JP2005301425A - 座標変換装置、座標変換方法およびプログラム - Google Patents

座標変換装置、座標変換方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 隣接する四角形間で座標値が連続になるように座標変換を行うことができる座標変換装置を提供する。
【解決手段】 複数の隣接する四角形内の座標を複数の隣接する四角形内に変換する座標変換装置100であって、入力座標と隣接する四角形間の距離を用いて重み係数を算出する重み係数算出部106と、入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、重み係数で重み付けして加算することによって出力座標を算出する座標算出部を有する。これにより、隣接する四角形間で座標値が連続になるように、片方の四角形内の座標から、もう一方の四角形内の座標を計算することができる。例えば、複数の隣接する四角形を透視投影する場合でも、四角形間で共有する辺上でテクスチャが不連続にならないように、テクスチャマッピングを行うことができる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、座標変換装置、座標変換方法およびプログラムに関する。
従来からコンピュータ上で現実感を持った画像を生成する手法としてコンピュータグラフィック(以下、CG)技術が広く利用されている。また、CG技術において、より現実的な物体表面を表現する方法の一つとして、テクスチャマッピングがある。さらに、3次元空間を透視投影した投影図内の物体に2次元テクスチャ画像をマッピングする方法として、射影変換方式が知られている。例えば、射影変換方式の内容は、非特許文献1で紹介されている。
非特許文献1の射影変換方式に関して、図1を用いて説明する。図1は平面テクスチャ画像の透視投影説明図である。図1(a)において、2次元平面上に四角形ABCDがあるとする。また、四角形ABCD内にテクスチャが存在しているとする。図1(b)は、3次元空間を透視投影した投影図である。図1(a)の四角形ABCDが透視投影された結果、図1(b)の四角形abcdになるとする。ここで、点abcdは同一平面上にあるとする。四角形ABCD内のテクスチャは四角形abcd内にマッピングされる。
非特許文献1で紹介されている方式は、四角形ABCD内のテクスチャを四角形abcd内にマッピングするために通常行われている一般的な方式(射影変換方式)である。入力四角形ABCD内の点の座標を(u,v)とする。点(u,v)上のテクスチャが、出力四角形abcd内の座標(S,L)に写るとすると、この(u,v)と(S,L)の関係は、式(1)、式(2)で表される。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
上記(1)(2)式内の8つの係数p0、p、p2、q0、q、q2、r1、r2の値を求めることができれば、四角形ABCD内のテクスチャを四角形abcdにマッピングすることができる。ところで、今、頂点Aは、頂点aと対応している。頂点Aの座標を(uA,vA)、頂点aの座標を(Sa,La)とすると、以下の関係式(3)、(4)を得ることができる。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
同様に、頂点Bと頂点bの対応、頂点Cと頂点cの対応、頂点Dと頂点dの対応から、それぞれ2つの関係式を得ることができる。全てあわせると8つの関係式(一次式)を得る。よって、上記8つの未知数p0、p1、p2、q0、q1、q2、r1、r2は、これらの8つの連立一次方程式を解くことにより、決定することができる。以下、これら8つの変数p0、p1、p2、q0、q1、q2、r1、r2を射影変換パラメタと呼ぶことにする。
さて、次に、この射影変換を利用してテクスチャマッピングを行う例を示す。特許文献1記載の方式では、入力テクスチャ画像が複数の四角形に分割されている場合の例が述べられている。図2は、特許文献1記載の方法を説明するための図である。図2(a)に示すように、入力テクスチャ画像(四角形ABCD)が9つの四角形に分割されている場合を考える。特許文献1記載の方法においては、頂点間の対応付けを全ての(9つの)四角形の頂点に対して行うのではなく、代表の4つの頂点に対してのみ行う。例えば、頂点A、B、C、Dと、頂点a、b、c、dの4点のみに対して行う。その他の頂点位置は、計算によって算出する。特許文献1記載の方法では、よりリアリティのあるテクスチャマッピングを行うため、頂点位置を算出する際に、頂点位置にランダム誤差を加算するという方法の例が述べられている。
次に、特許文献1内の公知例1として紹介されている、伊藤文子他「簡便さとリアリティを考慮したテクスチュアシミュレーションシステム」情報処理学会第39回(平成元年後期)全国大会について説明する(従来技術3)。従来技術3では、マウスを用いることによって、図1における(Aとa)、(Bとb)、(Cとc)、(Dとd)等の位置を指定する。マウスで指定された座標情報を(1)式や(2)式に代入することで、射影変換パラメタを計算することができる。
以上のように、特許文献1記載の方法や従来例3では、2次元平面上のテクスチャを平面上に透視投影した投影図にマッピングさせている。この透視投影の方法は非特許文献1で説明した。
「Texture Mapping 3D Models of Real-World Scenes」ACM Computing Surveys, Vol. 29, No. 4, December 1997 pp. 325-365 特開平5−120439号公報
しかしながら、従来例で行われているような頂点間の対応付けをする場合、特許文献1記載の方法では、マッピングする頂点の座標位置に人為的に誤差を与えてしまうという問題がある。また、従来例3では、手作業で、マッピングする頂点位置を与えている。この場合、位置を指定する時の誤差が発生してしまうという問題がある。また、特許文献1記載の方法や従来例3では、2次元テクスチャ画像をマッピングする対象を平面に限定している。
しかしながら、テクスチャマッピングを行う対象面は、平面であるとは限らない。平面以外の面にテクスチャマッピングを行おうとするとき、図2で示したように、特許文献1で述べられているように、テクスチャ画像を小さな四角形(以下、小四角形)に分割し、各小四角形ごとに頂点の対応を取って、四角形ごとに投影変換を行いマッピングを行う方法が考えられる。ただし、上記対象面の形状によっては、各小四角形を隙間や重複無く対象面に並べることが不可能である場合がある。一般にガウス曲率が全面に渡って0の曲面以外では、その曲面は展開不可能であり、各小四角形を隙間や重複無く対象面に並べることはできない。
上記に挙げた3つの例は、
(1)四角形の頂点位置に誤差が生じる場合、あるいは、
(2)複数の小四角形を隙間や重複無く3次元内の物体表面に並べることができない場合の存在を示している。これらのような場合、頂点位置に対する射影変換は上手く行くが、頂点間の辺においてテクスチャが不連続になってしまうという問題点がある。
以下、この問題点に関して図3を用いて説明する。図3はテクスチャ不連続点に関する説明図である。図3(a)は、平面テクスチャ画像であるとする。平面テクスチャ画像は、2つの四角形ABCDと四角形DCEFに分割されているものとする。四角形ABCDと四角形DCEFは辺CDを共有しているものとする。図3(a)の四角形ABCDと四角形DCEFが、投影された結果、図3(b)の四角形abcdと、四角形dcefとなるとする。ここで、頂点Aはaに投影される。同様にBはbに、Cはcに、Dはdに、Eはeに、Fはfに投影される。
実際には、誤差のない場合や、平面から平面に投影される場合には図3(b)のような形状にはならないのであるが、上記で述べたように、誤差が存在していたり、平面から展開不可能な面に投影する場合には、このような形状になることがあり得る。
ここで、図3(a)内の点G、H、Iを考える。ここで、一例として、Gは線分ABの中点、Hは線分CDの中点、Iは線分EFの中点であるとする。四角形ABCDから、四角形abcdに射影変換されるとき、点Aはaに、点Bはbに、点Cはcに、点Dはdに写る。点Gは、線分ab内の点gに写る。
このとき、Gは線分ABの中点であるが、射影変換の結果、gは線分abの中点となるとは限らない。図3のように、長方形ABCDが台形abcdに写って、ad<bcであるような場合、gは、bよりもaに近い点となる。同様にHも線分cd上の点h1に写る。h1は、線分cdの中点ではなく、cよりもdに近い点である。同様に、四角形DCEFから四角形dcefへの投影変換を考える。四角形DCEFの辺上の点Hは、四角形dcefの辺上の点h2に写る。このときも同様に、h2の位置は、線分cdの中点とは限らない。
以上の結果、図3(a)に示されたように、一直線だったはずの直線GIが、投影変換の結果、図3(b)に示されるように、点Hの部分で不連続になってしまうという問題点が発生する。すなわち、隣接する四角形間で共有されるべき点の位置が、四角形によって異なるため、テクスチャが四角形の辺上で不連続になってしまうという問題点が発生する。
そこで、本発明は、上記従来例の問題点に鑑み、隣接する四角形間で座標値が連続になるように座標変換を行うことができる座標変換装置、座標変換方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1に記載のように、複数の隣接する四角形内の座標を複数の隣接する四角形内に変換する座標変換装置であって、入力座標と隣接する四角形間の距離を用いて重み係数を算出する重み係数算出部と、前記入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、前記入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、前記重み係数で重み付けして加算することによって出力座標を算出する座標算出部とを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、重み付けして加算することにより、出力座標を算出するので、隣接する四角形間で座標値が連続になるように、片方の四角形内の座標から、もう一方の四角形内の座標を計算することができる。例えば、複数の隣接する四角形を透視投影する場合でも、四角形間で共有する辺上でテクスチャが不連続にならないように、テクスチャマッピングを行うことができる。
また、本発明は、請求項2に記載のように、請求項1記載の座標変換装置において、前記重み係数算出部は、射影先の四角形の頂点位置が変わらないように重み係数を算出することを特徴とする。請求項2記載の発明によれば、射影先の四角形の頂点位置は変わらないようにし、四角形の頂点を拘束することで、四角形の頂点位置での誤差を無くすことができる。
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項1または請求項2記載の座標変換装置において、前記重み係数算出部は、2つの四角形によって共有される辺上では、該2つの四角形に対応する重み係数を等しくすることを特徴とする。請求項3記載の発明によれば、2つの四角形によって共有される辺上では、これら2つの四角形に対応する重み係数を等しくすることで、共有する辺上での不連続性を解消できる。
また、本発明は、請求項4に記載のように、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の座標変換装置において、更に、前記入力座標が属する四角形を4つの領域に分割する領域決定部を有し、前記重み係数算出部は、前記分割した各領域において、前記入力座標が属する四角形を含む4つの隣接する四角形に対応する重み係数を算出し、その他の四角形の重み係数を0とすることを特徴とする。請求項4記載の発明によれば、入力座標が属する四角形を4つの領域に分割し、この分割した各領域において、入力座標が属する四角形を含む4つの隣接する四角形に対応する重み付けを行い、その他の四角形の重み係数は0とするので、より遠い四角形に対する重み係数ほど小さくすることで、自然な座標変換を行うことができる。
また、本発明は、請求項5に記載のように、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の座標変換装置において、更に、前記入力座標から、縦方向に存在する隣接四角形への距離と、前記入力座標から横方向に存在する隣接四角形への距離を算出する距離算出部を有し、前記重み係数算出部は、前記縦方向に存在する四角形への距離の比と前記横方向に存在する四角形への距離の比を乗算することによって重み係数を算出することを特徴とする。請求項5記載の発明によれば、縦方向の距離の比と横方向の距離の比を乗算することによって重み係数を算出するので、縦方向の距離の比と横方向の距離の比に応じてより自然な座標変換を行うことができる。
また、本発明は、請求項6に記載のように、請求項4または請求項5記載の座標変換装置において、前記距離算出部は、前記入力座標と、前記入力座標が属する領域の各辺との距離を算出し、該各辺との距離の比をその辺と隣接する四角形との距離とすることを特徴とする。請求項6記載の発明によれば、各辺との距離をその辺と隣接する四角形との距離とすること計算が多くなってしまうという問題点を解決できる。
また、本発明は、請求項7に記載のように、請求項5記載の座標変換装置において、前記重み係数算出部は、前記距離の比を単調増加関数に代入して得られた値を新たな距離の比として用いることを特徴とする。請求項7記載の発明によれば、距離の比を単調増加関数に代入して得られた値を新たな距離の比として用いるので、距離の比に応じた自然な座標変換を行うことができる。
また、本発明は、請求項8に記載のように、請求項6記載の座標変換装置において、前記距離算出部は、前記入力座標が属する領域を四角形とし、該四角形の各頂点を任意の平行四辺形の各頂点に写す射影変換を用いて、前記入力座標を前記平行四辺形内に写し、写像先の座標を用いて、各領域の辺までの距離を算出することを特徴とする。請求項8記載の発明によれば、入力座標が属する四角形の各頂点を任意の平行四辺形の各頂点に写す射影変換を用いて、入力座標をその平行四辺形内に写し、写像先の座標を用いて、各領域の辺までの距離を計測するので、平行四辺形内の連続に移動する直線を用いることで、より自然な座標変換を行うことができる。
また、本発明は、請求項9に記載のように、請求項1から請求項8の何れか一項に記載の座標変換装置において、前記重み係数算出部は、四角形の各頂点上ではその頂点を共有する四角形に対応する重み係数を四分の1とすることを特徴とする。請求項9記載の発明によれば、頂点を共有する4つの四角形から同等の影響を与えることができる。
また、本発明は、請求項10に記載のように、請求項1から請求項9の何れか一項に記載の座標変換装置において、前記重み係数算出部は、四角形の各辺上にその辺を共有する四角形に対応する重み係数を二分の1となる点を少なくとも1点以上設定することを特徴とする。
また、本発明は、請求項11に記載のように、請求項1から請求項10の何れか一項に記載の座標変換装置において、前記重み係数算出部は、四角形内にその四角形の重み係数を1とし、他の四角形の重み係数を0とする点を1点以上設定することを特徴とする。
また、本発明は、請求項12に記載のように、請求項4から請求項11の何れか一項に記載の座標変換装置において、前記領域決定部は、四角形の辺の中点を通る直線あるいは曲線で領域を分割することを特徴とする。
また、本発明は、請求項13に記載のように、請求項4から請求項11の何れか一項に記載の座標変換装置において、前記領域決定部は、四角形の相対する辺の中点同士を結ぶ直線を通る直線で領域を分割することを特徴とする。
また、本発明は、請求項14に記載のように、請求項1から13の何れか一項に記載の座標変換装置において、前記重み係数算出部は、各四角形の重み係数の和を1とし、かつ、重み係数は0以上1以下の実数とすることを特徴とする。
また、本発明は、請求項15に記載のように、請求項4から請求項14に何れか一項に記載の座標変換装置において、前記重み係数算出部は、各領域の四角形の辺以外の境界線上では、前記入力座標が存在する四角形と最も近い四角形以外に対応する重み係数を0とすることを特徴とする。請求項15記載の発明によれば、より遠い四角形に対応する重み係数ほど小さくできる。
また、本発明は、請求項16に記載のように、複数の隣接する四角形内の座標を複数の隣接する四角形内に変換する座標変換方法であって、入力座標と隣接する四角形間の距離を用いて重み係数を算出する重み係数算出ステップと、入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、前記入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、前記重み係数で重み付けして加算することによって出力座標を算出する座標算出ステップとを有することを特徴とする。
請求項16記載の発明によれば、入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、重み付けして加算することにより、出力座標を算出するので、隣接する四角形間で座標値が連続になるように、片方の四角形内の座標から、もう一方の四角形内の座標を計算することができる。例えば、複数の隣接する四角形を透視投影する場合でも、四角形間で共有する辺上でテクスチャが不連続にならないように、テクスチャマッピングを行うことができる。
また、本発明は、請求項17に記載のように、請求項16記載の座標変換方法において、前記重み係数算出ステップは、射影先の四角形の頂点位置が変わらないように重み係数を算出することを特徴とする。請求項17記載の発明によれば、射影先の四角形の頂点位置は変わらないようにし、四角形の頂点を拘束することで、四角形の頂点位置での誤差を無くすことができる。
また、本発明は、請求項18に記載のように、請求項16または請求項17記載の座標変換方法において、前記重み係数算出ステップは、2つの四角形によって共有される辺上では、該2つの四角形に対応する重み係数を等しくすることを特徴とする。請求項18記載の発明によれば、2つの四角形によって共有される辺上では、これら2つの四角形に対応する重み係数を等しくすることで、共有する辺上での不連続性を解消できる。
また、本発明は、請求項19に記載のように、請求項16から請求項18の何れか一項に記載の座標変換方法において、更に、前記入力座標が属する四角形を4つの領域に分割する領域分割ステップを有し、前記重み係数算出ステップは、前記分割した各領域において、前記入力座標が属する四角形を含む4つの隣接する四角形に対応する重み係数を算出し、その他の四角形の重み係数を0とすることを特徴とする。請求項19記載の発明によれば、入力座標が属する四角形を4つの領域に分割し、この分割した各領域において、入力座標が属する四角形を含む4つの隣接する四角形に対応する重み付けを行い、その他の四角形の重み係数は0とするので、より遠い四角形に対する重み係数ほど小さくすることで、自然な座標変換を行うことができる。
また、本発明は、請求項20に記載のように、請求項16から請求項19の何れか一項に記載の座標変換方法において、更に、前記入力座標から、縦方向に存在する隣接四角形への距離と、前記入力座標から横方向に存在する隣接四角形への距離を算出する距離算出ステップを有し、前記重み係数算出ステップは、前記縦方向に存在する四角形への距離の比と前記横方向に存在する四角形への距離の比を乗算することによって重み係数を算出することを特徴とする。請求項20記載の発明によれば、縦方向の距離の比と横方向の距離の比を乗算することによって重み係数を算出するので、縦方向の距離の比と横方向の距離の比に応じてより自然な座標変換を行うことができる。
また、本発明は、請求項21に記載のように、請求項19または請求項20記載の座標変換方法において、前記距離算出ステップは、前記入力座標と、前記入力座標が属する領域の各辺との距離を算出し、該各辺との距離の比をその辺と隣接する四角形との距離とすることを特徴とする。請求項21記載の発明によれば、各辺との距離をその辺と隣接する四角形との距離とすること計算が多くなってしまうという問題点を解決できる。
また、本発明は、請求項22に記載のように、請求項20記載の座標変換方法において、前記重み係数算出ステップは、前記距離の比を単調増加関数に代入して得られた値を新たな距離の比として用いることを特徴とする。請求項22記載の発明によれば、距離の比を単調増加関数に代入して得られた値を新たな距離の比として用いるので、距離の比に応じた自然な座標変換を行うことができる。
また、本発明は、請求項23に記載のように、請求項21記載の座標変換方法において、前記距離算出ステップは、前記入力座標が属する領域を四角形とし、該四角形の各頂点を任意の平行四辺形の各頂点に写す射影変換を用いて、前記入力座標を前記平行四辺形内に写し、写像先の座標を用いて、各領域の辺までの距離を算出することを特徴とする。請求項23記載の発明によれば、入力座標が属する四角形の各頂点を任意の平行四辺形の各頂点に写す射影変換を用いて、入力座標をその平行四辺形内に写し、写像先の座標を用いて、各領域の辺までの距離を計測するので、平行四辺形内の連続に移動する直線を用いることで、より自然な座標変換を行うことができる。
また、本発明は、請求項24に記載のように、請求項16から請求項23の何れか一項に記載の座標変換方法において、前記重み係数算出ステップは、四角形の各頂点上ではその頂点を共有する四角形に対応する重み係数を四分の1とすることを特徴とする。請求項24記載の発明によれば、頂点を共有する4つの四角形から同等の影響を与えることができる。
また、本発明のプログラムは、請求項25に記載のように、複数の隣接する四角形内の座標を複数の隣接する四角形内に変換するためにコンピュータに、入力座標と隣接する四角形間の距離を用いて重み係数を算出する重み係数算出ステップと、入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、前記入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、前記重み係数で重み付けして加算することによって出力座標を算出する座標算出ステップとを実行させる。
請求項25記載の発明によれば、入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、重み付けして加算することにより、出力座標を算出するので、隣接する四角形間で座標値が連続になるように、片方の四角形内の座標から、もう一方の四角形内の座標を計算することができる。例えば、複数の隣接する四角形を透視投影する場合でも、四角形間で共有する辺上でテクスチャが不連続にならないように、テクスチャマッピングを行うことができる。
本発明によれば、隣接する四角形間で座標値が連続になるように座標変換を行うことができる座標変換装置、座標変換方法およびプログラムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。まず、最初に本発明の概念を述べる。図4は発明概念を説明するための図であり、同図(a)は投影前画像を示す図、同図(b)は投影後画像を示す図である。図4(a)のように隣接する9つの四角形(0から9)が、図4(b)のように隣接する9つの四角形(0から9)に透視投影されているとする。また、図4(a)と図4(b)で、同一の番号が与えられた四角形同士が対応しているものとする。
ここでは、図4(a)の投影前画像の四角形0内のテクスチャを、図4(b)の投影後画像の四角形0内へマッピングする例を示す。図4(a)に示す投影後画像内のテクスチャを図4(b)に示す投影後画像にマッピングするには、投影後画像内の座標(u,v)を入力して、その座標に対応する投影前画像内の座標を得ることができれば良い。すなわち、投影前画像の四角形0の頂点をA、B、C、Dとし、投影後画像の四角形0の頂点をa、b、c、dとすると、四角形abcd内の点の座標を入力し、四角形ABCD内の点へ写像しその座標を求めることができればよい。ここで、投影後画像内の入力座標(u,v)に対応する投影前画像内の出力座標をX(u,v)とする。X(u,v)は2次元ベクトルである。
以下、順にX(u,v)の計算方法を述べる。図5は座標変換方法の処理フローチャートである。
(1)まず、対応する各四角形間の射影変換パラメタを算出する(ステップS1)。従来例で述べたように、各四角形毎に、4つの頂点の座標を用いて射影変換パラメタを計算することができる。従来例で述べた例は座標(S,L)から、座標(u,v)を得るための数式であったが、座標(u,v)から座標(S,L)を得るためには、適宜変数を変換すればよい。以下、四角形iに対応する射影変換をSiとする。
(2)図4(b)に示す投影後画像の四角形0内の入力座標(u,v)に対応する図4(a)に示す投影前画像内の出力座標X0(u,v)を、四角形0の射影変換パラメタを用いて計算することができる(ステップS2)。X0(u,v)は、2次元ベクトルである。
(3)同様に、図4(b)投影後画像の四角形0内の入力座標(u,v)に対応する図4(a)の投影前画像内の出力座標Xi(u,v)を、四角形i(i=1,2,…,8)の射影変換パラメタを用いて計算することができる(ステップS3)。Xi(u,v)は、2次元ベクトルである。
(4)図4(b)投影後画像の四角形0内の入力座標(u,v)に対応する図4(a)投影前画像内の最終的な出力座標X(u,v)は、投影前画像内の出力座標Xi(u,v)を、四角形番号iの関数である重み係数Wi(u,v)(i=0,1,2,…,8)で、重み付けして加算することにより求めることができる(ステップS4)。これを式(5)に示す。
Figure 2005301425
ただし、0≦Wi(u,v)≦1、かつ、
Figure 2005301425
である。すなわち、各四角形の重み係数の和を1とし、かつ、重み係数は0以上1以下の実数とする。
上記式(5)は、入力座標(u,v)が属する四角形0に対応する射影変換S0を用いて得られる座標X0(u,v)と、入力座標(u,v)が属する四角形0に隣接する四角形i(i≠0)に対応する射影変換Siを用いて得られる座標Xi(u,v)とを、重み係数Wiで重み付けして加算することによって最終的な出力座標X(u,v)を算出できることを示している。
以下、四角形番号iに対応する点xの重み係数をWi(x)、四角形番号iに対応する点xの出力座標値をXi(x)と書くこともある。あるいは、線分xy上の点の重み係数はWi(xy)、領域R内の重み係数はWi(R)等とも表記する。
次に、重み係数Wi(u,v)の算出方法について説明する。本発明では、テクスチャの不連続性を解消するため、上記の重み係数Wi(u,v)を、以下の条件を満たすように定める。
条件(1) 「点aは点Aに写る。同様に、点bは点Bに、点cは点Cに、点dは点Dに写る(四角形の頂点の拘束条件)。」
条件(2) 「辺ab上の点が四角形0に属するとして計算した時の結果と、四角形1に属するとして計算した時の結果が等しい。同様に、辺bc上の点が四角形0に属するとして計算した時の結果と、四角形3に属するとして計算した時の結果が等しい。辺cd上の点が四角形0に属するとして計算した時の結果と、四角形5に属するとして計算した時の結果が等しい。辺da上の点が四角形0に属するとして計算した時の結果と、四角形7に属するとして計算した時の結果が等しい。(共有する辺上での不連続性を解消するための必要条件)。」
条件(3) 「入力座標の滑らかな変化に対応して、重み係数はできるだけ滑らかに変化する。また、より遠い四角形に対応する重み係数ほど小さくなる。さらに、等しい距離にある四角形に対応する重み係数は等しくする。(より自然なテクスチャとするための条件)」。ここでは距離の定義は考えていないので、本条件(3)は定性的なものである。
次に、上記の条件を満たすような、妥当な重み係数Wiを定めることとする。さて、頂点aを例にとり、条件(1)を満たすための重み係数Wiの条件を考える。頂点aを共有する四角形は、四角形0、1、7、8である。点aを四角形0に対応する射影変換S0で変換するとAに写る。すなわち、X0(a)=Aである。また、同様に点aを四角形1に対応する射影変換S1で変換するとAに写る。すなわち、X1(a)=Aである。点aを四角形7に対応する射影変換S7で変換するとAに写る。すなわち、X7(a)=Aである。点aを四角形8に対応する射影変換S8で変換するとAに写る。すなわち、X8(a)=Aである。これらの結果から、点aにおいては、重み係数は、
wi(a)=0(i≠0,1,7,8)
とすることによって、(5)式はX(a)=Σwi×Xi(a)=Aとすることができる。
そこで、本発明では、頂点を共有する四角形の重み係数は、
Wi(a)=0(i≠0,1,7,8)、
Wi(b)=0(i≠0,1,2,3)、
Wi(c)=0(i≠0,3,4,5)、
Wi(d)=0(i≠0,5,6,7)
とする。このように、射影先の四角形の頂点位置が変わらないような重み係数を用いる。
また、各頂点では、その頂点を共有する4つの四角形から同等の影響を与えられると考えるのが自然である。あるいは、四角形0の4つの頂点における重み係数は対称に与えるのが自然である。そのため、以下、四角形0の4つの頂点における重み係数は、
Wi(a)=1/4(i=0,1,7,8)、
Wi(b)=1/4(i=0,1,2,3)、
Wi(c)=1/4(i=0,3,4,5)、
Wi(d)=1/4(i=0,5,6,7)
とする。このように、四角形の各頂点上ではその頂点を共有する四角形に対応する重み係数を四分の1とすることにより、頂点を共有する4つの四角形から同等の影響を与えることができる。
次に、図6を用いて考察を行う。図6は発明概念の説明図である。図6では、例えば、四角形0内で、四角形3と四角形7から等距離にある曲線(直線の場合もありうる)を考える。この曲線と辺abの交点をe、辺cdの交点をgとする。同様に、四角形0内で、四角形1と四角形5から等距離にある曲線(直線の場合もありうる)を考える。この曲線と辺bcとの交点をf、辺daとの交点をhとする。曲線egと曲線fhの交点をpとする。pは、四角形1、3、5、7から最も遠い距離にある点とすることができる。
四角形0内の点の中で、その四角形0の重み係数をW0=1とし、他の四角形の重み係数をWi=0(i≠0)となる点を一点だけ定めるとするならば、この点pを選択するのが自然である。また、元々(重み付けをしない場合)は、四角形0の全面に渡ってW0=1、Wi=0(i≠0)だったのであるから、四角形0の中にW0=1,Wi=0(i≠0)となる点が存在するほうが自然である。よって、以下、本発明では、点pの重み係数を、
W0(p)=1、Wi(p)=0(i≠0)
とする。このように、四角形内にその四角形の重み係数を1とし、他の四角形の重み係数を0とする点を1点以上設定することで、自然な座標変換が可能となる。また、この点pを、以下、四角形0の中心点とする。
次に曲線pe上の点の重み係数を考える。曲線pe上の点は点pよりも、四角形4、5、6から遠いと考えられる。また、四角形3、7からも遠いと考えるのが自然である。また、点pにおいて、重み係数はW1=W2=W3=W4=W5=W6=W7=0である。よって、条件(3)より、曲線pe上では、重み係数をW3=W4=W5=W6=W7=0とするのが自然である。
さらに、曲線pe上の点からは、四角形3のほうが四角形2より近いと考えるのが自然である。よって、重み係数W3=0から、重み係数W2=0とするのが自然である。同様に四角形8のほうが四角形7より遠いと考えるのが自然なので、重み係数W8=0とするのが自然である。よって、本発明では、曲線pe上では、重み係数をWi=0(i=2,3,4,5,6,7,8)とする。
同様に、曲線pg上では、重み係数をWi=0(i=6,7,8,1,2,3,4)とし、曲線pf上では、重み係数をWi=0(i=4,5,6,7,8,1,2)とし、曲線ph上では、重み係数をWi=0(i=8,1,2,3,4,5,6)とする。
図6に示されるように、ae、ep、ph、haで囲まれた領域をRaとし、eb、bf、fp、peで囲まれた領域をRbとし、pf、fc、cg、gpで囲まれた領域をRcとし、hp、pg、gd、dhで囲まれた領域をRdとする。このように、各領域(Ra、Rb、Rc、Rd)の四角形の辺以外の境界線上(曲線pe、pf、pg、ph)では、入力座標が存在する四角形と最も近い四角形以外に対応する重み係数を0とすることで、より遠い四角形に対応する重み係数ほど小さくできる。
次に、これらの領域内の重み係数について説明する。
領域Ra内の点は、pより四角形3、4、5から遠いので、重み係数をW3=W4=W5=0とし、peより四角形2、3、4から遠いので、重み係数をW2=W3=W4=0とし、さらに、phより四角形4、5、6から遠いので、重み係数をW4=W5=W6とする。よって、領域Ra内では、重み係数をWi=0(i=2,3,4,5,6)とするのが自然である。
同様に、領域Rb内の点は、pより四角形5、6、7から遠いので、重み係数をW5=W6=W7=0とし、peより四角形6、7、8から遠いので、重み係数をW6=W7=W8=0とし、さらに、pfより四角形4、5、6から遠いので、重み係数をW4=W5=W6とする。よって、領域Ra内では、重み係数をWi=0(i=4,5,6,7,8)とするのが自然である。
領域Rc内の点では、pより四角形1、7、8から遠いので、重み係数をW1=W7=W8=0とし、pgより四角形6、7、8から遠いので、重み係数をW6=W7=W8=0とし、さらに、pfより四角形1、2、8から遠いので、重み係数をW1=W2=W8とする。よって、領域Rc内では、重み係数をWi=0(i=6,7,8,1,2)とする。
領域Rd内の点では、pより四角形1、2、3から遠いので、重み係数をW1=W2=W3=0とし、pgより四角形2、3、4から遠いので、重み係数をW2=W3=W4=0とし、さらに、phより四角形1、2、8から遠いので、重み係数をW1=W2=W8とする。よって、領域Rd内では、重み係数をWi=0(i=8,1,2,3,4)とする。
このように、入力座標が属する四角形0を4つの領域(Ra、Rb、Rc、Rd)に分割し、分割した各領域において、入力座標が属する四角形0を含む4つの隣接する四角形に対応する重み付けを行い、その他の四角形の重み係数を0とすることで、より遠い四角形に対する重み係数を小さくできる。
次に、点e、f、g、hの位置の制限について考察する。辺ab上において、重み係数がW3=W7となる点はeである。また、重み係数がW2=W8となる点も点eとするのが自然である。すなわち、各辺上で、各四角形を分割するために与える点(e、f、g、hにあたる点)の位置は、共有する辺上では同位置にあることとする。さらに、点eは、四角形0と四角形1の状況を共に考慮して定める必要がある。このような場合に、妥当で自然な位置は、点eを辺abの中点にすることである。
例えば、点eは、辺abの中点、点fは、辺bcの中点、点gは、辺cdの中点、点hは、辺daの中点とすれば良い。これまでは、2つの四角形から等距離となる位置egとfhを曲線としていたが、以下では、上記等距離曲線は直線であるとする。
次に、線分be上の点に関して考察する。条件(2)より、線分be上の点は、その点が四角形0に存在する場合と、四角形1に存在する場合とで、写像先が同じになればよい。つまり、2つの四角形によって共有される辺上では、この2つの四角形に対応する重み係数を等しくすることで共有する辺上での座標変換の不連続性を解消できる。例えば線分be上における重み係数を対称にすると条件(2)が成り立つ。すなわち、重み係数がW0(be)=W1(be)、かつ、W3(be)=W2(be)であればよい。同様に、重み係数をW0(bf)=W3(bf)、W1(bf)=W2(bf)等とできる。
以上の考察をまとめる。例えば領域Rb(四角形Pebf)において、重み係数は、
点p条件:W0=1,Wi=0(i≠0)
点e条件:W0=W1=1/2,Wi=0(i≠0,1)
点f条件:W0=W3=1/2,Wi=0(i≠0,3)
点b条件:W0=W1=W2=W3=1/4,Wi=0(i≠0,1,2,3)
線分pe条件:Wi=0(i≠0,1)
線分pf条件:Wi=0(i≠0,3)
線分be条件:W0=W1,W3=W2,Wi=0 (i≠4,5,6,7,8)
線分bf条件:W0=W3,W1=W2,Wi=0(i≠4,5,6,7,8)
ただし、線分pe条件と線分pf条件が満たされれば、点p条件も満たされる。また、線分pe条件と線分be条件が満たされれば、点e条件が満たされる。同様に、線分pf条件と線分bf条件が満たされれば点f条件も満たされる。線分be条件と線分bf条件が満たされれば、点b条件も満たされる。よって、境界条件は以下の4つになる。
<境界条件>
線分pe条件:Wi=0(i≠0,1)
線分pf条件:Wi=0(i≠0,3)
線分be条件:W0=W1,W3=W2,Wi=0(i≠4,5,6,7,8)
線分bf条件:W0=W3,W1=W2,Wi=0(i≠4,5,6,7,8)
上記の境界条件を満たすような重み係数の決定法に関して、以下述べる。
以下、入力座標が領域Rbにある場合を例に採り、Rb内の重み係数設定方法を説明する。図7は、入力座標が領域Rbにある場合を例に採り、Rb内の重み係数設定方法を説明する。図7において、入力座標Q=(u,v)が領域Rb内にあるとする。このとき、まず、重み係数はW4=W5=W6=W7=W8=0とできる。
以下、点Qから四角形0、1、3までの距離を水平方向(四角形0と四角形1の並ぶ方向)、垂直方向(四角形0と四角形3の並ぶ方向)の2方向に分割して考える。以下の距離α、β、γ、δを用いて、遠くに中心点が存在する四角形に対応する重み係数を小さくするように重み係数を決定する。点Qから四角形0までの水平方向距離をα、点Qから四角形1までの水平方向距離をβ、点Qから四角形0までの垂直方向距離をγ、点Qから四角形3までの垂直方向距離をδとする。
本発明では、以下の式(9)〜(12)のように重み係数Wi(u,v)を設定する。まず、λ、μを式(7)、(8)のように定める。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
とする。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
Figure 2005301425
Figure 2005301425
ただし、ここで、F()はF(0)=0、F(1/2)=1/2となる単調増加関数である。
上記式(9)〜(12)は、隣接する四角形が縦方向、横方向に規則正しく並んでいる場合に、入力座標Qから、縦方向に存在する隣接四角形3への距離と、入力座標Qから横方向に存在する隣接四角形1への距離を算出し、縦方向の距離の比と横方向の距離の比を乗算することによって重み係数を求めることを示している。上記(9)〜(12)式は、例えば、F(x)=xのとき、以下のようになる。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
Figure 2005301425
Figure 2005301425
上記式(13)〜(16)は、距離の比λ、μを単調増加関数F()に代入して得られた新たな値を距離の比として用いて、この距離の比を乗算することによって重み係数を求めることを示している。
ここで、本当であれば、近隣の四角形までの距離βとδを用いて重み係数を算出することが理想である。しかし、常に上記<境界条件>(1)〜(4)を満たすような距離を設定することは非常に困難である。また、近隣の四角形の形状を考慮すると、計算が多くなってしまうという問題が生ずる。そこで、本発明では、四角形0内の形状のみを考慮して、上記βとδを近似する。
具体的には、まず、αは点Qから線分pfまでの距離とする。γは点Qから線分peまでの距離とする。さらに、点Qから線分beまでの距離をε、点Qから線分bfまでの距離をζとする。ここで、
β=α+2ε、δ=γ+2ζ (17)
であるとみなす。このようにみなすと、上記式(7)、(8)を以下のようにできる。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
このとき、線分be上ではε=0なので、λ=1/2となる。このとき、重み係数はW0=W1={1-F(μ)}/2、W3=W2=F(μ)/2となり、線分be条件が成り立つ。同様に、線分bf上ではζ=0なので、μ=1/2であり、重み係数はW0=W3={1-F(λ)}/2、W1=W2=F(λ)/2となり、線分bf条件が成り立つ。線分pe上では、γ=0なので、μ=0となる。よって重み係数はW3=W2=0となり、線分pe条件が成り立つ。同様に線分pf上では、α=0なので、λ=0となる。よって重み係数はW1=W2=0となり、線分pf条件が成り立つ。以上より、(17)式を導入したとき、境界条件(1)から(4)が成り立つことを示した。
このように、入力座標と、入力座標が属する領域の各辺との距離を計測し、各辺との距離の比をその辺と隣接する四角形との距離とすることにより、計算量を少なくすることができる。
次に、単調増加関数F()の内容の例を示す。図8は単調増加関数Fの内容の例を示す図である。図8に様々な単調増加関数F()の例と、単調増加関数F()に対応した重み係数W0の形状を示す。図8は、入力座標が領域Rbにあるときの例である。図8(ア)〜(エ)の(a)において、横軸はp点からの距離x、縦軸は単調増加関数F()を示しており、(b)は各点の重み係数WOを示している。
(1)単調増加関数F(x)=xのとき、図8(ア)に示されるように、重み係数WOは、点pでは1、点e,fでは1/2、点bでは1/4となる。
(2)単調増加関数F(x)が図8(イ)に示されるような形状のとき(x=0の近辺でF(x)=0となる部分がある場合)、図8(イ)に示されるように、中心点pの周囲の重み係数はW0=1となる領域(斜線部)を形成できる。
(3)単調増加関数F(x)が図8(c)に示されるような形状のとき(x=1/2の近辺でF(x)=1/2となる部分がある場合)、図8(c)に示されるように、点bの周囲の重み係数W0=1/4となる領域(斜線部)を形成できる。
(4)単調増加関数F(x)を非線形とする場合である。上記のように線形な関数では、導関数が不連続になる部分で、視覚的に不連続性が見えてしまう場合があると考えられる。その場合には、単調増加関数F(x)を図8(e)に示されるような非線形関数としても良い。周囲の領域との繋ぎ目を滑らかに見せることができる。図8(ア)〜(ウ)の(b)では、四角形の各辺上にその辺を共有する四角形に対応する重み係数を二分の1となる点を少なくとも1点以上設定している例を示している。
次に、点Qから線分pf、pe、be、bfへの距離の計測の方法を定める。図9は点Qから線分pf、pe、be、bfへの距離の計測の方法を説明する図である。図9に示されるように、p1は四角形1の中心点、f1は四角形1の左右の四角形から等距離にある直線と、四角形1と四角形2との共有辺との交点とする。上記条件(2)を満たすような距離の定義を行う。
例えば、線分be上の点Qが四角形0にあるとするとき、その点から、線分bfまでの距離をζ0とし、線分peまでの距離をγ0とする。同様に、線分be上の点Qが四角形1にあるとするとき、その点から、線分b−f1までの距離をζ1とし、線分p1−eまでの距離をγ1とする。このとき、点Qが四角形0内に存在していると仮定したときのμ0
Figure 2005301425
と、点Qが四角形1内に存在していると仮定した時のμ1
Figure 2005301425
が等しくなければならない。μ0=μ1とするための、最も簡単な方法は、γ0=γ1、かつ、ζ0=ζ1とすることである。γ0=γ1、かつ、ζ0=ζ1とするために、本発明では、γ0=γ1=線分Qeの長さ、ζ0=ζ1=線分Qbの長さとして定義する。
次に、点Qが線分pf上にあるときを考える。点Qが領域Rb内にある場合と、点Qが領域Rc内にある場合との2つの場合に分けることができる。点Qがいずれの領域に存在したとしても、重み係数が同じになるように距離の定義をしなければならない。この場合も同様で、点Qから線分peまでの距離=点Qから線分pgまでの距離=線分Qpの長さ、点Qから線分fbまでの距離=点Qから線分fcまでの距離=線分Qfの長さとして定義すれば良い。
以上は、水平方向の距離について説明したが、垂直方向の距離に関しても同様に定義することができる。これで、点Qが四角形pebfの辺上にある場合の距離を定義できた。
次に点Qが四角形pebfの内部にある場合を考える。図10は点Qが四角形pebfの内部にある場合を説明する図である。境界条件(辺にある場合)と、できるだけ連続になるように、内部にある場合の距離を定義する必要がある。例えば、四角形pebfが図10(a)のような形状をしているとする。これまでに考察してきたように、各辺上では、その辺の方向に沿って距離を計測すればよい。
図10(a)には、点Qが線分be上にある場合や、線分pf上にある場合の距離を示している。点Qが線分be上から線分pf上に移動するとする。このとき、点Qから線分bfへの距離や線分pe上への距離を計測する直線は、線分beから線分pfに移動する。この移動が、図10(b)に示されるようにできるだけ連続な変化になるようにしたい。このような連続に移動する直線を求めるため、本実施例では、以下のような手法を用いる。
図11は連続に移動する直線を求めるための方法を説明する図である。図11(a)に示されるような四角形pebfがあるとする。図11(b)に示されるような長方形PEBFを用意する。PEBFは正方形や平行四辺形であっても良い。
(1)入力座標qが属する四角形pebfの各頂点p、e、b、fを任意の平行四辺形である長方形PEBFの各頂点P、E、B、Fに写すような射影変換Sを求める。
(2)同様に、長方形PEBFの頂点P、E、B、Fを四角形pebfの頂点p、e、b、fの写すような射影変換S’(Sの逆変換)を求める。
(3)四角形pebf内の点qを射影変換Sを用いて、四角形PEBF内の点Qに写す。以下、写像先の座標Qを用いて、各領域の辺までの距離を算出する。
(4)点Qを通って、辺PFおよびBEに平行な直線を引く。その直線とPEとの交点をJ、BFとの交点をKとする。
(5)点Qを通って、辺PEおよびBFに平行な直線を引く。その直線とPFとの交点をL、BEとの交点をMとする。
(6)J、K、L、Mを射影変換S’を用いて、四角形pebfの辺上に写す。写った先をそれぞれ、j、k、l、mとする。
(7)qから線分peまでの距離=線分qjの長さ、qから線分bfまでの距離=線分qkの長さ、qから線分pfまでの距離=線分qlの長さ、qから線分beまでの距離=線分qmの長さとする。
上記で、距離α、ε、γ、ζの計測の方法を示したが、他の方法を採ることもできる。以下、他の距離α、ε、γ、ζの計測方法例を示す。
(1)正方形p’e’b’f’を用意する。この正方形は平行四辺形であっても良い。大きさは何でも良い。
(2)四角形pebfと正方形p’e’b’f’の間のバイリニア変換係数を求める。バイリニア変換とは、下記の演算式(22)、(23)で定義できるものである。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
この変換の未知数は、射影変換パラメタの未知数と同じ8つである。射影変換パラメタを求めたときと同様に、四角形と四角形の対応関係を基に、8つの一次式を得ることができる。この連立一次方程式を解くことによって、バイリニア変換係数p0,p1,p2,p3, q0,q1,q2,q3を求めることができる。
(1)図7における点Qの座標を上記バイリニア変換で変換する。変換後の点をQ’とする。
(2)点Q’と線分p’f’とのユークリッド距離をαとする(四角形p’e’b’f’が長方形の場合はユークリッド距離、四角形p’e’b’f’が平行四辺形の場合は点Q’から線分b’f’に平行に引いた線上で距離を計測する。以下同様)。点Q’と線分e’b’とのユークリッド距離をεとする。点Q’と線分p’e’とのユークリッド距離をγとする。点Q’と線分b’f’とのユークリッド距離をζとする。
バイリニア変換は、四角形の辺上の点とその辺の2つの端点との距離の比は変化させない。そのため、点Qが辺上にある場合、点Qが四角形0にあると仮定しても、四角形1にあると仮定しても、その辺の二つの端点までの距離が同じである。よって、辺上でのテクスチャの連続性を保つことができる。
以上で、点Qからpf、pe、be、bfへの距離の計測の方法を示すことができた。他の領域Ra、Rc、Rd内の座標に関しても、同様に重み係数を求めることができる。このように、入力座標qが属する領域を四角形pebfとし、この四角形の各頂点p、e、b、fを任意の平行四辺形PEBFの各頂点P、E、B、Fに写す射影変換Sを用いて、入力座標qを平行四辺形PEBF内に写し、写像先の座標Qを用いて、各領域の辺までの距離を算出する。このため、平行四辺形内の連続に移動する直線を用いることができるので、より自然な座標変換を行うことができる。
次に、以下の2種類の実施例に関して説明を行う。なお、これまでは、2次元平面上のテクスチャを3次元空間内の物体表面にマッピングして投影する例を述べてきた。しかし、ここで述べているテクスチャマッピング方式は、四角形を四角形に射影変換する方式であるため、どちらの四角形が2次元平面上にあって、どちらの平面が投影図上にあるかには依存していない。そのため、3次元空間を透視投影した投影図内の物体表面を2次元テクスチャ画像上にマッピングするために用いることも可能である。あるいは、一方の画像が2次元平面上に無ければならないということもない。両方の画像の各四角形が射影変換で対応付けられていればよい。
また、これまでの説明では、投影後画像内の座標から、投影前画像内の座標を得ることによって、テクスチャマッピングを行うとした。しかし、テクスチャマッピングを行うためには、投影前画像内の座標から、投影後画像内の座標を求める手法によっても良い。すなわち、いずれにしても、前提としては、隣接している複数の四角形と、それらの四角形と個々に頂点の座標の対応が取れている複数の四角形が存在していれば良い。本発明の目的は、隣接する四角形間で座標値が連続になるように、片方の四角形内の座標から、もう一方の四角形内の座標を計算することである。以下、実施例の説明を行う。
まず、実施例1について説明する。実施例1は、同一形状の平行四辺形(あるいは、長方形や正方形)で分割された領域内の座標を入力とする場合の例である。実施例1の前提条件を図12を用いて説明する。図12(a)は実施例1に係る入力投影面を示す図、(b)は出力投影面を示す図である。図12(a)に示されるように、同一形状の正方形で分割された投影面を入力とする。入力投影面を分割している正方形の各頂点は、出力投影面上の各頂点に対応している。例えば、図12において、入力投影面の頂点aは、出力投影面の頂点Aに対応している。同様に頂点bは頂点Bに対応している。
本実施例においては、これら頂点間の対応付けと、各頂点の座標が既に求められているものとする。すなわち、図12においては、(a)入力投影面の25個の頂点の座標、(b)出力投影面の25の頂点の座標、および、それら25個の対応付けがなされているものとする。図12(b)に示す出力投影面では、入力投影面の形状が変化しており、入力時は正方形であったものが、凸四角形となっている。尚、ここで示している入力投影面とは、上記で述べた投影後画像に対応させ、また、出力投影面とは上記で述べた投影前画像に対応させることができる。投影後画像内の座標を入力として、投影前画像内の座標を求めることが、本実施例の目的である。ここでは、入力投影面の座標を入力し、出力投影面の座標を出力する。
次に、図13を用いて第1実施例の動作の説明を行う。図13は実施例1に係る座標変換装置のブロック図である。図13に示すように、座標変換装置100は、射影変換パラメタ算出部102、領域決定部104、隣接四角形間距離算出部105、重み係数算出部106、出力座標算出部107を備える。
座標変換装置100は、複数の隣接する四角形内の座標を複数の隣接する四角形内に変換するものである。図12(a)に示す入力投影面と同図(b)に示す出力投影面の頂点座標101が射影変換パラメタ算出部102に入力される。射影変換パラメタ算出部102は、入力された入力投影面と出力投影面の頂点座標101を基に射影変換パラメタを算出する。領域決定部104には、図12(a)に示す入力投影面の入力座標103が領域決定部104に入力される。領域決定部104は、入力された入力投影面の入力座標103を基に入力座標103がどの領域に属するかを決定する等の処理を行う。隣接四角形間距離算出部105は、入力座標103と隣接する四角形間の距離を算出する。重み係数算出部106は、隣接四角形間距離を用いて隣接四角形の重み係数を算出する。
出力座標算出部107は、入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、重み係数算出部106で算出した重み係数で重み付けして加算することによって出力座標を算出する。
以下、それぞれの動作を詳しく述べる。まず、射影変換パラメタ算出部102の動作を説明する。まず、射影変換パラメタ算出部102では、頂点座標101に基づき入力投影面内と、出力投影面内の対応する四角形を一つずつ抽出する。入力投影面内の四角形iに対し、出力投影面内の四角形Iが対応しているとする。また、四角形iの4つの頂点の座標と、四角形Iの4つの頂点の座標との対応付けがなされているとする。このとき、従来例において、式(1)〜式(4)を用いて説明したように、四角形iを四角形Iに変換するような、8つの射影変換パラメタを算出することができる。以下、四角形iに対応する射影変換パラメタをSiとする。
ここでは、例えば、投影後画像の座標値から投影前画像の座標値を逆に求める例を示しているので、式(1)、(2)とは逆の射影変換パラメタの定義を行う。これを式(24)(25)に示す。入力座標を(u,v)、(u,v)を射影変換した後の出力座標値を(S,L)とする。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
(u,v)と(S,L)に上記の関係があるとき、p0、p1、p2、q0、q1、q2、r1、r2を射影変換パラメタとして定義する。図13において、射影変換パラメタ算出は、重み係数算出と独立に行われているが、必ずしも独立に行う必要は無く、出力座標算出に必要な射影変換パラメタを都度算出するようにしても良い。
次に、領域決定部104の動作を示す。領域決定部104は、入力座標103が入力投影面内のどの四角形内に存在しているか調べる。ここで、領域決定部104は、入力座標103が存在している四角形を四角形0とする。次に、領域決定部104は、入力座標103が四角形0内のどの領域(RaかRbかRcか、あるいは、Rdか)に存在しているか調べる。ここでは、一例として、座標を入力して、その座標が存在している四角形と領域を求めたが、実際には、四角形と領域をまず指定して、その中に存在している座標を決定するといったやりかたでも、もちろん良い。この場合の構成図を、図14に示す。
図14は、実施例1に係る座標変換装置の変形例を示す図である。図14に示すように、座標変換装置200は、射影変換パラメタ算出部102、座標出力部110、隣接四角形間距離算出部105、重み係数算出部106、出力座標算出部107を備える。座標出力部110は、入力された領域109を基に、四角形の中に存在している座標を決定する。図13と同一箇所については同一符号を付してその説明を省略する。
次に、領域決定部104が行う領域分割について説明する。図15は領域分割方式を説明するための図である。領域決定部104は、入力投影面の各正方形の中心、すなわち正方形の対角線の交点を中心点Pとする。また、領域決定部104は、中心点Pから、各辺の中点に下ろした線分を用いて正方形を4つの領域Ra、Rb、Rc、Rdに分割する。
図15において、四角形0を入力座標103がその中に存在する四角形であるとする。図15に示されるように、四角形0の各頂点をa、b、c、dとする。また、辺abの中点をe、辺bcの中点をf、辺cdの中点をG、辺daの中点をhとする。四角形0の中心点Pは、線分egと線分fhの交点とする。また、四角形0は、線分Pe、Pf、Pg、Phを用いて4つの領域Ra、Rb、Rc、Rdに分割される。このように、領域決定部104は、四角形の辺の中点を通る直線あるいは曲線で領域を分割する。
次に、隣接四角形間距離算出部105の動作を説明する。図16は、隣接平行四辺形間距離を説明するための図である。隣接四角形間距離算出部105は以下のようにして隣接四角形間距離を算出する。図16に示されるように、四角形0は四角形1〜8と隣接しているとする。また、四角形i(i=0,1,2,…,8)の中心はPiであるとする。Piの座標を(ui,vi)とする。さらに、入力座標をQ=(u,v)とする。隣接四角形間距離は、既に述べたα、β、γ、δの値である。これら4つの値は、以下のように算出する。
まず、点Qの属する領域に関係なく、α=|u-u0|、γ=|v-v0|である。また、
(1)点Qが領域Raにあるとき、β=|u-u1|、δ=|v-v7|、
(2)点Qが領域Rbにあるとき、β=|u-u1|、δ=|v-v3|、
(3)点Qが領域Rcにあるとき、β=|u-u5|、δ=|v-v3|、
(4)点Qが領域Rdにあるとき、β=|u-u5|、δ=|v-v7|
となる。例えば、点Qが領域Rbにある場合のα、β、γ、δの長さが図16に例示されている。この場合、αは点QとP0の横方向の距離、βは点QとP1の横方向の距離、γは点QとP0の縦方向の距離、δは点QとP3の縦方向の距離である。
なお、図16を用いて説明した手法は、隣接四角形間距離算出の一例であり、隣接四角形間距離算出部105は、上記発明概念で説明した手法を用いて隣接四角形間の距離を算出することもできる。
次に、重み係数算出部106の動作を説明する。重み係数算出部106は以下のようにして重み係数を算出する。ここでは、入力座標Q=(u,v)に対応する重み係数Wi(i=0,1,...,8)を求める。まず、点Qの属する領域に関係なく、重み係数W0は式(26)により決定される。
Figure 2005301425
次に、(1)点Qが領域Raにあるとき、重み係数W2=W3=W4=W5=W6=0、W1、W7、W8は式(27)〜(29)により決定される。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
Figure 2005301425
(2)点Qが領域Rbにあるとき、重み係数W4=W5=W6=W7=W8=0、W1、W2、W3は式(30)〜(32)により決定される。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
Figure 2005301425
(3)点Qが領域Rcにあるとき、重み係数W1=W2=W6=W7=W8=0、W3、W4、W5は式(33)〜(35)により決定される。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
Figure 2005301425
(4)点Qが領域Rdにあるとき、重み係数W1=W2=W3=W4=W8=0、W5、W6、W7は式(36)〜(38)により決定される。
Figure 2005301425
Figure 2005301425
Figure 2005301425
とする。上記では、βやδの距離を計測したが、概念で述べたように、εやζの距離を計算しても、もちろん良い。
なお、ここで説明した手法は、重み係数算出法の一例であり、重み係数算出部106は、上記発明概念で説明した手法を用いて重み係数を算出することもできる。
次に、出力座標算出部107の動作の説明を行う。既に重み係数算出部106において、W0〜W8の重み係数が算出されている。また、既に、射影変換パラメタ算出部102において、各四角形0〜8の射影変換パラメタS0〜S8が算出されている。出力座標算出部107は、まず、四角形iの射影変換パラメタSi(i=0,1,2,…,8)と、入力座標Q=(u,v)を用いて、各四角形に対応する出力座標Xiを算出する。例えば、四角形0の射影変換パラメタは、入力投影面中の四角形0と出力投影面中の四角形0に射影するパラメタである。このパラメタをp0、p1、p2、q0、q1、q2、r1、r2とする。
出力座標算出部107は、四角形0に対する射影変換パラメタS0、式(24)、(25)を用いて、入力座標をQ=(u,v)に対する出力座標X0(S0,L0)を求める。
同様に、出力座標算出部107は、他の四角形iに対応する射影変換パラメタSi、式(24)、(25)を用いて、入力座標Q(u,v)に対応する出力座標(Si,Li)を求める。ここで、四角形iの射影変換パラメタを用いて算出した出力座標値をXi=(Si,Li)とする。Xiは2次元ベクトルである。
出力座標算出部107は、式(39)に示すように、上記出力座標Xiを重み係数Wiで重み付けして加算することにより、最終的な出力座標X(S,L)を求める。
Figure 2005301425
このとき、iがWi=0の場合の出力座標値Xiは特に算出する必要はない。
このように、出力座標算出部107は、式(39)を用いて、入力座標Q(u,v)が属する四角形0に対応する射影変換S0を用いて得られる出力座標X0(S0,L0)と、入力座標Q(u,v)が属する四角形0に隣接する四角形i(i≠0)に対応する射影変換Siを用いて得られる座標Xi(Si,Li)とを、重み係数Wiで重み付けして加算することによって最終的な出力座標X(S,L)を算出できることを示している。
なお、ここで説明した手法は、出力座標算出法の一例であり、出力座標算出部107は、上記発明概念で説明した手法を用いて出力座標を算出することもできる。
また、以上の実施例1では、入力投影図が同一形状の正方形で分割されている例を示した。上記の手法は、正方形ではなく、同一形状の長方形で分割されていても、全く同様に用いることができる。さらに、上記の手法は、長方形ではなく、同一形状の平行四辺形で分割されている場合にも用いることができる。平行四辺形の場合には、隣接四角形間距離算出部の動作が若干異なる。もちろん正方形や長方形も平行四辺形であるので、正方形や長方形の場合も、以下に述べる平行四辺形の手法を用いることができる。
図16を用いて、平行四辺形の場合の説明を行う。図16において、四角形0〜四角形8は同一形状の平行四辺形であるとする。四角形0は4つの頂点a、b、c、dを持つとする。隣接四角形間距離算出部105は、α、β、γ、δを、以下のように求める。点Qが領域Rbにある場合を例にとって説明する。点Qを通って、線分ad(あるいは線分bc)に平行な直線(直線1)を引く。さらに、点Qを通って線分ab(あるいは線分cd)に平行な直線(直線2)を引く。
直線1と線分P0−P3の交点をS30、直線1と線分P1−P2の交点をS12、直線2と線分P2−P3の交点をS23、直線2と線分P0−P1の交点をS01とする。αは線分Q−S30の長さ、βは線分Q−S12の長さ、γは線分Q−S01の長さ、δは線分Q−S23の長さである。点Qが他の領域にある場合も同様に、点Qから四角形の辺との平行線を引いてその平行線と中心点との交点との長さを計測すれば良い。
隣接四角形間距離算出部105、出力座標算出部107が、特許請求の範囲における距離算出部、座標算出部にそれぞれ相当する。
次に第2実施例について説明する。実施例1では、同一形状の平行四辺形で分割された入力投影図の座標から、出力投影図内の座標を計算する手法を示した。実施例2では、凸四角形で分割された入力投影図の座標から、出力投影図内の座標を計算する手法を示す。実施例2における構成は、実施例1において、図13を用いて説明したものと同じである。実施例1と異なる点は、領域決定部104による領域の分割方法、および、隣接四角形間距離算出部105、重み係数算出部106の動作である。ここでは、既に射影変換パラメタが求まっているものとする。また、入力座標の領域が決定されているものとする。
まず、領域の分割方法に関して述べる。図17は領域決定部104による領域分割を説明するための図である。図17において、四角形0だけを示し、隣接する四角形1〜8は省略する。実施例1と同様に、入力座標Q=(u,v)が属する四角形を四角形0とする。また、実施例1と同様に、図17に示されるように、中心点pと、辺ab上の点e、辺bc上の点f、辺cd上の点g、辺da上の点hを用いて、領域が分割されるものとする。点p、e、f、g、hの位置は、任意に定めても良い。
ただし、点eは四角形1でも同様に辺abの分割点、点fは四角形3でも同様に辺bcの分割点、点gは四角形5でも同様に辺cdの分割点、点hは四角形7でも同様に辺daの分割点となるように設定しなければならない。例えば、点eは、辺abの中点、点fは、辺bcの中点、点gは、辺cdの中点、点hは、辺daの中点、かつ、点pは、線分egと、線分fhの交点であるとするのが一例である。図17に示されるように、線分pe、pf、pg、phを用いて、四角形0を分割し、領域Ra、Rb、Rc、Rdを形成する。
このように、領域決定部104は、四角形の相対する辺の中点同士を結ぶ直線を通る直線で領域を分割する。
次に、隣接四角形間距離算出部105の動作を説明する。隣接四角形間距離は既述のα、γ、ε、ζの値のことである。これらの値は、概念として述べた既述の方式により求めることができる。次に、重み係数算出部106の動作を説明する。重み係数算出部106では、上記、α、γ、ε、ζの値と、(9)〜(12)式を用いて、重み係数を求める。さらに、出力座標算出部107では、上記で求めた重み係数を用いて出力座標を求める。この求め方は実施例1あるいは概念の部分で述べた方法と同じであるので、ここでは説明を省略する。
上記各実施例によれば、入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、重み付けして加算することにより、出力座標を算出するので、隣接する四角形間で座標値が連続になるように、片方の四角形内の座標から、もう一方の四角形内の座標を計算することができる。これにより、複数の隣接する四角形を、複数の隣接する四角形にそれぞれ射影変換して、その四角形中のテクスチャをマッピングする場合に、四角形の形状によっては、隣接する辺において、座標が不連続になるという不具合があるのに対し、本手法を用いることによって、座標の不連続性を解消できるため、より高品質なテクスチャマッピングが可能になる。
また、上記座標変換装置または座標変換方法を用いることで、ある物体上の表面を平面上に投影した画像中のテクスチャを、別の物体上の表面にマッピングしてさらに平面上に投影した図を作成する方法および装置、より詳細には、2次元平面上のテクスチャを3次元空間内の物体を2次元平面上に投影した図にマッピングするテクスチャマッピング装置または方法を提供することができる。
なお、上記図5で説明した座標変換方法や図13または図14で説明した座標変換装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を用いて実現され、プログラムをハードディスク装置や、CD−ROM、DVDまたはフレキシブルディスクなどの可搬型記憶媒体等からインストールし、または通信回路からダウンロードし、CPUがこのプログラムを実行することで、図5で説明した各ステップや図13または図14に示した各機能が実現される。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
平面テクスチャ画像の透視投影説明図である。 特許文献1記載の方法を説明するための図である。 テクスチャ不連続点に関する説明図である。 発明概念を説明するための図であり、(a)は投影前画像を示す図、(b)は投影後画像を示す図である。 座標変換方法の処理フローチャートである。 発明概念の説明図である。 入力座標が領域Rbにある場合を例に採り、Rb内の重み係数設定方法を説明する。 単調増加関数Fの内容の例を示す図である。 点Qから線分pf、pe、be、bfへの距離の計測の方法を説明する図である。 点Qが四角形pebfの内部にある場合を説明する図である。 連続に移動する直線を求めるための方法を説明する図である。 (a)は実施例1に係る入力投影面を示す図、(b)は出力投影面を示す図である。 実施例1に係る座標変換装置のブロック図である。 実施例1に係る座標変換装置の変形例を示す図である。 領域分割方式を説明するための図である。 隣接平行四辺形間距離を説明するための図である。 領域決定部による領域分割を説明するための図である。
符号の説明
100、200 座標変換装置
102 射影変換パラメタ算出部
104 領域決定部
105 隣接四角形間距離算出部
106 重み係数算出部
107 出力座標算出部
110 座標出力部

Claims (25)

  1. 複数の隣接する四角形内の座標を複数の隣接する四角形内に変換する座標変換装置であって、
    入力座標と隣接する四角形間の距離を用いて重み係数を算出する重み係数算出部と、
    前記入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、前記入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、前記重み係数で重み付けして加算することによって出力座標を算出する座標算出部とを有することを特徴とする座標変換装置。
  2. 前記重み係数算出部は、射影先の四角形の頂点位置が変わらないように重み係数を算出することを特徴とする請求項1記載の座標変換装置。
  3. 前記重み係数算出部は、2つの四角形によって共有される辺上では、該2つの四角形に対応する重み係数を等しくすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の座標変換装置。
  4. 前記座標変換装置は更に、前記入力座標が属する四角形を4つの領域に分割する領域決定部を有し、
    前記重み係数算出部は、前記分割した各領域において、前記入力座標が属する四角形を含む4つの隣接する四角形に対応する重み係数を算出し、その他の四角形の重み係数を0とすることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の座標変換装置。
  5. 前記座標変換装置は更に、前記入力座標から、縦方向に存在する隣接四角形への距離と、前記入力座標から横方向に存在する隣接四角形への距離を算出する距離算出部を有し、
    前記重み係数算出部は、前記縦方向に存在する四角形への距離の比と前記横方向に存在する四角形への距離の比を乗算することによって重み係数を算出することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の座標変換装置。
  6. 前記距離算出部は、前記入力座標と、前記入力座標が属する領域の各辺との距離を算出し、該各辺との距離の比をその辺と隣接する四角形との距離とすることを特徴とする請求項4または請求項5記載の座標変換装置。
  7. 前記重み係数算出部は、前記距離の比を単調増加関数に代入して得られた値を新たな距離の比として用いることを特徴とする請求項5記載の座標変換装置。
  8. 前記距離算出部は、前記入力座標が属する領域を四角形とし、該四角形の各頂点を任意の平行四辺形の各頂点に写す射影変換を用いて、前記入力座標を前記平行四辺形内に写し、写像先の座標を用いて、各領域の辺までの距離を算出することを特徴とする請求項6記載の座標変換装置。
  9. 前記重み係数算出部は、四角形の各頂点上ではその頂点を共有する四角形に対応する重み係数を四分の1とすることを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載の座標変換装置。
  10. 前記重み係数算出部は、四角形の各辺上にその辺を共有する四角形に対応する重み係数を二分の1となる点を少なくとも1点以上設定することを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載の座標変換装置。
  11. 前記重み係数算出部は、四角形内にその四角形の重み係数を1とし、他の四角形の重み係数を0とする点を1点以上設定することを特徴とする請求項1から請求項10の何れか一項に記載の座標変換装置。
  12. 前記領域決定部は、四角形の辺の中点を通る直線あるいは曲線で領域を分割することを特徴とする請求項4から請求項11の何れか一項に記載の座標変換装置。
  13. 前記領域決定部は、四角形の相対する辺の中点同士を結ぶ直線を通る直線で領域を分割することを特徴とする請求項4から請求項11の何れか一項に記載の座標変換装置。
  14. 前記重み係数算出部は、各四角形の重み係数の和を1とし、かつ、重み係数は0以上1以下の実数とすることを特徴とする請求項1から13の何れか一項に記載の座標変換装置。
  15. 前記重み係数算出部は、各領域の四角形の辺以外の境界線上では、前記入力座標が存在する四角形と最も近い四角形以外に対応する重み係数を0とすることを特徴とする請求項4から請求項14に何れか一項に記載の座標変換装置。
  16. 複数の隣接する四角形内の座標を複数の隣接する四角形内に変換する座標変換方法であって、
    入力座標と隣接する四角形間の距離を用いて重み係数を算出する重み係数算出ステップと、
    入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、前記入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、前記重み係数で重み付けして加算することによって出力座標を算出する座標算出ステップとを有することを特徴とする座標変換方法。
  17. 前記重み係数算出ステップは、射影先の四角形の頂点位置が変わらないように重み係数を算出することを特徴とする請求項16記載の座標変換方法。
  18. 前記重み係数算出ステップは、2つの四角形によって共有される辺上では、該2つの四角形に対応する重み係数を等しくすることを特徴とする請求項16または請求項17記載の座標変換方法。
  19. 前記座標変換方法は更に、前記入力座標が属する四角形を4つの領域に分割する領域分割ステップを有し、
    前記重み係数算出ステップは、前記分割した各領域において、前記入力座標が属する四角形を含む4つの隣接する四角形に対応する重み係数を算出し、その他の四角形の重み係数を0とすることを特徴とする請求項16から請求項18の何れか一項に記載の座標変換方法。
  20. 前記座標変換方法は更に、前記入力座標から、縦方向に存在する隣接四角形への距離と、前記入力座標から横方向に存在する隣接四角形への距離を算出する距離算出ステップを有し、
    前記重み係数算出ステップは、前記縦方向に存在する四角形への距離の比と前記横方向に存在する四角形への距離の比を乗算することによって重み係数を算出することを特徴とする請求項16から請求項19の何れか一項に記載の座標変換方法。
  21. 前記距離算出ステップは、前記入力座標と、前記入力座標が属する領域の各辺との距離を算出し、該各辺との距離の比をその辺と隣接する四角形との距離とすることを特徴とする請求項19または請求項20記載の座標変換方法。
  22. 前記重み係数算出ステップは、前記距離の比を単調増加関数に代入して得られた値を新たな距離の比として用いることを特徴とする請求項20記載の座標変換方法。
  23. 前記距離算出ステップは、前記入力座標が属する領域を四角形とし、該四角形の各頂点を任意の平行四辺形の各頂点に写す射影変換を用いて、前記入力座標を前記平行四辺形内に写し、写像先の座標を用いて、各領域の辺までの距離を算出することを特徴とする請求項21記載の座標変換方法。
  24. 前記重み係数算出ステップは、四角形の各頂点上ではその頂点を共有する四角形に対応する重み係数を四分の1とすることを特徴とする請求項16から請求項23の何れか一項に記載の座標変換方法。
  25. 複数の隣接する四角形内の座標を複数の隣接する四角形内に変換するためにコンピュータに、
    入力座標と隣接する四角形間の距離を用いて重み係数を算出する重み係数算出ステップと、
    入力座標が属する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標と、前記入力座標が属する四角形に隣接する四角形に対応する射影変換を用いて得られる座標とを、前記重み係数で重み付けして加算することによって出力座標を算出する座標算出ステップとを実行させるためのプログラム。
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