JP2005305125A

JP2005305125A - 縫合糸の測定及び固定装置

Info

Publication number: JP2005305125A
Application number: JP2004352494A
Authority: JP
Inventors: Sang-Hak Nam; 相鶴南; Bong-Sik Kwon; 俸軾權; Jung-Min Song; 貞民宋
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-04-16
Filing date: 2004-12-06
Publication date: 2005-11-04
Also published as: US20050234480A1

Abstract

【課題】医療用縫合糸の表面にくさび状歯を加工するために用いられる縫合糸の測定及び固定装置を提供する。
【解決手段】弾性を有する薄板の耐腐食性金属材によって湾曲した半円形状又は水平な形状に製作される加工板（２１）を備える加工部（２０）と、加工板（２１）の結合のための固定台（３２）を備える支持部（３０）と、縫い糸（Ｔ）の固定のための締め金（４０）等から構成されている。本発明は、一般の縫い糸（Ｔ）を簡単に加工して特殊な縫い糸（Ｔ）に転換するので医療費の節減効果が得られるだけではなく、歯（Ｔ１）の形成間隔や形態等を作業者が自在に設定できるため多様な施術に対し弾力的に対処できる縫い糸（Ｔ）を容易に加工できる。
【選択図】図１

Description

本発明は、縫合糸の測定及び固定装置に関するものであって、より詳しくは、医療用縫合糸の表面にくさび状歯を形成するために用いられる縫合糸の測定及び固定装置に関する。

従来、医療用に用いられる縫い糸等において、手術態様によって縫い糸の表面にくさび状歯が形成された縫い糸を用いる場合が多い。ところが、縫い糸が非常に細いため、病院の手術室等の現場で縫い糸に任意の加工を行ってから用いるということは、現実的に非常に困難である。

そこで、表面にくさびが形成された縫い糸が既製品の形態に製造されて販売されている。しかし、かかる縫い糸の場合、加工工程の追加によって非常に相当な高価で取引されているので、医療費の上昇要因として作用しているばかりではなく、縫い糸の規格や形態が一定に定められた少品種のみが市販されているために多様なパターンの施術に弾力的に適用できない等の技術的問題が指摘されてきた。

従って、本発明の目的は、従来高価に供給され手術費の原価を上昇させている縫い糸を非常に廉価に供給するために発明されたものであって、病院の手術室等で簡単な操作を通じて、一般の縫い糸を所望の形態及び規格に加工できる縫合糸の測定及び固定装置を提供することにある。

前記目的を達するため、本発明では適当な弾性を有する加工板を備える加工部、加工板を支持するための支持部、及び加工板に据付けられる縫い糸の固定のための締め金などの構成要素が提供される。

すなわち、弾性を有する薄板の耐腐食性金属材によって湾曲又は水平な形状に製作される加工板の表面に縫合糸が差し込まれ得る加工溝を長手方向に形成し、加工板の少なくとも片側に一定間隔の目盛りを形成してなる加工部と；耐腐食性金属材から製作される支持板、および当該支持板の両端に屈曲するようにそれぞれ形成される縫合糸固定台を有し、前記支持板と前記縫合糸固定台とが接する屈曲部位に斜めに陥没する結合溝を形成し、前記縫合糸固定台には加工板の加工溝に対応する固定溝を形成してなる支持部と；回転自在にちょうつがい結合される操作つかみを備える締め金とを含む縫合糸の測定及び固定装置である。

また、少なくとも１つの加工溝を備えた加工板であって、前記加工溝の両末端に縫合糸の外径を受容できる裂け目を備えてなる加工板と；縫合糸を加工板に固定するための締め金とを含む縫合糸の測定及び固定装置である。

本発明による縫合糸の測定及び固定装置（１０）は、簡単な操作を通じて縫い糸（Ｔ）の外周縁にくさび状歯（Ｔ１）を加工できるようにするものであって、その構造が非常に簡単で、しかも安いコストで量産可能であって、使用に便利となる長所がある。

本発明による縫合糸の測定及び固定装置は、一般の縫い糸（Ｔ）を簡単に加工して美容整形等に用いられる特殊な縫い糸（Ｔ）に加工できるため、医療費原価節減の効果が得られるだけでなく、歯（Ｔ１）の形成間隔や形態等を使用者が自在に設定できるので、医者の多様な施術に対応して弾力的に縫い糸（Ｔ）を容易に加工できるため、医療用縫合糸の加工に非常に便利な装置となる。

以下、図面を参照して、本発明の縫合糸の測定及び固定装置について説明する。

図１は、本発明が提供する縫合糸の測定及び固定装置（１０）の好ましい実施形態であって、この図に示すように、本発明は、加工部（２０）、支持部（３０）、及び締め金（４０）等から構成されている。

前記加工部（２０）は、適当な弾性を有する薄板の耐腐食性金属材によって湾曲した半円形状等の湾曲形状（曲型）又は水平な形状に製作される加工板（２１）の表面に複数の加工溝（２２）を長手方向に形成し、加工板（２１）の片側（片面）に一定間隔の目盛り（２３）を形成して構成されている。

図２は、本発明による加工板（２１）の垂直断面図であり、この図に示すように、加工板（２１）に形成される加工溝（２２）は、２つの溝が１つの加工組（Ａ１、Ａ２）をなすようにし、糸の直径によって便利に加工できるように直径の異なる２つの加工組を有している。かかる加工組（Ａ１、Ａ２）は、直径の相異する複数の加工組（Ａ１、Ａ２）からなってもよく、必要によっては加工組を３つ以上設置してもよい。

支持部（３０）は、耐腐食性金属材から製作される支持板（３１）及びその両端を垂直に曲げた固定台（３２）から構成されており、支持板（３１）と各固定台（３２）とが接する屈曲ないし切曲部位に、斜めに陥没する結合溝（３３）を有している。また、前記各固定台（３２）は、加工板（２１）の複数の加工溝（２２）に対応する複数の固定溝（３４）を有しており、加工板（２１）の両端部は各結合溝（３３）に差し込まれてもよい（図３参照）。

締め金（４０）は、支持板（３１）の固定台（３２）に結合されて縫い糸（Ｔ）を固定するための用途で用いられ、高弾性の薄板金属素材で製作される。

前記締め金（４０）の先端は、別に加工を加えることをしないで一直線の形態を取るようにして、その先端部が縫い糸固定台（３２）の下端まで到達できるようになっている。締め金（４０）を固定台に脱着させるためのつかみ（４１）は、回転自在にちょうつがい結合し、一旦、締め金（４０）を固定台（３２）に固定させた後は、一方に反らして加工作業に支障がないようにすることが好ましい。

本発明の縫合糸の測定及び固定装置において、縫い糸（Ｔ）は加工板（２１）に設けられたいずれか１つの加工溝（２２）に差し込まれ、縫い糸（Ｔ）の末端部を固定台（３２）の固定溝（３４）を介して引き出し、前記固定台（３２）に締め金（４０）を結合させて、縫い糸（Ｔ）を加工する間、動かないように固定できる。

本発明において、加工板（２１）の加工溝（２２）に差し込まれた縫い糸（Ｔ）の一部は加工溝（２２）の上部に突出され、縫い糸（Ｔ）の突出部位を加工道具（カッター等）で一部切断すると、縫い糸（Ｔ）の表面にくさび状歯（Ｔ１）が形成される（図５参照）。この時、縫い糸（Ｔ）に対する加工道具の動作範囲は加工板（２１）によって制御されるので、加工溝（２２）の深さによって加工深さを決定でき、また、加工板（２１）の表面には目盛り（２３）が形成されているため、歯（Ｔ１）の形成間隔を作業者の所望の間隔に設定できる。

図４は、本発明による加工板（２１）の他の実施形態であって、この図に示すように、湾曲した半円形状等の湾曲形状（曲型）又は水平な形状に形成される加工板（２１）に複数の加工溝（２２）を形成し、このように形成された加工溝（２２）の両端部に縫い糸（Ｔ）の外径を受容できる細長い線状の溝である裂け目（２５）を形成できる。

このように構成した場合、加工板（２１）の加工溝（２２）に縫い糸（Ｔ）を差し込ませた状態で縫い糸（Ｔ）の両端を裂け目（２５）に差し込んだ後、締め金（４０）で固定すると、縫い糸（Ｔ）が堅固に固定されるので、支持部（３０）のない状態でも縫い糸（Ｔ）に対する加工作業を進行させることができる。

一方、本発明では、加工板（２１）に形成された加工溝（２２）のうち、深さの低い加工溝（２２）に縫い糸（Ｔ）を差し込んだ場合、縫い糸（Ｔ）の突出部位が少なくなるため、加工道具の動作による切断深さが低くなる。このように多様な深さ及び多様な直径の加工溝（２２）を設置することによって、縫い糸（Ｔ）の表面に形成されるくさび状歯（Ｔ１）を多様に形成できる（図５参照）。

本発明は図面に示された実施形態に基づいて説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならばこれより多様な変形及び均等な他の実施形態が可能である。

本発明による縫合糸の測定及び固定装置の好ましい実施形態を示す斜視図である。本発明による加工板の垂直断面図である。本発明による加工板と支持板との結合状態を説明するための図である。本発明による縫合糸の測定及び固定装置の他の実施形態を示す斜視図である。本発明によって加工された縫い糸の一例を示す図である。

符号の説明

１０：縫合糸測定及び固定装置
２０：加工部
２１：加工板
２２：加工溝
２３：目盛り
３０：支持部
３１：支持板
３２：固定台
３３：結合溝
３４：固定溝
４０：締め金
４１：操作つかみ

Claims

弾性を有する薄板の耐腐食性金属材によって湾曲又は水平な形状に製作される加工板（２１）の表面に縫合糸（Ｔ）が差し込まれ得る加工溝（２２）を長手方向に形成し、加工板（２１）の少なくとも片側に一定間隔の目盛り（２３）を形成してなる加工部（２０）と；
耐腐食性金属材から製作される支持板（３１）、および当該支持板（３１）の両端に屈曲するようにそれぞれ形成される縫合糸固定台（３２）を有し、前記支持板（３１）と前記縫合糸固定台（３２）とが接する屈曲部位に斜めに陥没する結合溝（３３）を形成し、前記縫合糸固定台（３２）には加工板（２１）の加工溝（２２）に対応する固定溝（３４）を形成してなる支持部（３０）と；
回転自在にちょうつがい結合される操作つかみ（４１）を備える締め金（４０）と
を含む縫合糸の測定及び固定装置。
少なくとも１つの加工溝（２２）を備えた加工板（２１）であって、前記加工溝（２２）の両末端に縫合糸（Ｔ）の外径を受容できる裂け目（２５）を備えてなる加工板（２１）と；
縫合糸を加工板（２１）に固定するための締め金（４０）と
を含む縫合糸の測定及び固定装置。
前記加工板（２１）に形成される加工溝（２２）は、２つ以上の加工組（Ａ１、Ａ２）を含み、前記２つ以上の加工組（Ａ１、Ａ２）の深さが互いに相異することを特徴とする請求項１又は２に記載の縫合糸の測定及び固定装置。
前記加工板（２１）に形成される加工溝（２２）は、２つ以上の加工組（Ａ１、Ａ２）を含み、前記２つ以上の加工組（Ａ１、Ａ２）の直径が互いに相異することを特徴とする請求項１又は２に記載の縫合糸の測定及び固定装置。