JP2005319230A

JP2005319230A - 壁掛け型衣類用フックハンガー

Info

Publication number: JP2005319230A
Application number: JP2004163834A
Authority: JP
Inventors: Mitsumasu Fukushima; 光加福島; Kazuyuki Fukushima; 和幸福島
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-05-03
Filing date: 2004-05-03
Publication date: 2005-11-17

Abstract

【課題】従来の壁掛け型衣類用フックハンガーは、フックの長さが短いため、１箇所にたくさん衣類を掛けると、奥の衣類が見え辛い、取り難い、壁に付いて汚れるといった欠点のほか、襖の前に取り付けた場合には、襖が衣類に引っ掛かって、襖の開閉が出来ないといった欠点がある。
【解決手段】フックを多重構造にし、前後に伸縮可能にし、かつ、個々の内蔵フックの前方に“つば”を設け、さらにフック全体の前方を下げることで、上記課題を一気に解決することが出来る。
【選択図】図１

Description

本発明は、衣類を吊り下げるための壁掛け型衣類用フックハンガーに関する

従来の壁掛け型衣類用フックハンガーは、横に長い板の前方に、長さが一定のフックが複数列配列されたものであり、そのフック１箇所に１着または複数着の衣類をハンガー等で吊り下げ可能にしたものである。

以上に述べた従来の壁掛け型衣類用ハンガーでは、次のような欠点がある。

（イ）．フックの長さが短く一定で、フック１か所にたくさんの衣類を単品のハンガー等で吊り下げると、奥側の衣類が見え難く、また、衣類同士が密接して重なっているため、奥側の衣類ほど取り出し難いものである。

（ロ）．襖の前に取り付けた場合は、襖の開閉によって、襖に擦れたり、襖の隙間に衣類が挟まったりして衣類を傷めてしまう。また、衣類が襖に引っ掛かり、襖の開閉の邪魔をしたり、衣類が落下してしまうことがある。

（ハ）．壁の前に取り付けた場合は、壁の凹凸や、表面の塵埃等が衣類に付着し衣類が汚れたり、衣類と壁との摩擦により、衣類とともに壁材も磨耗する。

（ニ）．前方に長いフックを備えた壁掛け型衣類用ハンガーでは、何も衣類を掛けないときには、美観を損ね、大きなデッドスペースを生む。

本発明は、上記諸課題を解決しようすることを目的とするものである。

本発明は、上記目的を達成するために、フックを複数個の大きさの異なる筒を組み合わせることによって、フックが前後に伸縮可能なものとし、伸ばし切った位置ではストッパーにて固定出来るようにする。このようなフックを横に長い板の前面に１個または複数個取り付けた構成としたものである。

また、第２の課題解決手段は、それぞれの筒の前方に“つば”を設けるものである。

また、第３の課題解決手段は、上記のように組み合わされたフックを一定の角度で前方を下げるものである。

上記第１の課題解決手段による作用は、衣類を掛けたい数量に従って、フックを引き出すことが出来、また、衣類を掛けないときには、フックを短く納めることが出来る。

また、上記第２の課題解決手段による作用は、“つば”を設けることで、衣類を吊り下げる間隔を一定にすることが出来る。

また、上記第３の課題解決手段による作用は、フック全体を前方に下げることで、重力に従い、衣類を“つば”の直前で吊り下げることが出来る。

フックを伸ばした状態にすると、１本のフックにたくさんの衣類（“つば”の個数およびフックを伸ばした長さに従う）を掛けても、奥のものが取り出し易くなる。

フックの前方が下がっていることにより、衣類は自然に“つば”の方へ向かい、襖や壁との間に一定の空間を設けることが出来る。そのため、襖の開閉で衣類が擦れたり、挟まれたりすることが少なくなる。また、壁との圧着が無くなるため、衣類に壁の凹凸の跡が付いたり、壁の表面の汚れが衣類に転写することが無くなる。また、壁と衣類との摩擦による壁材と衣類の損傷を軽減出来る。また、襖を開閉する箇所に取り付けた場合は、襖の開閉に、衣類が邪魔することが軽減される。また、衣類を掛けた個々のハンガーの高さが前方に行くほど、下がるため、後方に掛けた衣類を簡単に視認することが出来る。

掛ける衣類の数量に合わせ、フックを伸ばすことで、衣類を密着させることなく、かつ、美観を損なうことなく、たくさんの衣類を掛けることが出来る。衣服を掛けないときには、フックを縮めることで、不要な出っ張りを無くし、デッドスペースを軽減出来る。

以下、本発明の実施の形態を図１〜図５に基づいて説明する。

図１、図２に示す本発明の壁掛け型衣類用フックハンガーは、横板（１）の前面に、“つば”（２）付きフック（３）の前方を下げて取り付け、そのフック（３）に内蔵のフック（４）を備えたものである。襖の桟またはその上方の壁、あるいは、前面に障害物の無い壁の上方に、ネジ（５）にて固定する。使用に際しては、図３に示す“つば”（２）を指で引っ張り、フック（３）内に納められた内蔵フック（４）を伸ばす。そのため“つば”（２）は、フック（３）または内蔵フック（４）の先端より一定間隔を空けて取り付け、所望の内蔵フック（４）が伸ばし易いようにする。図４、図５に示すように、一般的な衣類用の単品ハンガー（６）に衣類（７）を掛け、または吊るしたものを、本発明のフックハンガーのフック部（３，４）に掛ける。衣類の重量から補強の必要があれば、リブ（８）を設ける。

本発明の外観側面図（フックを伸ばしたとき）本発明の外観正面図本発明の外観側面図（フックを納めたとき）本発明の使用状態を示す外観側面図本発明の使用状態を示す外観正面図

符号の説明

１横板
２つば
３フック
４内蔵フック
５ネジ
６単品ハンガー
７衣類
８リブ

Claims

横に長い板の前面に、複数個の大きさの異なる筒を組み合わせることによって前後に伸縮可能な１個または複数個のフックを備えた壁掛け型衣類用フックハンガー。
フックに内蔵された大きさの異なる筒の個々に、単品の衣類ハンガーを留めることの出来る“つば”を、筒の先端から、一定の間隔を設けて取り付けることの出来る壁掛け型衣類用フックハンガー。
フックの前方を一定の角度で傾けて取り付けた壁掛け型衣類用フックハンガー。