JP2005318355A - プロジェクタの台形歪み補正装置と該台形歪み補正装置を備えたプロジェクタ - Google Patents

プロジェクタの台形歪み補正装置と該台形歪み補正装置を備えたプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】映像の歪み補正のためのプロジェクタの傾斜角度を、壁面とそれに交差する面との交差線の撮像画像を基に、交差線と撮像範囲の枠線との交点の3次元座標を用いた演算によって算出する台形歪み補正装置を有するプロジェクタを提供する。
【解決手段】投射面70となる壁面75とその壁面と交差する天井76あるいは床面77との水平方向の少なくとも2本の交差線78、79の固体撮像素子53の撮像画面の枠線82との交点の位置情報を撮像レンズ光軸をz軸とし、鉛直方向をy軸とし、水平方向をx軸とした3次元座標として取得し、y軸まわりならびにx軸まわりの回転による座標回転演算によって、2本の交差線が平行状態となるためのそれぞれの軸まわりの回転角からプロジェクタ10の投影装置20の投射光軸27と投射面70との水平ならびに垂直方向の傾斜角度を算定する。
【選択図】図6

Description

本発明はプロジェクタに関し、特に撮像した投射面となる壁面とその壁面と交差する面との交差線から投影装置の投射光軸と投射面との傾斜角度とを算定するための台形歪み補正装置を有するプロジェクタに関する。
液晶技術やDLP(商標)(デジタルライトプロセッシング)技術の急速な進展に伴うプロジェクタの小型化・高性能化により、映像投射を目的とするプロジェクタの用途も拡大し、家庭内でのディスプレイ型テレビに代わる大型の表示装置としても注目されている。
しかし、プロジェクタはディスプレイ型テレビと違って映像面がスクリーンであったり壁であったりするためにプロジェクタの投射光軸と投射面との相対関係によって映像に歪みを生ずるという問題点がある。特許文献1には液晶プロジェクタの据付角度の検出手段と液晶プロジェクタと投射対象との間の距離を検出する距離検出手段を有し、両検出結果から算出された角度によって液晶表示ユニットの角度を調整する方法が開示されている。この場合液晶表示ユニットの角度を機械的に調整する必要がある。また、特許文献2には角度制御可能なレーザポインタの光点を曲面のスクリーンに投影し、一方、計測用点画像を生成してプロジェクタからスクリーンに投影し、カメラで撮影して光点と点画像との位置計測を行って点画像を移動しながら両点が一致したときに点画像のフレームメモリ上の画素座標を光点の入力画像上の座標に置換して座標変換パラメータメモリに設定する歪み補正方法が開示されている。この場合レーザポインタの角度を制御する必要があり、構造が複雑となる。
一方、スクリーンのプロジェクタの投射光軸に対する垂直方向および水平方向の傾斜がわかればプロジェクタのフレームメモリの座標を変換したりすることによって歪みのない映像をスクリーンに投影する技術は実用化されている。このため特に歪みの原因となりやすい垂直方向の傾斜を測定するために、スクリーンが垂直に設置されているという前提でプロジェクタの垂直の傾きを重力センサで検知し、その傾きに見合った歪み補正を行うプロジェクタは既に開示されて発売されている(特許文献3参照)。
特開平9−281597号公報 特開2001−169211号公報 特開2003−5278号公報
しかし、特許文献3に記載の方法はスクリーンが垂直に設置されているという前提であり、スクリーンが垂直に設置されていない場合やプロジェクタの投射光軸に対し水平方向に傾斜している場合には正確な歪み補正を行うことができないという問題がある。映像の歪み補正のためにスクリーンの液晶プロジェクタの投射光軸に対する垂直方向および水平方向の傾斜角度をレーザポインタと撮像素子を有するデジタルカメラを用いて正確に測定できる傾斜角度測定装置を有する液晶プロジェクタも検討されており、スクリーンに対するプロジェクタの角度を正確に取得する手段としては非常に優れているが、その構成機器としてレーザポインタと二次元配列撮像素子を有するデジタルカメラを用いる必要がある。
本発明の目的は、映像の歪み補正のためのプロジェクタの投射光軸に対する投射面の傾斜角度を、投射面の壁面とそれに交差する面との交差線の撮像画像を基に、交差線と撮像範囲の枠線との交点の3次元座標を用いて演算によって算出する台形歪み補正装置を有するプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタの台形歪み補正装置は、
プロジェクタによる投射画像を含む所定の撮像範囲の撮像面を有する固体撮像素子と、固体撮像素子における撮像画像から投射面となる平面と該平面と交差する面との交差線を検出し、該交差線と撮像範囲を規定する枠線との交点の位置情報に基づいてプロジェクタの投影装置の光軸と投射面との傾斜角度を算定し、算定された傾斜角度を、該傾斜角度に従って投影装置の表示部の出力映像を制御することにより投射面の映像における台形の歪みを補正するプロジェクタの画像制御部に出力する撮像画像解析傾斜角度算定部とを備える。
固体撮像素子の撮像画像からの投射面となる平面とその平面と交差する面との交差線の検出が、投影装置より投射面に投射された垂直方向および水平方向のいずれかの2本以上の直線のテストパターンの反射光の撮像面上に現れる屈折点の位置情報を取得して、その屈折点を結んだ直線を算出し、その直線を投射面となる平面とその平面と交差する面との交差線としてもよい。
投射面における平面とその平面と交差する面との交差線が、その投射面となる壁面とその壁面と交差する天井および床面との間の水平方向の2本の交差線であり、撮像画像解析傾斜角度算定部は、固体撮像素子に画像を投射する撮像レンズの中心を原点とし、その撮像レンズの光軸をZ軸とし、Z軸を含む鉛直面と撮像面との交線をY軸とし、Z軸を含む水平面と撮像面との交線をX軸として算出した左右の枠線と交差線の交点との位置情報である3次元座標に対する、3次元の座標回転式の適用によって、プロジェクタの投影装置の光軸と投射面との水平および垂直方向の傾斜角度を算定してもよい。
その場合、撮像画像解析傾斜角度算定部は、算出された左右の枠線と交差線の交点とのX、Y、Zの3次元座標に基づいてY軸を中心とした水平方向およびX軸を中心とした鉛直方向の回転を行ったと仮定した場合の交差点の交点の座標の変化情報を、回転角と、原点から撮像面までの垂直距離と、撮像レンズの撮像面に対する画角とに基づいて取得し、得られた4個の交点のX、Y、Z座標から2本の交差線が平行であると判定される場合にY軸を中心とした水平方向の回転角を光軸と投射面との水平方向の傾斜角度と判定し、X軸を中心とした鉛直方向の回転角から光軸と投射面との鉛直方向の傾斜角度を算出してもよい。
本発明の台形歪み補正装置を備えたプロジェクタは、
上述のプロジェクタの台形歪み補正装置と、その台形歪み補正装置が算定した傾斜角度に従って投影装置の表示部の出力映像を制御することにより投射面の画像における台形の歪みを補正する画像制御部とを有する。
本発明は、投射面の壁面とそれに交差する面との交差線の撮像画像を基に、2本の交差線と撮像範囲の枠線との交点の位置情報である3次元座標を用いて演算によってプロジェクタの投射光軸に対する投射面の傾斜角度を算出するので、投射面の壁面とそれに交差する面との交差線の撮像画像が取得できれば簡単な機構で映像の台形歪みを補正することができるという効果がある。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態のプロジェクタの台形歪み補正装置を備えているプロジェクタの模式的ブロック構成図であり、図2は本発明の第1の実施の形態の台形歪み補正装置を備えたプロジェクタの模式図であり(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図である。
プロジェクタ10は、投射レンズ21と表示部22とを有する投影装置20と、表示部22の映像を制御する画像制御部23と、台形歪み補正装置30と、全体の動作を制御する中央処理装置60とを備える。台形歪み補正装置30が算定した傾斜角度に従って画像制御部23が表示部22の出力映像を制御することにより投射面70の映像の歪みが補正される。映像の歪みの補正は中央処理装置60によって所定の手順で自動的に行われる。
台形歪み補正装置30は、プロジェクタ10の前面に設けられ所定の方向の光軸を有する撮像レンズ51と、撮像レンズ51を通過する光を受光して撮像画像の所望の位置情報を出力するようにプロジェクタ10の内部に撮像レンズ51の光軸と垂直になるように設けられて撮像面が所定の形状の撮像範囲となるように枠線が周囲に設けられた固体撮像素子53と、固体撮像素子53における画像の位置情報の解析からプロジェクタ10の傾斜角度を算定する撮像画像解析傾斜角度算定部54とを備えている。
本発明では、投射面70となる壁面とその壁面と交差する天井あるいは床面との水平方向の少なくとも2本の交差線の固体撮像素子53の画面上の位置情報に基づいて、プロジェクタ10の投影装置20の投射光軸27と投射面70との水平方向、鉛直方向の傾斜角度を算定することを特徴とする。また、投射面70となる壁面とその壁面と交差する壁面との鉛直方向の少なくとも2本の交差線の固体撮像素子53の画面上の位置情報に基づいて、プロジェクタ10の投影装置20の投射光軸27と投射面70との傾斜角度を算定することにも適用できる。
固体撮像素子53の画面上の壁面の交差線の位置情報の取得には2つの方法がある。第1の方法では、プロジェクタ10の正面側の投射面70を含む反射面から撮像レンズ51を通過して固体撮像素子53に入力した全反射光の撮像画面上の例えば照度の変化線を境界線として取得する。この場合明確な境界線を取得するためには適宜フイルタ処理を行うなどの操作が必要となることが多い。
第2の方法は投射範囲が十分に大きく天井や床にかかる場合の方法であり、投射面70を含む前方の面に投影装置20より垂直方向および水平方向のいずれかの2本以上の直線のテストパターンを投射し、テストパターンからの反射光の撮像画面上に現れる屈折点を取得して、その屈折点を結んだ直線を算出し、その直線を投射面となる平面とその平面と交差する面との交差線とする、
図3はプロジェクタから壁面および天井に鉛直方向の複数のテストパターンを投射した状態を示す模式図であり、(a)は側面図、(b)は背面図であり、図4はテストパターンの変化を示す模式図であり、(a)は投射されたテストパターン、(b)は固体撮像素子に入射したテストパターンであり、図5は入射したテストパターンから壁面の交差線を検出する方法を説明するための模式図であり、(a)は想定される交差線の状態、(b)は入射したテストパターンから壁面の交差線を検出する原理を説明する模式図である。
図3(a)のように投射面70となる壁面75とその壁面75と交差する天井76に、図4(a)に示す複数の鉛直方向のテストパターン90を投射すると、壁面75が投射装置20の投射光軸27に対して傾斜しているので、壁面75から天井76にかけ屈折したテストパターン90の映像が生じ、その反射光がプロジェクタ10の撮像レンズ51を透過して固体撮像素子53の撮像画面80に図4(b)に示すテストパターン画像91として入射する。テストパターン画像91は図に示されるような直線の交点99を有している。
この複数の直線の交点99を結んだものが図5(a)に一点差線で示す交差線92である。図ではテストパターン90は5本示されているが、2本であっても交差線92は算定できる。直線の交点99の求め方は図5(b)に示すように、テストパターン画像91の上側の2点の検出点93、94の座標を検出点93、94の画素位置から求めて第1の直線方程式により直線95を求め、テストパターン画像91の下側の2点の検出点96、97の座標を検出点96、97の画素位置から求めて第2の直線方程式により直線98を求め、第1の直線方程式と第2の直線方程式の交点として直線の交点99を求めてもよい。直線の交点99が2点得られるとそれぞれの座標から交差線92の第3の直線方程式を求めることができる。直線の交点99が複数ある場合はそれぞれの座標から最小二乗法を用いて第3の直線方程式を求めるとよい。
テストパターン画像91の第1および第2の直線方程式の算出が撮像されたテストパターン画像91の2点以上の座標を基に行なわれるので、テストパターン90は連続した直線でなく、複数の輝点が直線上に並んだものとして、撮像された輝点の座標から直線方程式を求めてもよく、その場合輝点が2点の場合は2点を通る直線方程式、2点より多い場合は最小二乗法などの近似法を用いることができる。
ここでは説明を簡略にするために1本の交差線の求め方について説明したが、上下2本の交差線を求める場合には投射範囲に壁面75と天井および床面との交差線が入るようにテストパターン90を投射して上下2ヶ所の直線の交点99を得て、それぞれの交点99について交差線92を求める。
固体撮像素子53の撮像画面80から、同方向の2本の交差線画像あるいは算出された交差線92が求められると、撮像画像解析傾斜角度算定部54は、求められた交差線92と撮像面の撮像範囲81の枠線82との交点の位置を3次元座標として取得し、既知の撮像レンズ51と撮像面の距離と、撮像範囲81の枠線82に対する撮像レンズ51の画角とから投射面70となる壁面と撮像レンズ51の光軸に垂直な面とのなす傾斜角度を算出する。
本発明では壁面と天井および床面との同方向の2本の交差線、あるいは壁面と左右の壁面との同方向の2本の交差線を用いて壁面とプロジェクタ10との傾斜角度を算出するが、壁面と天井および床面との2本の同方向の交差線を用いる場合を主として説明する。壁面と左右の壁面との同方向の2本の交差線を用いる場合はそれを90度回転させると考えればよい。
図6は撮像範囲内に壁と天井と床面とが撮像された場合の個体撮像素子の撮像画像の模式図であり、図7は交差線と撮像画面の枠線との交点の演算のための座標の初期設定を説明するための模式図であり、図8は後述の仮想スクリーン上の初期写像における交差線と撮像画面の枠線との交点の座標を示す模式図であり、図9はy軸まわりの回転を実施後の仮想スクリーン上の交差線と撮像画面の枠線との交点の座標を示す模式図であり、図10はさらにx軸まわりの回転を実施後の仮想スクリーン上の交差線と撮像画面の枠線との交点の座標を示す模式図である。
図6に個体撮像素子53を搭載したプロジェクタ10を斜めに投射した際に、個体撮像素子53で得られる画像が示されている。投影装置20から投射面70に投射された投射画像の個体撮像素子53上での表示エリア71は、個体撮像素子53と投射レンズ21との距離が投射距離(プロジェクタ10と投射面70との距離)に比べて十分小さければほぼ長方形となる。プロジェクタ10から投射される画像は通常投射レンズ中心線に対して垂直方向上向きに打ち上げ角度を設けて投射されるので表示エリア71は図の撮像画面80の中心点72よりも上方(実際は下方)に離れて表示されている。個体撮像素子53の撮像画面80には投射画像の表示エリア71よりも広い範囲が撮像されており壁面75と天井76との交差線78、壁面75と床面77との交差線79も撮像されている。撮像画面80は個体撮像素子53による撮像範囲全体を示し枠線82で囲まれている。ここには天井76と壁面75との交差線78、床面77と壁面75との交差線である79が示されている。
図6は個体撮像素子53上のイメージであり、撮像レンズ51の中心と撮像画像80の中心72とを結ぶ線に対して鉛直な平面(以下仮想スクリーン74と称す)への写像と考えることができる。天井76と壁面75との交差線78、床面77と壁面75との交差線79は壁面75に対して垂直方向から見た場合は平行であることを前提として、図6の撮像された画像である仮想スクリーン74上の写像を基として計算によってプロジェクタ10と壁面75との水平、垂直の角度を求めて、その角度に基づいて画像の歪みの補正を行う方法について説明する。
まず、仮想スクリーン74上の写像に対して図7のように3次元座標を決定する。図7の撮像レンズ中心52は、3次元座標回転計算時の原点である。撮像レンズ中心52と仮想スクリーン74上の写像の中心点73を結ぶ線の延長方向をz軸、仮想スクリーン74の写像の垂直方向をy軸、y軸廻りの反時計廻りの回転角度をθ、仮想スクリーン74上の写像の水平方向をx軸、x軸廻りの反時計廻りの回転角度をψとする。図6の個体撮像素子53の撮像範囲80は必ずしも個体撮像素子53の物理的な限界である必要はなく、個体撮像素子53の解像度や測定誤差等を考慮して適当な大きさの長方形として決めることができる。
図8には図6で撮像した画像から求められた交差線78、交差線79と撮像範囲の枠線82との交点A、B、C、Dが示されている。図8は個体撮像素子53上の画像であるため、これら4つの交点のxy平面における座標を求めることができる。また、撮像レンズ51の画角は既知であるため撮像レンズ中心52から仮想スクリーン74までの距離とこれら4つの交点の座標は比例関係にある。もちろん交差線78、79の定義は両端の2点に限らず複数点でもよいし直線方程式で定義されていてもよい。
次に、プロジェクタ10の傾きに起因する歪みを逆算するために、選択された4つの座標に対して座標の回転演算を行う。ここでプロジェクタ10は水平な台に載っているものとする(つまりz軸まわりの回転はないものとする。)。y軸まわりに反時計回りの角度をθ、y軸まわりの回転後の新しいx軸まわりの反時計回りの角度をψ、個体撮像素子53の仮想スクリーン上の任意の点(X、Y、Z)の座標回転後の座標を(x、y、z)とすると次の式が成り立つ。
Figure 2005318355

すなわち、
x=Xcosθ+Ysinθsinψ+Zsinθcosψ
y=Ycosψ−Zsinψ
z=−Xsinθ+Ycosθsinψ+Zcosθcosψ
となる。撮像レンズ中心52から仮想スクリーン74までの距離をZ0とすると、4つの点の元の座標はA(X1、Y1、Z0)、B(X2、Y2、Z0)、C(X3、Y3、Z0)、D(X4、Y4、Z0)と表すことができる。これらを上記の式に代入することによって、それぞれ座標回転後の座標A(x1、y1、z1)、B(x2、y2、z2)、C(x3、y3、z3)、D(x4、y4、z4)を求めることができる。さらにz1ないしz4をZ0に正規化することによって座標回転後の画像を仮想スクリーン74上に写像として表すことができる。このようにZ0によって正規化された座標を(Nx、Ny)とすると、
Nx=x/z×Z0 Ny=y/z×Z0
となる。
次に、図6で得られた交差線78、79が座標回転により平行となるθ、ψを求める手順を説明する。図8での2本の交差線の広がりからy軸まわりの回転方向を決定する。B、D点間のy座標の差と、A、C点間のy座標の差を比較することから判断する。図8の状態ではY4−Y2>Y3−Y1なので2本の交差線は右側に広がっている。これは個体撮像素子53の位置(すなわちプロジェクタの位置)が正面の壁に対して左下側にあることを意味する。この場合、y軸まわりの回転方向は時計回りとなり、x軸まわりの回転方向は時計回りとなる。
まず、y軸まわりの回転を行う。座標回転後にZ0で正規化し、仮想スクリーン74への写像に変換した4つの交点A’、B’、C’、D’の仮想スクリーン平面上の座標はそれぞれ(Nx1、Ny1)、(Nx2、Ny2)、(Nx3、Ny3)、(Nx4、Ny4)として求めることができる。ここで、
Δy1=|(Ny3−Ny1)−(Ny4−Ny2)|
としてΔy1が最小となるようにθを変更する。図8の場合は回転方向が時計回りなので回転角をゼロから減じていくことになる。Δy1が最小になったら次にy軸の回転による新たなx軸まわりの回転を行う。図9にΔy1が最小になったときの仮想スクリーン74への写像を示す。ここで、
Δy2=|Ny1−Ny2|
Δy3=|Ny3−Ny4|
とし、|Δy2−Δy3|が最小となるまでψをゼロから減じていく。|Δy2−Δy3|が最小となったときの4つの交点の仮想スクリーン74への写像A”、B”、C”、D”を図10に示す。2本の線分CDとABが地表に対してほぼ平行となっていることが分かる。以上のような手順で求めた角度θとψは、撮像レンズ中心52から正面の壁を見たときの角度であり、個体撮像素子53とプロジェクタ10の投射レンズ21との距離がプロジェクタ10と壁との距離よりも十分短ければ角度θとψはプロジェクタの傾斜角度と強い相関があると考えることができる。特にy軸まわりの回転角度であるθは個体撮像素子53がプロジェクタ10の投射レンズ21の投射光軸27と垂直に取り付けられていた場合はそのままプロジェクタ10の傾斜角となる。
以上の計算の過程で、仮想スクリーン74への写像のx座標は計算に関与していないことから個体撮像素子53がプロジェクタ10の投射レンズ21の投射光軸27に対して上向きに傾いて取り付けられていたとしてもプロジェクタの姿勢を求めることができることを意味している。例えば個体撮像素子53がプロジェクタ10の投射光軸27に対してα傾いていた場合は、上述の手順で求めたθから個体撮像素子53の打ち上げ角度αを引いたθ−αがプロジェクタ自体の傾きを表す。
撮像レンズ中心52から壁への傾斜角度とプロジェクタ自体の壁への傾斜角度がほぼ等しいと考えられるのでθとψ、プロジェクタの打ち上げ角度α、レンズの投射倍率を基に斜めに投射したことに起因する歪みを補正することができる。前述の各パラメータから直接的に求めてもよいし、θとψを変数とする2次元ルックアップテーブルを作成しておいて歪み補正に必要なパラメータを参照してもよい。
同様に垂直の2本の交差線を検出することができた場合は、上述の手順のうち、写像のx座標について同様の演算を施すことによってθとψを求めることができる。
画像制御部23は歪みを補正するように傾斜角度に基づいて表示部22の出力映像を制御する。
プロジェクタ10は液晶プロジェクタでもDLP(登録商標)(デジタルライトプロセッシング)方式のプロジェクタであっても本発明は適用でき、液晶プロジェクタの場合の表示部22は液晶表示部となり、DLP方式のプロジェクタの場合の表示部22はDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)表示部、カラーホイール、光源を備える。
図11は第2の方法で交差線を算出する場合における固体撮像素子53の反射光の入射位置情報から交差線位置情報を3次元座標として取得し、座標の回転演算によって傾斜角度を算出して表示部22の出力映像を修正する過程を示す模式的流れ図である。
撮像画像解析傾斜角度算定部54が、投射面70の2本以上の同一方向の直線テストパターンの反射光の固体撮像素子53における入射位置を取得し(ステップS11)、それぞれのテストパターン画像の屈折点(直線の交点99)を算出し(ステップS12)、屈折点を結ぶ直線を壁面の交差線92として算出し(ステップS13)、交差線92と撮像画面80の枠線82との交点の位置情報を3次元座標として取得し(ステップS14)、x軸まわりとy軸まわりに座標の回転演算を実施し(ステップS15)2本の交差線の広がりからy軸まわりの回転方向を決定し(ステップS16)、y軸方向の交点間の距離が左右で同一となるようにy軸まわりに回転し(ステップS17)、水平方向の交点間のy軸方向の座標が一致するようにx軸まわりに回転し(ステップS18)、y軸まわりの回転角θとx軸まわりの回転角ψから壁面と光軸に垂直な面との傾斜角度を算出する(ステップS19)。
ステップS19で生成した傾斜角度を受けて画像制御部23はLSI制御パラメータを生成し(ステップS21)、プロジェクタ用画像処理LSIを制御することにより(ステップS22)、入力映像24が修正されて表示部22で出力映像25となる。この出力映像25は投射面70に投射されると入力映像24と相似の映像となる。
本発明の第1の実施の形態のプロジェクタの台形歪み補正装置を備えているプロジェクタの模式的ブロック構成図である。 本発明の第1の実施の形態の台形歪み補正装置を備えたプロジェクタの模式図である。(a)は正面図である。(b)は側面図である。(c)は上面図である。 プロジェクタから壁面および天井に鉛直方向の複数のテストパターンを投射した状態を示す模式図である。(a)は側面図である。(b)は背面図である。 テストパターンの変化を示す模式図である。(a)は投射されたテストパターンである。(b)は固体撮像素子に入射したテストパターンである。 入射したテストパターンから壁面の交差線を検出する方法を説明するための模式図である。(a)は想定される交差線の状態である。(b)は入射したテストパターンから壁面の交差線を検出する原理を説明する模式図である。 撮像範囲内に壁と天井と床面とが撮像された場合の個体撮像素子の撮像画像の模式図である。 交差線と撮像画面の枠線との交点の演算のための座標の初期設定を説明するための模式図である。 仮想スクリーン上の初期写像における交差線と撮像画面の枠線との交点の座標を示す模式図である。 y軸まわりの回転を実施後の仮想スクリーン上の交差線と撮像画面の枠線との交点の座標を示す模式図である。 さらにx軸まわりの回転を実施後の仮想スクリーン上の交差線と撮像画面の枠線との交点の座標を示す模式図である。 第2の方法で交差線を算出する場合における固体撮像素子の反射光の入射位置情報から交差線位置情報を3次元座標として取得し、座標の回転演算によって傾斜角度を算出して表示部の出力映像を修正する過程を示す模式的流れ図である。
符号の説明
10 プロジェクタ
20 投影装置
21 投射レンズ
22 表示部
23 画像制御部
24 入力映像
25 出力映像
27 投射光軸
30 台形歪み補正装置
51 撮像レンズ
52 撮像レンズ中心
53 個体撮像素子
54 撮像画像解析傾斜角度算定部
60 中央処理装置
70 投射面
71 投射画像の表示エリア
72、73 中心点
74 仮想スクリーン
75 壁面
76 天井
77 床面
78、79、92 交差線
80 撮像画面
82 枠線
90 テストパターン
91 テストパターン画像
93、94、96、97 検出点
95、98 方程式による直線
99 直線の交点
S11〜S19、S21、S22 ステップ

Claims (5)

  1. 画像を投射するプロジェクタに設けられているプロジェクタの台形歪み補正装置であって、
    前記プロジェクタによる投射画像を含む所定の撮像範囲の撮像面を有する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子における撮像画像から、投射面となる平面と該平面と交差する面との交差線を検出し、該交差線と前記撮像範囲を規定する枠線との交点の位置情報に基づいて前記プロジェクタの投影装置の光軸と前記投射面との傾斜角度を算定し、算定された前記傾斜角度を、該傾斜角度に従って前記投影装置の表示部の出力映像を制御することにより前記投射面の映像における台形の歪みを補正する前記プロジェクタの画像制御部に出力する撮像画像解析傾斜角度算定部とを備える、プロジェクタの台形歪み補正装置。
  2. 前記固体撮像素子の撮像画像からの前記投射面となる平面と該平面と交差する面との交差線の検出が、前記投影装置より前記投射面に投射された垂直方向および水平方向のいずれかの2本以上の直線のテストパターンの前記撮像面上に現れる反射光の屈折点の位置情報を取得して、該屈折点を結んだ直線を算出し、該直線を前記投射面となる平面と該平面と交差する面との交差線とする、請求項1に記載のプロジェクタの台形歪み補正装置。
  3. 前記投射面における平面と該平面と交差する面との交差線が、該投射面となる壁面と該壁面と交差する天井および床面との間の水平方向の2本の交差線であり、前記撮像画像解析傾斜角度算定部は、前記固体撮像素子に画像を投射する撮像レンズの中心を原点とし、該撮像レンズの光軸をZ軸とし、前記Z軸を含む鉛直面と前記撮像面との交線をY軸とし、前記Z軸を含む水平面と前記撮像面との交線をX軸として算出した前記左右の枠線と前記交差線の交点との位置情報である3次元座標に対する、3次元の座標回転式の適用によって、前記プロジェクタの前記投影装置の光軸と前記投射面との水平および垂直方向の傾斜角度を算定する、請求項1または請求項2に記載のプロジェクタの台形歪み補正装置。
  4. 前記撮像画像解析傾斜角度算定部は、算出された前記左右の枠線と前記交差線との交点のX、Y、Zの3次元座標に基づいてY軸を中心とした水平方向およびX軸を中心とした鉛直方向の回転を行ったと仮定した場合の前記交差点の交点の座標の変化情報を、前記回転角と、前記原点から前記撮像面までの垂直距離と、前記撮像レンズの前記撮像面に対する画角とに基づいて取得し、得られた4個の交点のX、Y、Z座標から2本の交差線が平行であると判定される場合にY軸を中心とした水平方向の回転角を前記光軸と前記投射面との水平方向の傾斜角度と判定し、X軸を中心とした鉛直方向の回転角から前記光軸と前記投射面との鉛直方向の傾斜角度を算出する、請求項3に記載のプロジェクタの台形歪み補正装置。
  5. 請求項1から請求項4のずれか1項に記載のプロジェクタの台形歪み補正装置と、該台形歪み補正装置が算定した傾斜角度に従って投影装置の表示部の出力映像を制御することにより前記投射面の画像における台形の歪みを補正する画像制御部とを有する、台形歪み補正装置を備えたプロジェクタ。
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