JP2005313396A - 化粧パネルおよび化粧パネルの製造方法 - Google Patents

化粧パネルおよび化粧パネルの製造方法 Download PDF

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達也 中田
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Abstract

【課題】視覚の異なる構成の化粧パネルを提供する。
【解決手段】鏡面加工した透明な樹脂板2の鏡面3の少なくとも一部にヘアーライン5を形成した。鏡面3の少なくとも一部にヘアーライン5を形成したことで、このヘアーライン5によって反射が弱くなり、以て美感のある化粧パネル1にできる。これにより、今までにない視覚のものとなって、鏡面加工のみの化粧パネルに見飽きた消費者に新規な材料を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえばオーディオやビデオデッキなど各種電子機器の液晶表示部などに使用される化粧パネルおよび化粧パネルの製造方法に関するものである。
従来、この種のものとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、透明フロントパネルの外観面(表面)で窓部以外の部分には、マット仕上がり透明印刷または艶消し透明印刷が施されて印刷層が設けられ、その表面が透明で微細なシボ状(微細な凹凸)が形成された状態になっている。そして透明フロントパネルの裏面で窓部以外の部分には、鏡面印刷が施されて鏡面印刷層が設けられ、さらに鏡面印刷層上には、白色印刷が施されて白色印刷層が設けられている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2003−326597号公報(第2−3頁、第2図)
しかし、上記した従来構成によると、微細なシボ状が形成された印刷層によって、鏡面加工のみの構成に対して、視覚の異なる構成とし得るが、窓部以外の部分に印刷層を施すことによって、製作が面倒でかつ高価となるなどの問題がある。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、視覚の異なる構成の化粧パネルを提供することを目的としたものである。
また請求項2記載の発明は、視覚の異なる化粧パネルを簡単かつ安価に得られる化粧パネルの製造方法を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の化粧パネルは、鏡面加工した透明な樹脂板の鏡面の少なくとも一部にヘアーラインを形成したことを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、鏡面の少なくとも一部にヘアーラインを形成したことで、このヘアーラインによって反射が弱くなり、以て美感のある化粧パネルとなる。
また本発明の請求項2記載の化粧パネルの製造方法は、鏡面加工した透明な樹脂板を搬送手段により搬送しながら、その鏡面に対して、油を供給しながらヘアーライン加工し、次いで鏡面に対して、中性洗剤による洗浄と水による洗浄とを行い、その後に、乾燥させた鏡面に酸化防止膜を形成することを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、樹脂板を搬送手段により搬送しながら、その鏡面に対して油を供給しながらヘアーラインを加工することで、焼き付けを防止し得るとともに光沢を持たせ得る。次いで鏡面に対して、中性洗剤による洗浄を行って油を洗い落し、水による洗浄を行ったのちに、乾燥させた鏡面に対して酸化防止膜を形成することで、化粧パネルを製造し得る。
上記した本発明の請求項1によると、鏡面の少なくとも一部にヘアーラインを形成したことで、このヘアーラインによって反射が弱くなり、以て美感のある化粧パネルにできる。これにより、今までにない視覚のものとなって、鏡面加工のみの化粧パネルに見飽きた消費者に新規な材料を提供できる。
また上記した本発明の請求項2によると、樹脂板を搬送手段により搬送しながら、その鏡面に対して油を供給しながらヘアーラインを加工することで、焼き付けを防止できるとともに光沢を持たせることができる。次いで鏡面に対して、中性洗剤による洗浄を行って油を洗い落し、水による洗浄を行ったのちに、乾燥させた鏡面に対して酸化防止膜を形成することで、視覚の異なる化粧パネルを簡単かつ安価に製造できる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、図1〜図5に基づいて説明する。
図1、図2において化粧パネル1は、たとえばアクリル樹脂の薄板やポリカーボネイト樹脂の薄板からなる透明な樹脂板2の片面が、たとえばアルミニウムを真空蒸着することで鏡面3に加工されるとともに、鏡面3の上から、アルミニウムが酸化するのを防止するためのマスキング4が施されている。そして鏡面3の全面に平行状のヘアーライン5が形成されるとともに、その上に酸化防止膜6が形成されている。
さらに、鏡面3の所望箇所には、たとえば黒色の塗料を塗ることによりバックコート7が施工されている。これにより化粧パネル1は、バックコート7を施工した所望箇所が、ヘアーライン5が施された非透明な表面反射ミラー(光反射ミラー)となり、そしてバックコート7を施工しなかった箇所は、たとえば10%の光を透過するヘアーライン5が施された部分(液晶表示部)となる。その際に、鏡面3の全面にヘアーライン5が形成されていることで、このヘアーライン5によって反射が弱くなり、以て美感のある化粧パネル1となる。これにより、今までにない視覚のものとなって、鏡面加工のみの化粧パネルに見飽きた消費者に新規な材料を提供できる。
次に、上記した化粧パネル1の製造方法を、図3〜図5に基づいて説明する。
まず図3に示すように、片面が鏡面加工された透明な樹脂板2が準備される。ここで樹脂板2は、たとえばアクリル樹脂の薄板やポリカーボネイト樹脂の薄板からなる透明な樹脂板2の片面が、たとえばアルミニウムを真空蒸着することで鏡面3に加工されおり、その際に、蒸着の程度によって光透過率が10%のものが使用される。そして、鏡面3の上には、アルミニウムが酸化するのを防止するためのマスキング4が施されているが、ここでは、アルミニウムの酸化を防止できる程度の通常よりもかなり薄いマスキング4をかけたものが使用される。
次いで図4(拡大図は正面図である。)に示すように、鏡面加工した透明な樹脂板2を搬送手段(ベルトコンベヤやローラコンベヤなど)10により搬送しながら、その鏡面3の全面に対して、油11を供給しながら加工手段12によりスクラッチをかけてヘアーライン5を加工する。すなわち樹脂板2は、その鏡面3を上向きとして搬送手段10により支持搬送させる。そして搬送しながら、上方にベルトコンベヤ状に設けたサンドペーパ(たとえば、12番のサンドペーパ)13を上向きの鏡面3に接触(摺接)させて、その全面に対して平行状のヘアーライン5を加工する。その際に油11を流しながら行うことで、スクラッチするときの焼き付けを防止し得るとともに、スクラッチ後に光沢を持たせ得る。
次いで図5(a)に示すように、鏡面3に対して、中性洗剤14による洗浄を行って油11を洗い落し、そして図5(b)に示すように、水15による洗浄を行う。そして、鏡面3を含んで全体を乾燥させたのち、図5(c)に示すように、乾燥させた鏡面3に対して、透明なシルクスクリーンを印刷して酸化防止膜6を形成する。次いで図5(d)に示すように、鏡面3の所望箇所に、たとえば黒色の塗料を塗ることによりバックコート7を施工する。これにより化粧パネル1を製造し得る。
[実施の形態2]
以下に、本発明の実施の形態2を、図6に基づいて説明する。
図6において化粧パネル1Aは、バックコート7を施工する箇所に対応する鏡面3の一部の面にヘアーライン5が形成されるとともに、バックコート7を施工しない残部の面にはヘアーライン5が形成されない構成となっている。したがって、バックコート7を施工した所望箇所は、非透明の表面反射ミラー(光反射ミラー)で、かつヘアーライン5によって反射が弱くなり、またバックコート7を施工しなかった箇所は、ヘアーライン5が存在しない、たとえば10%の光を透過する通常の鏡面状となる。
このような化粧パネル1Aの製造は、図3に示すように、片面が鏡面加工された透明な樹脂板2が準備され、この樹脂板2の鏡面3でバックコート7を施工しない部分のみに、透明なシルクインキでマスキングをし、ヘアーライン加工する部分はそのままとしておく。そして図4に示すように、鏡面加工した透明な樹脂板2を搬送手段10により搬送しながら、その鏡面3の全面に対して、油11を供給しながら加工手段12によりスクラッチをかけてヘアーライン5を加工するのであるが、その際にシルクインキでマスキングした部分は鏡面3が残り、マスキングしない部分はヘアーライン5が加工される。
[実施の形態3]
以下に、本発明の実施の形態3を、図7に基づいて説明する。
図7において化粧パネル1Bは、鏡面3の全面に平行状のヘアーライン5が形成されるとともに、その上に酸化防止膜6が形成され、そしてバックコート7は全く施工しない構成となっている。したがって、全面が、ヘアーライン5によって反射が弱くなり、かつ透明状となる。このような化粧パネル1Bの製造は、図3から図5(c)の工程を経たのち、図5(d)の工程を省略することで可能となる。
化粧パネルは、上記した実施の形態1〜3以外の構成も可能となる。すなわち、実施の形態2と3を組み合わせたところの、鏡面3の一部の面にヘアーライン5が形成され、かつバックコート7が全く施工されていない構成、実施の形態1の変形で、鏡面3の全面にヘアーライン5が形成され、かつバックコート7が全面に施工された構成、実施の形態2の変形で、鏡面3の一部の面にヘアーライン5が形成され、かつバックコート7が全面に施工された構成などである。
上記した実施の形態1〜3において、バックコート7を施工しなかった透明状で光を透過する部分(液晶表示部)に赤色のフィルターを張ったときには、この赤のフィルターを通して白色の文字を表示し得る。
上記した各実施の形態では、鏡面3に平行状のヘアーライン5が形成された化粧パネル1,1A,1Bが示されているが、これはスピン(回転)のヘアーラインが形成された化粧パネルなどであってもよい。この場合、別形式の加工手段が使用される。
上記した各実施の形態では、樹脂板2として光透過率が10%のものを使用しており、これによると鏡面3の反射率などから好ましいが、これは光透過率が30%のものなどであってもよい。
上記した各実施の形態において、ヘアーライン5が形成された化粧パネル1,1A,1Bは、各種電子機器の液晶表示部などに使用されるが、この化粧パネル1,1A,1Bは、液晶表示部とは異なる場所や、電子機器以外の機器の液晶表示部などに使用してもよい。
上記した各実施の形態では、長方形状の化粧パネル1,1A,1Bが示されているが、これは帯形状、正方形状、三角や五角などの多角形状、円形状などの化粧パネルであってもよい。
上記した実施の形態1では、鏡面加工した透明な樹脂板2を搬送手段10により搬送しながら、その鏡面3の全面に対して、油11を供給しながら加工手段12によりスクラッチをかけてヘアーライン5を加工しているが、これは鏡面加工した透明な樹脂板2を定位置に載置し、加工手段のみを移動しながら、その鏡面3の全面に対してスクラッチをかけてヘアーライン5を加工してもよい。
本発明の実施の形態1を示し、(a)は化粧パネルを表面側から見た斜視図、(b)は化粧パネルを裏面側から見た斜視図である。 同化粧パネルの要部拡大側面図である。 同化粧パネルの製造工程で、樹脂板の説明図である。 同化粧パネルの製造工程で、ヘアーライン加工の説明図である。 同化粧パネルの製造工程で、(a)は中性洗剤による洗浄の説明図、(b)は水による洗浄の説明図、(c)は酸化防止膜形成の説明図、(d)はバックコート施工の説明図である。 本発明の実施の形態2を示し、(a)は化粧パネルを表面側から見た斜視図、(b)は化粧パネルを裏面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態3を示し、(a)は化粧パネルを表面側から見た斜視図、(b)は化粧パネルを裏面側から見た斜視図である。
符号の説明
1 化粧パネル
1A 化粧パネル
1B 化粧パネル
2 樹脂板
3 鏡面
4 マスキング
5 ヘアーライン
6 酸化防止膜
7 バックコート
10 搬送手段
11 油
12 加工手段
13 サンドペーパ
14 中性洗剤
15 水

Claims (2)

  1. 鏡面加工した透明な樹脂板の鏡面の少なくとも一部にヘアーラインを形成したことを特徴とする化粧パネル。
  2. 鏡面加工した透明な樹脂板を搬送手段により搬送しながら、その鏡面に対して、油を供給しながらヘアーライン加工し、次いで鏡面に対して、中性洗剤による洗浄と水による洗浄とを行い、その後に、乾燥させた鏡面に酸化防止膜を形成することを特徴とする化粧パネルの製造方法。
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JP2009066971A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Sanwa Screen Meiban:Kk 金属調化粧シート及び金属調フィルムインサート成形品の製造方法

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