JP2005316671A - 映像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数台の映像記録装置を双方向制御線で連携動作させることで1つの記録メディアに記録しきれない映像を複数台の映像記録装置の記録メディアに自動で連続記録させる。
【解決手段】映像記録装置2、3に被制御送受信部11と制御送受信部16を設け、映像記録装置を双方向の信号線22で接続する。更に連結順序記憶部12を設けて映像記録装置の連結順序(先頭、途中、最後、連結無し)を記憶し、非制御送受信部11から様々な制御/確認コマンドを受信して、自装置内の光ディスクドライブ18を制御したり、制御送受信部16経由で連結先の映像記録装置に指示を送る制御手順を、制御部15は連結順序に従って決定する。
【選択図】図1
【解決手段】映像記録装置2、3に被制御送受信部11と制御送受信部16を設け、映像記録装置を双方向の信号線22で接続する。更に連結順序記憶部12を設けて映像記録装置の連結順序(先頭、途中、最後、連結無し)を記憶し、非制御送受信部11から様々な制御/確認コマンドを受信して、自装置内の光ディスクドライブ18を制御したり、制御送受信部16経由で連結先の映像記録装置に指示を送る制御手順を、制御部15は連結順序に従って決定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、制御コントローラの指示で長時間に渡って映像を記録できる映像記録装置に関する。
従来より、長時間に渡る映像の記録は、制御コントローラが複数台の映像記録装置を外部からタイミングよく録画指示し、常時1台の映像記録装置を記録状態におくことで実現している。この場合、制御コントローラは全ての映像記録装置と制御線で接続し、各映像記録装置の状態監視などを行わなければならず、システム構成や制御コントローラの制御手順が複雑になってしまう。
この改善策としてシリーズ記録が実用化されている。シリーズ記録は、映像記録装置間をシリアルの制御線で接続し、記録中の映像記録装置の残記録容量が0になると制御線経由で記録指示(通常LOWからHIGHに切り替えるなど)を出すことで、制御線接続先の映像記録装置が記録を継続するというものであった。この結果、映像記録装置の接続台数を増やした分だけ長時間の映像が記録できる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平4−353645号公報
しかし、このような従来の映像記録装置は電源故障や映像記録装置内の制御部の暴走や挿入された記録メディアの欠陥など、様々な要因で記録不可能に陥る可能性がある。撮り損ねのできない映像を間違いなく記録するためには、やはり全ての映像記録装置に状態管理用の制御線を接続し、制御コントローラが状態を監視しなければならなかった。すなわち、従来の映像記録装置の問題点は、制御コントローラおよび複数の映像記録装置のシステム構築や制御コントローラの制御手順の複雑さに加え、記録の信頼性に欠ける点である。
このような課題に鑑み本発明は、簡単な制御で信頼性の高い映像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の映像記録装置は、システム中に存在する複数台の映像記録装置のうち1台だけを監視する制御コントローラと映像記録装置との間を双方向の制御線で接続し、各映像記録装置は自機以外の映像記録装置を監視して異常が発生した装置が記録を行っていた場合は正常な装置が記録を引き継ぐように構成したものである。
本発明の映像記録装置によれば、実際には複数台の映像記録装置が連携して記録を継続するが、制御コントローラにはあたかも1台の映像記録装置のみ接続されていると思わせることで、システム構築や制御コントローラの制御手順の複雑さを排し、更に映像記録装置に何らかのトラブルが発生したときも、制御コントローラの指示に頼らず、残りの映像記録装置が判断して記録を継続できるという利点がある。
本発明の実施の形態の映像記録装置は、映像記録装置内に連結順序記憶部を設け、被制御送受信部より受信した制御/確認コマンドに対する処理の実行手段を、連結順序に基づいて制御部で決定し、自機内の記録媒体や、制御送信部を通して接続された連結先の映像記録装置を制御することで実現した。
以下本発明の実施例の映像記録装置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例1における映像記録装置のブロック図を示すものである。
図1において映像記録装置2と映像記録装置3は同じ機能を持つ装置である。外部制御装置としての制御コントローラ1は映像記録装置2の被制御送受信部11と双方向の制御線21で接続する。さらに映像記録装置2の制御送受信部16と映像記録装置3の被制御送受信部11を双方向の制御線22で接続する。映像記録装置3からは、映像記録装置2が連結元の映像記録装置ということになる。連結順序記憶部12は、自映像記憶装置の連結順序を記憶するものであり、「先頭」と「途中」と「最後」と「連結無し」のうちのいずれかの情報をもつ。送受信監視部14は、制御送受信部16や被制御送受信部11の受信状態を監視し、通信に異常が見られたときは制御部15に通知する。状態監視部13は、記録媒体としての光ディスクドライブ18の動作状態(録画再生状態、カウンタ値、残記録容量など)を監視しており、逐次これらの情報を制御部15に通知する。なお、記録媒体としては光ディスク以外にハードディスク等の磁気ディスク、半導体メモリカード等でもよい。異常検出部17は光ディスクドライブ18の異常を監視しており、ドライブに異常が見られたときは制御部15に通知する。光ディスクドライブ18は、映像入力手段であるカメラ31から入力された映像/音声信号を、制御部15の指示にしたがって記録する。ここで制御部15は、被制御送受信部11が受信した様々な制御/確認コマンドに対して、送受信監視部14の異常報告や状態監視部13の録画再生状態や異常検出部17の異常報告をもとにして、連結順序記憶部12が記憶した連結順序に基づいて制御手段を決定する。なお、映像入力手段としては、カメラだけでなく、外部機器からの映像を入力する映像入力端子としてもよい。
図1において映像記録装置2の連結順序記憶部12には「先頭」という情報を、映像記録装置3の連結順序記憶部12には「最後」という情報を予め持たせたとする。これはすなわち、図1のごとく制御コントローラ1に2台の映像記録装置を接続している場合である。映像記録装置2の制御部15は、連結順序記憶部12の内容が「先頭」もしくは「途中」であると認識すると、制御送受信部16を通して状態確認(録画再生状態、カウンタ情報、記録残容量など)を行うコマンドを自機よりも下に接続されている映像記録装置3に対して定期的(1秒毎など)に発行する。ここで、制御コントローラ1が映像記録装置2に対して残記録容量を確認するコマンドを発行した場合、映像記録装置2の制御部15は自機の光ディスクドライブ18の残記録容量(例えば30分)を状態監視部13から取得し、連結先の映像記録装置3から定期的に取得済みの残記録容量(例えば2時間)を加えて2時間30分と応答する。また、録画再生状態の確認コマンドを映像記録装置2が制御コントローラ1から受信したとき、映像記録装置2は停止状態で映像記録装置3は録画状態であった場合は、2台の映像記録装置のうち1台が録画を続けているので、録画中と応答する。
3連結の際の残記録容量確認例を図3に、動作状態確認例を図4に記す。図3および図4中の縦線は先頭に記載された装置(制御コントローラなど)そのものであり縦線の下に行くほど時間が経過することを意味する。また、矢印のついた横線(記録残容量確認など)は制御線21、22を通してコマンド/応答が他の装置に送信されていることを示す。
図3においては、まず映像記録装置(途中)が映像記録装置(最後)に対して定期的な状態確認として残記録容量確認を行い、2時間という応答をえる。次に、映像記録装置(先頭)が映像記録装置(途中)に対して定期的な状態確認として残記録容量確認を行う。映像記録装置(途中)は先ほどの例と同様に自機の残記録容量30分と自機より下の他機の残記録容量2時間とを加算して2時間30分と応答する。この状態で制御コントローラ1が映像記録装置(先頭)に対して残記録容量確認を行うと、映像記録装置(先頭)は同様に残記録容量を加算してシステムの残記録容量として2時間30分と応答する。このようにして、制御コントローラ1は、接続された映像記録装置全体のシステムとしての残記録容量の合計を知ることができる。
図4においては、まず映像記録装置(途中)が映像記録装置(最後)に対して定期的な状態確認として動作状態確認を行い、停止中という応答をえる。次に、映像記録装置(先頭)が映像記録装置(途中)に対して定期的な状態確認として動作状態確認を行う。映像記録装置(途中)は自機が録画中であるため、録画中と応答する。この状態で制御コントローラ1が映像記録装置(先頭)に対して動作状態確認を行うと、映像記録装置(先頭)は自機は停止中であるが自機より下の他機からの応答が録画中であったため、システムの動作状態として録画中と応答する。このようにして、制御コントローラ1は、接続された映像記録装置全体のシステムとしての動作状態を知ることができる。
図1において連結先頭である映像記録装置2の制御部15は、連結順序2番目である映像記録装置3より取得した動作状態と自機の動作状態をもとにシステムとしての動作状態を作り出す。システムとしての動作状態は上述したように制御コントローラ1からの確認コマンドの応答として用いられる。システムとしての動作状態は、更に制御送受信部16を使って映像記録装置3に通知される。これは映像記録装置2に通信も行えないほどのトラブルが発生したとき、映像記録装置3が緊急録画を実行する上で必要となる(後述)。
図1において制御コントローラ1から映像記録装置2に対して録画指示を発行したとき、映像記録装置2の制御部15はシステムとして既に録画最中か否かの判定を行い、状態監視部13と異常検出部17から予め取得していた装置の状態をもとに、録画動作そのものを行うか、自機が録画を開始すべきか、映像記録装置3に録画を指示すべきかを判断する。既にシステムとして録画最中であった場合は、制御コントローラ1に対して「録画中」と応答する。システムが録画停止状態で自機が録画可能(残量あり/ドライブ異常なし)と判断した場合は、自機の光ディスクドライブ18に記録指示を出し、制御コントローラ1に対して「録画中」と応答し、映像記録装置3に対してはシステム動作が録画になったことを通知する。システムが停止状態だが自機が録画不可能(残量なし/ドライブ異常発生)と判断した場合は、映像記録装置3の動作状態をもとに映像記録装置3に録画指示を出すか否かを判定する。映像記録装置3が録画可能(残量あり)と判断した場合は、自機の制御送受信部16から映像記録装置3に対して録画指示を発行する。映像記録装置3から録画中の応答が返ってきたら、映像記録装置2は制御コントローラ1に対して「録画中」と応答し、映像記録装置3に対してはシステム動作が録画になったことを通知する。自機も映像記録装置3も録画不可能な状態であれば、制御コントローラ1に対して「エラー」を応答する。3連結時の録画指示の通信例を図5に、録画指示を受信時の処理フローチャートを図6に記す。
図1において記録最中に映像記録装置2の残記録容量が0に近づき(10秒以内など)、映像記録装置3が録画可能(残量あり)と判断した場合は、映像記録装置2の制御部15は制御送受信部16を使って映像記録装置3に録画指示を発行する。映像記録装置3の制御部15は即座に光ディスクドライブ18に録画を指示し、実録画開始時間(1秒など)を経て記録を開始する。この結果、映像記録装置2の記録が停止する前に映像記録装置3は記録を継続できたことになり、記録すべき映像の撮りこぼしはなくなる。また、映像記録装置3が映像を継続記録している最中に、映像記録装置2の光ディスクドライブ18から記録済みのメディアを取り出し、未記録のメディアを挿入しなおすことができる。この場合、映像記録装置2は、定期的な状態確認によって映像記録装置3の残記録容量が増加したことを事前に確認できる。したがって、映像記録装置3の残記録容量が0に近づいたとき、映像記録装置2の制御部15は、光ディスクドライブ18に再び録画指示を出して更なる継続記録を行うことができる。このように記録が完了したメディアを交換することで、エンドレスの連続記録を行える。
図2は本発明の実施例2における映像記録装置のブロック図を示すものである。実施例2の映像記録装置は、制御パネルの入力制御部が追加された点が実施例1と異なる。図2においてシステム中に複数台(図2では4台)の映像記録装置が連結接続されている。映像記録装置6が連結順序の先頭以外(図2では3番目)であるとき、映像記録装置6では連結順序記憶部12から連結順序の途中であるという情報を入力制限部42に通知し、制御パネル41からの様々なユーザ操作を制御部15に通知しないことで、システム内の2台以上の映像記録装置が同時に記録を行うことを防止する。これはユーザ誤操作によるシステム全体の誤動作を防止する理由で効果がある。但し、実施例1に示したようなエンドレスの連続記録を行う場合、記録済みのメディアを光ディスクドライブ18より取り出したり、未記録のメディアを次の記録に備えて挿入したりする必要があるため、入力制限部42はメディア挿入およびメディア取り出し用の操作ボタンについては制限をかけずに制御部15に通知することにしてもよい。
図1において制御コントローラ1から映像記録装置2に対して記録指示を発したとき、実施例1とは逆に連結順序の最後の映像記録装置3から先頭の映像記録装置2に向けて映像を継続記録する。これは、連結途中の制御線が何らかの理由で切断されたとき、切断された制御線より上位の映像記録装置は制御コントローラ1からの指示を受けて動作できるという利点があり、3台以上の映像記録装置が接続されている状態で効果がある。まず、映像記録装置2内の制御部15は連結先の映像記録装置3が記録可能(残量あり)と判断したとき、制御送信部16を使って映像記録装置3に記録指示を発する。映像記録装置3は自機が連結順序の最後であり、記録可能(残量あり/ドライブ異常なし)と判断すると、光ディスクドライブ18へ記録指示を送り記録を開始する。映像記録装置3の残記録容量が0に近づいた(10秒以内など)ことを映像記録装置2は連結先である映像記録装置3への定期的な状態確認(録画再生状態、残記録容量)で検出し、映像記録装置2の制御部15は、自機が録画継続可能と判断すると、記録を継続するために光ディスクドライブ18に録画指示を出して記録の継続を行う。連結順序の最後の映像記録装置から記録を継続する際の通信例を図7に記す。
図1において制御コントローラ1から映像記録装置2に対して「連結順序自動設定コマンド」が発行されたとき、連結順序を自動取得する手段を提供する。映像記録装置2の被制御送受信部11が受信したコマンドが「連結順序自動設定コマンド」と判断すると、制御部15はコマンドオペランドの連結順序パラメータに1を加え、連結順序記憶部12に記憶させる。更に、連結順序パラメータ以外のコマンドオペコード/オペランドはそのままに制御送受信部16を使って連結先の映像記録装置3に「連結順序自動設定コマンド」を送信する。制御送受信部16はコマンド応答を待機するが、もしもコマンド応答がリトライを含めて返ってこなかった場合、自機は連結順序の最後として連結順序記憶部12に99などの通常使用しない数値を記憶する。この結果、連結順序記憶部12には連結先頭が1、2番目が2、連結最後尾が99という値を持つ。この値を連結順序の「先頭」、「途中」、「最後」として扱うことで、自動的に連結順序を決定することができる。3連結の際の連結順序自動設定手順を図8に記す。
図1において連結先頭の映像記録装置2のユーザインタフェースによって「連結順序自動設定」が選択されたとき、連結順序を自動取得する手段を提供する。映像記録装置2の制御部15は「連結順序自動設定コマンド」の連結順序パラメータに1を設定して、連結順序記憶部12に記憶させる。更に作成した「連結順序自動設定コマンド」を制御送受信部16を使って連結先の映像記録装置3に送信する。制御送受信部16はコマンド応答を待機するが、もしもコマンド応答がリトライを含めて返ってこなかった場合、自機は連結順序の最後として連結順序記憶部12に99などの通常使用しない数値を記憶する。この結果、連結順序記憶部12には連結先頭が1、2番目が2、連結最後尾が99という値を持つ。この値を連結順序の「先頭」、「途中」、「最後」として扱うことで、自動的に連結順序を決定することができる。
図1において映像記録装置2の制御部15が制御送受信部16を使って連結先の映像記録装置3の動作状態を確認中、コマンド応答がリトライを含めて返ってこないことを送受信監視部14が検出したとき、制御部15に受信異常を通知する。制御部15は映像記録装置3に致命的な異常が発生したと判断し、警告を発する。更に、直前のシステム動作が映像記録装置3の記録中であり、映像記録装置2の光ディスクドライブ18に未記録のメディアが挿入されている場合、制御部15は即座に光ディスクドライブ18に記録を指示し、映像の撮りこぼし時間を最小限(コマンド応答タイムアウト時間+実記録開始時間)に抑える。
図1において映像記録装置3は映像記録装置2から定期的に送られてくるはずの動作状態確認コマンドを一定時間(3秒など)受信しないことを送受信監視部14が検出したとき、制御部15に受信異常を通知する。制御部15は映像記録装置2に致命的な異常が発生したと判断し、警告を発する。更に、直前に映像記録装置2から受信したシステムとしての動作状態が録画中を示し、自機は録画を行っていない場合、制御部15は即座に光ディスクドライブ18に記録を指示し、映像の撮りこぼし時間を最小限(コマンド受信タイムアウト時間+実記録開始時間)に抑える。
実施例6もしくは実施例7のように映像記録装置2もしくは映像記録装置3に致命的な異常が発生したとき、正常な映像記録装置は即座に記録動作に移るが、異常を検出してから記録を開始すると、短時間(検出約3秒+実記録開始約1秒=5秒以内など)の映像撮りこぼしが発生する。そこで、図1の光ディスクドライブ18の内部メモリを利用して、制御部15から緊急記録指示のN秒前(10秒など)の映像から記録できるようにし、撮り損ねのできない映像の撮りこぼしを防ぐ。
図9の光ディスクドライブの構造図は、図1の光ディスクドライブ18を詳細に図示したものである。一般的なディスクドライブの場合、制御I/F51が記録指示を受けたとき、A/D変換部54にA/D変換開始を指示し、画像圧縮部53に圧縮開始を指示し、メモリ57にデータのクリアを指示し、ドライブ制御部56に記録の開始を指示する。この結果、A/D変換部54は入力した映像/音声信号をアナログからデジタルに変換し、画像圧縮部53でデジタル信号を圧縮してメモリ57に蓄積し、ドライブ制御56はドライブ52の書き込みタイミングを監視しながらメモリ57中の圧縮データをドライブ52に記録する。ここでのメモリ57は、書き込みに対するディレイが一定ではないドライブ52の、書き込みの遅れを吸収するためだけに利用していた。
ここで、図9のメモリ57にトラブル発生時に映像を取りこぼさないだけの容量(撮りこぼし時間の2倍の圧縮データを記録できる容量など)を持たせる。更に、停止状態の時点で制御I/F51はA/D変換部54と画像圧縮部53とメモリ57に指示を出して常にメモリが満杯になるように圧縮データを蓄積するべくメモリを制御する。このようなメモリ制御を行った上で制御I/F51が通常記録を指示されたとき、メモリ57にデータのクリアを指示し、ドライブ制御部56に記録の開始を指示することで、記録指示を受けた直後の映像を記録し始めることができる。また、制御I/F51が緊急記録を指示されたとき、メモリ57にデータのクリアを指示せず、ドライブ制御部56に記録の開始を指示することで、記録指示を受けたN秒前の映像から記録を開始できる。
図1において、複数の映像記録装置を連結した状態で連続記録を行うと、記録したメディアの記録順序が分からなくなり、所望の映像を検索するのに時間がかかる。光ディスクメディアはタイトルを登録する機能を持つため、1番目に記録したディスクはタイトル名を”術場記録−1”に、 2番目に記録したディスクはタイトル名を”術場記録−2”など、タイトル名の中に記録順序を示す番号を追加することで、何番目に記録されたメディアかを判断できるようにし、所望の映像検索を補助する。
図10において、制御コントローラは映像記録装置(先頭)にタイトルの登録指示を発すると、映像記録装置(先頭)はタイトルを一時記憶する。次に制御コントローラから録画指示を受けたとき、自機内で記録可能と判断すると自機内の「記録番号」を1とし、自機内に挿入された光ディスクメディアにタイトルと記録番号を加えた名前(”術場記録−1”など)を登録し、記録を開始する。自機内のメディアの残記録容量が0に近づき(10秒以内など)、連結先の映像記録装置が録画可能(残量あり)と判断した場合、映像記録装置(途中)に記録指示を出すが、このとき制御コントローラから受信したタイトル登録指示とともに、単なる録画(“ORC”)ではなくオペランドに記録番号を追加した録画(”ORC:02”)コマンドを発する。このコマンドを受信した映像記録装置(途中)は、自機内で記録可能と判断すると、自機内の「記録番号」を2とし、自機内に挿入された光ディスクメディアにタイトルと記録番号を加えた名前(”術場記録−2”など)を登録し、記録を開始する。また、動作状態確認コマンドを連結先の映像記録装置に発したとき、応答コマンドが単なる録画(”ORC”)ではなくオペランドに記録番号を追加した録画(”ORC:02”)応答を返答する。これは、実施例1に示すようなエンドレス記録において、新たに未記録のメディアを映像記録装置に装着されたときも、続きの番号をタイトルに付ける上で必要である。映像記録装置(終端)まで記録を完了する前に映像記録装置(先頭)に新たに未記録のメディアが挿入された場合、自機内の「記録番号」を事前の動作状態確認コマンド応答(”ORC:03”)で得た記録番号に1を加えた4とし、自機内に挿入された光ディスクメディアにタイトルと記録番号を加えた名前(”術場記録−4”など)を登録し記録を継続することで、エンドレス記録においても記録番号が引き継ぐことができる。
本発明にかかる映像記録装置は、複数メディアにまたがるような映像の長時間記録を取りこぼしなく行うことができるため、医療現場などでの撮りなおしできない術場記録用の記録装置等にも適用できる。
1 制御コントローラ
2 映像記録装置(連結先頭)
3 映像記録装置(連結最後)
4 映像記録装置(連結先頭の概略図)
5 映像記録装置(連結2番目の概略図)
6 映像記録装置(連結3番目)
7 映像記録装置(連結最後の概略図)
11 被制御送受信部
12 連結順序記憶部
13 状態監視部
14 送受信監視部
15 制御部
16 制御送受信部
17 異常検出部
18 光ディスクドライブ
21 双方向の制御線
22 双方向の制御線
31 撮影用カメラ
32 映像/音声信号線
41 制御パネル
42 入力制限部
51 制御I/F
52 ドライブ
53 画像圧縮部
54 A/D変換部
55 ドライブ制御部
56 メモリ
2 映像記録装置(連結先頭)
3 映像記録装置(連結最後)
4 映像記録装置(連結先頭の概略図)
5 映像記録装置(連結2番目の概略図)
6 映像記録装置(連結3番目)
7 映像記録装置(連結最後の概略図)
11 被制御送受信部
12 連結順序記憶部
13 状態監視部
14 送受信監視部
15 制御部
16 制御送受信部
17 異常検出部
18 光ディスクドライブ
21 双方向の制御線
22 双方向の制御線
31 撮影用カメラ
32 映像/音声信号線
41 制御パネル
42 入力制限部
51 制御I/F
52 ドライブ
53 画像圧縮部
54 A/D変換部
55 ドライブ制御部
56 メモリ
Claims (2)
- 複数の映像記録装置を接続して映像の連続記録が可能な映像記録装置であって、
前記映像記録装置の他の映像記録装置に対する連結順序を記憶する連結順序記憶部と、
外部制御装置および連結元の映像記録装置のうちいずれかからの制御/確認コマンドの受信および前記制御/確認コマンドに対する応答の送信を行う被制御送受信部と、
連結先の映像記録装置への前記制御/確認コマンドの送信および前記制御/確認コマンドへの応答の受信を行う制御送受信部と、
記録映像および音声を蓄積する記録媒体と、
録画再生状態の監視を行う状態監視部と、
前記被制御送受信部および前記制御送受信部の通信を監視する送受信監視部と、
前記記録媒体の異常動作を監視する異常検出部と、
前記被制御送受信部と前記制御送受信部と前記記録媒体とを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記被制御送受信部が受信した制御/確認コマンドに対する処理の実行手順を、前記状態監視部と前記送受信監視部と前記異常検出部と連結順序記憶部とから得た情報に基づいて決定し、前記記録媒体および前記制御送受信部に連結された他の映像記録装置を制御する映像記録装置。 - 制御パネル上のメディア挿入およびメディア取り出し用の操作ボタン以外の入力を一切受け付けないようにする入力制限部をさらに備え、
前記連結順序記憶部に前記映像記録装置の連結順序が先頭および連結無しを示す情報が記憶されている場合以外は操作ボタンからの入力を全てカットしてシステムの誤動作を防ぐ請求項1記載の映像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004133103A JP2005316671A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 映像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004133103A JP2005316671A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 映像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005316671A true JP2005316671A (ja) | 2005-11-10 |
Family
ID=35444038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004133103A Pending JP2005316671A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 映像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005316671A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018128987A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 株式会社バッファロー | 記憶機器制御装置、記憶機器制御方法、記憶機器制御プログラムを記録した媒体、記憶装置、および端末装置 |
-
2004
- 2004-04-28 JP JP2004133103A patent/JP2005316671A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018128987A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 株式会社バッファロー | 記憶機器制御装置、記憶機器制御方法、記憶機器制御プログラムを記録した媒体、記憶装置、および端末装置 |
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