JP2005301196A - 地図表示方法、地図表示システム、携帯端末、地図情報サーバ及びプログラム - Google Patents

地図表示方法、地図表示システム、携帯端末、地図情報サーバ及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005301196A
JP2005301196A JP2004176601A JP2004176601A JP2005301196A JP 2005301196 A JP2005301196 A JP 2005301196A JP 2004176601 A JP2004176601 A JP 2004176601A JP 2004176601 A JP2004176601 A JP 2004176601A JP 2005301196 A JP2005301196 A JP 2005301196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map
landmark
surrounding
display
mobile terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004176601A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3985806B2 (ja
Inventor
Yuichi Yamaguchi
雄一 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2004176601A priority Critical patent/JP3985806B2/ja
Publication of JP2005301196A publication Critical patent/JP2005301196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3985806B2 publication Critical patent/JP3985806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

【課題】 見やすい拡大地図を携帯端末の表示部に表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向に、最寄りのランドマークが存在するのかを認識できるようにする。
【解決手段】 携帯端末の現在位置周辺の、所定の縮尺の周辺地図を表示部に表示すると共に、携帯端末の現在位置42および目的地方向を示す矢印101を周辺地図上に表示する。その際、周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、携帯端末の現在位置42との間の距離に基づいて、方向表示対象にするランドマークを選択し、選択したランドマークの方向を示す矢印102〜104を周辺地図上に表示する。ユーザがランドマーク方向を示す矢印102を選択すると、矢印102方向に存在する最も近いランドマークと現在位置42とを含むランドマーク地図が表示される。
【選択図】 図9

Description

本発明はユーザが携帯する携帯端末に地図を表示する地図表示技術に関し、特に、ランドマークを利用して道案内を行う地図表示技術に関する。
従来からユーザが携帯する携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistans)等の携帯端末に、現在位置周辺の地図を表示し、道案内を行うということが行われている。その際、ユーザの進行方向が地図上ではどの方向になるのかを分かりやすくするため、ランドマークとなるビル、駅なども地図上に表示するということが一般的に行われている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特許文献1には、リアルなランドマークを、道路との位置関係を正確に保って表示する技術が記載され、特許文献2には、ユーザが選択したジャンルに属するランドマークを地図上に表示する技術が記載され、特許文献3には、携帯端末において最新のランドマークを地図上に表示ために、プロバイダから最新のランドマーク情報を取得する技術が記載されている。
特開2001−311624号公報 特開2002−116048号公報 特開2003−247837号公報
ところで、携帯電話機などのような表示部の面積が小さい携帯端末に地図を表示する場合は、地図を見やすいものにするため、縮尺の小さな地図(拡大地図)を表示するということが一般的に行われている。しかし、拡大地図を表示した場合には、狭いエリアしか表示されないため、地図上にランドマークが表示されない可能性が高くなる。このため、ユーザが自身の進行方向と地図上の方向との対応関係を認識することが難しくなる場合があった。このような問題点については、特許文献1〜3には全く記載されていない。
そこで、本発明の目的は、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できるようにすることにある。
本発明にかかる第1の地図表示方法は、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できるようにするため、
携帯端末の現在位置周辺の、所定の縮尺の周辺地図を前記携帯端末の表示部に表示すると共に、前記携帯端末の現在位置を前記周辺地図上に表示する地図表示方法において、
前記周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示することを特徴とする。
本発明にかかる第2の地図表示方法は、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できるようにするため、
携帯端末が、地図情報サーバに対して自端末の現在位置を含む周辺地図要求を送信する周辺地図要求送信ステップと、
前記地図情報サーバが、前記携帯端末から周辺地図要求が送られてきたとき、前記周辺地図要求中の現在位置周辺の、所定の尺度の周辺地図上にランドマークが含まれていない場合は、予め定められているランドマークの中から方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図送信ステップと、
前記携帯端末が、前記地図情報サーバから矢印表示情報と周辺地図とが送られてきたとき、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記矢印表示情報に従ってランドマーク方向を示す矢印を表示する周辺地図表示ステップとを含むことを特徴とする。
本発明にかかる第3の地図表示方法は、目的地の方向をユーザが容易に認識できるようにするため、第1の地図表示方法において、
目的地の方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示することを特徴とする。
本発明にかかる第4の地図表示方法は、なるべくユーザの近くに存在するランドマークの方向を表示できるようにするため、第1,第2の地図表示方法において、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離が短いランドマークを優先的に選択することを特徴とする。
本発明にかかる第5の地図表示方法は、ユーザが指定した種別のランドマークの方向を表示できるようにするため、第1,第2の地図表示方法において、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離と、ユーザによって指定されたランドマークの種別とに基づいて、方向表示対象にするランドマークを選択することを特徴とする。
本発明にかかる第6の地図表示方法は、周辺地図上にランドマーク方向を示す矢印を表示する際、ユーザの進行方向に応じて表示する矢印を制限することにより、ユーザにとって見やすい周辺地図を表示できるようにするため、第1,第2の地図表示方法において、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の向きに対する角度が所定範囲内となるランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択することを特徴とする。
本発明にかかる第7の地図表示方法は、周辺地図上の方向と実際の方向との対応関係をユーザが容易に把握できるようにするため、第1,第2の地図表示方法において、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、ユーザから目視可能なランドマークを優先的に選択することを特徴とする。
本発明にかかる第8の地図表示方法は、ユーザの現在位置が、現在表示中の周辺地図の範囲外となった場合、迅速に周辺地図の切り替えを行えるようにするため、第2の地図表示方法において、
前記携帯端末が、ユーザの移動履歴に基づいてユーザの進行方向を予測し、該予測した前記ユーザの進行方向と、現在表示中の周辺地図の境界位置とに基づいてユーザの前記周辺地図からの脱出地点を予測する脱出地点予測ステップと、
前記携帯端末が、前記脱出地点予測ステップで予測した脱出地点の位置を前記ユーザの現在位置とした周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきた周辺地図および矢印表示情報を保存する周辺地図先読みステップと、
前記携帯端末が、ユーザの現在位置が現在表示中の周辺地図範囲外となったとき、前記保存してある周辺地図情報を表示部に表示する周辺地図切り替えステップとを含むことを特徴とする。
本発明にかかる第9の地図表示方法は、ユーザが選択した方向に存在するランドマークを含んだ地図を表示できるようにするため、第1の地図表示方法において、
前記周辺地図上に表示されている矢印の1つが選択された際、該選択された矢印に対応するランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を前記表示部に表示することを特徴とする。
本発明にかかる第10の地図表示方法は、ランドマーク地図を表示後に再び周辺地図を表示できるようにするため、第9の地図表示方法において、
前記ランドマーク地図から周辺地図への変更指示が入力されたとき、前記携帯端末の現在位置周辺の周辺地図を表示部に表示すると共に前記現在位置を前記周辺地図上に表示し、更に、前記周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、前記携帯端末の現在位置との間の距離に基づいて、方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示することを特徴とする。
本発明にかかる第11の地図表示方法は、地図上に表示されているランドマーク方向を示す矢印と、それを選択する際に使用するキーとの対応関係を容易且つ確実に認識できるようにするため、第9の地図表示方法において、
前記携帯端末のキー操作部の複数のキーそれぞれについて、そのキーと対応する方向を管理し、
前記周辺地図上にランドマークの方向を示す矢印を表示する際、表示する矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯し、
バックライトを点灯したキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応する方向の矢印が選択されたと認識することを特徴とする。
本発明にかかる第12の地図表示方法は、ユーザによってランドマーク地図上に表示させたいランドマークのグループが指定されている場合には、周辺地図を表示することなく、ユーザによって指定されているグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を表示できるようにするため、第9の地図表示方法において、
前記携帯端末が、前記地図情報サーバに対して、自端末の現在位置と、各種ランドマークを所定の規則に従って複数のグループにグループ分けした際の特定グループのグループ名とを含んだグループ名付き周辺地図要求を送信するグループ名付き周辺地図要求送信ステップと、
前記地図情報サーバが、前記携帯端末からグループ名付き周辺地図要求が送られてきたとき、前記グループ名付き周辺地図要求中のグループ名によって特定されるグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末に送信するランドマーク地図送信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明にかかる第1の地図表示システムは、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できるようにするため、
携帯端末と地図情報サーバとを含む地図表示システムにおいて、
前記携帯端末が、
自端末の現在位置を含む周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから周辺地図とランドマーク方向を示す矢印を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記周辺地図上に前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを表示する周辺地図表示処理部を備え、
前記地図情報サーバが、
前記携帯端末から周辺地図要求が送られてきたとき、該周辺地図要求に含まれている現在位置周辺の周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図要求処理部を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第2の地図表示システムは、目的地の方向をユーザが容易に認識できるようにするため、第1の地図表示システムにおいて、
前記周辺地図表示処理部が、
目的地の方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第3の地図表示システムは、なるべくユーザの近くに存在するランドマークの方向を表示できるようにするため、第1の地図表示システムにおいて、
前記周辺地図要求処理部が、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離が短いランドマークを優先的に選択する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第4の地図表示システムは、ユーザが指定した種別のランドマークの方向を表示できるようにするため、第1の地図表示システムにおいて、
前記周辺地図要求処理部が、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離と、ユーザによって指定されたランドマークの種別とに基づいて、方向表示対象にするランドマークを選択する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第5の地図表示システムは、周辺地図上にランドマーク方向を示す矢印を表示する際、ユーザの進行方向に応じて表示する矢印を制限することにより、ユーザにとって見やすい周辺地図を表示できるようにするため、第1の地図表示システムにおいて、
前記周辺地図表示処理部が、
自端末の現在位置と自端末の向きとを含む周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信する構成を有し、
前記周辺地図要求処理部が、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の向きに対する角度が所定範囲内となるランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択する構成を有することを特徴とする地図表示システム。
本発明にかかる第6の地図表示システムは、周辺地図上の方向と実際の方向との対応関係をユーザが容易に把握できるようにするため、第1の地図表示システムおいて、
前記周辺地図要求処理部が、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、ユーザから目視可能なランドマークを優先的に選択する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第7の地図表示システムは、ユーザの現在位置が、現在表示中の周辺地図の範囲外となった場合、迅速に周辺地図の切り替えを行えるようにするため、第1の地図表示システムにおいて、
前記周辺地図表示処理部が、
ユーザの移動履歴に基づいてユーザの進行方向を予測し、該予測した前記ユーザの進行方向と、現在表示中の周辺地図の境界位置とに基づいてユーザの前記周辺地図からの脱出地点を予測する構成と、
前記予測した脱出地点の位置を前記ユーザの現在位置とした周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報から送られてきた周辺地図および矢印表示情報を保存する構成と、
ユーザの現在位置が現在表示中の周辺地図範囲外となったとき、前記保存してある周辺地図情報を表示部に表示する構成とを有することを特徴とする。
本発明にかかる第8の地図表示システムは、ユーザが選択した方向に存在するランドマークを含んだ地図を表示できるようにするため、第1の地図表示システムにおいて、
前記携帯端末が、
前記周辺地図上に表示されている矢印の内の1つが選択された際、該選択された矢印方向に存在するランドマークを含んだランドマーク地図を要求するランドマーク地図要求を前記地図情報サーバへ送信し、該ランドマーク地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきたランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク地図表示処理部を備え、
前記地図情報サーバが、
前記携帯端末からランドマーク地図要求が送られてきたとき、該ランドマーク地図要求によって要求されているランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末へ送信するランドマーク地図要求処理部を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第9の地図表示システムは、ユーザによってランドマーク地図上に表示させたいランドマークのグループが指定されている場合には、周辺地図を表示することなく、ユーザによって指定されているグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を表示できるようにするため、第8の地図表示システムにおいて、
前記周辺地図表示処理部が、
前記地図情報サーバに対して、自端末の現在位置と、各種ランドマークを所定の規則に従って複数のグループにグループ分けした際の特定グループのグループ名とを含んだグループ名付き周辺地図要求を送信する構成を有し、
前記ランドマーク地図要求処理部が、
前記携帯端末からグループ名付き周辺地図要求が送られてきたとき、前記グループ名付き周辺地図要求中のグループ名によって特定されるグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末に送信する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第1の携帯端末は、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できるようにするため、
自端末の現在位置を含む周辺地図要求を地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから、周辺地図とランドマーク方向を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合は、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを前記周辺地図上に表示する周辺地図表示処理部を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第2の携帯端末は、目的地の方向をユーザが容易に認識できるようにするため、第1の携帯端末において、
前記周辺地図表示処理部が、
目的地の方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第3の携帯端末は、ユーザの現在位置が、現在表示中の周辺地図の範囲外となった場合、迅速に周辺地図の切り替えを行えるようにするため、第1の携帯端末において、
前記周辺地図表示処理部が、
ユーザの移動履歴に基づいてユーザの進行方向を予測し、該予測した前記ユーザの進行方向と、現在表示中の周辺地図の境界位置とに基づいてユーザの前記周辺地図からの脱出地点を予測する構成と、
前記予測した脱出地点の位置を前記ユーザの現在位置とした周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報から送られてきた周辺地図および矢印表示情報を保存する構成と、
ユーザの現在位置が現在表示中の周辺地図範囲外となったとき、前記保存してある周辺地図情報を表示部に表示する構成とを有することを特徴とする。
本発明にかかる第4の携帯端末は、ユーザが選択した方向に存在するランドマークを含んだ地図を表示できるようにするため、第1の携帯端末において、
前記周辺地図上に表示されている矢印の内の1つが選択された際、該選択された矢印方向に存在するランドマークを含んだランドマーク地図を要求するランドマーク地図要求を前記地図情報サーバへ送信し、該ランドマーク地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきたランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク地図表示処理部を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第1の地図情報サーバは、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できるようにするため、
携帯端末から、該携帯端末の現在位置を含む周辺地図要求が送られてきたとき、該周辺地図要求に含まれている現在位置周辺の周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図要求処理部を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第2の地図情報サーバは、なるべくユーザの近くに存在するランドマークの方向を表示できるようにするため、第1の地図情報サーバにおいて、
前記周辺地図要求処理部が、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離が短いランドマークを優先的に選択する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第3の地図情報サーバは、ユーザが指定した種別のランドマークの方向を表示できるようにするため、第1の地図情報サーバにおいて、
前記周辺地図要求処理部が、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離と、ユーザによって指定されたランドマークの種別とに基づいて、方向表示対象にするランドマークを選択する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第4の地図情報サーバは、周辺地図上にランドマーク方向を示す矢印を表示する際、ユーザの進行方向に応じて表示する矢印を制限することにより、ユーザにとって見やすい周辺地図を表示できるようにするため、第1の地図情報サーバにおいて、
前記周辺地図要求処理部が、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の向きに対する角度が所定範囲内となるランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第5の地図情報サーバは、周辺地図上の方向と実際の方向との対応関係をユーザが容易に把握できるようにするため、第1の地図情報サーバにおいて、
前記周辺地図要求処理部が、
方向表示対象にするランドマークを選択する際、ユーザから目視可能なランドマークを優先的に選択する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第6の地図情報サーバは、ユーザが選択した方向に存在するランドマークを含んだ地図を表示できるようにするため、第1の地図情報サーバにおいて、
前記携帯端末からランドマーク地図要求が送られてきたとき、該ランドマーク地図要求によって要求されているランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末へ送信するランドマーク地図要求処理部を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる第7の地図情報サーバは、ユーザによってランドマーク地図上に表示させたいランドマークのグループが指定されている場合には、周辺地図を表示することなく、ユーザによって指定されているグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を表示できるようにするため、第6の地図情報サーバにおいて、
前記ランドマーク地図要求処理部が、
前記携帯端末からグループ名付き周辺地図要求が送られてきたとき、前記グループ名付き周辺地図要求中のグループ名によって特定されるグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末に送信する構成を有することを特徴とする。
本発明にかかる第1のプログラムは、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できるようにするため、
コンピュータを、
自端末の現在位置を含む周辺地図要求を地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから、周辺地図とランドマーク方向を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合は、前記周辺地図を前記表示部に表示すると共に、前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを前記周辺地図上に表示する周辺地図表示処理部として機能させる。
本発明にかかる第2のプログラムは、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できるようにするため、
コンピュータを、
携帯端末から、該携帯端末の現在位置を含む周辺地図要求が送られてきたとき、該周辺地図要求に含まれている現在位置周辺の周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図要求処理部として機能させる。
本発明にかかる第1,第2の地図表示方法、第1の地図表示システム、第1の携帯端末、第1の地図情報サーバ、および第1,第2のプログラムは、携帯端末の表示部に表示する周辺地図上にランドマークが存在しない場合、予め定められているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、選択したランドマークの方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示するようにしている。従って、見やすい拡大地図を表示することにより、ランドマークが地図上に表示されなくなった場合であっても、ユーザが、地図上のどの方向に、最寄りのランドマークが存在するのかを認識することが可能になる。そして、地図上のどの方向にランドマークが存在するのかを認識できれば、ユーザの視野に入るランドマークが地図上ではどの方向になっているのかを認識することができるので、ユーザは、視野に入るランドマークに基づいて自身の進むべき方向を確実に認識することができる。
本発明にかかる第3の地図表示方法、第2の地図表示システム、および第2の携帯端末によれば、目的地の方向をユーザが容易に認識することが可能になる。その理由は、目的地方向を示す矢印を周辺地図上に表示するからである。
本発明にかかる第4の地図表示方法、第3の地図表示システム、および第2の地図情報サーバによれば、なるべくユーザの近くに存在するランドマークの方向を表示することが可能になる。その理由は、方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離が短いランドマークを優先的に選択するからである。
本発明にかかる第5の地図表示方法、第4の地図表示システム、および第3の地図情報サーバは、方向表示対象にするランドマークを選択する際、携帯端末の現在位置との間の距離だけでなく、ユーザによって指定されたランドマークの種別も考慮して方向表示対象にするランドマークを選択しているので、ユーザが望む種別のランドマーク方向だけを表示することが可能となる。
本発明にかかる第6の地図表示方法、第5の地図表示システム、および第4の地図情報サーバによれば、ユーザにとって見やすい周辺地図を表示できる。その理由は、周辺地図上にランドマーク方向を示す矢印を表示する際、ユーザの進行方向に応じて表示する矢印を制限するするようにしており、例えば、ユーザに進行方向に存在するランドマークの方向を示す矢印だけを表示するといったことが可能となるからである。
本発明にかかる第7の地図表示方法、第6の地図表示システム、および第5の地図情報サーバによれば、周辺地図上の方向と実際の方向との対応関係をユーザが容易に把握することが可能になる。その理由は、方向表示対象にするランドマークを選択する際、ユーザから目視可能なランドマークを優先的に選択するようにしているからである。
本発明にかかる第8の地図表示方法、第7の地図表示システム、および第3の携帯端末によれば、ユーザの現在位置が、現在表示中の周辺地図の範囲外となった場合、迅速に周辺地図の切り替えを行うことが可能になる。その理由は、利用者の進行方向を予測し、その予測結果に基づいて、周辺地図を先読みするようにしているからである。
本発明にかかる第9の地図表示方法、第8の地図表示システム、第4の携帯端末、および第6の地図情報サーバは、周辺地図上に表示されている矢印の1つが選択された際、選択された矢印に対応するランドマークと携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を表示部に表示するようにしているので、ユーザは、自身が選択した方向に存在するランドマークが表示された地図を見ながら歩行することが可能になる。
本発明にかかる第10の地図表示方法によれば、ランドマーク地図を表示後に再び周辺地図を表示できるので、地図上のどの方向に視野に入るどのランドマークが存在するのかを確認した後、見やすい周辺地図(拡大地図)を見ながら歩行することが可能になる。
本発明にかかる第11の地図表示方法によれば、地図上に表示されているランドマーク方向を示す矢印と、それを選択する際に使用するキーとの対応関係を容易且つ確実に認識することが可能となる。その理由は、周辺地図上にランドマークの方向を示す矢印を表示する際、表示する矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯するようにしているからである。
本発明にかかる第12の地図表示方法、第9の地図表示システム、および第7の地図情報サーバによれば、ユーザによってランドマーク地図上に表示させたいランドマークのグループが指定されている場合には、周辺地図を表示することなく、ユーザによって指定されているグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を表示することが可能になる。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔構成の説明〕
図1は本発明にかかる地図表示システムの第1の実施の形態の全体構成例を示すブロック図であり、ユーザが所有する携帯電話機、PDAなどの携帯端末1と、地図情報サーバ2とから構成されている。なお、携帯端末1は、自端末の位置(例えば、緯度,経度)を検出する機能を有するものであり、本実施の形態では、GPS(Global Positioning System)衛星3を利用して現在位置を検出するものとする。
携帯端末1と地図情報サーバ2との接続経路は、例えば、図2に示すような基地局201、パケット網202、パケット網ゲートウェイ203、インターネット204を介する接続経路や、図3に示すような基地局301、携帯電話網302、ISP(Internet Service Provider)アクセスポイント303、インターネット304を介する接続経路となる。
〔携帯端末の構成〕
図4は携帯端末1の構成例を示すブロック図であり、送受信部11と、制御部12と、位置検出部13と、方向認識部14と、キー操作部15と、LCDなどの表示部16と、制御部12のワーク領域となる記憶装置17とを備えている。
送受信部11は、ネットワークを介してデータを送受信する機能を有する。
位置検出部13は携帯端末1の現在位置を検出するものであり、GPS無線部131とGPSデコーダ132とから構成されている。GPS無線部131は、GPS衛星3からのGPS信号を受信し、GPSデコーダ132は、GPS無線部131が受信したGPS信号に基づいて携帯端末1の現在位置を検出する。
方向認識部14は、携帯端末1の現在の方向を検出する機能を有するものであり、例えば、磁気エネルギーを検出対象とした磁気センサーにより実現される。また、位置検出部13で今回検出した現在位置と、前回検出した現在位置とに基づいて携帯端末1の方向を検出するようにしても良い。
制御部12は、表示部16にユーザの現在位置周辺の、所定の縮尺の周辺地図(拡大地図)や、ユーザの現在位置とランドマークとを含むランドマーク地図を表示するものであり、周辺地図表示処理部121と、ランドマーク地図表示処理部122とを備えている。
周辺地図表示処理部121は、次のような機能を有する。
・ユーザがキー操作部15を用いて入力した目的地(例えば、住所)と、位置検出部13が検出した携帯端末1の現在位置と、方向認識部14が検出した携帯端末1の方向とを含む周辺地図要求を地図情報サーバ2へ送信する機能。
・周辺地図要求に応答して、地図情報サーバ2から周辺地図が送られてきた場合は、表示部16に上記周辺地図を表示し、周辺地図とランドマーク位置情報とが送られてきた場合は、周辺地図を表示部16に表示すると共に、現在位置と、上記ランドマーク位置情報によって特定されるランドマークの方向を示す矢印とを周辺地図上に表示する機能。
ランドマーク地図表示処理部122は、次のような機能を有する。
・ユーザがキー操作部15を用いて、ランドマーク地図への変更操作を行ったとき、携帯端末1の現在位置と、携帯端末1の方向と、ユーザによって指示された方向(表示対象ランドマークが存在する方向;表示対象ランドマーク方向)とを含んだランドマーク地図要求を地図情報サーバ2へ送信する機能。
・ランドマーク地図要求に応答して地図情報サーバ2から送られてきたランドマーク地図を表示部16に表示する機能。
なお、制御部12は、例えば、CPU(コンピュータ)によって実現するものであり、コンピュータによって実現する場合は、次のようにする。コンピュータを制御部12として機能させるためのプログラムを記録した、ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、上記プログラムをコンピュータに読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に周辺地図表示処理部121と、ランドマーク地図表示処理部122とを実現する。
〔地図情報サーバの構成〕
図5は地図情報サーバ2の構成例を示すブロック図であり、送受信部21と、制御部22と、記憶装置23とを備えている。
送受信部21は、ネットワークを介してデータをやり取りする機能を有する。
記憶装置23は、地図情報記憶部231と、ランドマーク位置情報記憶部232と、住所位置対応情報記憶部233とを備えている。
地図情報記憶部231には、道路、ランドマークなどを表示するための地図情報が格納されている。ランドマーク位置情報記憶部232には、地図に表示する各ランドマークの位置(例えば、緯度,経度)が格納されている。住所位置対応情報記憶部233には、住所とその住所の位置(例えば、緯度,経度)とが対応付けて登録されている。
制御部22は、携帯端末1からの周辺地図要求やランドマーク地図要求に従って、要求元の携帯端末1へ周辺地図やランドマーク地図を送信する機能を有するものであり、周辺地図要求処理部221と、ランドマーク地図要求処理部222とを備えている。
周辺地図要求処理部221は、次のような機能を有する。
・携帯端末1から周辺地図要求が送られてきたとき、それに含まれている現在位置を中心にした、所定の縮尺の周辺地図であって、その向きが携帯端末1の向きに応じた周辺地図を、地図情報記憶部231の内容に基づいて生成する機能。
・作成した周辺地図上にランドマークが存在するか否かを、周辺地図要求に含まれている現在位置とランドマーク位置情報記憶部232の内容とに基づいて判断する機能。
・周辺地図上にランドマークが存在すると判断した場合は、周辺地図を携帯端末1へ送信し、ランドマークが存在しない場合には、ランドマーク位置情報記憶部232に位置情報が登録されているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、この選択したランドマークのランドマーク位置情報と周辺地図とを携帯端末1へ送信する機能。なお、方向表示対象にするランドマークの選択方法は、携帯端末1の現在位置との間の距離が短いランドマークを優先的に選択する方法であれば任意の方法を採用することができ、例えば、携帯端末1の現在位置を中心にしたランドマークの探索範囲を徐々に広げていき(例えば、200mずつ)、最初に検出したランドマーク(1個の場合もあれば、複数個の場合もある)を方向表示対象のランドマークとするという方法を採用することができる。
ランドマーク地図要求処理部222は、携帯端末1からランドマーク地図要求が送られてきたとき、携帯端末の現在位置と、ユーザが指定した表示対象ランドマーク方向に存在する最寄りのランドマークとを含み、且つその向きが携帯端末1の向きに応じたランドマーク地図を作成し、作成したランドマーク地図を要求元の携帯端末1へ送信する機能を有する。
なお、制御部22は、例えば、CPU(コンピュータ)によって実現するものであり、コンピュータによって実現する場合は、次のようにする。コンピュータを制御部22として機能させるためのプログラムを記録した、ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、上記プログラムをコンピュータに読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に周辺地図要求処理部221と、ランドマーク地図要求処理部222とを実現する。
〔第1の実施の形態の動作の説明〕
次に本実施の形態の動作について各図を参照して詳細に説明する。以下の説明では、ユーザが、携帯端末1に表示される地図を見ながら、図6の現在地42から目的地41へ向かう場合を例に挙げて動作を説明する。なお、図6中の駅43、郵便局44、学校45はランドマークであり、地図情報サーバ2中の地図情報記憶部231にはそれらを地図上に表示する情報が含まれ、ランドマーク位置情報記憶部232には、それらの位置情報が登録されている。
以下では、先ず、動作の概要を説明し、その後、詳細な動作を説明する。
〔動作の概要〕
先ず、ユーザの携帯端末1の表示部16に、図9に示すような周辺地図を表示する。この周辺地図の中心は、ユーザの現在位置42となっており、縮尺は小さく、道路などが見やすいサイズで表示されている。また、図9の周辺地図には、目的地41の方向を示す矢印101と、ランドマーク43〜45の方向を示す3個の矢印102〜104が表示されている。この表示により、ユーザは、矢印102〜104方向にランドマークが存在することを認識することができる。その後、例えば、矢印102方向に存在するランドマークと、現在位置42とを含む地図(ランドマーク地図)を表示させたい場合は、キー操作部15に設けられているテンキーの内、矢印102方向に対応するテンキーを操作する。これにより、携帯端末1の表示部16には、現在位置42とランドマーク(駅)43とを含んだ図10に示すようなランドマーク地図が表示される。
〔詳細な動作説明〕
次に、本実施の形態の動作を詳細に説明する。ユーザは、先ず、携帯端末1の地図表示機能を起動した後、キー操作部15から目的地情報として、目的地41の住所を入力する(図14,ステップS1)。なお、本実施の形態では、目的地情報として住所を使用するようにしたが、ビル名などの他の情報を使用するようにしても良い。
制御部12内の周辺地図表示処理部121は、キー操作部15から目的地41の住所が入力されると、位置検出部13から携帯端末1の現在位置を入力し、次いで、方向認識部14から携帯端末1の向き(方向)を入力する(ステップS2,S3)。その後、周辺地図表示処理部121は、目的地の住所、携帯端末1の現在位置および携帯端末1の方向を含んだ周辺地図要求を地図情報サーバ2へ送信し、地図情報サーバ2からの応答を待つ(ステップS4)。
地図情報サーバ2内の周辺地図要求処理部221は、送受信部21を介して携帯端末1からの周辺地図要求を受信すると、携帯端末1の現在位置を中心とした、所定の縮尺の周辺地図であって、その向きが携帯端末1の方向に応じた向きの周辺地図を生成する(図16,ステップA1)。例えば、携帯端末1の向きが北なら北を上にした周辺地図を生成し、携帯端末1の向きが東なら東を上にした周辺地図を生成する。このステップA1の処理により、図7の実線51で囲んだ範囲の周辺地図(図8参照)が生成される。その後、住所位置対応情報記憶部233を検索し、目的地の住所に対応する位置を取得する(ステップA2)。
次に、周辺地図要求処理部221は、ステップA1で生成した周辺地図上にランドマークが存在するか否かを判断する(ステップA3)。この判断は、例えば、ステップA1で生成した周辺地図の4隅の位置と、ランドマーク位置情報記憶部232に登録されている各ランドマークの位置とに基づいて行う。
そして、周辺地図上にランドマークが存在すると判断した場合は、ステップA1で生成した周辺地図と、ステップA2で取得した目的地41の位置とを要求元の携帯端末1へ送信する(ステップA3がYES、A4)。これに対して、ランドマークが存在しないと判断した場合は、周辺地図要求処理部221は、ランドマーク探索処理を行い(ステップA3がNO、A5)、その後、ステップA1で生成した周辺地図と、ステップA2で取得した目的地41の位置と、ステップA5で探索したランドマークの位置とを要求元の携帯端末1に送信する(ステップA6)。この例の場合、ステップA1で生成した周辺地図(図7の実線51で囲まれているエリアを示す地図)には、ランドマークが含まれていないため、地図情報サーバ2から携帯端末1へは、周辺地図、目的地の位置およびランドマークの位置が送信されることになる(ステップA3がNO,A5,A6)。
なお、ステップA5のランドマーク探索処理においては、例えば、次のような処理を行う。先ず、携帯端末1の現在置42を中心にした、半径Rの探索エリアを決定する。上記半径Rは、ステップA1で生成した周辺地図に表示されているエリアの半径よりも僅かに長いものとする。その後、ランドマーク位置情報記憶部232を検索し、上記探索エリア内に存在する全てのランドマークの位置を取得する。ランドマークの位置を取得できた場合は、ランドマーク探索処理を終了し、次のステップA6の処理を行う。これに対して、半径Rの探索エリアでは、ランドマークの位置を取得できなかった場合(ランドマークが探索エリア内に存在しなかった場合)は、探索エリアの半径を所定長(例えば、200m)長くし、前述した処理と同様の処理を行う。以下、ランドマークの位置を取得できるまで、上述した処理を繰り返し行う。以上が、ステップA5で行うランドマーク探索処理の一例である。また、ステップA6では、ランドマーク方向を示す矢印を周辺地図上に表示可能にするため、ランドマークの位置を携帯端末1へ送信するようにしているが、携帯端末1においてランドマーク方向を示す矢印を表示できるのであれば、ランドマーク方向など他の情報を携帯端末1へ送信するようにしても良い。
再び、図14に戻り、携帯端末1内の周辺地図表示処理部121は、地図情報サーバ2から周辺地図、目的地の位置、ランドマークの位置が送られて来ると(ステップS5)、ランドマークの位置と、ステップS2で入力した携帯端末1の現在位置と、ステップS3で入力した携帯端末1の方向とに基づいて、ランドマーク方向を算出する(ステップS6)。次に、目的地の位置と、携帯端末1の方向と、現在位置とに基づいて、目的地の方向を算出する(ステップS7)。それから、ステップS5で受信した周辺地図を表示部16に表示すると共に、ステップS6で算出したランドマーク方向を示す矢印、ステップS7で算出した目的地方向を示す矢印および携帯端末1の現在位置を示すマークを周辺地図上に表示する(ステップS8)。以上の処理により、表示部16には、目的地方向を示す矢印101、ランドマーク方向を示す矢印102〜104、現在地を示すマーク42が重畳された周辺地図(図9参照)が表示される。なお、ステップS5において、周辺地図および目的地の位置を受信し、ランドマークの位置を受信しなかった場合には、ステップS6をスキップしてステップS7の処理を行う。その後、ユーザがランドマーク地図への変更操作を行わなければ(ステップS9がYESとならなければ)、位置検出部13から現在位置を入力し、周辺地図上に現在位置を表示するという処理を繰り返し行う(ステップS10,S11)。但し、携帯端末1の現在位置が、周辺地図の範囲外となった場合(ステップS12がYES)には、ステップS3の処理を行う。
図9に示すような周辺地図が表示されることにより、ユーザは、矢印102〜104に基づいて地図上のどの方向に、最寄りのランドマークが存在するのかを認識することが可能になる。更に、矢印方向にどのようなランドマークが存在するのかを、地図上で確認したい場合は、ユーザは、キー操作部15を用いて次のような操作を行う。なお、キー操作部15に設けられているテンキー「1」〜「4」、「6」〜「9」は、それぞれステップS2で入力した現在位置を中心にしたときの、ステップS3で入力した携帯端末1の方向に対する角度に対応し、本実施の形態では、テンキー「1」が「−22.5度〜−67.5度」、テンキー「2」が「−22.5度〜+22.5度」に対応しているとする。また、制御部12は、この対応付けを管理している。
例えば、矢印102方向に存在するランドマークを地図上で確認したい場合は、キー操作部15に設けられているテンキー「1」を操作し(図13参照)、矢印103方向に存在するランドマークを確認したい場合は、テンキー「7」を操作し、矢印104方向に存在するランドマークを確認したい場合はテンキー「6」を操作する。そして、テンキー「1」、「7」、「6」が操作された場合、以下に述べる処理が行われ、表示部16には、それぞれ図10、図11、図12に示すランドマーク地図が表示される。図10に示すランドマーク地図には、駅43と携帯端末1の現在地42とが含まれ(図7の点線52で囲んだ部分の地図)、図11に示すランドマーク地図には、郵便局44と携帯端末1の現在位置42とが含まれ(図7の一点鎖線53で囲んだ部分の地図)、図12に示すランドマーク地図には、学校45と携帯端末1の現在位置とが含まれている(図7の二点鎖線で囲まれた部分の地図)。
以下に、ユーザがキー操作部15のテンキー「1」を操作したとき(ランドマーク地図への変更操作を行ったとき)の動作を説明する。
ユーザがランドマーク地図への変更操作を行うと(図14のステップS9がYES)、ランドマーク地図表示処理部122は、携帯端末1の最新の現在位置(ステップS2或いはステップ10で入力した現在位置)と、携帯端末1の最新の向き(ステップS3で入力した向き)と、ユーザが操作したテンキー「1」を示すテンキー情報とを含むランドマーク地図要求を地図情報サーバ2へ送信し、地図情報サーバ2からの応答を待つ(図15のステップS14)。
地図情報サーバ2内のランドマーク地図要求処理部222は、送受信部21を介して携帯端末1からのランドマーク地図要求を受信すると、携帯端末1の現在位置と、テンキー「1」に対応する方向(ランドマーク地図要求に含まれている方向に対して−22.5度〜−67.5度の方向)に存在する携帯端末1の現在位置から最も近いランドマーク(この例の場合は駅43)とを含む、縮尺のなるべく小さなランドマーク地図を、地図情報記憶部231およびランドマーク位置情報記憶部232の内容に基づいて生成する(図17のステップC1)。なお、ランドマーク地図の方向は、ランドマーク地図要求に含まれている方向に応じたものとする。また、テンキー「1」と対応する方向に存在する携帯端末1の現在位置から最も近いランドマークは、ランドマーク地図要求に含まれている携帯端末1の現在位置と、ランドマーク位置情報記憶部232に登録されている各ランドマークの位置情報に基づいて特定することができる。その後、ランドマーク地図要求処理部222は、ステップC1で生成したランドマーク地図を要求元の携帯端末1へ送信する(ステップC2)。
再び、図15に戻り、ランドマーク地図表示処理部122は、地図情報サーバ2から送られてきたランドマーク地図を受信すると、位置検出部13から現在位置を入力する(ステップS15,S16)。その後、ランドマーク地図を表示部16に表示すると共に、現在位置をランドマーク地図上に表示する(ステップS17)。以上の処理により、図10に示すようなランドマーク地図が表示部16に表示される。
その後、ユーザによって周辺地図への変更操作が行われるか、携帯端末1の現在位置42がランドマーク地図の範囲外となるまで、ランドマーク地図表示処理部122はステップS16〜S19の処理を繰り返し行う。
ユーザによって周辺地図への変更操作が行われた場合(ステップS18がYES)や、現在位置がランドマーク地図の範囲外になった場合(ステップS19がYES)は、ランドマーク地図表示処理部122は周辺地図表示処理部121にステップS3以降の処理を行うことを指示する。
〔第2の実施の形態〕
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図18に示すように、ランドマークの方向に対応するキーのバックライトを点灯することを特徴とする。
図19は本実施の形態で使用する携帯端末1aの構成例を示すブロック図であり、図4に示した携帯端末1との相違点は、キーLED部15aが追加されている点と、制御部12の代わりに制御部12aを備えている点である。
キーLED部15aは、キー操作部15に設けられているテンキー「1」〜「4」、「6」〜「9」それぞれに対応するLEDを有しており、各LEDは対応するテンキーの裏側に設けられている。制御部12aは、キーLED部15aに設けられている各LEDの点滅を制御するLED制御部123を有する周辺地図表示処理部121aを備えている点が制御部12と相違している。尚、制御部12aは、制御部12と同様にコンピュータによって実現することが可能である。
本実施の形態と第1の実施の形態との動作上の相違点は、図20に示すように、図14のステップS8とステップS9との間に、ステップD1が挿入されている点だけである。ステップD1では、ステップS6で算出したランドマーク方向に対応するLEDを点灯する処理を行う。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、周辺地図上にランドマーク方向を示す矢印を表示する際、ユーザによって指定された種別のランドマークだけを対象にして、その存在方向を示す矢印を周辺地図上に表示することを特徴とする。
本実施の形態は、例えば、次のようにすることにより実現できる。
・図15に示したステップS14において、携帯端末1の現在位置42および方向と、ユーザが操作したテンキーを示すテンキー情報と、ユーザによって入力されたランドマークの種別とを含むランドマーク地図要求を地図情報サーバ2へ送信する処理を行う。
・図16のステップA5において、ランドマーク地図要求に含まれている種別のランドマークのみを処理対象にしてランドマーク探索処理を行う。
・ランドマーク位置情報記憶部232に各ランドマークの位置情報と、その種別とを対応付けて登録しておく。
尚、上述した処理を行う制御部12,22は、前述したようにコンピュータによって実現することができる。
本実施の形態によれば、例えば、ユーザがランドマークの種別として「駅」を指定した場合には、図9に示したランドマーク方向を示す矢印の内、矢印102のみが表示されることになる。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、周辺地図上にランドマーク方向を示す矢印を表示する際、ユーザの進行方向に応じて表示する矢印を制限することを特徴とする。
先ず、本実施の形態の概要を図21〜図24を参照して説明する。図21を参照すると、ユーザは、携帯端末1bに表示されている周辺地図を見ながら矢印52方向に進んでいる。この矢印52によって示されるユーザの進行方向は、携帯端末1b内の方向認識部によって認識されている携帯端末1bの向きと一致している。図22(A),(B)に、方向認識部が認識している携帯端末1bの向きを示す。同図(A)の矢印52aは、携帯端末1bを横から見たときの、方向認識部が認識している携帯端末1bの向きを示し、同図(B)の矢印52bは、携帯端末1bを正面から見たときの、方向認識部が認識している携帯端末1bの向きを示している。
本実施の形態では、ランドマーク方向を示す矢印が多数表示されることにより、周辺地図が見にくくならないようにするため、方向認識部で認識した携帯端末1bの向きに対する、携帯端末1bの現在位置から見たランドマーク方向の角度(絶対値)が表示許可角度未満のランドマークのみを、矢印の表示対象にするようにしている。尚、本実施の形態では、表示許可角度を90度とするが、これに限られるものではない。
例えば、図23に示すように、ユーザが位置A61にいる場合には、携帯端末1bの向き61bに対する、ランドマーク60方向の角度は90度未満であるので、ランドマーク60は矢印の表示対象にされる。しかし、ユーザが位置B62に移動した場合には、携帯端末1bの向き62bに対する、ランドマーク60方向の角度は90度以上となるので、ランドマーク60は矢印の表示対象から除外される。
また、例えば、図24に示すように、ユーザが現在地70にいる場合、ユーザの近くにランドマークA71が存在するが、このランドマークA71は、携帯端末1bの向き70bに対する角度が90度以上であるので、矢印の表示対象から除外される。これに対して、ランドマークA71よりもユーザから離れた位置に存在するランドマークB72は、携帯端末の向き70bに対する角度が90度未満であるので、矢印の表示対象となる。
〔第4の実施の形態の構成〕
本実施の形態は、図4,図5に示した携帯端末1,地図情報サーバ2の代わりに、図25,図26に示す構成を有する携帯端末1b,地図情報サーバ2bを使用することにより実現される。
図25に示した本実施の形態の携帯端末1bと、図4に示した携帯端末1との相違点は、周辺地図表示処理部121及びランドマーク地図表示処理部122を有する制御部12の代わりに、周辺地図表示処理部121b及びランドマーク地図表示処理部122bを有する制御部12bを備えている点である。尚、制御部12bは、制御部12と同様に、コンピュータによって実現可能である。
周辺地図表示処理部121bと周辺地図表示処理部121との構成上の相違点は、携帯端末1bの向きに対するランドマーク方向の角度が90度(表示許可角度)未満であるか否かを判定する角度判定部123bを備えている点である。
また、周辺地図表示処理部121bと周辺地図表示処理部121との機能上の主な相違点は、次の通りである。
・周辺地図表示処理部121は、ユーザの現在位置が周辺地図の範囲外となった場合に、地図情報サーバ2に対して周辺地図要求を送信している。これに対して、周辺地図表示処理部121bでは、周辺地図上の矢印によって指し示されているランドマークの中に、携帯端末1bの向きに対する角度が90度(表示許可角度)以上となったランドマークが発生した場合、及び周辺地図上に実際に表示されているランドマークの内の地図情報サーバ2bからその位置が通知されているランドマークの中に、携帯端末1bの向きに対する角度が90度以上となったランドマークが発生した場合にも、周辺地図要求を地図情報サーバ2bへ送信する。尚、上記角度の判定は、角度判定部123bが行うものである。
ランドマーク地図表示処理部122bとランドマーク地図表示処理部122との構成上の相違点は、携帯端末1bの向きに対するランドマーク方向の角度が90度未満であるか否かを判定する角度判定部124bが追加されている点である。
また、ランドマーク地図表示処理部122bとランドマーク地図表示処理部122との機能上の主な相違点は、次の通りである。
・ランドマーク地図表示処理部122が、ユーザの現在位置がランドマーク地図の範囲外となったときに、地図情報サーバ2に対して周辺地図要求を送信している。これに対して、ランドマーク地図表示処理部122bでは、ランドマーク地図上に表示しているランドマーク(携帯端末1bからその位置が通知されているランドマーク)の方向と携帯端末1bの向きとの角度が90度以上になったとき、地図情報サーバ2bへ周辺地図要求を送信する。尚、上記角度の判定は、角度判定部124bが行う。
また、図26に示した本実施の形態の地図情報サーバ2bと、図5に示した地図情報サーバ2との相違点は、周辺地図要求処理部221及びランドマーク地図要求処理部222を有する制御部22の代わりに、周辺地図要求処理部221b及びランドマーク地図要求処理部222bを有する制御部22bを備えている点である。尚、制御部22bは、制御部22と同様に、コンピュータによって実現することができる。
周辺地図要求処理部221bと周辺地図処理部221との機能上の主な相違点は、次の通りである。
・周辺地図要求処理部221が、携帯端末1へ送信する周辺地図上にランドマークが存在してもその位置を携帯端末1に通知しないのに対して、周辺地図要求処理部221bでは、周辺地図上に携帯端末1bの向きに対する角度が90度未満のランドマークが存在する場合には、そのランドマークの位置も携帯端末1bに通知する。
・周辺地図要求処理部221が、携帯端末1へ送信する周辺地図上にランドマークが存在しない場合、携帯端末1との間の距離のみを考慮したランドマーク探索処理(図16のステップA5)を行うのに対し、周辺地図要求処理部221bでは、携帯端末1bとの間の距離だけでなく、携帯端末1bの向きに対するランドマークの存在方向も考慮したランドマーク探索処理を行う。
ランドマーク地図要求処理部222bとランドマーク地図要求処理部222との機能上の主な相違点は、次の通りである。
・ランドマーク地図要求手段222が、携帯端末1へ送信するランドマーク地図上に存在するランドマークの位置を携帯端末1に通知しないのに対し、ランドマーク地図要求手段222bでは、ランドマーク地図上に存在するランドマークの位置を携帯端末1bへ送信する点。
〔第4の実施の形態の動作の説明〕
次に、携帯端末1bの処理例を示す図27,図28のフローチャート及び地図情報サーバ2bの処理例を示す図29,図30のフローチャートを参照して本実施の形態の動作を説明する。尚、図27〜図30において、図14〜図17と同一処理を行うステップには同一符号を付し、異なる処理を行うステップは点線で表示した。
先ず、携帯端末1bが、目的地の住所、携帯端末1bの現在位置および携帯端末1bの向きを含んだ周辺地図要求を地図情報サーバ2bに対して送信し、地図情報サーバ2bからの応答を待つ(図27のステップS1〜S4)。
地図情報サーバ2b内の周辺地図要求処理部221bは、携帯端末1bからの周辺地図要求を受信すると、周辺地図情報を生成し、更に、住所位置対応情報記憶部233から目的地の住所に対応した位置を取得する(図29のステップA1,A2)。
その後、周辺地図要求処理部221bは、ステップA1で生成した周辺地図上に、携帯端末1bの向き(ユーザの進行方向)に対する角度が90度未満のランドマークがあるか否かを、ランドマーク位置情報記憶部232に登録されている各ランドマークの位置情報に基づいて判断する(ステップE1)。
そして、そのようなランドマークが存在する場合(ステップE1がYES)には、ステップA1で生成した周辺地図と、ステップA2で取得した目的地の位置と、周辺地図上に存在する、携帯端末1bの向きとの角度が90度未満の各ランドマークの位置とを含む矢印非表示周辺地図情報を携帯端末1bに対して送信する(ステップE2)。これに対して、そのようなランドマークが存在しない場合(ステップE1がNO)は、携帯端末1bの向きに対する角度が90度未満のランドマーク(ユーザの前方に存在するランドマーク)を対象にしたランドマーク探索処理を行い(ステップE3)、その後、ステップA1で生成した周辺地図と、ステップA2で取得した目的地の位置と、ステップ3で探索した各ランドマークの位置とを含む矢印表示周辺地図情報を携帯端末1bに対して送信する(ステップE4)。
尚、ステップE3のランドマーク探索処理では、例えば、次のような処理を行う。先ず、図31に示すように、ユーザの現在位置Gを中心にした半径Rのエリアの内の、携帯端末1bの向きMに対する角度が90度未満のエリアを探索エリアT(ハッチングを施した部分)とする。上記半径Rは、ステップA1で生成した周辺地図に表示されているエリアの半径よりも僅かに長いものとする。その後、ランドマーク位置情報記憶部232を検索し、上記探索エリアT内に存在する全てのランドマークの位置を取得する。ランドマークの位置を取得できた場合は、ランドマーク探索処理を終了し、次のステップE4の処理を行う。これに対して、半径Rの探索エリアTでは、ランドマークの位置を取得できなかった場合は、探索エリアの半径を所定長(例えば、200m)長くし、前述した処理と同様の処理を行う。以下、ランドマークの位置を取得できるまで、上述した処理を繰り返し行う。以上が、ステップE3で行うランドマーク探索処理の一例である。
再び、図27に戻り、携帯端末1b内の周辺地図表示処理部121bは、地図情報サーバ2bから矢印表示周辺地図情報が送られてきた場合(ステップD1がYES)は、それに含まれているランドマークの位置,目的地の位置に基づいてランドマーク方向,目的地の方向を算出し(ステップS6,S7)、更に、表示部16にランドマーク方向を示す矢印および目的地方法を示す矢印を重畳した周辺地図をする(ステップS8)。これに対して、地図情報サーバ2bから矢印非表示周辺地図情報が送られてきた場合(ステップD1がNO)は、目的地の方向を算出した後(ステップS7)、目的地方向を示す矢印を重畳した周辺地図を表示部16に表示する(ステップS8)。
その後、ユーザがランドマーク地図への変更操作を行わなければ(ステップS9がYESとならなければ)、位置検出部13から入力した現在位置を周辺地図上に表示し(ステップS10,S11)、更に、ユーザの現在位置が周辺地図範囲外になったか否かを判断する(ステップS12)。そして、周辺地図範囲外となったと判断した場合(ステップS12がYES)は、周辺地図要求を地図情報サーバ2bへ送信し(ステップS4)、そうでない場合は、方向認識部14から入力した携帯端末1bの向きと、地図情報サーバ2bから送られてきた矢印表示周辺地図情報あるいは矢印非表示周辺地図情報に含まれていた各ランドマーク(1個の場合もある)の位置と、ステップS10で入力した携帯端末1bの現在位置とに基づいて、携帯端末1bの向きに対する各ランドマーク方向の角度を求める(ステップD2,D3)。そして、ステップD3で求めた各ランドマークについての角度の中に、1つでも90度以上のものがあると角度判定部123bによって判定された場合(ステップD4がYES)には、周辺地図要求を地図情報サーバ2bへ送信する。
これに対して、ユーザがランドマーク地図への変更操作を行うと(ステップS9がYES)、ランドマーク地図表示処理部122bは、ステップS2或いはステップS10で入力した最新の現在位置と、ステップS3或いはステップD2で入力した最新の向きと、ユーザが操作したテンキーを示すテンキー情報とを含むランドマーク地図要求を地図情報サーバ2bへ送信し(図28のステップS14)、地図情報サーバ2bからの応答を待つ。
地図情報サーバ2b内のランドマーク地図要求処理部222bは、ランドマーク地図要求を受信すると、携帯端末1bの現在位置と、テンキー情報によって示される方向に存在する携帯端末1bの現在位置から最も近いランドマークとを含む、ランドマーク地図を生成する(図30のステップC1)。その後、ランドマーク地図要求処理部222bは、上記ランドマークの位置と、ステップC1で生成したランドマーク地図とを携帯端末1bへ送信する(ステップF1)。
再び、図28に戻り、ランドマーク地図表示処理部122bは、ランドマーク地図およびランドマークの位置を受信すると(ステップS15)、携帯端末1bの現在位置,向きを位置検出部13,方向認識部14から入力し(ステップS16,B3)、携帯端末1bの現在位置を重畳したランドマーク地図を表示部16に表示する(ステップS17)。その後、周辺地図への変更操作が行われたか否かを判断し(ステップS18)、変更操作が行われている場合(ステップS18がYES)には、図27のステップS4の処理に戻り、地図情報サーバ2bに対して周辺地図要求を送信する。これに対して、周辺地図への変更操作が行われていない場合(ステップS18がNO)には、ステップS16で入力した携帯端末1bの現在位置と、ステップB3で入力した携帯端末1bの向きと、地図情報サーバ2bから送られてきているランドマークの位置とに基づいて、携帯端末1bの向きに対する、上記ランドマークが存在する方向の角度を求める(ステップD5)。そして、ステップD5で求めた角度が90度以上であると角度判定手段124bによって判定された場合には(ステップD6がYES)は、図27のステップS4の処理を行い、90度未満の場合(ステップD6がNO)は、ステップS16の処理を行う。
このように、本実施の形態によれば、ユーザの前方に存在するランドマークの方向を示す矢印のみが周辺地図上に表示されるので、周辺地図が見やすいものとなる。
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態は、周辺地図上にランドマーク方向を示す矢印を表示する際、ユーザが目視できるランドマークが存在すれば、そのランドマーク方向を示す矢印を優先的に表示することを特徴とする。
先ず、本実施の形態の概要について、図32〜図38を参照して説明する。
建物、橋、看板、郵便ポストなど様々なものがランドマークとなり得る。それらの外観サイズは様々であり、また、周辺地理条件も様々である。従って、ユーザから目視できる範囲(有効範囲)も、各ランドマークによって異なるものとなる。
例えば、図32に示すような壁81にかかっている看板80の場合には、図33に示す範囲82が有効範囲となる。また、例えば、図34に示すように、壁91から少し離れた位置に設置されている郵便ポスト90の場合には、図35に示す範囲92が有効範囲となる。また、図36に示すように、外形が大きなランドマーク361ならば、その有効範囲361aは広くなり、外形が小さなランドマーク362,363ならば、その有効範囲362a,363aは狭くなる。
ところで、ランドマーク方向を示す矢印が表示されている周辺地図を見ながら目的地に向かうユーザにとって、上記矢印によって指し示されているランドマークが目視できるものであることが望ましい。そこで、本実施の形態では、ユーザが例えば図36のA地点(ランドマーク361の有効範囲内)にいる場合、図37に示すような周辺地図をユーザの携帯端末に表示させるようにしている。図37において、矢印371はランドマーク361方向を示す矢印であり、矢印372は目的地方向を示す矢印である。なお、ランドマーク362は、ランドマーク361よりもユーザの近くに存在するが、有効範囲が狭く、A地点にいるユーザからは目視できないので、図37の周辺地図では、ランドマーク362方向を示す矢印は表示されていない。また、例えば、ユーザが図36のB地点にいる場合には、図38に示すような、ランドマーク361,362と、目的地方向を示す矢印381とを含む周辺地図が表示される。
〔第5の実施の形態の構成〕
本実施の形態は、図4,図5に示した携帯端末1,地図情報サーバ2の代わりに、図39,図40に示す構成を有する携帯端末1c,地図情報サーバ2cを使用することにより実現される。
携帯端末1cは、制御部12の代わりに制御部12cを備えている点が携帯端末1と相違している。制御部12cは、周辺地図表示処理部121の代わりに、有効範囲判定部123cを有する周辺地図表示処理部121cを備えている点が、制御部12と相違している。有効範囲判定部123cは、地図情報サーバ2cから通知された有効範囲内にいるか否かを判定する機能を有する。なお、制御部12cは制御部12と同様に、コンピュータによって実現することができる。
周辺地図表示処理部121cと周辺地図表示処理部121との機能上の主な相違点は、次の通りである。
・周辺地図表示処理部121は、ユーザの現在位置が周辺地図の範囲外となった場合に、地図情報サーバ2に対して周辺地図要求を送信している。これに対して、周辺地図表示処理部121cでは、ユーザの現在位置が周辺地図の範囲外となった場合だけでなく、周辺地図上の矢印によって指し示されているランドマークの全てが目視できなくなった場合(ユーザの現在位置が矢印の表示対象になっている全てのランドマークの有効範囲外となった場合)や、周辺地図上に表示されている全てのランドマークがユーザから目視できなくなった場合(ユーザの現在位置が周辺地図上に存在する全てのランドマークの有効範囲外となった場合)にも、地図情報サーバ2cに対して周辺地図要求を送信する。なお、ユーザがランドマークの有効範囲内にいるか否かの判定は、有効範囲判定部123cが行う。
地図情報サーバ2cは、制御部22の代わりに制御部22cを備えている点および記憶装置23の代わりに記憶装置23cを備えている点が地図情報サーバ2と相違している。なお、制御部22cは制御部22と同様にコンピュータによって実現することができる。
記憶装置23cは、ランドマーク位置情報記憶部232の代わりに、ランドマーク位置・有効範囲情報記憶部232cを備えている点が、記憶装置23と相違している。ランドマーク位置・有効範囲情報記憶部232cには、ランドマーク名に対応付けて、その位置と有効範囲とが登録されている。図41にランドマーク位置・有効範囲情報記憶部232cの内容例を示す。同図の例は、ランドマーク名L1のランドマークは、その位置が緯度X1,経度Y1で、有効範囲がU1であることを示している。
制御部22cは、有効範囲判定部223cを有する周辺地図要求処理部221cを備えている点が制御部22と相違している。
周辺地図要求処理部221cと周辺地図要求処理部221との機能上の主な相違点は、次の通りである。
周辺地図要求処理部221では、生成した周辺地図上にランドマークが存在するか否かによって異なる情報を携帯端末1へ送信するようにしている。即ち、ランドマークが存在している場合は、周辺地図と目的地位置とを携帯端末1に送信し、存在しない場合は、周辺地図と目的地位置とランドマーク位置とを携帯端末1に送信するようにしている。これに対して、本実施の形態の周辺地図要求処理部221cでは、以下の4つの場合に場合分けし、それぞれ異なる情報を携帯端末1cに送信するようにしている。
・周辺地図上にランドマークが存在し、ユーザがそのランドマークの有効範囲内にいる場合は、周辺地図、目的地位置、周辺地図上に存在する各ランドマークの有効範囲とを含む第1種周辺地図情報を携帯端末1cに送信する。
・周辺地図上にはランドマークが存在しないが、ユーザが有効範囲内に入っているランドマークが存在する場合には、周辺地図、目的地位置、ユーザが有効範囲内に入っているランドマークの位置および有効範囲を含む第2種周辺地図情報を携帯端末1cに送信する。
・周辺地図上にランドマークが存在するが、ユーザが周辺地図上に存在するランドマークの何れの有効範囲にも入っていない場合は、周辺地図、目的地位置を含む第3種周辺地図情報を携帯端末1cに送信する。
・周辺地図上にランドマークが存在せず、且つユーザが有効範囲に入っているランドマークも存在しない場合には、周辺地図、目的地位置および矢印の表示対象にするランドマークの位置とを含む第4種周辺地図情報を携帯端末1cへ送信する。
〔第5の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について詳細に説明する。
先ず、携帯端末1cが、目的地の住所、携帯端末1cの現在位置および携帯端末1cの向きを含んだ周辺地図要求を地図情報サーバ2cに対して送信し、地図情報サーバ2cからの応答を待つ(図42のステップS4201〜S4204)。
地図情報サーバ2c内の周辺地図要求処理部221cは、携帯端末1bからの周辺地図要求を受信すると、周辺地図情報を生成し、更に、住所位置対応情報記憶部233から目的地の住所に対応した位置を取得する(図43のステップS4301,S4302)。
その後、周辺地図要求処理部221cは、有効範囲判定部223cを利用して、ユーザが有効範囲内に入っているランドマークが、ステップS4301で生成した周辺地図上に存在するか否かを調べる(ステップS4303)。有効範囲判定部223cは、ランドマーク位置・有効範囲情報記憶部232cの内容と、携帯端末1cから送られてきているユーザの現在位置とに基づいて、上記した条件を満たすランドマークがあるか否かを判定する。
そして、上記条件を満たすランドマークが存在する場合には、周辺地図要求処理部221cは、ステップS4301で生成した周辺地図と、ステップS4302で取得した目的地位置情報と、周辺地図上に存在する各ランドマークの有効範囲とを含む第1種周辺地図情報を携帯端末1cへ送信する(ステップS4303がYES,S4306)。
ステップS4303がNOとなった場合は、周辺地図要求処理部221cは、有効範囲判定部223cを利用して、周辺地図上には存在しないが、ユーザが有効範囲に入っているランドマークが存在するか否かを判定する(ステップS4304)。そして、この条件を満たすランドマークが存在する場合には、周辺地図と、目的地位置と、上記条件を満たす各ランドマークの位置および有効範囲とを含む第2種周辺地図情報を携帯端末1cへ送信する(ステップS4304がYES,S4307)。
ステップS4304がNOとなった場合は、周辺地図要求処理部221cは、ユーザが有効範囲内に入っていないランドマークが周辺地図上に存在するか否かを調べる(ステップS4305)。そして、そのようなランドマークが存在する場合は、周辺地図および目的地位置を含む第3種周辺地図情報を携帯端末1cへ送信する(ステップS4305がYES,S4308)。
ステップS4305がNOの場合は、図16のステップA5で説明したランドマーク探索処理を行い(ステップS4309)、その後、周辺地図,目的地位置,ランドマーク位置を含む第4種周辺地図情報を携帯端末1cへ送信する(ステップS4310)。
再び、図42に戻り、携帯端末1c内の周辺地図表示処理部121cは、地図情報サーバ2cから、周辺地図と、目的地位置と、ユーザが有効範囲内に入っている各ランドマークの位置および有効範囲とを含む第2種周辺地図情報が送られてきた場合(ステップS4205がYES)は、上記各ランドマーク方向および目的地方向を算出し、ランドマーク方向および目的地方向を重畳した周辺地図を表示部16に表示する(ステップS4208〜S4210)。
その後、周辺地図表示処理部121cは、ユーザによってランドマーク地図への変更操作が行われなければ(S4211がYESとならなければ)、位置検出部13からユーザの現在位置を入力し、それを周辺地図上に表示するという処理を繰り返し行う(ステップS4212,S4213)。但し、ユーザの現在位置が周辺地図の範囲外となった場合(ステップS4214がYES)、及びユーザから目視できるランドマークが全くなくなった場合、即ち第2種地図情報に含まれている有効範囲の何れにもユーザの現在位置が含まれなくなった場合(ステップS4215がNO)は、地図情報サーバ2cに対して周辺地図要求を送信する(ステップS4203,S4204)。
また、地図情報サーバ2cから周辺地図と、目的地位置と、有効範囲とを含む第1種周辺地図情報が送られてきた場合(ステップS4206がYES)は、ステップS4209以降の処理を行う。なお、この場合、ステップS4215では、第1種周辺地図情報に含まれている各ランドマークの有効範囲に基づいて、ユーザが目視できるランドマークが周辺地図上に存在するか否かを判断する。
また、地図情報サーバ2cから周辺地図と、目的地位置と、矢印の表示対象にする各ランドマークの位置とを含む第4種周辺地図情報が送られてきた場合(ステップS4207がYES)は、ランドマーク方向及び目的地方向を算出し、ランドマーク方向及び目的地方向を重畳した周辺地図を表示部16に表示する(ステップS4216〜S4218)。
その後、周辺地図表示処理部121cは、ユーザによってランドマーク地図への変更操作が行われなければ(ステップS4219がNO)、位置検出部13からユーザの現在位置を入力し、周辺地図上にユーザの現在位置を表示するという処理を繰り返し行う(ステップS4220,S4221)。但し、ユーザの現在位置が周辺地図範囲外となった場合(ステップS4222がYES)は、ステップS4203の処理を行う。
また、例えば、地図情報サーバ2cから周辺地図と、目的地位置とを含む第3種周辺地図情報が送られてきた場合(ステップS4207がNO)は、ステップS4217以降の処理を行う。
また、ユーザがランドマーク地図への変更操作を行った場合(ステップS4211がYES、或いはステップS4219がYES)は、ランドマーク地図表示処理部122が図15のフローチャートに示す処理を行う。また、ランドマーク地図要求処理部222は、ランドマーク地図要求が送られてきた場合、図17のフローチャートに示す処理を行う。
なお、上述した実施の形態では、ランドマーク位置・有効範囲情報記憶部232cに、各ランドマークの有効範囲(ユーザから目視できる範囲)を登録しておき、ユーザの現在位置が有効範囲内であるか否かに基づいて、ユーザがそのランドマークを目視できるか否かを判定するようにしたが、次のような方法を採用することもできる。
ランドマーク位置・有効範囲情報記憶部232cの代わりに、図44に示すようなランドマーク情報記憶部234を記憶装置23c上に設ける。同図に示すように、ランドマーク情報記憶部234には、各ランドマークのランドマーク名に対応付けて、位置と、サイズ(長さ、高さ及び面積)と、色と、電光掲示板などの発光物があるか否かを示す情報が登録されている。地図情報サーバ2cでは、ランドマークがユーザから目視可能であるか否かを判断する場合、上記ランドマークとユーザの現在位置との間の距離と、上記ランドマークのサイズと、上記ランドマークの色と、上記発光物の有無とに基づいて判断する。更に、現在時刻や、天気なども考慮して目視できるか否かを判断するようにしても良い。更に、ユーザから見て物陰になるランドマークを目視不可能と判断するために、目視可能であるか否かの判断対象にしているランドマークとユーザとの間に存在するランドマークのサイズも考慮して目視可能であるか否かを判断するようにしても良い。更に、ユーザの視覚的なハンディキャップも考慮してランドマークが目視可能であるか否かを判断するようにしても良い。ユーザに視覚的ハンディキャップも考慮する場合には、例えば、携帯端末1cから地図情報サーバ2cへ周辺地図要求を送信する際、どの程度の視覚的なハンディキャップがあるかを示すハンディキャップ情報も送信するようにし、地図情報サーバ2cでは、このハンディキャップ情報も考慮してランドマークが目視可能であるか否かを判断する。
〔第6の実施の形態〕
次に本発明にかかる第6の実施の形態について説明する。本実施の形態は、各種ランドマークを所定の規則に従って複数のグループにグループ分けしておき、周辺地図要求の送信前に、ユーザによってランドマーク地図上に表示させたいランドマークのグループが指定されている場合には、周辺地図を表示することなく、ユーザによって指定されているグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を表示することを特徴とする。
先ず、本実施の形態の概要を説明する。本実施の形態では、各種ランドマークを、そのサイズに応じてグループ1とグループ2との2つのグループにグループ分けしておく。グループ1には、ビル、駅、コンビニエンスストアなど、サイズの大きなものが含まれ、グループ2には、看板、ポスト、マンホールなど、サイズの小さなものが含まれる。なお、本実施の形態では、ランドマークのサイズに応じてグループ分けするようにしたが、他の基準でグループ分けするようにしても良い。
ユーザは、周辺地図を表示することなく、直ちにランドマーク地図を表示させたい場合には、ランドマーク地図上に表示させたいランドマークのグループを指定する。この指定が行われた場合には、指定されたグループに属し、且つユーザから目視可能なランドマークを探索する。そして、そのようなランドマークが探索された場合には、探索されたランドマークとユーザの現在位置とを含む、なるべく縮尺の小さなランドマーク地図を表示する。なお、上記条件を満たすランドマークが複数探索された場合には、ユーザからの距離が最も短いランドマークを選択し、選択したランドマークとユーザの現在位置とを含む、なるべく縮尺の小さなランドマーク地図を表示する。また、ユーザによって指定されたグループに属するランドマークの中に目視可能なランドマークが存在しない場合には、上記グループに属するランドマークの中からユーザとの間の距離が最も短いランドマークを探索し、探索したランドマークとユーザの現在位置とを含む、なるべく縮尺の小さなランドマーク地図を表示する。
〔第6の実施の形態の構成〕
本実施の形態は、図39,図40に示した携帯端末1c,地図情報サーバ2cの代わりに、図45,図46に示す構成を有する携帯端末1d,地図情報サーバ2dを使用することにより実現される。
携帯端末1dと携帯端末1cとの相違点は、制御部12cの代わりに制御部12dを備えている点である。制御部12dは、有効範囲判定部123c及びグループ指定部124dを有する周辺地図表示処理部121dと、ランドマーク地図表示処理部122dとを備えている。なお、制御部12dは制御部12cと同様にコンピュータによって実現することができる。
周辺地図表示処理部121dと、周辺地図表示処理部121cとの機能上の主な相違点は、表示部16に図47に示すようなグループ指定画面471を表示し、ユーザがこのグループ指定画面を用いてランドマーク地図上に表示させたいランドマークのグループを指定した場合には、指定されたグループのグループ名も含んだ周辺地図要求を地図情報サーバ2dへ送信し、この周辺地図要求に応答して地図情報サーバ2dからランドマーク位置及び目的地位置が送られてきた場合には、ランドマーク地図表示処理部122dを起動し、目的地方向を渡す機能が追加されている点である。
ランドマーク地図表示処理部122dと、ランドマーク地図表示処理部122との機能上の主な相違点は、ユーザによるランドマーク地図への変更操作が行われた場合だけでなく、周辺地図表示処理部121dから起動された場合も地図情報サーバ2dに対してランドマーク地図要求を送信する機能が追加されている点である。
地図情報サーバ2dと地図情報サーバ2cとの相違点は、記憶装置23cの代わりに記憶装置23dを備えている点と、制御部22cの代わりに制御部22dを備えている点である。
記憶装置23dは、ランドマーク位置・有効範囲情報記憶部232cの代わりに、ランドマーク情報記憶部232dを備えている点が記憶装置23cと相違している。ランドマーク情報記憶部232dには、図48に示すように、ランドマーク名に対応付けて、そのランドマークの位置と、有効範囲と、属しているグループのグループ名とが登録されている。図48の例は、ランドマーク名「L1」のランドマークは、位置が(緯度X1,経度Y2)、有効範囲が「U1」で、属しているグループのグループ名が「グループ1」であることを示している。
制御部22dは、周辺地図要求処理部221dと、ランドマーク地図要求処理部222とを備えている。周辺地図要求処理部221dは、グループ探索部224dを備えている点が周辺地図要求処理部221cと相違している。制御部22dは制御部22cと同様に、コンピュータによって実現することができる。
周辺地図要求処理部221dと周辺地図要求処理部221cとの機能上の主な相違点は、ランドマークのグループの指定を含む周辺地図要求が送られてきた場合、次のような処理を行う機能が追加されている点である。
・ランドマークのグループの指定を含む周辺地図要求が送られてきた場合、上記グループに属し且つユーザから目視可能なランドマークを探索する。
・そして、そのようなランドマークが存在する場合は、そのランドマーク(複数存在する場合は、ユーザからの距離が最も短いランドマーク)の位置と目的地の位置とを要求元の携帯端末1dに送信する。
・これに対して、上記条件に合致するランドマークが存在しない場合には、上記グループに属し且つユーザとの間の距離が最も短いランドマークを探索し、探索したランドマークの位置及び目的地の位置を要求元の携帯端末1dに送信する。
〔第6の実施の形態の動作〕
次に、本実施の形態の動作について詳細に説明する。
図49のフローチャートに示すように、ユーザがキー操作部15から目的地の住所を入力すると(ステップS4901)、周辺地図表示処理部121d内のグループ指定部124dが、図47に示すようなグループ指定画面471を表示部16に表示する(ステップS4902)。
図47を参照すると、グループ指定画面471には、グループ1あるいはグループ2を選択するための選択欄472,473と、決定ボタン474と、キャンセルボタン475とが設けられている。ユーザは、周辺地図を表示することなく、ランドマーク地図を表示させたい場合には、選択欄472,473の何れか一方をチェックした後、決定ボタン474を操作する。例えば、ユーザは、ビル,駅などのサイズが大きなランドマークを含んだランドマーク地図を表示させたい場合には、選択欄472をチェックし、ポスト,看板などのサイズが小さなランドマークを含んだランドマーク地図を表示させたい場合は、選択欄473をチェックする。これに対して、ユーザは、周辺地図を表示させたい場合にはキャンセルボタン475を操作する。グループ指定部124dは、ユーザが行った操作内容(グループ1が選択されたのか、グループ2が選択されたのか、それともキャンセルボタンが選択されたのか)を、その内部に保持する(ステップS4903)。
次に、周辺地図表示処理部121dが、位置検出部13,方向認識部14から携帯端末1dの現在位置,向きを入力する(ステップS4904,S4905)。その後、周辺地図表示処理部121dは、グループ指定部124dに保持されている操作内容を調べる。そして、保持されている操作内容が「キャンセルボタンの選択」である場合には、目的地情報、ステップS4904で入力した携帯端末1dの現在位置、およびステップS4905で入力した携帯端末1dの向きを含む周辺地図要求を地図情報サーバ2dへ送信する。また、保持されている操作内容が「グループ1の選択」或いは「グループ2の選択」である場合には、上記した各情報に加え、選択されたグループ名も含む周辺地図要求を地図情報サーバ2dへ送信する(ステップS4906)。その後、周辺地図表示処理部121dは、地図情報サーバ2dからの応答待ち状態となる。
地図情報サーバ2d内の周辺地図要求処理部221dは、携帯端末1dからの周辺地図要求を受信すると、先ず、図51のフローチャートに示すように、周辺地図要求にグループ名が含まれているか否かを判断する(ステップS5101)。
そして、周辺地図要求にグループ名が含まれていない場合(ステップS5101がNO)は、図43のステップS4301〜S4310と同様の処理を行う(ステップS5102)。これに対して、周辺地図要求にグループ名が含まれている場合(ステップS5101がYES)は、グループ探索部224dを利用して、上記グループ名のグループに属するランドマークであって、ユーザからの距離が最も短い、目視可能なランドマークを探索する(ステップS5103)。具体的には、ランドマーク情報記憶部232dから、ユーザの現在位置が有効範囲内に入っており、且つ、グループ名が周辺地図要求中のグループ名と同じランドマークを探し出し、それらの中からユーザとの間の距離が最も短いランドマークを1つ選択する。
そして、上記条件に合うランドマークを探し出すことができた場合(ステップS5103がYES)は、そのランドマークの位置と、目的地の位置とを要求元の携帯端末1dに送信する(ステップS5104)。これに対して、上記条件に合うランドマークを探し出すことができなかった場合(ステップS5103がNO)は、ユーザによって指定されたグループ名のグループに属し、且つユーザとの間の距離が最も短いランドマークを探索し、探索したランドマークの位置と、目的地の位置とを要求元の携帯端末1dに送信する(ステップS5005,S5106)。
再び図49に戻り、周辺地図表示処理部121dは、地図情報サーバ2dから第1種〜第4種地図情報が送られてきた場合(ステップS4907がNO)は、図42のステップS4205〜S4222と同様の処理を行う(ステップS4908)。
これに対して、ランドマークの位置および目的地の位置が送られてきた場合(ステップS4907がYES)には、上記ランドマークの方向および上記目的地の方向を算出し(ステップS4909,S4910)、その後、ランドマーク地図表示処理部122dにステップS4909で算出したランドマーク方向を渡す(ステップS4911)。
ランドマーク地図表示処理部122dは、周辺地図表示処理部121dから目的地方向が渡されると、図50のフローチャートに示すように、地図情報サーバ2dに対してランドマーク地図要求を送信する(ステップS5001)。そして、地図情報サーバ2dから送られてきたランドマーク地図を受信すると(ステップS5002)、位置検出部13から携帯端末1dの現在位置を入力し、ランドマーク地図上に現在位置と目的地方向を示す矢印とを表示するという処理(ステップS5003,S5004)を、ユーザの現在位置がランドマーク地図範囲外となるまで(ステップS5005がYESとなるまで)、繰り返し行う。なお、ユーザに現在位置が、ランドマーク地図範囲外となった場合(ステップS5005がNO)は、周辺地図表示処理部121dが、図49のステップS4905以降の処理を行う。この場合も、グループ指定部124dに保持されているグループ名を含む周辺地図要求が地図要求サーバ2dへ送信される。
なお、上述した実施の形態では、携帯端末1dからグループ名を含んだ周辺地図要求(グループ名付き周辺地図要求)が送られてきた場合、地図情報サーバ2dから携帯端末1dに対して、ランドマーク位置および目的地位置を送り返すようにしたが(図51のステップS5104或いはステップS5106)が、次のようにすることもできる。図51のステップS5103の判断結果がYESとなった場合は、ユーザによって指定されたグループに属し、且つユーザからの距離が最も短い目視可能なランドマークとユーザの現在位置とを含んだ、なるべく縮尺の小さなランドマーク地図を携帯端末1dへ送信する。また、ステップS5103の判断結果がNOとなった場合は、ユーザによって指定されたグループに属し、且つユーザとの間の距離が最も短いランドマークとユーザの現在位置とを含んだ、なるべく縮尺の小さなランドマーク地図を携帯端末1dに対して送信する。
このように、本実施の形態によれば、ユーザが希望する場合(ユーザが最初に、ランドマーク地図上に表示させるランドマークが属するグループを指定した場合)には、自動的に上記グループに属するランドマークを含んだランドマーク地図が表示されるので、常にランドマーク地図を表示したいユーザにとっては、周辺地図が表示される度に、ランドマーク方向を指定するといった操作が不要になり、操作性が向上する。
〔第7の実施の形態〕
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。本実施の形態は、ユーザの現在位置が、現在表示されている周辺地図の範囲外となる前に、ユーザの進行方向に基づいて、次に表示することになるであろうと予測される周辺地図を地図情報サーバから先読みしておき、ユーザの現在位置が、現在表示されている周辺地図の範囲外となった場合には、先読みしておいた周辺地図を表示するようにしたことを特徴とする。
先ず、図52を参照して本実施の形態の概要を説明する。ユーザの携帯端末の表示部には、実線で囲んだエリア521を表す周辺地図が表示されている。ユーザが地点522から地点523へ移動した場合、方向524がユーザの進行方向と予測される。また、この進行方向524に基づいて、ユーザのエリア521からの脱出地点525も予測される。本実施の形態では、ユーザがエリア521(現在表示されている周辺地図)から脱出する前に、上記脱出地点525をユーザの現在位置とした周辺地図を地図情報サーバから先取りしておく。この先取りしておく周辺地図は、破線で囲んだエリア526を示すものとなる。ユーザが、エリア521の範囲外となると、先取りしておいたエリア526に対応する周辺地図を表示する。
〔第7の実施の形態の構成〕
本実施の形態は、図4に示した携帯端末1の代わりに、図53に示す構成を有する携帯端末1eを使用することにより実現される。なお、地図情報サーバは、図5に示す構成を有する地図情報サーバ2を使用する。
携帯端末1eと携帯端末1との相違点は、制御部12の代わりに制御部12eを備えている点である。制御部12eは、周辺地図表示処理部121eと、ランドマーク地図表示処理部122とを備えている。なお、周辺地図表示処理部121eは、周辺地図表示処理部121と同様にコンピュータによって実現することが可能である。
周辺地図表示処理部121eは、周辺地図先読み部123eを備えている点が周辺地図表示処理部121と相違している。周辺地図先読み部123eは、ユーザの現在位置が、現在表示中の周辺地図の範囲外になる前に、ユーザの進行方向に基づいて、次に表示することになるであろうと予測される周辺地図を地図情報サーバ2から先読みしておく機能を有している。
〔第7の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について説明する。
図54にフローチャートに示すように、携帯端末1e内の周辺地図表示処理部121eにおいて、図14のステップS1〜S8と同様の処理が行われ、ユーザの現在位置を中心にした、所定の縮尺の周辺地図が表示部16上に表示される(ステップS5401)。
その後、周辺地図表示処理部121eは、ランドマーク地図への変更操作が行われなければ(ステップS5402がYESとならなければ)、以下に述べるステップS5403以降の処理を行う。
先ず、周辺地図表示処理部121eが、位置検出部13から携帯端末1eの現在位置を入力し、周辺地図上に現在位置を表示する(ステップS5403,S5404)。ステップS5404では、入力した現在位置を、ユーザの移動履歴として記憶装置17に格納する処理も行う。この記憶装置17に格納された現在位置は、ユーザの進行方向を予測する際に利用される。その後、周辺地図表示処理部121eは、ユーザの現在位置と周辺地図の各辺(境界線)との間の距離をそれぞれ求め、その内の最も短いものが所定値以下であるか否かを判断する(ステップS5405)。
そして、所定値以下でないと判断した場合(ステップS5404がNO)は、ステップS5402の処理に戻り、所定値以下の場合は、周辺地図先読み部123eを起動する。
周辺地図先読み部1123eは、起動されると、先ず、記憶装置17に格納されているユーザの移動履歴(ステップS5403が実行される毎に格納される現在位置)に基づいて、ユーザの進行方向を予測する。例えば、記憶装置17に格納されている最新の現在位置と、それよりもn個前の現在位置とに基づいて、ユーザの進行方向を予測する。その後、記憶部17に格納されている最新の現在位置と、予測したユーザの進行方向と、周辺地図の各辺の位置とに基づいて、ユーザの周辺地図からの脱出地点を予測する(ステップS5406)。
その後、周辺地図先読み部123eは、既に周辺地図を先読みしているか否かを判断する(ステップS5407)。そして、先読みしていない場合(ステップS5407がNO)は、ステップS5406で予測した周辺地図からの脱出点の位置をユーザの現在位置とし、ステップS5406で予測したユーザの進行方向を携帯端末1eの向きとした周辺地図要求を地図情報サーバ2へ送信し(ステップS5409)、地図情報サーバ2からの応答を待つ。なお、周辺地図要求には、ステップS1で入力された目的地情報も含まれる。
これに対して、先読みしている場合(ステップS5407がYES)は、ユーザの現在位置が先読みしている周辺地図の範囲内であるか否かを判断する(ステップS5408)。そして、先読みしている周辺地図の範囲内である場合(ステップS5408がYES)は、ステップS5402の処理に戻り、範囲外である場合(ステップS5408がNO)は、ステップS5409以降の処理を行う。
地図情報サーバ2は、携帯端末1eから周辺地図要求が送られて来ると、図16のフローチャートに示す処理を行い、携帯端末1eに周辺地図情報などを送信する。
携帯端末1e内の周辺地図先読み部123eは、地図情報サーバ2から周辺地図情報などが送られてくると、図14のステップS5〜S7と同様の処理を行う(ステップS5410)。その後、周辺地図先読み部123eは、地図情報サーバ2から送られてきた周辺地図情報、ステップS5410で算出した目的地方向,ランドマーク方向(地図情報サーバ2からランドマーク位置が送られて来なかった場合は算出されない)を記憶装置17に格納する(ステップS5411)。なお、ステップS5411では、既に記憶装置17に先読みした周辺地図情報などが格納されている場合には、それに上書きする形で周辺地図情報などを格納する。
その後、周辺地図表示処理部121eは、ユーザの現在位置が周辺地図範囲外となったか否かを判断する(ステップS5412)。そして、範囲外でないと判断した場合(ステップS5412がNO)は、ステップS5402に戻り、範囲外であると判断した場合(ステップS5412がYES)は、保存してある周辺地図情報に基づいて表示部16上に周辺地図を表示した後(ステップS5413)、ステップS5402に戻る。なお、ステップS5413では、保存されている目的地方向やランドマーク方向に基づいて、周辺地図上に目的地方向やランドマーク方向を示す矢印を表示する処理も行う。
このように、本実施の形態では、ユーザの現在位置が、現在表示されている周辺地図の範囲外となる前に、ユーザの進行方向に基づいて、次に表示することになるであろうと予測される周辺地図を地図情報サーバから先読みしておくので、ユーザの現在位置が周辺地図の範囲外となった場合、周辺地図の切り替えを高速に行うことが可能になる。
本発明の第1の実施の形態の全体構成例を示すブロック図である。 携帯端末1と地図情報サーバ2との接続方法の一例を示す図である。 携帯端末1と地図情報サーバ2との接続方法の他の例を示す図である。 携帯端末1の構成例を示すブロック図である。 地図情報サーバ2の構成例を示す図である。 携帯端末の現在位置と、ランドマークおよび目的地との位置関係を示す図である。 周辺地図の表示エリアを示す図である。 周辺地図の一例を示す図である。 周辺地図上にランドマーク方向を示す矢印102〜104と目的地方向を示す矢印101とを表示したときの図である。 ユーザが矢印102を選択したときに表示されるランドマーク地図を示した図である。 ユーザが矢印103を選択したときに表示されるランドマーク地図を示した図である。 ユーザが矢印104を選択したときに表示されるランドマーク地図を示した図である。 矢印の選択方法を説明するための図である。 携帯端末1の処理例を示すフローチャートである。 携帯端末1の処理例を示すフローチャートである。 地図情報サーバ2が周辺地図要求を受信したときの処理例を示すフローチャートである。 地図情報サーバ2がランドマーク地図要求を受信したときの処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の特徴を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態で使用する携帯端末1aの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の処理例を示すフローチャートである。 携帯端末の向きを説明するための図である。 携帯端末の向きを説明するための図である。 携帯端末の向きとランドマーク方向との関係を示す図である。 携帯端末の向きとランドマーク方向との関係を示す図である。 本発明の第4の実施の形態で使用する携帯端末1bの構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態で使用する地図情報サーバ2bの構成例を示すブロック図である。 携帯端末1bの処理例を示すフローチャートである。 携帯端末1bの処理例を示すフローチャートである。 地図情報サーバ2bが周辺地図要求を受信したときの処理例を示すフローチャートである。 地図情報サーバ2bがランドマーク地図要求を受信したときの処理例を示すフローチャートである。 ランドマークの探索処理を説明するための図である。 ランドマークの一例を示す図である。 図32に示したランドマークの有効範囲(目視可能な範囲)を示す図である。 ランドマークの他の例を示した図である。 図34に示したランドマークの有効範囲を示した図である。 ユーザ位置と各ランドマークの有効範囲との関係を示す図である。 ユーザの現在位置がA地点のときに表示される周辺地図の一例を示した図である。 ユーザの現在位置がB地点のときに表示される周辺地図の一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態で使用する携帯端末1cの構成例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態で使用する地図情報サーバ2cの構成例を示すブロック図である。 ランドマーク位置・有効範囲情報記憶部232cの内容例を示すブロック図である。 携帯端末1cの処理例を示すフローチャートである。 地図情報サーバ2cの処理例を示すフローチャートである。 ランドマーク情報記憶部234の内容例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態で使用する携帯端末1dの構成例を示すブロック図である。 本発明の第6の実施の形態で使用する地図情報サーバ2dの構成例を示すブロック図である。 グループ指定画面471の一例を示す図である。 ランドマーク情報記憶部232dの内容例を示す図である。 携帯端末1dの処理例を示すフローチャートである。 携帯端末1dの処理例を示すフローチャートである。 地図情報サーバ2dの処理例を示すフローチャートである。 本発明の第7の実施の形態の概要を説明するための図である。 本発明の第7の実施の形態で使用する携帯端末1eの構成例を示すブロック図である。 携帯端末1eの処理例を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d,1e…携帯端末
11…送受信部
12,12a,12b,12c,12d,12e…制御部
121,121a,121b,121c,121d,121e…周辺地図表示処理部
122,122b,122d…ランドマーク地図表示部
123…LED制御部
123b,124b…角度判定部
123c…有効範囲判定部
123e…周辺地図先読み部
124d…グループ指定部
13…位置検出部
131…GPS無線部
132…GPSデコーダ
14…方向認識部
15…キー操作部
15a…キーLED部
16…表示部
17…記憶装置
2,2b,2c,2d…地図情報サーバ
21…送受信部
22,22b,22c,22d…制御部
221,221b,221c,221d…周辺地図要求処理部
222,222b…ランドマーク地図要求処理部
223c…有効範囲判定部
224d…グループ探索部
23,23c,23d…記憶装置
231…地図情報記憶部
232…ランドマーク位置情報記憶部
232c…ランドマーク位置・有効範囲情報記憶部
232d…ランドマーク情報記憶部
233…住所位置対応情報記憶部
234…ランドマーク情報記憶部
3…GPS衛星
80…看板
81…壁
82…有効範囲
90…郵便ポスト
91…壁
92…有効範囲
471…グループ指定画面

Claims (34)

  1. 携帯端末の現在位置周辺の、所定の縮尺の周辺地図を前記携帯端末の表示部に表示すると共に、前記携帯端末の現在位置を前記周辺地図上に表示する地図表示方法において、
    前記周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示することを特徴とする地図表示方法。
  2. 携帯端末が、地図情報サーバに対して自端末の現在位置を含む周辺地図要求を送信する周辺地図要求送信ステップと、
    前記地図情報サーバが、前記携帯端末から周辺地図要求が送られてきたとき、前記周辺地図要求中の現在位置周辺の、所定の尺度の周辺地図上にランドマークが含まれていない場合は、予め定められているランドマークの中から方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図送信ステップと、
    前記携帯端末が、前記地図情報サーバから矢印表示情報と周辺地図とが送られてきたとき、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記矢印表示情報に従ってランドマーク方向を示す矢印を表示する周辺地図表示ステップとを含むことを特徴とする地図表示方法。
  3. 請求項1記載の地図表示方法において、
    目的地の方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示することを特徴とする地図表示方法。
  4. 請求項1または2記載の地図表示方法において、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離が短いランドマークを優先的に選択することを特徴とする地図表示方法。
  5. 請求項1または2記載の地図表示方法において、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離と、ユーザによって指定されたランドマークの種別とに基づいて、方向表示対象にするランドマークを選択することを特徴とする地図表示方法。
  6. 請求項1または2記載の地図表示方法において、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の向きに対する角度が所定範囲内となるランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択することを特徴とする地図表示方法。
  7. 請求項1または2記載の地図表示方法において、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、ユーザから目視可能なランドマークを優先的に選択することを特徴とする地図表示方法。
  8. 請求項2記載の地図表示方法において、
    前記携帯端末が、ユーザの移動履歴に基づいてユーザの進行方向を予測し、該予測した前記ユーザの進行方向と、現在表示中の周辺地図の境界位置とに基づいてユーザの前記周辺地図からの脱出地点を予測する脱出地点予測ステップと、
    前記携帯端末が、前記脱出地点予測ステップで予測した脱出地点の位置を前記ユーザの現在位置とした周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきた周辺地図および矢印表示情報を保存する周辺地図先読みステップと、
    前記携帯端末が、ユーザの現在位置が現在表示中の周辺地図範囲外となったとき、前記保存してある周辺地図情報を表示部に表示する周辺地図切り替えステップとを含むことを特徴とする地図表示方法。
  9. 請求項1記載の地図表示方法において、
    前記周辺地図上に表示されている矢印の1つが選択された際、該選択された矢印に対応するランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を前記表示部に表示することを特徴とする地図表示方法。
  10. 請求項9記載の地図表示方法において、
    前記ランドマーク地図から周辺地図への変更指示が入力されたとき、前記携帯端末の現在位置周辺の周辺地図を表示部に表示すると共に前記現在位置を前記周辺地図上に表示し、更に、前記周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、前記携帯端末の現在位置との間の距離に基づいて、方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示することを特徴とする地図表示方法。
  11. 請求項9記載の地図表示方法において、
    前記携帯端末のキー操作部の複数のキーそれぞれについて、そのキーと対応する方向を管理し、
    前記周辺地図上にランドマークの方向を示す矢印を表示する際、表示する矢印の方向に対応するキーのバックライトを点灯し、
    バックライトを点灯したキーの内の何れかが操作されることにより、操作されたキーに対応する方向の矢印が選択されたと認識することを特徴とする地図表示方法。
  12. 請求項9記載の地図表示方法において、
    前記携帯端末が、前記地図情報サーバに対して、自端末の現在位置と、各種ランドマークを所定の規則に従って複数のグループにグループ分けした際の特定グループのグループ名とを含んだグループ名付き周辺地図要求を送信するグループ名付き周辺地図要求送信ステップと、
    前記地図情報サーバが、前記携帯端末からグループ名付き周辺地図要求が送られてきたとき、前記グループ名付き周辺地図要求中のグループ名によって特定されるグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末に送信するランドマーク地図送信ステップとを含むことを特徴とする地図表示方法。
  13. 携帯端末と地図情報サーバとを含む地図表示システムにおいて、
    前記携帯端末が、
    自端末の現在位置を含む周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから周辺地図とランドマーク方向を示す矢印を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記周辺地図上に前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを表示する周辺地図表示処理部を備え、
    前記地図情報サーバが、
    前記携帯端末から周辺地図要求が送られてきたとき、該周辺地図要求に含まれている現在位置周辺の周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図要求処理部を備えたことを特徴とする地図表示システム。
  14. 請求項13記載の地図表示システムにおいて、
    前記周辺地図表示処理部が、
    目的地の方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示する構成を有することを特徴とする地図表示システム。
  15. 請求項13記載の地図表示システムにおいて、
    前記周辺地図要求処理部が、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離が短いランドマークを優先的に選択する構成を有することを特徴とする地図表示システム。
  16. 請求項13記載の地図表示システムにおいて、
    前記周辺地図要求処理部が、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離と、ユーザによって指定されたランドマークの種別とに基づいて、方向表示対象にするランドマークを選択する構成を有することを特徴とする地図表示システム。
  17. 請求項13記載の地図表示システムにおいて、
    前記周辺地図表示処理部が、
    自端末の現在位置と自端末の向きとを含む周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信する構成を有し、
    前記周辺地図要求処理部が、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の向きに対する角度が所定範囲内となるランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択する構成を有することを特徴とする地図表示システム。
  18. 請求項13記載の地図表示システムにおいて、
    前記周辺地図要求処理部が、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、ユーザから目視可能なランドマークを優先的に選択する構成を有することを特徴とする地図表示システム。
  19. 請求項13記載の地図表示システムにおいて、
    前記周辺地図表示処理部が、
    ユーザの移動履歴に基づいてユーザの進行方向を予測し、該予測した前記ユーザの進行方向と、現在表示中の周辺地図の境界位置とに基づいてユーザの前記周辺地図からの脱出地点を予測する構成と、
    前記予測した脱出地点の位置を前記ユーザの現在位置とした周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報から送られてきた周辺地図および矢印表示情報を保存する構成と、
    ユーザの現在位置が現在表示中の周辺地図範囲外となったとき、前記保存してある周辺地図情報を表示部に表示する構成とを有することを特徴とする地図表示システム。
  20. 請求項13記載の地図表示システムにおいて、
    前記携帯端末が、
    前記周辺地図上に表示されている矢印の内の1つが選択された際、該選択された矢印方向に存在するランドマークを含んだランドマーク地図を要求するランドマーク地図要求を前記地図情報サーバへ送信し、該ランドマーク地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきたランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク地図表示処理部を備え、
    前記地図情報サーバが、
    前記携帯端末からランドマーク地図要求が送られてきたとき、該ランドマーク地図要求によって要求されているランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末へ送信するランドマーク地図要求処理部を備えたことを特徴とする地図表示システム。
  21. 請求項20記載の地図表示システムにおいて、
    前記周辺地図表示処理部が、
    前記地図情報サーバに対して、自端末の現在位置と、各種ランドマークを所定の規則に従って複数のグループにグループ分けした際の特定グループのグループ名とを含んだグループ名付き周辺地図要求を送信する構成を有し、
    前記ランドマーク地図要求処理部が、
    前記携帯端末からグループ名付き周辺地図要求が送られてきたとき、前記グループ名付き周辺地図要求中のグループ名によって特定されるグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末に送信する構成を有することを特徴とする地図表示システム。
  22. 自端末の現在位置を含む周辺地図要求を地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから、周辺地図とランドマーク方向を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合は、前記周辺地図を表示部に表示すると共に、前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを前記周辺地図上に表示する周辺地図表示処理部を備えたことを特徴とする携帯端末。
  23. 請求項22記載の携帯端末において、
    前記周辺地図表示処理部が、
    目的地の方向を示す矢印を前記周辺地図上に表示する構成を有することを特徴とする携帯端末。
  24. 請求項22記載の携帯端末において、
    前記周辺地図表示処理部が、
    ユーザの移動履歴に基づいてユーザの進行方向を予測し、該予測した前記ユーザの進行方向と、現在表示中の周辺地図の境界位置とに基づいてユーザの前記周辺地図からの脱出地点を予測する構成と、
    前記予測した脱出地点の位置を前記ユーザの現在位置とした周辺地図要求を前記地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報から送られてきた周辺地図および矢印表示情報を保存する構成と、
    ユーザの現在位置が現在表示中の周辺地図範囲外となったとき、前記保存してある周辺地図情報を表示部に表示する構成とを有することを特徴とする携帯端末。
  25. 請求項22記載の携帯端末において、
    前記周辺地図上に表示されている矢印の内の1つが選択された際、該選択された矢印方向に存在するランドマークを含んだランドマーク地図を要求するランドマーク地図要求を前記地図情報サーバへ送信し、該ランドマーク地図要求に応答して前記地図情報サーバから送られてきたランドマーク地図を前記表示部に表示するランドマーク地図表示処理部を備えたことを特徴とする携帯端末。
  26. 携帯端末から、該携帯端末の現在位置を含む周辺地図要求が送られてきたとき、該周辺地図要求に含まれている現在位置周辺の周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図要求処理部を備えたことを特徴とする地図情報サーバ。
  27. 請求項26記載の地図情報サーバにおいて、
    前記周辺地図要求処理部が、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離が短いランドマークを優先的に選択する構成を有することを特徴とする地図情報サーバ。
  28. 請求項26記載の地図情報サーバにおいて、
    前記周辺地図要求処理部が、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の現在位置との間の距離と、ユーザによって指定されたランドマークの種別とに基づいて、方向表示対象にするランドマークを選択する構成を有することを特徴とする地図情報サーバ。
  29. 請求項26記載の地図情報サーバにおいて、
    前記周辺地図要求処理部が、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、前記携帯端末の向きに対する角度が所定範囲内となるランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択する構成を有することを特徴とする地図情報サーバ。
  30. 請求項26記載の地図情報サーバにおいて、
    前記周辺地図要求処理部が、
    方向表示対象にするランドマークを選択する際、ユーザから目視可能なランドマークを優先的に選択する構成を有することを特徴とする地図情報サーバ。
  31. 請求項26記載の地図情報サーバにおいて、
    前記携帯端末からランドマーク地図要求が送られてきたとき、該ランドマーク地図要求によって要求されているランドマークと前記携帯端末の現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末へ送信するランドマーク地図要求処理部を備えたことを特徴とする地図情報サーバ。
  32. 請求項31記載の地図情報サーバにおいて、
    前記ランドマーク地図要求処理部が、
    前記携帯端末からグループ名付き周辺地図要求が送られてきたとき、前記グループ名付き周辺地図要求中のグループ名によって特定されるグループに属するランドマークとユーザの現在位置とを含むランドマーク地図を前記携帯端末に送信する構成を有することを特徴とする地図情報サーバ。
  33. コンピュータを、
    自端末の現在位置を含む周辺地図要求を地図情報サーバに送信し、該周辺地図要求に応答して前記地図情報サーバから、周辺地図とランドマーク方向を表示するための矢印表示情報とが送られてきた場合は、前記周辺地図を前記表示部に表示すると共に、前記現在位置とランドマーク方向を示す矢印とを前記周辺地図上に表示する周辺地図表示処理部として機能させるためのプログラム。
  34. コンピュータを、
    携帯端末から、該携帯端末の現在位置を含む周辺地図要求が送られてきたとき、該周辺地図要求に含まれている現在位置周辺の周辺地図上にランドマークが存在しない場合は、予め定められているランドマークの中から、方向表示対象にするランドマークを選択し、該選択したランドマークの方向を示す矢印を周辺地図上に表示するための矢印表示情報と、前記周辺地図とを前記携帯端末に送信する周辺地図要求処理部として機能させるためのプログラム。
JP2004176601A 2004-03-17 2004-06-15 地図表示方法、地図表示システム、地図情報サーバ及びプログラム Expired - Fee Related JP3985806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176601A JP3985806B2 (ja) 2004-03-17 2004-06-15 地図表示方法、地図表示システム、地図情報サーバ及びプログラム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004075986 2004-03-17
JP2004176601A JP3985806B2 (ja) 2004-03-17 2004-06-15 地図表示方法、地図表示システム、地図情報サーバ及びプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006290883A Division JP2007114797A (ja) 2004-03-17 2006-10-26 地図表示方法、地図表示システム、携帯端末およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005301196A true JP2005301196A (ja) 2005-10-27
JP3985806B2 JP3985806B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=35332766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004176601A Expired - Fee Related JP3985806B2 (ja) 2004-03-17 2004-06-15 地図表示方法、地図表示システム、地図情報サーバ及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3985806B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170999A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Victor Co Of Japan Ltd ナビゲーション装置
JP2007205718A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Mitsubishi Electric Corp 歩行者ナビゲーション装置、歩行者ナビゲーション方法及び歩行者ナビゲーションプログラム
EP1840520A1 (en) * 2006-03-31 2007-10-03 Research In Motion Limited User interface methods and apparatus for controlling the visual display of maps having selectable map elements in mobile communications devices
JP2008096263A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 案内サーバ装置,案内方法及びその方法を実装した案内プログラム
JP2008224263A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 環状idマーク生成装置,環状idマーク生成方法及びその方法を実装した環状idマークプログラム
US7720893B2 (en) 2006-03-31 2010-05-18 Research In Motion Limited Methods and apparatus for providing map locations in user applications using URL strings
JP2010197588A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Ntt Docomo Inc 地図表示システム及び地図表示方法
US7913192B2 (en) 2006-03-31 2011-03-22 Research In Motion Limited Methods and apparatus for retrieving and displaying map-related data for visually displayed maps of mobile communication devices
US8014796B2 (en) 2006-03-31 2011-09-06 Research In Motion Limited Map version control methods and apparatus for updating the use of network-maintained map data sets for mobile communication devices
US8121610B2 (en) 2006-03-31 2012-02-21 Research In Motion Limited Methods and apparatus for associating mapping functionality and information in contact lists of mobile communication devices
US8244279B2 (en) 2006-03-31 2012-08-14 Research In Motion Limited Methods and apparatus for associating mapping functionality and information in contact lists of mobile communication devices
JP2012194058A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Kokusai Kogyo Co Ltd 目的地案内システム、及び目的地案内装置
US8356049B2 (en) 2010-02-26 2013-01-15 Panasonic Corporation Landmark search apparatus, electronic apparatus and imaging apparatus having the same, and landmark search method
JP2015034897A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 三菱電機株式会社 表示制御装置及び表示制御方法
WO2015059742A1 (ja) * 2013-10-21 2015-04-30 三菱電機株式会社 地図表示装置
JP2015533416A (ja) * 2012-10-23 2015-11-24 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated ロケーション対応モバイルデバイスのためのリアルタイム経路提案
JP2017044873A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 パイオニア株式会社 表示制御装置及び表示制御方法並びに表示制御用プログラム
JP2021071925A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 ニッタン株式会社 避難誘導システム

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170999A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Victor Co Of Japan Ltd ナビゲーション装置
JP2007205718A (ja) * 2006-01-30 2007-08-16 Mitsubishi Electric Corp 歩行者ナビゲーション装置、歩行者ナビゲーション方法及び歩行者ナビゲーションプログラム
US8788604B2 (en) 2006-03-31 2014-07-22 Blackberry Limited Methods and apparatus for providing map locations in user applications using URL strings
US8014796B2 (en) 2006-03-31 2011-09-06 Research In Motion Limited Map version control methods and apparatus for updating the use of network-maintained map data sets for mobile communication devices
US11326897B2 (en) 2006-03-31 2022-05-10 Blackberry Limited Methods and apparatus for retrieving and displaying map-related data for visually displayed maps of mobile communication devices
US10678819B2 (en) 2006-03-31 2020-06-09 Blackberry Limited Methods and apparatus for providing map locations in user applications using URL strings
US10567921B2 (en) 2006-03-31 2020-02-18 Blackberry Limited Methods and apparatus for associating mapping functionality and information in contact lists of mobile communication devices
US10075808B2 (en) 2006-03-31 2018-09-11 Blackberry Limited Methods and apparatus for providing map locations in user applications using URL strings
US7913192B2 (en) 2006-03-31 2011-03-22 Research In Motion Limited Methods and apparatus for retrieving and displaying map-related data for visually displayed maps of mobile communication devices
US9083789B2 (en) 2006-03-31 2015-07-14 Blackberry Limited Methods and apparatus for associating mapping functionality and information in contact lists of mobile communication devices
US8121610B2 (en) 2006-03-31 2012-02-21 Research In Motion Limited Methods and apparatus for associating mapping functionality and information in contact lists of mobile communication devices
US8166083B2 (en) 2006-03-31 2012-04-24 Research In Motion Limited Methods and apparatus for providing map locations in user applications using URL strings
US8244279B2 (en) 2006-03-31 2012-08-14 Research In Motion Limited Methods and apparatus for associating mapping functionality and information in contact lists of mobile communication devices
US10045158B2 (en) 2006-03-31 2018-08-07 Blackberry Limited Methods and apparatus for associating mapping functionality and information in contact lists of mobile communication devices
US9723438B2 (en) 2006-03-31 2017-08-01 Blackberry Limited Methods and apparatus for providing map locations in user applications using URL strings
US9091555B2 (en) 2006-03-31 2015-07-28 Blackberry Limited Map version control methods and apparatus for updating the use of network-maintained map data sets for mobile communication devices
EP1840520A1 (en) * 2006-03-31 2007-10-03 Research In Motion Limited User interface methods and apparatus for controlling the visual display of maps having selectable map elements in mobile communications devices
US8397171B2 (en) 2006-03-31 2013-03-12 Reaearch In Motion Limited User interface methods and apparatus for controlling the visual display of maps having selectable map elements in mobile communication devices
US7720893B2 (en) 2006-03-31 2010-05-18 Research In Motion Limited Methods and apparatus for providing map locations in user applications using URL strings
JP2008096263A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 案内サーバ装置,案内方法及びその方法を実装した案内プログラム
JP4499755B2 (ja) * 2007-03-09 2010-07-07 日本電信電話株式会社 環状idマーク生成装置,環状idマーク生成方法及びその方法を実装した環状idマークプログラム
JP2008224263A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 環状idマーク生成装置,環状idマーク生成方法及びその方法を実装した環状idマークプログラム
JP2010197588A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Ntt Docomo Inc 地図表示システム及び地図表示方法
US8356049B2 (en) 2010-02-26 2013-01-15 Panasonic Corporation Landmark search apparatus, electronic apparatus and imaging apparatus having the same, and landmark search method
JP2012194058A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Kokusai Kogyo Co Ltd 目的地案内システム、及び目的地案内装置
US10200818B2 (en) 2012-10-23 2019-02-05 Qualcomm Incorporated Real-time path suggestion for a location-enabled mobile device
US10455360B2 (en) 2012-10-23 2019-10-22 Qualcomm Incorporated Real-time path suggestion for a location-enabled mobile device
JP2015533416A (ja) * 2012-10-23 2015-11-24 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated ロケーション対応モバイルデバイスのためのリアルタイム経路提案
US11463840B2 (en) 2012-10-23 2022-10-04 Qualcomm Incorporated Real-time path suggestion for a location-enabled mobile device
JP2015034897A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 三菱電機株式会社 表示制御装置及び表示制御方法
JPWO2015059742A1 (ja) * 2013-10-21 2017-03-09 三菱電機株式会社 地図表示装置
WO2015059742A1 (ja) * 2013-10-21 2015-04-30 三菱電機株式会社 地図表示装置
JP2017044873A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 パイオニア株式会社 表示制御装置及び表示制御方法並びに表示制御用プログラム
JP2021071925A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 ニッタン株式会社 避難誘導システム
JP7519769B2 (ja) 2019-10-31 2024-07-22 ニッタン株式会社 避難誘導システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3985806B2 (ja) 2007-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005301196A (ja) 地図表示方法、地図表示システム、携帯端末、地図情報サーバ及びプログラム
US9702721B2 (en) Map service with network-based query for search
KR102325495B1 (ko) 관심 지점 정보를 푸싱하기 위한 방법 및 시스템
US9163951B2 (en) Optional re-routing
US8175802B2 (en) Adaptive route guidance based on preferences
US8244454B2 (en) Navigation device and method
US20050027437A1 (en) Device, system, method and program for notifying traffic condition and recording medium storing the program
US20040243307A1 (en) Personal GPS navigation device
US7792635B2 (en) Multi-function navigation system
EP2350568A1 (en) Method, apparatus and computer program product for providing a cursor for indicating context data in a mapping application
CN101903747A (zh) 导航装置及方法
KR100892079B1 (ko) 내비게이션 시스템
US20110244840A1 (en) Communication system with caller identification mechanism and method of operation thereof
KR101332816B1 (ko) 프라이빗 태그를 제공하는 증강 현실 장치 및 방법
JP5127332B2 (ja) 画像表示装置、画像表示方法および画像表示装置用プログラム
EP1657525A1 (en) Navigation device
JP2006184235A (ja) 地域案内システム
JP2008082818A (ja) ナビゲーションシステムおよびナビゲーション装置
JP2007114797A (ja) 地図表示方法、地図表示システム、携帯端末およびプログラム
JP4282452B2 (ja) 携帯端末
EP1503357A1 (en) Device, system, method for notifying traffic conditions
JP2014122837A (ja) 情報共有システム
JP2009063473A (ja) ナビゲーション装置及びプログラム
KR20060032841A (ko) 바코드를 이용한 네비게이션 시스템 및 방법과 이를 위한이동 통신 단말
KR20070050607A (ko) 인터넷 웹사이트에서의 네비게이션 위치정보 제공시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees