JP2005310297A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクのラベル面に可視画像を記録する場合、通常の情報を記録する場合とは表裏反対に光ディスクを光ディスク装置へセットすることになり、情報記録時の対物レンズから光ディスク内の情報記録層までの距離と可視画像記録時の対物レンズから光ディスク内の感光・感熱層までの距離が異なることによる課題がある。
【解決手段】光ディスクのラベル面に光ディスク装置に搭載されているレーザーを活用て可視画像を記録する場合、光ディスク装置の高さHに対して、光ピックアップの厚みhが、h≦0.4Hとなるような厚みの光ピックアップを搭載、従来から使われている厚みの薄い光ピックアップを利用することで光ディスク内に高さ的なスペースを生じさせ、そのスペースを有効活用することで、対物レンズのオフセットという重要課題を解決しつつ、安価なラベルプリント機能付き光ディスク装置を提供することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、パーソナルコンピュータ等の据え置き型電子機器やノートブックパソコン,携帯型情報端末機器,携帯型映像装置等の携帯型電子機器に好適に用いられる光ディスク装置において、光ディスクのラベル面に可視画像を記録することが可能な光ディスク装置に関するものである。
光ディスク装置は、光ディスクの記録容量が大容量であることと、光ディスクの取扱いが容易なことから、コンピュータ分野や映像音響機器分野でデータ再生装置として、広く普及してきた。近年、普及した光ディスク再生装置のインフラを背景にCD−R/RWやDVD−RAM、DVD−R/RW、DVD+R/RWなど、映像や音楽などの各種データを光ディスクに記録可能な記録型光ディスク、および記録型光ディスク装置の普及が著しい。これらの記録型光ディスク装置では、光ディスク面内に形成された記録面にレーザー光を照射することで映像や音楽などを記録している。
上記のように記録型光ディスク、および装置が急激に増加してくる中で、光ディスク記録面に記録されている内容を可視画像として光ディスクに付与する方法が、いくつか商品形態として提案されている。ひとつは従来のプリンタ装置を使用するもので、光ディスクのデータ記録面の反対側にラベル面を設け、インクジェットなどのプリンタヘッドで直接印字するものや、一旦、シート状のラベルに印字した後、光ディスクの形に切り取り、ラベル面に貼付するものなどがある(図1参照)。
また一方では、光ディスク装置に搭載されるレーザーを利用して光ディスクに可視画像を記録するものもあり、光ディスクのデータ記録層での記録部と非記録部での反射率差を利用したものや(図2参照)、従来の光ディスクのラベル面に感光層、感熱層、もしくは感光・感熱特性を持つシート(図3参照)などをラベル面に貼付し、レーザーにて可視画像を記録するものが提案されている。
上記先行例としては、(特許文献1)(特許文献2)(特許文献3)などがある。
特開2003−16650号公報 特開2003−203348号公報 特開2002−25222号公報
プリンタ装置にて光ディスクに直接印字するものは、光ディスク専用のパスを持つプリンタ装置を準備する必要があった。また、シートに印刷後、光ディスクに貼付する方法は、貼付の際、煩雑な作業となり、かつ、光ディスクにシートを正確に貼付することができず、高速再生時の振動の原因となりうることもある。さらに、光ディスクのデータ記録面に印字する方法では、データ記録容量が犠牲になることや可視画像とデータ記録材料とのコントラストが低く見にくいなどの課題もあった。
これらを解決すべく、(特許文献2)や(特許文献3)では記録型光ディスクのデータ記録面の反対面に、光ディスク装置に搭載するレーザー光に反応して変色する感光・感熱層を形成したラベル面、もしくはラベルシートを配した光ディスクに記録する方法について提案している。
しかしながら、上記のように光ディスクのラベル面に可視画像を記録する場合、通常の情報を記録する場合とは表裏反対に光ディスクを光ディスク装置へセットすることになる。
その際、情報記録時の対物レンズから光ディスク内の情報記録層までの距離と可視画像記録時の対物レンズから光ディスク内の感光・感熱層までの距離が異なる。レーザーパワーを有効に使うためにも通常の情報記録時の距離に近づける必要があるが、光ディスクの厚みや構成によっては、対物レンズを可動調整可能な範囲を超えている場合があり、可視画像の印字が困難な場合が生じる。
また、可視画像を形成するために用いられる感光・感熱材料は、印字後の耐久性とのトレードオフで比較的大きなエネルギーでレーザー光を照射する必要があり、通常の光ディスク装置の回転速度より低い速度で回転させる必要がある。これは、可視画像を印字する時間に直結、他の印字方式に比べても大きく見劣りする要因になっていた。上記2点の課題は、特に薄型の光ディスク装置については、影響が大きくなる。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、従来の光ディスク技術資産を活かしながら、対物レンズの可動範囲を容易に拡大するものである。また類似の技術を応用して可視画像印字の高速化を実現することができる光ディスク装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明に関わる光ディスク装置は、光ディスクの少なくとも情報記録面と異なる面に前記レーザー光に反応して可視画像を記録する感熱層を形成した光ディスクに対して、前記レーザー光を照射する光ピックアップと、前記光ディスクの感熱層に対して前記レーザー光を導光する対物レンズを可動する対物レンズ可動手段と、前記光ディスクを回転制御するスピンドルモータと、前記光ディスクの感熱層を前記光ピックアップと対向して保持するチャッキング手段とを有し、前記光ディスク装置の高さHに対して、前記光ピックアップの厚みhが、h≦0.4Hとなるような厚みの光ピックアップを搭載し、前記光ディスクの情報記録面、もしくは前記可視画像記録面の少なくとも一方にディスク種類識別マークを形成し、前記識別マークをもとに前記可視画像記録面と前記光ピックアップの対向設置を認識、前記対物レンズ可動手段が磁気回路で構成されており、前記磁気回路を前記光ピックアップが対向する前記光ディスク設置位置とは反対の方向へ延長し、前記光ディスクの種類認識後、前記対物レンズ可動手段で対物レンズを所定の位置まで移動させ自動的に前記光ディスクと前記光ピックアップの距離を設定することを特徴としている。
この構成によれば、従来の光ディスク装置の要素部品・モジュールを最大限に利用しながら上記課題を解決することができるので、同一のピックアップで、比較的容易に低コストで、記録型光ディスクのラベル面に可視画像を記録することが可能となる。ここで、薄いピックアップを使っているため、上記対物レンズの移動を磁気回路による可動手段で行わず、ピックアップごと所定の位置まで手動で移動させるという解決策も考えられる。
また、本発明に関わる別の実施の形態では、各種情報を任意の規格に沿ったデジタル信号として記録可能な光ディスクにレーザー光を用いて記録する光ディスク装置であって、前記光ディスクの少なくとも情報記録面と異なる面に前記レーザー光に反応して可視画像を記録する感熱層を形成した光ディスクに対して、前記レーザー光を照射する光ピックアップと、前記光ディスクの感熱層に対して前記レーザー光を導光する対物レンズを可動する対物レンズ可動手段と、前記光ディスクを回転制御するスピンドルモータと、前記光ディスクの感熱層を前記光ピックアップと対向して保持するチャッキング手段とを有し、前
記光ディスク装置の高さHに対して、前記光ピックアップの厚みhが、h≦0.4Hとなるような厚みの光ピックアップを搭載し、前記光ピックアップ並びに前記スピンドルモータの内蔵物を前記光ディスク装置の最下方へ配置し、前記光ディスクの情報記録面、もしくは前記可視画像記録面の少なくとも一方にディスク種類識別マークを形成し、前記識別マークをもとに前記可視画像記録面と前記光ピックアップの対向設置を認識、自動的にスピンドルモータを昇降させて、前記光ディスクと前記光ピックアップの距離を所定の距離に設定することを特徴としている。また前記光ディスクを保持する前記スピンドルモータの前記チャッキング部が昇降することにより、前記光ピックアップの距離を所定の距離に設定することを特徴とすることも考えられる。
この構成によれば、パソコンに内蔵される光ディスク装置において、ワンサイズ薄い光ディスク装置の光ピックアップを搭載することで、筐体内に光ピックアップに対する光ディスクの位置をオフセットさせる空間を作り出すことができ、上記課題を解決することができ、比較的容易に低コストで、記録型光ディスクのラベル面に可視画像を記録することが可能となる。ここで、光ディスクを光ピックアップから所定の距離離す際に手動で可動可能なスピンドルモータ移動手段を設けるという解決策も考えられる。さらに手動時には、上記可視情報記録面認知時に昇降手段の位置を確認し、異常時には操作者へ報知する報知手段を設けることで、本装置の信頼性を高めることができる。
また、本発明に関わる別の実施の形態では、本光ディスク装置の筐体内の光ディスク設置面より下方に温度センサを配し、光ディスクチャッキング後の筐体内の温度変化をモニターし、ある規定の温度より低くなった場合、可視情報記録面に予備加熱などを考慮したレーザー照射パターンで可視画像を記録することを特徴としている。
この実施の形態によれば、温度環境によって印字品質が影響を受けやすい感光・感熱層の冷温による影響をレーザー照射パターンで緩和することで、記録型光ディスクのラベル面に可視画像を印字する際に均質で高い印字品質を保つことができる。
また、本発明に関わる別の実施の形態では、各種情報を任意の規格に沿ったデジタル信号として記録可能な光ディスクにレーザー光を用いて記録する光ディスク装置であって、前記光ディスクの少なくとも情報記録面と異なる面に前記レーザー光に反応して可視画像を記録する感熱層を形成した光ディスクに対して、前記レーザー光を照射する光ピックアップと、前記光ディスクの感熱層に対して前記レーザー光を導光する対物レンズを可動する対物レンズ可動手段と、前記光ディスクを回転制御するスピンドルモータと、前記光ディスクの感熱層を前記光ピックアップと対向して保持するチャッキング手段とを有し、前記光ディスク装置の高さHに対して、前記光ピックアップの厚みhが、h≦0.4Hとなるような厚みの光ピックアップを搭載し、前記光ピックアップ並びに前記スピンドルモータの内蔵物を前記光ディスク装置の最下方へ配置し、設置される前記光ディスクの可視画像記録面側の概ね前記光ピックアップと対向する位置にレーザー光を照射する可視画像記録用光ピックアップを配置することを特徴とする。また前記可視画像記録用光ピックアップは、可視画像記録時には情報記録用の前記光ピックアップを用いて、前記光ディスクの情報記録面の位置情報や光焦点情報をもとに制御されることを特徴とし、前記可視画像記録用光ピックアップに搭載される対物レンズのNAは0.4以下のような光ディスク装置であることを特徴とする。更には、薄型の光ディスク装置への応用として、前記可視画像記録用光ピックアップは、レーザーダイオードを前記光ディスク投影面積以外に配置し、光ファイバーを用いて対物レンズに導光するような光ピックアップを用いることを特徴とする。
この実施の形態によれば、可視画像記録に特化した光ピックアップということで、追加部品とはなるものの、従来の光ピックアップより安価なもので対応できるのに加え、情報
記録用の光ピックアップと既存の規格にてアドレッシングされた記録面の情報をもとに、可視画像用光ピックアップを制御することができる。また、NAを低く設定した対物レンズを用いることで、光ディスクの面振れには鈍感なレーザー光を可視画像記録面に照射することができ、可視画像用光ピックアップの対物レンズ可動手段(アクチュエータ)を省略することができる。更には、前記情報記録面へのレーザー照射と可視情報記録面へのレーザー照射を同時に行うような制御回路構成とることで、可視画像記録に要する時間が大幅に短縮できる。
以上説明したように本発明によれば、光ディスクのラベル面に光ディスク装置に搭載されているレーザーを活用して可視画像を記録する場合、従来から使われている厚みの薄い光ピックアップを利用することで光ディスク内に高さ的なスペースを生じさせ、そのスペースを有効活用することで、対物レンズのオフセットという重要課題を解決しつつ、安価なラベルプリント機能付き光ディスク装置を提供することができる。またその変形例として高さ的なスペースに非常にシンプルで安価な光プックアップを搭載することで、十分に高速なラベル面記録を可能にするラベルプリント機能付き光ディスク装置を提供することができる。
本発明は、光ディスクのデータ記録面に対してレーザー光を照射して情報を記録する光ディスク記録装置であり、データ記録面に対する情報の記録だけではなく、記録面の一部もしくは、その反対側の面に感熱面が形成された光ディスク、もしくは感熱層を有したラベルシールを光ディスクラベル面に貼付した際、レーザー光を照射することにより画像データに対応する可視画像を形成する機能を有している。
(実施の形態1)
図4は本実施の形態における光ディスク装置の概観図を示す。1は光ディスク装置、2はトレイ、3は光ピックアップ4やトラバースモータ5、スピンドルモータ6を搭載したPUM(光ピックアップモジュール)である。
図5は光ディスク7とその簡易断面図を示す。光ディスクはラベル面カバー層8、感光・感熱層9、反射・放熱層10、グルーブ(案内溝)11形状を有するデータ記録層12、データ面カバー層13からなる。尚、各層の構成は模式的なもので、各層の厚みなどはこの図に示される通りではない。また、本実施の形態では、光ディスク7の中でも最も多く市販されている記録型CDディスクの例を取り上げており、記録型DVDディスクなどは層構成などが異なることになる。
通常のデータ記録する際には、光ディスク装置1からトレイ2を引き出した後、光ディスク7のデータ記録面と光ピックアップモジュール3が対向するように光ディスク7をスピンドルモータ6に装着する。次にトレイ2を光ディスク装置1の中に収納した後、光ディスク7はスピンドルモータ6によって回転制御(矢印A)され、光ピックアップ4は、トラバースモータ5によって、光ディスクの径方向(矢印B)に制御される。前記光ディスク7に対して情報を記録するときには、グルーブ11に沿ってレーザー光を照射することになる。したがって、情報を記録する時には光ディスク7のデータカバー層14の面を光ピックアップ4が照射するレーザー光を上記グルーブ11に沿って移動させることにより情報記録が行われる。
一方、当該光ディスク7の感光・感熱層9面上に可視画像を形成する場合には、ラベル面カバー層8側の面が光ディスク記録装置1の光ピックアップ4と対向するように光ディスク7をスピンドルモータ6にセットする。そして、スピンドルモータ6とトラバースモ
ータ5によって光ディスク7と光ピックアップ4を制御することで、可視画像に対応させて感光・感熱層9にレーザー光を照射することにより、感光・感熱層9に所望の可視画像を形成する。
次に、図6は本発明の一実施の形態に係る光ディスク記録装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この光ディスク装置1は、ホストPC14に接続されており、光ピックアップ4と、トラバースモータ5と、スピンドルモータ6と、サーボ回路、CD/DVDデコーダ・エンコーダ、CPU、ストラテジ回路、PLL(Phase Locked Loop)回路、バッファメモリなどを内蔵するODC(Optical Disk Controller)15と、RF(Radio Frequency)アンプ、レーザーパワー制御回路などを内蔵するFEP(Front End Processor)16と、レーザードライバ17と、トラバース、スピンドルモータ用のモータドライバ18とを備えている。
スピンドルモータ4は、データを記録する対象となる光ディスク7を保持、回転駆動するモータであり、サーボ回路によりその回転数が制御される。光ピックアップ4は、スピンドルモータ4によって回転させられる光ディスク7に対してレーザー光を照射するユニットである。図7に示すような光ピックアップ4のアクチュエータ部において、対物レンズ19は、フォーカスアクチュエータ20およびトラッキングアクチュエータ21に保持されて、対向する光ディスク7に対して、光ディスク面に対して垂直方向Cおよび光ディスク7の径方向Dに移動可能になっている。フォーカスアクチュエータ20およびトラッキングアクチュエータ21の各々は、サーボ回路(図6参照)から供給されるフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号に応じて対物レンズ19を光ディスク7に対して垂直方向Cおよび径方向Dに移動させる。なおサーボ回路は、レーザー照射時の光ディスク7からの反射光から得られる受光信号に基づいてフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を生成し、上記のように対物レンズ19を移動させることでフォーカス制御およびトラッキング制御を行う。
RFアンプ(図6参照)は、光ピックアップ4から供給されたRF信号を増幅し、増幅後のRF信号をサーボ回路およびデコーダを内蔵するODC15にRF信号を出力する。CD/DVDデコーダは、再生時にはRFアンプから供給されるRF信号をEFM復調して再生データを生成する。バッファメモリは、ホストPC14から供給される、光ディスク7の記録面に記録すべき情報(以下、情報記録データという)および光ディスク7の感光・感熱層9に形成すべき可視画像に対応した情報(以下、可視画像データ)を蓄積する。そして、バッファメモリに蓄積された情報記録データをエンコーダに出力し、可視画像データは制御部に出力される。エンコーダは、バッファメモリから供給される記録データを変調し、ストラテジ回路に出力、エンコーダから供給された信号に対して時間軸補正処理等を行い、レーザードライバ17に出力する。レーザードライバ17は、ストラテジ回路から供給される記録データに応じて変調された信号と、LPC回路の制御にしたがって光ピックアップ4のレーザーダイオードを駆動する。FEP16に内蔵されるLPC回路は、光ピックアップ10のレーザーダイオードから照射されるレーザーパワーを制御するものである。具体的には、LPC回路は、ODC15から指示される最適なレーザーパワーの目標値と一致する値のレーザー光が光ピックアップ4から照射されるようにレーザードライバ17を制御する。ODC15に内蔵されるバッファメモリには、ホストPC14から供給される可視画像データがCPUを介して順次蓄積される。ホストPC14において、一般的に使用されるビットマップ形式等で光ディスク7のラベル面に形成する可視画像データを作成した場合には、ビットマップデータを極座標形式のデータに変換し、変換後の画像データをホストPC14から光ディスク装置1に送信することになる。
上記のように供給される可視画像データに基づいて、光ディスク7のラベル面に対して
可視画像を形成する際、レザーパワーは、感光・感熱層9が変色して記録するハイレベルと光ディスク7の感光・感熱層9に照射した際でも該感光・感熱面がほとんど変化しないローレベルとを有し、常に反射光などをモニターすることで、光ピックアップ4の位置制御をすることもできる。ここで反射光を利用せず光ピックアップ4の位置制御する方法も考えられるので、ローレベルのモードを廃止することも考えられる。
トラバースモータ5は、光ピックアップ4を光ディスク7の径方向Dに移動させるためのモータである。モータドライバ18は、ODC15から供給される信号に応じた量だけトラバース5を駆動する。ODC15は、指示される光ピックアップ4を径方向への移動方向および移動量を含む移動開始指示にしたがって、移動量や移動方向に応じたパルス信号を生成し、モータドライバ18に出力する。トラバースモータ5が光ピックアップ4を光ディスク7の径方向に移動させること、および光ディスク7をスピンドルモータ6が回転させることにより、光ピックアップ4のレーザー光照射位置を光ディスク7の様々な位置に移動させることができ、これらの構成要素が照射位置調整手段を構成している。
ODC15はその他にCPU(Central Processing Unit)、およびRAM(Random Access Memory)等から構成されており、ROMに格納されたプログラムにしたがって当該光ディスク装置1の装置各部を制御し、光ディスク7の記録面に対するデータ記録処理および光ディスク7の感熱面に対する可視画像形成処理を中枢的に制御するように構成されている。
図7には光ピックアップ4の対物レンズ19を光ディスク7への垂直方向Cと径方向Dへ動かすアクチュエータ部を示す。図7においてフォーカスアクチュエータ20は、略リング状に巻線されており、トラッキングアクチュエータ21も同様にそれぞれ略リング状に巻線されている。これらフォーカスアクチュエータ20やトラッキングアクチュエータ21は、対物レンズ保持部材24に接着剤などで固定されている。磁気ヨーク23は、フォーカスマグネット22aとトラッキングマグネット22bと磁気回路を形成する。バネ基板25はそれぞれ導電性を有するサスペンションワイヤ26から電力を供給され、また対物レンズ保持部材24と接合するための中継基板として用いられている。サスペンションワイヤ26の一端は、バネ基板25に半田等で接合され、フォーカスアクチュエータ20、トラッキングアクチュエータ21もバネ基板25に半田付け等でサスペンションワイヤ26に固定される。さらにバネ基板25は対物レンズ保持部材24に対して接着剤等で固定される。サスペンションワイヤ26は、フォーカスアクチュエータ20と直列に接続されたトラッキングアクチュエータ21に対して電力を供給できるように少なくとも6本の丸ワイヤ、もしくは板バネ等で構成されている。
以上説明したのが本実施の形態に係る光ディスク装置1の主な構成である。
次に、上記構成の光ディスク装置1の動作について説明する。上述したようにこの光ディスク装置1は、光ディスク7のデータ記録面に対してホストPC14から供給された音楽・映像やPC用のデータ等の情報を記録することが可能であるとともに、光ディスク7の感光・感熱面9に対してホストPC14から供給される画像データに対応した可視画像を形成することができるように構成されている。以下、情報記録および可視画像形成といった処理を行うことが可能な光ディスク装置1の動作について説明する。
まず、当該光ディスク装置1に光ディスク7がセットされると、光ピックアップ4等を制御し、セットされた光ディスク7の光ピックアップ4と対向する面がデータ記録面か否かを判断する。この際の判断基準として、可視画像記録面にユニークな識別マークなどを設けることも考えられるし、単純にCDやDVDなど既存の規格を利用して情報記録面か否かを判断する方法も考えられる。いずれの場合にしても、データ記録面が光ピックアッ
プ4と対向している状態であれば、従来の記録型光ディスク装置と同じような方法でスピンドルモータ6やトラバースモータ5、光ディスク7や光ピックアップ4を駆動制御することになる。一方、ラベル面が光ピックアップ4に対向してセットされた場合は、上記データ記録面の時と比べて、光ピックアップ4に搭載されている対物レンズ19(図8)とこれに対向する光ディスク7の感光・感熱層との距離が大きく異なることになる。光ピックアップ4の対物レンズ19は、対物レンズ保持部材24等の自重のバランスを考慮して、概ねデータ記録層12にレーザービームの焦点が合うように設計されており、ラベル面に可視画像を書き込む際に光ディスク7を表裏反対にして光ディスク装置1にセットするということは上記焦点位置がオフセットすることになる。それゆえ上記認識後は、以下のような方法にて自動的に光ピックアップ4の位置や対物レンズ19の位置を光ディスク7に合わせて調整する必要がある。
以下、CD−Rメディアを本実施の形態の光ディスク装置1で使用する際の例について図8を用いて説明する。データ面記録時にセットされている光ディスク7のデータ記録層12は、図5に示すようにレーザー入射面の反対面近傍に形成されている。一方、ラベル面に可視画像を形成する際は、データ面記録時から光ディスク7を表裏反対にしてセットするため、レーザー光の焦点を結ぶ位置は、光ピックアップ4と対抗する面近傍に変わる。すなわち、レーザー光の焦点を結ばせる位置が、光ディスク7の板厚分オフセットすることになる。具体的にはこの光ディスク7がCD−Rの時、約1.2mm程度のオフセット量に対応する必要がある。通常の光ピックアップ4のアクチュエータ部(図7)では回転時の光ディスク7の面振れなどを許容するために±1mm程度の可動範囲(性能)を有しているものの、本実施の形態のように1.2mm程度のオフセットでは、上記範囲を超えてしまうことになる。この課題に対応するためにはキーデバイスである光ピックアップ4の抜本的な設計改造が必要となる。本実施の形態では、最小限のコストアップなどで上記課題を解決するために光ディスク装置の異なる標準形状に内蔵される光ピックアップ4を用いることを試みている。具体的には、ノートPC内蔵用とされている厚み12.7mmの光ディスク装置1に、同じくノートPC内蔵用とされている厚み9.5mmの光ディスク装置用の光ピックアップ4を搭載している。光ディスク装置1の薄さにしたがって9.5mm厚の光ディスク装置用の光ピックアップ4は、12.7mm厚の光ディスク装置1用の光ピックアップよりも薄く設計されており、その厚みの差は上記光ディスク7の表裏反転に伴う対物レンズ19の必要なオフセット量よりも大きい。そこで本実施の形態では、図8に示すように9.5mm厚の光ディスク装置用光ピックアップ4のフォーカシングマグネット22aとトラッキングマグネット22bと磁気ヨーク23で構成される磁気回路を光ディスク装置1の下方へ伸ばすことで、可視画像記録時の対物レンズ19の下方へのオフセットにも対応することができる構成とした。これにより光ディスク7のラベル面が光ディスク装置1にセットされると、自動的に光ピックアップ4に搭載された対物レンズ19がラベル面に対して適正な位置に調整され、ホストPCから送られてくる画像データにしたがって、光ディスク7の回転や光ピックアップ4の駆動を制御しながら、可視画像を記録していくことになる。
本実施の形態のひとつとして磁気回路の延長を上記説明したような一体型とせず、図9に示すような付け加え型で実現する方法も考えられる。すなわち、フォーカシングマグネット22a、トラッキングマグネット22bの下方に新たにフォーカシングマグネット25a、トラッキングマグネット25bを設け、磁気ヨーク23の下方にも追加型の磁気ヨーク26を設ける。上記フォーカシングマグネット22a、25aとトラッキングマグネット22b、25bと磁気ヨーク23、26はそれぞれ電磁気的には連続するよう接続されており、従来の光ピックアップに必要な部分のみ付け加える形で、対物レンズ19のオフセット量にも対応できることになる。
本実施の形態では光ディスク7がCD−Rメディアの場合を例にあげ説明したが、CD
−RWでも同様なことで対応可能である。またDVDメディア規格に対応した各種メディアや青色レーザーに対応する次世代のDVDメディアなどに対しても有効な手段である。さらに、本実施の形態では12.7mm厚のドライブに対して9.5mm厚光ディスク装置用の光ピックアップを搭載する例を説明したが、光ディスク装置の標準サイズ41.5mm厚、12.7mm厚、9.5mm厚のそれぞれに対して上記内容を活用できるだけでなく、標準規格以外のドライブでも光ピックアップ厚み:h≦0.4H(H:光ディスク装置厚み)の関係が成立つ光ピックアップでは実用上、上記手段が適用できるものである。なお、光ピックアップ厚みの下限としては、0.1H≦hであり、よって、0.1H≦h≦0.4Hの関係が成り立つ光ピックアップで上記手段が適用できる。
(実施の形態2)
図10は別の実施の形態における光ディスク装置の概観図を示す。1は光ディスク装置、4は光ピックアップ、ここで光ピックアップ4の厚みhは、光ディスク装置1の厚みHに対して、h≦0.4H(下限値を考慮すれば、0.1H≦h≦0.4H)という関係にある。6はスピンドルモータ、7は光ディスク、19は対物レンズ、20はフォーカスアクチュエータ、21はトラッキングアクチュエータ、22aはフォーカシングマグネット、22bはトラッキングマグネット、23は磁気ヨーク、27は光ピックアップ4を光でディスク7の径方向に駆動する際のガイドシャフト、28は光ディスク装置1の筐体外部から操作可能なボタン、29は上記ボタン28に連動して回動し、上記ガイドシャフト27を昇降させる回動伝達部材である。
本実施の形態では、光ディスク7のラベル面に可視画像を形成する際に生じる光ディスク7と対物レンズ19との間に発生するオフセット量に対応する手段として、手動で上記光ディスク7と対物レンズ19との距離を調整するものである。具体的には、光ディスク7のラベル面に可視画像を記録すべく、データ記録面の反対側を光ピックアップ4に対向するようにセットした後、ユーザーが直接ボタン28を操作するものである。ユーザーがボタン28を押し込むことで、光ピックアップ4の位置を規定しているガイドシャフト27などを光ディスク7と並行に下方に押し下げるような回動伝達部材29が回転しガイドシャフト27を移動させる。その際、ボタン28には既存の光ディスク規格(CDやDVD)に対応して数段階に分けて押しこむ機能を有するとともに、データ記録、CDラベル面、DVDラベル面などの現在位置(状態)の表示機能(図示せず)を有することも考えられる。ワンサイズ小さい光ピックアップを用いることで生じるスペースに上記手動調整手段を搭載することで、非常に安価に光ディスク装置でのラベルプリントを実現することができる。
(実施の形態3)
図11は別の実施の形態における光ディスク装置の概観図を示す。1は光ディスク装置、4は光ピックアップ、ここで光ピックアップ4の厚みhは、光ディスク装置1の厚みHに対して、h≦0.4H(下限値を考慮すれば、0.1H≦h≦0.4H)という関係にある。6はスピンドルモータ、7は光ディスク、19は対物レンズ、20はフォーカスアクチュエータ、21はトラッキングアクチュエータ、22aはフォーカシングマグネット、22bはトラッキングマグネット、23は磁気ヨーク、27はガイドシャフト、30はスピンドルモータ6の一部で、光ディスク7を搭載するターンテーブル、31はスピンドルモータ6の一部で、光ディスク7を保持するチャッキング部である。ここで光ピックアップ4およびガイドシャフト27は従来の位置より下方に設置されている。これに合わせて光ディスク7の位置なども決まっているため、従来の光ディスク装置1に比べると光ディスク7の上方にスペースが生じる構成となっている。この際、生じるスペースは、少なくとも光ディスク7の厚みより大きくなるよう設定している。
本実施の形態では、光ディスク7のラベル面に可視画像を形成する際に生じる光ディス
ク7と対物レンズ19との間に発生するオフセット量に対応する手段として、ラベル面記録時には、スピンドルモータ6の光ディスク7の保持部のターンテーブル30、チャッキング部31が、自動で昇降するものである。まず、当該光ディスク装置1に光ディスク7がセットされると、光ピックアップ4等を制御し、セットされた光ディスク7の光ピックアップ4と対向する面がデータ記録面か否かを判断する。この際の判断基準として、可視画像記録面にユニークな識別マークなどを設けることも考えられるし、単純にCDやDVDなど既存の規格を利用して情報記録面か否かを判断する方法も考えられる。
上記のような方法で、光ピックアップ4に対抗している面がラベル面だと認識すると、スピンドルモータ6内部に内蔵されたアクチュエータ(図示せず)などにより、ターンテーブル30とチャッキング部31は光ディスク7を保持したまま上昇する。ターンテーブル30とチャッキング部31に保持されて上昇する光ディスク7は、そのラベル面が対物レンズ19との訂正な距離を保つように調整される。上昇する量はセットされている光ディスク7の種類によるが、最大でも光ディスク7の厚み分となる。
図12には図11で示す実施の形態の変形例を示す。32は光ディスク装置1の筐体外部から操作可能なボタン、33は上記ボタン28に連動して回動し、スピンドルモータ6のターンテーブル30を昇降させる回動伝達部材である。本変形例では、光ディスク7のラベル面に可視画像を形成する際に生じる光ディスク7と対物レンズ19との間に発生するオフセット量に対応する手段として、手動で上記光ディスク7と対物レンズ19との距離を調整するものである。具体的には、光ディスク7のラベル面に可視画像を記録すべく、データ記録面の反対側を光ピックアップ4に対向するようにセットした後、ユーザーが直接ボタン32を操作するものである。ユーザーがボタン32を押し込むことで、光ディスク7を保持しているターンテーブル30とチャッキング部31を光ピックアップ4と並行に上方に押し上げるように回動伝達部材33が回転し光ディスク7を移動させる。その際、ボタン28には既存の光ディスク規格(CDやDVD)に対応して数段階に分けて押しこむ機能を有するとともに、データ記録、CDラベル面、DVDラベル面などの現在位置(状態)の表示機能(図示せず)を有することも考えられる。
ここで実施の形態で説明してきた全ての例において、光ディスク7の光ピックアップ4に対向している面がラベル面の時、光ピックアップ4が光ディスク7の感光・感熱層9に対して所定の位置に無い場合、アラーム音、もしくはLED点灯、点滅、もしくは、ホストPCにエラーメッセージを流すなどして、操作者に異常を知らせることも考えられる。
(実施の形態4)
図13は別の実施の形態における光ディスク装置の概観図を示す。1は光ディスク装置、4は光ピックアップ、ここで光ピックアップ4の厚みhは、光ディスク装置1の厚みHに対して、h≦0.4H(下限値を考慮すれば、0.1H≦h≦0.4H)という関係にある。6はスピンドルモータ、7は光ディスク、19は対物レンズ、20はフォーカスコイル、21はトラッキングコイル、22aはフォーカシングマグネット、22bはトラッキングマグネット、23は磁気ヨーク、27はガイドシャフト、31はチャッキング部である。ここで光ピックアップ4およびガイドシャフト27は従来の位置より下方に設置されている。これに合わせて光ディスク7の位置なども決まっているため、従来の光ディスク装置1に比べると光ディスク7の上方にスペースが生じる構成となっている。この際、生じるスペースは、少なくとも光ディスク7の厚みより大きくなるよう設定している。34は上記新たに生じたスペースに設置されているラベル記録用光ピックアップ、35は上記ラベル記録用光ピックアップ34に搭載されているラベル記録用対物レンズ、36はラベル記録用光ピックアップ34を径方向にガイドするラベル記録用ガイドシャフトである。対物レンズ19から照射されるレーザー光とラベル記録用対物レンズ35から照射されるレーザー光は、光ディスク7に入射する面は違うものの、ほぼ同一位置になるように光
ピックアップ4とラベル記録用光ピックアップ34は調整されている。すなわち、光ピックアップ4とラベル記録用光ピックアップ34は、径方向に移動する際にサーボ信号やトラバース駆動源を一緒にしてやることで、ほぼ同一の位置で駆動することになる。もしくは、構造的に光ピックアップ4とラベル記録用光ピックアップ34を一体(図示せず)とし、上記条件に適うようにすることも考えられる。
ここでラベル記録用光ピックアップ34に搭載しているラベル記録用対物レンズのNAは、比較的小さなものを選定する。少なくとも0.4以下の低NAのものを搭載する。ラベル記録用光ピックアップ34は、従来のデータ記録用の光ピックアップ4に追加して構成されるものの、光ピックアップ4に連動して動く構成を実現することで、従来の光ピックアップ4に搭載されているような調整光学系(図示せず)や反射光受光素子(図示せず)を搭載する必要がない。具体的には、径方向のトラッキングは光ピックアップ4に追従する形で可能となり、フォーカシングに関しては、ラベル記録用対物レンズ34のNAを小さな値とすることで、光ディスク7の上下方向位置移動に鈍感なレーザー光を照射することができる。つまり、従来の光ピックアップ4と連動することで、ラベル記録用光ピックアップア34は、ラベル記録に徹した非常にシンプルで安価なものにすることができる。
ここでラベル記録用光ピックアップ34は非常に薄い形状であることが要望される。その実現の一例として、ラベル記録用光ピックアップ34の光学系に光ファイバー(図示せず)を用いることも考えられる。ラベル記録用のレーザーダイオード(図示せず)を光ディスク装置1の中でも光ディスク7の投影面積外のところに配置し、光ファイバーにてラベル記録用対物レンズ35レーザー光を入射してやることで、光ディスク7上の狭いスペースにも配置することが可能な非常に薄いラベル記録用光ピックアップ34を実現することができるし、薄い熱容量の小さな光ピックアップ4で起こりがちなレーザーの放熱問題にも有利な構成となる。
また、温度の低い条件での記録に対応するためにレーザー光の照射パターンをテーブル化して持つことも考えられる。レーザー光にて感光材、感熱材を反応さ着色記録していく材料は、現状、まだアプリケーションが少ないため、どのような条件でも同じ記録品質を維持しているような材料、光ディスク7は無いに等しい。そこで、各条件、特に低温に対して繰り返してレーザー照射するなどのパターンを有して、温度的にオフセットすることも考えられる。
さらに、上記で述べてきた光ピックアップ4とラベル記録用光ピック34のマルチピックアップ構成を利用して、データ面のデータ記録とラベル面の可視画像記録を同時に実施する方法も考えられる。将来、記録型光ディスク装置のシステム構成において、各LSIの性能が向上した時に、通常のデータ書き込み処理と並列に可視情報書き込み処理が実施されることで、ラベル面書き込みに要する時間は圧倒的に短縮される。
本発明にかかる光ディスク装置は、安価なラベルプリント機能が必要な光ディスクのラベル面に可視画像を記録することが可能な光ディスク装置等の用途にも適用できる。
従来例の光ディスクラベル印字機能付きプリンタ装置概観図 従来例の光ディスクデータ記録面にラベルを記録した光ディスク概観図 従来例の光ディスクにラベルシート添付の概観図 本発明の一実施の形態における光ディスク装置概観図 本発明の一実施の形態における光ディスク概観図および部分断面図 本発明の一実施の形態における光ディスク装置のブロック図 本発明の一実施の形態における光ピックアップのアクチュエータ部概観図 本発明の一実施の形態における光ディスク装置の断面図 本発明の一実施の形態における光ディスク装置の断面図 本発明の一実施の形態における光ディスク装置の断面図 本発明の一実施の形態における光ディスク装置の断面図 本発明の一実施の形態における光ディスク装置の断面図 本発明の一実施の形態における光ディスク装置の断面図
符号の説明
1 光ディスク装置
2 トレイ
3 光ピックアップモジュール
4 光ピックアップ
5 トラバースモータ
6 スピンドルモータ
7 光ディスク
8 ラベル面カバー層
9 感光・感熱層
10 反射・放熱層
11 グルーブ(案内溝)
12 データ記録層
13 データ面カバー層
14 ホストPC
15 ODC
16 FEP
17 レーザードライバ
18 モータドライバ
19 対物レンズ
20 フォーカスアクチュエータ
21 トラッキングアクチュエータ
22a フォーカシングマグネット
22b トラッキングマグネット
23 磁気ヨーク
24 対物レンズ保持部材
25 バネ基板
26 サスペンションワイヤ
27 ガイドシャフト
28 ボタン
29 回動伝達部材
30 ターンテーブル
31 チャッキング部
32 ボタン
33 回動伝達部材
34 ラベル記録用光ピックアップ
35 ラベル記録用対物レンズ
36 ラベル記録用ガイドシャフト

Claims (15)

  1. 各種情報を任意の規格に沿ったデジタル信号として記録可能な光ディスクにレーザー光を用いて記録する光ディスク装置であって、前記光ディスクの少なくとも情報記録面と異なる面に前記レーザー光に反応して可視画像を記録する感熱層を形成した光ディスクに対して、前記レーザー光を照射する光ピックアップと、前記光ディスクの感熱層に対して前記レーザー光を導光する対物レンズを可動する対物レンズ可動手段と、前記光ディスクを回転制御するスピンドルモータと、前記光ディスクの感熱層を前記光ピックアップと対向して保持するチャッキング手段とを有し、前記光ディスク装置の高さHに対して、前記光ピックアップの厚みhが、h≦0.4Hとなるような厚みの光ピックアップを搭載し、前記光ディスクの情報記録面、もしくは前記可視画像記録面の少なくとも一方にディスク種類識別マークを形成し、前記識別マークをもとに前記可視画像記録面と前記光ピックアップの対向設置を認識、自動的に前記光ディスクと前記光ピックアップを所定の距離に設定することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記対物レンズ可動手段が磁気回路で構成されており、前記磁気回路を前記光ピックアップが対向する前記光ディスク設置位置とは反対の方向へ延長し、前記光ディスクの種類認識後、前記対物レンズ可動手段で対物レンズを所定の位置まで移動させることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記磁気回路の延長寸法が前記光ディスクの厚み以下であることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記磁気回路の必要な延長部分以外は、従来のままの前記対物レンズ可動手段であり、延長部分は構造的には独立しながら、電磁気的には従来の磁気回路と同期して作用することを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  5. 各種情報を任意の規格に沿ったデジタル信号として記録可能な光ディスクにレーザー光を用いて記録する光ディスク装置であって、前記光ディスクの少なくとも情報記録面と異なる面に前記レーザー光に反応して可視画像を記録する感熱層を形成した光ディスクに対して、前記レーザー光を照射する光ピックアップと、前記光ディスクの感熱層に対して前記レーザー光を導光する対物レンズを可動する対物レンズ可動手段と、前記光ディスクを回転制御するスピンドルモータと、前記光ディスクの感熱層を前記光ピックアップと対向して保持するチャッキング手段とを有し、前記光ディスク装置の高さHに対して、前記光ピックアップの厚みhが、h≦0.4Hとなるような厚みの光ピックアップを搭載し、前記可視画像記録面に印字する際には、手動の操作で前記光ピックアップを前記光ディスクから所定の距離に設定するピックアップ移動手段を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 各種情報を任意の規格に沿ったデジタル信号として記録可能な光ディスクにレーザー光を用いて記録する光ディスク装置であって、前記光ディスクの少なくとも情報記録面と異なる面に前記レーザー光に反応して可視画像を記録する感熱層を形成した光ディスクに対して、前記レーザー光を照射する光ピックアップと、前記光ディスクの感熱層に対して前記レーザー光を導光する対物レンズを可動する対物レンズ可動手段と、前記光ディスクを回転制御するスピンドルモータと、前記光ディスクの感熱層を前記光ピックアップと対向して保持するチャッキング手段とを有し、前記光ディスク装置の高さHに対して、前記光ピックアップの厚みhが、h≦0.4Hとなるような厚みの光ピックアップを搭載し、前記光ピックアップ並びに前記スピンドルモータの内蔵物を前記光ディスク装置の最下方へ配置し、前記光ディスクの情報記録面、もしくは前記可視画像記録面の少なくとも一方にディスク種類識別マークを形成し、前記識別マークをもとに前記可視画像記録面と前記光ピ
    ックアップの対向設置を認識、自動的にスピンドルモータを昇降させて、前記光ディスクと前記光ピックアップの距離を所定の距離に設定することを特徴とする光ディスク装置。
  7. 前記光ディスクを保持する前記スピンドルモータの前記チャッキング部が昇降することにより、前記光ピックアップの距離を所定の距離に設定することを特徴とする光ディスク装置。
  8. 各種情報を任意の規格に沿ったデジタル信号として記録可能な光ディスクにレーザー光を用いて記録する光ディスク装置であって、前記光ディスクの少なくとも情報記録面と異なる面に前記レーザー光に反応して可視画像を記録する感熱層を形成した光ディスクに対して、前記レーザー光を照射する光ピックアップと、前記光ディスクの感熱層に対して前記レーザー光を導光する対物レンズを可動する対物レンズ可動手段と、前記光ディスクを回転制御するスピンドルモータと、前記光ディスクの感熱層を前記光ピックアップと対向して保持するチャッキング手段とを有し、前記光ディスク装置の高さHに対して、前記光ピックアップの厚みhが、h≦0.4Hとなるような厚みの光ピックアップを搭載し、前記光ピックアップ並びに前記スピンドルモータの内蔵物を前記光ディスク装置の最下方へ配置し、前記光ディスクの情報記録面、もしくは前記可視画像記録面の少なくとも一方にディスク種類識別マークを形成し、前記識別マークをもとに前記可視画像記録面と前記光ピックアップの対向設置を認識、手動の操作で前記光ディスクを前記光ピックアップから所定の距離離すスピンドルモータ移動手段を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 前記可視情報記録面認知時に前記昇降手段の位置を確認し、異常時には操作者へ報知する報知手段を有することを特徴とする請求項8に記載の光ディスク装置。
  10. 筐体内の光ディスク設置面より下方に温度センサを配し、光ディスクチャッキング後の筐体内の温度変化をモニターし、ある規定の温度より低くなった場合、可視情報記録面に予備加熱などを考慮したレーザー照射パターンを行うことを特徴とする請求項2および請求項8に記載の光ディスク装置。
  11. 各種情報を任意の規格に沿ったデジタル信号として記録可能な光ディスクにレーザー光を用いて記録する光ディスク装置であって、前記光ディスクの少なくとも情報記録面と異なる面に前記レーザー光に反応して可視画像を記録する感熱層を形成した光ディスクに対して、前記レーザー光を照射する光ピックアップと、前記光ディスクの感熱層に対して前記レーザー光を導光する対物レンズを可動する対物レンズ可動手段と、前記光ディスクを回転制御するスピンドルモータと、前記光ディスクの感熱層を前記光ピックアップと対向して保持するチャッキング手段とを有し、前記光ディスク装置の高さHに対して、前記光ピックアップの厚みhが、h≦0.4Hとなるような厚みの光ピックアップを搭載し、前記光ピックアップ並びに前記スピンドルモータの内蔵物を前記光ディスク装置の最下方へ配置し、設置される前記光ディスクの可視画像記録面側の概ね前記光ピックアップと対向する位置にレーザー光を照射する可視画像記録用光ピックアップを配置することを特徴とした光ディスク装置。
  12. 前記可視画像記録用光ピックアップは、可視画像記録時には情報記録用の前記光ピックアップを用いて、前記光ディスクの情報記録面の位置情報や光焦点情報をもとに制御されることを特徴とした請求項11に記載の光ディスク装置。
  13. 前記可視画像記録用光ピックアップに搭載される対物レンズのNAは0.4以下であることを特徴とする請求項11記載の光ディスク装置。
  14. 前記可視画像記録用光ピックアップは、レーザーダイオードを前記光ディスク投影面積以
    外に配置し、光ファイバーを用いて対物レンズに導光することを特徴とする請求項11の光ディスク装置。
  15. 前記情報記録面へのレーザー照射と可視情報記録面へのレーザー照射を同時に行うことを特徴とする請求項11に記載の光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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