JP2005309968A - 最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】イントラネット/インターネット上で列車運行状況等の最新情報を確実に表示させることができる最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムを提供する。
【解決手段】運行管理装置1は列車の運行状況を生成し、時間的に変化する変化データを含む情報を回線を介して送信する。TIDサーバ2は、運行管理装置1から回線を介して受信した情報を管理し、最新の全情報と、変化が生じたときの変化情報である差分情報に、シーケンスカウンタから発生されるシーケンス値を付与して管理する。複数のクライアント3A〜3Eは、サーバ2から送信された情報を受信して、受信情報を表示装置に表示させる。クライアント3A〜3Eに記憶されている情報に付与されているシーケンス値情報をサーバ2に送信することによって、サーバ2は受信したシーケンス値に基づいて当該クライアントに送信する情報を決定してクライアント側に常に最新情報を表示させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムに関し、例えば、列車の運行状況を多数の端末装置に表示させる際に有効な最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムに関する。
例えば、列車の運行状況を表示装置で視認しつつ管理する列車運行状況表示システムにおいては、多数の端末装置(表示装置)を路線の各駅に設置して常に列車の運行状況を視認して運行状況を監視することにより、事故等の発生に対して迅速な情報提供を乗客等の顧客に提供させるようにしている。
従来のこの種の列車運行状況表示では、専用線を利用し、定周期で全ての情報を送信するとともに、状態変化があったときには変化情報として全情報を送信することにより表示がなされ、端末を増設する際には専用線を分岐していた。
列車運行状況表示(TID: Train Information Display)は、限られたセクションの限られた専用端末を用いたシステムが実用化されている。しかしながら、専用端末を用いるには、専用のプログラムが必要であり、汎用性やコスト等の面で問題があった。
しかしながら、このようにインターネット等のweb技術を利用したイントラネット/インターネット上で上記列車運行状況表示を行うには、種々の課題を解決する必要がある。すなわち、専用端末を用いた運行状況表示と大きく異なる点は、不特定多数のユーザが表示している運行状況をイントラネットという共有のLANを経由してリアルタイムで更新する必要がある。例えば、イントラネット/インターネット上には様々なアプリケーションの情報が流れているため、共存するプロトコルでなければならない。伝送負荷(ネットワーク)の問題、クライアントからの不安定なタイミングでの表示要求に応える必要性がある。また、ネットワークに接続するだけで表示用端末とし使用できなければならない。
そこで、本発明の目的は、イントラネット/インターネット上で列車運行状況等の最新情報を確実に表示させることができる最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、クライント等の表示端末への情報の到達保証や到達順序保証が確保され、同時に一時的なネットワーク断線、負荷増大等に対しても自動的に対応可能な最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、サーバが各クライアントの接続状況を確認する必要がなく、処理負荷が低減されるだけでなく、低ネットワーク負荷で多数の端末の接続が可能となる最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムを提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムは、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)時間的に変化する情報を管理するサーバから、このサーバに回線を介して接続されているクライアントに前記情報を送信する最新情報伝送システムにおいて、
前記サーバは、初期情報と、前記情報のうち変化した情報だけを示す差分情報に対して、シーケンスカウンタから時系列的に発生されるシーケンス値を付与して管理し、必要に応じて前記クライアントに送信し、
前記クライアントは、自己がもつ情報に付与されている情報に付与されているシーケンス値を送信して前記サーバに所要の情報の送信を要求し、
前記サーバは、前記クライアントから送信されるシーケンス値に基づいて、当該シーケンス値以降に生じた差分情報を送信する最新情報表示システム。
(2)前記クライアントが持つ情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最小シーケンス値より小さい場合には、前記サーバに記憶されている最新の情報全てを送信する上記(1)の最新情報表示システム。
(3)前記クライアントが持つ情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最大シーケンス値と同じ場合には、前記サーバは前記クライアントに対して前記情報を送信しない上記(1)の最新情報表示システム。
(4)前記クライアントが持つ情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最少シーケンス値より大きい又は同じで最大シーケンス値よりも小さい場合には、前記サーバは前記クライアントに対して付与しているシーケンス値から最大のシーケンス値までの差分情報を送信する上記(1)の最新情報表示システム。
(5)前記シーケンスカウンタは64ビットシーケンスカウンタである上記(1)乃至(4)のいずれかの最新情報表示システム。
(6)列車の運行状況を生成し、時間的に変化する変化データを含む情報を回線を介して送信する運行管理装置と、
前記運行管理装置から前記回線を介して受信した前記情報を管理し、最新の全情報と、変化が生じたときの変化情報である差分情報に、シーケンスカウンタから発生されるシーケンス値を付与して管理して送信するサーバと、
前記サーバから送信された情報を受信して、受信情報を表示装置に表示させる複数のクライアントと、
を備え、前記クライアントに記憶されている情報に付与されているシーケンス値情報を前記サーバに送信することによって、前記サーバは前記シーケンス値に基づいて前記クライアントに送信する情報を決定する列車運行状況表示システム。
(7)前記クライアントに記憶されている情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最小シーケンス値より小さい場合には、前記サーバに記憶されている最新の情報全てを送信する上記(6)の列車運行状況表示システム。
(8)前記クライアントが持つ情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最大シーケンス値と同じ場合には、前記サーバは前記クライアントに対して前記情報を送信しない上記(6)の列車運行状況表示システム。
(9)前記クライアントが持つ情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最少シーケンス値より大きい又は同じで最大シーケンス値よりも小さい場合には、前記サーバは前記クライアントに対して付与しているシーケンス値から最大のシーケンス値までの差分情報を送信する上記(6)の列車運行状況表示システム。
(10)前記サーバと前記クライアント間のトランスポート層のプロトコルは、UDP又はHTTPである上記(6)乃至(9)のいずれかの列車運行状況表示システム。
(11)前記クライアントからは所定周期で最新のシーケンス値を前記サーバに送信し、前記サーバは、受信したシーケンス値に基づいて必要な情報を前記クライアントに送信する上記(6)乃至(10)のいずれかの列車運行状況表示システム。
(12)前記クライアントは、ブラウザを介して前記サーバにアクセスする上記(6)乃至(11)のいずれかの列車運行状況表示システム。
本発明の最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムによれば、イントラネット/インターネット上で列車運行状況等の最新情報を確実に表示させることができる。すなわち、クライント等の表示端末への情報の到達保証や到達順序保証が確保され、同時に一時的なネットワーク断線、負荷増大等に対しても自動的に対応される。また、サーバは、各クライアントの接続状況を確認する必要がなく、処理負荷が低減されるだけでなく、低ネットワーク負荷で多数の端末の接続が可能となる。
以下、本発明による最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムの好適実施形態例について添付図を参照して説明する。
図1は、本発明による最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムのシステム構成図である。図1において、運行管理装置1は、列車運行状況を示す各種の運行列車運行状況表示(TID: Train Information Display)情報を生成、管理するもので、変化データA、B及びCをそれぞれ含む全TID情報をTID回線を介してサーバ2に送信する。TIDサーバ2は、運行管理装置1からTID回線を介して受信したTID情報を管理し、回線(イーサネット)で接続されているパソコン等の通常の端末装置である複数のTIDクライアント3A〜3Eに所定のTID情報を送信する。
TIDサーバ2は、運行管理装置1から送信されたTID情報を管理し、最新の全情報(最新情報)を記憶するとともに、変化が生じたときの変化情報である差分情報を、変化時点毎にX個記憶する。これら全情報や差分情報は、特定のためのシーケンス番号であるシーケンス値が付与され、管理される。シーケンス値は、TIDサーバ2に設けられている64ビットシーケンスカウンタから生成されるシーケンス値で管理される。
TIDクライアント3A〜3Eは、回線を介してTIDサーバ2に接続されており、要求によりTIDサーバ2から自己に必要な最新の情報を受信して取り込む。すなわち、TIDクライアント3A〜3Eのそれぞれは、TIDサーバ2が管理する最新の情報をすべて取り込んで記憶し、表示装置に表示させることが最終的な目的であり、そのために上記シーケンス番号を参照しつつ受信、取り込みを実行する。
TIDサーバ2とTIDクライアント3A〜3E間のトランスポート層のプロトコルは、インターネット層で利用されているIPプロトコルではなく、伝送効率の高いUDPを利用している。
TIDクライアント3A〜3Eは、それぞれ初期化終了時、TIDサーバ2から最新の運行状況情報全てを受信する。この情報には、シーケンスカウンタから出力されるカウンタ値(シーケンス値)が付与されており、他情報と識別される。それ以降は、TIDクライアントは、自己がもつシーケンスカウンタ以降の変化情報をTIDサーバ2に要求する。この要求は、デフォルトで3秒周期(間隔)で行われる。
TIDサーバ2は、要求されたTIDクライアント3A〜3Eのもつシーケンスカウンタ値より新しいものがあった場合、その変化情報のみをTIDクライアントに送信する。新しいものがなかった場合には、無駄な伝送を省くため何の応答もしない。
一方、エラーケースとして要求されたシーケンスカウンタ値についてTIDサーバ2が管理するものより古い場合(シーケンス値が小さい)は、当該TIDクライアントに最新の運行状況情報全てを送信する。
さて、本発明では、変化情報等はシーケンスカウンタ値で管理されるが、TIDクライアントに常に正しい情報を受信させるため、シーケンスカウンタ値が重複して使用されないという唯一性が保証されている。例えば、TIDサーバを再立ち上げしたとき、再立ち上げする前から差分情報の送信を要求し続けている可能性がある。このような場合でも正しい情報をTIDクライアントが受信、取り込みできるようにするにはシーケンスカウンタ値は時間軸上ユニークでなければならない。本発明のような唯一性を保証されたプロトコルでは、情報データの到達保証、順序保証が確保される。以下、シーケンスカウンタ値の唯一性について説明する。
TIDサーバ2側では、先ず、例えば、1970年1月1日の0時0分0秒からの積算値をTとして現在時刻を管理する。
TIDサーバ2を1回目に立ち上げた時点での時刻をT1、2回目をT2、n回目をTnとする。また、シーケンスカウンタとして64ビットシーケンスカウンタを用い、シーケンスカウンタ値をCで表す。
この64ビットシーケンスカウンタは、TIDサーバ2の立ち上げ時にTにより初期化される。
1回目に立ち上がった時、1回目のシーケンスカウンタ値C1の初期値は、
C1=T1
である。
C1を初期値として変化情報が発生するたびにC1からカウントアップされる。すなわち、シーケンスカウンタ値はC1から(C1)+1、(C1)+2、(C1)+3と変化し、m回目の変化は(C1)+mとなる。変化情報が発生する間隔は、通常、数秒単位であるため、ミリ秒単位で変化する現在時刻Tに追いつくことはない。したがって、(C1)+mのシーケンスカウンタ値をもつTIDクライアントが立ち上がったまま、TIDサーバ2の再立ち上げ(2回目)をした場合、
C2=T2となり、
(C1)+m < (C2)が成立するので、
シーケンスカウンタ値(C1)+mの情報をもつTIDクライアントとC2で再立ち上げしたTIDサーバがもつ情報の新旧の関係は保証される。
これを一般化すると、
(Cn)+m < (Cn+1)
の関係が成り立ち、TIDクライアントが動作したままTIDサーバを立ち上げ直してもシーケンスカウンタの唯一性と大小関係が保証されることになる。
本実施例でシーケンスカウンタとして使われる64ビットシーケンスカウンタでは、1ミリ秒ごとにカウントされるとした場合でも約3億年分のカウントを可能とするので、ほぼ永久的な利用が可能となる。また、Javaのlong型整数が64ビットであるので利便性が確保される。
さて、図1において、既設システムの回線を分岐し、運行管理装置1から運行状況情報の全情報を変化情報とともにTIDサーバ2に情報を取り込んでいる。このとき、既設システムのソフト等の改修は必要としない。ここで、運行管理装置1は、変化があったときに運行状況情報を変化情報(A)、(B)、(C)とともに送信する。
TIDサーバ2は、運行管理装置1から受信した最新情報と差分情報(前の情報から変化のあった情報)をシーケンスカウンタ値に基づいて管理している。本実施例では、最初の差分情報Aにシーケンスカウンタ値Cn+1が付与され、次の差分情報Bにシーケンスカウンタ値Cn+2が付与され、更に次の差分情報Cにシーケンスカウンタ値Cn+3が付与されている。
TIDクライアント3A、3B、3C、3D、3Eに記憶されている情報に付与されているシーケンスカウンタ値は、Cn+1、Cn+2、Cn+3、シーケンスカウンタ値なし、Cn―Xとする。
TIDクライアント3A〜3Eは、ブラウザを使ってTIDサーバ2にアクセスする。ブラウザに読み込まれたJavaアプレットは定周期(約3秒)で自己に必要な差分情報をTIDサーバ2に要求する。
TIDクライアント3Aは、現在記憶している情報に付与されているシーケンスカウンタ値がCn+1であるので、シーケンスカウンタ値Cn+1でTIDサーバ2にアクセスする。このアクセスを受けたTIDサーバ2は、記憶されているシーケンスカウンタ値Cn+1以降のシーケンスカウンタ値Cn+2とCn+3が付与されている差分情報BとCを、TIDクライアント3Aに対して送信する。差分情報BとCを受信したTIDクライアント3Aは、元々記憶されている情報に加えて、これら差分情報BとCを用いることにより、最新情報が得られるようになる。
TIDクライアント3Bは、現在記憶している情報に付与されているシーケンスカウンタ値がCn+2であるので、シーケンスカウンタ値Cn+2でTIDサーバ2にアクセスする。このアクセスを受けたTIDサーバ2は、記憶されているシーケンスカウンタ値Cn+2以降のシーケンスカウンタ値Cn+3が付与されている差分情報Cを、TIDクライアント3Bに対して送信する。差分情報Cを受信したTIDクライアント3Bは、元々記憶されている情報に加えて、この差分情報Cを用いることにより、最新情報が得られるようになる。
TIDクライアント3Cは、現在記憶している情報に付与されているシーケンスカウンタ値がCn+3であるので、シーケンスカウンタ値Cn+3でTIDサーバ2にアクセスする。このアクセスを受けたTIDサーバ2は、記憶されているシーケンスカウンタ値Cn+3以降の新しいシーケンスカウンタ値が付与されている差分情報が存在しないので、TIDクライアント3Cに対して送信する差分情報がなく、その旨を告知する情報を送信する。送信されるべき差分情報がない旨を受信したTIDクライアント3Cは、格別な処理をすることなく従前と同じ状態である。
TIDクライアント3Dは、現在記憶している情報がなく、したがってシーケンスカウンタ値なしであるので、シーケンスカウンタ値なし(初期)でTIDサーバ2にアクセスする。このアクセスを受けたTIDサーバ2は、記憶されている最新情報を全てTIDクライアント3Dに対して送信する。最新情報を受信したTIDクライアント3Dは、受信した最新情報をそのまま記憶する。シーケンスカウンタ値がCn−Xの場合も、TIDサーバ2が管理する最少のシーケンスカウンタ値よりも小さいので、同様に最新情報を全てTIDクライアントに対して送信する。
TIDクライアント3Eは、現在記憶している情報に付与されているシーケンスカウンタ値がCnであるので何の差分情報も記憶しておらず、シーケンスカウンタ値CnでTIDサーバ2にアクセスする。このアクセスを受けたTIDサーバ2は、記憶されているシーケンスカウンタ値Cn+1、Cn+2及びCn+3が付与されている差分情報A、B及びCを、TIDクライアント3Eに対して送信する。差分情報A〜Cを受信したTIDクライアント3Eは、これら差分情報A〜Cを用いることにより、最新情報が得られるようになる。
図2と図3には、TIDサーバ2とTIDクライアント3A〜3Eの処理手順が示されている。TIDサーバ2は、上述の如く、サーバ立ち上げ処理してシーケンス値を初期化し、開始シーケンス値を立ち上げ時の年月日データに基づいて定める。TIDサーバ2は、運行管理装置1から運行状況情報を受信し、差分情報(シーケンスカウンタ値)と最新情報を記憶する。差分情報は、X個記憶される。例えば、現在記憶管理されている情報に付与されているシーケンス値をCn、Cn+1、Cn+2、...、Cn(X−1)とする。
図3を参照すると、TIDクライアント3A〜3Eでは、例えばs秒周期でTIDサーバ2に情報送信を要求する際、受信済み情報のシーケンス値を付加して情報送信要求をする。TIDサーバ2から情報を受信すると、受信した情報に付加されたシーケンス値を記憶しておき、次の要求送信時に用いる。
図4は、運行管理装置1、TIDサーバ2及びTIDクライアント3A〜3Eのうち例えばTIDクライアント3Aとの送受信動作の一態様を示す図である。
図4において、TIDサーバ2は、運行管理装置1からは、TID情報(運行状況情報)1〜TID情報4がTIDサーバ2に送信されると、4個のTID情報(差分情報)の各情報にシーケンス値C1(時刻T1に基づいて定まる)を初期値として、C1+1、C1+2、C1+3、C1+4を付与して記憶、管理する。それ以降、時刻T2でTIDサーバ2を再立ち上げすると、時刻T2で定まるシーケンス値Cを基準とする。ここで、
T2=C1+(Xミリ秒)> C1+4
となる。
TIDクライアント3Aは、3秒毎にTIDサーバ2に対して情報送信を要求し、シーケンス値C1に対して送信されたTID情報を受信、取り込み記憶する。3秒後に次の要求をTIDサーバ2に対して行うと、TID情報C1+2を受信して取り込み、記憶する。続いて3秒後の要求に対するTIDサーバ2からのTID情報はシーケンス値C1+4に対応するもので受信して取り込んで記憶する。更に引き続くTIDサーバ2に対する要求については、TIDサーバ2には、シーケンス値C1+4以降のTID情報は存在しないからTIDクライアント3Aは何らの情報も受信しない。TIDサーバ2の再立ち上げ後は、シーケンス値C2での管理となる。
以上のTIDサーバ2の動作処理手順を図5に示すフローチャートに従って説明する。
図5を参照すると、TIDクライアントからの要求を受信すると、要求情報に含まれるシーケンス値(要求シーケンス値)がCnよりも大きいか等しく、C+(X−1)よりも小さいか等しいかを判定し(ステップS1)、そうであれば(Yes)、要求シーケンス値がC+(X−1)と等しいか否かを判定する(ステップS3)。ステップS2において、Noと判定されれば、全情報を当該TIDクライアントに返信(送信)する(ステップS4)。また、ステップS3において、Yesと判定されれば、当該TIDクライアントに情報を返信(送信)しない。ステップS3において、Noと判定されれば、当該TIDクライアントに対して、要求シーケンス値+1〜C+(X−1)の差分情報を返信(送信)する。
以上の実施例によれば、TIDクライアントとTIDサーバは、常にシーケンスカウンタをカウンタ順に一致させるように動作しているので、TIDクライントへの情報の到達保証や到達順序保証が確保される。また、同時に一時的なネットワーク断線、負荷増大等に対してTIDサーバが保持する差分シーケンスの範囲内であれば、自動的に対応して解消される(クライアント・サーバ間の関係の自立性)。更に、クライアントをいつ立ち上げてもシーケンスカウンタによる厳密な差分管理により最新の正しい情報表示が可能となる。また、TIDサーバは、シーケンスカウンタに対応する処理を単純に行うだけで良く、各クライアントの接続状況を確認する必要がなくなり、処理負荷低減が可能となる。更にまた、低ネットワーク負荷で多数の端末の接続が可能となる。実験によれば、10MbpsのLAN環境で180クライアントを最大負荷接続(512バイト/3秒)した場合でも約5%のネットワーク使用率となることが確認された。
上述では、列車運行状況表示についての実施例を説明しているが、本発明はこれに限らず、表示情報が時間的に変化するような情報を表示するシステムであれば同様に適用できることは勿論である。
以上、本発明による最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムの好適実施例の構成を詳述した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
本発明による最新情報表示システム及びそれを使用した列車運行状況表示システムの一実施例のシステム構成図である。 図1の実施例におけるTIDサーバ2の処理手順を示す図である。 図1の実施例におけるTIDクライアント3A〜3Eの処理手順を示す図である。 図1の実施例における運行管理装置1、TIDサーバ2及びTIDクライアント3A間の送受信動作の一態様を示す図である。 図1に示す実施例におけるTIDサーバ2の動作処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 運行管理装置
2 TIDサーバ
3A〜3E TIDクライアント

Claims (12)

  1. 時間的に変化する情報を管理するサーバから、このサーバに回線を介して接続されているクライアントに前記情報を送信する最新情報伝送システムにおいて、
    前記サーバは、初期情報と、前記情報のうち変化した情報だけを示す差分情報に対して、シーケンスカウンタから時系列的に発生されるシーケンス値を付与して管理し、必要に応じて前記クライアントに送信し、
    前記クライアントは、自己がもつ情報に付与されている情報に付与されているシーケンス値を送信して前記サーバに所要の情報の送信を要求し、
    前記サーバは、前記クライアントから送信されるシーケンス値に基づいて、当該シーケンス値以降に生じた差分情報を送信することを特徴とする最新情報表示システム。
  2. 前記クライアントが持つ情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最小シーケンス値より小さい場合には、前記サーバに記憶されている最新の情報全てを送信することを特徴とする請求項1に記載の最新情報表示システム。
  3. 前記クライアントが持つ情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最大シーケンス値と同じ場合には、前記サーバは前記クライアントに対して前記情報を送信しないことを特徴とする請求項1に記載の最新情報表示システム。
  4. 前記クライアントが持つ情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最少シーケンス値より大きい又は同じで最大シーケンス値よりも小さい場合には、前記サーバは前記クライアントに対して付与しているシーケンス値から最大のシーケンス値までの差分情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の最新情報表示システム。
  5. 前記シーケンスカウンタは64ビットシーケンスカウンタであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の最新情報表示システム。
  6. 列車の運行状況を生成し、時間的に変化する変化データを含む情報を回線を介して送信する運行管理装置と、
    前記運行管理装置から前記回線を介して受信した前記情報を管理し、最新の全情報と、変化が生じたときの変化情報である差分情報に、シーケンスカウンタから発生されるシーケンス値を付与して管理して送信するサーバと、
    前記サーバから送信された情報を受信して、受信情報を表示装置に表示させる複数のクライアントと、
    を備え、前記クライアントに記憶されている情報に付与されているシーケンス値情報を前記サーバに送信することによって、前記サーバは前記シーケンス値に基づいて前記クライアントに送信する情報を決定することを特徴とする列車運行状況表示システム。
  7. 前記クライアントに記憶されている情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最小シーケンス値より小さい場合には、前記サーバに記憶されている最新の情報全てを送信することを特徴とする請求項6に記載の列車運行状況表示システム。
  8. 前記クライアントが持つ情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最大シーケンス値と同じ場合には、前記サーバは前記クライアントに対して前記情報を送信しないことを特徴とする請求項6に記載の列車運行状況表示システム。
  9. 前記クライアントが持つ情報に付与されている最新のシーケンス値が前記サーバに管理されている最少シーケンス値より大きい又は同じで最大シーケンス値よりも小さい場合には、前記サーバは前記クライアントに対して付与しているシーケンス値から最大のシーケンス値までの差分情報を送信することを特徴とする請求項6に記載の列車運行状況表示システム。
  10. 前記サーバと前記クライアント間のトランスポート層のプロトコルは、UDP又はHTTPであることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の列車運行状況表示システム。
  11. 前記クライアントからは所定周期で最新のシーケンス値を前記サーバに送信し、前記サーバは、受信したシーケンス値に基づいて必要な情報を前記クライアントに送信することを特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載の列車運行状況表示システム。
  12. 前記クライアントは、ブラウザを介して前記サーバにアクセスすることを特徴とする請求項6乃至11のいずれかに記載の列車運行状況表示システム。
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