JP2005305681A - 磁石内蔵式筆記具及び筆記板 - Google Patents

磁石内蔵式筆記具及び筆記板 Download PDF

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聡 坂西
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Abstract

【課題】
筆記圧が弱い使用者が使用する場合や、弱い筆記圧で使用せざるを得ない場合に、筆記や描画に必要なだけの筆圧を補助する筆記具、及び、筆記具と筆記板の組み合わせを提案することを目的とする。また、一般の使用者に対しても、新しい筆記感が得られる筆記具を提案する。
【解決手段】
ペン先体の全体、もしくは、内部、あるいは、表層部に磁力を発生するような素材用いることと、及びそれらの筆記具と強磁性体の材料を含んで構成した筆記板によって、適当な筆記圧を得られる引力を発生させることで、弱い筆記圧を補助させる。これらの方法により、筆圧が普通の使用者に対しても新しい筆記感が得られる。
【選択図】
図4

Description

本発明は、軸筒内のインキ貯蔵体に貯蔵されたインキを筆記部となるペン先体に供給する筆記具及び該筆記具を使用するための筆記板に関し、更に詳しくは、マーキングペン、ボールペン等の筆記具について、筆記具を使用する際に筆記具と筆記板の間に発生する磁力によって筆記に必要なだけの筆記圧を補助する筆記具及び筆記板に関する。
従来から、筆記圧を磁力によって補助する筆記具及び筆記板については多くの提案がなされている(例えば、特許文献1)。
しかし、これら提案された筆記具は、軸体の一部に磁石を取り付けているため、筆圧を補助するよりも、強磁性体から構成される筆記面に軸体側面を吸着させてしまう可能性が大であるため、筆記具を抱持する力の弱い使用者が使用する場合や、高い筆圧を与えられない状況下では、むしろ磁石を取り付けていることが、筆記の障害となる可能性が高いといえる。
また、磁気泳動部材の表面部に文字や絵を表示させるための、「筆記部」に磁石を設けた「筆記具」が提案されている(例えば、特許文献2、3)。
しかしながら、これらの「筆記具」は、「被筆記部」が磁気泳動部材の表面に限られるものであり、更に、インキ吸蔵体から磁石を内蔵したペン先へのインキ供給については記載も示唆もされていない。
実開昭59−110684号(実用新案登録請求の範囲等) 実開昭57−174082号(実用新案登録請求の範囲等) 実用新案登録第3080578号(実用新案登録請求の範囲等)
筆記圧が弱くなる状況については、駐車違反の取締りなどに用いられている、チョークなどを先端に取り付ける棒状の用具を用いる場合、及び、壁面に取り付けた、あるいは、垂直に立った黒板、ホワイトボード、紙面などの筆記面に対し、筆記に必要な立ち位置が確保できない高い位置に筆記する場合、逆にしゃがんで筆記できずに必要な筆記角度を確保できない場合などが考えられる。例えば、車椅子に座っている状態の筆記者が垂直に立った黒板、ホワイトボード、紙面などの筆記面に対して筆記する場合が考えられる。
本発明は、前述した課題、すなわち、筆記圧が弱い使用者が使用する場合や、弱い筆記圧で筆記せざるを得ない場合に、筆記や描画に必要なだけの筆圧を補助する筆記具及び筆記板を提案することを目的とする。
本発明者らは、上記課題等に鑑み、これを解決しようとするものであり、ペン先体の全体、もしくは内部、あるいは表層部を磁力を発生するような素材で形成することによって、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(5)の発明によって構成される。
(1)軸筒内のインキ貯蔵部に貯蔵されたインキを筆記部となるペン先体に供給する筆記具において、ペン先体の全体、もしくは内部、あるいは表層部が磁力を発生するような素材で形成されたことを特徴とする筆記具。
(2)ペン先体を繊維束体、焼結体、あるいは、連続多孔質体で構成し、その内部に永久磁石、もしくは、電磁石を配置したことを特徴とする(1)に記載の筆記具。
(3)ペン先体の全体を磁性粉体を含む繊維束体、焼結体、または、連続多孔質体で構成したことを特徴とする(1)に記載の筆記具。
(4)ペン先体が先端部にボールを抱持したボールペンチップ構造であり、ボールを抱持するチップの管体部分を磁性体で構成したことを特徴とする(1)に記載の筆記具。
(5)少なくとも強磁性体の材料を含んで構成したことを特徴とする、(1)〜(4)のいずれかの筆記具を使用するための筆記板。
本発明は、前記のように構成されており、ペン先体の全体、もしくは内部、あるいは表層部を磁力を発生するような素材で形成した筆記具と少なくとも強磁性体の材料を含んで構成した筆記板との組み合わせによって、筆記圧が弱い使用者が使用する場合や、弱い筆記圧で筆記せざるを得ない場合に、筆記や描画に必要なだけの筆圧を補助することができるものである。
以下に、本発明を実施するための最良の実施形態を詳しく説明する。図1は、本発明の筆記具の第一の実施形態を示す断面概要図であり、通常使用されているマーキングペンの構造で、軸筒1中にインキ貯蔵部2が収納され、軸筒1の先端部にはペン先体3がその後部端部分をインキ貯蔵部2の先端部分に挿入した状態で取り付けてある。軸筒1の後端部は尾栓4で閉じている。図2は、図1のペン先体3のA−A断面図であり、ペン先体3は、合成樹脂や金属粉末等の焼結体で成形してあり、ペン先体3の内部には永久磁石6を埋め込んである。
ペン先体3は、繊維束体や連続多孔質体であっても良く、ペン先体3は、内部に永久磁石6を抱合するように成形しても、永久磁石6を嵌め込み可能なように成形しても良い。
図3は、第二の実施形態を示す断面概要図であり、通常使用されているマーキングペンの構造において、軸筒1の後部に小型の乾電池や燃料電池等の電源8を装着し、電源8は、図3のB−B断面図である図4に示すごとく合成樹脂や金属粉末等の焼結体で成形したペン先体3の内部に埋め込んだ電磁石7とスイッチ11を介して導線9、10で結ばれている。これによって、筆記圧の補助が必要な場合には、スイッチ11を入れれば、ペン先体3に電磁力が発生して筆圧を補助することができる。
また、発生する電磁力を調節可能なように回路の途中に可変抵抗を設けても良い。ペン芯体3の製造については、第一の実施形態と同様である。
図5は、第三の実施形態のペン先体3の断面図であり、通常のマーキングペンの軸筒1内部のインキ貯蔵部2の先端部に挿入するペン先体3全体を磁性粉体を練り込んだ繊維束体、焼結体、または、連続多孔質体で構成したものであり、本実施形態は、ペン芯体3の製造が容易であり、かつ、その製造も通常の製造装置を利用できる利点がある。
図6は、第四の実施形態を示す断面概要図であり、通常使用されている水性ボールペンの構造を示すもので、図7は、図6のボールペンチップ12のC−C断面図であり、ボールペンチップ12のボール14を抱持する管体部13を磁性体で構成したものである。
この場合、被筆記部(紙面)の下敷きとして、強磁性体を用いれば、筆記部直近のみに磁力が働き、軸筒部が吸い付けられることなく、筆圧の補助が可能になる。
図8は、本発明の第一、第二および第三の実施形態の筆記具を棒状体の補助具に取り付けて、車椅子に座った筆記者が壁面に取り付けた筆記板に筆記している様子を示したもので、このような状態においても、磁力によって筆圧が補助されるため、通常と変わりなく筆記できるものである。
また、ここで第三の実施形態を上記補助具に取り付けた場合、電源やスイッチといった装置類は使用者の手元、即ち棒の取っ手部分に配置することも出来る。
次に、本発明を具体的な実施例に基づき更に詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
以下に示す加工方法に基づいて、ペン先体を加工した。
(実施例1)
第一の実施形態:ゴム磁石(小野ゴム株式会社製、ポリマネット)を3mm×3mm×15mmの大きさに成形し、それを焼結体で包み、描線太さ5.7mmのチゼル型ペン先体に加工した。
(実施例2)
第二の実施形態:3mm×3mm×15mmの大きさに削ったマルテンサイト系のステンレス棒に一層分エナメル線を巻いて電磁石とし、エナメル線の接続部分は外に露出するように焼結体で包み、描線太さ5.7mmのチゼル型ペン先体に加工した。
(実施例3)
第三の実施形態:ゴム磁石(小野ゴム株式会社製、ポリマネット)を直径0.1mm以下の繊維状に削り出し、PPフィルムで巻いて棒状にした後、描線太さ1.8mmの丸型ペン先体に加工した。
本発明の第一、第二の実施形態のペン先体を用いて、三菱鉛筆株式会社製PM−126マーキングペン体、第三の実施形態のペン先体を用いて三菱鉛筆株式会社製PM−122マーキングペン体を組み立て、それぞれに赤インキを充填した。
(実施例4)
第四の実施形態:ボール以外はマルテンサイト系のステンレス鋼を用いて描線幅1mmのボールペンチップを製造し、三菱鉛筆株式会社製SG−100−10ボールペン体を組み立て、赤インキを充填した。組み立て後、9000ガウスの永久磁石に12時間密着させチップを磁化させた。
(比較例1)
通常のペン先体を用いて、三菱鉛筆株式会社製PM−126マーキングペン体を組み立て、赤インキを充填した。
(試験例)
実施例、比較例に基づいて製造したペン体を図9に示すような株式会社イマダ製プッシュプルゲージ(10N)と接続させ、ペン先と筆記面の距離を1mmとし、ペン先体中の磁性体の有無、筆記板に強磁性体を使用しているか否かの場合に引力がどのように働くか、それぞれ関係を調査した。尚、これらのような筆記具では、概ね1.00N以上の筆記圧があれば筆記可能であることが経験上分かっている。
Figure 2005305681
実施例1〜4、及び比較例1の調査結果より、本発明のいずれの実施例においても、筆記面との間に筆記に必要な引力が得られた。また、加える筆記圧が無い場合においても、筆記可能な筆記面への引力が得られていることがわかる。
加えて、磁力が働く部分がペン体の筆記部周辺部分のみであるため、ペン体側面が筆記面に密着するなどして、筆記不能となる事態も起こらなかった。
本発明は、以上のごとく構成されているので、筆記に必要な筆記圧を筆記者が出せない場合においても、磁力の補助によって、所定の筆記圧を得ることができる。
また、通常の筆記においても、普通の筆記状態とは違った筆記感を筆記者にもたらす
これまでの筆記具にない感覚の筆記具である。
本発明の第一の実施形態を示す筆記具の断面概要図である。 本発明の第一の実施形態のA−A断面図である。 本発明の第二の実施形態を示す筆記具の断面概要図である。 本発明の第二の実施形態のB−B断面図である。 本発明の第三の実施形態のペン先体の断面図である。 本発明の第四の実施形態を示す筆記具の断面概要図である。 本発明の第四の実施形態のC−C断面図である。 本発明の筆記具を棒状体の補助具に取り付けて、車椅子に座った筆記者が壁面に取り付けた筆記板に筆記している様子を示したものである。 本発明の実施例、比較例の試験方法を示す概要図である。
符号の説明
1.軸筒、2.インキ貯蔵部、3.ペン先体、4.尾栓、6.永久磁石、7.電磁石、
8.電源、9.導線、10.導線、11.スイッチ、12.ボールペンチップ、
13.管体部、14.ボール、15.中継芯、16.筆記具取付用棒状体補助具、
17.筆記板、18.筆記者、19.実施例、比較例の筆記具、20.筆記面、
21.プッシュブルケージ(10N)、22.PULL側、23.PUSH側

Claims (5)

  1. 軸筒内のインキ貯蔵部に貯蔵されたインキを筆記部となるペン先体に供給する筆記具において、ペン先体の全体、もしくは内部、あるいは表層部が磁力を発生するような素材で形成されたことを特徴とする筆記具。
  2. ペン先体を繊維束体、焼結体、あるいは、連続多孔質体で構成し、その内部に永久磁石、もしくは、電磁石を配置したことを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
  3. ペン先体の全体を磁性粉体を含む繊維束体、焼結体、または、連続多孔質体で構成したことを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
  4. ペン先体が先端部にボールを抱持したボールペンチップ構造であり、ボールを抱持するチップの管体部分を磁性体で構成したことを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
  5. 少なくとも強磁性体の材料を含んで構成したことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかの筆記具を使用するための筆記板。























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* Cited by examiner, † Cited by third party
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