JP2005319405A - 洗浄装置の洗浄水の浄化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 洗浄装置と浄化装置とに原水配管及び処理水配管を接続して循環配管を形成した浄化システムであって、洗浄装置が停止して洗浄装置からの洗浄水が浄化装置に搬送されない場合でも、微生物が死滅したり不活性となってしまうことがない洗浄装置の洗浄水の浄化システムを提供する。
【解決手段】 洗浄水を循環利用する洗浄装置1から浄化対象である洗浄水を浄化装置2に搬送する原水配管3と、浄化装置2で浄化した洗浄水を洗浄装置1に戻す処理水配管4とをそれぞれ洗浄装置1と浄化装置2とに接続し、浄化装置2を、原水配管3からの洗浄水が貯水されるとともにその内部に投入した微生物によって洗浄水中の汚れ成分を分解する処理槽21と、処理槽21内の洗浄水を濾過するとともに濾過した洗浄水を処理水配管に戻す濾過ユニット22とで構成し、処理水配管4の途中と原水配管3の途中とに接続されるバイパス配管7を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、洗浄水を循環利用して飲料容器を洗浄する洗浄装置における洗浄水の浄化システムに関するものである。
従来より、飲料容器の洗浄装置として様々なものが知られており(例えば特許文献1参照)、洗浄水によって飲料容器を洗浄する洗浄装置がよく用いられている。
このような洗浄装置として、飲料容器の表面を洗浄するとともに温めるものがある(図1の洗浄装置1参照)。この洗浄装置1は、洗浄水を貯えて加熱する貯水部11と、貯水部から洗浄水を搬送する洗浄用配管12および洗浄用ポンプ13と、洗浄用配管12の下流端部に設けられるノズル14と、飲料容器Cを搬送するコンベア15とで構成される。この洗浄装置1においては、飲料容器Cをコンベア15によって洗浄装置1の内部を通過させて加熱装置10にて加熱した洗浄水をノズル14から飲料容器Cに噴射することで、飲料容器Cの表面を洗浄するとともに飲料容器Cを温めるものである。
このような洗浄装置にあっては、加熱した洗浄水を一度洗浄に利用しただけで廃棄するのは水および熱の無駄となるため、洗浄水を循環利用するものである。洗浄水を循環利用すると、洗浄するに従って洗浄水中の汚れ成分の含有量が増えるため、洗浄装置を停止させて洗浄水を交換していたが、この場合、飲料水の生産ラインが停止することとなって生産効率が低下するとともに、洗浄水の交換にかかる人件費や水道代、再び洗浄水を加熱するのに要するエネルギーのコストが嵩むものであった。
そこで、循環利用する洗浄水を浄化装置にて浄化することが考えられた。浄化装置としては、まず活性炭や中空糸膜等からなるフィルターを用いることが考えられるが、この場合、フィルターに汚れ成分が吸着して蓄積されると浄化能力が下がるため、比較的短い間隔でフィルターを交換する必要が生じて、結局コストが嵩むものであった。また、浄化装置として、塩素やオゾン等の酸化剤やその他の薬剤を投与して洗浄水中の汚れ成分を分解処理するものも考えられるが、この場合、トリハロメタン等の新たな有害物質が生成したり薬剤自身が汚れ成分となる惧れがあるものであり、また、飲料容器の表面に付着した糖分のような分子の結合力が強い汚れ成分は分解処理できないものであった。
上記のような浄化装置では浄化能力やコストの面で問題があるため、微生物によって汚れ成分を分解処理する浄化装置を用いた洗浄システムが考えられた。
これは、洗浄装置から浄化対象である洗浄水(原水)を浄化装置に搬送する原水配管と、浄化装置で浄化した洗浄水(処理水)を洗浄装置に戻す処理水配管とをそれぞれ洗浄装置と浄化装置とに接続し、浄化装置を、原水配管からの洗浄水が貯水されるとともにその内部に投入した微生物によって洗浄水中の汚れ成分を分解する処理槽と、処理槽内の洗浄水を濾過するとともに濾過した洗浄水を処理水配管に戻す濾過ユニットとで構成したものである。
この洗浄システムにおいては、微生物は洗浄装置からの原水中の汚れ成分(有機物)を分解処理するのであるが、微生物自身もこの原水中の汚れ成分を栄養源として生存している。このため、洗浄装置がメンテナンス等によって停止して原水の供給が行われなくなると、微生物が死滅したり不活性となってしまうものであった。
特開2004−25153号公報
本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、洗浄装置と浄化装置とに原水配管及び処理水配管を接続して循環配管を形成した浄化システムであって、洗浄装置が停止して洗浄装置からの洗浄水が浄化装置に搬送されない場合でも、微生物が死滅したり不活性となってしまうことがない洗浄装置の洗浄水の浄化システムを提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明にあっては、洗浄水を循環利用する洗浄装置1から浄化対象である洗浄水(原水)を浄化装置2に搬送する原水配管3と、浄化装置2で浄化した洗浄水(処理水)を洗浄装置1に戻す処理水配管4とをそれぞれ洗浄装置1と浄化装置2とに接続して循環配管を形成し、浄化装置2を、原水配管3からの洗浄水が貯水されるとともにその内部に投入した微生物によって洗浄水中の汚れ成分を分解する処理槽21と、処理槽21内の洗浄水を濾過するとともに濾過した洗浄水を処理水配管に戻す濾過ユニット22とで構成し、処理水配管4の途中と原水配管3の途中とに接続されるバイパス配管7を設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、洗浄装置1が停止して洗浄装置1からの原水が浄化装置2に搬送されない場合でも、バイパス配管7を介して浄化装置2内に生息す微生物に栄養源を供給することが可能となって、微生物が死滅したり不活性となってしまうのを防止することができるとともに、濾過ユニット22に洗浄水を供給することで濾過膜の洗浄が可能となり、また、洗浄装置1の停止中でも循環配管(この場合は処理水配管4)内に洗浄水を流すことができて循環配管およびバイパス配管7自身の凍結防止が可能となる。
また、請求項2に係る発明にあっては、請求項1において、循環配管に薬剤を注入する薬剤注入装置6を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、循環配管内に付着している汚れ成分を微生物の栄養源として浄化装置2に供給することができる。
また、請求項3に係る発明にあっては、請求項1又は2において、循環配管に導電率を計測する導電率センサー34を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、循環配管を流れる洗浄水の導電率を計測して洗浄水中の薬剤の濃度がわかり、これにより、この工程の終了時期を管理することができる。
また、請求項4に係る発明にあっては、請求項1乃至3において、循環配管内に滞留した洗浄水を排出するためのブロー配管8を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、洗浄装置1停止中に循環配管内に滞留している腐敗した洗浄水を廃棄することができる。
また、請求項5に係る発明にあっては、請求項4において、循環配管内に開閉自在な空気注入口を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、排水にかかる時間が短縮される。
本発明にあっては、洗浄装置が停止して洗浄装置からの原水が浄化装置に搬送されない場合でも、バイパス配管を介して浄化装置内に生息す微生物に栄養源を供給することが可能となって、微生物が死滅したり不活性となってしまうのを防止することができるとともに、濾過ユニットに洗浄水を供給することで濾過膜の洗浄が可能となり、また、洗浄装置の停止中でも循環配管内に洗浄水を流すことができて循環配管およびバイパス配管自身の凍結防止が可能となる。
以下、本発明の洗浄装置の洗浄水の浄化システム(以下、単に浄化システムという)を図1又は図2に示す実施形態に基づいて説明する。図1に全体構成図を示す。
本実施形態における洗浄装置1は、飲料容器Cの表面を洗浄するとともに飲料容器Cを温める通称「ウォーマー」と呼ばれるものである。また洗浄装置としては、前記「ウォーマー」のようなものの他に、飲料容器を温めることなく表面の洗浄のみを行うもの等が挙げられ、洗浄水を循環利用して飲料容器を洗浄するものであれば特に限定されないものである。飲料容器Cとしては缶や瓶等であり、飲料容器Cに充填される飲料水としてはビールやジュース等であるが、特に限定されないものである。なお、この洗浄装置1による洗浄工程は、その前工程である飲料容器Cに飲料水を充填する工程と、後工程である飲料容器Cへのラベル貼付工程や飲料容器Cの箱詰め工程の間にある。前工程で飲料容器Cに飲料水を充填した際に飲料容器Cの表面に飲料水が付着するが、このまま後工程の飲料容器Cへのラベル貼付工程や飲料容器Cの箱詰め工程に移行すると、表面に飲料水が付着したり結露した飲料容器Cの表面にラベルを貼付けたり箱詰めすることとなるため、本洗浄工程により飲料容器Cの表面を洗浄するとともに結露防止のために飲料容器Cを温めるものである。
洗浄装置1は、図1に示すように、洗浄水を貯えるとともに洗浄水を加熱するヒータ等の加熱装置10を備えた貯水部11と、貯水部11から洗浄水を搬送する洗浄用配管12および洗浄用ポンプ13と、洗浄用配管12の下流端に設けられて洗浄水を噴射するノズル14と、飲料容器Cを搬送するコンベア15とで構成される。
この洗浄装置1においては、飲料容器Cがコンベア15に搬送されて洗浄装置1の内部を通過する際、コンベア15の上方に配設されたノズル14から噴射される洗浄水によって飲料容器Cの表面が洗浄されるとともに加温されるものである。また、貯水部11はコンベア15の下方に配置されており、洗浄に使用された洗浄水は貯水部11に貯められて循環利用されるようになっている。そして、洗浄装置1の洗浄水は、本浄化システムによって浄化されるもので、以下に説明する。
浄化システムは、原水配管3と処理水配管4とをそれぞれ洗浄装置1と浄化装置2とに接続して循環配管を形成し、浄化装置2を洗浄水を浄化する処理槽21および洗浄水を濾過する濾過ユニット22で構成し、濾過ユニット22の濾過膜が破損した際の異常を検知する検知部5を処理水配管4に設けてなるもので、まず、その基本的な構成について説明する。
原水配管3は、洗浄装置1から浄化対象となる洗浄水(原水)を浄化装置2に搬送するもので、その上流側端部が洗浄装置1の貯水部11の下端部に接続されるとともに、下流側端部が浄化装置2の処理槽21の上部に配置してある。原水配管3には、原水を洗浄装置1から浄化装置2に搬送するための原水ポンプ31および原水弁32が設けてあり、原水の搬送およびその停止を任意に行うことができる。なお、洗浄装置1の貯水部11を浄化装置2の処理槽21よりも高い位置に配置して原水ポンプ31を不要としてもよい。また原水配管3には、原水の温度を計測する温度計33、導電率を計測する導電率センサー34、原水中の大きな異物を除去するストレーナ35が設けてある。
処理水配管4は、浄化装置2で浄化して濾過した洗浄水(処理水)を洗浄装置1に戻すもので、その上流側端部が浄化装置2の濾過ユニット22に接続されるとともに、下流側端部が洗浄装置1の上部に配置される。処理水配管4には、処理水を浄化装置2から吸引して洗浄装置1に搬送するための処理水ポンプ41および処理水弁42が設けてあり、処理水の搬送および停止を任意に行うことができる。また処理水配管4には、後述する検知部5として、浄化度を計測する浄化度センサーとしての透明度センサー51、流量を計測する流量計52、圧力を計測する圧力計53が設けてある。そして、上記原水配管3と処理水配管4とで循環配管が形成される。
次に、浄化装置2について説明する。浄化装置2は図2に示すように処理槽21および濾過ユニット22で主体が構成される。
処理槽21は洗浄水が貯められるもので、内部には予め活性汚泥と称する微生物を塊状にしたものを投入することで微生物を生息させている。微生物としては好気性のバクテリアからなり、さらに、洗浄水に含有される汚れ成分(有機物)に合わせてその分解処理に適したバクテリアを選択するのが好ましい。
濾過ユニット22は、図2に示すように処理槽21内に配設されて処理槽21内に貯められている洗浄水から清浄な水のみを処理水として濾過させるもので、本実施形態では、一部又は全部が濾過膜からなり内部に密閉した空間を有する嚢状の小ユニット22aを多数並設して形成してある。この小ユニット22aには、内部の密閉した空間から外部に連通して内部の処理水を導出する連通部23(本実施形態ではチューブ)が設けてあり、多数の小ユニット22aの連通部23を一つの合流管24に合流させるとともに、合流管24を処理水配管4の上流端部に接続してある。
また、この微生物による汚れ成分の分解処理には酸素が必要であるため、浄化装置2に空気供給部25として曝気装置が設けてある。曝気装置は、空気を送るためのブロア25aと、ブロア25aからの空気を搬送する送気管25bおよび送気管25bの下流端に設けられて処理槽21内に空気を散気する散気管25cとからなり、微生物に酸素を供給するとともに、散気管25cからの気泡によって濾過ユニット22の小ユニット22aの濾過膜の洗浄を行うものである。
この浄化システムの基本的な動作について説明する。原水ポンプ31を作動するとともに原水弁32を開いて原水を洗浄装置1から浄化装置2へと搬送する。原水は、浄化装置2の処理槽21内に貯められて微生物と混合される。微生物は、原水中に含有される汚れ成分、例えば糖分のような有機物を分解処理するもので、微生物自身もこの汚れ成分を栄養源として生存している。原水は処理槽21内の微生物によって汚れ成分が分解除去されるが、処理槽21内に貯まっている洗浄水は微生物および、まだ分解処理されていない原水の汚れ成分との混合水であり、小ユニット22aの濾過膜によって微生物、汚れ成分を濾過して清浄な水のみを内部の密閉された空間に透過するとともに、連通部23によって清浄な水が導出されて処理水配管4へと搬送される。この時、処理水配管4の処理水ポンプ41によって下流側から吸引することで濾過ユニット22から処理水を処理水配管4内に吸引するとともに洗浄装置1に搬送している。
この浄化システムで浄化すると、微生物によって分解処理されるために高い浄化能力が得られるとともに、長期間にわたって洗浄水の交換が不要となって、洗浄水の交換にかかるコストおよび、洗浄水の交換の際に洗浄装置1を停止することによる生産効率の低下を抑えることができる。
また、微生物によって分解処理された処理水を循環利用するにあたり、万一処理水に微生物が混入されても、微生物の混入を検知して処理水の洗浄装置1への搬送を停止して、洗浄装置1で微生物が混入された洗浄水による飲料容器Cの汚染を防止するため、処理水配管4に検知部5を設けてある。
検知部5は、浄化度センサーを用いるもの、流量計52を用いるもの、圧力計53を用いるもの、またはこれらを複数組み合わせて用いるもので、以下に説明する。
浄化度センサーは、本実施形態では浄化装置2からの処理水の透明度を計測する透明度センサー51を用いている。なお、浄化度センサーとしては、透明度センサー51の他に、処理水の導電率を計測する導電率センサーや、処理水のPH(酸性度)を計測するPHセンサー等であってもよい。
透明度センサー51は、発光部から発光された一定量の光の受光部での受光量を測定することで透明度を測定するもので、濾過ユニット22の小ユニット22aの濾過膜が破損した際に流出する微生物等の汚物による洗浄水の透明度の低下を検知することで濾過膜の破損を検知している。特に本実施形態では透明度センサー51の誤検知を防止するため気液分離配管43に設けてある。
気液分離配管43は、処理水配管4の途中の一部が上下に分岐する上配管および下配管からなるもので、下配管の一部にアクリル等の透明部材からなる透明部を形成する。透明部は、断面形状を流れ方向に直交する方向に対向する平行面を有する形状とし、前記互いに対向する平行面にそれぞれ透明度センサー51の発光部51aと受光部51bとを設けてある。処理水中に気泡が混入していると、気泡は気液分離配管43で上方の上配管を流れることとなって下配管には流れないため、気泡による透明度の誤計測を防止することができる。
次に、検知部5として流量計52を用いるものについて説明する。濾過ユニット22の濾過膜が破損した場合には、処理水の水流に対する抵抗が小さくなって流量が増加する。この処理水配管4における処理水の流量の増加を検知する流量計52を設けたことで、通常の流量よりも大きい流量が計測された際に濾過膜が破損したとみなすことができる。また、濾過ユニット22の濾過膜が目詰まりした場合には、処理水の水流に対する抵抗が大きくなって流量が減少する。この処理水配管4における処理水の流量の減少を流量計52で検知することで濾過膜の目詰まりが検知できる。
次に、検知部5として圧力計53を用いるものについて説明する。濾過ユニット22の濾過膜が破損した場合には、濾過ユニット22での圧損が小さくなって、処理水配管4の下流側から吸引する処理水ポンプ41の吸引圧力が減少する。ここでは圧力計53として負圧計を用いている。これにより、濾過膜の破損を検知することができる。また、濾過ユニット22の濾過膜が目詰まりした場合には、濾過ユニット22での圧損が大きくなって処理水ポンプ41吸引圧力が増大し、この吸引圧力の増大を圧力計53で計測することで濾過膜の目詰まりを検知することができる。
また、検知部5としての浄化度センサー、流量計52、圧力計53を複数組み合わせて(即ち、浄化度センサーと流量計52、又は流量計52と圧力計53、又は 浄化度センサーと圧力計53、又はこれら全て)用いることで、より精度のよい検知が可能となる。本実施形態のように透明度センサー51、流量計52、圧力計53を処理水配管4に直列に並設することでより一層精度の高い検知が可能となる。
上述した検知部5にて濾過膜の破損や目詰まりが検知されると、制御部(図示せず)によって洗浄水の循環が停止される。本浄化システムにおいては、制御部と弁やポンプ、検知部5が電気的に接続されており、自動制御が可能となっている。
また、本実施形態においては、濾過ユニット22の濾過膜が破損した際に、処理水に混入される微生物(細菌)を殺菌したり汚れ成分を除去するための薬剤注入装置6が設けてあり、以下に説明する。
薬剤注入装置6は、薬剤を貯蔵する薬剤タンク60と、薬剤タンク60から薬剤を搬送するための薬剤注入配管61および薬剤注入ポンプ62とからなる。薬剤としては、微生物を殺菌するとともに配管の内壁に付着した汚れ成分を除去可能な次亜塩素酸ナトリウム、蓚酸ナトリウム等が挙げられるが、特に限定されない。薬剤注入配管61は、循環配管(処理水配管4)へ薬剤を注入するための薬剤注入配管61aと、浄化装置2へ薬剤を注入するための薬剤注入配管61bとがあり、それぞれに薬剤注入ポンプ62a,62bが設けてある。
濾過膜が破損した場合、微生物が混入した処理水が処理水配管4内を流れるため、上述した検知部5にて濾過膜の破損を検知すると、薬剤タンク60から薬剤注入配管61aを介して薬剤注入ポンプ62aによって薬剤が処理水配管4の薬剤注入部49より注入され、処理水配管4内を流れる処理水中の微生物が殺菌され、洗浄装置1にて洗浄される飲料容器Cが微生物にて汚染されるのが防止される。
また、濾過膜が目詰まりした場合、上述した検知部5にて濾過膜の目詰まりが検知されるが、この時、浄化装置2の濾過ユニット22に薬剤が注入されるもので、この場合について説明する。
浄化装置2には、処理槽21の上部に高架タンク20が設けてあるとともに、高架タンク20には薬剤注入配管61bが接続されていて薬剤が高架タンク20に搬送して貯められる。また、高架タンク20の下端部からは下方に向けて濾過ユニット22への注入管63が突出されているとともにこの注入管63の下端部は濾過ユニット22からの合流管24に接続されている。また、注入管63の途中には薬剤吐出弁64が設けてあるとともに、合流管24の前記注入管63の下端部が接続されている部分の下流側には、止水弁65が設けてある。
次に動作について説明する。まず、予め薬剤タンク60から薬剤注入配管61bを介して薬剤注入ポンプ62bによって浄化装置2の高架タンク20に薬剤を注入して貯めておく。そして、濾過膜が目詰まりして検知部5にて検知されると、薬剤吐出弁64が開くとともに止水弁65が閉じる。すると、高架タンク20から薬剤が注入管63内を流下するのであるが、高架タンク20は処理槽21の上部すなわち濾過ユニット22よりも上方に配置してあるため、高架タンク20からの薬剤は注入管63から合流管24、小ユニット22aの連通部23を介して小ユニット22a内に逆流入する。これにより、濾過膜にて目詰まりを起こしている汚れ成分の除去を行うことができて、目詰まりを解消することができる。
なお、上述したように薬剤注入装置6によって濾過膜が破損したり目詰まりした際に取る措置は、制御部によって自動的に行われるようにしてもよい。
ところで、洗浄装置1はメンテナンス等のために停止させるが、この時、循環配管による洗浄水の循環を停止すると微生物への栄養源(すなわち原水の汚れ成分等)の供給も停止されてしまう。そこで、本実施形態ではバイパス配管7を設けるとともに「バイパスモード」で洗浄水を循環させて微生物に栄養源を供給するようにしている。
バイパス配管7は、上記原水配管3および処理水配管4からなる循環配管に代わって処理水配管4およびバイパス配管7からなる循環する配管系を形成するものである。バイパス配管7は、その上流側端部を処理水配管4の処理水弁42の上流側に接続するとともに、下流側端部を原水配管3の原水ポンプ31および原水弁32のすぐ下流側に接続してあり、洗浄装置1を通過しないように処理水配管4と原水配管3とを短絡している。バイパス配管7の途中にはバイパス弁71が設けてあり、バイパスする場合(すなわち洗浄装置1を通過しない場合であって、以下「バイパスモード」という)にはバイパス弁71を開くとともに原水弁32および処理水弁42を閉じ、バイパスしない場合(すなわち洗浄装置1を通過する場合であって、以下「通常洗浄モード」という)にはバイパス弁71を閉じるとともに原水弁32および処理水弁42を開いて使用するものである。
このバイパス配管7を使用する場合の動作について説明する。濾過膜の破損が検知部5にて検知されると、バイパス弁71を開くとともに原水弁32および処理水弁42を閉じて「通常洗浄モード」から「バイパスモード」へと移行する。そして、薬剤注入装置6の薬剤タンク60から薬剤注入配管61aを介して薬剤を処理水配管4の薬剤注入部49より注入する。薬剤が注入されることで、処理水配管4、バイパス配管7、原水配管3の内壁に付着している汚れ成分が除去されて洗浄水内に大量に含まれることとなり、この汚れ成分が大量に含まれた洗浄水が浄化装置2の処理槽21に供給されるとともに活性汚泥が攪拌される。これにより、処理槽21内に生息する微生物に栄養源を供給することで死滅を防止して活性化することができるとともに、濾過ユニット22に洗浄水を供給することで小ユニット22aの濾過膜の洗浄が可能となり、また、洗浄装置1の停止中でも循環配管(この場合は処理水配管4)内に洗浄水を流すことができて、循環配管およびバイパス配管7自身の凍結防止が可能となる。また、配管内の洗浄も同時に行うことができる。なお、活性汚泥を新たに処理槽21内に投入した際にも同様にして栄養源を供給することで、微生物の増殖・活性化を行うことができる。
また、このとき、薬剤タンク60に微生物の栄養源を充填し、薬剤の代わりに栄養源を直接処理槽21内に供給するようにしてもよい。
また、循環配管(本実施形態では原水配管3)には導電率を計測する導電率センサー34が設けてある。この導電率センサー34により、循環配管を流れる洗浄水の導電率を計測することで洗浄水中の薬剤の濃度がわかり、これにより、この工程の終了時期を管理することができる。
また、このような浄化システムにおいては、洗浄水の循環を停止した際、配管内に滞留した洗浄水は時間が経過するにしたがって腐敗してしまうため、排出するのが好ましいものである。そこで、循環配管(原水配管3および処理水配管4)やバイパス配管7内に滞留した洗浄水を排出するためのブロー配管8が設けてある。
ブロー配管8には、原水配管3に上流側端部が接続されて下流側端部が排水会所へと導かれる原水ブロー配管8aと、処理水配管4に上流側端部が接続されて下流側端部が排水会所へと導かれる処理水ブロー配管8bとがあり、それぞれブロー弁81a,81bが設けてある。
このブロー配管8を使用する場合の動作について説明する。メンテナンス等のために洗浄装置1を停止させて循環洗浄モードによる洗浄を停止した状態において、バイパス弁71およびブロー弁81a,81bを開くとともに原水弁32を閉じ、図示はしないが洗浄装置1の貯水部11の原水配管3への吐出口は栓をする。すると、原水配管3、処理水配管4、バイパス配管7の内部に滞留している洗浄水が原水ブロー配管8a,処理水ブロー配管8bへと流入するとともに排水会所へと導かれて排水される。これにより、原水配管3、処理水配管4、バイパス配管7内部に洗浄水が滞留するとともに腐敗してしまうのを防止することができる。なお、ブロー配管8によるブローにあたって、原水配管3、処理水配管4、バイパス配管7およびブロー配管8の高低差を利用して洗浄水を排水会所に排水するのが好ましいが、ポンプによって排水してもよいものである。
また、循環配管の側壁に空気注入口(図示せず)を設け、通常は栓をしておくとともにブロー時に栓を外すようにしてもよく、これにより、排水時に循環配管内に外部からの空気が流入することとなって、排水にかかる時間が短縮される。
また、洗浄装置1を長時間停止した後に運転再開する際、一定量の洗浄水をブロー配管8にて排水するようにしてもよく、これにより、フラッシングされた状態の洗浄水を廃棄して、汚れた洗浄水が使われるのが防止される。
本発明の一実施形態の構成図である。 浄化装置の説明図である。
符号の説明
1 洗浄装置
2 浄化装置
21 処理槽
22 濾過ユニット
3 原水配管
4 処理水配管
7 バイパス配管

Claims (5)

  1. 洗浄水を循環利用する洗浄装置から浄化対象である洗浄水を浄化装置に搬送する原水配管と、浄化装置で浄化した洗浄水を洗浄装置に戻す処理水配管とをそれぞれ洗浄装置と浄化装置とに接続して循環配管を形成し、浄化装置を、原水配管からの洗浄水が貯水されるとともにその内部に投入した微生物によって洗浄水中の汚れ成分を分解する処理槽と、処理槽内の洗浄水を濾過するとともに濾過した洗浄水を処理水配管に戻す濾過ユニットとで構成し、処理水配管の途中と原水配管の途中とに接続されるバイパス配管を設けて成ることを特徴とする洗浄装置の洗浄水の浄化システム。
  2. 循環配管に薬剤を注入する薬剤注入装置を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置の洗浄水の浄化システム。
  3. 循環配管に導電率を計測する導電率センサーを設けて成ることを特徴とする請求項1又は2記載の洗浄装置の洗浄水の浄化システム。
  4. 循環配管内に滞留した洗浄水を排出するためのブロー配管を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の洗浄装置の洗浄水の浄化システム。
  5. 循環配管内に開閉自在な空気注入口を設けて成ることを特徴とする請求項4記載の洗浄装置の洗浄水の浄化システム。
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