JP2005302471A - 燃料電池用燃料残量計、燃料電池システム、及び電子機器 - Google Patents

燃料電池用燃料残量計、燃料電池システム、及び電子機器 Download PDF

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康夫 横田
Yukihiro Iwata
進裕 岩田
Katsu Nakao
克 中尾
Makoto Iyoda
真 伊豫田
Toshiaki Takasu
敏彰 高須
Hiroto Inoue
裕人 井ノ上
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Abstract

【課題】 機器の姿勢を問わず正確に液体燃料の残量を検知可能な、燃料電池用燃料残量計、燃料電池システム、及び電子機器を提供する。
【解決手段】 内側収納容器110及び外側収納容器120の2重構造とし、外側収納容器に対し支持部材を介して内側収納容器を移動自在な構造とした。よって、内側収納容器内の液体量に応じた内側収納容器の重量変化、移動量変化に基づいて液量決定用部材は、内側収納容器内の液量を決定用の情報を提供する。従って、いわゆるモバイル機器において内側収納容器の姿勢位置が変化しても、当該燃料電池用燃料残量計によれば液量を検出することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯機器に搭載する燃料電池、特に液体燃料を使用する燃料電池における燃料電池用燃料残量計、該燃料電池用燃料残量計を有する燃料電池システム、及び該燃料電池システムを備えた電子機器に関する。
電子機器駆動用の燃料電池としては、小型軽量化が可能で、かつ安価な、メタノールを燃料とするダイレクト形メタノール燃料電池が有望視されている。
図20に燃料電池の原理的な構成図を、図21に液体燃料を用いた機器、例えば石油ストーブの燃料残量検出手段を示す。図20に示す燃料電池部50において、1は高濃度メタノールを収納した燃料カートリッジであり、2は水を収納した水タンクであり、3は燃料及び水を送るポンプであり、4は濃度10%以下のメタノール水溶液を収納する燃料タンクであり、5はメタノール濃度センサを有し濃度制御用の信号を発する濃度検知制御部であり、6は反応膜を有する発電部である。7はポンプ3を制御するための信号線であり、8は高濃度メタノール燃料を送る管であり、9は水を送る管であり、10はメタノール水溶液を発電部6に送る管であり、11は発電部6における発電の際に生じた水を水タンク2へ回収する管である。
このように構成された燃料電池部50は、ダイレクトメタノール方式をとり、まず、燃料カートリッジ1に収納される液体燃料20としての高濃度のメタノールと、水タンク2に収納される水21とを燃料タンク4にて混ぜ、10%以下の濃度のメタノール水溶液を作る。燃料タンク4から上記メタノール水溶液を発電部6に送り、発電部6は上記メタノール水溶液と大気中の酸素とを用いて上記反応膜で発電を行う。その際、水が生成される。又、生成した水は、水タンク2又は燃料タンク4に回収される(例えば特許文献1参照。)。
発電動作により、燃料カートリッジ1内の高濃度メタノールがなくなったときには、使用者は、当該燃料電池システム内に設けられる燃料カートリッジ1内に新たな高濃度メタノールを補充するか、あるいは燃料カートリッジ1を着脱可能な構造として、新たな高濃度メタノールを充填した燃料カートリッジ1に交換する方法が考えられる。
又、液体燃料を使った機器として例えばストーブを例に採り、該ストーブに備わる燃料残量検出手段について図21を参照して説明する。図21において、13は液体燃料タンクであり、14は液体燃料タンク13内の燃料の液面を確認するための透明窓であり、15は透明窓14に記された目盛りであり、16は液体燃料タンク13の燃料供給口であり、17は液体燃料タンク13内の液体燃料の液面を示している。このような燃料残量検出手段では、石油ストーブのように機器の姿勢が一定の場合には、液面17が水平となるため、当該石油ストーブ内の液体燃料の残量を、透明窓14を通して検出することが可能である。
米国特許5599638号
燃料電池においては、上記燃料カートリッジ1内に高濃度のメタノール燃料が存在するときには、一定濃度のメタノール水溶液が上記反応膜に供給され続け、安定した発電が行われるが、機器使用中に燃料カートリッジ1内の高濃度メタノール燃料が無くなると、上記メタノール水溶液濃度が低下し、石油ストーブのように急に停止してしまい、発電が停止してしまう。
そこで、燃料カートリッジ内のメタノール燃料残量を検知する手段が必要となる。しかし、電子機器、特に携帯機器における2次電池の代わりとして、液体燃料を用いた燃料電池を使用する場合には、機器の保持中あるいは使用中において、該機器の姿勢が一定でないことから、上記燃料カートリッジ内で液体燃料が移動する。よって、図21のような、液面の高さから液体燃料の残量を常に検出する手段は使用できないという課題がある。又、液面を目視にて検知する場合、筐体前面の見やすい位置に燃料カートリッジや、残量計の透明窓を配置する必要があり、機器設計上の制約もある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、機器の姿勢を問わず正確に液体燃料の残量を検知可能な、燃料電池用燃料残量計、該燃料電池用燃料残量計を有する燃料電池システム、及び該燃料電池システムを備えた電子機器を提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するために本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様の燃料電池用燃料残量計は、発電を行う発電部へ供給される液体燃料又は上記発電部にて生成される水を収納する内側収納容器と、
上記内側収納容器を包囲する外側収納容器であって、該外側収納容器に対して上記内側収納容器を上記外側収納容器の内側で移動自在に支持する支持部材を上記内側収納容器と上記外側収納容器との隙間に有し、該支持部材を介して上記内側収納容器を内側に収納する外側収納容器と、
上記隙間に設けられ、上記内側収納容器及び上記外側収納容器の相対的な移動に基づいて上記内側収納容器内の液量を決定するための情報を提供する液量決定用部材と、
を備えたことを特徴とする。
上記燃料電池用燃料残量計では、内側収納容器及び外側収納容器の2重構造とし、外側収納容器と内側収納容器との隙間に設けた支持部材を介して外側収納容器内で内側収納容器が自由に移動可能な構造とした。よって、内側収納容器に収納されている液体の量に応じて内側収納容器の重量が変化し、該重量の変化に伴い内側収納容器の移動量が変化する。よって、上記重量変化及び移動量変化に基づいて液量決定用部材は、内側収納容器内の液量を決定するための情報を提供する。
又、本発明の第2態様である燃料電池システムは、上記第1態様の燃料電池用燃料残量計と、
上記燃料電池用燃料残量計に備わる内側収納容器に接続され発電を行う燃料電池部と、を備えたことを特徴とする。
又、本発明の第3態様の電子機器は、上記第2態様の燃料電池システムと、
上記燃料電池システムに備わる上記燃料電池部に接続され上記燃料電池部から電力供給を受ける負荷部と、を備えたことを特徴とする。
上記燃料電池用燃料残量計は、例えば携帯用の電子機器等に使用されることから、使用時における姿勢は定まらない。このような使用状態においても上記内側収納容器内の液量を正確に提供するため、上記液量決定用部材は、次のように構成することができる。上記内側収納容器は、第1側面と、該第1側面に直交する第2側面とを有して構成される。上記液量決定用部材は、上記第1側面を重力方向又はほぼ重力方向に沿わせて上記内側収納容器を配置したとき、及び上記第2側面を重力方向又はほぼ重力方向に沿わせて上記内側収納容器を配置したときの両方において、上記液量を提供可能な構成を有する。具体的には、上記液量決定用部材が例えば目印部材と残量表示部材とを有するときには、上記内側収納容器がいずれの方向を向いて配置されたときでも上記目印部材による残量指示が可能なように、上記残量表示部材には、同心円上に残量目盛りを記す。又、上記液量決定用部材が例えば液量検出器を有するときには、上記内側収納容器がいずれの方向を向いて配置されたときでも上記液量検出器に対して液量情報を送出させる当接部材に設けられる。
上記第1態様の燃料電池用燃料残量計、上記第2態様の燃料電池システム、及び上記第3態様の電子機器によれば、上記燃料電池用燃料残量計では、外側収納容器に対して内側収納容器を移動可能な構成とし、かつ液量決定用部材を備えた。よって、いわゆるモバイル機器に燃料電池部が設けられ上記内側収納容器の姿勢位置が変化し内部の液体位置が定まらない場合でも、内側収納容器に収納されている液体の量に応じて内側収納容器の移動量が変化することから、液量決定用部材を介して液量を検出することができる。又、該燃料電池用燃料残量計を有する燃料電池システム、及び該燃料電池システムを有する電子機器においても、液体燃料の残量を確認することができる。
又、上記支持部材により、上記内側収納容器に作用する衝撃を緩和することができ、例えば落下時等における内側収納容器の破損を抑制することもできる。
上記燃料電池用燃料残量計に備わる液量決定用部材を、目印部材及び残量表示部材を有して構成することで、電気的な構成を必要とせずに、上記内側収納容器の姿勢位置にかかわらず内側収納容器内の液量を確認することができる。
燃料電池用燃料残量計の液量決定用部材に液量検出器を設け、さらに液量決定装置及び残量表示部を上記燃料電池用燃料残量計に設けることで、内側収納容器内の液量を電気的に検出することができる。よって、より高い精度にて内側収納容器内の液量を決定することができる。
上記液量検出器として、歪検出器や圧力検出器を用いることで、簡易かつコンパクトにて構成することができる。
緩衝材にて上記支持部材を構成することで、支持部材を省略することができ、簡易な構成を採ることができる。
変換部を設けることで、液体燃料を直接測定するのではなく発電に伴い発電部にて生成される水の量を検出して液体燃料の残量に換算することもできる。このような検出方法をとることで、液体燃料の残量検出のバリエーションを増やすことができる。
上記内側収納容器の姿勢位置は変化し内部の液体が移動することから、液量検出器にて検出される液量情報も変動する。よって、上記液量情報からサンプリングした複数のデータから代表液量情報を決定したり、平均値を求めたりして液量を求めることで、より高い精度にて液体燃料の残量を求めることができる。
本発明の実施形態である、燃料電池用燃料残量計、該燃料電池用燃料残量計を備えた燃料電池システム、及び該燃料電池システムを備えた電子機器について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付している。
ここで、上記燃料電池用燃料残量計は、図20を参照して上述したダイレクト形メタノール燃料電池(DMFC)を有する構成に用いられるものであり、さらに、該燃料電池用燃料残量計及び上記燃料電池システムは、携帯可能な電子機器に備えられる。よって、図20の発電部6へ供給するための上記メタノール等の液体燃料20や、発電時に上記発電部6にて生成される水21を収納する各容器は、その姿勢が随時変化する可能性があり、上記液体燃料20及び水21は、上記容器内にて自由に移動可能である。本実施形態の燃料電池用燃料残量計は、このような状況において、上記液体燃料の残量を正確に検出するためのものである。
図1に示すように、上述の燃料電池用燃料残量計101は、大別して、内側収納容器110と、外側収納容器120と、液量決定用部材140とを備える。
内側収納容器110は、発電を行う上記発電部6へ供給するための液体燃料、即ち、上記発電部6へ供給される濃度調整済の供給燃料の元となる原液燃料つまり本実施形態では100%のメタノールの液体燃料20を収納する。内側収納容器110の容量は、例えば50〜100ミリリットル程度である。発電動作に伴いメタノールが消費されることから、上記供給燃料に含まれるメタノール濃度を発電動作中、一定に維持するため、内側収納容器110に収納した上記液体燃料20は、徐々に減っていく。よって、内側収納容器110における液体燃料20の残量を検出することは重要である。当該燃料電池用燃料残量計101は、内側収納容器110における液体燃料20の残量を検出する装置である。
尚、内側収納容器110は、第1側面に相当する周面113と、該周面に直交し第2側面に相当する側面114とを有する。
尚、後述するように、内側収納容器110は、外側収納容器120に対して着脱可能とし、液体燃料20が無くなったときには、液体燃料20を満たした新たな内側収納容器110と交換可能であったり、又、液体燃料20を注入可能な構造を有する。
又、内側収納容器110は、発電動作に伴い上記発電部6で生成される水21を収納することもできる。この場合、上記原液の液体燃料20は、別の収納容器に収納される。よって、本明細書では、内側収納容器110に収納されている上記液体燃料20又は水21を総称して液体111と記す。
上記外側収納容器120は、内側収納容器110を包囲し内側に収納する容器であり、内側収納容器110とで2重構造を構成する。又、上記外側収納容器120は、内側収納容器110と外側収納容器120との隙間121に支持部材を有し、該支持部材にて、外側収納容器120に対して内側収納容器110を移動可能な状態に支持して収納する。
上記液量決定用部材140は、上記隙間121に設けられ、内側収納容器110及び外側収納容器120の相対的な移動に基づいて内側収納容器110内の液量を決定するための情報を提供する部材である。
上述のように構成される燃料電池用燃料残量計101について、より具体的な構造を示す図4に基づいて説明する。図4に示す燃料電池用燃料残量計101では、上記隙間121に上記支持部材130を図示している。支持部材130としては、例えばスプリングや板バネのような弾性部材が使用可能であり、支持部材130にて、外側収納容器120に対して内側収納容器110は、X軸、Y軸、及びZ軸方向に移動自在な状態にて、外側収納容器120内に収納される。尚、外側収納容器120と内側収納容器110とを相対的に移動可能とするため、内側収納容器110から例えば液体燃料等の液体111を取り出す管112と外側収納容器120との接続部分には、内側収納容器110の移動を極力妨げない程度の弾性を有する部材122aが設けられている。
第1実施形態;
上記液量決定用部材140として、図4に示す第1実施形態の燃料電池用燃料残量計101では、内側収納容器110に設けた目印部材141と、残量表示部材142とを有する。残量表示部材142は、目印部材141に対応して外側収納容器120に設けられ、内側収納容器110と外側収納容器120との相対的移動に従い移動する目印部材141を表示可能な部材であり、目印部材141の位置にて内側収納容器110内の液体111の量を表示する。残量表示部材142としては、図6及び図7に示すような、例えば残量表示用の目盛りを記した透明な板状部材が相当する。
尚、図4に示す第1実施形態では、液量決定用部材140は外側収納容器120の一箇所に設けているが、図5に示すように、複数箇所に設けることもできる。
目印部材141及び残量表示部材142を有する液量決定用部材140は、内側収納容器110内の液量の多、少に応じて内側収納容器110の重量が変化することから、外側収納容器120に設けた残量表示部材142に対して内側収納容器110の目印部材141が移動し、その移動量は、上記液量の多、少に比例する。よって、図6の(a)及び図7の(a)に示すように、内側収納容器110内の液量がゼロになったときに、目印部材141が残量表示部材142の空目盛り1421に位置し、図6の(b)及び図7の(b)に示すように、内側収納容器110内に液体111が一杯あるときに、目印部材141が残量表示部材142の満目盛り1422に位置するように、上記支持部材130の弾性力を調整しておくことで、図6の(a)〜(c)及び図7の(a)〜(c)に示すように、内側収納容器110内の液体111の残量を表示することができる。尚、残量を確認するときには、液体111を重力方向に位置させた状態で残量表示部材142に対する目印部材141の位置を確認する。
このように、目印部材141及び残量表示部材142を有する液量決定用部材140は、簡易に残量表示計を構成することができ、コスト的にも有利である。
第2実施形態;
次に、図2等を参照して、第2実施形態における燃料電池システム201について説明する。
燃料電池システム201は、燃料電池部210と、燃料電池用燃料残量計220とを有する。ここで、燃料電池部210は、図20を参照して説明した燃料電池部50における構成と基本的に同じであるが、燃料カートリッジ1に代えて、以下に説明する燃料カートリッジ102を使用する。燃料電池部210におけるその他の構成は、燃料電池部50の構成に同じであり、ここでの説明は省略する。
燃料電池用燃料残量計220は、上記燃料カートリッジ102と、液量決定装置221と、燃料残量表示部222とを有する。
燃料カートリッジ102は、上述の燃料電池用燃料残量計101の構成とほぼ同様の構成を有する。即ち、燃料カートリッジ102は、上記内側収納容器110と、外側収納容器123と、流量決定用部材143とを備え、上記支持部材130を削除し、さらに流量決定用部材140を流量決定用部材143に変更している。よってここでは内側収納容器110についての説明は省略する。
燃料電池用燃料残量計101では、燃料カートリッジそのものに燃料残量計としての流量決定用部材140を設けたが、燃料カートリッジ102では、燃料残量を電気的に検出し内側収納容器110内の液量に応じた液量情報を発生する液量検出器を流量決定用部材143に取り付けることで、内側収納容器110及び外側収納容器123の相対的な移動に基づいて内側収納容器110内の液量を決定する。よって、当該燃料電池用燃料残量計220では、実際に燃料残量を決定し表示する部分は、流量決定用部材143、より詳しくは上記液量検出器に接続される上記液量決定装置221及び上記燃料残量表示部222に該当する。
燃料カートリッジ102では、図9及び図12に示すように、外側収納容器123は、第1容器1231及び第2容器1232の2分割構造であり、ヒンジ1233を介して回動することで、内側収納容器110を露出させることができる。よって、内側収納容器110が例えば液体燃料を収納している場合で、該液体燃料が消費され空になったときには、内側収納容器110の交換が容易に行える。
上記流量決定用部材143は、図8〜図11に示すように、内側収納容器110と外側収納容器123との隙間121において、内側収納容器110の直径方向における2箇所に設けられる。又、該流量決定用部材143は、外側収納容器123に対して内側収納容器110を内側で移動可能に支持する上述の支持部材としても機能する。尚、本実施形態では、このように2箇所に設けているが、上記直径方向において少なくとも1箇所に設ければよく、3箇所以上設けることもできる。但し、流量決定用部材143を1箇所に設ける場合には、上述の支持部材130が必要になると思われる。
このような流量決定用部材143は、内側収納容器110及び外側収納容器123の相対的な移動により互いに干渉する第1当接部材1431及び第2当接部材1433と、上記相対的移動により第1当接部材1431に生じる歪みを検出する歪検出器1432と、内側収納容器110内の液量に応じて第2当接部材1433にて生じる押圧力を検出する圧力センサ1434とを有する。尚、上記歪検出器1432及び上記圧力センサ1434が液量検出器の機能を果たす一例に相当する。本実施形態では、図9及び図10に示すように、第2当接部材1433は、内側収納容器110の周面に直径方向に沿って突設された4角状の部材であり、第1当接部材1431は、外側収納容器123の内面に、上記直径方向に沿って突設された板状の部材であり、第2当接部材1433を取り囲み、かつ第2当接部材1433の各側面に対して平行に配置され、それぞれが独立して移動可能な4枚の板状の部材である。又、図10では図示を省略しているが、圧力センサ1434は、第2当接部材1433の軸方向において外側収納容器123の内面に配置される。
さらに詳しく説明すると、内側収納容器110の軸方向、及び該軸方向に直交する方向、つまりX軸方向、並びにY軸及びZ軸方向への、内側収納容器110及び外側収納容器123の相対的な移動を検出するため、一つの第2当接部材1433に対して、X軸方向には第1当接部材1431a、1431bが配置され、Y軸方向には、第1当接部材1431c、1431dが配置される。又、第1当接部材1431a、1431b、1431c、1431dには、それぞれ上記歪検出器1432a、1432b、1432c、1432dが取り付けられ、各歪検出器1432a〜1432dは、上記液量決定装置221に接続される。又、上記圧力センサ1434にて、Z軸方向に作用する押圧力が検出可能である。
以上のように構成された流量決定用部材143は、内側収納容器110の管112が上側又は下側に位置し内側収納容器110が傾斜又は縦置きの姿勢になったとき、つまり外側収納容器123に対して内側収納容器110が重力方向に沿って例えばX軸方向に移動したときには、図11の(a)に示すように、第2当接部材1433と第1当接部材1431a又は第1当接部材1431bとが干渉し、第1当接部材1431a又は第1当接部材1431bは撓む。勿論、該撓み量は、内側収納容器110の重量、つまり内側収納容器110に収納されている液体111の量に比例する。よって、歪検出器1432a又は歪検出器1432bは、第1当接部材1431a又は第1当接部材1431bの撓み量に応じた液量情報を液量決定装置221へ送出する。又、内側収納容器110がY軸方向に移動したときには、図11の(b)に示すように、第2当接部材1433と第1当接部材1431c又は第1当接部材1431dとが干渉し、第1当接部材1431c又は第1当接部材1431dは撓み、歪検出器1432c又は歪検出器1432dは、その撓み量に応じた液量情報を液量決定装置221へ送出する。又、内側収納容器110が図示のように横置きの姿勢では、内側収納容器110は、重力方向に沿ってZ軸方向に押圧力を生じる。よって、第2当接部材1433は、圧力センサ1434a又は圧力センサ1434bを押圧する。勿論、該押圧力は、内側収納容器110に収納されている液体111の量に比例する。よって、圧力センサ1434a又は圧力センサ1434bは、上記押圧力に応じた液量情報を液量決定装置221へ送出する。尚、上記液量情報は、具体的には、歪検出器1432a〜1432dが送出する歪値であり、及び圧力センサ1434a、1434bが送出する圧力値である。
このように流量決定用部材143を設けることで、燃料カートリッジ102、つまり内側収納容器110がいかなる姿勢であっても、内側収納容器110は流量決定用部材143にて外側収納容器123内に支持され、かつ内側収納容器110内の液体111の残量に応じた液量情報を送出することができる。
液量決定装置221は、歪検出器1432a、1432b、1432c、1432d、及び圧力センサ1434a、1434bから供給される上記液量情報から内側収納容器110内の液体111の残量を求める。残量の求め方としては以下の方法がある。即ち、液量決定装置221の記憶部2211に、図13に示すような、歪検出器1432a〜1432d、及び圧力センサ1434a、1434bが送出する液量情報と、液体111の残量との関係を表す相関情報を予め格納しておき、該相関情報に従い上記残量を求める。尚、当該燃料電池用燃料残量計220を有する電子機器の姿勢変化の際における、加速度負荷、振動付与等により、図14に示すように上記液量情報は時々刻々変化する。よって、上記残量を求めるための代表液量情報の決定方法としては、変化する液量情報から複数のサンプリングを行い、この内からある時刻における液量情報を代表液量情報とすることもできるし、又、サンプリングした複数の液量情報の平均値を求め代表液量情報とすることもできる。このように代表液量情報の決定は、液量決定装置221における代表液量情報決定部2212にて実行される。
このようにサンプリングされた複数の液量情報から代表液量情報を求める機能を有することで、例えば振動等の外乱により短時間に液量情報が変動する場合にも、上記外乱によるカートリッジの重量変動を抑えることができ、正確な残量を求めることが可能となる。
上記残量表示部222は、液量決定装置221に接続され液量決定装置221が送出する上記液体燃料の残量を表示する。
以上説明したように燃料電池用燃料残量計220によれば、燃料カートリッジ102には流量決定用部材143を設けたことから、機器の姿勢を問わず正確に液体燃料の残量を検知することが可能である。
尚、第1当接部材1431と第2当接部材1433との取り付けは、上述の形態に限定されず、第1当接部材1431を内側収納容器110の周面に立設し、第2当接部材1433を外側収納容器123の内面に立設してもよい。この場合、圧力センサ1434は、内側収納容器110の周面に設けられる。
又、上記燃料カートリッジ102の変形例として、図15に示す燃料カートリッジ103を構成することもできる。燃料カートリッジ103について以下に説明する。尚、燃料電池システム201における燃料電池部210の構成、及び燃料電池用燃料残量計220における燃料カートリッジを除いた部分の構成は、上述の第2実施形態の構成に同じである。
上記燃料カートリッジ103は、内側収納容器110と、外側収納容器120と、支持部材130と、流量決定用部材144とを有する。内側収納容器110は、上述の支持部材130を介して外側収納容器120の内側にて移動可能に支持される。尚、外側収納容器120に代えて、上述の外側収納容器123を使用することもできる。
流量決定用部材144は、外側収納容器120の内面に、内側収納容器110の直径方向に沿って立設された1枚の板状の第1当接部材1441と、内側収納容器110の周面に、上記第1当接部材1441を挟むように適宜な隙間をあけて平行でかつ内側収納容器110の直径方向に沿って立設された2枚の板状の第2当接部材1442と、第1当接部材1441に取り付けられた、液量検出器の機能を果たす一例に相当する歪検出器1443とを有する。又、図示するように、流量決定用部材144は、流量決定用部材144a、流量決定用部材144b、流量決定用部材144cの3つあり、流量決定用部材144a、144bは、内側収納容器110の周面113部分に対応して、流量決定用部材144cは内側収納容器110の側面114部分に対応して、それぞれ取り付けられている。又、流量決定用部材144a、144bでは、第1当接部材1441及び第2当接部材1442の配置方向を、互いに90度異ならせている。尚、第1当接部材1441は、第2当接部材1442に比べて剛性の柔らかい材料を使用している。よって、当該燃料カートリッジ103の姿勢により、内側収納容器110及び外側収納容器120の相対的移動により、第1当接部材1441と第2当接部材1442とが当接したときには、図16の(b)、(c)に示すように、第2当接部材1442は撓まず、第1当接部材1441が撓む。
即ち、外側収納容器120に対して内側収納容器110が図15のX軸方向に移動したときには、流量決定用部材144aにおける第1当接部材1441の歪検出器1443が第1当接部材1441の伸縮を検出する。又、外側収納容器120に対して内側収納容器110が図15のY軸方向に移動したときには、流量決定用部材144bにおける第1当接部材1441の歪検出器1443が第1当接部材1441の伸縮を検出する。又、外側収納容器120に対して内側収納容器110が図15のZ軸方向に移動したときには、流量決定用部材144cにおける第1当接部材1441の歪検出器1443が第1当接部材1441の伸縮を検出する。尚、各歪検出器1443は、図2に示す上述の流量決定装置221に接続されている。
上述のようにして各歪検出器1443にて検出された上記液量情報に基づいて内側収納容器110内の液体111の残量を求める動作については、上述した燃料電池用燃料残量計220の場合に同じである。よって、ここでの説明は省略する。
以上説明した、流量決定用部材144を有する燃料カートリッジ103によれば、上述の燃料カートリッジ102の場合に比べて以下のような効果がある。即ち、燃料カートリッジ103では、支持部材130でも内側収納容器110を保持することにより、内側収納容器110の管112を中心とした回転運動を抑制し、内側収納容器110の側壁は、外側収納容器120の側壁に対して常に平行を保つことが可能となる。その結果、上記回転運動により、第2当接部材1442と第1当接部材1441が斜めに接触し、歪検出器1443が適正な変位量を検出できなくなるのを抑制することができる。
尚、第1当接部材1441と第2当接部材1442との取り付けは、上述の形態に限定されず、第1当接部材1441を内側収納容器110の周面に立設し、第2当接部材1442を外側収納容器120の内面に立設してもよい。
さらに又、上記燃料カートリッジ102の変形例として、図17に示す燃料カートリッジ104を構成することもできる。燃料カートリッジ104について以下に説明する。尚、燃料電池システム201における燃料電池部210の構成、及び燃料電池用燃料残量計220における燃料カートリッジを除いた部分の構成は、上述の第2実施形態の構成に同じである。
上記燃料カートリッジ104は、内側収納容器110と、外側収納容器124と、支持部材131と、流量決定用部材145とを有する。外側収納容器124は、図9及び図12を参照して説明した外側収納容器123と同様に、第1容器1241及び第2容器1242に2分割可能な構造を採っており、図18に示すようにヒンジ1243を介して回動することで、内側収納容器110を露出させることができる。
上記支持部材131は、内側収納容器110と、外側収納容器124との隙間121に充填された緩衝材にてなる。該緩衝材131は、例えばゲル状で弾性力を有する樹脂材や、液体を封入した袋状部材等が該当する。尚、内側収納容器110は、緩衝材131を介して外側収納容器123の内側にて移動可能に支持される。
内側収納容器110内の液量に応じて内側収納容器110の重量が変化することから、上記流量決定用部材145は、緩衝材131の内部又は外部に設けられ、内側収納容器110の重量、つまり内側収納容器110内の液量に応じて緩衝材131に生じる圧力を検出し該圧力に応じた液量情報を発生する圧力検出器である。該圧力検出器145は液量検出器の機能を果たす一例に相当する。
このように構成される燃料カートリッジ104では、内側収納容器110内の液体111の残量に応じて内側収納容器110は、緩衝材131を押圧することから、緩衝材131には該押圧力に応じた圧力が生じる。該圧力は、上記圧力検出器145にて検出され、上記液量情報として上記液量決定装置221へ送出される。
以上のようにして圧力検出器145にて検出された上記液量情報に基づいて内側収納容器110内の液体111の残量を求める動作については、上述した燃料電池用燃料残量計220の場合に同じである。よって、ここでの説明は省略する。
上述の燃料カートリッジ104によれば、内側収納容器110内の液体111の残量に対応して生じる緩衝材131による圧力は、緩衝材131内では均一となる。よって、圧力検出器145を緩衝材131のいかなる位置に配置しても、一つの圧力検出器145で緩衝材131内の圧力の変化、即ち内側収納容器110内の液体111の残量変化を検知することができる。よって、センサ数の削減による低コスト化を図ることができる。
上述した第2実施形態、及びその変形例では、内側収納容器110内の液体111は、メタノール等の液体燃料20を想定している。しかしながら上述したように、内側収納容器110は、発電により燃料電池部210にて生成される水21を収納する容器として使用することもできる。この場合、生成された水量から、消費された液体燃料の量を換算する必要がある。内側収納容器110を水21の収納容器として使用する場合であっても、図2に示すように、内側収納容器110を有する燃料カートリッジに備わる歪検出器及び圧力検出器は、液量決定装置221に接続される。ここで液量決定装置221には、上記変換を行う変換部2213を有する必要がある。該変換部2213には、図19に示すような、生成された水21を収納する内側収納容器110の例えば重量と、液体燃料残量との関係を示す相関情報が予め格納されている。よって、変換部2213は、上記歪検出器及び圧力検出器が送出する上記液量情報を、上記相関情報に基づいて換算を行い、液体燃料残量を求める。
以上説明した燃料電池用燃料残量計101、及び燃料電池システム201は、図3に示すような携帯可能な電子機器301、例えばノート型のパーソナルコンピュータ等に取り付けられ、燃料電池システム201の燃料電池部210から上記電子機器301の負荷部310へ電力供給がなされる。このような電子機器301において、燃料残量は、機器のディスプレイ上あるいは筐体表面等、使用者の目につく箇所に表示される。さらに、電子機器301は、燃料残量が一定以下になった場合には、音による警告を発するように構成することが望ましい。
本発明は、携帯機器に搭載する燃料電池、特に液体燃料を使用する燃料電池における燃料電池用燃料残量計、該燃料電池用燃料残量計を有する燃料電池システム、及び該燃料電池システムを備えた電子機器に適用可能である。
本発明の実施形態である燃料電池用燃料残量計の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態である燃料電池システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態である電子機器の一例の斜視図である。 本発明の実施形態である燃料電池用燃料残量計の構成を示す図である。 図4に示す燃料電池用燃料残量計の変形例を示す図である。 図4及び図5に示す燃料電池用燃料残量計の液量決定用部材における液量の表示例を示す図である。 図4及び図5に示す燃料電池用燃料残量計の液量決定用部材における液量の表示例を示す図である。 図2に示す燃料電池システムに備わる燃料カートリッジの一例を示す図である。 図8に示すA−A部から見た燃料カートリッジの断面図である。 図8に示す液量決定用部材の詳細を示す斜視図である。 図8に示す液量決定用部材の動作を説明するための図である。 図8に示す燃料カートリッジを開いた状態の図である。 図2に示す燃料電池システムにおいて液体燃料の残量の求め方を説明するためのグラフである。 図2に示す燃料電池システムにおいて液体燃料の残量の求め方を説明するためのグラフである。 図2に示す燃料電池システムに備わる燃料カートリッジの他の例を示す図である。 図15に示す燃料カートリッジに備わる液量決定用部材の動作を説明するための図である。 図2に示す燃料電池システムに備わる燃料カートリッジのさらに別の例を示す図である。 図17に示す燃料カートリッジを開いた状態の図である。 発電に伴い生成される水の量から液体燃料の残量に換算するための関係を説明するためのグラフである。 従来の燃料電池システムの構成を示す図である。 従来の液体燃料計の一例を示す図である。
符号の説明
6…発電部、
110…内側収納容器、111…液体、120…外側収納容器、121…隙間、
130…支持部材、131…緩衝材、140…液量決定用部材、141…目印部材、
142…残量表示部材、145…圧力検出器、
201…燃料電池システム、210…燃料電池部、220…燃料電池用燃料残量計、
221…液量決定装置、222…液量表示部、
310…負荷部、
1431…第1当接部材、1432…歪検出器、1433…第2当接部材、
1434…圧力センサ、1441…第1当接部材、1442…第2当接部材、
1443…歪検出器、
2212…代表液量情報決定部、2213…変換部。

Claims (11)

  1. 発電を行う発電部(6)へ供給される液体燃料(20)又は上記発電部にて生成される水(21)を収納する内側収納容器(110)と、
    上記内側収納容器を包囲する外側収納容器であって、該外側収納容器に対して上記内側収納容器を上記外側収納容器の内側で移動自在に支持する支持部材(130)を上記内側収納容器と上記外側収納容器との隙間(121)に有し、該支持部材を介して上記内側収納容器を内側に収納する外側収納容器(120)と、
    上記隙間に設けられ、上記内側収納容器及び上記外側収納容器の相対的な移動に基づいて上記内側収納容器内の液量を決定するための情報を提供する液量決定用部材(140)と、
    を備えたことを特徴とする燃料電池用燃料残量計。
  2. 上記液量決定用部材は、上記内側収納容器内の液量に応じた液量情報を発生する液量検出器(1432、1434、1443、145)を有し、上記燃料電池用燃料残量計は、さらに、上記液量検出器に接続され、上記液量情報に基づいて上記内側収納容器内の上記液量を求める液量決定装置(221)と、該液量決定装置に接続され上記液体燃料の残量を表示する残量表示部(222)とを備える、請求項1記載の燃料電池用燃料残量計。
  3. 上記液量検出器は、上記内側収納容器及び上記外側収納容器に設けられ上記内側収納容器及び上記外側収納容器の相対的な移動により互いに干渉する当接部材(1431、1433、1441、1442)に設けられ、上記相対的移動により上記当接部材に生じる歪みを検出する歪検出器(1432、1443)である、請求項2記載の燃料電池用燃料残量計。
  4. 上記液量検出器は、さらに、上記液量に応じて生じる押圧力を検出する圧力検出器(1434)である、請求項3記載の燃料電池用燃料残量計。
  5. 上記支持部材は、上記隙間に充填された緩衝材(131)であり、上記液量決定用部材は、上記緩衝材の内部又は外部に設けられ上記液量に応じて上記緩衝材に生じる圧力を検出し該圧力に応じた液量情報を発生する圧力検出器(145)を有し、上記燃料電池用燃料残量計は、さらに、上記圧力検出器に接続され、上記液量情報に基づいて上記内側収納容器内の上記液量を求める液量決定装置(221)と、該液量決定装置に接続され上記液体燃料の残量を表示する残量表示部(222)とを備える、請求項1記載の燃料電池用燃料残量計。
  6. 上記内側収納容器の収納液体が上記水であるとき、上記液量決定装置は、上記発電部にて生成される水の容量と上記発電部にて消費される液体燃料の容量との関係情報に基づいて上記水の液量情報を上記液体燃料の液量情報に変換する変換部(2213)を有する、請求項2から5のいずれかに記載の燃料電池用燃料残量計。
  7. 上記液量決定装置は、上記液量情報からサンプリングされた複数のデータに基づいて代表液量情報を決定する代表液量情報決定部(2212)を有する、請求項2から6のいずれかに記載の燃料電池用燃料残量計。
  8. 上記代表液量情報決定部は、上記複数のデータからその平均値を求め該平均値を上記代表液量情報とする、請求項7記載の燃料電池用燃料残量計。
  9. 上記内側収納容器が収納する液体が上記液体燃料であるとき、上記液量決定用部材は、上記内側収納容器に設けた目印部材(141)と、該目印部材に対応して上記外側収納容器に設けられ上記相対的移動に従い移動する上記目印部材を表示可能であり該目印部材の位置にて上記液量を表示する残量表示部材(142)とを有する、請求項1記載の燃料電池用燃料残量計。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の燃料電池用燃料残量計(220)と、
    上記燃料電池用燃料残量計に備わる内側収納容器に接続され発電を行う燃料電池部(210)と、
    を備えたことを特徴とする燃料電池システム。
  11. 請求項10記載の燃料電池システム(201)と、
    上記燃料電池システムに備わる上記燃料電池部に接続され上記燃料電池部から電力供給を受ける負荷部(310)と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
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WO2012128024A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 パナソニックEsパワーツール株式会社 発電装置

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