JP2005318818A - デッキオーブンにおける開閉扉 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、二重ガラスと単一ガラスとの組み合わせに耐熱性および強耐性に優れたデッキオーブンにおける開閉扉を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 本発明は、デッキオーブン2の焼成炉の開口端3に、その開閉扉1の下端を枢軸として開閉すると共に、枢軸に巻きバネが装着され、この巻きバネの付勢力によって常に開口端3が閉じられる開閉扉1において、前記開口扉1の焼成炉側に設置される二重ガラス10と、前記二重ガラス10に対して空間部13を設けて開口扉1の外側に装着される単一の表面ガラス12を備えた構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、デッキオーブン2の焼成炉の開口端3に、その開閉扉1の下端を枢軸として開閉すると共に、枢軸に巻きバネが装着され、この巻きバネの付勢力によって常に開口端3が閉じられる開閉扉1において、前記開口扉1の焼成炉側に設置される二重ガラス10と、前記二重ガラス10に対して空間部13を設けて開口扉1の外側に装着される単一の表面ガラス12を備えた構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、デッキオーブンにおける開閉扉に関する。詳しくはオーブン内を観察できるよう窓を大きく設けたデッキオーブンにおける開閉扉に係るものである。
電気、又はガスを熱源とする菓子用デッキオーブンは、図4および図5に示すように焼成炉101の開口端に開閉扉102が装着された機構とするものである。この開閉扉102は下端を枢軸として開閉すると共に、枢軸に巻きバネが装着され、この巻きバネの付勢力によって常に開閉扉102を閉じるような構成とされるものである。
この開閉扉102は一般的には横長さ920mmおよび縦長さ260mmの大きさとされ、かつ焼成炉101内の温度を逃がさないようにステンレスにより形成される厚さを約90mmとした枠体内に断熱材が組み込まれ、更に焼成炉101内の菓子の焼き具合を観察するための覗き窓103が設けられている。
覗き窓103は、一般的に開閉扉102の表裏面に対して横長さ475mmおよび縦長さ75mmの窓枠がそれぞれ開口され、この窓枠に対してそれぞれガラス板104が取り付けられる。したがって覗き窓103からは焼成炉101全体を観察することができない。
そこで覗き窓を大きく取ろうとすれば、ガラス板を通して焼成炉内の温度が逃げることになり焼きムラを起こす問題がある。
また、耐熱性や断熱性に優れた二重ガラス窓として図6に示すような発明がある。この発明は、内側と外側のガラス板105、106によって構成された内部空間107と、当該内部空間107にシリカ骨格を有する疎水性エアロゲル粒状物108を出し入れする機構109、110と上記内部空間107の空気を減圧する機構111とを備えた機構とされる(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら前記のような二重ガラスを開閉扉に使用する場合には焼却炉側と焼却炉外側とのガラスでは温度差が大きく、開閉頻度が多い開閉扉にあっては衝撃によってガラス面にヒビが入るなどの問題がある。
また、覗き窓を大きくとることにより開閉扉の強度が低下し、温度の変化による寸法のズレやオーブンの他の部品に比べて寿命が著しく低下するなどの問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、二重ガラスと単一ガラスとの組み合わせに耐熱性および強耐性に優れたデッキオーブンにおける開閉扉を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係るデッキオーブンにおける開閉扉は、デッキオーブンの焼成炉の開口端に、その開閉扉の下端を枢軸として開閉すると共に、枢軸に巻きバネが装着され、この巻きバネの付勢力によって常に開口端が閉じられる開閉扉において、前記開口扉の焼成炉側に設置される二重ガラスと、前記二重ガラスに対して空間部を設けて開口扉の外側に装着される単一の表面ガラスを備える。
ここで、まず焼成炉からの熱はデッキオーブンの焼成炉側の開閉扉に設けられ二重ガラスによって遮断される。しかし焼成炉側からの高温によって二重ガラスの外側面の温度が上昇することになるが、この二重ガラスに対して単一のガラスを開閉扉の外側に設けることにより空間部が形成され、この空間部によって二重ガラス外側面が外気によって急激に冷やされることがなく、空間部によって断熱されて二重ガラスの結露を防止することが可能となる。
以上の構成より本発明では、開閉扉の焼成炉側に二重ガラスを外側に単一のガラスを設けることで、開閉扉側の焼成炉内の温度の低下を防止し、焼きムラを防止することが可能となる。
また、二重ガラスと単一ガラスとの組み合わせにより断熱効果を維持することができ、開閉扉に対してガラスの面積を大きくとることが可能となり、焼成炉内の視界が広がるとともに、焼き具合が一般消費者からも見ることができるショーケース的な活用をすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用したデッキオーブンにおける開閉扉の一例を示す側面断面説明図、図2は図1における正面説明図で、
ここで示す開閉扉1は、デッキオーブン2の開口端3の下部に突設される連結部4にその下端に設けられる枢支部5が連結ピン6によって連結枢支される。
図1は、本発明を適用したデッキオーブンにおける開閉扉の一例を示す側面断面説明図、図2は図1における正面説明図で、
ここで示す開閉扉1は、デッキオーブン2の開口端3の下部に突設される連結部4にその下端に設けられる枢支部5が連結ピン6によって連結枢支される。
そこで連結ピン6に巻きバネ(図示せず。)が装着され、この巻きバネの付勢力によって開閉扉1が常に開口端を閉じる構成とされる。更に開閉扉1の上端に装着される取っ手7によって開閉扉1を自在に開閉できる構成とする。
次に開閉扉1の焼成炉(裏面)側には、開口部8内に嵌め入られる二重ガラス取り付け用枠体部9が設けられるものであり、この二重ガラス取り付け用枠体部9は、横920mm、260mm寸法の開閉扉1に対して横826mm、縦158mm寸法とされる。
この二重ガラス取り付け用枠体部9内に略同形とされる二重ガラス10が装着されるものである。この二重ガラス10は図3に示すように、焼成炉側は直接高温に晒されることから焼成炉側には耐熱性ガラスを設ける構成とするものであり、この2枚のガラスの周縁部間にはスペーサー11が介装され、ガラス間に密閉状とした空間が形成されるものである。したがって焼成炉側のガラスにより伝導される熱はガラス間の空間によってある程度断熱されることになる。
次に開閉扉1の外側には表面ガラス取り付け用枠体部12が設けられるものであり、この表面ガラス取り付け用枠体部12は、前記同様に横920mm、260mm寸法の開閉扉1に対して横826mm、縦220mm寸法とされる。
ここで表面ガラス取り付け用枠体部12に略同形とされる一枚状とした表面ガラス13が装着されるものである。この表面ガラス13を取り付けることにより、二重ガラス10と表面ガラス13との間に空間部14が形成されることになる。
なお本実施例における二重ガラスは、必ずしも内部を空間状とする必要性は無く、例えばその空間内に断熱性に優れたガスやポリエチレン、ポリプロピレンなどの樹脂を充填する機構も考えられる。
また、開閉扉に設けられる二重ガラスおよび表面ガラスの寸法は必ずしも本実施例で詳述した寸法とする必要性は無く、焼成炉内の菓子の焼き具合が支障なく見渡せるものであれば、いかなる寸法であっても構わないが、店舗にスルーオーブンを設置して消費者からも焼成中の菓子を見ることができるショーケース的な構成を考慮した場合、できるだけ開閉扉に対して窓ガラス面を大きくとることが望ましい。
以上の構成より成る本発明では、二重ガラスはその焼成炉側の断熱ガラスによって焼成炉側からの高温から遮断されるが、断熱ガラスが高温に晒されるために熱が伝導して二重ガラス10の内部空間に熱が伝播される。
しかし内部空間が密閉状とされるために対流を生じることなく、内部空間が断熱としての機能を有することになる。更に二重ガラスの外側ガラスに内部空間の温度上昇による熱の伝導が生じる。
この外側ガラスは表面ガラスによって外気に触れることがないために急激な温度低下により結露を防止するとともに焼成炉内の放熱を防止する。そして外側ガラスと二重ガラスとの間の空間部が開閉扉の断熱としての機能を有することになり、表面ガラスに伝播される熱は常温程度となり、表面ガラスからの熱の放射を防ぎ、焼成炉内からの熱漏れによる焼くムラを防止することが可能となる。
本発明では、焼成炉側に二重ガラスを設けることで焼成炉からの高温を遮断する。そして二重ガラスは外気に触れることがないために、急激な温度低下による結露を防止することができ、窓ガラスとしての透明度を確保することができる。
また、二重ガラスとの間に空間部を設けた状態で表面ガラスを設けることにより、二重ガラスからの放熱を空間部によって遮断し、表面ガラスからの熱の放熱を防止することが可能となる。
したがって開閉扉に対して窓ガラス部分を大きく設けることにより、焼成炉内の菓子の焼き具合を容易に確認することが可能となる。
また、店舗にデッキオーブンを設置する場合には、開閉扉に対して窓ガラス部分を大きく設けることで、消費者から焼成炉内の菓子の焼き具合をたのしみながら見ることができ、ショーケース的な活用をすることが可能となる。
1 開閉扉
2 デッキオーブン
3 開口端
4 連結部
5 枢支部
6 連結ピン
7 取っ手
8 開口部
9 二重ガラス取り付け用枠体部
10 二重ガラス
11 スペーサー
12 表面ガラス取り付け用枠体部
13 表面ガラス
14 空間部
2 デッキオーブン
3 開口端
4 連結部
5 枢支部
6 連結ピン
7 取っ手
8 開口部
9 二重ガラス取り付け用枠体部
10 二重ガラス
11 スペーサー
12 表面ガラス取り付け用枠体部
13 表面ガラス
14 空間部
Claims (1)
- デッキオーブンの焼成炉の開口端に、その開閉扉の下端を枢軸として開閉すると共に、枢軸に巻きバネが装着され、この巻きバネの付勢力によって常に開口端が閉じられる開閉扉において、
前記開口扉の焼成炉側に設置される二重ガラスと、
前記二重ガラスに対して空間部を設けて開口扉の外側に装着される単一の表面ガラスを備える
ことを特徴とするデッキオーブンにおける開閉扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004138598A JP2005318818A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | デッキオーブンにおける開閉扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004138598A JP2005318818A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | デッキオーブンにおける開閉扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005318818A true JP2005318818A (ja) | 2005-11-17 |
Family
ID=35466561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004138598A Pending JP2005318818A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | デッキオーブンにおける開閉扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005318818A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013083474A1 (de) * | 2011-12-09 | 2013-06-13 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Tür für ein haushalts-wärmebehandlungsgerät |
-
2004
- 2004-05-07 JP JP2004138598A patent/JP2005318818A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013083474A1 (de) * | 2011-12-09 | 2013-06-13 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Tür für ein haushalts-wärmebehandlungsgerät |
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