JP2005305891A - 学習情報媒体、学習情報媒体作成システム、課題提出物の提出管理システム - Google Patents

学習情報媒体、学習情報媒体作成システム、課題提出物の提出管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 提出される課題提出物に添付することで、課題提出物を提出した学習者や対応する学習課題との関係等が目視等により容易に認識でき、かつ、提出した学習者や学習課題に関する情報を容易に取得することのできる学習情報媒体を提供する。提出された課題提出物に関する評価に関する情報をも容易に取得することのできる学習情報媒体を提供する。
【解決手段】課題提出シール1は、学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される。この課題提出シール1は、学習者を特定する学習者情報2、学習課題の内容を特定する課題情報3、を含む学習情報群5と、学習情報群5の内容に対応した識別コード7を示すバーコード6と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、学校、塾、通信教育事業者などの教育機関において、与えた学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物の提出管理に用いる学習情報媒体、これを生成する学習情報媒体作成システム、及び学習情報媒体を用いた課題提出物の提出管理システムに関する。
従来より、例えば小中学校では、教師から学習者である生徒や児童に対して、宿題や夏休み等の休暇期間における研究課題として、学習課題を与えることがある。例えば、予め既存の算数の学習プリントを購入させておき、教師が、該当ページの問題を解いた上で学習プリントの提出を求める場合、いわゆる宿題を課す場合がある。家庭での復習等を通じ、学習の習慣づけ、適切な理解を図るなどの目的のためである。
このような場合、学習者は、該当ページの問題を解いた上で、期日までに提出するのであるが、1学級の中には提出しない児童生徒(学習者)もいる。また、教師が、採点をし、児童生徒に返却するのみならず、提出の有無も含め評価を学習者毎に補助簿等に記録するという作業を行うのは、多忙な教師にとって負荷が大きい。
このため、学級内の全員が提出したか否かの管理、各学習者毎の評価の管理が適切に行えない場合もある。つまり、ある児童が最近、学習プリントを提出しなくなったとか、学習プリントを採点したときの評価が、最近急激に低下したなど変化があっても、十分に把握できない、保護者に児童生徒の変化を連絡できないなどの事態を生じることがある。このように、家庭との連絡などを通じて保護者との連携を図る上で、課題提出物を毎回出しているか否か、あるいは家庭での学習の様子などの把握について、支障が生じる場合もあった。
また、課題提出物としては、学習プリントのみならず、各教科に応じて、様々な形態のものが提出される。例えば、国語、算数、理科、社会などの教科においては、読書感想文や漢字練習帳、算数プリント、観察日誌など、また、家庭で行った実験の結果物などもある。さらに、美術(図画工作)、技術家庭などにおいては、ポスターや粘土細工、その他の工作物などが提出される。これらについても、提出の管理を行えることが望ましいのは同様である。
ところで、提出される学習プリントその他の課題提出物には、従来より所定欄に児童生徒(学習者)の氏名、学年、学級などを記載するなどして、学習者との関連づけを行っていた。
しかしながら、このような記載では、課題提出物を受け取った教師、あるいは学級内の提出物係(例えば、国語係、算数係など)が、提出の有無や評価を補助簿等の書面にチェックを入れたり転記をせざるを得ず、面倒であり、間違いも生じやすい。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、提出される課題提出物に添付することで、課題提出物を提出した学習者や対応する学習課題との関係等が目視等により容易に認識でき、かつ、提出した学習者や学習課題に関する情報を容易に取得することのできる学習情報媒体を提供することを目的とする。さらには、提出された課題提出物に関する評価に関する情報をも容易に取得することのできる学習情報媒体を提供することを目的とする。
また、上述の学習情報媒体を作成する学習情報媒体作成システム、及び、課題提出物に添付された上述の学習情報媒体を用いた、課題提出物の管理システムを提供することを目的とする。
その解決手段は、学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される学習情報媒体であって、視覚または触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、上記学習者を特定する学習者情報、及び、上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む学習情報群と、上記学習情報群の内容に対応した識別情報を示す識別タグと、を備える学習情報媒体である。
本発明の学習情報媒体では、学習者情報及び課題情報を含む学習情報群を備える。学習課題を課した時点などに、予めこの学習情報媒体を学習者に渡しておき、課題提出物を提出する際に、これを添付させる。これにより、各々の課題提出物について、学習者及び学習課題との関連を目視あるいは触覚により容易に知覚することが出来る。
さらに、本発明の学習情報媒体では、学習情報群の内容に対応した識別情報を示す識別タグを備える。従って、提出された課題提出物に添付された学習情報媒体において、識別タグにより識別情報を取得すれば、これに対応する学習情報群の内容が判る。具体的には、学習情報群に含まれる学習者(提出者)を特定する学習者情報や学習課題の内容を特定する課題情報を得ることができる。このような情報を、1つの識別タグを読みとることによって得ることができるから、課題提出物を受け付ける教師や提出物の管理係などにより、学級の学習者のうち、誰が、どの学習課題に対応した課題提出物を提出したかを容易に管理することができる。
なお、学習情報媒体としては、学習者が提出する課題提出物に添付することができ、学習情報群及び識別タグを印刷その他によって担持できる性質のもので有ればよい。例えば、紙に学習情報群としての文字,番号,記号等を印刷しあるいは点字等を刻印、配設すると共に、識別タグを印刷あるいは担持させた学習情報紙片が挙げられる。また、さらにこの紙片の裏面に糊を塗布した糊付き紙片であって、課題提出物等に貼り付け可能とした学習情報シール片とすることもできる。あるいは、上述の学習情報紙片を針金、紐等で課題提出物等に縛り付け、括り付け等の処置可能とした下げ札形式の学習情報下げ札とすることもできる。学習情報群を印刷しあるいは内部に保持する一方、識別タグを光学的、磁気的、あるいは電気的な手段で読みとり可能に担持させた磁気カード等の学習情報カードを用いることもできる。
また、学習者情報としては、学習者を特定する情報を含んでいればよい。例えば、具体的には、学習者の氏名やID番号が挙げられる。またこのほか、学習者の学年・クラス・出席番号などを含めることもできる。なお、同姓同名の学習者が存在する場合にも対応可能とするために、学習者の氏名だけのみならず、学年・クラス・出席番号などが含めるのが好ましい。
また、課題情報としては、学習者に与えた学習課題の内容を特定できる情報であれば良く、具体的には、課した学習課題の内容を表す課題名(例えば、○○の読書感想文、交通安全ポスター、夏休み自由研究など)、あるいは課題(課題名)に対応した番号,記号等が挙げられる。また、既存学習プリント冊子における特定ページの問題を解くことを課題とする場合には、その既存学習プリント冊子の名称及び指定する特定ページ等が挙げられる。
さらに、識別情報は、学習情報群の内容に対応したもの、つまり、単一の識別タグにより単一の識別情報を読み込んだ場合に、この識別情報から、学習情報群の内容を特定することができるように体系づけられていればよい。従って、学習者の氏名や学習課題名をそのまま羅列しコード化して識別情報としても良いが、学習者を特定するID番号及び学習課題を特定する課題コードを別途用意し、これらを組合わせてコード化して識別情報とすることもできる。
また、識別タグとしては、識別情報を示すものであって、光学的、磁気的、あるいは電気的な手段で担持させた識別情報を読みとり可能な識別タグであれば良い。例えば、バーコード、二次元バーコード、磁気カード、ICカードなど、読み取り装置によって情報を読み取りコンピュータ処理可能な識別タグが挙げられる。
なお、識別タグは、その性質に応じて、その配置場所を適宜選択すれば良い。バーコード等、光学的な読みとりを行うものは、例えば、学習情報紙片においては、学習情報群を印刷した面と同じあるいはその裏面に印刷等により形成することができる。
他の解決手段は、学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される学習情報媒体であって、視覚または触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、上記学習者を特定する学習者情報、及び、上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む学習情報群と、上記課題提出物または上記学習課題の学習結果に対する評価を示す評価情報を複数含む評価情報群であって、取りうる評価のそれぞれに対応する上記評価情報を含む評価情報群と、上記学習情報群及び上記評価情報群のうちの1つの上記評価情報の内容に対応した識別情報を示す識別タグを複数含む識別タグ群であって、上記評価情報群に含まれる上記評価情報のそれぞれに対応する識別タグを含む識別タグ群と、を備える学習情報媒体である。
本発明の学習情報媒体では、学習者情報及び課題情報を含む学習情報群を備える。そこで、学習課題を課した時点などに、予めこの学習情報媒体を学習者に渡しておき、課題提出物を提出する際に、これを添付させる。これにより、各々の課題提出物について、学習者及び学習課題との関連を目視あるいは触覚により容易に知覚することが出来る。
さらに、本発明の学習情報媒体では、課題提出物または学習課題の学習結果に対する評価を示す評価情報を複数含む評価情報群であって、取りうる評価のそれぞれに対応する評価情報を含む評価情報群を備える。従って、課題提出物の評価(採点等)などを行った場合に、決定された評価に対応する評価情報を評価情報群の中から選択し、その部分に、チェック印や丸印などを付けることで、課題提出物の評価がいずれであったか(例えばどのランクであったのか)を、容易に確認することができる、あるいは返却した場合に学習者に対して容易に示すことができる。
さらに、本発明の学習情報媒体では、学習情報群及び1つの評価情報の内容に対応した識別情報を示す識別タグを複数含む識別タグ群であって、評価情報群に含まれる評価情報のそれぞれに対応する識別タグを含む識別タグ群を備える。つまり、学習情報群の内容は共通であるが、評価情報がそれぞれ異なる内容に対応した識別情報を示す識別タグからなる識別タグ群を備えている。
従って、提出された課題提出物に添付された学習情報媒体において、識別タグにより識別情報を取得すれば、これに対応する学習情報群の内容が判る。具体的には、学習情報群に含まれる、学習者(提出者)を特定する学習者情報や学習課題の内容を特定する課題情報を得ることができる。このような情報を、1つの識別タグを読みとることによって得ることができるから、課題提出物を受け付ける教師や提出物の管理係などにより、学級の学習者のうち、誰が、どの学習課題に対応した課題提出物を提出したかを容易に管理することができる。
さらに、課題提出物の評価(採点等)などを経て、決定された評価に対応する評価情報をその内容の一部とする識別情報を示す1つの識別タグを読み込めば、課題提出物の評価についても、学習者(提出者)の特定や学習課題の特定などと共に取得することができる。このため、課題提出物を受け付け、採点をした教師などにより、学級の学習者のうち、誰が、どの学習課題に対応した課題提出物を提出し、かつどのような評価であったのかまでを容易に管理することができる。またさらに、評価に基づき、次に課す学習課題のレベルを、適宜変更することもできる。
なお、学習情報媒体としては、学習者が提出する課題提出物に添付することができ、学習情報群、評価情報群及び識別タグ群を印刷その他によって担持できる性質のもので有ればよい。例えば、紙に学習情報群及び評価情報群としての文字,番号,記号等を印刷しあるいは点字等を刻印、配設すると共に、識別タグを印刷あるいは担持させた学習情報紙片が挙げられる。また、この紙片の裏面に糊を塗布した学習情報シール片、この紙片を用いた学習情報下げ札、磁気カード等の学習情報カードなどが挙げられる。
また、評価情報としては、学習課題の学習結果に対する評価に関する情報であればいずれのものでも良い。具体的には、例えば、教師等による採点結果、評価結果、あるいは、これらに基づく評価ランク(例えば、5段階評価などにおける1,2,3,4,5の成績ランクなど)、あるいは、学習者自身による自己評価の評価ランク、これらの組み合わせなどが挙げられる。
評価情報には、評価担当者や学習者自身の評価を明示するため、例えば白抜き四角状のチェックボックスをも含めることができる。
さらに、評価情報群には、評価として取りうる場合のそれぞれに対応する評価情報が含まれている。つまり、取りうる評価について、各々の評価にそれぞれ対応する上記評価情報を含む。具体的には、例えば5段階評価の場合では、1,2,3,4,5の5段階の評価について、評価1,評価2,評価3,評価4,評価5にそれぞれ対応する5つの評価情報(評価1を示す評価情報、…、評価5を示す評価情報)が含まれる。
また、識別タグ群には、評価情報群に含まれる評価情報のそれぞれに対応する識別タグを含めている。つまり、評価情報群に含まれる評価情報について、共通の学習情報群と互いに異なる評価情報の内容に対応した識別情報を示す識別タグを含めている。従って、例えば、5段階評価の場合には、識別タグ群には、学習情報群と評価1を示す評価情報に対応した第1識別情報を示す第1識別タグと、学習情報群と評価2を示す評価情報に対応した第2識別情報を示す第2識別タグと、…、学習情報群と評価5を示す評価情報に対応した第5識別情報を示す第5識別タグ、の5つが含まれる。
さらに、請求項2に記載の学習情報媒体であって、前記評価情報は、評価担当者が行った評価担当者評価を特定する評価担当者評価情報を含む学習情報媒体とすると良い。
本発明の学習情報媒体は、評価情報は、評価担当者が行った評価担当者評価を特定する評価担当者評価情報を含む。このため、評価担当者が課題提出物に対して評価を行った場合に、その評価に対応する評価担当者評価情報に印を付ける等を行うことで、課題提出物の評価がどうであったかを、評価担当者あるいは他の教師等が容易に確認し、あるいは返却した場合に学習者に対して容易に示すことができる。またさらに、評価担当者評価に基づき、次に課す学習課題のレベルを、適宜変更することもできる。
なお、評価担当者は、提出された課題提出物について評価を行うべき担当者を指し、例えば、小中学校や高校などでは、担任の教師、あるいは担当教科の教師が挙げられる。また、塾、通信教育などであれば担当講師や採点担当の担当者などが挙げられる。
さらに、請求項2または請求項3に記載の学習情報媒体であって、前記評価情報は、学習者の自己評価を特定する自己評価情報を含む学習情報媒体とすると良い。
本発明の学習情報媒体では、評価情報は、学習者の自己評価を特定する自己評価情報を含む。このため、学習者が課題提出物に対する自己評価を行った場合に、その自己評価に対応する自己評価情報に印を付ける等を行うことで、課題提出物についての自己評価がどうであったかを、教師等が容易に確認することができる。またさらに、自己評価に基づき、次に課す学習課題のレベルを、適宜変更することもできる。
さらに、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の学習情報媒体であって、前記評価情報と前記識別タグとは、互いに対応する上記評価情報と上記識別タグとが、視覚または触覚により互いの関連を認識可能な形態に表示されてなる学習情報媒体とすると良い。
上述の学習情報媒体では、識別タグ群の中から、評価結果に対応した識別タグを選択してこれを読み込み、識別情報を取得する必要がある。この際に、誤った識別タグを読み込むことは、誤評価となるので、好ましくない。
本発明の学習情報媒体では、互いに対応する評価情報と識別タグとが、視覚または触覚により互いの関連を認識可能な形態に表示されてなる。このため、評価担当者が評価した結果あるいは、自己評価の結果を、学習情報群と共に識別タグを読み込むことで取得しようとした場合に、評価情報と識別タグとの関連が認識可能に表示されているので、読み込ませるべき識別タグが明確であり、誤った識別タグを読み込むミスを抑制することができる。
なお、評価情報と識別タグとが関連を認識可能に表示されているとは、互いに対応する評価情報と識別タグとの関連が、視認あるいは触覚により知覚可能としてあればよい。例えば、具体的には、評価☆☆☆とこの評価情報を含む識別タグであるバーコードとが、上下あるいは左右等に近接した位置に配置され、互いに対応していることが視覚によって確認できるように配置されている場合が挙げられる。また、評価☆☆☆とこれに対応するバーコードとが、1つの枠線内に配置され、あるいは同一色の背景枠内に配置され、あるいは、両者が矢印で結ばれるなどにより、互いに対応していることが視覚によって確認できるように配置されている場合なども挙げられる。
さらに、上記いずれか1項に記載の学習情報媒体であって、前記学習情報群は、前記学習課題を前記学習者に課した出題日を特定する出題日情報を含む学習情報媒体とすると良い。
本発明の学習情報媒体では、学習情報群に、学習課題を学習者に課した出題日を特定する出題日情報を含んでいる。このため、この学習情報媒体では、学習者情報などと共に、出題日をも容易に認識することができる。
さらに必要に応じて、識別タグに担持された識別情報中に、出題日情報が含めておき、識別情報を取得することで、出願日情報が得られるようにしておくことができる。但し、課題情報などから出題日をも特定できる場合には、識別情報中には出願日情報を含めていなくとも、課題情報などを取得することで、間接的に出願日情報をも取得するようにしても良い。
さらに、上記いずれか1項に記載の学習情報媒体であって、前記学習情報群は、前記学習課題の提出期限を特定する提出期限日情報を含む学習情報媒体とすると良い。
本発明の学習情報媒体では、学習情報群に、学習課題の提出期限を特定する提出期限日情報を含んでいる。このため、この学習情報媒体では、学習者情報などと共に、提出期限日をも容易に認識することができる。
さらに必要に応じて、識別タグに担持された識別情報中に、提出期限日情報が含めておき、識別情報を取得することで、提出期限日情報が得られるようにしておくことができる。但し、課題情報などから提出期限日をも特定できる場合には、識別情報中には提出期限日情報を含めていなくとも、課題情報などを取得することで、間接的に提出期限日情報をも取得するようにしても良い。
さらに、上記いずれか1項に記載の学習情報媒体であって、前記識別タグは、バーコードである学習情報媒体とすると良い。
バーコードは、印刷によって作成することができる上、ハンディタイプや据え置きタイプなど各種のバーコードリーダを用いてバーコードを読みとることが出来るため、取り扱いが用意である。特に、児童生徒(学習者自身や提出物係)が識別タグ(バーコード)を読み込ませる場合にも、容易に扱うことができる。
さらに他の解決手段は、学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される学習情報媒体を作成する学習情報媒体作成システムであって、上記学習情報媒体は、視覚及び触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、上記学習者を特定する学習者情報、及び、上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む学習情報群と、上記学習情報群の内容に対応した識別情報を示す識別タグと、を備える学習情報媒体であり、指定された学習者に関する上記学習情報群に対応する上記識別情報を生成する識別情報生成手段と、上記学習情報媒体基材に、上記学習情報群及び上記識別タグを担持させて、上記学習情報媒体を作成する学習情報媒体作成手段と、を有する学習情報媒体作成システムである。
本発明の学習情報媒体作成システムでは、識別情報生成手段で、指定された学習者に関する学習情報群に対応する識別情報を生成する。具体的には、例えば、学習情報媒体に印刷等する学習情報群に対応するコード番号などを生成する。あるいはさらに、このコード番号に対応するバーコードの形態情報を生成することもできる。その後、学習情報媒体作成手段により、学習情報媒体基材に、学習情報群及び識別タグを担持させて学習情報媒体を作成する。
かくして、この学習情報媒体作成システムでは、学習情報群と識別タグとを備える学習情報媒体を適切に作成することができる。
なお、学習情報媒体基材としては、学習情報媒体の基材となる物であれば良く、例えば、学習情報媒体が、紙片やシール片、下げ札などであれば、それらのための用紙が挙げられる。また、学習情報媒体として磁気カードを用いる場合には、印刷や磁気情報書き込み前の磁気カードが該当する。
また、学習情報媒体基材に学習情報群を担持させる手法としては、学習情報媒体基材によって異なるが、例えば、学習情報群の内容を示す文字,番号,記号を、用紙に印刷する手法が挙げられる。また、学習情報群の内容を示す点字を用紙に刻印する、あるいは用紙に樹脂等を粒状に配設するなどして点字を用紙に形成する手法も挙げられる。さらに、学習情報媒体基材として磁気カードを用いる場合には、学習情報群の内容を示す文字,番号,記号を、磁気カードの表面など印刷する手法が挙げられる。
また、学習情報媒体基材に識別タグを担持させる手法としては、学習情報媒体基材及び用いる識別タグによって異なるが、例えば、識別タグとしてバーコードを用いる場合、識別情報示すバーコードを、用紙に印刷する手法が挙げられる。学習情報媒体基材として磁気カードを用いる場合には、識別情報を示す磁気情報を、磁気カードの磁気記録部に記録する手法が挙げられる。
さらに他の解決手段は、学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される学習情報媒体を作成する学習情報媒体作成システムであって、上記学習情報媒体は、視覚及び触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、上記学習者を特定する学習者情報、及び、上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む学習情報群と、上記課題提出物または上記学習課題の学習結果に対する評価を示す評価情報を複数含む評価情報群であって、取りうる評価のそれぞれに対応する上記評価情報を含む評価情報群と、上記学習情報群及び上記評価情報群のうちの1つの上記評価情報の内容に対応した識別情報を示す識別タグを複数含む識別タグ群であって、上記評価情報群に含まれる上記評価情報のそれぞれに対応する識別タグを含む識別タグ群と、を備える学習情報媒体であり、指定された学習者に関する上記学習情報群及び上記評価情報群のうちの1つの上記評価情報の内容に対応した上記識別情報を、上記評価情報群に含まれる上記評価情報ごとに生成する識別情報群生成手段と、上記学習情報媒体基材に、上記学習情報群と上記評価情報群と上記識別情報群に対応する上記識別タグ群とを担持させて、上記学習情報媒体を作成する学習情報媒体作成手段と、を有する学習情報媒体作成システムである。
本発明の学習情報媒体作成システムでは、識別情報群生成手段で、指定された学習者に関する学習情報群及び上記評価情報群のうちの1つの評価情報の内容に対応した識別情報を、評価情報群に含まれる評価情報ごとに生成する。具体的には、例えば、学習情報群及び識別情報に対応するコード番号などを識別情報毎に生成する。あるいはさらに、このコード番号に対応するバーコードの形態情報をそれぞれ生成することもできる。その後、学習情報媒体作成手段により、学習情報媒体基材に、学習情報群と評価情報群と識別情報群に対応する識別タグ群とを担持させて学習情報媒体を作成する。
かくして、この学習情報媒体作成システムでは、学習情報群と評価情報群と識別タグ群とを備える学習情報媒体を適切に作成することができる。
また、学習情報媒体基材に学習情報群と評価情報群とを担持させる手法としては、学習情報媒体基材によって異なるが、例えば、学習情報群や評価情報群の内容を示す文字,番号,記号を、用紙に印刷する手法が挙げられる。また、学習情報群及び評価情報群の内容を示す点字を用紙に刻印する、あるいは用紙に樹脂等を粒状に配設するなどして点字を用紙に形成する手法も挙げられる。さらに、学習情報媒体基材として磁気カードを用いる場合には、学習情報群及び評価情報群の内容を示す文字,番号,記号を、磁気カードの表面など印刷する手法が挙げられる。
さらに上記いずれかに記載の学習情報媒体作成システムであって、前記学習情報媒体における前記識別タグは、バーコードであり、前記学習情報媒体基材は、学習情報媒体用紙であり、前記学習情報媒体作成手段は、前記学習情報群、または、前記学習情報群及び前記評価情報群と共に、バーコードを上記学習情報媒体用紙に印刷する学習情報媒体作成システムとすると良い。
本発明の学習情報媒体作成システムでは、識別タグとしてバーコードを用いる。また、学習情報媒体基材として学習情報媒体用紙を用い、学習情報媒体作成手段は、学習情報群、または、学習情報群及び評価情報群と共に、バーコードを学習情報媒体用紙に印刷する。つまり、バーコードをも印刷によって作成する。
これにより、学習情報群、または、学習情報群及び評価情報群と共に、バーコードを、プリンタなどの印刷機器を用い、印刷によって学習情報媒体用紙に作成することができるから、容易かつ安価に学習情報媒体を作成することができる。
さらに、バーコードは、ハンディタイプや据え置きタイプなど各種のバーコードリーダを用いてバーコードを読みとることが出来るため、取り扱いが用意である。特に、児童生徒(学習者自身や提出物係)が識別タグ(バーコード)を読み込ませる場合にも、容易に扱うことができる。
さらに他の解決手段は、課題提出物の提出管理システムであって、学習課題に対応して学習者が提出する上記課題提出物に添付される学習情報媒体であって、視覚または触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、上記学習者を特定する学習者情報、及び、上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む学習情報群と、上記学習情報群の内容に対応した識別情報を示す識別タグと、を備える学習情報媒体における上記識別タグから、上記識別情報を取得する識別情報取得手段と、取得した上記識別情報で特定される学習者情報及び課題情報を用いて、上記課題提出物を提出した学習者と提出された上記課題提出物に対応する学習課題とを関連させて記録する提出記録手段と、を有する課題提出物の提出管理システムである。
本発明の課題提出物の提出管理システムでは、識別情報取得手段で、学習情報媒体における識別タグから識別情報を取得する。さらに、提出記録手段で、取得した識別情報で特定される学習者情報及び課題情報を用いて、課題提出物を提出した学習者と提出された課題提出物に対応する学習課題とを関連させて記録する。これにより、学習者毎、及び学習課題毎に、課題提出物が提出されているか否かの管理を容易に行うことができる。
本発明の課題提出物の提出管理システムでは、提出記録手段で記録した学習者情報及び課題情報を用いて、様々な処理を行うことができる。例えば、学習者毎に各学習課題について課題提出物を提出したか否かのデータを所定形式で作成し、このデータを補助簿作成システムに送り、補助簿作成に利用可能とすることもできる。また、提出期限の過ぎた学習課題について、未提出の学習者のリスト、あるいは提出済/未提出を明示した学習者リストを出力するようにし、教師等による課題提出物の未提出者の把握を容易にして、提出を促させることもできる。
なお、識別情報取得手段としては、学習情報媒体で用いる識別タグによって異なるが、識別タグとしてバーコードを用いる場合には、読み取り機器としてバーコードリーダを用いたものが挙げられる。また、学習情報媒体として磁気カードを用いる場合には、識別タグである磁気情報を読み出し可能な磁気カードリーダを用いたものが挙げられる。
また、バーコードリーダなどの機器の操作は、教師、学習者自身、学級内の提出物係の児童生徒などが行いうる。
さらに他の解決手段は、課題提出物の提出管理システムであって、学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される学習情報媒体であって、視覚または触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、上記学習者を特定する学習者情報、及び、上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む学習情報群と、上記課題提出物または上記学習課題の学習結果に対する評価を示す評価情報を複数含む評価情報群であって、取りうる評価のそれぞれに対応する上記評価情報を含む評価情報群と、上記学習情報群及び上記評価情報群のうちの1つの上記評価情報の内容に対応した識別情報を示す識別タグを複数含む識別タグ群であって、上記評価情報群に含まれる上記評価情報のそれぞれに対応する識別タグを含む識別タグ群と、を備える学習情報媒体における上記識別タグ群の中から選択された上記識別タグから、上記識別情報を取得する選択識別情報取得手段と、取得した上記識別情報で特定される学習者情報、課題情報及び評価情報を用いて、上記課題提出物を提出した学習者と提出された上記課題提出物に対応する学習課題と上記課題提出物の評価とを関連させて記録する提出記録手段と、を有する課題提出物の提出管理システムである。
本発明の課題提出物の提出管理システムでは、識別情報取得手段で、学習情報媒体における識別タグ群の中から選択された識別タグから識別情報を取得する。さらに、個別記録手段で、取得した識別情報で特定される学習者情報、課題情報及び評価情報を用いて、課題提出物を提出した学習者と提出された課題提出物に対応する学習課題と課題提出物の評価とを関連させて記録する。これにより、学習者毎、及び学習課題毎に、課題提出物が提出されているか否かの管理、及び提出された課題提出物の評価の管理を容易に行うことができる。
本発明の課題提出物の提出管理システムでは、提出記録手段で記録した学習者情報、課題情報及び評価情報を用いて、様々な処理を行うことができる。例えば、学習者毎に各学習課題について課題提出物を提出したか否か、及び評価結果のデータを所定形式で作成し、このデータを補助簿作成システムに送り、補助簿作成に利用可能とすることもできる。また、提出期限の過ぎた学習課題について、未提出の学習者のリスト、あるいは提出済/未提出を明示した学習者リストを出力するようにし、教師等による課題提出物の未提出者の把握を容易にして、提出を促させることもできる。また、自己評価あるいは評価担当者による評価結果に基づき、学習者毎に各々の理解度、学習進度別に、次回以降に与える学習課題のレベルを選択する処理を行うこともできる。
なお、選択識別情報取得手段としては、学習情報媒体で用いる識別タグによって異なるが、識別タグとしてバーコードを用いる場合には、読み取り機器としてバーコードリーダを用いたものが挙げられる。また、学習情報媒体として磁気カードを用いる場合には、識別タグである磁気情報を読み出し可能な磁気カードリーダを用いたものが挙げられる。
また、バーコードリーダなどの機器の操作は、教師、学習者自身、学級内の提出物係の児童生徒などが行いうる。
さらに上記いずれかに記載の課題提出物の提出管理システムであって、前記学習情報媒体における前記識別タグは、バーコードであり、前記識別情報取得手段または前記選択識別情報取得手段は、バーコードリーダを含む課題提出物の提出管理システムとすると良い。
本発明の学習情報媒体作成システムでは、識別タグとしてバーコードを用いる。また、学習情報媒体基材として学習情報媒体用紙を用い、学習情報媒体作成手段は、学習情報群、または、学習情報群及び評価情報群と共に、バーコードを学習情報媒体用紙に印刷する。つまり、バーコードをも印刷によって作成する。
これにより、学習情報群、または、学習情報群及び評価情報群と共に、バーコードを、プリンタなどの印刷機器を用い、印刷によって学習情報媒体用紙に作成することができるから、容易かつ安価に学習情報媒体を作成することができる。
さらに、バーコードは、ハンディタイプや据え置きタイプなど各種のバーコードリーダを用いてバーコードを読みとることが出来るため、取り扱いが用意である。特に、児童生徒(学習者自身や提出物係)が識別タグ(バーコード)を読み込ませる場合にも、容易に扱うことができる。
本発明の実施にかかる課題提出シール及び学習課題管理システムを、図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施例1について、図1〜図7を参照して説明する。図1に、本実施例1にかかる課題提出シール1を示す。この課題提出シール1は、紙片であり、その表面に図1に示す如く各種の情報が印刷されている。一方、裏面には、粘着性の糊が塗布されており、使用時に剥がして裏面を露出させるようにセパレート紙が貼り付けられている。
この課題提出シール1のうち、最も上方のプリント名欄には、例えば、「[数学]一次関数のグラフの復習」のように、学習者に課された学習課題名情報3が示される。
また2段目の氏名欄には、例えば「2年3組 江戸太郎」のように、学習者を特定する学習者情報2が、具体的には、学習者の所属する学年学級を示す所属学級情報2bと、学習者の氏名を示す学習者氏名情報2aとが示される。さらに、提出期限欄には、例えば「5月28日」にように、課題提出物であるプリントの提出期限日を示す提出期限日情報4が示される。
さらに、最下欄には、バーコード6及び識別コード7(識別情報)が示されている。バーコード6は、識別コード7に示されているコード番号を示すバーコードである。さらに識別コード7は、その上段に記載されている学習者情報2、学習課題名情報3及び提出期限日情報4からなる学習情報群5の内容に対応している。従って、バーコード6は、学習情報群5,即ち、学習者情報2、学習課題名情報3及び提出期限日情報4の内容に対応したものとなっている。
この課題提出シール1は、次のようにして用いる。即ち、教師が学習者(生徒児童)に学習課題を課す場合に、学習課題名及び提出期限日を決め、学習者毎に予め課題提出シール1を作成しておく。この課題提出シール1を、学習課題を課した授業中などに各学習者に配布する。なおこの場合、課題提出シール1には、既に学習者の所属学級及び氏名が明示されているので、個々の学習者は自己分の課題提出シール1を受け取ることとなる。
その後、家庭で学習課題を終えた場合に、学習者が、課題提出物に予め受け取っていた課題提出シール1を貼り付けた上で課題提出物を提出する。例えば、図2に示す算数プリント10に、課題提出シール1Aを貼り付けて提出する。あるいは、図3に示す読書感想文20に、課題提出シール1Bを貼り付けて提出する。
なお、課題提出物にかかる学習課題と、課題提出シール1に記載されている学習課題名(学習課題名情報3)とが、対応しているべきことは言うまでもない。
提出された課題提出物(算数プリント10,読書感想文20など)には、課題提出シール1A,1Bが貼付されている。従って、この課題提出シール1A,1Bを見れば、この課題提出物を提出した学習者、及び学習課題を特定することができる。
さらに、後述するように、バーコード6をバーコードリーダを用いて読み込んで課題コード7を取得すれば、コンピュータ上で、課題提出物を提出した学習者、及び学習課題を特定し管理することが出来るようになる。
なお、本実施例1のように、識別タグとしてバーコード6を用いると、印刷によってバーコードを形成できるので安価にできる上、バーコードリーダの扱いが容易であるから、教師はもちろん、学習者自身あるいは学級内の提出物係の児童生徒でも容易に扱うことができる。
ついで本実施例1にかかる学習課題管理システムSYS1について、図4〜図7を参照して説明する。学習課題管理システムSYS1は、具体的には、課題提出シール1を作成する課題提出シール作成システムと、課題提出物に添付された課題提出シール1を用いた課題提出物の管理システムとからなっている。
まず、その機械的構成について説明する。学習課題管理システムSYS1は、図4にその概要を示すように、コンピュータPC、プリンタPRTを含んでおり、このシステムSYS1により、プリンタPRTを用いて課題提出シール1を印刷出力できるようにされている。
この学習課題管理システムSYS1は、コンピュータPCにインストールされたプログラムにより制御される。このコンピュータPCは、公知の構成を有しており、ハードディスク等の記憶媒体にインストールされたプログラムに従って、各種の機能を実現する手段となる。このコンピュータPC内のハードディスク等の記憶媒体には、後述する学習課題管理データベースDB1、学習者データベースDB2及び評価補助簿として用いる各種データが格納される評価補助簿データベースDB3が構築されている。このコンピュータPCは、キーボードあるいは図示しないマウス等のデバイスを用いて、作業者が適宜必要な指示あるいはデータ入力を行うことができるようになっている。さらに、このコンピュータPCは、バーコードリーダBRを有しており、課題提出シール1に形成したバーコード6から識別コード7を取得することができるようにされている。
このシステムSYS1に構築される学習課題管理データベースDB1は、各教科について、学習者(児童生徒)に課した学習課題について、課題提出物が提出されたか否かなど、学習課題に関するデータが、児童生徒別に蓄積されてデータベースが構築されている。
また、学習者データベースDB2は、各学習者(児童生徒)について、氏名や個別のID番号、所属学年及び所属学級、学級内の出席番号などがデータ化されたデータベースである。
さらに、評価補助簿データベースDB3は、各学習者の成績評定を行うのに当たりこれを補助するためのデータを保持している。評価補助簿データベースDB3には、児童生徒別に、テストにおける評価や授業中の評価、学習課題の提出の有無やその評価など各種の評価データや行動記録などのデータが格納されている。
まず、学習課題管理システムSYS1を課題提出シール作成システムとして用いた場合の処理を、図5を参照して説明する。まず、ステップS1において、対象となる学級を選択する。例えば、図1に示す課題提出シール1を作成する場合には、「2年3組」を選択する。これにより、学習者データベースDB2を参照して、該当する学級の各学習者(児童生徒)について、氏名や個別のID番号、所属学年及び所属学級、学級内の出席番号など、各学習者の学習者情報2が取り込まれる。
なお、学級に限らず個別の児童生徒について選択することもできる。
ついで、ステップS2において、児童生徒に課そうとしている学習課題名(具体的には、「[数学]一次関数のグラフの復習」、読書感想文など)、提出期限日、出題日などを入力する。図1に示す課題提出シール1では、このうち、入力した学習課題名が学習課題名情報3として、提出期限日が提出期限日情報4として、表示されることとなる。なお、課題提出シール1の出力形式を選択することにより、入力した出題日を出題日情報として課題提出シールに表示させることもできる。
ついで、ステップS3において、ステップS1,S2で得た学習者情報2、学習課題名情報3、及び提出期限日情報4からなる学習情報群5を基に、識別コード7(識別情報)を生成する。なお、識別コード7を生成するにあたっては、学級名、学習者氏名、学習課題名、出題日、提出期限日などを表す複数のレコードからなる一連のデータを、識別コード7をキーとして検索可能としておくなど、適宜の処理を行うことができる。
さらに、このステップS3では、バーコード6のパターンを生成する。なお、バーコードのパターン生成には、バーコードパターン生成用のソフトウェアを用いると良い。
ついで、ステップS4において、識別コード7、児童生徒名、学習課題名、出題日、提出期限日などの管理用データを学習課題管理データベースDB1に記録する。
さらに、ステップS5において、プリンタPRTを用いて、図示しないシール用紙に学習情報群5(具体的には、学習者情報2、学習課題名情報3、及び提出期限日情報4)、バーコード6、及び識別コード7を印刷して、課題提出シール1を形成する。かくして、図1に示す課題提出シール1が出来上がる。
その後、授業中などに、児童生徒に学習課題を課すと共に、課題提出シール1を配布する。児童生徒は、課された学習課題に対応して、学習プリントの問題を解いたり、読書感想文を作成したりし、後日、課題提出物を提出する。この際、児童生徒は、予め受け取っていた課題提出シール1を課題提出物(算数プリント10,読書感想文20など)に貼り付けて提出する(図2,図3参照)。
ついで、学習課題管理システムSYS1を用いて、課題提出物の管理を行う。学習課題管理システムSYS1を課題提出物の管理システムとして用いた場合の処理を、図6を参照して説明する。
まず、ステップS11で、課題提出物に貼り付けられた課題提出シール1のバーコード6を、バーコードリーダBRを用いて読み取り、識別コード7を取得する。なお、このバーコードリーダBRは、教師が操作するほか、課題提出者(学習者)自身、あるいは、学級内の提出物係(例えば、国語係、算数係など)の児童生徒が操作することもできる。いずれにしても、バーコード6を読み取ることにより、識別コード7がシステムSYS1に取得される。
ついで、ステップS12において、識別コード7を用いて、前述のステップS4において学習課題管理データベースDB1に記録した管理データを、データベースDB1から読み出す。これにより、識別コード7で特定された児童生徒の氏名、学習課題名などが判明する。例えば、図1に示す課題提出シール1のバーコード6を読み込んだ場合には、学習者が「2年3組江戸太郎」であり、学習課題名が[数学]一次関数のグラフの復習」であり、提出期限日が「5月25日」であることなどが判明する。
ついで、ステップS13では、識別コード7で特定された児童生徒に関し、この識別コード7で特定された学習課題の提出の有無について「提出済」とし、受付日に関する受付日情報を付加した上で、データベースDB1の管理データに書き戻す。これにより、学習課題管理データベースDB1に記録した管理データを用いて、課題提出物の提出状況を、各学習者毎に管理できることになる。
その後、ステップS14において他の課題提出物、即ち、他の学習者の課題提出物が有るか否かを判断する。他の学習者の課題提出物が有る(Yes)の場合には、ステップS11に戻り、他の課題提出物について同様にバーコード6を読みとる。一方、他の課題提出物が無い場合(No)には、この処理を終了する。
なお、上述のようにして、各々の児童生徒について、学習課題の提出の有無を含む管理データがデータベースDB1に蓄積されるので、これを用いた様々な処理を行うことができる。
例えば、図7に示すようにして、課題提出管理リストを作成することができる。即ち、ステップS21において、リストを出力させる学級を選択する。さらに、学習課題名を選択する。なお、特定の児童生徒の氏名を選択することもできる。ついで、ステップS22において、学習課題管理データベースDB1に記録されている管理データから、選択された学級の、選択された学習課題についての提出状況を、各学習者別にリストデータとして作成する。そして、ステップS23でプリンタPRTにより、課題提出管理リストを印刷する。
この課題提出管理リストを用いれば、選択した学級における各学習者について、選択した学習課題の課題提出物を既に提出したか否かを容易に把握することができ、未提出の学習者に対して、提出を促すなど適切な対処が可能となる。
また、学習課題管理データベースDB1には、このような管理データが蓄積されている。このため、必要に応じて、この管理データを加工して、各学習者毎の各課題提出物の提出状況リストデータを作成し、評価補助簿データベースDB3における各学習者毎の評価データに転送すれば、各課題提出物の提出状況を、容易に評価の補助として利用することができる。
また、本実施例1では、バーコード6を用いて評価コード7を取得し、課題提出物の提出の有無を管理できるようにしたが、別途キーボードなどから、課題提出物の評価について入力し、 学習課題管理データベースDB1に記録されている管理データに課題提出物の評価を加えるようにしても良い。
ついで、本発明の第2の実施例について、図8〜図10を参照して説明する。本実施例2における課題提出シール201は、学習者情報2、学習課題名情報3等の学習情報群5を有する点では、前述の実施例1における課題提出シール1と同様である。しかし、課題提出シール201は、複数の評価情報281〜283、複数のバーコード261〜263、及び複数の識別コード271〜273を有する点で、前述の課題提出シール1と異なる。また、課題提出シール201がこれらの情報を有することで、学習課題管理システムにおける処理も異なる。そこで、以下では、異なる部分を中心に説明し、同様な部分については記載を省略または簡略化する。
図8に、本実施例2にかかる課題提出シール201を示す。この課題提出シール201は、実施例1の課題提出シール1と同様に、その表面に各種の情報が印刷され、裏面には粘着性の糊が塗布されセパレート紙が貼り付けられた紙片である。
この課題提出シール201のうち、情報には、実施例1と同様に、学習情報群5が示されている。具体的には、最上欄には、課題提出シール1と同様に、学習課題名情報3が示されている。また第2欄には、所属学級情報2bと学習者氏名情報2aとからなる学習者情報2と、提出期限日を示す提出期限日情報4が示されている。
一方、最下欄は、課題提出シール1とは異なり、破線209で上中下の3段に仕切られており、各段とも、バーコード、識別コード、及び★で示される評価情報を含んでいる。即ち、最下欄のうち上段には、「★★★」で示される評価情報281とバーコード261と識別コード271とが含まれている。また、最下欄のうち中段には、「★★」で示される評価情報282とバーコード262と識別コード272とが含まれている。さらに、最下欄のうち下段には、「★」で示される評価情報283とバーコード263と識別コード273とが含まれている。
即ち、この課題提出シール201は、3つの評価情報281〜283からなる評価情報群280と、3つのバーコード261〜263からなるバーコード群260と、3つの識別コード271〜273からなる識別コード群270とを含んでいる。
評価情報281〜283(評価情報群280)は、いずれも、課題提出物(本例では、「[数学]一次関数のグラフの復習」の学習プリント:図示しない)について、教師が行った採点結果を3段階(A=★★★,B=★★,C=★)に評価した結果を示す情報である。この評価情報281〜283(評価情報群280)は、教師が採点し評価(A,B,C)を決定した時点で、ペン等を用いて、該当する評価情報281等に丸印等を付けることにより、評価結果が容易に視認できるようになっている。なお、評価情報(評価情報群)は、取りうる評価のすべての段階(本例では3段階)について、それぞれ評価情報を設定しておくのが好ましい。
一方、バーコード261〜263(バーコード群260)は、近接して配置された識別コード271〜273(識別コード群270)にそれぞれ示されているコード番号を示すバーコードである。識別コード271〜273は、その上方に記載されている学習者情報2、学習課題名情報3及び提出期限日情報4からなる学習情報群5の内容のほか、評価情報281〜283の内容にそれぞれ対応している。従って、バーコード261〜263も、学習者情報2、学習課題名情報3及び提出期限日情報4からなる学習情報群5の内容のほか、評価情報281〜283の内容にそれぞれ対応したものとなっている。
即ち、識別コード271は学習情報群5の内容のほか評価情報281の内容に対応しており、バーコード261も学習情報群5と評価情報281の内容に対応している。同様に、識別コード272は学習情報群5の内容のほか評価情報282の内容に対応しており、バーコード262も学習情報群5と評価情報282の内容に対応している。さらに、識別コード273は学習情報群5の内容のほか評価情報283の内容に対応しており、バーコード263も学習情報群5と評価情報283の内容に対応している。
つまり、識別コード271〜273は、いずれも共通の学習情報群5に対応しているが、それぞれ異なる評価情報281〜283にも対応している。バーコード261〜263も同様である。
なお、上述したように、最下欄は、破線209で上中下の3段に仕切られている。このため、本実施例2の課題提出シール201では、評価情報281とバーコード261と識別コード271とが互いに関連していること、同様に、評価情報282とバーコード262と識別コード272とが互いに関連していること、及び評価情報283とバーコード263と識別コード273とが互いに関連していることが容易に視認できる。
この課題提出シール201は、提出までの局面では、実施例1と同様にして用いる。即ち、教師が学習者に学習課題を課す場合に、学習者毎に予め課題提出シール201を作成しておき、この課題提出シール201を各学習者に配布する。その後、家庭で学習課題を終えた場合に、学習者が課題提出物に課題提出シール201を貼り付けた上で課題提出物を提出する。
提出された課題提出物には、課題提出シール201が貼付されている。従って、実施例1と同じく、この課題提出シール201を見れば、この課題提出物を提出した学習者、及び学習課題名を特定することができる。
ついで、教師が課題提出物の評価を行う。具体的には、採点しあるいは採点しないで、5段階や3段階などの評価を行い(本例では3段階評価)、決定した評価ランクに対応する評価情報281〜283に印を付ける。これにより、課題提出物に対する評価を後に確認することが可能となり、学習者に返却した場合にも、学習者に評価を知らしめることができる。
ついで、印を付けた評価情報(たとえば評価情報282)に関連するバーコード(例えばバーコード262)をバーコードリーダを用いて読み込めば、1つのバーコードを読み込むことで、コンピュータ上で、課題提出物を提出した学習者、及び学習課題を特定することができるほか、評価情報(例えば評価情報282)をも一度に取得することができる。
本実施例2にかかる学習課題管理システムSYS2につき、図4、図9、図10を参照して説明する。学習課題管理システムSYS2は、具体的には、課題提出シール201を作成する課題提出シール作成システムと、課題提出物に添付された課題提出シール201を用いた課題提出物の管理システムとからなっている。
学習課題管理システムSYS2の機械的構成は、図4にその概要を示すように、実施例1の学習課題管理システムSYS1と同様であるので、説明を省略する。
但し、コンピュータPCは、バーコードリーダBRにより、課題提出シール201に形成した複数(本例では3つ)のバーコード261〜263のいずれか1つを読み込み、これから識別コード271〜273のいずれか1つを取得する点で異なる。
また、このシステムSYS2に構築される学習課題管理データベースDB21は、各教科について、学習者(児童生徒)に課した学習課題について、課題提出物が提出されたか否かなど、学習課題に関するデータが、児童生徒別に蓄積されてデータベースが構築されている点で実施例1の学習課題管理データベースDB1と同様である。但し、本実施例2のデータベースDB21では、学習者に課した学習課題について、課題提出物が提出されたか否かのみならず、その評価の結果をも記録されている点で異なる。
一方、学習者データベースDB2、及び評価補助簿データベースDB3は、実施例1と同様である。
まず、学習課題管理システムSYS1を課題提出シール作成システムとして用いた場合の処理を、図9を参照して説明する。まず、実施例1と同様、ステップS1において、対象となる学級を選択する。例えば、図8に示す課題提出シール201を作成する場合には、「2年3組」を選択する。これにより、学習者データベースDB2を参照して、該当する学級の各学習者について、氏名や個別のID番号、所属学年及び所属学級、学級内の出席番号など、各学習者の学習者情報2が取り込まれる。
なお、学級に限らず個別の児童生徒について選択することもできる。
ついで、ステップS202において、実施例1のステップS2と同様、児童生徒に課そうとしている学習課題名、提出期限日、出題日などを入力する。図8に示す課題提出シール201では、入力した学習課題名が学習課題名情報3として、提出期限日が提出期限日情報4として表示される。さらに、このステップS202では、評価種類をも入力する。図8に示す課題提出シール201を作成する場合には、3段階評価(A=★★★,B=★★,C=★)を入力する。これにより、3段階の評価情報281〜283(評価情報群280)が生成される。
ついで、ステップS203において、ステップS1,S202で得た学習者情報2、学習課題名情報3、及び提出期限日情報4からなる学習情報群5、及び評価情報群280を基に、評価情報毎に識別コードを生成する。本実施例2では具体的には、学習情報群5を共通としつつ、3つの評価情報281〜283にそれぞれ対応させて識別コード271〜273(識別コード群270)をそれぞれ生成する。
なお、識別コード271〜273を生成するにあたっては、学級名、学習者氏名、学習課題名、出題日、提出期限日、及び評価情報などを表す複数のレコードからなる一連のデータを、識別コードをキーとして検索可能としておくなど、適宜の処理を行うことができる。
さらに、このステップS203では、各識別コード271〜273に対応したバーコード261〜263のパターンを生成する。なお、バーコードのパターン生成には、バーコードパターン生成用のソフトウェアを用いると良い。
ついで、ステップS204において、複数の識別コード271〜273、児童生徒名、学習課題名、出題日、提出期限日などの管理用データを学習課題管理データベースDB21に記録する。
さらに、ステップS205において、プリンタPRTを用いて、図示しないシール用紙に学習情報群5(具体的には、学習者情報2、学習課題名情報3、及び提出期限日情報4)、バーコード261〜263(バーコード群260)、識別コード271〜273、(識別コード群270)及び評価情報281〜283(評価情報群280)を印刷して、課題提出シール201を形成する。かくして、図8に示す課題提出シール201が出来上がる。
その後、児童生徒に学習課題を課すと共に、課題提出シール201を配布する。児童生徒は、課された学習課題に対応して、学習プリントの問題を解いたり、読書感想文を作成したりし、後日、課題提出物を提出する。この際、児童生徒は、予め受け取っていた課題提出シール201を課題提出物に貼り付けて提出する。
課題提出物を受け付けた教師は、提出された課題提出物について、採点しあるいは採点しないで評価を行い、該当する評価情報に印を付ける。例えば、図8に示す課題提出シール201が貼り付けられた課題提出物(数学プリント:図示しない)であれば、採点を行い、得点に応じて、A(=★★★),B(=★★),C(=★)の3つの評価ランクに振り分け、3つの評価情報のうち該当する評価情報に丸印等を付ける。
ついで、学習課題管理システムSYS2を用いて、課題提出物の管理を行う。学習課題管理システムSYS2を課題提出物の管理システムとして用いた場合の処理を、図10を参照して説明する。
まず、ステップS211で、課題提出物に貼り付けられた課題提出シール201に印刷された3つのバーコード261〜263のうち、印を付けられた1つの評価情報(例えば評価情報282)に対応する1つのバーコード(例えばバーコード262)を、バーコードリーダBRを用いて読み取り、このバーコードが示す識別コード(例えば識別コード272)を取得する。このように、バーコード群260のうちいすれか1つのバーコードを読み取ることにより、1つの識別コードがシステムSYS2に取得される。
ついで、ステップS212において、取得した識別コード(例えば識別コード272)を用いて、前述のステップS204において学習課題管理データベースDB21に記録した管理データを、データベースDB21から読み出す。これにより、識別コードで特定された児童生徒の氏名、学習課題名などが判明する。例えば、図8に示す課題提出シール201のバーコード(バーコード261〜263のいずれか)を読み込んだ場合には、学習者が「2年3組江戸太郎」であり、学習課題名が[数学]一次関数のグラフの復習」であり、提出期限日が「5月25日」であることなどが判明する。
ついで、ステップS213では、この識別コード(例えば識別コード272)で特定された児童生徒に関し、識別コードで特定された学習課題の提出の有無について「提出済」とし、受付日及びこの学習課題(課題提出物)についての評価結果(例えば,A,B,Cのいずれかのランク)と共に、データベースDB21の管理データに書き戻す。これにより、学習課題管理データベースDB21に記録した管理データにより、課題提出物の提出状況を、各学習者毎に管理できることになる。また、各学習者ごとに、各学習課題についての評価結果についても管理することができる。
その後、ステップS14において、実施例1と同様、他の課題提出物が有るか否かを判断する。他の学習者の課題提出物が有る(Yes)の場合には、ステップS211に戻り、他の課題提出物について同様にして、印を付けた評価情報に対応するバーコードを読みとる。一方、他の課題提出物が無い場合(No)には、この処理を終了する。
なお、本実施例2においても、実施例1と同じく、各々の児童生徒について、学習課題の提出の有無を含む管理データがデータベースDB21に蓄積されるので、これを用いて、課題提出管理リストの印刷(図7参照)など様々な処理を行うことができる。
また、学習課題管理データベースDB21には、学習課題の提出の有無及び評価結果を含む管理データが蓄積されている。このため、必要に応じて、この管理データを加工して、各学習者毎の各課題提出物の提出状況と評価結果のリストデータを作成し、評価補助簿データベースDB3における各学習者毎の評価データに転送すれば、各課題提出物の提出状況や評価結果を、容易に評価の補助として利用することもできる。
さらに、課題提出シール201を用いることにより、学習者の理解の程度を的確に把握できるから、各学習者に対して、各自のレベルに応じた個別の学習課題を与えるなど、個別の指導の基礎データを得ることができる。
(変形例)
次いで、実施例2の変形例にかかる課題提出シール301について、図11を参照して説明する。図11に示す本変形例の課題提出シール301は、実施例1の課題提出シール1及び実施例2の課題提出シール201と同じく、学習者情報2、学習課題名情報3等の学習情報群5を有する。また、課題提出シール301は、複数の評価情報381〜383、複数のバーコード361〜363、及び複数の識別コード371〜373を有する点でも、前述の実施例2における課題提出シール201と同様である。
但し、実施例2では、評価情報281〜283(評価情報群280)が、教師による採点結果により振り分けられた評価のランクを示すものであったのに対し、本変形例の評価情報381〜383(評価情報群380)は、学習者自身による自己評価のランクである点で異なる。例えば、図11に示す本変形例の課題提出シール301では、評価情報381は、理解に自信がある「よくわかった」の評価に対応するものである。また、評価情報382は、理解が中程度「ちょっと不安」の評価に対応するものである。さらに、評価情報383は、理解に自信が無い「もう一度復習」の評価に対応するものである。
なお、評価情報381〜383のいずれにも、評価結果を判りやすく示すために、白抜き四角(□)の形状のチェックボックスを含めてある。
実施例2と同様にして、課題提出シール301を作成することができるほか(図9参照)、評価情報381〜383のいずれか(チェックボックス部分)に自己評価を書き入れた課題提出シール301を課題提出物に貼り付けた上で、課題提出物を提出させても、実施例2と同様に、課題提出物の提出の有無、及び評価の管理を行うことができる。
さらに、本変形例の課題提出シール301を用いることにより、学習者自身の自己評価により、理解の程度あるいは自信を、教師に対して自主的に表明することができるから、学級内の各学習者の自己評価のレベルを総合判断して、授業の進度を調整したり、各学習者に対して、各自のレベルに応じた個別の学習課題を与えるなど、個別の指導に用いることもできる。
以上において、本発明を実施例1,2及び変形例に即して説明したが、本発明は上記実施例等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例等では、学習情報群5を文字や記号、番号で表示したが、学習者が盲人の場合には、点字、あるいは点字と文字等を併せて表示することもできる。
また、実施例等では、課題提出物に貼り付けるシールタイプの課題提出シール1,201,301を例示したが、裏面に糊が塗布されていない紙片(課題提出紙片)や下げ札形式の学習情報媒体を用いることもできる。
また、実施例2及び変形例では、3段階の評価の場合を示したが、5段階評価などを用いることもできる。また、実施例2では、評価のランクを★の数で示したが、文字(A,B,C、優,良,可)や数字(1,2,3)、記号(◎,○、△)などで示すこともできる。
さらに、実施例等では、識別タグとしてバーコードを用いたが、二次元バーコードや、磁気カードなどを用いることもできる。
実施例1にかかる課題提出シールを示す説明図である。 課題提出物(算数プリント)に課題提出物を貼付けた状態を示す説明図である。 課題提出物(読書感想文)に課題提出物を貼付けた状態を示す説明図である。 実施例1,2にかかる学習課題管理システムの構成を示す説明図である。 実施例1にかかり、課題提出シール作成システムの処理フローを説明する説明図である。 実施例1にかかり、課題提出物の管理システムの処理フローを説明する説明図である。 実施例1にかかり、学習課題管理データベースを用いて、課題提出管理リストを作成する場合の処理フローを説明する説明図である。 実施例2にかかる課題提出シールを示す説明図である。 実施例2にかかり、課題提出シール作成システムの処理フローを説明する説明図である。 実施例2にかかり、課題提出物の管理システムの処理フローを説明する説明図である。 変形例にかかる課題提出シールを示す説明図である。
符号の説明
SYS1,SYS2 学習課題管理システム(学習情報媒体作成システム、課題提出物の提出管理システム)
PC コンピュータ
BR バーコードリーダ
PRT プリンタ
DB1 学習課題管理データベース
DB2 学習者データベース
DB3 評価補助簿データベース
1,1A,1B,201,301 課題提出シール(学習情報媒体)
2 学習者情報
2a 学習者氏名情報
2b 所属学級情報
3 学習課題名情報(課題情報)
4 提出期限日情報
5 学習情報群
6,261,262,263,361,362,363 バーコード(識別タグ)
260,360 バーコード群(識別タグ群)
7,271,272,273,371,372,373 識別コード(識別情報)
270,370 識別コード群(識別情報群)
281,282,283,381,382,383 評価情報
280,380 評価情報群
209,309 破線
10 算数プリント(課題提出物)
20 読書感想文(課題提出物)

Claims (15)

  1. 学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される学習情報媒体であって、
    視覚または触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、
    上記学習者を特定する学習者情報、及び、
    上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む
    学習情報群と、
    上記学習情報群の内容に対応した識別情報を示す識別タグと、を備える
    学習情報媒体。
  2. 学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される学習情報媒体であって、
    視覚または触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、
    上記学習者を特定する学習者情報、及び、
    上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む
    学習情報群と、
    上記課題提出物または上記学習課題の学習結果に対する評価を示す評価情報を複数含む評価情報群であって、
    取りうる評価のそれぞれに対応する上記評価情報を含む
    評価情報群と、
    上記学習情報群及び上記評価情報群のうちの1つの上記評価情報の内容に対応した識別情報を示す識別タグを複数含む識別タグ群であって、
    上記評価情報群に含まれる上記評価情報のそれぞれに対応する識別タグを含む
    識別タグ群と、を備える
    学習情報媒体。
  3. 請求項2に記載の学習情報媒体であって、
    前記評価情報は、評価担当者が行った評価担当者評価を特定する評価担当者評価情報を含む
    学習情報媒体。
  4. 請求項2または請求項3に記載の学習情報媒体であって、
    前記評価情報は、学習者の自己評価を特定する自己評価情報を含む
    学習情報媒体。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の学習情報媒体であって、
    前記評価情報と前記識別タグとは、互いに対応する上記評価情報と上記識別タグとが、視覚または触覚により互いの関連を認識可能な形態に表示されてなる
    学習情報媒体。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の学習情報媒体であって、
    前記学習情報群は、
    前記学習課題を前記学習者に課した出題日を特定する出題日情報を含む
    学習情報媒体。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の学習情報媒体であって、
    前記学習情報群は、
    前記学習課題の提出期限を特定する提出期限日情報を含む
    学習情報媒体。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の学習情報媒体であって、
    前記識別タグは、バーコードである
    学習情報媒体。
  9. 学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される学習情報媒体を作成する学習情報媒体作成システムであって、
    上記学習情報媒体は、
    視覚及び触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、
    上記学習者を特定する学習者情報、及び、
    上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む
    学習情報群と、
    上記学習情報群の内容に対応した識別情報を示す識別タグと、を備える
    学習情報媒体であり、
    指定された学習者に関する上記学習情報群に対応する上記識別情報を生成する識別情報生成手段と、
    上記学習情報媒体基材に、上記学習情報群及び生成した上記識別情報を示す上記識別タグを担持させて、上記学習情報媒体を作成する学習情報媒体作成手段と、を有する
    学習情報媒体作成システム。
  10. 学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される学習情報媒体を作成する学習情報媒体作成システムであって、
    上記学習情報媒体は、
    視覚及び触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、
    上記学習者を特定する学習者情報、及び、
    上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む
    学習情報群と、
    上記課題提出物または上記学習課題の学習結果に対する評価を示す評価情報を複数含む評価情報群であって、
    取りうる評価のそれぞれに対応する上記評価情報を含む
    評価情報群と、
    上記学習情報群及び上記評価情報群のうちの1つの上記評価情報の内容に対応した識別情報を示す識別タグを複数含む識別タグ群であって、
    上記評価情報群に含まれる上記評価情報のそれぞれに対応する識別タグを含む
    識別タグ群と、を備える
    学習情報媒体であり、
    指定された学習者に関する上記学習情報群及び上記評価情報群のうちの1つの上記評価情報の内容に対応した上記識別情報を、上記評価情報群に含まれる上記評価情報ごとに生成する識別情報群生成手段と、
    上記学習情報媒体基材に、上記学習情報群と上記評価情報群と生成した上記識別情報をそれぞれ示す上記識別タグからなる上記識別タグ群とを担持させて、上記学習情報媒体を作成する学習情報媒体作成手段と、を有する
    学習情報媒体作成システム。
  11. 請求項9または請求項10に記載の学習情報媒体作成システムであって、
    前記学習情報媒体における前記識別タグは、バーコードであり、
    前記学習情報媒体基材は、学習情報媒体用紙であり、
    前記学習情報媒体作成手段は、
    前記学習情報群、または、前記学習情報群及び前記評価情報群と共に、バーコードを上記学習情報媒体用紙に印刷する
    学習情報媒体作成システム。
  12. 課題提出物の提出管理システムであって、
    学習課題に対応して学習者が提出する上記課題提出物に添付される学習情報媒体であって、
    視覚または触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、
    上記学習者を特定する学習者情報、及び、
    上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む
    学習情報群と、
    上記学習情報群の内容に対応した識別情報を示す識別タグと、を備える
    学習情報媒体における上記識別タグから、上記識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    取得した上記識別情報で特定される学習者情報及び課題情報を用いて、上記課題提出物を提出した学習者と提出された上記課題提出物に対応する学習課題とを関連させて記録する提出記録手段と、を有する
    課題提出物の提出管理システム。
  13. 課題提出物の提出管理システムであって、
    学習課題に対応して学習者が提出する課題提出物に添付される学習情報媒体であって、
    視覚または触覚の少なくともいずれかで認識可能な学習情報群であって、
    上記学習者を特定する学習者情報、及び、
    上記学習課題の内容を特定する課題情報、を含む
    学習情報群と、
    上記課題提出物または上記学習課題の学習結果に対する評価を示す評価情報を複数含む評価情報群であって、
    取りうる評価のそれぞれに対応する上記評価情報を含む
    評価情報群と、
    上記学習情報群及び上記評価情報群のうちの1つの上記評価情報の内容に対応した識別情報を示す識別タグを複数含む識別タグ群であって、
    上記評価情報群に含まれる上記評価情報のそれぞれに対応する識別タグを含む
    識別タグ群と、を備える
    学習情報媒体における上記識別タグ群の中から選択された上記識別タグから、上記識別情報を取得する選択識別情報取得手段と、
    取得した上記識別情報で特定される学習者情報、課題情報及び評価情報を用いて、上記課題提出物を提出した学習者と提出された上記課題提出物に対応する学習課題と上記課題提出物の評価とを関連させて記録する提出記録手段と、を有する
    課題提出物の提出管理システム。
  14. 請求項12または請求項13に記載の課題提出物の提出管理システムであって、
    前記学習情報媒体における前記識別タグは、バーコードであり、
    前記識別情報取得手段または前記選択識別情報取得手段は、バーコードリーダを含む
    課題提出物の提出管理システム。
  15. 請求項12〜請求項14のいずれか1項に記載の課題提出物の提出管理システムであって、
    前記識別情報取得手段または前記選択識別情報取得手段は、前記学習者自身または上記学習者と共に学ぶ他の学習者により、前記識別タグから前記識別情報を取得する
    課題提出物の提出管理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007265148A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toppan Forms Co Ltd 試験実施セット、試験管理システム及び試験管理方法
JP2015011469A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 富士通株式会社 ファイル振分プログラム、ファイル振分方法およびファイル振分装置

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