28、供給ジョイント30及び各分岐供給ホース32)を介して、各ウォッシャノズル34に供給(圧送)される。さらに、ウォッシャノズル34では、洗浄液14が、ロアボデー36の接続口40に供給されて、供給路38を介して連通口42及び循環路52に第2液圧以上第1液圧以下の液圧で供給されることで、バルブシート88の弁体94による連通口42の閉塞が維持されると共に、遮断弁60の圧縮コイルスプリング64が収縮されて球弁62が配置孔58の一端(循環口54側の反対側の端)から離間しかつ配置孔58の他端を閉塞せず循環路52の遮断を開放する。このため、洗浄液14が、各ウォッシャノズル34の循環口54から循環ホース100(各分岐循環ホース102、循環ジョイント104及び主循環ホース106)を介して、ウォッシャタンク12に供給される。これにより、洗浄液14が、供給ホース26、各ウォッシャノズル34(供給路38及び循環路52)及び循環ホース100を循環される。
このため、車両の駐車時等でも、供給ホース26全体において、洗浄液14の凍結を防止することができる。
さらに、ウォッシャポンプ16を電気エネルギーで作動させて洗浄液14を供給ホース26に循環させるため、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する必要がない。このため、電気エネルギーの消費を低減でき、エネルギー効率を高くすることができる。
また、バルブシート88の弁体94による連通口42の閉塞が維持されるため、連通口42から連絡路72への洗浄液14の流出及び連絡路72から連通口42への洗浄液14の流出が阻止される。これにより、車両の振動や旋回(加速度)などにより供給ホース26内等の洗浄液14に加速度が加わって噴射路78内等の洗浄液14が噴射口82から液ダレすることを防止できる。さらに、供給ホース26及びウォッシャノズル34内に洗浄液14が充満された状態を維持できる(弁体94が連通口42を閉鎖することで噴射口82からウォッシャノズル34内及び供給ホース26内へ空気が流入してしまうことを防止できる)ため、ウォッシャスイッチ22がON操作されて洗浄液14が供給ホース26に供給されると直ちに弁体94が押し上げられる。このため、ウォッシャノズル34の噴射口82から洗浄液14が噴射されるまでの時間が極めて短く、噴射応答性(ウォッシャスイッチ22のON操作から噴射までの時間の短さ性能)を向上できる。
さらに、外気温センサ20が外気温(車両の外気の温度)を検出する。これにより、ウォッシャスイッチ22がON操作されない場合には、外気温センサ20により検出された外気温が所定温度以下の際(洗浄液が凍結する可能性が高い際)にのみ、制御回路18がウォッシャポンプ16を作動させて、洗浄液14が供給ホース26、各ウォッシャノズル34及び循環ホース100に循環される。これにより、電気エネルギーの消費を一層低減でき、エネルギー効率を一層高くすることができる。
しかも、外気温センサ20は最近の車両によく搭載されているものであるため、ウォッシャ装置10専用のセンサを設ける必要がなく、コストを低減できる。
また、ウォッシャスイッチ22がON操作されず、かつ、外気温センサ20により検出された外気温が所定温度以下の場合には、制御回路18がウォッシャポンプ16を一定(所定)の時間間隔をあけて作動させることで、間欠的に洗浄液14が供給ホース26、各ウォッシャノズル34及び循環ホース100に循環される。これにより、洗浄液14が連続して供給ホース26、各ウォッシャノズル34及び循環ホース100に循環されないため、電気エネルギーの消費を一層低減でき、エネルギー効率を一層高くすることができる。
さらに、モード切替スイッチ24が操作されることで、ウォッシャスイッチ22がON操作されない際に上記条件で洗浄液14が供給ホース26、各ウォッシャノズル34及び循環ホース100に循環される循環作動モードと、ウォッシャスイッチ22がON操作されない際でも常に洗浄液14が供給ホース26、各ウォッシャノズル34及び循環ホース100に循環されない循環停止モードと、が切り替え可能にされている。このため、夏季等の如く洗浄液14が凍結しない季節においては、循環停止モードに切り替えることで、電気エネルギーの不必要な消費を防止することができる。
なお、本実施の形態において、車両の走行中にはエンジンルーム内が暖かくなって供給ホース26全体において洗浄液14が凍結する恐れがない場合等には、車両の走行中にはウォッシャスイッチ22がON操作されない際でも常に洗浄液14が供給ホース26、各ウォッシャノズル34及び循環ホース100に循環されない構成としてもよい。
本発明の実施の形態に係るウォッシャ装置を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るウォッシャ装置におけるウォッシャノズルを示す一部破断した側面図である。 (A)乃至(C)は、本発明の実施の形態に係るウォッシャ装置におけるウォッシャノズルのバルブシートを示す図であり、(A)は、バルブシートの平面図であり、(B)は、バルブシートの断面図であり、(C)は、バルブシートの底面図である。
符号の説明
10 ウォッシャ装置、12 ウォッシャタンク(タンク)、14 洗浄液、16 ウォッシャポンプ(ポンプ)、18 制御回路(外気温作動制御手段、間欠作動制御手段)、20 外気温センサ、24 モード切替スイッチ(切替手段)、26 供給ホース、34 ウォッシャノズル(ノズル)、40 接続口、54 循環口、60 遮断弁、82 噴射口、86 逆止弁、100 循環ホース

Claims (5)

  1. 車両に設けられ、タンクに貯留された洗浄液をポンプ装置によって供給ホースを介してノズルに供給して前記ノズルからウィンドウ又はヘッドランプに噴射するウォッシャ装置であって、
    前記ノズルは、前記供給ホースが接続される接続口と、洗浄液を噴射する噴射口と、前記接続口と前記噴射口との間に設けられ洗浄液の第1液圧以下で前記接続口と前記噴射口との連通を遮断する逆止弁と、を備え、
    前記ノズルの前記接続口と前記逆止弁との間に接続されると共に前記供給ホースと並列に前記タンクに接続され、洗浄液が第1液圧以下で前記供給ホースから前記ノズルを介して前記タンクへと循環される循環ホースを有する、
    ことを特徴とするウォッシャ装置。
  2. 前記ノズルは、前記循環ホースが接続される循環口と、前記接続口と前記逆止弁との間と前記循環口との間に設けられ洗浄液の第1液圧より大きい液圧で前記接続口と前記逆止弁との間と前記循環口との連通を遮断する遮断弁と、を備えたことを特徴とする請求項1記載のウォッシャ装置。
  3. 外気温を検出する外気温センサと、
    前記外気温センサにより検出された外気温が所定温度以下の際に前記ポンプ装置を作動させて洗浄液を第1液圧以下で循環供給する外気温作動制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のウォッシャ装置。
  4. 前記ポンプ装置を所定の時間間隔をあけて作動させて間欠的に洗浄液を第1液圧以下で循環供給する間欠作動制御手段を有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のウォッシャ装置。
  5. 前記ポンプ装置が洗浄液を第1液圧以下で循環供給する作動を行う循環作動モードと、前記ポンプ装置が洗浄液を第1液圧以下で循環供給する作動を行わない循環停止モードと、を切り替え可能にする切替手段を有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載のウォッシャ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009018704A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Nippon Vinylon Co Ltd 三方継手
JP2016523756A (ja) * 2013-06-14 2016-08-12 ヴァレオ システム デシュヤージュValeo Systemes D’Essuyage 車両窓を洗浄するための方法
JP2017081533A (ja) * 2015-09-15 2017-05-18 ヴァレオ システム デシュヤージュValeo Systemes D’Essuyage 車両の窓の除氷方法及び装置

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