JP2005305041A - 弾球遊技機の表示装置取付機構 - Google Patents

弾球遊技機の表示装置取付機構 Download PDF

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裕 中村
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Abstract

【課題】大型の図柄表示装置の取り付けを可能とする弾球遊技機を提供する。
【解決手段】前面に遊技領域PAが形成される遊技盤と、この遊技盤を立設姿勢で収容保持する前枠と、遊技盤の背面側に位置して常には前枠の背面を覆って配設される裏セット盤90と、遊技展開に応じた図柄を表示する図柄表示装置とを備える弾球遊技機PMにおいて、遊技領域PA内に位置して前面から背面側を視認可能とするための透視領域SAを形成し、裏セット盤90の背面側に突出して配設される係合突起77と、図柄表示装置に設けられる係合受け部とを係合させることにより、表示部が透視領域SAを介して前面に臨むようにして図柄表示装置を配設し、係合突起77を裏セット盤90の背面側において縦横方向に並んで設けられる複数のガイド孔71aに選択的に取り付けるガイド孔より係合突起77を縦横方向に可動する。
【選択図】図8

Description

本発明は、前面に遊技領域が形成された遊技盤と、遊技盤を立設姿勢で収容保持する前枠と、遊技盤の裏面側に位置して常には前枠の背面側を覆って配設される裏セット盤とを備えた弾球遊技機の表示装置取付機構に関する。
上記弾球遊技機の一例としてパチンコ機がある。パチンコ機は、前面に遊技領域を形成する遊技盤を立設姿勢で収容保持した前枠に、前背面に遊技球の処理経路を一体に設けるとともに背面に各種制御基板が取り付けられる裏セット盤を背面から取り付けて構成され、発射装置により遊技領域上部に導いた遊技球を落下させる過程で遊技領域内に設けた入賞具に入賞させる遊技を行うように構成されている。
遊技盤は、ルータ加工等を施した矩形状のベニヤ板に所定の図柄を印刷したセルを貼り付けて形成された化粧板を基板として構成され、化粧板の前面に遊技球を導くレールを取り付けて略円形状の遊技領域が区画形成されている。遊技領域内には、多数の遊技釘、入賞具等が取り付けられるとともに、略中央部に設けられた開口部の周縁に飾り体が取り付けられており、この開口部内に遊技展開に応じた図柄を表示させて遊技性を高めるための図柄表示装置が例えば液晶パネル等の表示部を前面に臨ませて配設されている。
遊技盤の背面には、ケースに表示器、制御基板等を収容して構成される図柄表示装置が背面側に突出して取り付けられる。このため、突出するケースと前枠の背面に取り付けられる裏セット盤との干渉を避けるために裏セット盤には略矩形状の開口部が設けられており、図柄表示装置を開口部内に収容するように形成されている。また一般的に図柄表示装置は、ケース後端面の面積が、前端面を形成する表示器の表示部の面積よりも大きく構成されている(例えば、特許文献1)。
また、遊技盤はパチンコ機の機種ごとに付与された遊技テーマを表現するために、セルに印刷される図柄、遊技領域に取り付けられる飾り体等に機種ごとの特徴を有したデザインが創作される。このため機種の変更にあっては、遊技球の処理機構が設けられる前枠や裏セット盤、あるいは外郭を形成する枠部材などは再利用が可能である一方、遊技盤の着脱交換作業(いわゆる「盤面替え」)は必要不可欠なものとなっている。
特開2003−81411号公報(第3,4頁、第3〜8図)
ところで、近年のパチンコ機においては、図柄表示装置の表示部サイズが大型化しており、これに付随して大型の表示部を活かした高度な遊技演出を行うために図柄制御基板も大型化の傾向にある。しかしながら、図柄表示装置及び図柄制御基板の大型化にはこれらを取り付ける球寄せカバーの大型化を必要とする一方で、遊技盤背面と対峙する裏セット盤前面には上述のように遊技球の経路機構が設けられていることから球寄せカバーには裏セット盤との干渉を避けるための設計制限が大きく、従来の取付機構では図柄表示装置の大型化傾向に対応した設計が困難となっているという問題があった。
また、背面に突出する図柄制御基板が大型化してそれを収容するケース体が大型化すると、裏セット盤に設けられる開口部を大型化する必要がある。さらに、裏セット盤と前枠とをヒンジ機構を介して組み付ける形態のパチンコ機においては、裏セット盤の開閉作動時における開口の辺縁部とケース体の外郭との干渉を避けるため、ケース体の寸法よりも開閉方向(横方向)に大きく開口形成する必要がある。このため、従来の取付機構においては、図柄制御基板の大型化に伴う裏セット盤の開口部の拡大により、裏セット盤に配設される他の機構、装置等の配設自由度が制限されるという問題、あるいは開閉方向にさらに開口するための設計余裕が失われて裏セット盤をヒンジ機構を介した組付形態で構成することが困難となるといった問題があった。また、図柄制御基板を小型化すると演出高度性が低下して遊技性が失われる虞があり、高密度実装をさらに向上させることによって演出高度性を保つとすると、回路からの発熱がより顕著になって回路の誤作動を引き起こす虞が高まるといった新たな問題が生じる。
また、パチンコ機の図柄表示装置の表示器として一般的に用いられている液晶パネルは概ね1万時間から5万時間程度のバックライト寿命を有しており、遊技施設での使用日数にして2年以上の稼動を可能とする計算となる。しかしながら一方で、遊技施設においては限られたスペース内での遊技サービスの提供にあたって人気機種および新機種の設置優先性が極めて高い状態にあり、一般的なパチンコ機において3〜6ヶ月程度で更新を余儀なくされる現状にある。このような事情から、機種の変更に伴う盤面替えのときに、寿命を充分に残した液晶パネルが遊技盤とともに廃棄され、機種ごとに新品の液晶パネルを取り付けて遊技盤が製造されており、パチンコ機の製造コストが高くなる一因として問題となっていた。
以上の問題に鑑みて本発明は、大型の図柄表示装置の取り付けを可能とするとともに、製造コストを抑えることを可能とする弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、前面に遊技領域が形成される遊技盤と、この遊技盤を立設姿勢で収容保持する前枠と、遊技盤の背面側に位置して常には前枠の背面を覆って配設される裏セット盤と、遊技展開に応じた図柄を表示する図柄表示装置とを備える弾球遊技機において、遊技領域内に位置して前面から背面側を視認可能とするための透視領域を形成し、裏セット盤の背面側に突出して配設される裏セット盤側係合部(例えば、実施形態における係合突起77)と、図柄表示装置に設けられる図柄表示装置係合部(例えば、実施形態における係合受け部34)とを係合させることにより、図柄表示装置の表示部が透視領域を介して前面に臨むようにして図柄表示装置が配設されるように構成し、裏セット盤側係合部を裏セット盤の背面側において縦横方向に並んで設けられる複数のガイド孔に選択的に取り付け、係合突起を取り付ける孔の選択により係合突起を縦横方向に可動に構成している。
なお、上記のガイド孔を裏セット盤に設けて構成してもよい。
また、上記のガイド孔を裏セット盤の背面に着脱自在に取り付けられるブラケット部材に設けて構成してもよい。
本発明に係る弾球遊技機の表示装置取付機構は、従来は遊技盤背面側の球寄せカバーに取り付けられていた図柄表示装置を裏セット盤に取り付ける構成としている。このような構成により、従来は裏セット盤との干渉を回避するための設計制限によって球寄せカバーの大型化に限界があったことから困難とされていた図柄表示装置の大型化を行うことができる。さらに、図柄表示装置を背面側から取付可能であるため、表示器の背面に突出するケース体を収容するために裏セット盤に設けられていた開口部は、少なくとも表示器を遊技盤前面に臨ませるための大きさで形成されていればよく、裏セット盤に設けられる他の機構、装置の配設自由度を増すことができる。さらに、裏セット盤をヒンジ機構を介した組付形態で構成するための設計余裕が形成されるため、大型の図柄表示装置を取り付けることができるとともに取扱性の高い弾球遊技機を提供することができる。
また、従来は機種の変更のときに着脱交換される遊技盤に取り付けていた図柄表示装置を、旧機種から新機種に流用可能な裏セット盤に取り付けていることから、新機種の遊技盤に新品の図柄表示装置を都度取り付けて製造する必要がなくなる。このため、寿命に照らし合わせた図柄表示装置の使用が可能となって製造コストを抑えた弾球遊技機を提供することができる。
さらに、本発明に係る表示装置取付機構は、裏セット盤背面側に設けられる係合部を縦横方向に並んで設けられる複数のガイド孔に選択的に取り付けて構成されている。このため、この裏セット盤側係合部を取り付けるガイド孔の選択によって、これらガイド孔の穿設間隔に応じて裏セット盤側係合部の配設間隔を縦横方向に多段階的に調整することができ、例えば図柄表示装置の表示部面積が機種変更に伴って変更される等によって図柄表示装置側係合部の配設間隔が変更されるようなことがあっても、裏セット盤側係合部を取り付けるガイド孔を適切に選択することによって容易に対応して図柄表示装置の取り付けを行うことができる。即ち、上記構成により、種々のサイズの図柄表示装置の取り付けに対応することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、本発明に係る表示装置取付機構を適用した弾球遊技機としてパチンコ機を例示し、まず図1,図2を参照してパチンコ機PMの全体構成について概要説明する。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構により前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられたダブル錠と称される施錠装置7を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の表側(前面側)には、上部に前枠2の前面域に合わせた方形状のガラス扉3が、下部に球皿4が、それぞれ正面左側に設けられたヒンジ機構で横開き開閉及び着脱可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置7および球皿施錠装置(図示せず)を利用して常には前枠2の前面を覆う閉止状態に保持される。また、球皿4の右側下部には、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル5が取り付けられている。
ガラス扉3の背後に位置する前枠上部には、方形枠状の収容部2aが前枠2に一体に設けられており、この収容部2aに設けられた遊技盤係止具8を利用して遊技盤10が前面側から着脱可能に立設保持されてガラス扉3を通して視認可能となっている。なお、本実施例においては遊技盤係止具8を収容部2aに具備して前面側から遊技盤10を取付可能に構成しているが、収容部を背面側に設けて遊技盤を背面側において取付可能な構成としてもよい。
遊技盤10は、ルータ加工等を施した矩形状の積層合板に、所定の図柄が印刷されたセルを貼り付けて成型される化粧板11を基体として構成される。化粧板11の前面には、上下2分割のレール飾り12,13がビス止めされ、内側に略円形の遊技領域PAが区画形成されるとともに、遊技球発射装置(図示せず)から発射される遊技球を遊技領域PAの上部に導く案内レール面14,15が形成される。遊技領域PAの内側には多数本の遊技釘とともに風車16、各種の入賞具17、表示装置飾り体18等の遊技構成部品が取り付けられ、下端部においては入賞具17に入賞することなく遊技領域PAを転動落下した遊技球を回収するためのアウト口19が設けられる。また、遊技盤10の背面側には、入賞具に入賞した遊技球を案内する経路を備えた球寄せカバー(図示せず)が設けられる。
また、表示装置飾り体18は、NCルータ加工機等によって穿設加工された遊技領域PAの略中央部の開口縁部を装飾するように周設されるとともに化粧板11の背面側に若干突出するように設けられる(図4を併せて参照)。このようにして設けられる表示装置飾り体18に囲まれる内側には横長方形窓枠状の透視領域SAが形成されて遊技盤10の背面側を前面側から透視可能となっており、この透視領域SA内において遊技の展開状況に応じた図柄を表示させる図柄表示装置30(図4を併せて参照)の表示器31が表示部31aを前面に臨ませて配設されている。
前枠2の背面側には、外枠1の内寸サイズよりも幾分小さめの矩形枠状に形成された裏セット盤90が、互いの背面右側に配設され、前後方向にスライドさせて開閉作動可能に構成されたヒンジ機構6a,6bにより横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、背面各部に設けられた裏セット盤係止具9を用いて常には前枠2の背面を覆う閉鎖状態に保持される。裏セット盤90には、遊技球を貯留する球貯留タンク91、球貯留タンクから供給された遊技球を整列させて流下させるタンクレール92、球圧を軽減して遊技球を下方に流下させるS字レール93、入賞状態等に基づいて遊技球を払い出す球払出装置94、球払出装置94から払い出された遊技球を球皿4に導く球払出通路95等の遊技球の処理機構が設けられている。
また、裏セット盤90の背面には、制御装置、電子部品に電力を供給する電源ユニット41、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御装置42、効果照明、効果音等の遊技演出の制御を主に行うサブ制御装置43、遊技球の払出作動を制御する球払出制御装置44、遊技施設側と信号の入出力を行う外部中継端子基板45等の各種制御装置、回路基板等の電子部品が取り付けられており、これらが図示しないコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
パチンコ機PMは、ガラス扉3、球皿4、裏セット盤90等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、球皿4に遊技球を貯留させて発射ハンドル5を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル5が回動操作されると、球皿4に貯留された遊技球が、球皿4の背面側に配設される遊技球発射装置により1球ずつ遊技領域PAに打ち出され、パチンコゲームが展開される。
このように概要構成されるパチンコ機PMにあって、本発明においては表示器31を備える図柄表示装置30が裏セット盤90に取り付けられて構成される。以下、この図柄表示装置30の取付機構100について、図3,図4を併せて参照して説明する。
図柄表示装置30は、前後のケース半体33a,33bを組み付けて収容空間を形成するケース体33に、例えば液晶パネル等による矩形状の表示部31aを備える表示器31、表示器31の背面側に設けられて遊技展開に応じた図柄を表示するための制御を行う表示制御基板(図示せず)を収容して構成されている。また、このケース体33には効果音等の演出制御を行うサブ制御基板32等も併せて収容されており、図柄表示装置30と上述したサブ制御装置43とが一体に構成されている。なお、図3,図4に示すように、後ケース半体33bの後方突出端面の面積は、表示器の表示部31aの面積よりも大きく形成されている。
この図柄表示装置30を構成する前ケース半体33aの左右4箇所には、それぞれ外方に突出して係合受け具34が設けられている。係合受け具34には円筒状に形成される受容溝34aが設けられており、受容溝34aにはネジ孔34bが穿設されている。
ここで、裏セット盤90には、閉止姿勢としたときに少なくとも遊技盤10の透視領域SAと対峙する位置に略矩形状の開口が形成されており、裏セット盤90の背面には、この開口部90aの側縁部4箇所に円錐台形状の係合突起97が後方に突出して一体に設けられている。この係合突起97は、突端部97aが円柱状に突出して形成されるとともにネジ受け孔97bが設けられている。また、円柱状に形成される係合突起の突端部97aの外径と円筒状に形成される係合受け具の受容溝34aの内径とは、ほぼ同一寸法で形成されるとともに、突端部27aの配設間隔と受容溝34aの配設間隔が同長に設けられている。
このような取付機構100を有したパチンコ機PMは、図柄表示装置30に設けられた係合受け具の受容溝34aを裏セット盤90の背面に一体に設けた係合突起の突端部97aに係合させるとともに、ネジ孔34bからネジ受け孔97bにネジを螺合させ、前後方向にスライド可能に構成されたヒンジ機構6a,6bを後方にスライドさせた状態で開放姿勢から閉鎖姿勢として前ケース半体33aを裏セット盤の開口部90aに収容させ、前方に裏セット盤90をスライドさせることにより、表示器31の表示部31aの端面が遊技盤10の後方側に突出する矩形状の透視領域SAと略整合して前面に臨んだ状態となる。なお、組付順序は上記のものに限られず、例えば裏セット盤90を閉止姿勢とした後に図柄表示装置30の係合受け部34と係合突起97とを係合させてもよい。
このように、本発明に係る表示装置取付機構100は、従来の取付機構のように球寄せカバーに取り付ける形態ではないため、従来は裏セット盤との干渉を回避するための設計制限によって球寄せカバー自体の大型化に限界があったことから困難であった図柄表示装置の大型化を行うことが可能となる。さらに、図柄表示装置30を裏セット盤90の背面側から取付可能であるため、表示器31の背面側に突出するケース体33を収容するために裏セット盤90に設けられる開口部90aが少なくとも表示器31の表示部31aを透視領域SAで前面に臨ませることのできる大きさで形成されていればよい。このように、開口部90aの面積を縮小できることから、裏セット盤90に設けられる他の機構、装置の配設自由度を向上させることができる。さらに、ヒンジ機構を取り付けるために設けられる開閉方向への余分な開口を形成する余裕ができるため、裏セット盤90をヒンジ機構を介して前枠2に組み付けることができ、大型の図柄表示装置を取付可能であるとともに取扱性の高いパチンコ機を提供することができる。
また、本発明に係る表示装置取付機構100は、機種の変更に伴って取替作業を必要としない裏セット盤90に一体に設けた係合突起97を介して図柄表示装置30を取り付ける構成であるため、従来は遊技盤10に取り付けられて盤面替えの際に寿命を残したままで廃棄されることが一般的であった表示器31を寿命に照らし合わせて利用することができ、新機種の遊技盤製作に当たって新品の表示器を都度取り付ける必要がなくなることから、製造コストを抑えたパチンコ機を提供することができる。
また、4つの係合突起97を裏セット盤90に一体に設ける構成としたが必ずしもこの形態に限られず、4つ以上の係合突起を設けて構成してもよい。このように構成することにより、例えば機種の変更に伴って表示器、図柄制御基板を収容するケース体33のサイズが変更して係合受け部34の配設間隔が変更されるようなことがあっても、取り付ける係合突起を選択変更することによって係合突起の配設間隔も合わせて変更することが可能となり、図柄表示装置30の裏セット盤背面側からの取り付けに対応することができる。
続いて、他の構成例による本発明に係る弾球遊技機の表示装置取付機構について、図5を参照して説明する。本構成による取付機構150の概略を説明すると、裏セット盤90に着脱可能にブラケット50を取り付け、このブラケット50に設けた係合突起57と図柄表示装置30に設けた係合受け具34とを係合させるものである。なお、本構成を適用する弾球遊技機の全体構成は上記実施例のパチンコ機PMと同様であり、また、図柄表示装置30の構成においても上記実施例と同様であるため、同一部分については同一符号を付すものとして重複部分の説明は省略する。
裏セット盤90は、閉止姿勢としたときに少なくとも遊技盤10の透視領域SAと対峙する位置において前面側にオフセット形成されており、このオフセットにより形成される凹部に矩形状の開口部90aが設けられている。さらに、この開口部90aにおける背面側の両側縁部のそれぞれに矩形枠状のリブ98が後方に突出して設けられており、このリブ98に囲まれて収容空間90bが同形状で形成されている。また、リブ98の突出辺縁は楔状に形成されて係止爪99が周設されている。
このようにして設けられる両収容空間90bのそれぞれに、同形状に形成されるブラケット50,50が取り付けられる。ブラケット50は、矩形状の平板部51にリブ98の突出高さに合わせた折返部52が設けられて形成される。それぞれのブラケット50の平板部51には、縦方向に並ぶ2箇所において円錐台形状の係合突起57が突出して一体に設けられている。この係合突起の突端部57aは、上記実施例の係合突起97と同様に、円柱状に突出するように形成されるとともにネジ受け孔57bが設けられており、突端部57aの外径と係合受け具の受容部34aの内径とがほぼ同一寸法で形成される。
このようなブラケット50をリブ98により形成される収容空間90bに嵌め込むと、折返部52の端部が裏セット盤90の背面に当接するとともに、平板部51がリブ98の突出辺縁に設けられた係止爪99によって係止されることによって裏セット盤90に係止保持される。また、平板部51に設けられた係合突起57が裏セット盤90の背面側に突出した状態となる。なお、両側の収容空間90bおよび収容空間のそれぞれに嵌め込まれるブラケット50はいずれも同形状で形成されているため、ブラケット50は左右を選択自由として収容空間90bに取り付けることができる。
このように構成される取付機構150においては、ブラケット50を開口部90aの両側に設けられた収容空間90bに係止保持させ、図柄表示装置30に設けられた係合受け具の受容部34aをブラケット50に一体に設けられた係合突起の突端部57aに係合させてネジ孔34bからネジ受け孔57bにネジを螺合させ、裏セット盤90を後方にスライドさせた状態として開放姿勢から閉鎖姿勢として前ケース半体33aを裏セット盤に設けられた開口部90aに収容させ、裏セット盤90を前方にスライドさせることにより、図3,図4に示した上記実施例と同様にして、表示器31の表示部31aを矩形状の透視領域SAと略整合して前面に臨んだ状態となって図柄表示装置30が裏セット盤90の背面側から取り付けられる。なお、上述実施例の取付機構100と同様にして組付順序は上記のものに限られず、例えば裏セット盤90を閉止姿勢とした後にブラケット50を収容空間90bに保持させて図柄表示装置の係合受け部と係合突起57とを係合させてもよい。
このように本構成の取付機構150は、上記実施例と同様にして図柄表示装置30を裏セット盤90の背面側から取付可能としているため、従来よりも大型の図柄表示装置を取り付けることができ、裏セット盤90に配設される他の機構あるいは装置の配設自由度が向上し、裏セット盤90をヒンジ機構を介して前枠2に組付可能であることから取扱性の高いパチンコ機を提供することができ、表示器を寿命に照らし合わせて利用可能であることから製造コストを抑えることができる等の同様の効果を得ることができる。
なお、本構成の取付機構150は、図柄表示装置30を遊技盤10あるいは裏セット盤90に直接取り付けるものではなく、間接部材としてのブラケット50に取り付けるように構成している。このため、図5に実線で示す係合突起57,57の配設間隔をLとする本実施例に適用したブラケット部材50、あるいは二点鎖線で示す係合突起57’,57’の配設間隔をL’とするブラケット部材50’など、平板部51、折返部52等の外形寸法を同一とするとともに係合突起57の配設間隔を異としたブラケットを製作することにより、機種の変更に伴って表示器、図柄制御基板等を収容するケース体33のサイズが変更して係合受け部34の配設間隔が変更されても、配設間隔が最適のブラケットを裏セット盤90に取り付けることで容易に対応することができる。このように、本構成の取付機構150においては種々のサイズの図柄表示装置30の取付が可能となる。
上記各実施例においては、係合突起を裏セット盤90あるいはブラケット50の平板部51に一体に設けて構成したが、それぞれの構成例においてこの係合突起を可動として構成する形態をとってもよい。図6〜図8にブラケットを用いた取付機構において係合突起を可動とした構成例について図示しており、以下、これらの図面を参照してブラケットを用いた場合における構成変更例の取付機構160,170について説明する。なお、これら変更例の取付機構160,170においても同一部材には同一符号を付して重複説明を省略する。
まず、図6,図7を参照して係合突起を可動とする一構成例について説明する。図6,図7に示す取付機構160のブラケット60,60は、外形を上記実施例のブラケット50と同一寸法で形成され、平板部61、折返部62が同様にして形成されている。また、平板部61には、縦横方向に延びて形成され略目の字状のガイド溝61aが貫通して設けられている。そして、外形が上記実施例の係合突起97,57と同様の円錐台形状に形成されるとともに底面にネジ受け孔67cを設けた係合突起67が、平板部61の裏面からガイド溝61aを介してネジ止めされてガイド溝61a上に位置固定される。また、係合突起の突端部67aは、上記実施例と同様にネジ受け孔67bを有した円柱形状で形成され、外径が受容溝34aの内径とほぼ同一寸法で形成される。
このブラケット60を上記実施例と同様にして、開口部90aの両側に配設される矩形枠状のリブ98によって形成される収容空間90bに嵌め込み、係止爪99によって係止保持させると、平板部61に設けられた係合突起67が裏セット盤90の背面側に突出した状態となる。この係合突起の突端部67aに図柄表示装置に設けられた係合受け具の受容溝34aを係合させるとともにネジ孔34bからネジ受け孔67bにネジを螺合させ、裏セット盤90を後方にスライドさせた状態で閉鎖して前ケース半体33aを裏セット盤90に設けた開口部90aに収容し、前方にスライドさせて表示器31の表示部31aを透視領域SAと略整合させて前面に臨ませた状態とする。なお、この組付順序は上述した取付機構150と同様にして上記のものに限られない。また、上述した取付機構150と同様に、ブラケット60は左右選択自由に収容空間90bに取り付けることができる。
本構成においても、図柄表示装置30が裏セット盤90に背面側から取り付けられることによる同様の効果を得ることができる。また、本構成においては、係合突起67をガイド溝61aに沿ってスライドさせることができる。このため、ガイド溝61aの延びる範囲内において任意の位置で係合突起67を固定することができることから、係合突起67を無段階的に縦横方向に調整することが可能となる。従って、機種の変更に伴って図柄表示装置30のサイズが変更され、係合受け具34の配設間隔が拡大あるいは縮小される場合においても、例えば図7に実線及び二点鎖線で示すように、ガイド溝61aに沿って係合突起67の配設間隔を縦横方向に調整することにより、図柄表示装置30の裏セット盤背面側からの取り付けに対応することができる。
続いて、図8を参照して係合突起を可動とする他の構成例の取付機構170を説明する。図8に示すブラケット70,70も、前述のブラケット50,60と同様の外形寸法によって、平板部71、折返部(図示せず)が形成される。平板部71においては、縦横方向にマトリクス状に並んでガイド孔71a,71a,…が貫通して設けられている。そして、上述実施例における係合突起67と同形状の係合突起77が、平板部71の裏面からネジ止めされてガイド孔71a上に位置固定される。
このブラケット70を上記実施例と同様にして、開口部90aの両側に配設される収容空間90bに嵌め込んで係止保持させ、係合突起の突端部77aに図柄表示装置に設けられた係合受け具の受容溝34aを係合させるとともにネジ孔34bからネジ止めし、裏セット盤90を後方にスライドさせた状態で閉鎖して前ケース半体33aを裏セット盤90に設けた開口部90aに収容し、前方にスライドさせて表示器31の表示部31aを透視領域SAと略整合させて前面に臨ませた状態とする。なお、この組付順序は上述した取付機構150,160と同様にして上記のものに限られない。また、上述した取付機構150,160と同様に、ブラケット70は左右選択自由に収容空間90bに取り付けることができる。
このような本構成においても、図柄表示装置30が裏セット盤90に背面側から取り付けられることによる同様の効果を得ることができる。また、本構成においては、係合突起77を取り付けるガイド孔71a,71a,…の箇所を選択することにより、係合突起77の配設間隔をガイド孔71aの穿設間隔に応じて、多段階的に縦横方向に調整することができる。従って、上記実施例と同様に、機種の変更に伴って図柄表示装置30の係合受け具34の配設間隔に変更がある場合においても、位置固定するガイド孔71aを選択することにより係合突起77の配設間隔を縦横方向に調整することにより、図柄表示装置30の裏セット盤背面側からの取り付けに対応することができる。
また、図6〜図8において説明した構成については、ブラケットを使用した場合においてのみの適用に限られない。例えば、裏セット盤90に、上記実施例のガイド溝61aと同様にして略目の字状に形成する溝を貫通して設けて係合突起をこの溝に取り付けることによっても構成可能であり、裏セット盤90に上記実施例のガイド孔71aと同様にして縦横方向に並ぶマトリクス状の孔を穿設して係合突起をこの孔に取り付けることによっても同様にして構成可能であり、同様の効果を得ることができる。
なお、ガイド溝61aは図6に示す形態に限られない。即ち、図示するように連通するように溝を形成させる必要はなく、また、縦横方向に延びる溝の本数をより多く、あるいは少なく設定して形成してもよい。同様にしてガイド孔71aの穿設個数、穿設間隔などにおいても図8に示す形態に限られず、複数の貫通孔を設けて係合突起の配設間隔を変更可能な形態であればどのように形成してもよい。
また、上記実施例においては、係合突起67,77をガイド溝61a、ガイド孔71aに沿って可動とする構成としたが、必ずしもこの構成に限らず、図柄表示装置30に係合突起を設け、係合受け部を裏セット盤90の背面側に設けたガイド溝61a、ガイド孔71aに対応した複数位置で係合突起と係合可能に構成してもよい。このように構成しても、例えば図柄表示装置30のサイズ変更に伴って図柄表示装置に設けられる係合突起の配設間隔が変更されたときに、係合受け部の配設間隔を変更することにより、上記実施例と同様にして図柄表示装置30の取付に容易に対応することができる。
また、裏セット盤90をヒンジ機構6a、6bを介して横開き開閉、および着脱可能に前枠に組み付ける形態をとることにより取扱性を高める構成としたが、裏セット盤係止具9のみを用いて係止保持することにより組み付ける形態をとったパチンコ機に本発明に係る表示装置取付機構を適用しても、大型の図柄表示装置の取付、図柄表示装置の寿命に照らし合わせた利用ができるなどの同様の効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態において、本発明に係る表示装置取付機構を適用した弾球遊技機としてパチンコ機を例示したが、アーケードゲーム機、スマートボール機についても、本実施形態のように図柄表示装置を備えて遊技盤の背面側に他の機構盤、機構枠体等を有して構成される弾球遊技機であれば、同様に適用して同様の効果を得ることが可能である。
本発明に係る弾球遊技機の一例として示すパチンコ機のガラス扉を開放して示す正面図である。 上記パチンコ機の背面図である。 裏セット盤及び図柄表示装置の側面図である。 上記パチンコ機の側断面図である。 変更例における裏セット盤の断面図である。 変更例における裏セット盤の一部を示すパチンコ機の背面図である。 図6に示す変更例の側断面図である。 変更例における裏セット盤の一部を示すパチンコ機の背面図である。
符号の説明
PM パチンコ機
PA 遊技領域
SA 透視領域
1 外枠
2 前枠
(2a 収容部)
10 遊技盤
18 表示装置飾り体
30 図柄表示装置
31 表示器
(31a 表示部)
34 係合受け部
50,60,70 ブラケット
51,61,71 平板部
(61a ガイド溝、71a ガイド孔)
57,67,77 係合突起
(57a,67a,77a 突端部)
90 裏セット盤
(90a 開口部、90b 収容空間)
97 係合突起
(97a 突端部)
100,150,160,170 表示装置取付機構

Claims (3)

  1. 前面に遊技領域が形成される遊技盤と、
    前記遊技盤を立設姿勢で収容保持する前枠と、
    前記遊技盤の背面側に位置して常には前記前枠の背面を覆って配設される裏セット盤と、
    遊技展開に応じた図柄を表示する図柄表示装置とを備える弾球遊技機において、
    前記遊技領域内に位置して前面から背面側を視認可能とするための透視領域が形成され、
    前記裏セット盤の背面側に配設される裏セット盤側係合部と、前記図柄表示装置に設けられる図柄表示装置側係合部とを係合させることにより、前記図柄表示装置の表示部が前記透視領域を介して前面に臨むようにして前記図柄表示装置が配設されるように構成され、
    前記裏セット盤側係合部が、前記裏セット盤の背面側において縦横方向に並んで設けられる複数のガイド孔に選択的に取り付けられ、取り付ける前記ガイド孔の選択により前記縦横方向に可動に構成されることを特徴とする弾球遊技機の表示装置取付機構。
  2. 前記ガイド孔が前記裏セット盤に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の表示装置取付機構。
  3. 前記ガイド孔が前記裏セット盤の背面に着脱自在に取り付けられるブラケット部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の表示装置取付機構。
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