JP2005318438A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッチ型エレメントを用いた場合に、装置を大型化することなく、バックローブを減少させ、他のアンテナ装置や電子機器への干渉を防止すること。
【解決手段】平面状のグラウンド面Gを有するグラウンド部材11と、グラウンド面Gに対し平行に、かつ、所定距離だけ離間して設けられ、グラウンド面Gへの投射領域がグラウンド面Gに含まれる板状のエレメント板13と、グラウンド面Gの外縁側に設けられ、グラウンド面G及びエレメント板13の周囲を囲むとともに、グラウンド面Gから離間するにつれてその内壁面がエレメント板13の中心軸13aより離間する壁部材12とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パッチ型エレメントを用いたアンテナ装置に関し、特にバックローブを低減できるものに関する。
近年、モバイル放送(デジタルTV)の基地局や衛星波受信装置用として板状のパッチ型エレメントを用いたアンテナ装置が多用されている。このようなアンテナ装置は、例えば、グラウンド板と、このグラウンド板に対して離間して配置されたパッチ型エレメントとを備え、パッチ型エレメントに給電端子を接続することで送受信を行うものである(例えば特許文献1参照)。
特開平5−14042号公報
上述したパッチ型エレメントを用いたアンテナ装置であると次のような問題があった。すなわち、このようなアンテナ装置を送信アンテナとして用いた場合、図8に示すように、メインビームMと反対向きに電波が照射されるバックローブBが少なからず発生する。このバックローブBは他のアンテナ装置の電波特性や電子機器の電気特性に悪影響を与える虞があるため、できるだけ低く抑える必要がある。バックローブBを低減するためには、グラウンド板を広くすればよいが、アンテナ装置が大型になるという問題がある。
また、グラウンド板をその一辺の0.2倍程度の高さを有し、板面に対して垂直な壁部材で囲むことによりバックローブを多少低減させることができるが(図9参照)、壁部材を例えば0.3倍程度に高くしてもバックローブの低減効果はほどんど改善されない(図10参照)。このため、バックローブを所望のレベルまで低減させようとするとかなりの高さの壁部材が必要となり、小型化の障害となる。
そこで本発明は、パッチ型エレメントを用いた場合に、装置を大型化することなく、バックローブを減少させ、他のアンテナ装置や電子機器への干渉を防止することができるアンテナ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決し目的を達成するために、本発明のアンテナ装置は次のように構成されている。
(1)平面状のグラウンド面を有するグラウンド部材と、上記グラウンド面に対し平行に、かつ、所定距離だけ離間して設けられ、上記グラウンド面への投射領域が上記グラウンド面に含まれる板状のエレメント部材と、上記グラウンド面の外縁側に設けられ、上記グラウンド面及び上記エレメント部材の周囲を囲むとともに、上記グラウンド面から離間するにつれてその内壁面が上記エレメント部材の中心軸より離間する壁部材とを備えていることを特徴とする。
(2)上記(1)に記載されたアンテナ装置であって、上記グラウンド面、エレメント部材及び上記壁部材の上記エレメント部材側開口部は、いずれも矩形状に形成されていることを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)に記載されたアンテナ装置であって、上記グラウンド部材と上記壁部材とは一体的に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、パッチ型エレメントを用いた場合に、装置を大型化することなく、バックローブを減少させ、他のアンテナ装置や電子機器への干渉を防止することが可能となる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置10を一部切欠して示す斜視図、図2は同アンテナ装置10を一部切欠して示す平面図、図3は同アンテナ装置10を図2中X−X線で切断して矢印方向に見た断面図である。
アンテナ装置10は、例えば70mm×70mmの矩形状のグラウンド面Gを有するグラウンド板11と、このグラウンド板11の外縁部に設けられた壁部材12と、グラウンド面Gに対し平行に、かつ、所定距離だけ離間して配置された例えば45mm×45mmの矩形板状のエレメント板13と、このエレメント板13を覆う樹脂材製のレドーム14とを備えている。なお、図1〜図3中15は外部からエレメント板13へ給電する給電部を示している。
壁部材12は、グラウンド板11に対し例えばθ=127°の角度で設けられており、グラウンド面Gから離れるにしたがってエレメント板13の中心線13aから離間する形状となっている。なお、壁部材12の上縁、すなわち開口部12aは例えば115mm×115mmの矩形状となっている。さらに、図3中L1は、壁部材12の開口部12aがグラウンド面Gからの離間するグラウンド面Gに平行な方向における長さ、L2は壁部材12のグラウンド面Gからの高さ、L3は壁部材12の傾斜方向の長さを示しており、例えばL1:L2:L3=3:4:5の比率に形成されていることが好ましい。
また、グラウンド板11及び壁部材12はアルミダイキャスト成形により一体的に形成されている。さらに、エレメント板13は例えば真鍮により形成されている。
このように構成されたアンテナ装置10では、エレメント板13に給電を行うことにより送信を行う。なお、動作周波数は2.5GHzである。また、偏波は直線偏波である。このとき、電波特性は図4に示すようなものとなる。図4に示すように、E面、H面共にメインビームMに比べてバックローブBが小さいことがわかる。バックローブBが小さいので、他のアンテナ装置や電子機器への影響を最小限に抑えることができる。
なお、グラウンド面Gとエレメント板13との間には、空気層が形成されているが、空気層以外の誘電体を配置するようにしてもよい。空気層を用いた場合には、比誘電率が1であり、製品ばらつきが無く、利得が大きいというメリットがある。また、比誘電率が1以上の誘電体を用いた場合には、サイズを小さくできるというメリットがある。
上述したように本実施の形態に係るアンテナ装置10によれば、パッチ型のエレメント板13を用いた場合であっても、装置を大型化することなく、バックローブを効果的に低減することができる。このため、他のアンテナ装置や電子機器への干渉を防止することが可能となる。また、設置スペースが限られる場合であっても、アンテナ装置10を用いることが可能となる。
図5は、上述したアンテナ装置10を、リピータシステムアンテナ装置20に組み込んだ例を示す側面図である。リピータシステムアンテナ装置20は、支持台21と、この支持台21にブラケット22を介して取り付けられたアンテナ装置10と、ブラケット23を介して取り付けられたアンテナ装置30と、アンテナ装置30で受信した信号を増幅してアンテナ装置10に送るアンプ装置40とを備えている。
アンテナ装置10は、前述したように地上側送信アンテナであり、アンテナ装置30は衛星波受信アンテナである。リピータシステムアンテナ装置20では、アンテナ装置30で放送衛星から受信した信号をアンプ装置40で増幅し、アンテナ装置10に送る。アンテナ装置10とアンテナ装置30は近接しているため、アンテナ装置10からのバックローブが大きいと、アンテナ装置30の受信信号に干渉し、アンプ装置40が飽和する虞がある。しかしながら、前述したようにアンテナ装置10のバックローブBは十分に低減されているため、アンテナ装置10とアンテナ装置30とを電気的に分離、すなわち、アイソレーションを良くすることができることから、アンテナ装置30の受信信号に影響を与えることはない。
上述したようにリピータシステムアンテナ装置20においても、アンテナ装置10を組み込むことにより、装置を大型化することなく、バックローブを効果的に低減することができ、受信側のアンテナ装置30やアンプ装置40への干渉を最小限に抑えることができる高品質なリピータサービスを提供することが可能となる。
図6は、上述したアンテナ装置10の第1変形例に係るアンテナ装置10Aを一部切欠して示す側面図である。本アンテナ装置10Aでは、グラウンド面Gの廻りに樹脂部材16が形成され、この樹脂部材16に対して上述した壁部材12と同様の壁部材17が形成されている。本第1変形例に係るアンテナ装置10Aにおいても上述したアンテナ装置10と同様の効果を得ることができる。
図7は、上述したアンテナ装置10の第2変形例に係るアンテナ装置10Bを一部切欠して示す側面図である。本アンテナ装置10Bでは、グラウンド板11の下側からエレメント板13側に向けて上述した壁部材12と同様の壁部材18が形成されている。すなわち、壁部材18とグラウンド板11とは別部材となっている。さらに、壁部材18により、グラウンド板11及びエレメント板13が囲まれるように配置されている。本第2変形例に係るアンテナ装置10Bにおいても上述したアンテナ装置10と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した壁部材12,17,18はいずれも金属材製であることが好ましいが、例えば同等の効果が得られるのであれば他の材質のものでもよい。例えば、図6及び図7に示した例においては、壁部材17,18を軽量化のために樹脂で形成し、その表面に金属箔、金属メッキ、金属粉を付着させるようにしてもよい。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。すなわち、上述した実施の形態では、グラウンド板を矩形状としたが、例えば円形であっても構わない。この場合、壁部材は円筒の端部側を広げたラッパ状となる。また、送信アンテナのバックローブを低減させるものとして説明したが、受信アンテナのバックローブを低減させるために用いても良い。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置を一部切欠して示す斜視図。 同アンテナ装置を一部切欠して示す平面図。 同アンテナ装置を一部切欠して示す側面図。 同アンテナ装置の電波特性を示す説明図。 同アンテナ装置が組み込まれたリピータシステムアンテナ装置を示す側面図。 同アンテナ装置の第1変形例を一部切欠して示す側面図。 同アンテナ装置の第2変形例を一部切欠して示す側面図。 従来のアンテナ装置の電波特性の一例を示す説明図。 従来のアンテナ装置の電波特性の別の例を示す説明図。 従来のアンテナ装置の電波特性のさらに別の例を示す説明図。
符号の説明
10,10A,10B…アンテナ装置、11…グラウンド板、12,17,18…壁部材、12a…開口部、13…エレメント板、20…リピータシステムアンテナ装置、30…アンテナ装置、40…アンプ装置。

Claims (3)

  1. 平面状のグラウンド面を有するグラウンド部材と、
    上記グラウンド面に対し平行に、かつ、所定距離だけ離間して設けられ、上記グラウンド面への投射領域が上記グラウンド面に含まれる板状のエレメント部材と、
    上記グラウンド面の外縁側に設けられ、上記グラウンド面及び上記エレメント部材の周囲を囲むとともに、上記グラウンド面から離間するにつれてその内壁面が上記エレメント部材の中心軸より離間する壁部材とを備えていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 上記グラウンド面、エレメント部材及び上記壁部材の上記エレメント部材側開口部は、いずれも矩形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 上記グラウンド部材と上記壁部材とは一体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
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