JP2005312964A - 心臓弁修正方法及び心臓弁修正装置 - Google Patents

心臓弁修正方法及び心臓弁修正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
心臓弁を修正するための装置及び方法を提供する。
【解決手段】
本発明の心臓弁修正装置はカテーテルと、カテーテルに搭載された注入アセンブリと、注入アセンブリが葉部と葉部間に配置された頸部とを有し、前記頸部に動作可能に配置された少なくとも1個のインジェクタとを提供する。インジェクタは治療薬剤を含む生分解性材料から作成され弁輪部内に配置される注入ひげ、又は弁輪部へ治療薬剤を供給する注入針を含む。治療薬剤は前線維性成長因子又は充填剤とすることができる。心臓弁修正方法は弁輪部へ注入カテーテルを挿入するステップと、注入カテーテルで弁輪部内へ治療薬剤を注入するステップとを含む。手術を反復して一連のステップで心臓弁を修正することができる。
【選択図】 図1

Description

本開示の技術分野は心臓弁を治療するための医療装置及び方法、特に心臓弁を修正するための方法及び装置である。
ヒトの心臓弁例えば大動脈弁と僧帽弁は、病気によって、又は加齢によって、損傷を被ることがあり、弁尖(leadlet)の及び/又は弁尖に付着していて弁尖の代わりをする器官の正常な機能に問題を惹起する。これらの弁は、線維組織性の弁輪部から構成されこれに柔軟な弁尖が付着している。しばしば変性性疾患によって、弁輪部に付着している弁尖が完全に閉鎖されず、弁からの漏洩が見られる点まで弁輪部が拡張してしまうことが多々ある。この完全に閉じることができない状態は弁不全又は弁閉鎖不全と呼ばれ、最終的には弁の修復術又は弁交換のいずれかによる外科的な修正が必要とされることになる。実際には、修復と置換の両方とも開心術が必要であり、これに付随してリスク、出費、長期の回復期間がかかる。
熱及び高周波(RF)による電極カテーテルを用いて弁輪部を整形するためのカテーテルによる弁修復システム又は注入材料が従来技術で公知となっている。カテーテルによるシステムは、鼠径部又は頸の小切開部から心臓弁へ到達し、開心術のような胸腔の切開を回避する。カテーテル先端にある加熱装置は弁輪部の表面へ適用するか又は表面下に挿入し熱を加えて弁輪部の膠原繊維組織を収縮硬化させる。
RFによる電極カテーテルの使用には顕著な欠点がある。例えば、このようなカテーテルを使用して心臓病変部を整形しようとする場合、心組織が心組織のRFによる加熱によって炭化し、治療中の心組織付近の血液が凝固し、心組織が分離する及び/又は割ける(popping)。
Tuへの米国特許第6,267,781号(特許文献3)では患者の組織、弁輪部、弁組織構造又は粥状硬化を治療するための除去装置を開示しており、この除去装置は治療しようとする組織との接触/進入に適し、また治療目的で組織へ高周波エネルギーを印加するのに適した先端部に放出可能な螺旋ワイヤ電極を有する可撓性で細長い筒状シャフトを含む。
Aldrich et al.への米国特許第6,355,030号(特許文献4)では心臓に於て弁機能を改善するための方法並びに装置を開示しており、これは細長い部材に固定された熱治療部材の一部として加熱装置を含み加熱装置は治療しようとする弁の付近の作業空間に挿入されて、治療する弁構造の膠原繊維と選択的に接触して弁の能力及び機能を改善するように使用する。
Teirstein et al.への米国特許第6,485,489号(特許文献5)では、環帯の器官構造を修復するための供給システム及び方法を開示しており、これは弁輪部欠陥部位で供給システムからの注入による生体内投与に適した調剤の熱整形可能な生体材料を注入することと、環帯欠陥の付近で生体材料を整形し固定するのに充分な、またオプションで環帯欠陥の周囲の組織を整形するのに充分な熱を加えることを含む。
米国特許第5,242,397号明細書 米国特許第5,928,224号明細書 米国特許第6,267,781号明細書 米国特許第6,355,030号明細書 米国特許第6,485,489号明細書 米国特許第6,547,803号明細書 米国特許第6,685,648号明細書 米国特開2003−0036804号公報 米国特開2003−0055400号公報 米国特開2003−0065303号公報 米国特開2004−0037887号公報 EP特許第0783989号明細書 WO99/11196公開公報
上記の欠点を克服する心臓弁修正方法及び装置を有するのが望ましい。
本発明の1つの態様は、弁輪部の柔軟性及び形状を変更することにより心臓弁機能を変更する心臓弁修正装置及び心臓弁修正方法を提供する。
本発明の別の態様は、弁輪部へ治療薬剤を注入する心臓弁修正装置及び心臓弁修正方法を提供する。
本発明の別の態様は、弁輪部に注入アセンブリを配置する心臓弁修正装置を提供する。
本発明の別の態様は、一連の弁修正により心臓弁機能を段階的に変更させる心臓弁修正方法を提供する。
本発明の前述の及びその他の特徴と利点は現在好適な実施態様の以下の詳細な説明を添付の図面と併せて熟読することから更に明らかになろう。詳細な説明及び図面は単に本発明を例示するのみで、添付の請求項及びその等価物により定義される本発明の範囲を制限するものではない。
図1から図4は心臓弁修正のための注入カテーテルを示す。注入カテーテルは心臓弁輪部にインジェクタを配置して治療薬剤を供給(dispense)する。治療薬剤は、例えば、成長因子、医薬品、充填剤(bulking agent)又は生体材料である。一つの実施態様に於て、治療薬剤は前線維性(pro−fibrotic)成長因子である。前線維性成長因子は弁輪部に瘢痕を形成して心臓弁機能を改善する。別の実施態様に於て、治療薬剤はコラーゲン等の充填剤である。弁輪部へ注入されたコラーゲンは弁を包囲する組織へかさを付加する。増加したかさにより弁尖が互いに近付くように引き寄せられて、弁漏洩を減少又は排除する。別の実施態様に於て充填剤は、例えば、凝固液又はゲル又はビーズ懸濁液である。
図1は収縮状態の注入カテーテルを示す。注入カテーテル20は注入アセンブリ24を先端に配置してあるカテーテル22を含む。注入アセンブリ24は葉部(lobe)26と葉部間の頸部28とを含む。頸部28にある注入ポート30はインジェクタのための開口部を提供する。カテーテル22は葉部26を膨張させインジェクタを展開するための内腔を含む。注入アセンブリ24の膨張可能な部分は例えばポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート(PET)、ナイロン、PEBAX(登録商標)ポリエーテル・ブロックアミド・コポリマー又は同様な材料から作成できる。
図2は同様な部材が図1と同じ参照番号を共有し、膨張した状態で心臓弁輪部内に配置された注入カテーテルを示す。膨張した葉部26は頸部28を心臓弁輪部32の中心に配置し、注入ポート30が心臓弁輪部32の所に配置されるようにする。こうすることによりインジェクタを心臓弁輪部32の中へ展開できる。一つの実施態様に於て、カテーテル22はカテーテル支持34に分割され、弁輪部32内側の膨張させた注入アセンブリ24を安定させるようにする。カテーテル支持34は膨張可能な葉部26へ接続でき葉部26が膨張する際に互いに分離できる。別の実施態様に於て、カテーテル22は単一の分割されないシャフトとすることもできる。
図3は膨張した状態にある注入カテーテルの図2の線A〜Aでの断面図を示す。インジェクタ36は内側バルーン38から外向きにポート30の後ろにあるインジェクタ空間42内に配置される。内側バルーン38は頸部に配置される。注入アセンブリ24が心臓弁輪部32内部で所定位置に来たら、内側バルーン38を膨張させ、インジェクタ36を心臓弁輪部内に押し出す。内腔40により弁修正手術中に注入アセンブリ24を通って血液が潅流できる。一つの実施態様に於て、内腔40にチェック弁を配置して弁修正手術中に弁機能を提供することができる。
インジェクタ36は注入ひげ又は注入針とすることが可能である。一つの実施態様に於て、インジェクタ36は治療薬剤を含む注入ひげとすることができる。注入ひげは内側バルーン38を収縮させたとき弁輪部内に残留する。別の実施態様に於て、インジェクタ36は治療薬剤を供給する注入針とすることができきる。治療薬剤はカテーテルと注入針を通って弁輪部へと流れる。注入針は内側バルーン38を収縮させたとき後退する。
図4A〜図4Cは注入アセンブリ内のインジェクタの幾つかの実施態様の詳細を示す。インジェクタは心臓弁輪部へ供給するための治療薬剤を含む。
図4Aは注入アセンブリのインジェクタ・ベイ44に装着され自立している注入ひげ60を示す。本実施態様に於て、注入ひげ60は治療薬剤を含む生分解性材料から作成されている。注入ひげ60は弁輪部内へ供給され注入ひげ60が吸収されるまでそこに残留する。
注入ひげ60はポート30の後ろにあるインジェクタ空間42のインジェクタ・ベイ44内に装填される。注入ひげ60は、尖った軸62、ひげ64、及び基部66を含む。尖った軸62の基部66は内側バルーン38に対向して配置され、内側バルーン38が膨張したときに内側バルーン38がインジェクタ・ベイ44から弁輪部へと注入ひげ60を押し出すことができるようにする。ひげ64は移植時に弁輪部内に注入ひげ60を保持する。一つの実施態様に於て、ポート30を膜で被覆し、注入アセンブリを弁輪部へ前進させる際に注入ひげ60を保持また保護することができる。別の実施態様に於て、インジェクタ・ベイ44は溶解性粘性材料例えば膠質材料又はゼラチン材料で充填し注入ひげ60を封入、保持、保護することができる。
注入ひげ60は治療薬剤を含有することが可能な生分解性材料、例えばポリジオキサノン、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ乳酸(PLA)、PGA/PLAコポリマー、ポリカプロラクトン、ポリ−b−ヒドロキシ酪酸(PHB)、これらの組合せその他を含みこれに制限されない生吸収性ポリマー等から作成できる。一つの実施態様に於て、治療薬剤は弁輪部に瘢痕を形成することが可能な何らかの治療薬剤例えば、形質転換成長因子β(TGF−β)、結合組織成長因子(CTGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、インシュリン様成長因子(IGF)、その他を含みこれに制限されない前線維性成長因子などとすることができる。前線維性成長因子は弁輪部の炎症を惹起し、これが治癒して瘢痕組織を形成する。瘢痕組織は弁輪部の柔軟性と形状を変化させることによって心臓弁機能を改善する。生分解性材料と治療薬剤の組合せは、治療薬剤が所望の速度で放出されるように調整できる。
図4Bは注入アセンブリのインジェクタ・ベイ44内に装着された取り付け型の注入ひげ70を示す。本実施態様に於て、注入ひげ70は治療薬剤を含む生分解性材料から作成する。注入ひげ70は弁輪部内へ供給され注入ひげ70が吸収されるまでその場に残留する。
注入ひげ70はポート30の後ろのインジェクタ空間42のインジェクタ・ベイ44内に配置される。注入ひげ70は尖った軸72、ひげ74、破断点76、インジェクタ・アタッチメント78を含む。尖った軸72のインジェクタ・アタッチメント78は内側バルーン38へ取り付けられて、内側バルーン38が膨張したときにインジェクタ・ベイ44から弁輪部内へ内側バルーン38が注入ひげ70を押し出すことができるようにしてある。ひげ74は弁輪部内で注入ひげ70を保定し、内側バルーン38が収縮したときに注入ひげ70が破断点76で破断してひげ74と尖った軸72の大半を弁輪部内に留置する。破断点76は応力集中手段、例えば切れ目としたり、又は尖った軸72の他の部分より脆弱な材料とすることができる。注入ひげ70は図4Aの注入ひげで説明したように治療薬剤を含む生分解性材料から作成することができる。
図4Bを参照すると、注入ひげ70はインジェクタ・ベイ44内で非保護又は保護される。一つの実施態様に於て、ポート30は被覆されずインジェクタ・ベイ44は充填されない。別の実施態様に於て、ポート30は膜で被覆して注入アセンブリを弁輪部へ前進させるときに注入ひげ70を保持・保護することができる。別の実施態様に於て、インジェクタ・ベイ44は溶解性のゲル状材料で充填して注入ひげ70を保持・保護することができる。
図4Cは注入アセンブリのインジェクタ・ベイ44内に装着された取り付け型の注入針80を示す。本実施態様に於て、注入針80は弁輪部内へ治療薬剤を供給した後、後退して除去される。
注入針80はポート30の後ろにあるインジェクタ空間42のインジェクタ・ベイ44内に配置される。注入針80は内腔(図示していない)を含み、インジェクタ・アタッチメント82で内側バルーン38に取り付けられる。インジェクタ・アタッチメント82は糊又は機械的取付け例えばリベットとすることができる。内側バルーン38が膨張したときにインジェクタ・アタッチメント82はインジェクタ・ベイ44から弁輪部内へ注入針80の先端を押し出す。注入針80の先端は内側バルーン38が収縮したときに後退する。注入針80は尖鋭化可能な材料例えばステンレス・スチール、ニチノール、又はコバルト基材の合金例えばMP35N又はL605等から作成できる。
注入針80の内腔はカテーテルを通って患者体外にある治療薬剤供給源に連通する。治療薬剤は注入針80を通って心臓弁輪部に注入される。一つの実施態様に於て、治療薬剤は弁輪部に瘢痕を作成することが可能な何らかの治療薬剤、例えば形質転換成長因子β(TGF−β)、結合組織成長因子(CTGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、インシュリン様成長因子(IGF)、その他を含みこれに制限されない前線維性成長因子などとすることができる。治療薬剤は微小球内に入れて、1つ又はそれ以上の治療薬剤の時限的かつ協調的放出を行わせることができる。前線維性成長因子は弁輪部に炎症を惹起し、これが治癒して瘢痕組織を形成する。瘢痕組織は弁輪部の柔軟性と形状を変化させることによって心臓弁機能を改善する。
別の実施態様に於て、治療薬剤は充填剤である。充填剤は、弁輪部内部又は付近へ薬剤が注入されたときに弁の周辺の組織へかさを付加する何らかの治療薬剤である。例えば、充填剤はコラーゲン、ビーズ懸濁液、凝固液又はゲル又は炎症剤である。
弁輪部へ前線維性成長因子等の治療薬剤を供給するために、各種の注入カテーテルが使用できることは当業者には理解されよう。注入カテーテルは弁輪部の複数部位へ一度に刺入する多数の針を有するか、又は単一の針を有して注入カテーテルを回転させ多数部位へ刺入させることができる。一つの実施態様に於て、注入カテーテルは僧帽弁前尖の近傍で弁輪部内に治療薬剤を注入するように配置された複数の針を含む。本実施態様に於て、治療薬剤はコラーゲン又はビーズ懸濁液等の充填剤である。多数の針を備えた代表的な注入カテーテルはTeirstein et al.への米国特許第6,485,489号(特許文献5)で説明されており、これは参照により本明細書に含まれる。注入カテーテルは弁輪部に注入アセンブリを精密に位置決めするために操作可能なものとすることができる。このようなカテーテルの例としては、Bioheart, Inc.社製のMyoCath(登録商標)カテーテル、Johnson & Johnson, Inc.社製のMyoStarカテーテル、Boston Scientific, Inc.社製のStilettoカテーテル等が挙げられる。
弁輪部に対する注入カテーテルの配位は画像化又は誘導システムを使用して決定することができる。一つの実施態様に於て、注入カテーテルの先端には造影マーカーを備え蛍光透視を用いて先端を位置決めすることができる。別の実施態様に於て、非蛍光透視型誘導システム、例えばミネソタ州ミネアポリスのMedtronic, Inc.社製Localisa(登録商標)心臓内誘導システムを使用して先端の位置決めをすることができる。Localisa(登録商標)心臓内誘導システムは3対の皮膚電極を使用し、これらを心臓周囲のx、y、z方向に配置することでカテーテルを追跡する。更に別の実施態様に於て、蛍光透視を非蛍光透視型誘導システムと組合せて使用することで先端を位置決めすることができる。
図5及び図6は心臓弁修正のための別の注入カテーテルを示す。注入カテーテルは、少なくとも1個のバルーンを有しこのバルーンに針を搭載してある注入アセンブリを使用する。バルーンを膨張させて針を展開し治療薬剤例えば前線維性成長因子又は充填剤等を注入する。本実施態様の注入アセンブリの基本的操作は米国特開2003−0055400号公報(特許文献9)及びSeward, et al.への米国特許第6,547,803号(特許文献6)に説明されており、これらは参照により本明細書に含まれる。
図5は膨張した状態にある注入カテーテルを示す。注入カテーテル100は注入アセンブリ104を先端に取り付けてあるカテーテル102を含む。注入アセンブリ104は針108を担持するバルーン106と、アクチュエータ本体114とを含み、バルーン106は収縮した状態のときにアクチュエータ本体114内に入り針108を後退させられるように折り畳み可能とする。バルーン106は葉部110と、葉部110の間に位置する頸部112とを含む。針108は頸部112に取付け、バルーン106を膨張させたとき葉部110が心臓弁輪部に針108を配置するようにする。頸部112は製造方法によって又は頸部112の所で材質を変化させることでバルーン106に作成できる。治療薬剤、例えば前線維性成長因子等は、インジェクタの針108から、カテーテル102経由で患者体外へ連通する液路116を用いて、注入することができる。前線維性成長因子は瘢痕組織を形成し、弁輪部の柔軟性と形状を変化させることにより心臓弁機能を改善する。
図6は図5と同様の部材で同様の参照番号を共有し、収縮させた状態にある多針式注入カテーテルの断面図を示す。本実施態様に於て、数個の注入アセンブリ104が中心から外向きに尖った針108と連結されて多針式注入カテーテルを構成する。図6は針108での断面図を示し、この針はバルーン106の頸部に取り付けられる。展開されたとき、バルーン106はアクチュエータ本体114から針108を延出させる。膨張させた状態のときに、数個の注入アセンブリ104の組み合わされた頸部が組み合わされた葉部より小さくなるようにし、頸部がより小さな弁輪部に針108を配置させるようにする。アクチュエータ本体114は糊又は機械的締結具で取り付けることができる、又は一体型ユニットとして製造することができる。
図7は心臓弁修正の方法100のフローチャートを示す。弁輪部の特徴を決定する(ブロック140)。注入カテーテルを弁輪部内へ挿入し(ブロック142)、前線維性成長因子を注入カテーテルで弁輪部内へ注入する(ブロック144)。注入カテーテルを抜去する(ブロック146)。
弁輪部の特徴を決定する(ブロック140)のことは、前線維性成長因子が弁機能を改善し得る弁輪部内の標的部位を同定することを含むことができる。前線維性成長因子は弁輪部の柔軟性と形状を変更する。弁輪部の特徴を決定する(ブロック140)ことは心エコー検査により実施でき、心エコー検査を用いて弁の漏れを同定する。別の実施態様に於て、磁気共鳴イメージング(MRI)又は超高速コンピュータ・トモグラフィ(CT)を用いて弁輪部の特徴決定を行うことができる。
注入カテーテルを経管的に弁輪部内へ挿入する際(ブロック142)、注入カテーテルはイメージング又は誘導システムによって、例えば蛍光透視又はMedtronic, Inc.社製Localisa(登録商標)非蛍光透視心内誘導システム等で位置を特定できる。注入カテーテルは単針式又は多針式で、操縦可能なものとすることができる。弁輪部内へ注入カテーテルを挿入する(ブロック142)ことは、弁輪部に注入アセンブリを配置すること、又は弁輪部で注入アセンブリを展開すること例えば注入アセンブリを膨張させること等も含むことができる。
注入カテーテルで弁輪部内へ前線維性成長因子を注入する(ブロック144)ことは、弁輪部の特徴を決定する際に同定した標的部位に前線維性成長因子を注入することを含むことができる。前線維性成長因子は例えば形質転換成長因子β(TGF−β)、結合組織成長因子(CTGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、インシュリン様成長因子(IGF)、等の前線維性成長因子とすることができる。前線維性成長因子は1つ又はそれ以上の治療薬剤の時限時また協調的放出を行わせるため微小球内に入れることができる。
一つの実施態様に於て、心臓弁修正の方法は更に、適正な前線維性成長因子、及び特定の患者について特定の前線維性成長因子の感受性を決定するための感受性検査を実施することも含むことができる。患者によって反応も異なるので、感受性検査は特定の前線維性成長因子の投与量が所望の弁輪部修正量を実現するよう保証する。感受性検査は様々な強度の各種前線維性成長因子を患者へ皮下注射し炎症及び瘢痕化反応を測定することにより実施できる。
別の実施態様に於て、心臓弁修正の方法は更に一連の心臓弁修正手術を実施し、弁機能が充分になるまで段階的に弁輪部を修正することを含むことができる。炎症及び瘢痕形成の過程は前線維性成長因子注射後に通常数日から数週間かかるので、手術は数週から数か月の間隔で施術可能である。弁機能は各々の手術後に心エコー検査又は他の類似の方法を用いてチェックできる。弁機能が改善可能なら各手術の際に前線維性成長因子を弁輪部へ注入する。一連のアプローチにより、いずれか一つの手術で過大な修正が適用されないように保証する。
別の実施態様に於て、心臓弁修正の方法は心臓弁修正手術後に弁機能をチェックし弁機能が充分になるまで心臓弁修正手術を反復することを更に含むことができる。炎症及び瘢痕形成の過程は代表的には数日から数週間かかるので、達成された結果のチェックはその時期の後で行うことになる。弁機能のチェックは心エコー検査を用いて弁機能をチェックすることを含むことができる。別の実施態様に於て、磁気共鳴イメージング(MRI)又は超高速コンピュータ・トモグラフィ(CT)を用いて弁機能をチェックできる。弁機能のさらなる改善が可能なら、心臓弁修正手術を反復できる。
炎症及び瘢痕形成の過程の進捗をモニターする一つの方法はC反応性タンパク質(CRP)のモニターである。CRPは急性相反応物質で、急性外傷、感染、又はその他の炎症刺激に応答して人体から放出される。弁輪部の炎症はCRPを放出する。心臓弁修正手術以後のCRPの減少は瘢痕化が実質的に完了したことを示す。CRPをモニターすることはその他の急性外傷、感染、又は炎症刺激が患者に存在していない場合に限って有効である。
別の実施態様に於て、心臓弁修正の方法は更に心臓弁修正手術により弁輪部に形成された瘢痕組織を修正して弁機能を更に改善することを含むことができる。瘢痕組織は例えばグルテルアルデヒド(gluteraldehyde)又はその他の類似の薬剤等の治療薬剤を注入して瘢痕組織を収縮させ更に弁輪部を締め付けることが可能である。治療薬剤は前線維性成長因子の注入に関して本明細書に記載したような注入カテーテルで注入可能である。紫外線放射への暴露を用いて、瘢痕組織へ直接紫外線放射を適用することで瘢痕組織を収縮させることも可能である。
図8は心臓弁修正の方法200についてのフローチャートを示す。方法200は図1から図6に関連して上記で説明したような注入カテーテルを使用する。方法200は弁輪部を修正するのに充填剤を使用する。注入カテーテルの先端を、経管的(経皮的)経路から弁輪部に接した位置まで前進させる(ブロック210)。注入カテーテルの先端が正しく配置されたら、注入カテーテルの先端に装着されている注入アセンブリを作動させて注入針又は注入針群を展開する(ブロック220)。
次に、弁輪部へ充填剤を注入する(ブロック230)。充填剤は当業者に公知の何らかの充填剤又は充填剤の組合せとする。一つの実施態様に於て、充填剤はコラーゲンである。別の実施態様に於て、充填剤はビーズの懸濁液である。充填剤を注入した後で注入カテーテルを抜去する(ブロック240)。
充填剤は弁の周辺の組織のかさを増加させることで弁輪部のサイズ及び/又は形状を変更する。組織のかさの増加によって弁尖同志を互いに近付け、弁からの漏れを減少又は排除する。
一つの実施態様に於て、方法200は僧帽弁輪部の一部を治療するための注入アセンブリを含む。本実施態様に於て、注入アセンブリは複数の針を含み、展開されたときに針が弁の前尖に接した弁輪部の一部にだけ挿入されるように配置してある。その後前尖の近傍部分だけの弁輪部内へ充填剤を注入する。弁輪部のこの部分に充填剤を注入することが有利である。僧帽弁輪部のこの領域は、弁輪部の背側と比較して、線維性が強く高密度であるので、弁尖を所定位置へ押し出すのに一層安定した部分を提供することができる。
図1から図8は本発明の特定の用途及び実施態様を示したものであって、本開示又は請求項の範囲を本明細書に示した範囲に限定することを意図していないことは重要である。明細書を熟読し本明細書の図面を参照すれば、本発明の無数のその他の実施態様が可能であること、また当該実施態様が企図され、本明細書で請求している発明の範囲に納まるものであることが、当業者にはすぐに明らかになるであろう。
本明細書で開示した本発明の実施態様は現在好適なものであると考えられるものであるが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々な変更及び変化を成し得る。本発明の範囲は添付の請求項に示してあり、等価物の意味と範囲内に納まる全ての変化は本発明に包含されるものであることを意図している。
図1は、本発明によりなされた心臓弁修正のための注入カテーテルを示す。 図2は、本発明によりなされた心臓弁修正のための注入カテーテルを示す。 図3は、本発明によりなされた心臓弁修正のための注入カテーテルを示す。 図4A、図4B及び図4Cは、本発明によりなされた心臓弁修正のための注入カテーテルを示す。 図5は、本発明によりなされた心臓弁修正のための別の注入カテーテルを示す。 図6は、本発明によりなされた心臓弁修正のための別の注入カテーテルを示す。 図7は、本発明による心臓弁修正の方法のフローチャートを示す。 図8は、本発明による心臓弁修正の方法の別の実施態様のフローチャートを示す。

Claims (46)

  1. 心臓弁修正のための装置であって、
    カテーテルと、
    前記カテーテルに搭載され、第1の葉部と、第2の葉部と、前記第1の葉部と前記第2の葉部の間に配置された頸部とを有する注入アセンブリと、
    前記頸部に動作可能に配置された少なくとも1個のインジェクタと、
    を含むことを特徴とする装置。
  2. 前記第1の葉部と前記第2の葉部が膨張可能であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記インジェクタは注入ひげと注入針とから構成されるグループから選択されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記頸部は内側バルーンと少なくとも1個のポートを含み、前記インジェクタは前記ポートの後ろに配置され、前記内側バルーンは前記インジェクタの後ろに配置されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記ポートは膜で閉じられていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記インジェクタは粘性材料の中に封入されていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  7. 前記インジェクタは尖った軸と、前記尖った軸に配置された少なくとも1個のひげと、インジェクタ・アタッチメントと、前記ひげと前記インジェクタ・アタッチメントの間に配置された破断点とを含み、前記インジェクタ・アタッチメントは前記内側バルーンに取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  8. 前記インジェクタは前記内側バルーンに取り付けられた注入針を含むことを特徴とする請求項4に記載の装置。
  9. 前記注入針は治療薬剤の供給用内腔を含み、前記治療薬剤は前線維性成長因子、形質転換成長因子β(TGF−β)、結合組織成長因子(CTGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、インシュリン様成長因子(IGF)、等からなるグループから選択されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 前記治療薬剤は微小球内に含まれていることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記注入針は充填剤の供給用内腔を含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  12. 前記充填剤はコラーゲンであることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記インジェクタは生分解性材料と治療薬剤とを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  14. 前記生分解性材料は、生吸収性ポリマー、ポリジオキサノン、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ乳酸(PLA)、PGA/PLAコポリマー、ポリカプロラクトン、ポリ−b−ヒドロキシ酪酸(PHB)、これらの組合せ、及び同様なものからなるグループから選択されることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記治療薬剤は前線維性成長因子、形質転換成長因子β(TGF−β)、結合組織成長因子(CTGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、インシュリン様成長因子(IGF)、及び同様なものから構成されるグループから選択されることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  16. 前記インジェクタは尖った軸と、前記尖った軸に配置された少なくとも1個のひげとを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  17. 前記インジェクタは尖った端部を有し、前記インジェクタは更に前記尖った端部に対向して前記尖った軸に配置された基部を含むことを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記注入アセンブリは内腔を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  19. 前記内腔の中に配置されたチェック弁を更に含むことを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 前記注入アセンブリは更にバルーンとアクチュエータ本体とを含み、前記バルーンは前記第1の葉部と、前記第2の葉部と、前記第1の葉部と前記第2の葉部との間に配置された前記頸部とを含み、前記インジェクタは針を含み、前記バルーンが収縮したときに前記バルーンは前記アクチュエータ本体内に折り畳まれることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  21. 心臓弁修正の方法であって、
    弁輪部へ注入カテーテルを挿入するステップと、
    前記注入カテーテルで前記弁輪部内へ治療薬剤を注入するステップと、
    前記注入カテーテルを抜去するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  22. 弁輪部の特徴を決定するステップ、
    を更に含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 弁輪部の特徴を決定するステップは、心エコー検査、磁気共鳴イメージング、超高速コンピュータ・トモグラフィからなるグループから選択される方法によって弁輪部の特徴を決定することを含むことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記注入カテーテルで前記弁輪部へ前記治療薬剤を注入するステップは更に前記弁輪部の特徴を決定するステップから同定された標的部位に前線維性成長因子を注入することを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  25. 前記弁輪部へ注入カテーテルを挿入するステップは更に前記弁輪部の所に注入アセンブリを配置することを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  26. 前記弁輪部へ注入カテーテルを挿入するステップは更に前記弁輪部へ注入アセンブリを配置することを更に含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  27. 前記弁輪部へ注入カテーテルを挿入するステップは更に前記弁輪部へ前記注入カテーテルを操縦することを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  28. 前記弁輪部へ注入カテーテルを挿入するステップは更に蛍光透視システム、非蛍光透視誘導システム、及びこれらの組合せからなるグループから選択されたシステムを使用して前記注入カテーテルを追跡することを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  29. 前記注入カテーテルは単針式カテーテルと多針式カテーテルからなるグループから選択されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  30. 前記前線維性成長因子に対する感受性について患者を検査することを更に含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  31. 前記弁輪部内へ前線維性成長因子を注入することで前記弁輪部に瘢痕組織を形成させ、更に瘢痕組織の形成後に弁機能をチェックすることを含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  32. 弁機能を改善可能であれば前記弁輪部へ前線維性成長因子を注入することを更に含むことを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 前記弁輪部の炎症をモニタすることを更に含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  34. 前記弁輪部の炎症をモニタするステップはC反応性タンパク質(CRP)をモニターすることを含むことを特徴とする請求項33に記載の方法。
  35. 前記弁輪部へ前線維性成長因子を注入することで前記弁輪部へ瘢痕組織を生成させ、前記瘢痕組織を修正するステップを更に含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  36. 前記瘢痕組織を修正するステップはグルテルアルデヒドを前記瘢痕組織に注入することと、前記瘢痕組織を紫外光に暴露することからなるグループから選択された方法で前記瘢痕組織を修正することを含むことを特徴とする請求項35に記載の方法。
  37. 前記弁輪部へ治療薬剤を注入するステップは充填剤を注入することを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
  38. 前記多針式注入カテーテルは前記弁輪部の一部へ挿入するように配置された複数の針を含むことを特徴とする請求項29に記載の方法。
  39. 前記針は僧帽弁前尖の付近で弁輪部の一部へ挿入するように配置されることを特徴とする請求項38に記載の方法。
  40. 心臓弁修正のためのシステムであって、
    弁輪部を修正するための手段と、
    前記弁輪部内へ前記修正手段を注入するための手段と、
    前記弁輪部の所へ前記注入手段を配置するための手段と、
    を含むことを特徴とするシステム。
  41. 前記修正手段は、前線維性成長因子、形質転換成長因子β(TGF−β)、結合組織成長因子(CTGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、インシュリン様成長因子(IGF)、及び同様なものから構成されるグループから選択された瘢痕形成手段であることを特徴とする請求項40に記載のシステム。
  42. 前記注入手段を展開するための手段を更に含むことを特徴とする請求項40に記載のシステム。
  43. 前記注入手段を追跡するための手段を更に含むことを特徴とする請求項40に記載のシステム。
  44. 前記瘢痕形成手段に対する患者の感受性を検査するための手段を更に含むことを特徴とする請求項41に記載のシステム。
  45. 前記弁輪部の炎症をモニターするための手段を更に含むことを特徴とする請求項40に記載のシステム。
  46. 前記瘢痕形成手段は前記弁輪部に瘢痕組織を発生させることと、前記瘢痕組織を修正するための手段を更に含むことを特徴とする請求項41に記載のシステム。
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