JP2005301899A - プロジェクト管理サーバ、プロジェクト管理方法及びプログラム - Google Patents

プロジェクト管理サーバ、プロジェクト管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】各メンバーがプロジェクトに関する情報を共有すべきメンバーを個別に構成しても、同じプロジェクトで情報を共有する。
【解決手段】依頼先のユーザの識別情報をユーザプロジェクト情報記憶手段172cに登録するとともに、当該依頼先のユーザを依頼元のユーザのメンバーユーザとして、依頼先のユーザの識別情報をプロジェクトメンバー情報記憶手段172dに登録し、当該依頼元のユーザを依頼先のユーザのメンバーユーザとして、依頼元のユーザの識別情報をプロジェクトメンバー情報記憶手段に登録する登録手段11と、プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する参加認証手段11と、認証されたユーザのメンバーユーザを検索する検索手段11と、検索結果に基づいて、プロジェクトに関する情報を管理する情報管理手段11と、を備えてプロジェクト管理サーバ1を構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクト管理サーバ、プロジェクト管理方法及びプログラムに関する。
従来、製品等を開発するプロジェクトの管理に際しては、プロジェクトに関する情報が格納された管理サーバと、この管理サーバにネットワーク接続されたクライアントによって構成されたプロジェクト管理システムが利用される。このようなプロジェクト管理システムにおいて、プロジェクトを構成するメンバーは、プロジェクトの遂行にあたって必要な情報を、ネットワークを介して管理サーバから取得するようになっている。
このようなプロジェクト管理システムにおいては、管理サーバに格納された情報が容易に外部に漏れないように管理サーバのセキュリティを高める必要があり、管理サーバのセキュリティを高めるために、管理サーバとクライアントとの間に受付サーバを設け、正当権限を有するクライアントのみが管理サーバにアクセスできるようなプロジェクト管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記のようなプロジェクト管理システムは、メンバーの識別情報と、メンバーが属するプロジェクトの識別情報を入力することにより、管理サーバへのアクセスを認証するものであり、運用にあたっては、管理サーバにメンバーと当該メンバーに開示可能な情報とを対応付けて記憶しておき、メンバーからの要求に基づいて、当該メンバーに開示可能な情報が開示される。これにより、同じプロジェクトのメンバー同士であっても、メンバー毎に共有できる情報は異なるものとなっており、各メンバー間の繋がりに応じて柔軟に対応できるシステムとなっている。
特開2002−288405号公報
しかし、企業がメンバーとなって構成されるプロジェクトにおいては、企業間の繋がりを特定することが困難である。なぜなら、ある企業Aに繋がりのある企業Bがいる場合、企業Bに繋がりのある企業Cは必ずしも企業Aと繋がりがあるとは限らず、事業が競合する場合もあるからである。すなわち、管理サーバの管理者は、各メンバーにとってどのメンバーが同じプロジェクトのメンバーであるのかを把握することが困難である。そのため、企業間にまたがるようなプロジェクトを構成した場合であって、個々のメンバーによってしか適切なメンバー構成を構築できない場合には、従来のように、管理サーバをメンバーが共有するネットワークモデルでは、管理者は管理サーバを的確に管理することができなかった。
さらに、メンバーの数が増加してくると、管理者が管理サーバに定義すべき事項も当然のことながら増加するため、大きなプロジェクトになるほど、管理者の負担は大きく、管理サーバを管理することが困難であった。また、プロジェクトのメンバーが短期間で変動する場合においては、その変動を管理者が把握しにくいため、管理者は管理サーバを的確に管理することができなかった。
そこで、本発明の課題は、各メンバーがプロジェクトに関する情報を共有すべきメンバーを個別に構成しても、同じプロジェクトで情報を共有することができるプロジェクト管理サーバ、プロジェクト管理方法及びプログラムを提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの識別情報により識別されるユーザの依頼により当該プロジェクトに参加するメンバーユーザの識別情報とを対応付けて記憶するプロジェクトメンバー情報記憶手段と、プロジェクトの識別情報と、前記プロジェクトに参加するユーザの識別情報とを対応付けて記憶するユーザプロジェクト情報記憶手段と、依頼元のユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからの前記プロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザの識別情報を前記ユーザプロジェクト情報記憶手段に登録するとともに、当該依頼先のユーザを前記依頼元のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼先のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録し、当該依頼元のユーザを前記依頼先のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼元のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録する登録手段と、ユーザから送信されたプロジェクトの識別情報及びユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザプロジェクト情報記憶手段を検索して、前記プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する参加認証手段と、前記参加認証手段により認証されたユーザのメンバーユーザを前記プロジェクトメンバー情報記憶手段により検索する検索手段と、前記検索手段による検索結果に基づいて、前記プロジェクトに関する情報を管理する情報管理手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプロジェクト管理サーバにおいて、前記プロジェクトに関する情報は、前記ユーザのメンバーユーザに公開する公開情報であって、当該プロジェクトに関する情報は、前記プロジェクトの識別情報に対応付けてクライアントに記憶されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のプロジェクト管理サーバにおいて、前記依頼元のユーザから送信された前記依頼先のユーザに関する前記プロジェクトへの参加依頼情報を記憶する参加依頼情報記憶手段と、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行った問い合わせユーザが、前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、前記参加依頼情報記憶手段を検索して判断する依頼先判断手段と、前記依頼先判断手段により、前記問い合わせユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、前記問い合わせユーザに、その旨の通知を行う通知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のプロジェクト管理サーバにおいて、ユーザの識別情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記ユーザから送信されたユーザの識別情報を受信するユーザ情報受信手段と、前記ユーザ情報受信手段が受信したユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されているか否かを判断するユーザ判断手段と、前記ユーザ判断手段により、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするための使用認証コードを通知し、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていないと判断された場合に、前記ユーザがアクセスできない旨を通知するユーザ認証通知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、プロジェクト管理方法であって、プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの識別情報により識別されるユーザの依頼により当該プロジェクトに参加するメンバーユーザの識別情報とを対応付けて記憶するプロジェクトメンバー情報記憶手段と、プロジェクトの識別情報と、前記プロジェクトに参加するユーザの識別情報とを対応付けて記憶するユーザプロジェクト情報記憶手段と、を有するサーバを用いてプロジェクトを管理するにあたり、前記サーバが、依頼元のユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからの前記プロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザの識別情報を前記ユーザプロジェクト情報記憶手段に登録するとともに、当該依頼先のユーザを前記依頼元のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼先のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録し、当該依頼元のユーザを前記依頼先のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼元のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録する登録ステップと、前記サーバが、ユーザから送信されたプロジェクトの識別情報及びユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザプロジェクト情報記憶手段を検索して、前記プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する参加認証ステップと、前記サーバが、前記参加認証ステップにより認証されたユーザのメンバーユーザを前記プロジェクトメンバー情報記憶手段により検索する検索ステップと、前記サーバが、前記検索ステップによる検索結果に基づいて、前記プロジェクトに関する情報を管理する情報管理ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のプロジェクト管理方法において、前記サーバを用いてプロジェクトを管理するにあたり、前記サーバは、前記依頼元のユーザから送信された前記依頼先のユーザに関する前記プロジェクトへの参加依頼情報を記憶する参加依頼情報記憶手段を有し、前記サーバが、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行った問い合わせユーザが、前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、前記参加依頼情報記憶手段を検索して判断する依頼先判断ステップと、前記サーバが、前記依頼先判断ステップにより、前記問い合わせユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、前記問い合わせユーザに、その旨の通知を行う通知ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載のプロジェクト管理方法において、前記サーバを用いてプロジェクトを管理するにあたり、前記サーバは、ユーザの識別情報を記憶するユーザ情報記憶手段を有し、前記サーバが、前記ユーザから送信されたユーザの識別情報を受信するユーザ情報受信ステップと、前記サーバが、前記ユーザ情報受信ステップで受信したユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されているか否かを判断するユーザ判断ステップと、前記サーバが、前記ユーザ判断ステップにより、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするための使用認証コードを通知し、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていないと判断された場合に、前記ユーザがアクセスできない旨を通知するユーザ認証通知ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、プログラムであって、プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの識別情報により識別されるユーザの依頼により当該プロジェクトに参加するメンバーユーザの識別情報とを対応付けて記憶しているプロジェクトメンバー情報記憶手段と、プロジェクトの識別情報と、前記プロジェクトに参加するユーザの識別情報とを対応付けて記憶するユーザプロジェクト情報記憶手段と、を備えるコンピュータを、依頼元のユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからの前記プロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザの識別情報を前記ユーザプロジェクト情報記憶手段に登録するとともに、当該依頼先のユーザを前記依頼元のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼先のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録し、当該依頼元のユーザを前記依頼先のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼元のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録する登録手段、ユーザから送信されたプロジェクトの識別情報及びユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザプロジェクト情報記憶手段を検索して、前記プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する参加認証手段、前記参加認証手段により認証されたユーザのメンバーユーザを前記プロジェクトメンバー情報記憶手段により検索する検索手段、前記検索手段による検索結果に基づいて、前記プロジェクトに関する情報を管理する情報管理手段、として機能させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、プログラムであって、プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの識別情報により識別されるユーザの依頼により当該プロジェクトに参加するメンバーユーザの識別情報とを対応付けて記憶するプロジェクトメンバー情報記憶手段と、プロジェクトの識別情報と、前記プロジェクトに参加するユーザの識別情報とを対応付けて記憶するユーザプロジェクト情報記憶手段と、前記依頼元のユーザから送信された前記依頼先のユーザに関する前記プロジェクトへの参加依頼情報を記憶する参加依頼情報記憶手段と、を備えるコンピュータを、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行った問い合わせユーザが、前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、前記参加依頼情報記憶手段を検索して判断する依頼先判断手段、前記依頼先判断手段により、前記問い合わせユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、前記問い合わせユーザに、その旨の通知を行う通知手段、として機能させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、プログラムであって、プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの識別情報により識別されるユーザの依頼により当該プロジェクトに参加するメンバーユーザの識別情報とを対応付けて記憶するプロジェクトメンバー情報記憶手段と、プロジェクトの識別情報と、前記プロジェクトに参加するユーザの識別情報とを対応付けて記憶するユーザプロジェクト情報記憶手段と、ユーザの識別情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、を備えるコンピュータを、前記ユーザから送信されたユーザの識別情報を受信するユーザ情報受信手段、前記ユーザ情報受信手段が受信したユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されているか否かを判断するユーザ判断手段、前記ユーザ判断手段により、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするための使用認証コードを通知し、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていないと判断された場合に、前記ユーザがアクセスできない旨を通知するユーザ認証通知手段、として機能させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、登録手段は、依頼元のユーザがプロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからのプロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザの識別情報をユーザプロジェクト情報記憶手段に登録するとともに、当該依頼先のユーザを依頼元のユーザのメンバーユーザとして、依頼先のユーザの識別情報をプロジェクトメンバー情報記憶手段に登録し、当該依頼元のユーザを依頼先のユーザのメンバーユーザとして、依頼元のユーザの識別情報をプロジェクトメンバー情報記憶手段に登録する。
また、参加認証手段は、ユーザから送信されたプロジェクトの識別情報及びユーザの識別情報に基づいて、ユーザプロジェクト情報記憶手段を検索して、プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する。
次いで、検索手段は、参加認証手段により認証されたユーザのメンバーユーザをプロジェクトメンバー情報記憶手段により検索する。
そして、情報管理手段は、検索手段による検索結果に基づいて、プロジェクトに関する情報を管理する。
これにより、情報管理手段は、プロジェクトメンバー情報記憶手段に記憶された識別情報が対応付けられたユーザ及び当該ユーザのメンバーユーザとの間でプロジェクトに関する情報を管理するので、一つのプロジェクト内において、各ユーザが保有する情報は、各ユーザのメンバーユーザ間にしか開示されることがない。従って、各ユーザがプロジェクトのメンバーユーザを個別に構成しても、プロジェクトの識別情報が一致すれば、互いに情報を共有することができるようになる。これにより、プロジェクトを構成するユーザ毎に互いに情報を開示できるメンバーユーザ内でのみ情報を共有することができ、プロジェクトやユーザの変更に柔軟に対応できる。
さらに、依頼先のユーザを依頼元のユーザから見たメンバーユーザとし、依頼元のユーザを依頼先から見たメンバーユーザとしてそれぞれのメンバーに対応するメンバーユーザを記憶するので、ユーザとメンバーユーザとの関係を相互に明確にした状態でプロジェクトメンバー情報記憶手段に登録することができる。
請求項2に記載の発明によれば、プロジェクトに関する情報は、プロジェクトの識別情報に対応付けてクライアントに記憶されているので、プロジェクトを構成する各ユーザは個別にクライアントを操作することにより、プロジェクトの識別情報が一致すれば、互いに情報を共有することができるようになる。従って、従来よりも簡易な方法でプロジェクトを管理することができる。
請求項3に記載の発明によれば、依頼先判断手段は、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行った問い合わせユーザが、プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、参加依頼情報記憶手段を検索して判断する。また、通知手段は、依頼先判断手段により、問い合わせユーザが、プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、問い合わせユーザに、その旨の通知を行う。これにより、プロジェクトへの参加を依頼された依頼先のユーザにのみ参加依頼があった旨が通知されるので、依頼先のユーザは依頼元のユーザに参加依頼があるか否かを問い合わせる必要がない。
請求項4に記載の発明によれば、ユーザ情報受信手段は、ユーザから送信されたユーザの識別情報を受信し、ユーザ判断手段は、ユーザ情報受信手段が受信したユーザの識別情報がユーザ情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する。また、ユーザ認証通知手段は、ユーザ判断手段により、ユーザの識別情報がユーザ情報記憶手段に記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするための使用認証コードを通知し、ユーザの識別情報がユーザ情報記憶手段に記憶されていないと判断された場合に、ユーザがアクセスできない旨を通知する。これにより、アクセスする権原を与えられていないユーザは、アクセスを拒否され、アクセスする権原を与えられたユーザは、使用認証コードが通知されることで、次回からのアクセスを容易に行うことができる。従って、セキュリティの向上を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、登録ステップでは、依頼元のユーザがプロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからのプロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザの識別情報をユーザプロジェクト情報記憶手段に登録するとともに、当該依頼先のユーザを依頼元のユーザのメンバーユーザとして、依頼先のユーザの識別情報をプロジェクトメンバー情報記憶手段に登録し、当該依頼元のユーザを依頼先のユーザのメンバーユーザとして、依頼元のユーザの識別情報をプロジェクトメンバー情報記憶手段に登録する。
また、参加認証ステップでは、ユーザから送信されたプロジェクトの識別情報及びユーザの識別情報に基づいて、ユーザプロジェクト情報記憶手段を検索して、プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する。
次いで、検索ステップでは、参加認証ステップにより認証されたユーザのメンバーユーザをプロジェクトメンバー情報記憶手段により検索する。
そして、情報管理ステップでは、検索ステップによる検索結果に基づいて、プロジェクトに関する情報を管理する。
これにより、情報管理ステップでは、プロジェクトメンバー情報記憶手段に記憶された識別情報が対応付けられたユーザ及び当該ユーザのメンバーユーザとの間でプロジェクトに関する情報を管理するので、一つのプロジェクト内において、各ユーザが保有する情報は、各ユーザのメンバーユーザ間にしか開示されることがない。従って、各ユーザがプロジェクトのメンバーユーザを個別に構成しても、プロジェクトの識別情報が一致すれば、互いに情報を共有することができるようになる。これにより、プロジェクトを構成するユーザ毎に互いに情報を開示できるメンバーユーザ内でのみ情報を共有することができ、プロジェクトやユーザの変更に柔軟に対応できる。
さらに、依頼先のユーザを依頼元のユーザから見たメンバーユーザとし、依頼元のユーザを依頼先から見たメンバーユーザとしてそれぞれのメンバーに対応するメンバーユーザを記憶するので、ユーザとメンバーユーザとの関係を相互に明確にした状態でプロジェクトメンバー情報記憶手段に登録することができる。
請求項6に記載の発明によれば、依頼先判断ステップでは、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行ったユーザが、プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、参加依頼情報記憶手段を検索して判断する。また、通知ステップでは、依頼先判断ステップによりプロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行ったユーザに、その旨の通知を行う。これにより、プロジェクトへの参加を依頼された依頼先のユーザにのみ参加依頼があった旨が通知されるので、依頼先のユーザは依頼元のユーザに参加依頼があるか否かを問い合わせる必要がない。
請求項7に記載の発明によれば、ユーザ情報受信ステップでは、ユーザから送信されたユーザの識別情報を受信し、ユーザ判断ステップでは、ユーザ情報受信ステップが受信したユーザの識別情報がユーザ情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する。また、ユーザ認証通知ステップでは、ユーザ判断ステップにより、ユーザの識別情報がユーザ情報記憶手段に記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするための使用認証コードを通知し、ユーザの識別情報がユーザ情報記憶手段に記憶されていないと判断された場合に、ユーザがアクセスできない旨を通知する。これにより、アクセスする権原を与えられていないユーザは、アクセスを拒否され、アクセスする権原を与えられたユーザは、使用認証コードが通知されることで、次回からのアクセスを容易に行うことができる。従って、セキュリティの向上を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、コンピュータを登録手段として機能させることにより、依頼元のユーザがプロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからのプロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザの識別情報をユーザプロジェクト情報記憶手段に登録するとともに、当該依頼先のユーザを依頼元のユーザのメンバーユーザとして、依頼先のユーザの識別情報をプロジェクトメンバー情報記憶手段に登録し、当該依頼元のユーザを依頼先のユーザのメンバーユーザとして、依頼元のユーザの識別情報をプロジェクトメンバー情報記憶手段に登録する。
また、コンピュータを参加認証手段として機能させることにより、ユーザから送信されたプロジェクトの識別情報及びユーザの識別情報に基づいて、ユーザプロジェクト情報記憶手段を検索して、プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する。
次いで、コンピュータを検索手段として機能させることにより、参加認証手段により認証されたユーザのメンバーユーザをプロジェクトメンバー情報記憶手段により検索する。
そして、コンピュータを情報管理手段として機能させることにより、検索手段による検索結果に基づいて、プロジェクトに関する情報を管理する。
これにより、コンピュータを情報管理手段として機能させることにより、プロジェクトメンバー情報記憶手段に記憶された識別情報が対応付けられたユーザ及び当該ユーザのメンバーユーザとの間でプロジェクトに関する情報を管理するので、一つのプロジェクト内において、各ユーザが保有する情報は、各ユーザのメンバーユーザ間にしか開示されることがない。従って、各ユーザがプロジェクトのメンバーユーザを個別に構成しても、プロジェクトの識別情報が一致すれば、互いに情報を共有することができるようになる。これにより、プロジェクトを構成するユーザ毎に互いに情報を開示できるメンバーユーザ内でのみ情報を共有することができ、プロジェクトやユーザの変更に柔軟に対応できる。
さらに、依頼先のユーザを依頼元のユーザから見たメンバーユーザとし、依頼元のユーザを依頼先から見たメンバーユーザとしてそれぞれのメンバーに対応するメンバーユーザを記憶するので、ユーザとメンバーユーザとの関係を相互に明確にした状態でプロジェクトメンバー情報記憶手段に登録することができる。
請求項9に記載の発明によれば、コンピュータを依頼先判断手段として機能させることにより、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行ったユーザが、プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、参加依頼情報記憶手段を検索して判断する。また、コンピュータを通知手段として機能させることにより、依頼先判断手段によりプロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行ったユーザに、その旨の通知を行う。これにより、プロジェクトへの参加を依頼された依頼先のユーザにのみ参加依頼があった旨が通知されるので、依頼先のユーザは依頼元のユーザに参加依頼があるか否かを問い合わせる必要がない。
請求項10に記載の発明によれば、コンピュータをユーザ情報受信手段として機能させることにより、ユーザから送信されたユーザの識別情報を受信し、コンピュータをユーザ判断手段として機能させることにより、ユーザ情報受信手段が受信したユーザの識別情報がユーザ情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する。また、コンピュータをユーザ認証通知手段として機能させることにより、ユーザ判断手段により、ユーザの識別情報がユーザ情報記憶手段に記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするための使用認証コードを通知し、ユーザの識別情報がユーザ情報記憶手段に記憶されていないと判断された場合に、ユーザがアクセスできない旨を通知する。これにより、アクセスする権原を与えられていないユーザは、アクセスを拒否され、アクセスする権原を与えられたユーザは、使用認証コードが通知されることで、次回からのアクセスを容易に行うことができる。従って、セキュリティの向上を図ることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るプロジェクト管理サーバ、プロジェクト管理方法及びプログラムの最良の形態について詳細に説明する。
図1は、プロジェクト管理サーバ1を備えて構成されるプロジェクト管理システム100である。プロジェクト管理システム100は、プロジェクト管理サーバ1と、このプロジェクト管理サーバ1にネットワーク接続された複数のクライアント2を備えている。
本実施形態においては、図1及び図2に示すように、クライアント2は、例えば、5台存在し、ユーザa,b,c,d,eによって管理されている。また、ユーザ間の繋がりは、図2に示すように構成され、ユーザaのプロジェクト空間には、図3(a)に示すように、ユーザa,b,c,dが含まれ、ユーザbのプロジェクト空間には、図3(b)に示すように、ユーザa,b,c,eが含まれ、ユーザcのプロジェクト空間には、図3(c)に示すように、ユーザa,b,cが含まれ、ユーザdのプロジェクト空間には、図3(d)に示すように、ユーザa,dが含まれ、ユーザeのプロジェクト空間には、図3(e)に示すように、ユーザb,eとが含まれている。ここで、プロジェクト空間の共有者には、各ユーザの情報が開示できるようになっている。すなわち、ユーザaのプロジェクト空間においては、ユーザa,b,c,dだけがプロジェクトに関する情報を共有することができ、ユーザeに対しては、情報は開示されない。
<プロジェクト管理サーバ>
プロジェクト管理サーバ1は、図4に示すように、プログラムを実行してプロジェクトを管理するための種々の処理を行う制御部11と、制御部11からの指示に基づいてクライアント2との通信を行う通信部12と、ユーザが操作をするためのキーボードやマウス等からなる入力部13と、ユーザに報知するために種々の情報を表示するCRT、液晶ディスプレイ等からなる表示部14と、を備えている。
制御部11は、各種の演算処理等を行う演算処理部16と、この演算処理部16のワークエリア等として使用されるとともに、演算処理部16が各部を制御するのに必要なシステムプログラム等が記憶された記憶部17と、が備えられている。
演算処理部16は、例えば、CPUにより構成され、記憶部17のプログラムエリア173内に格納されたプログラムを読み出して作業エリア171内に展開し、当該プログラムに基づいて各部への指示やデータの送受信の制御を行う。
記憶部17には、演算処理部16のワークエリアとして機能するための作業エリア171と、プロジェクトやユーザの情報データベースが記憶されたデータエリア172と、演算処理部16に実行させるプログラムが格納されたプログラムエリア173と、が形成されている。
具体的には、データエリア172には、図4に示すように、ユーザの識別情報を記憶するユーザ情報データベース172aが記憶されている。
ここで、ユーザ情報データベース172aは、図5に示すように、ユーザの識別情報としてのユーザIDと、ユーザ名と、プロジェクト管理サーバ1にログインするためのパスワードとが対応付けられてテーブル化されている。具体的には、ユーザaのユーザIDを「u001」、パスワードを「Pwd_A」とし、ユーザbのユーザIDを「u002」、パスワードを「xyz」とし、ユーザcのユーザIDを「u003」、パスワードを「1234」とし、ユーザdのユーザIDを「u004」、パスワードを「abc」とし、ユーザeのユーザIDを「u005」、パスワードを「Pwd_E」とする。この場合、ユーザaのユーザID「u001」には、ユーザ名「a」と、パスワード「Pwd_A」とが対応付けられて記憶され、ユーザbのユーザID「u002」には、ユーザ名「b」と、パスワード「xyz」とが対応付けられて記憶され、ユーザcのユーザID「u003」には、ユーザ名「c」と、パスワード「1234」とが対応付けられて記憶されている。また、ユーザdのユーザID「u004」には、ユーザ名「d」と、パスワード「abc」とが対応付けられて記憶され、ユーザeのユーザID「u005」には、ユーザ名「e」と、パスワード「Pwd_E」とが対応付けられて記憶されている。
なお、ユーザ情報データベース172aは、予めプロジェクト管理システム100のシステム管理者等によって作成され、データエリア172に記憶される。
また、データエリア172には、図4に示すように、プロジェクトの識別情報を記憶するプロジェクト情報データベース172bが記憶されている。
ここで、プロジェクト情報データベース172bは、図6に示すように、プロジェクトの識別情報としてのプロジェクトIDと、プロジェクト名とが対応付けられてテーブル化されている。具体的には、本プロジェクトのプロジェクト名を「P1」とし、このプロジェクトのプロジェクトIDを「p001」とする。この場合、本プロジェクトのプロジェクトID「p001」には、プロジェクト名「P1」が対応付けられて記憶されている。
なお、プロジェクト情報データベース172bは、予めプロジェクト管理システム100のシステム管理者等によって作成され、データエリア172に記憶される。
また、データエリア172には、図4に示すように、プロジェクトの識別情報と、プロジェクトに参加するユーザの識別情報とが対応付けられたユーザプロジェクト情報記憶手段としてのユーザプロジェクト情報データベース172cが記憶されている。
ここで、ユーザプロジェクト情報データベース172cは、図7に示すように、ユーザIDとプロジェクトIDとが対応付けられてテーブル化されている。具体的には、ユーザa,b,c,d,eが参加するプロジェクトのプロジェクトIDを「p001」とする。この場合、ユーザaのユーザID「u001」には、プロジェクトID「p001」が対応付けられて記憶され、ユーザbのユーザID「u002」には、プロジェクトID「p001」が対応付けられて記憶され、ユーザcのユーザID「u003」には、プロジェクトID「p001」が対応付けられて記憶され、ユーザdのユーザID「u004」には、プロジェクトID「p001」が対応付けられて記憶され、ユーザeのユーザID「u005」には、プロジェクトID「p001」が対応付けられて記憶されている。
なお、ユーザプロジェクト情報データベース172cは、予めプロジェクト管理システム100のシステム管理者等によって作成され、データエリア172に記憶される。
また、データエリア172には、図4に示すように、プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの依頼により当該プロジェクトに参加したメンバーユーザの識別情報とが対応付けられたプロジェクトメンバー情報記憶手段としてのプロジェクトメンバー情報データベース172dが記憶されている。
ここで、プロジェクトメンバー情報データベース172dは、図8に示すように、ユーザIDと、プロジェクトIDと、メンバーユーザの識別情報としてのメンバーユーザIDとが対応付けられてテーブル化されている。具体的には、図3の関係より、ユーザaのメンバーユーザは、ユーザb,c,dであるため、ユーザaのユーザID「u001」には、プロジェクトID「p001」とメンバーユーザのID「u002」、「u003」、「u004」がそれぞれ対応付けられて記憶されている。また、ユーザbのメンバーユーザは、ユーザa,c,eであるため、ユーザbのユーザID「u002」には、プロジェクトID「p001」とメンバーユーザのID「u001」、「u003」、「u005」がそれぞれ対応付けられて記憶されている。また、ユーザcのメンバーユーザは、ユーザb,cであるため、ユーザcのユーザID「u003」には、プロジェクトID「p001」とメンバーユーザのID「u001」、「u002」がそれぞれ対応付けられて記憶されている。また、ユーザdのメンバーユーザは、ユーザaであるため、ユーザdのユーザID「u004」には、プロジェクトID「p001」とメンバーユーザのID「u001」がそれぞれ対応付けられて記憶されている。また、ユーザeのメンバーユーザは、ユーザbであるため、ユーザeのユーザID「u005」には、プロジェクトID「p001」とメンバーユーザのID「u002」がそれぞれ対応付けられて記憶されている。
また、データエリア172には、図4に示すように、依頼元のユーザから送信された依頼先のユーザに関するプロジェクトへの参加依頼情報を記憶する参加依頼情報記憶手段としての参加依頼情報データベース172eが記憶されている。
ここで、参加依頼情報データベース172eは、図9に示すように、プロジェクトへの参加を依頼した依頼元ユーザのユーザIDと、プロジェクトIDと、プロジェクトへの参加を依頼された依頼先ユーザのユーザIDと、依頼先ユーザのプロジェクトへの参加承諾状態とが対応付けられてテーブル化されている。具体的には、ユーザaは、プロジェクトへの参加を依頼した依頼元ユーザaのユーザID「u001」と、プロジェクトID「p001」と、プロジェクトへの参加を依頼された依頼先ユーザbのユーザID「u002」と、依頼先ユーザbの参加承諾状態「NULL」とが対応付けられて記憶されている。ここで、参加承諾状態は、未入力の場合には「NULL」、参加を承諾すれば「1」、参加を拒否すれば「0」が入力されて記憶される。
プログラムエリア173には、図4に示すように、依頼元のユーザがプロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからのプロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザのユーザIDをユーザプロジェクト情報データベース172cに登録するとともに、当該依頼先のユーザを依頼元のユーザのメンバーユーザとして、依頼先のユーザのユーザIDをプロジェクトメンバー情報データベース172dに登録し、当該依頼元のユーザを依頼先のユーザのメンバーユーザとして、依頼元のユーザのユーザIDをプロジェクトメンバー情報データベース172dに登録する機能を実現させる登録プログラム173aが記憶されている。ここで、演算処理部16が登録プログラム173aを実行することにより、制御部11は、登録手段として機能する。
また、プログラムエリア173には、図4に示すように、ユーザから送信されたプロジェクトID及びユーザIDに基づいて、ユーザプロジェクト情報データベース172cを検索して、プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する機能を実現させる参加認証プログラム173bが記憶されている。ここで、演算処理部16が参加認証プログラム173bを実行することにより、制御部11は、参加認証手段として機能する。
また、プログラムエリア173には、図4に示すように、参加認証プログラム173bを実行することにより認証されたユーザのメンバーユーザをプロジェクトメンバー情報データベース172dにより検索する機能を実現させる検索プログラム173cが記憶されている。ここで、演算処理部16が検索プログラム173cを実行することにより、制御部11は、検索手段として機能する。
また、プログラムエリア173には、図4に示すように、検索プログラム173cを実行することによって得られた検索結果に基づいて、プロジェクトに関する情報を管理する機能を実現させる情報管理プログラム173dが記憶されている。ここで、演算処理部16が情報管理プログラム173dを実行することにより、制御部11は、情報管理手段として機能する。
また、プログラムエリア173には、図4に示すように、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行った問い合わせユーザが、プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、参加依頼情報データベース172eを検索して判断する機能を実現させる依頼先判断プログラム173eが記憶されている。ここで、演算処理部16が依頼先判断プログラム173eを実行することにより、制御部11は、依頼先判断手段として機能する。
また、プログラムエリア173には、図4に示すように、依頼先判断プログラム173eを実行することにより、問い合わせユーザがプロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、問い合わせユーザにその旨の通知を行う機能を実現させる通知プログラム173fが記憶されている。ここで、演算処理部16が通知プログラム173fを実行することにより、制御部11は、通知手段として機能する。
また、プログラムエリア173には、図4に示すように、ユーザから送信されたユーザIDを受信する機能を実現させるユーザ情報受信プログラム173gが記憶されている。ここで、演算処理部16がユーザ情報受信プログラム173gを実行することにより、制御部11は、ユーザ情報受信手段として機能する。
また、プログラムエリア173には、図4に示すように、ユーザ情報受信プログラム173gを実行することにより受信したユーザIDがユーザ情報データベース172aに記憶されているか否かを判断する機能を実現させるユーザ判断プログラム173hが記憶されている。ここで、演算処理部16がユーザ判断プログラム173hを実行することにより、制御部11は、ユーザ判断手段として機能する。
また、プログラムエリア173には、図4に示すように、ユーザ判断プログラム173hを実行することにより、ユーザIDがユーザ情報データベース172aに記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするための使用認証コード(ユーザID)を通知し、ユーザのパスワード等がユーザ情報データベース172aに記憶されていないと判断された場合に、ユーザにアクセスできない旨を通知する機能を実現させるユーザ認証通知プログラム173iが記憶されている。ここで、演算処理部16がユーザ認証通知プログラム173iを実行することにより、制御部11は、ユーザ認証通知手段として機能する。
<クライアント>
クライアント2は、図10に示すように、プログラムを実行してプロジェクトを管理するための種々の処理を行う制御部21と、制御部21からの指示に基づいてプロジェクト管理サーバ1との通信を行う通信部22と、ユーザが操作をするためのキーボードやマウス等からなる入力部23と、ユーザに報知するために種々の情報を表示するCRT、液晶ディスプレイ等からなる表示部24と、ユーザの公開情報を記憶する記憶部25とを備えている。クライアント2は、制御部21がプログラムを実行することにより、ユーザからの入力操作に応じて、プロジェクト管理のための処理等を行う。
ここで、記憶部25には、プロジェクトのメンバーユーザに公開する公開情報に、プロジェクトID及びユーザIDとが対応付けられた公開情報が記憶されている。ここで、公開情報は、図11に示すように、ユーザIDと、プロジェクトIDと、メンバーユーザに開示できるファイル名とが対応付けられてテーブル化されている。具体的には、ユーザaがメンバーユーザb,c,dに開示可能な公開情報のファイル名が「F100」、「F101」、「F102」の3つであるとすると、プロジェクトID「p001」と、ファイル名「F100」、「F101」、「F102」とが、それぞれユーザaのユーザID「u001」に対応付けられて記憶されている。また、ユーザbがメンバーユーザa,c,eに開示可能な公開情報のファイル名が「F200」、「F201」の2つであるとすると、プロジェクトID「p001」と、ファイル名「F200」、「F201」とが、それぞれユーザbのユーザID「u002」に対応付けられて記憶されている。また、ユーザcがメンバーユーザa,bに開示可能な公開情報のファイル名が「F301」、「F302」の2つであるとすると、プロジェクトID「p001」と、ファイル名「F301」、「F302」とが、それぞれユーザcのユーザID「u003」に対応付けられて記憶されている。また、ユーザdがメンバーユーザaに開示可能な公開情報のファイル名が「F400」、「F401」の2つであるとすると、プロジェクトID「p001」と、ファイル名「F400」、「F401」とが、それぞれユーザdのユーザID「u004」に対応付けられて記憶されている。また、ユーザeがメンバーユーザbに開示可能な公開情報のファイル名が「F500」であるとすると、プロジェクトID「p001」と、ファイル名「F500」とが、それぞれユーザeのユーザID「u005」に対応付けられて記憶されている。
<ログイン処理>
次に、クライアント2からプロジェクト管理サーバ1へのログイン処理について図12のフローチャートを用いて説明する。
図12に示すように、ユーザはクライアント2の入力部23からユーザ名及びパスワードを入力する。クライアント2は、通信部22を介してユーザ名及びパスワードをプロジェクト管理サーバ1に送信する(ステップS1)。すると、プロジェクト管理サーバ1は、ユーザ名及びパスワードを、通信部12を介して受信する(ステップS2)。次いで、演算処理部16は、ユーザ判断プログラム173hを実行することにより、通信部12を介して受信したユーザのユーザ名及びパスワードがユーザ情報データベース172aに記憶されているか否かを判断する(ステップS3)。ここで、演算処理部16が、ユーザのユーザ名及びパスワードがユーザ情報データベース172aに記憶されていると判断した場合(ステップS3:YES)、演算処理部16は、ユーザ認証通知プログラム173iを実行することにより、ユーザがアクセスするための使用認証コード(ユーザID)をクライアント2の通信部22に向けて送信する(ステップS4)。一方、演算処理部16が、ユーザのユーザ名及びパスワードがユーザ情報データベース172aに記憶されていないと判断した場合(ステップS3:NO)、演算処理部16は、ユーザ認証通知プログラム173iを実行することにより、ユーザがアクセスできない旨をクライアント2の通信部22に向けて送信する(ステップS5)。次いで、クライアント2の通信部22は、プロジェクト管理サーバ1からユーザIDを受信する(ステップS6)。
なお、クライアント2は、プロジェクト管理サーバ1にアクセスしてユーザIDを取得しておけば、以後のプロジェクト管理サーバ1へのログイン処理では、ユーザIDとパスワードでログインできるようになっている。
<プロジェクト参加依頼、承諾の流れ>
次に、プロジェクトに参加しているユーザからプロジェクトに参加していないユーザに参加依頼をし、依頼先のユーザが参加を承諾するまでの流れについて図13のフローチャートを用いて説明する。
図13に示すように、ユーザaのクライアント2の制御部21は、通信部22を介してプロジェクト管理サーバ1に対してユーザbに関するプロジェクトへの参加依頼情報を送信する(ステップS11)。すると、プロジェクト管理サーバ1は、参加依頼情報を、通信部12を介して受信する(ステップS12)。次いで、演算処理部16は、受信した参加依頼情報を参加依頼情報データベース172eに記憶させる(ステップS13)。次いで、演算処理部16は、参加依頼情報を参加依頼情報データベース172eに記憶させた旨をユーザaのクライアント2に通信部12を介して送信する(ステップS14)。次いで、ユーザaのクライアント2は、通信部22を介して、参加依頼情報を参加依頼情報データベース172eに記憶させた旨を受信する(ステップS15)。
ここで、ステップS13において、参加依頼情報が参加依頼情報データベース172eに記憶されたときのデータテーブルについて、図14及び図15を用いて説明する。
図14に示すように、ユーザaが参加依頼情報をプロジェクト管理サーバ1に送信するまでは、参加依頼情報データベース172eには、本プロジェクトに関する情報は記憶されていない。そして、演算処理部16が、参加依頼情報を参加依頼情報データベース172eに記憶させると、図15に示すように、依頼元ユーザIDの欄には、依頼元のユーザaのユーザID「u001」が書き込まれる。また、プロジェクトIDの欄には、依頼元のユーザaがユーザbに参加を依頼するプロジェクトのプロジェクトID「p001」が書き込まれる。また、依頼先ユーザIDの欄には、依頼先のユーザbのユーザID「u002」が書き込まれる。また、参加承諾状態の欄には、「NULL」が書き込まれる。ここで、「NULL」が書き込まれるのは、この段階では、ユーザbの参加承諾の有無の情報を得ていないからである。
再び図13のフローチャートに戻って、依頼元のユーザaが参加依頼情報を参加依頼情報データベース172eに記憶させた後に、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行った問い合わせユーザがプロジェクトへの参加依頼があるか否かをプロジェクト管理サーバ1に問い合わせると(ステップS16)、プロジェクト管理サーバ1の演算処理部16は、依頼先判断プログラム173eを実行することにより、問い合わせユーザが、プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザbであるか否かを、参加依頼情報データベース172eを検索して判断する(ステップS17)。なお、ステップS15とステップS16との間は非同期である。
ここで、演算処理部16が、問い合わせユーザがプロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザbであると判断した場合(ステップS17:YES)、演算処理部16は、通知プログラム173fを実行することにより、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせユーザに、プロジェクト参加依頼がある旨の通知を行う(ステップS18)。一方、演算処理部16が、問い合わせユーザがプロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザbではないと判断した場合(ステップS17:NO)、演算処理部16は、通知プログラム173fを実行することにより、問い合わせユーザに、プロジェクト参加依頼はない旨の通知を行う(ステップS19)。
プロジェクト管理サーバ1から参加依頼がある旨の通知を受信した問い合わせユーザは、プロジェクトに参加するか否かを判断し、その旨を送信する操作を行う。クライアント2の制御部21は、通信部22を介してプロジェクト管理サーバ1に参加承諾の有無に関する参加有無情報を送信する(ステップS20)。
次いで、プロジェクト管理サーバ1は、ユーザbのクライアント2から通信部12を介して参加有無情報を通信部12を介して受信する(ステップS21)。次いで、演算処理部16は、受信した参加有無情報を参加依頼情報データベース172eに記憶させる(ステップS22)。次いで、演算処理部16は、参加有無情報を参加依頼情報データベース172eに記憶させた旨をユーザbのクライアント2に通信部12を介して送信する(ステップS23)。次いで、ユーザbのクライアント2は、通信部22を介して、参加有無情報を参加依頼情報データベース172eに記憶させた旨を受信する(ステップS24)。
ここで、ステップS22において、参加有無情報が参加情報データベース172eに記憶されたときのデータテーブルについて、図15〜図17を用いて説明する。
ユーザbが参加有無情報をプロジェクト管理サーバ1に送信するまでは、図15に示すように、参加依頼情報データベース172eのデータテーブルにおける参加承諾状態の欄は「NULL」のままである。そして、演算処理部16が、参加有無情報を参加依頼情報データベース172eに記憶させると、参加承諾状態の欄が書き換えられる。ここで、演算処理部16が、ユーザbから参加を承諾する旨を受信したと判断した場合には、図16に示すように、演算処理部16は、参加承諾状態の欄を「1」に書き換える。一方、演算処理部16が、ユーザbから参加を拒否する旨を受信したと判断した場合には、図17に示すように、演算処理部16は、参加承諾状態の欄を「0」に書き換える。
ここで、プロジェクトへの参加を依頼されたユーザが参加依頼を承諾した場合のプロジェクトメンバー情報データベース172d及びユーザプロジェクト情報データベース172cの書き換えについて図18〜図21を用いて説明する。
ユーザaが参加依頼情報をプロジェクト管理サーバ1に送信するまでは、図18に示すように、プロジェクトメンバー情報データベース172dのデータテーブルには、本プロジェクトに関する情報は記憶されていない。また、図19に示すように、ユーザプロジェクト情報データベース172cには、ユーザIDの欄に依頼元ユーザaのユーザID「u001」が書き込まれており、プロジェクトIDの欄に依頼元ユーザaのプロジェクトID「p001」が書き込まれている。
そして、演算処理部16が、ユーザbから参加を承諾する旨を受信したと判断した場合には、演算処理部16は、登録プログラム173aを実行することにより、図20に示すように、プロジェクトメンバー情報データベース172aにおけるユーザIDの欄には、依頼元ユーザaのユーザID「u001」及び依頼先ユーザbのユーザID「u002」が書き込まれ、プロジェクトIDの欄には、依頼元ユーザaのプロジェクトID「p001」及び依頼先ユーザbのプロジェクトID「p001」が書き込まれ、メンバーユーザIDの欄には、依頼元ユーザaのメンバーユーザbのユーザID「u002」及び依頼先ユーザbのメンバーユーザaのユーザID「u001」が書き込まれる。ここで、依頼元ユーザaにとってのメンバーユーザは依頼先ユーザbであり、依頼先ユーザbにとってのメンバーユーザは依頼元ユーザaであるため、依頼元のユーザaのメンバーユーザとして依頼先のユーザbのユーザID「u002」が書き込まれ、依頼先のユーザbのメンバーユーザとして依頼元のユーザaのユーザID「u001」が書き込まれる。
また、図21に示すように、ユーザプロジェクト情報データベース172cにおけるユーザIDの欄には、依頼先ユーザbのユーザID「u002」が書き込まれ、プロジェクトIDの欄には、依頼先ユーザbのプロジェクトID「p001」が書き込まれる。
<プロジェクト公開情報の取得>
次に、ユーザのメンバーユーザに公開する公開情報を取得する方法について、図22のフローチャートを用いて説明する。
図22に示すように、例えば、ユーザaがクライアント2の入力部23からユーザID「u001」及びプロジェクトID「p001」を入力すると、制御部21は、通信部22を介して、入力されたユーザID「u001」及びプロジェクトID「p001」をプロジェクト管理サーバ1に送信する(ステップS31)。次いで、プロジェクト管理サーバ1の通信部12は、ユーザID「u001」及びプロジェクトID「p001」を受信する(ステップS32)。次いで、演算処理部16は、参加認証プログラム173bを実行することにより、ユーザaから送信されたユーザID「u001」及びプロジェクトID「p001」に基づいて、ユーザプロジェクト情報データベース172cを検索して、ユーザIDが「u001」であって、かつプロジェクトIDが「p001」であるローが記憶されているか否かを判断し、ユーザaの認証を行う(ステップS33)。
ここで、演算処理部16が、ユーザIDが「u001」であって、かつプロジェクトIDが「p001」であるローが記憶されていると判断した場合(ステップS33:YES)、演算処理部16は、検索プログラム173cを実行することにより、認証されたユーザaのメンバーユーザIDをプロジェクトメンバー情報データベース172dから検索する(ステップS34)。検索にあたっては、ユーザIDが「u001」であって、かつプロジェクトIDが「p001」であるローを検索する。一方、演算処理部16が、ユーザIDが「u001」であって、かつプロジェクトIDが「p001」であるローが記憶されていないと判断した場合(ステップS33:NO)、演算処理部16は、ユーザaは、プロジェクトの参加メンバーではない旨の通知を、通信部12を介してクライアント2に送信する(ステップS35)。
ステップS34において、ユーザIDが「u001」であって、かつプロジェクトIDが「p001」であるローを検索した後、演算処理部16は、情報管理プログラム173dを実行することにより、検索したメンバーユーザの公開情報を当該メンバーユーザの記憶部25から検索する(ステップS36)。検索にあたっては、ユーザIDがステップS34で取得したメンバーユーザIDの何れかであって、かつプロジェクトIDが「p001」であるローを検索する。
ステップS36において、演算処理部16が、メンバーユーザの公開情報を検索して取得すると、演算処理部16は、当該公開情報を、通信部12を介してクライアント2に送信する(ステップS37)。そして、クライアント2の制御部21が、通信部22を介して公開情報を受信する(ステップS38)。
次に、メンバーユーザへのファイルの公開について、図10及び図23を用いて説明する。
図11に示すように、クライアント2の記憶部25に記憶されている公開情報は、ユーザaが公開可能なファイルが「F100」、「F101」、「F102」であり、ユーザbが公開可能なファイルが「F200」、「F201」であり、ユーザcが公開可能なファイルが「F301」、「F302」であるとする。
そして、図23に示すように、ユーザcのメンバーユーザがユーザaとユーザbである場合、ユーザcとユーザaとの間においては、図11に示す場合、「F100」、「F101」、「F102」、「F301」、「F302」のファイルを共有することができ、ユーザcとユーザbとの間においては、「F200」、「F201」、「F301」、「F302」のファイルを共有することができる。
本実施形態に係るプロジェクト管理サーバ、プロジェクト管理方法及びプログラムによれば、演算処理部16が登録プログラム173aを実行することにより、依頼元のユーザがプロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからのプロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザのユーザIDをユーザプロジェクト情報データベース172cに登録するとともに、当該依頼先のユーザを依頼元のユーザのメンバーユーザとして、依頼先のユーザのユーザIDをプロジェクトメンバー情報データベース172dに登録し、当該依頼元のユーザを依頼先のユーザのメンバーユーザとして、依頼元のユーザのユーザIDをプロジェクトメンバー情報データベース172dに登録する。
また、演算処理部16が、参加認証プログラム173bを実行することにより、ユーザから送信されたプロジェクトID及びユーザIDに基づいて、ユーザプロジェクト情報データベース172cを検索して、プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する。
次いで、演算処理部16が、検索プログラム173cを実行することにより、認証されたユーザのメンバーユーザをプロジェクトメンバー情報データベース172dにより検索する。
そして、演算処理部16が、情報管理プログラム173dを実行することにより、検索結果に基づいて、プロジェクトに関する情報を管理する。
これにより、プロジェクトメンバー情報データベース172dに記憶されたユーザIDが対応付けられたユーザ及び当該ユーザのメンバーユーザとの間でプロジェクトに関する情報を管理するので、一つのプロジェクト内において、各ユーザが保有する情報は、各ユーザのメンバーユーザ間にしか開示されることがない。従って、各ユーザがプロジェクトのメンバーユーザを個別に構成しても、プロジェクトIDが一致すれば、互いに情報を共有することができるようになる。これにより、プロジェクトを構成するユーザ毎に互いに情報を開示できるメンバーユーザ内でのみ情報を共有することができ、プロジェクトやユーザの変更に柔軟に対応できる。
さらに、依頼先のユーザを依頼元のユーザから見たメンバーユーザとし、依頼元のユーザを依頼先から見たメンバーユーザとしてそれぞれのメンバーに対応するメンバーユーザを記憶するので、ユーザとメンバーユーザとの関係を相互に明確にした状態でプロジェクトメンバー情報データベース172dに登録することができる。
また、プロジェクトに関する情報は、プロジェクトIDに対応付けてクライアントに記憶されているので、プロジェクトを構成する各ユーザは個別にクライアントを操作することにより、プロジェクトIDが一致すれば、互いに情報を共有することができるようになる。従って、従来よりも簡易な方法でプロジェクトを管理することができる。
また、演算処理部16が、依頼先判断プログラム173eを実行することにより、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行ったユーザが、プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、参加依頼情報データベース172eを検索して判断する。また、演算処理部16が、通知プログラム173fを実行することにより、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行った問い合わせユーザがプロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、問い合わせユーザに、その旨の通知を行う。これにより、プロジェクトへの参加を依頼された依頼先のユーザにのみ参加依頼があった旨が通知されるので、依頼先のユーザは依頼元のユーザに参加依頼があるか否かを問い合わせる必要がない。
また、演算処理部16が、ユーザ情報受信プログラム173gを実行することにより、ユーザから送信されたユーザIDを受信し、演算処理部16が、ユーザ判断プログラム173hを実行することにより、受信したユーザIDがユーザ情報データベース172aに記憶されているか否かを判断する。また、演算処理部16が、ユーザ認証通知プログラム173iを実行することにより、ユーザ名及びパスワードがユーザ情報データベース172aに記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするためのユーザIDを通知し、ユーザ名及びパスワードがユーザ情報データベース172aに記憶されていないと判断された場合に、ユーザがアクセスできない旨を通知する。これにより、アクセスする権原を与えられていないユーザは、アクセスを拒否され、アクセスする権原を与えられたユーザは、使用認証コードが通知されることで、次回からのアクセスを容易に行うことができる。従って、セキュリティの向上を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、依頼先のユーザは、プロジェクト管理サーバ1に問い合わさなければ、参加依頼があるか否かを知ることができないが、依頼元のユーザが参加依頼をすれば、その情報が依頼先のユーザに通知されるようにしても良い。
プロジェクト管理サーバを備えたプロジェクト管理システムの説明図である。 プロジェクトを構成するユーザの繋がりを示す説明図である。 プロジェクトを構成するユーザ毎に形成されるプロジェクト空間の説明図である。 プロジェクト管理サーバの概略構成を示すブロック図である。 ユーザ情報データベースである。 プロジェクト情報データベースである。 ユーザプロジェクト情報データベースである。 プロジェクトメンバー情報データベースである。 参加依頼情報データベースである。 クライアントの概略構成を示すブロック図である。 クライアントの記憶部に記憶される公開情報のデータベースである。 クライアントからプロジェクト管理サーバへのログイン処理の流れを示すフローチャートである。 プロジェクトへの参加依頼を受けた依頼先のユーザが参加を承諾するまでの流れを示すフローチャートである。 ユーザが参加依頼情報をプロジェクト管理サーバに送信するまでの参加依頼情報データベースである。 参加依頼情報を参加依頼情報データベースに記憶させたときの参加依頼情報データベースである。 依頼先のユーザが参加承諾をしたときの参加依頼情報データベースである。 依頼先のユーザが参加を拒否したときの参加依頼情報データベースである。 ユーザが参加依頼情報をプロジェクト管理サーバに送信するまでのプロジェクトメンバー情報データベースである。 ユーザが参加依頼情報をプロジェクト管理サーバに送信するまでのユーザプロジェクト情報データベースである。 依頼先のユーザが参加承諾をしたときのプロジェクトメンバー情報データベースである。 依頼先のユーザが参加承諾をしたときのユーザプロジェクト情報データベースである。 ユーザのメンバーユーザに公開する公開情報を取得する流れを示すフローチャートである。 メンバーユーザへのファイルの公開に際してのプロジェクトメンバー情報データベースである。
符号の説明
1 プロジェクト管理サーバ
11 制御部(登録手段、参加認証手段、検索手段、情報管理手段、依頼先判断手段、通知手段、ユーザ情報受信手段、ユーザ判断手段、ユーザ認証通知手段)
172 データエリア
172a ユーザ情報データベース(ユーザ情報記憶手段)
172b プロジェクト情報データベース
172c ユーザプロジェクト情報データベース(ユーザプロジェクト情報記憶手段)
172d プロジェクトメンバー情報データベース(プロジェクトメンバー情報記憶手段)
172e 参加依頼情報データベース(参加依頼情報記憶手段)
173a 登録プログラム
173b 参加認証プログラム
173c 検索プログラム
173d 情報管理プログラム
173e 依頼先判断プログラム
173f 通知プログラム
173g ユーザ情報受信プログラム
173h ユーザ判断プログラム
173i ユーザ認証通知プログラム

Claims (10)

  1. プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの識別情報により識別されるユーザの依頼により当該プロジェクトに参加するメンバーユーザの識別情報とを対応付けて記憶するプロジェクトメンバー情報記憶手段と、
    プロジェクトの識別情報と、前記プロジェクトに参加するユーザの識別情報とを対応付けて記憶するユーザプロジェクト情報記憶手段と、
    依頼元のユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからの前記プロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザの識別情報を前記ユーザプロジェクト情報記憶手段に登録するとともに、当該依頼先のユーザを前記依頼元のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼先のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録し、当該依頼元のユーザを前記依頼先のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼元のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録する登録手段と、
    ユーザから送信されたプロジェクトの識別情報及びユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザプロジェクト情報記憶手段を検索して、前記プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する参加認証手段と、
    前記参加認証手段により認証されたユーザのメンバーユーザを前記プロジェクトメンバー情報記憶手段により検索する検索手段と、
    前記検索手段による検索結果に基づいて、前記プロジェクトに関する情報を管理する情報管理手段と、
    を備えることを特徴とするプロジェクト管理サーバ。
  2. 前記プロジェクトに関する情報は、前記ユーザのメンバーユーザに公開する公開情報であって、
    当該プロジェクトに関する情報は、前記プロジェクトの識別情報に対応付けてクライアントに記憶されていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクト管理サーバ。
  3. 前記依頼元のユーザから送信された前記依頼先のユーザに関する前記プロジェクトへの参加依頼情報を記憶する参加依頼情報記憶手段と、
    プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行った問い合わせユーザが、前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、前記参加依頼情報記憶手段を検索して判断する依頼先判断手段と、
    前記依頼先判断手段により、前記問い合わせユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、前記問い合わせユーザに、その旨の通知を行う通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクト管理サーバ。
  4. ユーザの識別情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記ユーザから送信されたユーザの識別情報を受信するユーザ情報受信手段と、
    前記ユーザ情報受信手段が受信したユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されているか否かを判断するユーザ判断手段と、
    前記ユーザ判断手段により、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするための使用認証コードを通知し、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていないと判断された場合に、前記ユーザがアクセスできない旨を通知するユーザ認証通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のプロジェクト管理サーバ。
  5. プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの識別情報により識別されるユーザの依頼により当該プロジェクトに参加するメンバーユーザの識別情報とを対応付けて記憶するプロジェクトメンバー情報記憶手段と、
    プロジェクトの識別情報と、前記プロジェクトに参加するユーザの識別情報とを対応付けて記憶するユーザプロジェクト情報記憶手段と、を有するサーバを用いてプロジェクトを管理するにあたり、
    前記サーバが、依頼元のユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからの前記プロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザの識別情報を前記ユーザプロジェクト情報記憶手段に登録するとともに、当該依頼先のユーザを前記依頼元のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼先のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録し、当該依頼元のユーザを前記依頼先のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼元のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録する登録ステップと、
    前記サーバが、ユーザから送信されたプロジェクトの識別情報及びユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザプロジェクト情報記憶手段を検索して、前記プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する参加認証ステップと、
    前記サーバが、前記参加認証ステップにより認証されたユーザのメンバーユーザを前記プロジェクトメンバー情報記憶手段により検索する検索ステップと、
    前記サーバが、前記検索ステップによる検索結果に基づいて、前記プロジェクトに関する情報を管理する情報管理ステップと、
    を備えることを特徴とするプロジェクト管理方法。
  6. 前記サーバを用いてプロジェクトを管理するにあたり、
    前記サーバは、前記依頼元のユーザから送信された前記依頼先のユーザに関する前記プロジェクトへの参加依頼情報を記憶する参加依頼情報記憶手段を有し、
    前記サーバが、プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行った問い合わせユーザが、前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、前記参加依頼情報記憶手段を検索して判断する依頼先判断ステップと、
    前記サーバが、前記依頼先判断ステップにより、前記問い合わせユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、前記問い合わせユーザに、その旨の通知を行う通知ステップと、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のプロジェクト管理方法。
  7. 前記サーバを用いてプロジェクトを管理するにあたり、
    前記サーバは、ユーザの識別情報を記憶するユーザ情報記憶手段を有し、
    前記サーバが、前記ユーザから送信されたユーザの識別情報を受信するユーザ情報受信ステップと、
    前記サーバが、前記ユーザ情報受信ステップで受信したユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されているか否かを判断するユーザ判断ステップと、
    前記サーバが、前記ユーザ判断ステップにより、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするための使用認証コードを通知し、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていないと判断された場合に、前記ユーザがアクセスできない旨を通知するユーザ認証通知ステップと、
    を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載のプロジェクト管理方法。
  8. プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの識別情報により識別されるユーザの依頼により当該プロジェクトに参加するメンバーユーザの識別情報とを対応付けて記憶しているプロジェクトメンバー情報記憶手段と、
    プロジェクトの識別情報と、前記プロジェクトに参加するユーザの識別情報とを対応付けて記憶するユーザプロジェクト情報記憶手段と、を備えるコンピュータを、
    依頼元のユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼する依頼先のユーザからの前記プロジェクトへの参加承諾に基づいて、当該依頼先のユーザの識別情報を前記ユーザプロジェクト情報記憶手段に登録するとともに、当該依頼先のユーザを前記依頼元のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼先のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録し、当該依頼元のユーザを前記依頼先のユーザのメンバーユーザとして、前記依頼元のユーザの識別情報を前記プロジェクトメンバー情報記憶手段に登録する登録手段、
    ユーザから送信されたプロジェクトの識別情報及びユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザプロジェクト情報記憶手段を検索して、前記プロジェクトに参加しているユーザか否かを認証する参加認証手段、
    前記参加認証手段により認証されたユーザのメンバーユーザを前記プロジェクトメンバー情報記憶手段により検索する検索手段、
    前記検索手段による検索結果に基づいて、前記プロジェクトに関する情報を管理する情報管理手段、
    として機能させるためのプログラム。
  9. プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの識別情報により識別されるユーザの依頼により当該プロジェクトに参加するメンバーユーザの識別情報とを対応付けて記憶するプロジェクトメンバー情報記憶手段と、
    プロジェクトの識別情報と、前記プロジェクトに参加するユーザの識別情報とを対応付けて記憶するユーザプロジェクト情報記憶手段と、
    前記依頼元のユーザから送信された前記依頼先のユーザに関する前記プロジェクトへの参加依頼情報を記憶する参加依頼情報記憶手段と、を備えるコンピュータを、
    プロジェクトへの参加依頼の問い合わせを行った問い合わせユーザが、前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであるか否かを、前記参加依頼情報記憶手段を検索して判断する依頼先判断手段、
    前記依頼先判断手段により、前記問い合わせユーザが前記プロジェクトへの参加を依頼されている依頼先のユーザであると判断された場合に、前記問い合わせユーザに、その旨の通知を行う通知手段、
    として機能させるためのプログラム。
  10. プロジェクトに参加するユーザの識別情報と、当該ユーザの識別情報により識別されるユーザの依頼により当該プロジェクトに参加するメンバーユーザの識別情報とを対応付けて記憶するプロジェクトメンバー情報記憶手段と、
    プロジェクトの識別情報と、前記プロジェクトに参加するユーザの識別情報とを対応付けて記憶するユーザプロジェクト情報記憶手段と、
    ユーザの識別情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、を備えるコンピュータを、
    前記ユーザから送信されたユーザの識別情報を受信するユーザ情報受信手段、
    前記ユーザ情報受信手段が受信したユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されているか否かを判断するユーザ判断手段、
    前記ユーザ判断手段により、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていると判断された場合に、ユーザがアクセスするための使用認証コードを通知し、ユーザの識別情報が前記ユーザ情報記憶手段に記憶されていないと判断された場合に、前記ユーザがアクセスできない旨を通知するユーザ認証通知手段、
    として機能させるためのプログラム。
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JP2008009471A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Hitachi Ltd 情報提供方法
JP2013114289A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Konica Minolta Medical & Graphic Inc データ管理サーバー及びプログラム

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