JP2005311979A - 帯域フィルタおよび高周波モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタ特性が良好で低コストかつ小型化が可能な帯域フィルタおよび高周波モジュールを提供する。
【解決手段】共振電極34a,34bの一端が接地されて他端が開放端とされているマイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器を積層基板30に形成する。この積層基板30にRFIC20を載置する。RFIC20には、フィルタ特性を調整する集中定数回路であるフィルタ特性調整部11を形成し、フィルタ特性調整部11と共振電極34a,34bの開放端を接続して帯域フィルタを構成する。またRFIC20には、マイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器とフィルタ特性調整部11で構成される帯域フィルタに接続された高周波信号処理回路25を設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】共振電極34a,34bの一端が接地されて他端が開放端とされているマイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器を積層基板30に形成する。この積層基板30にRFIC20を載置する。RFIC20には、フィルタ特性を調整する集中定数回路であるフィルタ特性調整部11を形成し、フィルタ特性調整部11と共振電極34a,34bの開放端を接続して帯域フィルタを構成する。またRFIC20には、マイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器とフィルタ特性調整部11で構成される帯域フィルタに接続された高周波信号処理回路25を設ける。
【選択図】 図2
Description
この発明は帯域フィルタおよび高周波モジュールに関する。詳しくは、共振電極の一端が接地されて他端が開放端とされているマイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器を形成した積層基板上に半導体チップを載置し、半導体チップには、共振電極の開放端と接続されてフィルタ特性を調整する集中定数回路を形成したものである。また、マイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器と集中定数回路で構成される帯域フィルタに接続される高周波信号処理回路を半導体チップに設けたものである。
マイクロ波帯やミリ波帯の高周波電波をキャリアとした通信システム、例えば携帯電話等の電話システムや無線LAN(ローカルエリアネットワーク)システムの普及に伴い、家庭内や屋外等の様々な場所において手軽にかつ中継装置等を介することなく様々なデータの送受信が可能となっている。
このような通信システムに用いられる機器では、図7に示すように、RF入出力段として、高周波電波を受信して得られた信号の処理や高周波電波として送信する信号の生成等を行うための高周波信号処理用集積回路(以下「RFIC」という)100が設けられている。また、RFIC100とアンテナに接続される信号入出力端子102との間に、所望の帯域の信号を通過させる帯域フィルタ101が設けられる。なお、RFIC100と帯域フィルタ101のインピーダンスが整合しない場合、損失を少なくするために整合回路が設けられる。
この帯域フィルタ101としては、高周波信号から所望の帯域の信号を通過させるため、分布定数回路として設計されている。例えば、特許文献1に示されているように、一対の平行する導体パターンを用いて、トリプレート構造のフィルタを形成することが行われている。
ところで、RFICや特性の良好な帯域フィルタを個々に設けるものとすると、占有面積が大きくなり機器を小型化することができない。さらに、部品点数も多くなるためコストが高くなってしまう。
また、小型化を図るために、例えばRFIC内部に共振器を形成して、帯域フィルタを作り込むものとした場合、RFICでは配線が細く抵抗値が大きいことから、RFIC内に共振電極を設けて共振器を構成しても、共振器のQ(クオリティファクタ)値は低く結合も弱いことから、帯域フィルタでの損失が大きくなってしまう。さらに、RFICの内部ではスペースが限られていることから、共振電極を大きくしてQ値が高くしたり結合を強くすることができない。このため、RFIC内部に特性の良好な帯域フィルタを作り込むことは困難である。
そこで、この発明では、フィルタ特性が良好で低コストかつ小型化が可能な帯域フィルタと、それを用いた高周波モジュールを提供するものである。
この発明に係る帯域フィルタは、共振電極の一端が接地されて他端が開放端とされているマイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器を形成した積層基板上に半導体チップを載置し、半導体チップには、共振電極の開放端と接続されてフィルタ特性を調整する集中定数回路を形成したものである。
また、高周波モジュールは、共振電極の一端が接地されて他端が開放端とされているマイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器を形成した積層基板上に半導体チップを載置し、半導体チップに、共振電極の開放端と接続されてフィルタ特性を調整する集中定数回路と、マイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器と集中定数回路で構成される帯域フィルタに接続される高周波信号処理回路を設けたものである。
この発明においては、共振電極の一端が接地されて他端が開放端とされているマイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器が積層基板に形成されて、この積層基板上に半導体チップが載置される。半導体チップには、例えば一端が共振電極の開放端と接続されて他端が信号入出力端とされるコンデンサ、および/または一端が共振電極の開放端と接続されて他端が接地されるコンデンサとからなる集中定数回路が形成されて、この集中定数回路によってフィルタ特性が調整される。また、集中定数回路のコンデンサは、フィルタ特性の調整とは異なる回路動作、例えば一端が開放端と接続されて他端が信号入出力端とされるコンデンサがデカップリング・コンデンサとして用いられる。さらに、集中定数回路には、一端が信号入力端と接続されて他端が信号出力端と接続されるコンデンサが設けられる。また、半導体チップには、マイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器と集中定数回路で構成される帯域フィルタに接続される高周波信号処理回路が設けられる。
この発明によれば、共振電極の一端が接地されて他端が開放端とされているマイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器を形成した積層基板上に半導体チップが載置されて、この半導体チップには、共振電極の開放端と接続されてフィルタ特性を調整する集中定数回路が形成される。このように、積層基板に共振器を形成したことで共振器のQ値を高くすることが可能となり帯域フィルタの損失を少なく出来る。また、フィルタ特性を調整する集中定数回路が半導体チップ内に形成されているので、部品点数が少なく占有面積が小さくなり低コストかつ小型化できる。
また、集中定数回路は、一端が開放端と接続されて他端が信号入出力端とされるコンデンサ、および/または一端が前記開放端と接続されて他端が接地されるコンデンサで構成される。このため、コンデンサの静電容量を調整して共振周波数を低周波側や高周波側に移動させることが可能となり、所望のフィルタ特性を得ることができる。
また、集中定数回路のコンデンサは、フィルタ特性の調整とは異なる回路動作に用いられるので、半導体チップ内に形成するコンデンサを少なくできる。さらに、集中定数回路は、一端が信号入力端と接続されて他端が信号出力端と接続されるコンデンサが設けられるので、このコンデンサによってトラップする周波数を調整してフィルタ特性を良好なものとすることができる。
さらに、半導体チップには、マイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器と集中定数回路で構成される帯域フィルタに接続される高周波信号処理回路が設けられるので、帯域フィルタと高周波信号処理回路を一体に形成することが可能となり、高周波モジュールの組み立てが簡単で低コストかつ小型化できる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は帯域フィルタの等価回路を示している。帯域フィルタ10は、集中定数回路であるフィルタ特性調整部11と分布定数回路である共振器12で構成されている。
信号入出力端子14aは、例えばフィルタ特性調整部11を構成するコンデンサ21a(静電容量C1)を介して共振器12を構成する共振電極34aの一方の端子と接続されており、この共振電極34aの他方の端子は接地されている。また、信号入出力端子14bは、コンデンサ21b(静電容量C1)を介して共振電極34bの一方の端子と接続されており、この共振電極34bの他方の端子は接地されている。コンデンサ21aと共振電極34aの接続部分にはコンデンサ22a(静電容量C2)の一方の端子が接続されており、コンデンサ22aの他方の端子は接地されている。コンデンサ21bと共振電極34bの接続部分にはコンデンサ22b(静電容量C2)の一方の端子が接続されており、コンデンサ22bの他方の端子は接地されている。信号入出力端子14aと信号入出力端子14bの間にはコンデンサ23(静電容量C3)が接続されている。共振電極34aと共振電極34bは、共振電極間隔Sを隔てて並行に設けられて、相互インダクタンスMにより結合される。
この共振電極34a,34bの長手方向の長さやコンデンサの静電容量C1,C2,C3を調整することにより、例えば信号入出力端子14aから高周波信号RFinを入力したとき、高周波信号RFinに対してフィルタ処理が行われて、所望の周波数帯の信号を通過させた信号RFoutを信号入出力端子14bから取り出すことができる。
ここで、静電容量C1や静電容量C2を大きくすると、共振電極34a,34bを用いて構成される共振器12の共振周波数を低周波側に移動させることができる。すなわち、帯域フィルタ10の通過域を低周波側に移動させることができる。また、静電容量C1や静電容量C2を小さくすることで共振周波数を高周波側に移動させることができる。すなわち、帯域フィルタ10の通過域を高周波側に移動させることができる。
さらに、コンデンサ23はトラップとして機能するものであり、コンデンサ23の静電容量C3を大きくすることでトラップする周波数(ノッチ点)を低周波側に移動させることができ、静電容量C3を小さくすることでノッチ点を高周波側に移動させることができる。このため、ノッチ点が通過域よりも低域側や高域側となるように静電容量C3を調整して、通過域よりも低域側や高域側の成分を減衰させることでフィルタ特性を良好なものとすることができる。
図2は、帯域フィルタ10の構成を示しており、集中定数回路で構成されたフィルタ特性調整部11を半導体チップ例えばRFIC20の内部に形成する。また、分布定数回路である共振器12は、ポリイミドやエポキシ等およびそれらとガラス等を混合した有機材料あるいは低温焼成セラミックスを用いた積層基板30に形成し、共振器を形成した積層基板30にRFIC20を載置して、RFIC20の内部に形成したフィルタ特性調整部11と積層基板30の共振器12を接続することで帯域フィルタ10を構成する。
また、RFIC20の内部に形成したフィルタ特性調整部11の回路素子は、帯域フィルタ10のフィルタ特性を設定するために用いるだけでなく、RFIC20の内部回路の一部として用いる。例えば、コンデンサ22aと共振器接続端子24aに接続される端子15aや、コンデンサ22bと共振器接続端子24bに接続される端子15bを電源端子とする。このとき、コンデンサ22a,22bは、フィルタ特性の設定だけでなく、デカップリング・コンデンサとして動作することとなる。また、信号入出力端子24cから信号を入力する場合、端子15bからは直流成分が除去された信号を得ることができるので、コンデンサ21bは、フィルタ特性の設定だけでなく直流成分カット用のコンデンサとして動作することとなる。
このように、フィルタ特性調整部11のコンデンサを帯域フィルタ10のフィルタ特性を設定するために用いるだけでなく、RFIC20の内部回路の一部として用いることで、RFIC20に形成するコンデンサの数を少なくできる。
また、RFIC20は、フィルタ処理された高周波信号の処理や、フィルタ処理を行う高周波信号の生成処理等を行う高周波信号処理回路25を有しており、この高周波信号処理回路25を信号入出力端子14aと接続することで、高周波信号処理回路に帯域フィルタが接続された高周波モジュールを形成できる。なお、RFIC20には接地端子24dが設けられて、この接地端子24dが後述する接地パッドと接続されて、RFIC20と積層基板30の接地レベルが同電位とされる。
図3は帯域フィルタの構成を示す平面図、図4は図3に示す帯域フィルタ10のA−A'位置の断面概略図、図5は帯域フィルタ10の分解斜視図を示している。なお、図3〜図5は、ストリップライン型共振器を用いた場合を示している。
第1絶縁体層31上には、第1導体層32が形成されており、第1導体層32上には、第2絶縁体層33が形成されている。さらに、第2絶縁体層33上には、共振電極34a,34bからなる第2導体層34が形成されている。共振電極34a,34bは、上述のように、共振電極間隔Sを隔てて並行に設けられている。
第2絶縁体層33において、共振電極34aの一方の端部側に対応する位置には、ビアホール(via hole)やスルーホール(through hole)等の導体層接続部(以下単に「ビア」という)41aが形成されており、このビア41aによって、共振電極34aの一方の端部側が第1導体層32と接続される。また、ビア41aが形成された共振電極34aの端部側と等しい共振電極34bの端部側にも、この共振電極34bの端部側に対応する位置にビア41bが形成されて、このビア41bによって、共振電極34bの一方の端部側が第1導体層32と接続される。
第2導体層34上には、第3絶縁体層35が形成されており、第3絶縁体層35上には、第3導体層が形成されている。さらに、第3導体層36上には、第4絶縁体層37が形成されている。この第3絶縁体層35と第4絶縁体層37において、共振電極34aの他方の端部側に対応する位置にはビア42aが形成されている。また、共振電極34bの他方の端部側に対応する位置にもビア42bが形成されている。第3導体層36には、第3導体層36とビア42a,42bが電気的に接続されることが無いように、ビア42aの位置に開口部36aが設けられており、ビア42bの位置に開口部36bが設けられている。
第4絶縁体層37上には、第4導体層38が形成されている。この第4導体層38は、RCIF20と積層基板30に設けられている共振電極34a,34bを電気的に接続するためのパッドが設けられている。パッド38aは、ビア42aとRFIC20の共振器接続端子24aを接続するためのものである。パッド38bは、ビア42bとRFIC20の共振器接続端子24bを接続するためのものである。また、パッド38cは、RFIC20の信号入出力端子24cと接続されて、このパッド38cが、信号入出力端子14bとして用いられる。
また、積層基板30には、第1導体層32と第3導体層36と第4導体層38の接地パッド38dを接続するためのビア43が第2絶縁体層33と第3絶縁体層35と第4絶縁体層37に設けられている。このため、RFIC20の接地端子24dと第4導体層38の接地パッド38dを接続することで、積層基板30の第1導体層32と第3導体層36をRFIC20の接地レベルと同電位とすることができるとともに、共振電極34a,34bによってストリップライン型の共振器12を構成できる。
なお、第4導体層38には、RFIC20と他の回路を接続するためパターンやRFIC20に電源供給を行うためのパターン等と接続されたパッド38eを設け、このパッド38eとRFIC20の端子24eを接続するものとしても良い。
積層基板30に載置されるRFIC20は、積層基板30の第4導体層38を構成するパッドと接続可能とされていれば、ベアチップであってもパッケージされたものであっても良い。
また、上述の形態ではストリップライン型共振器を用いるものとしたが、第1絶縁体層31や第1導体層32,第2絶縁体層33が設けられておらず、共振電極34a,34bの端部を第1導体層32に代えて第3導体層36と接続すれば、マイクロストリップライン型共振器を用いた帯域フィルタを構成できる。
さらに、共振器の構成は、共振電極34a,34bを基板面方向に所定の間隔を持って形成する場合に限られるものではなく、3つ以上の共振電極を基板面方向に形成したり、共振電極を基板積層方向に設けても共振器を構成するものとしても良い。
このように、積層基板に共振器を形成したことで共振器のQ値を高くすることが可能となり、損失の少ない帯域フィルタを提供できる。また、フィルタ特性を調整する集中定数回路が半導体チップ内に形成されているので、帯域フィルタの部品点数が少なく占有面積も小さくなり低コストかつ小型化できる。
また、半導体チップには、マイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器と集中定数回路で構成される帯域フィルタに接続される高周波信号処理回路が設けられるので、積層基板に半導体チップを載置して接続することで、帯域フィルタと高周波信号処理回路を一体に形成することができ、高周波モジュールの組み立てが簡単で低コストかつ小型化できる。
図1に示す帯域フィルタ10において、共振電極の配線長Lを3000μm、共振電極の配線幅Wを300μm、共振電極間隔Sを200μm、コンデンサ21a,21b,22a,22b,23を酸化タンタルTaOで構成して、コンデンサの静電容量C1を3.5pF、静電容量C2を5pF、静電容量C3を1.3pFとする。
第1絶縁体層31,第2絶縁体層33,第3絶縁体層35は、層厚を50μm,比誘電率を4.0,誘電正接tanδを0.009とする。第4絶縁体層37は、層厚を50μm,比誘電率を4.2,誘電正接tanδを0.009とする。第1導体層32,第2導体層34,第3導体層36の層厚は20μm、第4導体層38の層厚は10μmとする。
このように帯域フィルタ10を構成したとき、電磁界シミュレーション結果は、図6に示すように、2.3GHz〜2.6GHz程度を通過域とする帯域フィルタの特性を示すものとなった。なお、図6において破線は反射特性を示している。
以上のように、本発明は高周波信号を用いる帯域フィルタや高周波モジュールとして有用であり、機器の低コスト化や小型化に適用している。
10,101・・・帯域フィルタ、11・・・フィルタ特性調整部、12・・・共振器、14a,14b,24c,102・・・信号入出力端子、20,100・・・RFIC、24a,24b・・・共振器接続端子、30・・・積層基板、31・・・第1絶縁体層、32・・・第1導体層、33・・・第2絶縁体層、34・・・第2導体層、34a,34b・・・共振電極、35・・・第3絶縁体層、36・・・第3導体層、36a,36b・・・開口部、37・・・第4絶縁体層、38・・・第4導体層、38a,38b,38c・・・パッド、38d・・・接地パッド、41a,41b,42a,42b,43・・・ビアホール
Claims (6)
- 共振電極の一端が接地されて他端が開放端とされているマイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器を形成した積層基板上に半導体チップを載置し、
前記半導体チップには、前記共振電極の開放端と接続されてフィルタ特性を調整する集中定数回路を形成した
ことを特徴とする帯域フィルタ。 - 前記集中定数回路は、一端が前記開放端と接続されて他端が信号入出力端とされるコンデンサ、および/または一端が前記開放端と接続されて他端が接地されるコンデンサとからなる
ことを特徴とする請求項1記載の帯域フィルタ。 - 前記集中定数回路のコンデンサを、前記フィルタ特性の調整とは異なる回路動作に用いた
ことを特徴とする請求項2記載の帯域フィルタ。 - 前記一端が開放端と接続されて他端が信号入出力端とされるコンデンサをデカップリング・コンデンサとして用いた
ことを特徴とする請求項3記載の帯域フィルタ。 - 前記集中定数回路は、一端が信号入力端と接続されて他端が信号出力端と接続されるコンデンサを有する
ことを特徴とする請求項2記載の帯域フィルタ。 - 共振電極の一端が接地されて他端が開放端とされているマイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器を形成した積層基板上に半導体チップを載置し、
前記半導体チップに、前記共振電極の開放端と接続されてフィルタ特性を調整する集中定数回路と、前記マイクロストリップラインあるいはストリップライン型共振器と前記集中定数回路で構成される帯域フィルタに接続される高周波信号処理回路を設けた
ことを特徴とする高周波モジュール。
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CN117254227A (zh) * | 2023-11-20 | 2023-12-19 | 成都天锐星通科技有限公司 | 天线滤波结构 |
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2004
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