JP2005319285A - 首掛け式顎支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の運転者その他の使用者が常時携帯して任意の場所で顎を支持して姿勢矯正や姿勢維持などにも利用でき、しかも運転時その他の任意の状況で容易に居眠り運転などを検出でき、さらに容易にかつ正確に酒気の検出も可能な首掛け式顎支持装置を実現する。
【解決手段】首に吊り下げて支持できる首吊り式ベース3に、折り畳み式又は伸縮式の支柱部4を設け、その上端に顎支持部2を設けてなる首掛け式顎支持装置である。このように、支柱部の上端に顎支持部を設けてあるため、使用者自身で、首に吊り下げて支持している首吊り式ベース3に支柱部4を立てて、その上端の顎支持部2に顎1を支持できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、頭を支持する首部の筋肉が弛んで首が自然に前る垂れるのを防止又は検知する首掛け式の顎支持装置に関する。
特開2002−119526号公報に記載のように、座いすの背もたれを利用して上下にスライド可能に支持した略U字形状のフレームに、後頭部受けパッドおよび顎受けパッドをそれぞれ設けて顎を支えるようにして、簡便な構成でありながら、首や腰などに対する負担を良好に軽減できる顎支持具および座具から成る健康器具が提案されている。
また、特開平8−293085号公報に記載のように、運転者の居眠り運転を正確に検出して警報する装置として、運転者が座るシートのシート座面とシートバック部に圧力センサーを備え、車両床面上に加速度センサーを備えることで、運転者の座りなおしや座りなおし回数をカウントし、運転者が前傾したと判断して警報を発する構成が提案されている。
あるいは、特開平9−292354号公報に記載のように、自動車の運転者の酒気を簡単に検知できる装置として、アルコール検知器において、運転者の呼気からアルコールセンサーによりアルコールを検知し、一定以上のアルコールがある場合に検知回路から信号が出力されてレベルメータで表示される構成し、アルコール検知器と電波受信装置が同一のケースに収納せれ、しかもルームミラーに取付けられる構成が提案されている。
特開2002−119526 特開平8−293085 特開平9−292354
しかしながら、特許文献1に記載のように、座いすの背もたれを利用して支持した略U字形状のフレームに、後頭部受けパッドや顎受けパッドを設ける構造は大型となり、しかも座いすに座らない限り利用できず、小型の用具を常時携帯して任意の場所で使用することはできない。
一方、特許文献2に記載のように、運転者の居眠り運転を検出するために、運転者が座るシートのシート座面とシートバック部に圧力センサーを備え、車両床面上に加速度センサーを設ける構成は、シートや車両自体に圧力センサーを設ける必要があり、使用場所が制限され、かつ携帯はできない。
また、特許文献3のように、自動車の運転者の酒気を検知する際に、アルコール検知器と電波受信装置をルームミラーに取付けられる構成が提案されているが、運転者の顔からルームミラーまでの距離が大きいため、運転者の呼気を容易にかつ正確に検出するには無理がある。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、自動車や二輪車などの運転者その他の使用者が常時携帯して任意の場所で顎を支持して姿勢矯正や姿勢維持などにも利用でき、しかも運転時その他の任意の状況で容易に居眠り運転などを検出でき、さらに容易にかつ正確に酒気の検出も可能な首掛け式顎支持装置を実現することにある。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、首に吊り下げて支持できる首吊り式ベースに、折り畳み式又は伸縮式の支柱部を設け、その上端に顎支持部を設けてなることを特徴とする首掛け式顎支持装置である。このように、首に吊り下げて支持できる首吊り式ベースを設け、この首吊り式ベースに、折り畳み式又は伸縮式の支柱部を設けて、その上端に顎支持部を設けてあるため、使用者自身で首に吊り下げて支持している首吊り式ベースに支柱部を立てて、その上端の顎支持部に顎を支持できる。
その結果、姿勢を正して正面を正視した姿勢に維持できる。このように、使用者が自身の首に吊り下げて使用できるので、座いすその他の特別の補助装置を必要とせず、任意の場所で容易にかつ確実に顔を正視状態に維持でき、姿勢の矯正や居眠り防止などに利用できる。
さらに、顎支持部を支持する支柱部が折り畳み式又は伸縮式になっているため、使用時のみ延ばして顎支持部で顎を支持可能とし、使用しない場合は、支柱部を折り畳んだり、伸縮機構を縮小するだけで、顎支持部を顎部から外してぶら下げることができ、取り扱い操作が簡便となる。
請求項2は、前記の首吊り式ベースを上下動させて上下位置を調節して、調節位置に保持できる構造となっていることを特徴とする請求項1に記載の首掛け式顎支持装置である。このように、前記の首吊り式ベースを上下動させて上下位置を調節して、調節位置に保持できる構造になっているため、常に直ちに顎支持部をセットして顎を支持できる状態にキープでき、取り扱い操作が簡便になる。
請求項3は、前記の折り畳み式になっている部分又は顎支持部に圧力センサーを設けて、圧力の増加を検出して、居眠り防止などのアラームを発生可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の首掛け式顎支持装置である。このように、前記の折り畳み式になっている部分又は顎支持部に圧力センサーを設けて、圧力の増加を検出する構成になっているため、使用者が居眠りをして頭部を支持する筋力が低下し、前かがみ状態になった場合に、折り畳み式になっている部分又は顎支持部に頭部の全荷重が加わって荷重が増加する。その結果、この際の荷重の増加を圧力センサーで検出して、検出信号を発する回路構成にすれば、居眠りを容易にかつ確実に検出して、居眠り防止のためのアラームを発生するなどの対処が可能となる。
請求項4は、前記の顎支持部又はその近傍にアルコール検出手段を設け、アルコールが検出された際にアラームを発生可能としたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の首掛け式顎支持装置である。アルコール検出部をルームミラーに取付ける構成では、運転者の顔からルームミラーまでの距離が大きいため、酒気を正確に検出することが困難であるが、請求項4のように、前記の顎支持部又はその近傍にアルコール検出手段を設ければ、使用者の顔からアルコール検出手段までの距離が短いので、容易にかつ正確に酒気を検出でき、アルコールが検出された際のアラームを正確に発することができる。
請求項5は、前記の首吊り式ベースを吊り下げ支持する後頸部当て具に、振動手段その他の刺激手段を設けてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の首掛け式顎支持装置である。以上のように、前記の首吊り式ベースを吊り下げ支持するには、後頸部当て具に首吊り式ベースを吊り下げて支持することになるが、その際に使用する後頸部当て具に加振手段その他の刺激手段を設けてあると、首吊り式ベースを吊り下げた状態で、後頸部を刺激することによって、後頸部の凝りや痛み、肩凝りなどの症状を軽減することができる。なお、後頸部の刺激手段として、加振手段や通電手段、加熱手段、加圧による指圧手段その他の任意の刺激手段を適用できる。
請求項1のように、首に吊り下げて支持できる首吊り式ベースを設け、この首吊り式ベースに、折り畳み式又は伸縮式の支柱部を設けて、その上端に顎支持部を設けてあるため、使用者自身で首に吊り下げて支持している首吊り式ベースに支柱部を立てて、その上端の顎支持部に顎を支持できる。
その結果、姿勢を正して正面を正視した姿勢に維持できる。このように、使用者が自身の首に吊り下げて使用できるので、座いすその他の特別の補助装置を必要とせず、任意の場所で容易にかつ確実に顔を正視状態に維持でき、姿勢の矯正や居眠り防止などに利用できる。
さらに、顎支持部を支持する支柱部が折り畳み式又は伸縮式になっているため、使用時のみ延ばして顎支持部で顎を支持可能とし、使用しない場合は、支柱部を折り畳んだり、伸縮機構を縮小するだけで、顎支持部を顎部から外してぶら下げることができ、取り扱い操作が簡便となる。
請求項2のように、前記の首吊り式ベースを上下動させて上下位置を調節して、調節位置に保持できる構造になっているため、常に直ちに顎支持部をセットして顎を支持できる状態にキープでき、取り扱い操作が簡便になる。
請求項3のように、前記の折り畳み式になっている部分又は顎支持部に圧力センサーを設けて、圧力の増加を検出する構成になっているため、使用者が居眠りをして頭部を支持する筋力が低下し、前かがみ状態になった場合に、折り畳み式になっている部分又は顎支持部に頭部の全荷重が加わって荷重が増加する。その結果、この際の荷重の増加を圧力センサーで検出して、検出信号を発する回路構成にすれば、居眠りを容易にかつ確実に検出して、居眠り防止のためのアラームを発生するなどの対処が可能となる。
アルコール検出部をルームミラーに取付ける構成では、運転者の顔からルームミラーまでの距離が大きいため、酒気を正確に検出することが困難であるが、請求項4のように、前記の顎支持部又はその近傍にアルコール検出手段を設ければ、使用者の顔からアルコール検出手段までの距離が短いので、容易にかつ正確に酒気を検出でき、アルコールが検出された際のアラームを正確に発することができる。
以上のように、前記の首吊り式ベースを吊り下げ支持するには、後頸部当て具に首吊り式ベースを吊り下げて支持することになるが、その際に、請求項5のように、使用する後頸部当て具に加振手段その他の刺激手段を設けてあると、首吊り式ベースを吊り下げた状態で、後頸部を刺激することによって、後頸部の凝りや痛み、肩凝りなどの症状を軽減することができる。なお、後頸部の刺激手段として、加振手段や通電手段、加熱手段、加圧による指圧手段その他の任意の刺激手段を適用できる。
次に本発明による首掛け式顎支持装置が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は本発明による首掛け式顎支持装置を使用している状態の側面図である。使用者が正面を正視している状態において、顎1が顎支持部2の上に載って支持された状態になっている。この顎支持部2は、首吊り式ベース3の上に立っている支柱部4の上端に設けてあり、首吊り式ベース3は吊り紐5・6によって、後頸部当て具9に吊り下げ支持されている。後頸部当て具9は、使用者自身の後頸部7に当てた状態になっている。
図2は、使用者が居眠りをしている状態であり、居眠りしている最中は、頭部を支える筋肉が弛んで支持力が低下するため、頭部が前に垂れ下がり、顎も下降状態となる。
ところが、図1のように、首掛け式顎支持装置を使用している状態で居眠りしても、顎1が、支柱部4上端の顎支持部2の上に載った状態で支持されているので、頭部を支持している筋力が低下しても、頭部や顎1が前に垂れ下がることはできない。したがって、講演会や授業の最中、あるいは電車などの乗物の中で、居眠りしていることを他人に知られたくない場合は、本発明の首掛け式顎支持装置を使用すると、居眠りを知られずにすむ。病院その他の待ち時間に、座って仮眠するのにも適している。
また、正面を正視した状態で首や頭が固定されるので、背筋が伸び、かつ頭の上下方向の動きを規制し安定させることができ、ウォーキング時の姿勢保持に有効である。あるいは、講習会などで姿勢を正して集中できる。ゴルフのスイングレッスンをする際に顎の間隔を一定に保ち、ヘッドアップをしないスイングを指導するのにも利用できる。子どもに利用すれば、耳鼻科における耳や鼻の治療の際又は理髪の際の子どもの頭の固定にも適用できる。
図3(1)は、図1の首掛け式顎支持装置の詳細を示す側面図であり、支柱部4は、中間部にヒンジ部8が介在しいるため、首吊り式ベース3に対し、図4のように、顎支持部2側を前方に折り畳むことができる。首吊り式ベース3上に固設してある下側支柱部41に対し、顎支持部2を固設してある上側支柱部42が、前方に折り畳んで倒すことができるので、使用しない場合は、顎1の下側が邪魔にならない。
図1のように、正面を正視している状態では、首に対し顎1が前方に突出しているため、この形状に対応して、上側支柱部42も、直立部42に対し、顎支持部2の支持部43が前方に曲げてある。したがって、顎1の下側や首の前方が、首掛け式顎支持装置によって邪魔にならない。
顎支持部2は、使用者が正面を正視している状態で、顎1を載せづらい形状でない限り、任意の形状でよい。顎支持部2の上面に軟質なパッドなどを貼りつけておいてもよい。顎支持部2の内部を開閉可能な容器状にして、内部を薬入れ等として兼用することもできる。平面形状は、円形でも楕円形でも多角形でもよく、特に限定されない。
図3(1)の実施形態では、後頸部当て具9の両端から延ばした吊り紐5・6の下部が、前記の首吊り式ベース3の貫通孔に挿通されている。図3(2)は、首吊り式ベース3の部分の縦断面図であり、下側支柱部41に対し左右両側において、大きな間隔Wをおいて、上下方向の貫通孔h1、h2を開けて、前記の吊り紐5・6の下部51、61を挿通してある。そして、この挿通部より下側の部分は、スライド固定つまみ12の、小間隔Lの貫通孔H1、H2を貫通した状態で、下端同士を結んで一体にして、結び目の瘤13を形成してある。
したがって、使用に際して、2本の吊り紐5・6と後頸部当て具9の中に頭部を突っ込んで、後頸部当て具9を首の後ろに廻し、図1のように後頸部7に後頸部当て具9を当てた状態において、支柱部4を開いて立てた状態にし、かつ顎支持部2上に顎1を載せて、正面を正視した姿勢において、一体の瘤部13に対して、スライド固定つまみ12を首吊り式ベース3の下部に当たるまで上側にスライドし、上下位置を調節して止めると、間隔WとLとの寸法差が大きいために、スライド固定つまみ12が容易に下降できず、首吊り式ベース3が位置決めロックされた状態となる。
したがって、その後は、使用の都度、調節位置をスライド調節しなくても、図1のように顎支持部2上に顎1を載せた状態で、顎1をわずかに上げて顎支持部2に作用する荷重を小さくした状態で、図4のように、上側支柱部42を前方に折り畳むだけで、顎1から顎支持部2を取り外すことができる。図4から明らかなように、ヒンジ部8における下側支柱部41の上端と上側支柱部42の下端に永久磁石M1、M2を設けて、磁力で互いに吸着する構成にしてある。なお、永久磁石は片方のみに設け、他方には磁性材を設けるだけでもよい。その結果、図1、図3のように、支柱部4を開いて立てた状態では、下側支柱部41の上端と上側支柱部42の下端同士が強力に吸着保持されるので、容易に折れ曲がるようなことはない。
また、首吊り式ベース3の前面に永久磁石m1を固設し、上側支柱部42の上側の顎支持部2支持部43の前面に永久磁石m2を設けてあるため、図4のように折り畳んだ状態では、永久磁石m1、m2同士が吸着して、折り畳み状態にロックされる。この場合も、片方だけ永久磁石として、他方は鋼鉄などの磁性体でも足りる。なお、図3のような、スライド固定つまみ12による首吊り式ベース3の位置決めロック手段は一例であって、吊り紐5・6の下部51、61を一緒に巻き取ったり、繰り出したりすることで、首吊り式ベース3を位置決めロックすることもできる。或いは、ネジ式に連続的に、又は間欠スライド式に位置調節することも可能である。
以上は、首掛け式顎支持装置単体で用いる場合であるが、この首掛け式顎支持装置を利用することによって、居眠り防止装置やアルコール検出装置、健康器具なども実現できる。例えば、図4の下側支柱部41の上端面S1又は上側支柱部42の下端面S2に圧力センサーを設けておくと、圧力の増加を検出して、センサー出力によってアラームを作動させれば、居眠り防止などが可能となる。
すなわち、図1のように、顎支持部2の上に顎1が載っている状態において、使用者が居眠りしていない場合は、使用者自身の頭部を支える筋力が正常に働いているため、折り畳み部に介在している圧力センサーに作用する負荷が小さいので、センサー出力は小さいが、居眠りすると頭部を支える筋力が低下する結果、圧力センサーに作用する荷重が増大して、センサー出力が増大するため、居眠りしていることを検出できる。したがって、この装置を使用して、自動車などを運転すれば、運転者自身の注意と努力で、酒気帯び運転による重大事故を未然に容易に防止できる。
前記の圧力センサーは、居眠り時の顎から受ける荷重の変化を検出できる部位であれば、折り畳み面以外に設けることも可能である。例えば、顎支持部2において、顎1を受ける上面に圧力センサーを設けてもよい。あるいは、顎支持部2を上下に2分割して、その間に圧力センサーを挟む構造にすることもできる。このように、顎支持部2側に圧力センサーを設ける構造にすると、顎支持部2の内部にセンサー回路などを全部内蔵できるという効果もある。
なお、下側支柱部41の上端面S1の圧力センサーのセンサー回路は首吊り式ベース3中に設け、上側支柱部42の下端面S2の圧力センサーのセンサー回路は、顎支持部2中に設けることができる。このように、上端面S1や下端面S2に圧力センサーを設ける場合は、磁気を発する磁石M1・M2は、省くこともできる。
アルコール検出に利用する場合は、顎支持部2にアルコール検出手段を設けることができる。従来のように、ルームミラーにアルコール検出手段を取付ける構成に比べると、顎支持部2の方が、使用者の鼻や口から近いので、より正確にかつ容易にアルコールを検出できる。顎支持部2の近傍にアルコール検出手段を設けてもよい。例えば、顎支持部2から前方に延長手段を延ばして、その先端にアルコール検出手段を設けると、より容易にかつ正確にアルコールを検出できる。このアルコール検出手段からの検出信号の利用方法は任意であり、アラームを発生して運転者に警告したり、エンジンの始動を不可能にするなど、公知の各種技術に適用できる。
図5のように、前記の後頸部当て具9に加振装置14などを設けておき、顎支持部2に顎1を載せた状態で、首吊り式ベース3に設けた電源スイッチSWをオンして、前記後頸部7に振動を加える構成にすることにより、後頸部7にマッサージ効果を加えて血行を良くし、後頸部の凝りや痛み、あるいは肩凝りなどの症状を軽減することができる。後頸部への刺激は、加振に限られない。例えば、通電手段を設けて電気的な刺激を加えたり、加熱手段を設けて加温したり、加圧手段を設けて指圧効果を得るなど、いろいろな刺激手段が考えられる。
前記の加振装置14を後頸部当て具9に対し矢印a1方向に移動可能に設けておけば、加振装置14を左右に移動させて、後頸部の所望の部位を刺激できる。あるいは、左右の吊り紐5・6の上端19、20間を鎖線のように連結しておいて、この吊り紐5〜6に対し後頸部当て具9全体を矢印a2方向にスライド可能にしておけば、後頸部当て具9を左右に移動させることによって、後頸部の左右の側面も刺激でき、広範囲の刺激が可能となる。
首掛け式顎支持装置を使用しない場合は、顎支持部2を前方に折り畳む構造を例示したが、伸縮構造も可能である。図6は、折り畳み式の支柱部4に代えて、スクリュー式の伸縮構造を採用した例である。顎支持部2の下部に取付けオネジ棒15を設け、このオネジ棒15を螺入できるメネジ筒16を設けてある。このメネジ筒16を直接、首吊り式ベース3に固定してもよいが、このメネジ筒16の外面にもオネジを形成して、この両面ネジ棒16を、首吊り式ベース3に固設したメネジ棒17のメネジ中に螺入することもできる。このように、メネジ孔にオネジ部を螺入させて、顎支持部2を回転させると、顎支持部2を伸縮式に上下動させることができ、ネジ棒の段数によって、2段式や3段式も可能である。
図7は間欠スライド構造であり、スライド伸縮部18を用いている。外観はアンテナの伸縮構造に近似しているが、内部は間欠的にロックされる構造になっている。上下にスライドさせて、顎支持部2の高さ調節をした状態でロック手段を作動させると、スライド不可能にロックされる構造にしてある。なお、図6、図7の伸縮構造は、小型モータを内蔵して、図5の首吊り式ベース3のように電源スイッチSWを設けて、電動式にすることもできる。
以上のように、本発明の首掛け式顎支持装置によると、使用者が常時携帯して任意の場所で顎を支持して姿勢矯正や姿勢維持、加振その他の刺激などに利用でき、しかも運転時その他の任意の状況で容易に居眠りを検出したり、さらに容易にかつ正確に酒気の検出も可能となり、居眠り運転や飲酒運転による死亡事故の撲滅にも威力を発揮できる。
本発明による首掛け式顎支持装置を使用している状態の側面図である。 使用者が居眠りをしている状態の側面図である。 (1)は、図1の首掛け式顎支持装置の詳細を示す側面図であり、(2)は、首吊り式ベース近傍の縦断面図である。 顎支持部を支持する支柱部の折り畳み状態の側面図である。 後頸部当て具に加振装置などの刺激手段を設けた実施形態の正面図である。 支柱部をスクリュー式伸縮構造にした実施形態の正面図である。 支柱部を間欠スライド式伸縮構造にした実施形態の正面図である。
符号の説明
1 顎
2 顎支持部
3 首吊り式ベース
4 支柱部
41 下側支柱部
42 上側支柱部
h1・h2 貫通孔
5・6 吊り紐
51・61 吊り紐の下部
7 後頸部
8 ヒンジ部
9 後頸部当て具
12 スライド固定つまみ
H1・H2 貫通孔
13 結び目の瘤部
14 加振装置
15 オネジ棒
16 メネジ筒
17 メネジ棒
18 スライド伸縮部

Claims (5)

  1. 首に吊り下げて支持できる首吊り式ベースに、折り畳み式又は伸縮式の支柱部を設け、その上端に顎支持部を設けてなることを特徴とする首掛け式顎支持装置。
  2. 前記の首吊り式ベースを上下動させて上下位置を調節して、調節位置に保持できる構造となっていることを特徴とする請求項1に記載の首掛け式顎支持装置。
  3. 前記の折り畳み式になっている部分又は顎支持部に圧力センサーを設けて、圧力の増加を検出し、居眠り防止などのアラームを発生可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の首掛け式顎支持装置。
  4. 前記の顎支持部又はその近傍にアルコール検出手段を設け、アルコールが検出された際にアラームを発生可能としたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載の首掛け式顎支持装置。
  5. 前記の首吊り式ベースを吊り下げ支持する後頸部当て具に、加振手段その他の刺激手段を設けてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の首掛け式顎支持装置。
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