JP2005300358A - 高速液体クロマトグラフィー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メラトニン測定用のHPLCシステムを提供する。
【解決手段】 本発明は、メラトニンを含む生体試料を導入する試料導入手段;少なくとも複数のカラムを有し、前記生体試料を、濃縮し且つ分離して、前記メラトニンを含む画分を採取する処理手段;及び単一の質量分析器を用いた選択イオン検出により、前記画分を用いて、前記メラトニンに由来する成分を検出する検出手段;を有することを特徴とする。煩雑な前処理を行うことなく、選択的にメラトニンを定量することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラムスイッチング−セミミクロカラム液体クロマトグラフィー/質量分析法に関し、特に、ヒト唾液中内因性MLTの直接かつ高感度分析に用いるカラムスイッチング−セミミクロカラム液体クロマトグラフィー/質量分析法に関する。
メラトニン(MLT)は、松果体から分泌される内因性ホルモンの一つであり、サーカディアンリズムなど、内因性制御活動の有用な指標として知られている。
生体液中のメラトニン(MLT)濃度をモニタリングする方法としては、免疫学的手法ガスクロマトグラフィー/負イオン化学イオン化質量分析法(GC/NICI−MS)
電気化学検出器(非特許文献6乃至8)又は蛍光検出器(非特許文献9乃至11)と組合わせた高速液体クロマトグラフィー(HPLC)液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析法(LC/MS/MS)などによる方法が報告されている。
McIntyre IM、Norman TR、Burrows GD、Armstrong SM、J.Pineal.Res.1987;4:177〜183. Nowak RMcMillen IC、Redman J、Short RV、Clin.Endocrinol.1987;27:445〜452. Laakso M−L、Porkka−Heiskanen T、Alila A、Stenberg D、Johansson G、J.Pineal.Res.、1990;9;39〜50. Voultsios A、Kennaway DJ、Dawson D、J.Biol.Rhyth.、1997;12:457〜466. Nagtegaal E、Peeters T、Swart W、Smits M、Kerkhof G、van der Meer G、Therap.Drug Monit.、1998;20:181〜183. Vieira R、Miguez J、Lema M、Aldegunde M、Anal.Biochem.、1992;205:300〜305. Harumi T、Akutsu H、Matsushima S、J.Chromatogr.B、1996;675:152〜156. Chanut E、Nguyen−Legros J、Versaux−Botteri C、Trouvin J−H、Launay J−M、J.Chromatogr.B、1998;709:11〜18. Rizzo V、Porta C、Moroni M、Scoglio E、 Moratti R、J.Chromatogr.B、2002;774:17〜24. Romsing S、Ulfberg J、Bergqvist Y、Scand.、J.Clin.Lab.Invest.、2003;63:81〜88. Peniston−Bird JF、Di W−L、Street CA、Kadva A、Stalteri MA、Silman RE、Clin.Chem.、1993;39:2242〜2247. Eriksson K、Ostin A、Levin J−O、J.Chromatogr.B、2003;794:115〜123. Guidance for Industry−Bioanalytical Method Validation、FDA、CDER、 and CVM、May 2001. Simonin G、Bru L、Lelievre E、Jeanniot J−P、Bromet N、Walther B、Boursier−Neyret C、J.Pharm.Biomed.Anal.、1999;21:591〜601. Sanders DC、Chaturvedi AK、Hordinsky JR、J.Anal.Toxicol.、1999;23:159〜167. Miles A、Life Sci.、1989;44:375〜385.
しかしながら、先行技術では、煩雑な試料の前処理が必要であり、測定値の信頼性を有しつつ、サーカディアンプロファイル測定に十分な感度で、ヒト唾液中の内因性MLTを直接定量可能なクロマトグラフ手法は報告されていない。
本発明は、以上の実情に鑑みてなされたものであり、以下の構成を有するHPLCにより解決する。
つまり、請求項1に記載の発明によると、本発明の高速液体クロマトグラフィー装置は、
メラトニンを含む生体試料を導入する試料導入手段;
少なくとも複数のカラムを有し、前記生体試料を、濃縮し且つ分離して、前記メラトニンを含む画分を採取する処理手段;及び
単一の質量分析器を用いた選択イオン検出又は選択反応検出により、前記画分を用いて前記メラトニンに由来する成分を検出する検出手段;
を有することを特徴とする。
これにより、必要最小限の試料の前処理のみで、選択的にメラトニンを定量分析することが可能となる。
また、請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の発明において、上記の少なくとも複数のカラムのそれぞれは、C8又はフェニル基結合型を有する第1カラム、炭素数8乃至30の側鎖を有するシリカベース若しくはポリマーベースの基材からなる第2カラム及び炭素数8乃至30の側鎖を有するシリカベース若しくはポリマーベースの基材からなる第3カラムであることを特徴としている。これにより、効率的に、生体試料中に含まれるメラトニンを濃縮し、その化学的特性に応じて分離することにより、煩雑な前処理を行うことなく、生体試料を直接導入することによりメラトニンを高感度に測定することが可能となる。
さらに、請求項3に記載の発明によると、請求項1又は2に記載の発明において、前記試料導入手段は、オートインジェクターであることを特徴としている。これにより、上述のシステムにより実行される分析工程を、試料の導入から検出まで自動的に行うことが可能となる。
最小限の試料前処理と比較的短い分析時間により、ハイスループットでの分析を可能にする、選択性に優れたMLTの定量が可能となる。
メラトニン(MLT)は、松果体から分泌される内因性ホルモンの一つである。哺乳類におけるMLTの最も知られた機能は、睡眠−覚醒サイクルの制御である。ヒトにおけるその他の機能は、性成熟、鬱、抗酸化など多岐にわたる。MLTは、ヒトのサーカディアンバイオリズムの調節に中心的役割を果たす神経性内分泌物質であり、そのサーカディアンリズムのプロファイリングは内因性制御活動の有用な指標として認識されている。
ヒトのMLTモニタリングを行う際の理想的な試料として、唾液が血液に代わる有用かつ非侵襲な代用品として注目を集めてきた。唾液中のMLT濃度は血液中のものとよく相関することが知られているので、よい指標となりうる。一方、このアプローチにおける難しさは、分析方法に必要とされる感度にある。唾液中MLT濃度は、血中のフリーな(アルブミン非結合の)濃度に相当するため、血中レベルの約30%となる。MLTの正常な生理学的血漿レベルは、昼間で<10pg/mL、夜間で60pg/mLと報告されている。したがって、生体由来のタンパク成分等、夾雑物質中に存在するpgレベルのMLTを検出することになり、アッセイ法は必然的に高感度で選択的である必要がある。
(カラムスイッチングシステムの構築)
ヒト唾液中の内因性MLT濃度は、昼間で数pg/mL、夜間で20〜30pg/mLと報告されている(非特許文献1及び3)。一方、用いた質量分析器における概算の検出限界は、調整したSIM条件下でMLT1pgであった。試料の直接注入で必要感度を満足させるため、多めの試料注入とオンライン試料濃縮が可能なカラムスイッチングシステムを構築した。
本発明におけるHPLCシステムの一例は、3本のカラムと2つの六方バルブで構築した(図1)。図2には、タイムプログラムと操作の詳細なまとめを、目的成分の流れイメージとともに示した。シリカベースの混成機能C8又はフェニル基材を充填したプレカラムがオンライン試料クリーンアップを担うことで、唾液の直接注入分析が可能となった。プレカラムからの目的成分フラクションは、ハートカット(バルブ切り替えにより分画する操作)され、オンライン濃縮のために中間トラップカラムへと導いた。保持された目的成分は、引き続いて強い溶媒強度の移動相でバックフラッシュ(トラップカラムの終端から移動相を逆に流す操作)され、最後の分析カラムへの導入される。MLTは分析カラム先端で再度濃縮され、直ちに残存するマトリックス由来の妨害成分と分離される。第2のバルブ(図1のV2)は、不要な溶離液部分を排除するために用いた。
試料の大量注入は、2〜6mm内径のプレカラムの採用により実現した。最終分離を担う分析カラムには、効果的な試料の濃縮と低流速化による高いESIシグナルを達成するため、セミミクロ内径(1〜3mm)のものを用いた。中間のトラップカラムは、異なる流速(200〜2500μL/分及び50〜500μL/分)に対する緩衝効果を得るべく機能する。このトラップカラムのサイズ(2〜6mmID×10mm)は、トラップ及びバックフラッシュの両方向で目的成分の迅速な移動が可能になるように設定した。
カラムスイッチング法は、次の3ステップにより構築した:3段階のクロマトグラフ過程個別の最適化、それらの組合わせとその状態でのチューニング。各ステップの詳細を以下の小節にて述べる。
(a) 移動相
移動相に用いる有機溶媒の選択は、高感度なLC/MS分析法の開発に重要な因子である。本システムには、MLTのエレクトロスプレーイオン化(ESI)において、アセトニトリルより高い応答と優れたS/N比を与えたメタノールを選択した。緩衝剤には、揮発性に優れた酢酸アンモニウムを用いた。酢酸アンモニウムの添加は、ナトリウム付加イオンの抑制の面でも有用であった。
(b) プレカラムにおけるクロマトグラフ条件の最適化
プレカラムは、数種のシリカベースの混成機能型充填剤から選定した。プレカラムの選定基準は、(i)タンパク質の凝固を防ぐ低い有機溶媒濃度(10v/v%)の移動相でMLTが適度に保持されること、(ii)唾液由来の妨害成分の効果的な除去、且つ(iii)大量注入時にもMLTピーク形状が劣化しないこと、とした。
検証したプレカラム基材のうち、C8結合形基材(MF−C8)又はフェニル結合型基材(MF−Ph)が、唾液からのMLTの抽出における保持、分離及びピーク幅に最良のバランスを示した。図3は、MF−C8プレカラムにおける、MLT/d7−MLT混液(A)及びヒト唾液(B)の典型的な溶離プロファイルを示す(検出:UV223nm)。移動相は、20mMの酢酸アンモニウムを含む水−メタノール混液(90:10、v/v)とした。図示した通り、MLTは大部分のマトリックス由来妨害成分(ピーク面積で99%)と短時間のうちに分離された。注入量は、オートインジェクターの最大注入量である400μLとした。試料注入量がMLTの保持時間及びピーク形状へ与える影響は、この注入量まで顕著ではないことを確認した。注目すべきは、内因性のMLTレベルはここでの注入量の約10、000分の1に過ぎないことであり、本プロセスに続く検出方法の選択性がいかに重要であるかがわかる。
最適化されたカラムスイッチング条件において、目的成分の分画幅(ハートカット容積)は1.1分に決定した。すなわち、“MLTのピークトップから+0.5分、−0.6分”に相当するプレカラムからの溶離液を、六方バルブ(図1及び2のV1)のバルブ位置を変えることで、次のトラップカラムに導入した。マイナスのオフセット(0.1分)は、唾液成分がプレカラムに蓄積するにつれ生じるわずかだが逐次的なMLT保持時間の減少に対応するためである。その程度については、耐久性に関する章にて後述する。
(c) 中間トラップカラムの選択
MLTはlogP値約1.6と中程度の疎水性を有する。このことから、中間トラップカラムは、異なる特性をもつシリカベースのC18ショートカラムから選定したが、これに限定されるものではなく、炭素数8乃至30の側鎖を有するシリカベースの基材又は炭素数8乃至30の側鎖を有するポリマーベースの基材からなるカラムであれば、本発明の目的を良好に達成することができる。各カラムのMLTトラップ能は、プレカラム用移動相(バッファー含有10%メタノール)を1,000μL/分で流した時のMLTの保持をUVでモニターすることで評価した。評価したカラムのうち、最も水素結合性の低いシリカベースのC18相を充填したものを、k’が100以上(12分以上)と強くかつ十分なMLTの保持を示したため採用した。カラムのサイズとしては、2〜6−mmID×10−mmが十分なトラップ容量とバックフラッシュにおける迅速な目的成分の移送の両立に最適であることがわかった。
(d) 分析カラムにおけるクロマトグラフ条件
主分析カラムは以下の基準で選定した:(i)中〜高レベルの有機溶媒を含む移動相(≧40v/v%)で適度なMLTの保持があること、(ii)MLTと唾液由来の起こりうる妨害成分との良い分離、そして(iii)低い背圧(≦10MPa)。基準(i)は、トラップカラムからの目的成分の迅速な溶離と、主カラムにおけるシャープな試料バンドの実現に不可欠である。基準(ii)もまた、イオン源の洗浄頻度を減らし、イオン化過程でのサプレッションをできる限り避けるのに重要である。本発明において、上記の基準を満たすカラムとしては、炭素数8乃至30の側鎖を有するシリカベースの基材又は炭素数8乃至30の側鎖を有するポリマーベースの基材からなるカラムが挙げることができる。
複数のカラム及び移動相を調べた結果、次の組合わせが上記基準を最大限満たした:比較的親水性の充填剤からなるセミミクロ内径のシリカベースのC18カラム(C18 AQ、1〜3−mmID×150−mm長+ガードカラム)及び5mMの酢酸アンモニウムを含む水−メタノール混液(50:50、v/v)。この組合わせにおけるMLTの保持時間は、4.2分(k’=2)であった。除去されずに残った唾液由来の妨害成分とMLTとの間の良好な分離は、カラムスイッチング構成にUV検出を組合わせた系で確認した。なお、このカラムは、比較的低い背圧で使用できた(2mmID×150mm長、200μL/分、40℃において〜7MPa)。
(e) SIM条件
主カラムに用いた移動相下において、MLTに対する最も高感度な応答を得るには、ESIの正イオンモードで行うことが好ましい。図4は、最適化したイオン源条件における、MLT(A)及び7−MLT(B)のマススペクトルを示す。MLTのモニターでは、ソースフラグメンテーションを起こし、バックグラウンドを減らすことで良いS/N比を得るため、付加的な電圧をイオン源に付加した。その結果m/z174.1における顕著なフラグメントをMLTのモニターイオンとした。このフラグメントは、おそらく側鎖からのアセタミド中性フラグメント(CHCONH、59amu)の脱離により生成した成分であると考えられるが、MTLの定量に適した成分であれば、上記フラグメント以外の成分をモニターイオンとしてもよい。ソース電圧(製造者の用語ではAQAmax)は、上記フラグメント種に安定で高い効率を与える最適値である40Vとした。D7−MLTは、ソースフラグメンテーション電圧をかけることなく、m/z240.1のプロトン化分子([M+H])としてモニターした。この条件下で、10、000pgのd7−MLTを注入しても、MLTモニターへのISのクロストークは観測されなかった。試料へ添加するIS量は、この1/25とした(1,000pg/mL唾液)。
本発明では、ヒト唾液中内因性MLTの直接かつ高感度分析用に開発した、カラムスイッチング−セミミクロカラム液体クロマトグラフィー/質量分析法の構築、バリデーション及び応用について開示する。本発明は、内部標準物質として重水素ラベルしたMLTを加えボルテックス攪拌するだけの前処理で、唾液の直接注入分析を可能にする。質量分析装置による選択イオン検出(SIM)との組合わせにより、S/N比5以上で検出限界2.5pg/mLが得られた。本発明の妥当性は、MLT添加唾液試料の分析を通じ、選択性、感度、直線性、真度及び精度について評価した。健常被験者のサーカディアンリズムモニタリングへの応用例も示す。
(唾液試料の採取・調製・保存)
(a) 分析法評価用のコントロール唾液
分析法評価に用いたコントロールヒト唾液は、健常な志願者から採取した:37歳男性1名と、3歳及び37歳の女性2名。唾液は、昼間(12:00〜15:00)に唾液採取器具サリベッテ(cotton swab without preparation type、 Sarstedt、 Aktiengesellschaft及びCo.Numbrecht、ドイツ)を用いて採取した。唾液提供者には、採取30分前から飲食を禁止し、採取直前に口腔内を清浄な水で洗浄するよう指示した。唾液は、採取器具製造者の指示どおり、器具内の綿栓を噛むことで採取した。採取時間は1〜2分とし、1バイアルあたり約1〜1.5mLの唾液を採取した。採取した唾液は直ちに凍結され、使用するまで−20℃で保存した。唾液は、使用前に容器ごと約15℃の流水中で15分間さらして融解させ、5℃、3750回転で15分間遠心した。
(b) サーカディアンプロファイリング用唾液
コントロール唾液提供者と同じ37歳男性及び同女性が、サーカディアンプロファイルモニターの試験に参加した。唾液の採取方法は、Nowakら(非特許文献2)による手順にほぼ沿って行った。唾液は1時間ごとに25時間採取した(女性被験者は20時開始、男性被験者は21時開始)。唾液採取期間を通じ、被験者は空調された部屋内にとどまった。照明は22時から7時まで照度の低い状態に落とし(暗期)、被験者は採取の時間を除き就寝した。唾液採取及び試料の扱いに関する他の手順は、上記のコントロール唾液と同様とした。
(標準溶液及び添加試料の調製)
MLT母液は、精密に量った100mgのメラトニン(MLT、構造式は図4(A)挿入図に図示、シグマ社(St.Louis、MO、USA))を100mLのメタノールに溶解させて調製した。MLTのストック溶液(1μg/mLメタノール溶液)はMLT母液をメタノール(関東化学(東京、日本)、HPLCグレード)で希釈して調製した。MLTストック溶液をさらに水で希釈して、終濃度5〜2500pg/mL(10濃度:5、10、25、50、100、250、500、1000、1500及び2500pg/mL)のMLT作業溶液を調製した。MLT母液は、褐色ガラスビンにいれ、−78°Cで保存した。MLTストック溶液及びMLT作業溶液は、使用まで褐色ガラスビンにいれ−20°Cで保存した。内部標準(IS)溶液は、メラトニンの重水素ラベル体(d7−MLT、構造式は、図4(B)挿入図に図示、N−[2−(5−methoxy−1H−indol−3−yl)tetradeuteroethyl]trideuteroacetamide)、Cerilliant(Austin、TX、USA)、100μg/mLのメタノール溶液)(100μg/mL)のメタノール溶液を、水(ミリQ超純水、ミリポア社製水ろ過システム(Millipore、東京、日本)から採取)で40ng/mLになるよう希釈して調製した。
標準溶液及び品質保証試料(QC試料)は、各測定ごとに、950μLのコントロール唾液の入った1.5mLのガラスバイアルに、25μLずつの作業溶液及びIS溶液を加えて調製した。QC試料中のMLT濃度は、10、25、100及び1000pg/mLとした。分析法バリデーション用のMLT添加唾液の調製も同じ手順で行った。
(装置)
分離系にはナノスペースSI−2セミミクロHPLCシステム(資生堂社製、東京、日本)を用いた。HPLCシステムの構成は、ポンプ2台(model3001)、脱気ユニット(model3010)、オートインジェクター(model3023)、カラムオーブン(model3004)、紫外可視吸光度検出器(model3002)、及び二連六方スイッチングバルブユニット(model3012)とした。オートインジェクターのサンプルループは、標準の250μL容量のものから、400μL容量のものに変更した。
質量分析法による検出は、エレクトロスプレーイオン源を備えたFinnigan AQA単四重極型質量分析計(Thermo Quest、San Jose、CA、USA)により行った。エレクトロスプレーイオン化に用いる窒素ガスは、20E/12E型窒素ガス発生装置(SIC、 System Instruments Corporation、横浜、日本)で供給した。
プレカラムには、シリカベースの混成機能C8相を充てんしたカートリッジタイプの短いカラムを用いた(図1の130に相当、Capcell Pak MF−C8 cartridge、 particle diameter (d)5μm、4.0mm(ID)×20mm、資生堂、東京、日本)。プレカラムの前には、0.55μmのポリエーテルエーテルケトン(PEEK)製フリットを組み込んだ低デッドボリュームのプレカラムマイクロフィルター(図1のFに相当、Upchurch Scientific、 Oak harbor、WA、USA)及びガードカラム(図1のGに相当、Capcell Pak MF−C8又はMF−Ph1 cartridge、d5μm、2〜6mm ID×10mm、資生堂、東京、日本)を接続した。中間トラップカラムには、ポリマー被覆型シリカC18カートリッジ(図1の150に相当、Capcell Pak C18 UG cartridge、d5μm、2〜6mmID×10mm、資生堂、東京、日本)を用いた。主分析カラムは、セミミクロ内径のシリカベースのC18カラム(ODSカラム)(図1の160に相当、Capcell Pak C18 AQ、d5μm、1〜3mm ID×150mm、資生堂、東京、日本)とした。分析カラムの前には、同じ充てん剤からなるガードカラム(図1のGに相当、1〜3mmID×10mm)を接続した。プレカラム及び分析カラムは、40°Cに保ったカラムオーブン中に入れて操作した。トラップカラムは、室温下で使用した(25±5°C)。
水平ローター(モデルGH−3.8)を備えた温調式遠心器、ベックマンコールターモデルGS−6KR(Beckman Coulter K.K.、東京、日本)は、3750rpm、5°Cで操作した。
(クロマトグラフ条件)
カラムスイッチングシステムの構成を図1に示し、図2には詳細なカラムスイッチング操作プログラムを目的成分の流れと共に示した。試料の通るすべての配管は、0.13mm内径のPEEKチューブとした。プレカラム用の移動相(ポンプ1、図1の110)は、20mMの酢酸アンモニウムを含む水−メタノール(90:10、v/v)、分析カラムの移動相(ポンプ2、図1の112)は、5mMの酢酸アンモニウムを含む水−メタノール(50:50、v/v)とした。すべてのカラムスイッチング分析は、試料注入量400μLで行った。インジェクションポートは、毎回注入ごとに20μLの水−メタノール(50:50、v/v)で洗浄した。オートインジェクター(図1の120)のサンプルラック温度は、分析期間を通じ15℃とした。
プレカラムと中間カラムは、カラム単体にUV223nm検出を組み合わせたシンプルな構成で最適化した。最適化には、MLT、d7−MLT混液(各0.125μg/mLの水溶液)を用いた(400μL注入)。MLT/d7−MLT混合ピークの保持時間をモニターする日常QCにもこの溶液を用いた。主分析カラムのクロマトグラフ条件の最適化は、2μLのMLT/d7−MLT混液(各5ng/mLの水溶液)をカラムに注入し選択イオンモニタリング(SIM)することで実施した。カラムスイッチングシステムの評価(システム回収率、ピーク形状及び感度)は、400μLのMLT/d7−MLT混液(MLT:25pg/mL、d7−MLT:1000pg/mL水溶液)をシステムに注入し、MLT及びd7−MLTのSIM応答を確認することで行った。
(質量分析条件)
エレクトロスプレーイオン源は、正イオンモードで操作した。窒素シースガスは、ガスレギュレーターを通し0.7Mpaで供給した。プローブ電圧は+3.00kVとし、プローブ温度は250°Cに設定した。ソース電圧(メーカー用語AQAmax)は、MLTモニターには40V、d7−MLTモニターには22Vとした。その他のイオン源パラメーターは、分析カラムのみを用いたMLTのLC/MS分析において、MLTのプロトン化分子イオンが最も強くかつ安定に得られる条件に最適化した。最適化の評価は、1μLのMLT溶液(10μg/mLメタノール)をカラムスイッチングと同様の条件で操作した分析カラムに注入して行った。
MLTの定量は、イオン源ブロック内で生成する主フラグメントイオン(m/z=174.06)のSIMにより行った。内部標準(IS)としたd7−MLTは、プロトン化分子イオン(m/z=240.06)のSIMにより検出した。ソース電圧は、それらターゲットイオンのシグナルが最も高くなる値に最適化した。両イオンとも、マススパン(測定質量幅)は0.10amu、ドゥエルタイムは0.167msとした。その他の質量分析部のパラメーターは、イオンエネルギー1.0eV;RFレンズ電圧0.3V;低質量側分解能、12.5;高質量側分解能、12.5;検出器電圧、650Vとした。
定量計算は、MLT及びISそれぞれのマスクロマトグラムにおけるMLT、ISのピーク面積を元に行った。データ取得、ピーク面積計算及び直線性とシステム適合性評価を含めた定量計算は、装置付属のソフトウェアFinnigan Xcalibur(version 1.2) 及びQuan Browser(version 1.2)を用いて行った。
(分析法バリデーションの方法)
開発した分析法の妥当性は、適切な試料を用い、(a)選択性、(b)直線性、(c)検出下限(LLOD)、定量限界(LLOQ)、(d)真度及び精度についての分析により検証した。日内及び日間再現性の評価には、検量線(1セット)及び4濃度水準のQC試料(N=6)を3日間に分けて分析した。マトリックス効果の検証は、2種の異なる起源の唾液から調製したQC試料の日間再現性により行った。評価基準は、生体試料分析法のバリデーションにおけるFDAガイドライン(非特許文献13)沿ったものとした。
(a)選択性
分析法の選択性は、3人の健常な志願者から採取した昼間唾液の分析により評価した。評価基準は、MLT及びISの保持時間付近に検出可能なピークを認めない、とした。
(b)直線性
MLTの定量は内部標準法により行った。高低の2濃度範囲とした検量線は、10濃度レベルのMLT標準溶液を使って作成した。5、10、25、50、100、250、500、1000、1500及び2500pg/mLのMLT及び1000pg/mLのd7−MLT(IS)を含むMLT標準溶液をそれぞれ分析し、SIMクロマトグラムにおけるMLT及びISのピーク面積比をそれらの既知濃度比に対してプロットした。低濃度領域用の検量線作成には、5、10、25、50、100及び250pg/mLのMLT標準溶液を用いた。高濃度領域用には、100、250、500、1000、1500及び2500pg/mLのMLT標準溶液を用いた。直線回帰計算は、重み付け及び原点強制なしで行った。すべての定量実験は、以上の計算方法を元に実施した。評価基準は、(1)決定係数(R)は最低5濃度レベルで>0.99であり、(2)各標準溶液の真度(期待値からのずれ)は、定量下限(LLOQ)では±20%以内、その他のポイントでは±15%以内である、とした。
(c)検出下限(LLOD)
検出下限(LLOD)は、推定LLOD付近のMLT添加唾液の分析により確認し、S/N比5が得られる濃度とした。
(d)精度と真度
精度と真度は、4濃度水準のQC試料(N=6)の3日間の分析結果から評価した。QC試料の濃度は、10(LLOQ)、25(Low)、100(Medium)及び1000(High)pg/mLとした。評価基準は、(1)日内及び日間精度が±15%以内であり、(2)日内及び日間真度が100±15%以内である、とした。
(e) 試料溶液の安定性
唾液中MLT及びd7−MLTの安定性についてはSimoninら(非特許文献14)によりまとめられている(+20℃ 7日、 +4℃ 7日、且つ、−20℃ 6ヶ月の3温度条件)ので、本発明では省略した。
(f) カラムスイッチングシステムとしての性能
最適化されたカラムスイッチング条件及び操作プログラム(図2)において各クロマトグラム過程の性能の維持と目的成分の完全な送達が達成されていることを示すため、カラムスイッチング過程あり・なしの条件で得たクロマトグラムを比較することでシステムリカバリーを評価した。その結果、カラムスイッチング構成のシステムに400μLの試料注入したときのクロマトグラムは、10pgオンカラムとして同一量のMLTを含む試料2μLを単一カラム構成に注入した時とほとんど同一のクロマトグラムを与えた。
図5は、本システムにより得たヒト夜間唾液の典型的なクロマトグラムを示す。図示のように、推定濃度25pg/mLの内因性MLTが良好なS/N比(〜50)にてモニターされた。一回の分析は10分以内に終了し、分析後のカラムのフラッシュや洗浄操作は必要としなかった。この点については、以下で述べる分析法バリデーションにて確認した。
(分析法バリデーションの結果)
(a) 選択性
分析法の選択性は、健常な志願者3名から得たヒト昼間唾液の分析により評価した。MLT及びd7−MLTのそれぞれのSIMクロマトグラムにおける各成分の溶出位置に、妨害ピークは認められなかった。
(b) 直線性
標準溶液の濃度範囲は、内因性サーカディアン測定(5〜250pg/mLで6濃度水準(“low range”))と外因性MLTの臨床応用(非特許文献15)(100〜2500pg/mLで6濃度水準(“high range”))の両方をカバーすべく設定した。2ヶ月間を通して得た検量線は、評価した濃度範囲において、決定係数(R)0.998以上と良好な直線性を示した(5〜250pg/mL(n=9)及び100〜2500pg/mL(n=6))。直線回帰計算により得た検量線は、平均値±標準偏差として、y=(0.00147±
0.000147)x+(0.00296±
0.00603)(low range)及びy=(0.00142±
0.0000987)x+(0.0375±
0.0201)(high range)であった。
(c) 検出下限 (LLOD)
MLTの検出下限は、S/N比5以上として2.5pg/mLであった。
(d) 精度及び真度
表1は、日内及び日間バリデーション評価結果をまとめたものである。内因性サーカディアンモニタリング(LLOQ〜MediumのQC、10〜100pg/mL)及び外因性MLTのほとんどの臨床モニタリング(Medium〜HighのQC、100〜1000pg/mL)をカバーするため、4濃度のQC試料を用いた。精度は評価した全濃度でRSD≦13%と、分析法バリデーションを通して満足いくものであった。真度もまた、97−108%と常に良好であった。
Figure 2005300358
(e) 耐久性
本システムは、少なくとも、70個の試料注入からなる一回の分析ラン(唾液総量として28mLを注入)の間、耐久性を示していた。QC試料はほぼ一定の値を示し、MS応答の絶対値も分析ランを通じて一定であった。唯一検出された変化は、プレカラムの前に配置したミクロフィルターの圧上昇であった。圧力は、70試料の分析ランで最大〜7.5MPaに到達したが、定量結果への影響は皆無であった。フィルターの交換は、試料注入の合間に、分析法の信頼性へ影響を与えずに交換することも可能である。
プレカラムマイクロフィルターとは対照的に、次のMF−C8プレカラムは繰り返し唾液注入後もほんのわずかな圧力増加と保持時間の減少しか示さなかったことから、フィルターが試料中の異物や不溶性成分の効果的な第一関門として働いたことが示唆された。総量16mLの唾液を注入した分析ラン3回の平均において、プレカラムの圧力上昇は対初期値約102%であった。保持時間の減少は0.07分より少なく、ピーク形状の劣化は認められなかった。これらの状態においても、プレカラムの前に配置した安価なガードカラムを交換することで、初期のカラム性能を容易に回復することができる。トラップカラム及び分析カラムにおいては、プレカラムのようなわずかな圧力上昇以外に、バリデーション操作を通じて顕著なダメージは観測されなかった。
本システムでは、プレカラムにおけるMLT保持時間の減少がシステム性能の重要な指標であった。したがって、システム適合性確認のためのQCサンプルとして、プレカラムにおけるMLT保持のモニターを各分析ランに含めた。プレカラム出口に接続されたUV検出器(図1、190に相当)はこの目的のために配置した。本分析法の変数は、プレカラムにおけるMLTの保持時間から一義的に決まるバルブスイッチングタイミングだけなので、分析条件の微調整は容易であった。
(健常な被験者のサーカディアンモニターへの応用)
図6は、本発明のHPLCシステムを用いて、健常な被験者2名から得た唾液中MLTのサーカディアンプロファイリングを示す。被験者のMLT濃度は2時にピークとなり、夜明け(6時30分)に向けて徐々に減少した。これらの唾液MLTの分泌プロファイルは、既報(非特許文献2乃至4及び16)の結果と類似していた。この結果から、本法はヒト唾液中の内因性MLTのサーカディアンモニタリングに有用であることが示された。本法は、MLT濃度1000pg/mLまで検証されているので、MLTの臨床応用へも適用できるであろう。
(結論)
開発したカラムスイッチングセミミクロLC/MS法は、ヒト唾液中の内因性MLTの直接定量を可能にした最初のクロマトグラフ手法である。本法は選択性に優れ、最小限の試料前処理と比較的短い分析時間により、高いスループットでの分析を可能にする。本法はまた、既に報告されている免疫学的またはLC/MS/MS法より劣るものの同等の感度を有することが示された。濃度範囲10〜1000pg/mLで評価したバリデーションの結果、及び健常被験者の内因性MLTプロファイリングへの応用成功例から、本法はほとんどのヒト被験者に対するMLT研究に有用であると考えられた。
本発明によるHPLCシステムの概略図である。 本発明に従ったシステムにより、カラムスイッチング操作プログラムの一例を示した図である。 本発明におけるプレカラムを用いたMLT/d7−MLT混液(A)及びヒト唾液(B)の典型的な溶離プロファイルである。 最適化したイオン源条件におけるMLT(A)及びd7−MLT(B)のマススペクトルである。 本発明に従ったシステムにより分析して得た夜間における唾液の典型的なクロマトグラムである。 本発明によるシステムを用いて得た、被検者(subject)由来の唾液中MLTのサーカディアンプロファイリングである。
符号の説明
110 ポンプ1
112 ポンプ2
120 オートインジェクター
130 プレカラム
140 六方バルブ
150 中間トラップカラム
160 分析カラム
170 六方バルブ
180 質量分析器
190 UV検出器

Claims (3)

  1. メラトニンを含む生体試料を導入する試料導入手段;
    少なくとも複数のカラムを有し、前記生体試料を、濃縮し且つ分離して、前記メラトニンを含む画分を採取する処理手段;及び
    単一の質量分析器を用いた選択イオン検出又は選択反応検出により、前記画分を用いて前記メラトニンに由来する成分を検出する検出手段;
    を有する高速液体クロマトグラフィー装置。
  2. 前記の少なくとも複数のカラムのそれぞれは、C8又はフェニル基結合型基材を有する第1カラム、炭素数8乃至30の側鎖を有するシリカベース若しくはポリマーベースの基材からなる第2カラム及び炭素数8乃至30の側鎖を有するシリカベース若しくはポリマーベースの基材からなる第3カラムであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記試料導入手段は、オートインジェクターであることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
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