JP2005295734A - 衝突検知装置および方法 - Google Patents

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Kohei Horisaki
耕平 堀崎
Hiroshi Shiromizu
博 白水
Naoki Miyazaki
直紀 宮▲崎▼
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Abstract

【課題】移動体が安定的に障害物への衝突を検知しつつ走行できるようにする。
【解決手段】移動体の走行中にDCモータの回転速度を検出し、その出力信号と回転速度指令信号とを比較して比例・積分特性を付与し、その出力信号をPWM信号に変換し、当該PWM信号により異常状態かどうかを判別し、正常であればPWM信号をDCモータへ与えるとともに所定時間待機し、異常であれば異常状態が継続した時間を計測してその出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、比較結果の出力信号が異常であればDCモータを停止させる。
【選択図】図4

Description

本発明はDCモータにPWM制御を用いることで駆動される移動体における衝突検知装置および方法に関するものである。
移動体が移動中に障害物に衝突したこと自らが知るには、様々なセンサが使われてきた。これらのセンサが何らかの信号を送信し、これを解析もしくは検知することで移動体は自身が障害物に衝突したと判断していた。
しかし、移動体が衝突したことを自ら知るためにセンサを用いているので、用いられるセンサの信頼性に依存するシステムとなっていた。
特開平7−165009号公報
上記従来のセンサ等を用いる衝突検知方法および装置では、コスト高となり、非経済的な方法および装置となってしまう。また、衝突検知の信頼性もセンサやセンサが働く基板等の物理的な要素に依存することとなってしまう。
したがって、環境によって誤動作を起こす可能性を大きく抑えるまでには至らなかった。
そこで、本発明は、センサを用いることなく、移動体が安定的に障害物への衝突を検知しながら走行することのできる衝突検知装置および方法を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の衝突検知装置は、PWM制御で回転駆動される駆動源である1つのDCモータと、上記DCモータにより回転される1個以上の駆動輪と、上記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知装置であって、上記移動体の走行中に上記DCモータの回転速度を検出するモータ回転速度検出手段と、上記モータ回転速度検出手段の出力信号と回転速度指令信号とを比較する第1の比較手段と、上記第1の比較手段の出力信号に対して比例・積分特性を付与する補償手段と、上記補償手段の出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換してこれを上記DCモータに与えるPWM出力変換手段と、上記PWM出力変換手段の出力信号に基づいて異常状態かどうかの判別を行う第1の異常状態判別手段と、上記第1の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する異常継続時間計測手段と、上記異常継続時間計測手段の出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第2の比較手段と、上記第2の比較手段の出力信号に対してその出力信号が異常状態かどうかの判別を行う第2の異常状態判別手段と、上記第2の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば、上記DCモータを停止させる停止手段と、上記一連の処理を所定の間隔おきに実行させるサイクリック処理手段とを有する構成としたものである。
本発明の好ましい形態において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた場合に異常状態であると判別する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出
力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、上記異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない場合に異常状態であると判別する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した場合に異常状態であると判別する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした場合に異常状態であると判別する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記停止手段により停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記動作パターンは、上記停止手段により停止した後、停止する直前に回転していた上記駆動輪の回転方向と逆方向へ上記駆動輪が回転して上記移動体が移動するパターンである。
この課題を解決するために、本発明の衝突検知装置は、PWM制御で回転駆動される駆動源である複数のDCモータと、上記DCモータによりそれぞれ回転される複数の駆動輪と、上記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知装置であって、上記移動体の走行中に上記DCモータの回転速度を検出するモータ回転速度検出手段と、上記モータ回転速度検出手段の出力信号と回転速度指令信号とを比較する第1の比較手段と、上記第1の比較手段の出力信号に対して比例・積分特性を付与する補償手段と、上記補償手段の出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換してこれを上記DCモータに与えるPWM出力変換手段と、上記PWM出力変換手段の出力信号に基づいて異常状態かどうかの判別を行う第1の異常状態判別手段と、上記第1の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する異常継続時間計測手段と、上記異常継続時間計測手段の出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第2の比較手段と、上記第2の比較手段の出力信号に対してその出力信号が異常状態かどうかの判別を行う第2の異常状態判別手段と、上記第2の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば、全ての上記DCモータを停止させる停止手段と、上記一連の処理を所定の間隔おきに実行させるサイクリック処理手段とを有する構成としたものである。
本発明の好ましい形態において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた場合に異常状態であると判別する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間
に、上記異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない場合に異常状態であると判別する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した場合に異常状態であると判別する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした場合に異常状態であると判別する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記停止手段により停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記動作パターンは、最初に衝突を検知した上記駆動輪が設置されている場所の近傍に障害物が存在したと予測し、何れの上記駆動輪が衝突を検知したのかという情報に基づいて決定される。
本発明のさらに好ましい形態において、上記動作パターンは、障害物に衝突し上記停止手段により停止した後、停止する直前に回転していたそれぞれの上記駆動輪の回転方向と逆方向へそれぞれの上記駆動輪が回転して上記移動体が移動する第1の動作と、上記第1の動作が完了した後、障害物が存在したと予測した場所を避ける方向へと上記移動体の進行方向を変える第2の動作とである。
この課題を解決するために、本発明の衝突検知方法は、PWM制御で回転駆動される駆動源である1つのDCモータと、上記DCモータにより回転される1個以上の駆動輪と、上記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知方法であって、上記移動体の走行中に上記DCモータの回転速度を検出する第1のステップと、上記第1のステップで得た出力信号と回転速度指令信号とを比較する第2のステップと、上記第2のステップで得た出力信号に対して比例・積分特性を付与する第3のステップと、上記第3のステップで得た出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換する第4のステップと、上記第4のステップで得た上記DCモータに与えるPWM信号により、予め定めた異常状態判別基準に基づいて、異常状態かどうかの判別を行う第5のステップと、上記第5のステップの判別結果が正常であれば上記PWM信号を上記DCモータへ与える第6のステップと、上記第5のステップの判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する第7のステップと、上記第7のステップで得た出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第8のステップと、上記第8のステップで得た出力信号に対してその出力信号が異常であれば、上記DCモータを停止させる第9のステップと、上記第6のステップの後、所定時間待機する第10のステップと、上記第1〜第10のステップをサイクリックに処理する第11のステップとを有するものである。
本発明の好ましい形態において、上記異常状態は、上記第4のステップで得た上記DCモータへ与えるPWM信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その
閾値を超えた状態である。
本発明のさらに好ましい形態において、上記異常状態は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない状態である。
本発明のさらに好ましい形態において、上記異常状態は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態である。
本発明のさらに好ましい形態において、上記異常状態は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした状態である。
本発明のさらに好ましい形態において、上記衝突検知では、上記第9のステップにより移動体が停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記動作パターンは、上記移動体が停止した後、停止する直前に回転していた上記駆動輪の回転方向と逆方向へ上記駆動輪が回転して上記移動体が移動する。
この課題を解決するために、本発明の衝突検知方法は、PWM制御で回転駆動される駆動源である複数のDCモータと、上記DCモータによりそれぞれ回転される複数の駆動輪と、上記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知方法であって、上記移動体が走行中に上記DCモータの回転速度を検出する第1のステップと、上記第1のステップで得た出力信号と回転速度指令信号とを比較する第2のステップと、上記第2のステップで得た出力信号に対して比例・積分特性を付与する第3のステップと、上記第3のステップで得た出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換する第4のステップと、上記第4のステップで得た上記DCモータに与えるPWM信号により、予め定めた異常状態判別基準に基づいて、異常状態かどうかの判別を行う第5のステップと、上記第5のステップの判別結果が正常であれば上記PWM信号を上記DCモータへ与える第6のステップと、上記第5のステップの判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する第7のステップと、上記第7のステップで得た出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第8のステップと、上記第8のステップで得た出力信号に対してその出力信号が異常であれば、すべての上記DCモータを停止させる第9のステップと、上記第6のステップの後、一定時間待機する第10のステップと、上記第1〜第10のステップをサイクリックに処理する第11のステップとを有するものである。
本発明の好ましい形態において、上記異常状態は、上記第4のステップで得た上記DCモータへ与えるPWM信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた状態である。
本発明のさらに好ましい形態において、上記異常状態は、上記第4のステップで得たP
WM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない状態である。
本発明のさらに好ましい形態において、上記異常状態判別基準は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態である。
本発明のさらに好ましい形態において、上記異常状態判別基準は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした状態である。
本発明のさらに好ましい形態において、上記衝突検知では、上記第9のステップにより移動体が停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開する。
本発明のさらに好ましい形態において、上記動作パターンは、最初に衝突を検知した上記駆動輪が設置されている場所の近傍に障害物が存在したと予測し、何れの上記駆動輪が衝突を検知したのかという情報に基づいて決定される。
本発明のさらに好ましい形態において、上記動作パターンは、上記第9のステップにより移動体が停止した後、停止する直前に回転していた上記駆動輪の回転方向と逆方向へ上記駆動輪が回転して上記移動体が移動する第1の動作と、上記第1の動作が完了した後、障害物が存在したと予測した場所を避ける方向へと上記移動体の進行方向を変える第2の動作とである。
本発明によれば、DCモータにPWM制御を行い、そのデューティ比の変化で障害物に衝突したかどうかを判別するようにしているので、移動体の走行において周囲の環境によって誤動作を起こすことなく確実に障害物への衝突を検知することが可能となり、センサを用いることなく、安定的に衝突を検知しながら走行することができるという有効な効果が得られる。
また、本発明によれば、システム全体としても誤動作を起こす可能性を大きく抑えることが可能になるという有効な効果が得られる。
本発明の請求項1に記載の発明は、PWM制御で回転駆動される駆動源である1つのDCモータと、上記DCモータにより回転される1個以上の駆動輪と、上記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知装置であって、上記移動体の走行中に上記DCモータの回転速度を検出するモータ回転速度検出手段と、上記モータ回転速度検出手段の出力信号と回転速度指令信号とを比較する第1の比較手段と、上記第1の比較手段の出力信号に対して比例・積分特性を付与する補償手段と、上記補償手段の出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換してこれを上記DCモータに与えるPWM出力変換手段と、上記PWM出力変換手段の出力信号に基づいて異常状態かどうかの判別を
行う第1の異常状態判別手段と、上記第1の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する異常継続時間計測手段と、上記異常継続時間計測手段の出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第2の比較手段と、上記第2の比較手段の出力信号に対してその出力信号が異常状態かどうかの判別を行う第2の異常状態判別手段と、上記第2の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば、上記DCモータを停止させる停止手段と、上記一連の処理を所定の間隔おきに実行させるサイクリック処理手段とを有する衝突検知装置であり、移動体の走行において周囲の環境によって誤動作を起こすことなく確実に障害物への衝突を検知することが可能となり、センサを用いることなく、安定的に衝突を検知しながら走行することができるという作用を有する。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた場合に異常状態であると判別する衝突検知装置であり、移動体の走行において周囲の環境によって誤動作を起こすことなく確実に障害物への衝突を検知することが可能となり、センサを用いることなく、安定的に衝突を検知しながら走行することができるという作用を有する。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、上記異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない場合に異常状態であると判別する衝突検知装置であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した場合に異常状態であると判別する衝突検知装置であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした場合に異常状態であると判別する衝突検知装置であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記停止手段により停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開する衝突検知装置であり、移動体は走行中に障害物に衝突して停止した後、障害物があった方向以外の方向へそれまでの進行方向を修正することができるという作用を有する。
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、上記動作パターンは、上記停止手段により停止した後、停止する直前に回転していた上記駆動輪の回転方向と逆方向へ上記駆動輪が回転して上記移動体が移動するパターンである衝突検知装置であり、移動体は走行中に障害物に衝突して停止した後、障害物に衝突する前に走行していた所定の位置へと戻り、その後検知した障害物がない方向へと進行方向を修正することができるという作用を有する。
本発明の請求項8に記載の発明は、PWM制御で回転駆動される駆動源である複数のDCモータと、上記DCモータによりそれぞれ回転される複数の駆動輪と、上記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知装置であって、上記移動体の走行中に上記DCモータの回転速度を検出するモータ回転速度検出手段と、上記モータ回転速度検出手段の出力信号と回転速度指令信号とを比較する第1の比較手段と、上記第1の比較手段の出力信号に対して比例・積分特性を付与する補償手段と、上記補償手段の出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換してこれを上記DCモータに与えるPWM出力変換手段と、上記PWM出力変換手段の出力信号に基づいて異常状態かどうかの判別を行う第1の異常状態判別手段と、上記第1の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する異常継続時間計測手段と、上記異常継続時間計測手段の出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第2の比較手段と、上記第2の比較手段の出力信号に対してその出力信号が異常状態かどうかの判別を行う第2の異常状態判別手段と、上記第2の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば、全ての上記DCモータを停止させる停止手段と、上記一連の処理を所定の間隔おきに実行させるサイクリック処理手段とを有する衝突検知装置であり、移動体の走行において周囲の環境によって誤動作を起こすことなく確実に障害物への衝突を検知することが可能となり、センサを用いることなく、安定的に衝突を検知しながら走行することができるという作用を有する。また、どの駆動源が検知したかを知り、その情報を停止後の動作に反映することができ、さらに、何れか一つの駆動源でも衝突を検知すると停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた場合に異常状態であると判別する衝突検知装置であり、移動体の走行において周囲の環境によって誤動作を起こすことなく確実に障害物への衝突を検知することが可能となり、センサを用いることなく、安定的に衝突を検知しながら走行することができるという作用を有する。また、どの駆動源が検知したかを知り、その情報を停止後の動作に反映することができ、さらに、何れか一つの駆動源でも衝突を検知すると停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、上記異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない場合に異常状態であると判別する衝突検知装置であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することが
できるという作用を有する。また、どの駆動源が検知したかを知り、その情報を停止後の動作に反映することができ、さらに、何れか一つの駆動源でも衝突を検知すると停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した場合に異常状態であると判別する衝突検知装置であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。また、どの駆動源が検知したかを知り、その情報を停止後の動作に反映することができ、さらに、何れか一つの駆動源でも衝突を検知すると停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、上記第1の異常状態判別手段は、上記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした場合に異常状態であると判別する衝突検知装置であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。また、どの駆動源が検知したかを知り、その情報を停止後の動作に反映することができ、さらに、何れか一つの駆動源でも衝突を検知すると停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項13に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、上記停止手段により停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開する衝突検知装置であり、移動体は走行中に障害物に衝突して停止した後、障害物があった方向以外の方向へそれまでの進行方向を修正することができるという作用を有する。
本発明の請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明において、上記動作パターンは、最初に衝突を検知した上記駆動輪が設置されている場所の近傍に障害物が存在したと予測し、何れの上記駆動輪が衝突を検知したのかという情報に基づいて決定される衝突検知装置であり、移動体は走行中に障害物に衝突したことを検知した場合、どの駆動源が衝突を検知したかを知ることができ、その情報と停止する直前に走行していた進行方向を考慮することで障害物と移動体自身との相対位置を知ることができ、また、その情報により障害物に衝突したことを検知して停止した後の動作において、障害物を回避するための最適な進行方向とその移動動作を決定することができるという作用を有する。
本発明の請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、上記動作パターンは、障害物に衝突し上記停止手段により停止した後、停止する直前に回転していたそれぞれの上記駆動輪の回転方向と逆方向へそれぞれの上記駆動輪が回転して上記移動体が移動する第1の動作と、上記第1の動作が完了した後、障害物が存在したと予測した場所を避ける方向へと上記移動体の進行方向を変える第2の動作とである衝突検知装置であり
、移動体は走行中に障害物に衝突して停止した後、障害物に衝突する前に走行していた所定の位置へと戻り、その後、検知した障害物と移動体自身との相対位置情報に基づいて、検知した障害物を避けるよう第2の動作を行い、検知した障害物がない方向へと進行方向を修正することができるという作用を有する。
本発明の請求項16に記載の発明は、PWM制御で回転駆動される駆動源である1つのDCモータと、上記DCモータにより回転される1個以上の駆動輪と、上記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知方法であって、上記移動体の走行中に上記DCモータの回転速度を検出する第1のステップと、上記第1のステップで得た出力信号と回転速度指令信号とを比較する第2のステップと、上記第2のステップで得た出力信号に対して比例・積分特性を付与する第3のステップと、上記第3のステップで得た出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換する第4のステップと、上記第4のステップで得た上記DCモータに与えるPWM信号により、予め定めた異常状態判別基準に基づいて、異常状態かどうかの判別を行う第5のステップと、上記第5のステップの判別結果が正常であれば上記PWM信号を上記DCモータへ与える第6のステップと、上記第5のステップの判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する第7のステップと、上記第7のステップで得た出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第8のステップと、上記第8のステップで得た出力信号に対してその出力信号が異常であれば、上記DCモータを停止させる第9のステップと、上記第6のステップの後、所定時間待機する第10のステップと、上記第1〜第10のステップをサイクリックに処理する第11のステップとを有する衝突検知方法であり、移動体の走行において周囲の環境によって誤動作を起こすことなく確実に障害物への衝突を検知することが可能となり、センサを用いることなく、安定的に衝突を検知しながら走行することができるという作用を有する。
本発明の請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、上記異常状態は、上記第4のステップで得た上記DCモータへ与えるPWM信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた状態である衝突検知方法であり、移動体の走行において周囲の環境によって誤動作を起こすことなく確実に障害物への衝突を検知することが可能となり、センサを用いることなく、安定的に衝突を検知しながら走行することができるという作用を有する。
本発明の請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、上記異常状態は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない状態である衝突検知方法であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項19に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、上記異常状態は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態である衝突検知方法であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項20に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、上記異常状態は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした状態である衝突検知方法であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項21に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、上記衝突検知では、上記第9のステップにより移動体が停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開する衝突検知方法であり、移動体は走行中に障害物に衝突して停止した後、障害物があった方向以外の方向へそれまでの進行方向を修正することができるという作用を有する。
本発明の請求項22に記載の発明は、請求項21に記載の発明において、上記動作パターンは、上記移動体が停止した後、停止する直前に回転していた上記駆動輪の回転方向と逆方向へ上記駆動輪が回転して上記移動体が移動する衝突検知方法であり、移動体は走行中に障害物に衝突して停止した後、障害物に衝突する前に走行していた所定の位置へと戻り、その後検知した障害物がない方向へと進行方向を修正することができるという作用を有する。
本発明の請求項23に記載の衝突検知方法は、PWM制御で回転駆動される駆動源である複数のDCモータと、上記DCモータによりそれぞれ回転される複数の駆動輪と、上記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知方法であって、上記移動体が走行中に上記DCモータの回転速度を検出する第1のステップと、上記第1のステップで得た出力信号と回転速度指令信号とを比較する第2のステップと、上記第2のステップで得た出力信号に対して比例・積分特性を付与する第3のステップと、上記第3のステップで得た出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換する第4のステップと、上記第4のステップで得た上記DCモータに与えるPWM信号により、予め定めた異常状態判別基準に基づいて、異常状態かどうかの判別を行う第5のステップと、上記第5のステップの判別結果が正常であれば上記PWM信号を上記DCモータへ与える第6のステップと、上記第5のステップの判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する第7のステップと、上記第7のステップで得た出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第8のステップと、上記第8のステップで得た出力信号に対してその出力信号が異常であれば、すべての上記DCモータを停止させる第9のステップと、上記第6のステップの後、一定時間待機する第10のステップと、上記第1〜第10のステップをサイクリックに処理する第11のステップとを有する衝突検知方法であり、移動体の走行において周囲の環境によって誤動作を起こすことなく確実に障害物への衝突を検知することが可能となり、センサを用いることなく、安定的に衝突を検知しながら走行することができるという作用を有する。また、どの駆動源が検知したかを知り、その情報を停止後の動作に反映することができ、さらに、何れか一つの駆動源でも衝突を検知すると停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項24に記載の発明は、請求項23に記載の発明において、上記異常状態は、上記第4のステップで得た上記DCモータへ与えるPWM信号と異常状態検出のため
予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた状態である衝突検知方法であり、移動体の走行において周囲の環境によって誤動作を起こすことなく確実に障害物への衝突を検知することが可能となり、センサを用いることなく、安定的に衝突を検知しながら走行することができるという作用を有する。また、どの駆動源が検知したかを知り、その情報を停止後の動作に反映することができ、さらに、何れか一つの駆動源でも衝突を検知すると停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項25に記載の発明は、請求項24に記載の発明において、上記異常状態は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない状態である衝突検知方法であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。また、どの駆動源が検知したかを知り、その情報を停止後の動作に反映することができ、さらに、何れか一つの駆動源でも衝突を検知すると停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項26に記載の発明は、請求項24に記載の発明において、上記異常状態判別基準は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態である衝突検知方法であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。また、どの駆動源が検知したかを知り、その情報を停止後の動作に反映することができ、さらに、何れか一つの駆動源でも衝突を検知すると停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項27に記載の発明は、請求項24に記載の発明において、上記異常状態判別基準は、上記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、上記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から上記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした状態である衝突検知方法であり、移動体が坂道を登っている時などに障害物に衝突したと誤検知する可能性を抑えることができ、走行中に障害物に衝突した場合に衝突したと検知し、また障害物に衝突するとすべての駆動輪が同時に回転速度を落とすことで衝突後のトラブルを抑え、安全に停止することができるという作用を有する。また、どの駆動源が検知したかを知り、その情報を停止後の動作に反映することができ、さらに、何れか一つの駆動源でも衝突を検知すると停止することができるという作用を有する。
本発明の請求項28に記載の発明は、請求項23に記載の発明において、上記衝突検知では、上記第9のステップにより移動体が停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開する衝突検知方法であり、移動体は走行中に障害物に衝突して停止した後、障害物があった方向以外の方向へそれまでの進行方向を修正することができるという作用を有する。
本発明の請求項29に記載の発明は、請求項28に記載の発明において、上記動作パターンは、最初に衝突を検知した上記駆動輪が設置されている場所の近傍に障害物が存在したと予測し、何れの上記駆動輪が衝突を検知したのかという情報に基づいて決定される衝突検知方法であり、移動体は走行中に障害物に衝突したことを検知した場合、どの駆動源が衝突を検知したかを知ることができ、その情報と停止する直前に走行していた進行方向を考慮することで障害物と移動体自身との相対位置を知ることができ、また、その情報により障害物に衝突したことを検知して停止した後の動作において、障害物を回避するための最適な進行方向とその移動動作を決定することができるという作用を有する。
本発明の請求項30に記載の発明は、請求項29に記載の発明において、上記動作パターンは、上記第9のステップにより移動体が停止した後、停止する直前に回転していた上記駆動輪の回転方向と逆方向へ上記駆動輪が回転して上記移動体が移動する第1の動作と、上記第1の動作が完了した後、障害物が存在したと予測した場所を避ける方向へと上記移動体の進行方向を変える第2の動作とである衝突検知方法であり、移動体は走行中に障害物に衝突して停止した後、障害物に衝突する前に走行していた所定の位置へと戻り、その後、検知した障害物と移動体自身との相対位置情報に基づいて、検知した障害物を避けるよう第2の動作を行い、検知した障害物がない方向へと進行方向を修正することができるという作用を有する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1において衝突検知方法を実現する移動体としての衝突検知装置を示す斜視図、図2は図1の衝突検知装置の平面図、図3は図1の衝突検知装置の内部構成を示すブロック図、図4は図1の衝突検知装置が衝突を検知するプロセスを示すフローチャート、図5は移動体が異常を検知するためのデューティ比の閾値と異常状態が継続した場合に移動体が衝突を検知するための閾値を示す説明図であり、(a)は通常走行時のデューティ比を示す説明図、(b)は衝突を検知するための異常継続時間を示す説明図、(c)は異常を検知するためのPWM信号のデューティ比と閾値の関係を示す説明図、図6は異常状態判別手段における判別処理を示すフローチャート、図7はPWM信号のデューティ比とその異常度のレベルの関係を示す説明図、図8は異常状態判別手段において予め設定された第1の閾値とそれを超えるまでに遷移した異常レベルの段階数に基づいて判別を行うプロセスを示すフローチャート、図9は異常状態判別手段において予め設けた第1の閾値とそれを超えるまでに所定の異常レベル数を飛び越えて遷移したかどうかという情報に基づいて判別を行うプロセスを示すフローチャート、図10は異常状態判別手段において予め設けた所定の閾値と、その閾値を超えるまでに遷移した異常レベルの段階数と、閾値を超えるまでに所定の異常レベル数を飛び越えて遷移したかどうかという情報に基づいて判別を行うプロセスを示すフローチャートである。
衝突検知装置である移動体は、図1に示すように、胴体部11の左右にそれぞれ駆動輪12が配置されている。また、胴体部11の姿勢安定と進行方向決定のために設けられて駆動輪12に従って回転する従動輪13が、駆動輪12の2カ所の接地点を結ぶ直線上とは異なる位置が接地点となるように配置されている。なお、図1において、駆動源に対し駆動輪12が後方に2個直結されており、前方に1個の進行方向決定のための従動輪13があるが、これは1個以上の駆動輪と1個以上の従動輪が移動体のバランスを保つために、合計3個以上配置されていればよく、後方の駆動輪の個数を2個、前方の従動輪の個数を1個に限定したものではない。また、駆動輪を前方に、従動輪を後方にそれぞれ配置し
てもよい。
図2に示すように、胴体部11内には、1つの駆動源であるDCモータ31が、その出力軸に固定された歯車22と駆動輪12に直結された回転軸23に固定された歯車24とが噛み合うことで、駆動輪12に駆動力を伝達するよう構成されている。
また、図3に示すように、胴体部11内にはCPU33が配設されており、当該CPU33は、エンコーダ(モータ回転速度検出手段)32から供給されるDCモータ31の回転速度情報が含まれた回転速度信号Sig1に基づいてDCモータ31へ与えるPWM信号Sig2を決定し、その決定したPWM信号Sig2を駆動源であるDCモータ31へ与え、移動体を走行させる。
CPU33の内部では、DCモータ31へ与えるPWM信号が異常信号であれば、サイクリック処理において何回異常信号をDCモータ31へ与えたかを記憶し、その回数、すなわち異常が続いた時間を計測し、予め設定した閾値と比較することで障害物に衝突したかどうかを判別する。そして、その判別結果が正常、すなわち障害物には衝突していないと判別されれば、PWM信号Sig2をそのままDCモータ31へ与える。一方、判別結果が異常、すなわち障害物に衝突したと判別されれば、駆動源であるDCモータ31を急停止させる。なお、以下に説明する実施の形態を含め、移動体の停止態様は急停止ではなくてもよいが、できるだけ速やかな停止であるのが望ましい。
次に、エンコーダ32から供給される回転速度信号Sig1に基づいて移動体が障害物に衝突したと検知するプロセスについて図4のフローチャートを用いて説明する。
図4において、移動体が走行を開始した後、移動体の駆動源であるDCモータ31の回転速度をエンコーダ32から出力される回転速度信号Sig1に基づいて算出し(ST1)、目標回転速度と比較して差分を算出し(ST2)、その差分に対して比例・積分特性を付与する(ST3)。その後、比例・積分特性が付与された差分をDCモータ31に与えるためのPWM信号へ変換し(ST4)、そのPWM信号のデューティ比が正常であるかどうかを異常状態判別手段を用いて判別する(ST5)。
正常でなければ、つまり異常であれば、異常値が続く時間を累積する(ST7)。そして、異常値が続く累積した時間が予め定めた所定の閾値以上になった場合(ST8)、移動体は障害物に衝突した(異常)と判断し、駆動源であるDCモータ31を急停止させる(ST9)。
また、異常値が続く累積した時間が予め定めた所定の閾値よりも短い場合には(ST8)、またはPWM信号のデューティ比が正常と判断されれば(ST5)、先に決定したPWM信号をDCモータ31へ与える信号Sig2とし、駆動源であるDCモータ31へ与える(ST6)。そして、所定時間待機し(ST10)、その後再び、移動体の駆動源であるDCモータ31の回転速度をエンコーダから出力される回転速度信号Sig1に基づいて算出し(ST1)、このループを繰り返す。
このようにすることで、移動体は障害物に衝突した場合にこれを確実に検知し、急停止するようになる。
ここで、ST5における異常状態判別手段について、図5を用いて説明する。ここでは、異常なデューティ比を検知するための異常状態判別手段で第1の閾値を設ける場合について説明する。
通常走行時のデューティ比(図5(a))と異常を検知するためのPWM信号のデューティ比と閾値の関係(図5(c))に示すように、通常走行時(走行開始時を除く)のPWM信号のデューティ比が65〜75%の間で変動するのであれば、移動体が走行するにはあり得ないデューティ比(例えば90%)を第1の閾値に設定する。
ここで、図6に示すように、異常状態判別手段では、PWM信号のデューティ比とこのように設けた第1の閾値とを比較し(ST5.1)、デューティ比が第1の閾値を超えていれば異常状態であると判別する(ST5.3)。また、PWM信号のデューティ比が第1の閾値以下であれば正常状態であると判別する(ST5.2)。
このようにすることで、デューティ比が第1の閾値を超えるのは、移動体が停止した状態から走行を開始する最初の数msに限定することができる。
次に、第1の閾値を超えたという条件と、第1の閾値を超えるまでの過程で予め設定したPWM信号の異常度のレベルの内、所定の割合の段階数以上を経由していないという条件を異常状態判別手段に設ける場合について説明する。
図7において、PWM信号の異常度のレベルを示す閾値までの3段階の領域62を、走行開始時や走行終了時を除いた通常走行時におけるPWM信号の振れ領域61とPWM信号のデューティ比が閾値65を超えた異常領域63との間に設ける。上記3段階の領域62の各段階をPWM信号の振れ領域61に近い方から第1の異常レベル(1)、第2の異常レベル(2)、第3の異常レベル(3)とする。
ここで、図8に示すように、まず、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当するかどうかを判別し(ST5.1)、該当した場合には変数mに0をセットし(ST5.2)、配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)に該当した場合(ST5.3)、変数mに1をセットし(ST5.4)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
さらに、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)に該当した場合(ST5.5)、変数mに2をセットし(ST5.6)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
そして、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値以下であれば、配列L( )のすべての要素に0をセットし(ST5.10)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値よりも大きければ、配列L(0)
+L(1)+L(2)と1とを比較する(ST5.11)。その結果、配列L(0)+L(1)+L(2)が1より大きければ、PWM信号は正常状態であると判別し(ST5.8)、また、配列L(0)+L(1)+L(2)が1以下であれば、PWM信号のデューティ比は異常状態であると判別する(ST5.12)。
このようにすることで、坂道等の影響でPWM信号が徐々に第1の閾値に近づいていった場合を知ることができ、仮に第1の閾値を超えた場合でも障害物に衝突したと誤検知する可能性を大きく減らすことができる。
なお、ここでの説明では異常度のレベルを3段階としたが、3段階以上あればよく3段階に限定するものではない。
次に、第1の閾値を超えたという条件と、第1の閾値を超えるまでの過程で予め設定したPWM信号の異常度のレベルの内、異常度が低いレベルから第1の閾値に近いレベルの異常度が高いレベルに遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移したという条件を異常状態判別手段に設ける場合について説明する。
図7において、PWM信号の異常度のレベルを示す閾値までの3段階の領域62を、走行開始時や走行終了時を除いた通常走行時におけるPWM信号の振れ領域61とPWM信号のデューティ比が閾値65を超えた異常領域63との間に設ける。上記3段階の領域62の各段階を上記PWM信号の振れ領域61に近い方から第1の異常レベル(1)、第2の異常レベル(2)、第3の異常レベル(3)とする。
ここで、図9に示すように、まず、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当するかどうかを判別し(ST5.1)、該当した場合には変数mに0をセットし(ST5.2)、配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)に該当した場合(ST5.3)、変数mに1をセットし(ST5.4)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
さらに、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)に該当した場合(ST5.5)、変数mに2をセットし(ST5.6)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
そして、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値以下であれば、配列L( )のすべての要素に0をセットし(ST5.10)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値よりも大きければ、配列L(1)
の値と1とを比較し、配列L(1)の値が1であれば(ST5.11)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別し(ST5.8)、また、配列L(1)の値が1でなければ(ST5.11)、次に、配列L(0)+L(2)の値と2とを比較する(ST5.12)。配列L(0)+L(2)の値が2であれば、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別し(ST5.8)、さらに、配列L(0)+L(2)の値が2でなければ、PWM信号のデューティ比は異常状態であると判別する(ST5.13)。
このようにすることで、坂道等の影響でPWM信号が徐々に第1の閾値に近づいていった場合を知ることができ、仮に第1の閾値を超えた場合でも障害物に衝突したと誤検知する可能性を大きく減らすことができる。
なお、ここでの説明では異常度のレベルを3段階としたが、3段階以上あればよく3段階に限定するものではない。
次に、第1の閾値を超えたという条件と、第1の閾値を超えるまでの過程で予め設定したPWM信号の異常度のレベルの内、所定の割合の段階数以上を経由していないという条件と、第1の閾値を超えるまでの過程で予め設定したPWM信号の異常度のレベルの内、異常度が低いレベルから第1の閾値に近いレベルの異常度が高いレベルに遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移したという条件を異常状態判別手段に設ける場合について説明する。
図7において、PWM信号の異常度のレベルを示す閾値までの3段階の領域62を、走行開始時や走行終了時を除いた通常走行時におけるPWM信号の振れ領域61とPWM信号のデューティ比が閾値65を超えた異常領域63との間に設ける。上記3段階の領域62の各段階を上記PWM信号の振れ領域61に近い方から第1の異常レベル(1)、第2の異常レベル(2)、第3の異常レベル(3)とする。
ここで、図10に示すように、まず、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当するかどうかを判別し(ST5.1)、該当した場合には変数mに0をセットし(ST5.2)、配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)に該当した場合(ST5.3)、変数mに1をセットし(ST5.4)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
さらに、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)に該当した場合(ST5.5)、変数mに2をセットし(ST5.6)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
そして、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値以下であれば、配列L( )のすべての要素に0をセットし(ST5.10)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値よりも大きければ、配列L(1)の値と1とを比較し配列L(1)の値が1であれば(ST5.11)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別し(ST5.8)、また、配列L(1)の値が1でなければ(ST5.11)、次に、配列L(0)+L(2)の値と2とを比較する(ST5.12)。そして、配列L(0)+L(2)の値が2であれば、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別し(ST5.8)、また、配列L(0)+L(2)の値が2でなければ、配列L(0)+L(1)+L(2)の値と1とを比較する(ST5.13)。配列L(0)+L(1)+L(2)の値が1より大きければ、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別し(ST5.8)、配列L(0)+L(1)+L(2)の値が1以下であれば、異常状態であると判別する(ST5.14)。
このようにすることで、坂道等の影響でPWM信号が徐々に第1の閾値に近づいていった場合を知ることができ、仮に第1の閾値を超えた場合でも障害物に衝突したと誤検知する可能性をより大きく減らすことができる。
なお、ここでの説明では異常度のレベルを3段階としたが、3段階以上あればよく3段階に限定するものではない。
次に、移動体が障害物に衝突したことを検知するための判別基準について説明する。
衝突を検知するための異常継続時間を示す図(図5(b))と異常を検知するためのPWM信号のデューティ比と閾値の関係(図5(c))に示すように、PWM信号のデューティ比が異常状態判別手段で異常なデューティ比と判断された場合、次に、障害物に衝突したのかどうかの判別を行う。その判別のために用いる第2の閾値として、サイクリック処理において上記の異常PWM信号のDCモータ31への送出を連続して行った期間[ms]もしくは連続して異常なデューティ比であると判別する回数に第2の閾値を設ける。
この期間と回数との関係は、(サイクリック処理待ち時間+処理の実行間隔[ms])×(回数)がすなわち期間[ms]に相当する。例えば、サイクリック処理の待ち時間+処理の実行時間が10[ms]で、3回連続して異常のデューティ比がDCモータ31へ与えられていれば、30[ms]の期間異常のデューティ比のPWM信号が続いたと判断する。移動体が停止した状態から走行を開始する走行開始時に、異常なデューティ比のPWM信号が、連続して10〜40[ms]DCモータ31へ与えられるのであれば、第2の閾値はあり得ない値、例えば100[ms]に設定する。
このようにすることで、PWM信号の異常なデューティ比が連続して駆動源であるDCモータ31へ与えられる時間が第2の閾値を超えるのは、移動体が障害物に衝突した場合に限定することができる。
なお、本実施の形態の衝突を検知するための異常継続時間を示す図(図5(b))において、第2の閾値が上記回数で3回に設定してあるが、これはあり得ない設定であればよく、3回に限定するものではない。また、第2の閾値は上記のように回数と期間は互いに変換できるので、サイクリック処理において連続してPWM信号のデューティ比が異常と判別された回数でも、PWM信号のデューティ比の異常が継続した時間でもどちらでもよく、第2の閾値は回数に限定されるものではない。
このように、サイクリックにフィードバック制御を行うシステムの中で、移動体を移動
させるために駆動源であるDCモータ31へ与える操作量に相当するPWM信号のデューティ比の異常とその異常が継続する時間に着目することで、障害物に衝突した場合に確実に駆動を速やかに停止させることができる。
(実施の形態2)
図1は本発明の実施の形態2において衝突検知方法を実現する移動体としての衝突検知装置を示す斜視図、図2は図1の衝突検知装置の平面図、図3は図1の衝突検知装置の内部構成を示すブロック図、図4は図1の衝突検知装置が衝突を検知するプロセスを示すフローチャート、図11は実施の形態2において移動体が障害物に衝突した後に取る動作を示す説明図、図12は実施の形態2において移動体が障害物に衝突した後に取る動作を示すフローチャートである。
衝突検知装置である移動体は、図1に示すように、胴体部11の左右にそれぞれ駆動輪(走行手段)12が配置されている。また、胴体部11の姿勢安定と進行方向決定のための従動輪13が、駆動輪12の2カ所の接地点を結ぶ直線上とは異なる位置が接地点となるように配置されている。なお、図1において、駆動源に対し駆動輪12が後方に2個直結されており、前方に1個の進行方向決定のための従動輪13があるが、これは1個以上の駆動輪と1個以上の従動輪が移動体のバランスを保つために、合計3個以上配置されていればよく、後方の駆動輪の個数を2個、前方の従動輪の個数を1個に限定したものではない。また、駆動輪を前方に、従動輪を後方にそれぞれ配置してもよい。
図2に示すように、胴体部11内には、1つの駆動源であるDCモータ31が、その出力軸に固定された歯車22と駆動輪12に直結された回転軸23に固定された歯車24とが噛み合うことで、駆動輪12に駆動力を伝達するよう構成されている。
また、図3に示すように、胴体部11内にはCPU33が配設されており、当該CPU33は、エンコーダ(モータ回転速度検出手段)32から供給されるDCモータ31の回転速度情報が含まれた回転速度信号Sig1に基づいてDCモータ31へ与えるPWM信号Sig2を決定し、その決定したPWM信号Sig2を駆動源であるDCモータ31へ与え、移動体を走行させる。
CPU33の内部では、DCモータ31へ与えるPWM信号が異常信号であれば、サイクリック処理において何回異常信号をDCモータ31へ与えたかを記憶し、その回数、すなわち異常が続いた時間を計測し、予め設定した閾値と比較することで障害物に衝突したかどうかを判別する。そして、その判別結果が正常、すなわち障害物には衝突していないと判別されれば、PWM信号Sig2をそのままDCモータ31へ与える。一方、判別結果が異常、すなわち障害物に衝突したと判別されれば、駆動源であるDCモータ31を急停止させる。
次に、エンコーダ32から供給される回転速度信号Sig1に基づいて移動体が障害物に衝突したと検知するプロセスについて図4のフローチャートを用いて説明する。
図4において、移動体が走行を開始した後、移動体の駆動源であるDCモータ31の回転速度をエンコーダ32から出力される回転速度信号Sig1に基づいて算出し(ST1)、目標回転速度と比較して差分を算出し(ST2)、その差分に対して比例・積分特性を付与する(ST3)。その後、比例・積分特性が付与された差分をDCモータ31に与えるためのPWM信号へ変換し(ST4)、そのPWM信号のデューティ比が正常であるかどうかを異常状態判別手段を用いて判別する(ST5)。
正常でなければ、つまり異常であれば、異常値が続く時間を累積する(ST7)。そし
て、異常値が続く累積した時間が予め定めた所定の閾値以上になった場合(ST8)、移動体は障害物に衝突した(異常)と判断し、駆動源であるDCモータ31を急停止させる(ST9)。
また、異常値が続く累積した時間が予め定めた所定の閾値よりも短い場合には(ST8)、またはPWM信号のデューティ比が正常と判断されれば(ST5)、先に決定したPWM信号をDCモータ31へ与える信号Sig2とし、駆動源であるDCモータ31へ与える(ST6)。そして、所定時間待機し(ST10)、その後再び、移動体の駆動源であるDCモータ31の回転速度をエンコーダから出力される回転速度信号Sig1に基づいて算出し(ST1)、このループを繰り返す。
このようにすることで、移動体は障害物に衝突した場合にこれを確実に検知し、急停止するようになる。
ここで、移動体が上述したようにして障害物への衝突を検知して急停止した後の動作について、図11を用いて説明する。
図11に示すように、障害物111に向かって(矢印112)進行している移動体113は、障害物111に衝突すると、一旦急停止し、その後障害物111に衝突する直前に回転していた駆動輪の回転方向と逆方向に駆動輪を回転させて走行を再開し(矢印114)、予め設定した所定の距離だけ走行すると、走行を停止する。符号115はそのときの移動体の位置を示している。
このようにすることで、障害物111に衝突した後、障害物111に衝突する前の状態の位置に戻ることができ、結果として障害物111に衝突した後に障害物から予め定めた所定の距離だけ遠ざかるようになされている。
具体的な処理としては、図12に示すように、移動体が走行を急停止すると、駆動輪を障害物に衝突する直前に回転していた駆動輪の回転方向とは逆方向へと回転させ、再び走行を開始させる(ST1)。その後、移動体が所定の距離走行したかどうか判別を行い(ST2)、所定の距離走行していれば駆動輪の回転を停止させる(ST3)。また、所定の距離走行していなければ、再び駆動輪を障害物に衝突する直前に回転していた駆動輪の回転方向とは逆方向へと回転させ(ST1)、このループを繰り返す。
このようにすることで、移動体は障害物に衝突した後、一旦それまでとは逆方向へ予め定めた所定の距離だけ移動するので、障害物に衝突した後予め定めた所定の距離だけ障害物と距離をおくことができる。
(実施の形態3)
図1は本発明の実施の形態3において衝突検知方法を実現する移動体としての衝突検知装置を示す斜視図、図13は図1の衝突検知装置の平面図、図14は図1の衝突検知装置の内部構成を示すブロック図、図15はエンコーダから供給される回転速度信号に基づいて移動体が障害物に衝突したと検知するプロセスを示すフローチャートである。
衝突検知装置である移動体は、図1に示すように、胴体部11の左右にそれぞれ駆動輪(走行手段)12が配置されている。また、胴体部11の姿勢安定と進行方向決定のための従動輪13が、駆動輪12の2カ所の接地点を結ぶ直線上とは異なる位置が接地点となるように配置されている。なお、図1において、駆動源に対し駆動輪12が後方に2個直結されており、前方に1個の進行方向決定のための従動輪13があるが、これは1個以上の駆動輪と1個以上の従動輪が移動体のバランスを保つために、合計3個以上配置されて
いればよく、後方の駆動輪の個数を2個、前方の従動輪の個数を1個に限定したものではない。また、駆動輪を前方に、従動輪を後方にそれぞれ配置してもよい。
図13に示すように、胴体部11内には、2つの駆動源であるDCモータ141,144が、その出力軸にそれぞれ固定された歯車132と駆動輪12に直結された回転軸133にそれぞれ固定された歯車134とが噛み合うことで、駆動輪12に駆動力を伝達するよう構成されている。
また、図14に示すように、胴体部11内にはCPU143が配設されており、当該CPU143は、エンコーダ(モータ回転速度検出手段)142,145から供給されるDCモータ141とDCモータ144の回転速度情報がそれぞれ含まれた回転速度信号Sig1とSig3に基づいてDCモータ141とDCモータ144へそれぞれ与えるPWM信号Sig2とSig4を決定し、その決定したPWM信号Sig2とSig4をそれぞれ駆動源であるDCモータ141とDCモータ144へ与えることで、2つの独立した駆動源を駆動する。
このようにすることで移動体は走行を開始し、2つのDCモータ141,144が同じ回転速度で回転することによって直進走行し、異なる回転速度で回転することによって旋回・回転走行を行うようになされている。
CPU33の内部では、DCモータ141またはDCモータ144へ与えるPWM信号のうちいずれかが異常信号であれば、サイクリック処理において何回異常信号をそのDCモータへ与えたかを記憶し、その回数、すなわち異常が続いた時間を計測し、予め設定した閾値と比較することで障害物に衝突したかどうかを判別する。そして、その判別結果が正常、すなわち障害物には衝突していないと判別されれば、PWM信号Sig2とSig4をそれぞれそのままDCモータ141とDCモータ144へ与える。一方、判別結果が異常、すなわち障害物に衝突したと判別されれば、駆動源であるDCモータ141とDCモータ144を急停止させる。
次に、エンコーダ142,145から供給される回転速度信号Sig1とSig3に基づいて移動体が障害物に衝突したと検知するプロセスについて図15のフローチャートを用いて説明する。
図15において、移動体が走行を開始した後、移動体の駆動源であるDCモータ141,144の回転速度をエンコーダ142,145から出力される回転速度信号Sig1もしくはSig3に基づいて算出し(ST1)、目標回転速度と比較して差分を算出し(ST2)、その差分に対して比例・積分特性を付与する(ST3)。その後、比例・積分特性が付与された差分をDCモータ141,144に与えるためのPWM信号へ変換し(ST4)、そのPWM信号のデューティ比が異常であるかどうかを異常状態判別手段を用いて判別する(ST5)。
正常でなければ、つまり異常であれば、異常値が続く時間を累積する(ST7)。そして、異常値が続く累積した時間が予め定めた所定の閾値以上になった場合(ST8)、移動体は障害物に衝突した(異常)と判断し、すべての駆動源であるDCモータ141,144を急停止させる(ST9)。
また、異常値が続く累積した時間が予め定めた所定の閾値よりも短い場合には(ST8)、またはPWM信号のデューティ比が正常と判断されれば(ST5)、先に決定したPWM信号をDCモータ141,144へ与える(ST6)。そして、所定時間待機し(ST10)、その後再び、移動体の駆動源であるDCモータ141,144の回転速度をエ
ンコーダから出力される回転速度信号Sig1もしくはSig3に基づいて算出し(ST1)、このループを繰り返す。
このようにすることで、すべての駆動源の内のどれか1つの駆動源でも障害物に衝突したと検知された場合、移動体は急停止するようになる。
ここで、ST5における異常状態判別手段について、図5を用いて説明する。ここでは、異常なデューティ比を検知するための異常状態判別手段で第1の閾値を設ける場合について説明する。
通常走行時のデューティ比(図5(a))と異常を検知するためのPWM信号のデューティ比と閾値の関係(図5(c))に示すように、通常走行時(走行開始時を除く)のPWM信号のデューティ比が65〜75%の間で変動するのであれば、移動体が走行するにはあり得ないデューティ比(例えば90%)を第1の閾値に設定する。
ここで、図6に示すように、異常状態判別手段では、PWM信号のデューティ比とこのように設けた第1の閾値とを比較し(ST5.1)、デューティ比が第1の閾値を超えていれば異常状態であると判別する(ST5.3)。また、PWM信号のデューティ比が第1の閾値以下であれば正常状態であると判別する(ST5.2)。
このようにすることで、デューティ比が第1の閾値を超えるのは、移動体が停止した状態から走行を開始する最初の数msに限定することができる。
次に、第1の閾値を超えたという条件と、第1の閾値を超えるまでの過程で予め設定したPWM信号の異常度のレベルの内、所定の割合の段階数以上を経由していないという条件を異常状態判別手段に設ける場合について説明する。
図7において、PWM信号の異常度のレベルを示す閾値までの3段階の領域62を、走行開始時や走行終了時を除いた通常走行時におけるPWM信号の振れ領域61とPWM信号のデューティ比が閾値65を超えた異常領域63との間に設ける。上記3段階の領域62の各段階をPWM信号の振れ領域61に近い方から第1の異常レベル(1)、第2の異常レベル(2)、第3の異常レベル(3)とする。
ここで、図8に示すように、まず、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当するかどうかを判別し(ST5.1)、該当した場合には変数mに0をセットし(ST5.2)、配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)に該当した場合(ST5.3)、変数mに1をセットし(ST5.4)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
さらに、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)に該当した場合(ST5.5)、変数mに2をセットし(ST5.6)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
そして、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1
)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値以下であれば、配列L( )のすべての要素に0をセットし(ST5.10)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値よりも大きければ、配列L(0)+L(1)+L(2)と1とを比較する(ST5.11)。その結果、配列L(0)+L(1)+L(2)が1より大きければ、PWM信号は正常状態であると判別し(ST5.8)、また、配列L(0)+L(1)+L(2)が1以下であれば、PWM信号のデューティ比は異常状態であると判別する(ST5.12)。
このようにすることで、坂道等の影響でPWM信号が徐々に第1の閾値に近づいていった場合を知ることができ、仮に第1の閾値を超えた場合でも障害物に衝突したと誤検知する可能性を大きく減らすことができる。
なお、ここでの説明では異常度のレベルを3段階としたが、3段階以上あればよく3段階に限定するものではない。
次に、第1の閾値を超えたという条件と、第1の閾値を超えるまでの過程で予め設定したPWM信号の異常度のレベルの内、異常度が低いレベルから第1の閾値に近いレベルの異常度が高いレベルに遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移したという条件を異常状態判別手段に設ける場合について説明する。
図7において、PWM信号の異常度のレベルを示す閾値までの3段階の領域62を、走行開始時や走行終了時を除いた通常走行時におけるPWM信号の振れ領域61とPWM信号のデューティ比が閾値65を超えた異常領域63との間に設ける。上記3段階の領域62の各段階を上記PWM信号の振れ領域61に近い方から第1の異常レベル(1)、第2の異常レベル(2)、第3の異常レベル(3)とする。
ここで、図9に示すように、まず、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当するかどうかを判別し(ST5.1)、該当した場合には変数mに0をセットし(ST5.2)、配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)に該当した場合(ST5.3)、変数mに1をセットし(ST5.4)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
さらに、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)に該当した場合(ST5.5)、変数mに2をセットし(ST5.6)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
そして、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1
)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値以下であれば、配列L( )のすべての要素に0をセットし(ST5.10)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値よりも大きければ、配列L(1)の値と1とを比較し、配列L(1)の値が1であれば(ST5.11)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別し(ST5.8)、また、配列L(1)の値が1でなければ(ST5.11)、次に、配列L(0)+L(2)の値と2とを比較する(ST5.12)。配列L(0)+L(2)の値が2であれば、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別し(ST5.8)、さらに、配列L(0)+L(2)の値が2でなければ、PWM信号のデューティ比は異常状態であると判別する(ST5.13)。
このようにすることで、坂道等の影響でPWM信号が徐々に第1の閾値に近づいていった場合を知ることができ、仮に第1の閾値を超えた場合でも障害物に衝突したと誤検知する可能性を大きく減らすことができる。
なお、ここでの説明では異常度のレベルを3段階としたが、3段階以上あればよく3段階に限定するものではない。
次に、第1の閾値を超えたという条件と、第1の閾値を超えるまでの過程で予め設定したPWM信号の異常度のレベルの内、所定の割合の段階数以上を経由していないという条件と、第1の閾値を超えるまでの過程で予め設定したPWM信号の異常度のレベルの内、異常度が低いレベルから第1の閾値に近いレベルの異常度が高いレベルに遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移したという条件を異常状態判別手段に設ける場合について説明する。
図7において、PWM信号の異常度のレベルを示す閾値までの3段階の領域62を、走行開始時や走行終了時を除いた通常走行時におけるPWM信号の振れ領域61とPWM信号のデューティ比が閾値65を超えた異常領域63との間に設ける。上記3段階の領域62の各段階を上記PWM信号の振れ領域61に近い方から第1の異常レベル(1)、第2の異常レベル(2)、第3の異常レベル(3)とする。
ここで、図10に示すように、まず、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当するかどうかを判別し(ST5.1)、該当した場合には変数mに0をセットし(ST5.2)、配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)に該当した場合(ST5.3)、変数mに1をセットし(ST5.4)、同じく配列L(m)に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
さらに、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)に該当した場合(ST5.5)、変数mに2をセットし(ST5.6)、同じく配列L(m)
に1をセットし(ST5.7)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
そして、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値以下であれば、配列L( )のすべての要素に0をセットし(ST5.10)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別する(ST5.8)。
また、PWM信号のデューティ比が第1の異常レベル(1)に該当せず(ST5.1)、第2の異常レベル(2)にも該当せず(ST5.3)、第3の異常レベル(3)にも該当しなかった場合(ST5.5)、デューティ比と予め設定した第1の閾値と比較を行い(ST5.9)、その結果、デューティ比が第1の閾値よりも大きければ、配列L(1)の値と1とを比較し配列L(1)の値が1であれば(ST5.11)、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別し(ST5.8)、また、配列L(1)の値が1でなければ(ST5.11)、次に、配列L(0)+L(2)の値と2とを比較する(ST5.12)。そして、配列L(0)+L(2)の値が2であれば、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別し(ST5.8)、また、配列L(0)+L(2)の値が2でなければ、配列L(0)+L(1)+L(2)の値と1とを比較する(ST5.13)。配列L(0)+L(1)+L(2)の値が1より大きければ、PWM信号のデューティ比は正常状態であると判別し(ST5.8)、配列L(0)+L(1)+L(2)の値が1以下であれば、異常状態であると判別する(ST5.14)。
このようにすることで、坂道等の影響でPWM信号が徐々に第1の閾値に近づいていった場合を知ることができ、仮に第1の閾値を超えた場合でも障害物に衝突したと誤検知する可能性をより大きく減らすことができる。
なお、ここでの説明では異常度のレベルを3段階としたが、3段階以上あればよく3段階に限定するものではない。
次に、移動体が障害物に衝突したことを検知するための判別基準について説明する。
衝突を検知するための異常継続時間を示す図(図5(b))と異常を検知するためのPWM信号のデューティ比と閾値の関係(図5(c))に示すように、PWM信号のデューティ比が異常状態判別手段で異常なデューティ比と判断された場合、次に、障害物に衝突したのかどうかの判別を行う。その判別のために用いる第2の閾値として、サイクリック処理において上記の異常PWM信号のDCモータ31への送出を連続して行った期間[ms]もしくは連続して異常なデューティ比であると判別する回数に第2の閾値を設ける。
この期間と回数との関係は、(サイクリック処理待ち時間+処理の実行間隔[ms])×(回数)がすなわち期間[ms]に相当する。例えば、サイクリック処理の待ち時間+処理の実行時間が10[ms]で、3回連続して異常のデューティ比がDCモータ31へ与えられていれば、30[ms]の期間異常のデューティ比のPWM信号が続いたと判断する。移動体が停止した状態から走行を開始する走行開始時に、異常なデューティ比のPWM信号が、連続して10〜40[ms]DCモータ31へ与えられるのであれば、第2の閾値はあり得ない値、例えば100[ms]に設定する。
このようにすることで、PWM信号の異常なデューティ比が連続して駆動源であるDCモータ31へ与えられる時間が第2の閾値を超えるのは、移動体が障害物に衝突した場合
に限定することができる。
なお、本実施の形態の衝突を検知するための異常継続時間を示す図(図5(b))において、第2の閾値が上記回数で3回に設定してあるが、これはあり得ない設定であればよく、3回に限定するものではない。また、第2の閾値は上記のように回数と期間は互いに変換できるので、サイクリック処理において連続してPWM信号のデューティ比が異常と判別された回数でも、PWM信号のデューティ比の異常が継続した時間でもどちらでもよく、第2の閾値は回数に限定されるものではない。
このように、サイクリックにフィードバック制御を行うシステムの中で、移動体を移動させるために駆動源であるDCモータ31へ与える操作量に相当するPWM信号のデューティ比の異常とその異常が継続する時間に着目することで、障害物に衝突した場合に確実に駆動を速やかに停止させることができる。
(実施の形態4)
図1は本発明の実施の形態4において衝突検知方法を実現する移動体としての衝突検知装置を示す斜視図、図13は図1の衝突検知装置の平面図、図14は図1の衝突検知装置の内部構成を示すブロック図、図15はエンコーダから供給される回転速度信号に基づいて移動体が障害物に衝突したと検知するプロセスを示すフローチャート、図16は実施の形態4において移動体が障害物に衝突した後に取る動作を示す説明図、図17は実施の形態4において移動体が障害物に衝突した後に取る動作を示すフローチャートである。
衝突検知装置である移動体は、図1に示すように、胴体部11の左右にそれぞれ駆動輪(走行手段)12が配置されている。また、胴体部11の姿勢安定と進行方向決定のための従動輪13が、駆動輪12の2カ所の接地点を結ぶ直線上とは異なる位置が接地点となるように配置されている。なお、図1において、駆動源に対し駆動輪12が後方に2個直結されており、前方に1個の進行方向決定のための従動輪13があるが、これは1個以上の駆動輪と1個以上の従動輪が移動体のバランスを保つために、合計3個以上配置されていればよく、後方の駆動輪の個数を2個、前方の従動輪の個数を1個に限定したものではない。また、駆動輪を前方に、従動輪を後方にそれぞれ配置してもよい。
図13に示すように、胴体部11内には、2つの駆動源であるDCモータ141,144が、その出力軸にそれぞれ固定された歯車132と駆動輪12に直結された回転軸133にそれぞれ固定された歯車134とが噛み合うことで、駆動輪12に駆動力を伝達するよう構成されている。
また、図14に示すように、胴体部11内にはCPU143が配設されており、当該CPU143は、エンコーダ(モータ回転速度検出手段)142,145から供給されるDCモータ141とDCモータ144の回転速度情報がそれぞれ含まれた回転速度信号Sig1とSig3に基づいてDCモータ141とDCモータ144へそれぞれ与えるPWM信号Sig2とSig4を決定し、その決定したPWM信号Sig2とSig4をそれぞれ駆動源であるDCモータ141とDCモータ144へ与えることで、2つの独立した駆動源を駆動する。
このようにすることで移動体は走行を開始し、2つのDCモータ141,144が同じ回転速度で回転することによって直進走行し、異なる回転速度で回転することによって旋回・回転走行を行うようになされている。
CPU33の内部では、DCモータ141またはDCモータ144へ与えるPWM信号のうちいずれかが異常信号であれば、サイクリック処理において何回異常信号をそのDC
モータへ与えたかを記憶し、その回数、すなわち異常が続いた時間を計測し、予め設定した閾値と比較することで障害物に衝突したかどうかを判別する。そして、その判別結果が正常、すなわち障害物には衝突していないと判別されれば、PWM信号Sig2とSig4をそれぞれそのままDCモータ141とDCモータ144へ与える。一方、判別結果が異常、すなわち障害物に衝突したと判別されれば、駆動源であるDCモータ141とDCモータ144を急停止させる。
次に、エンコーダ142,145から供給される回転速度信号Sig1とSig3に基づいて移動体が障害物に衝突したと検知するプロセスについて図15のフローチャートを用いて説明する。
図15において、移動体が走行を開始した後、移動体の駆動源であるDCモータ141,144の回転速度をエンコーダ142,145から出力される回転速度信号Sig1もしくはSig3に基づいて算出し(ST1)、目標回転速度と比較して差分を算出し(ST2)、その差分に対して比例・積分特性を付与する(ST3)。その後、比例・積分特性が付与された差分をDCモータ141,144に与えるためのPWM信号へ変換し(ST4)、そのPWM信号のデューティ比が異常であるかどうかを異常状態判別手段を用いて判別する(ST5)。
正常でなければ、つまり異常であれば、異常値が続く時間を累積する(ST7)。そして、異常値が続く累積した時間が予め定めた所定の閾値以上になった場合(ST8)、移動体は障害物に衝突した(異常)と判断し、すべての駆動源であるDCモータ141,144を急停止させる(ST9)。
また、異常値が続く累積した時間が予め定めた所定の閾値よりも短い場合には(ST8)、またはPWM信号のデューティ比が正常と判断されれば(ST5)、先に決定したPWM信号をDCモータ141,144へ与える(ST6)。そして、所定時間待機し(ST10)、その後再び、移動体の駆動源であるDCモータ141,144の回転速度をエンコーダから出力される回転速度信号Sig1もしくはSig3に基づいて算出し(ST1)、このループを繰り返す。
このようにすることで、すべての駆動源の内のどれか1つの駆動源でも障害物に衝突したと検知された場合、移動体は急停止するようになる。
ここで、移動体が上述したようにして障害物への衝突を検知して急停止した後の動作について、図16を用いて説明する。
図16に示すように、障害物161に向かって(矢印162)進行している移動体163は、障害物161に衝突すると、一旦急停止し、その後、第1の動作として、障害物161に衝突する直前に回転していた駆動輪の回転方向と逆方向に駆動輪を回転させて走行を再開し(矢印164)、予め設定した所定の距離だけ走行すると、走行を停止する。符号165はそのときの移動体の位置を示している。
その後、第2の動作として、衝突を検知した駆動源はどれかという情報に基づいて第2の動作を決定し、障害物から遠ざかる方向もしくは障害物をかわす方向(矢印166)へと走行を開始する。符号167はそのときの移動体の位置を示している。
このようにすることで、障害物161に衝突した後、障害物161に衝突する前の状態の位置に戻ることができ、その後、検知した障害物161がない方向へと進むようになされている。
具体的な処理としては、図17に示すように、移動体が走行を急停止すると、駆動輪を障害物に衝突する直前に回転していた駆動輪の回転方向とは逆方向へと回転させ、再び走行を開始させる(ST1)。その後、上記移動体が所定の距離走行したかどうか判別を行い(ST2)、所定の距離走行していれば駆動輪の回転を停止させる(ST3)。また、所定の距離走行していなければ、再び駆動輪を障害物に衝突する直前に回転していた駆動輪の回転方向とは逆方向へと回転させ(ST1)、このループを繰り返す。
上記のST3にて第1の動作を完了した後、衝突を検知した駆動輪が左車輪であれば(ST4)、移動体を右へ旋回させ(ST5)、予め定めた所定の距離走行したかどうかの判別を行う(ST8)。そして、所定の距離進んでいれば駆動輪の回転を停止し(ST10)、第2の動作を完了させる。また、所定の距離進んでいなければ、再び駆動輪を右へ旋回するよう回転させ(ST5)、このループを繰り返す。
また、衝突を検知した駆動輪が右車輪であれば(ST4)、移動体を左へ旋回させ(ST6)、予め定めた所定の距離走行したかどうかの判別を行う(ST9)。そして、所定の距離進んでいれば駆動輪の回転を停止し(ST10)、第2の動作を完了させる。また、所定の距離進んでいなければ、再び駆動輪を左へ旋回するよう回転させ(ST6)、このループを繰り返す。
さらに、衝突を検知した駆動輪が両車輪であれば(ST4)、移動体を180°反転させ(ST7)、第2の動作を完了させる。
このようにすることで、移動体は障害物に衝突した後、一旦それまでとは逆方向へ予め定めた所定の距離移動し検知した障害物から遠ざかり、その後、検知した障害物に背を向ける方向、もしくは検知した障害物をかわす方向へと走行を開始する。
なお、ここでは、障害物に衝突した後の第2の動作について、右へ旋回するパターンと、左へ旋回するパターンと、その場で180°反転するパターンについて示したが、第3の動作のために検知した障害物を避ける方向へと進行方向を変えていればよく、上記第2の動作として右へ旋回する動作や、左へ旋回する動作や、その場で反転する動作に限定するものではない。
DCモータにPWM制御を行うことで走行する移動体における衝突検知技術に広く適用することができ、たとえば手で持ち上げることができる程度の小型の移動体のみならず、人間や重量物を運搬する大型の移動体にも適用することができる。
本発明の実施の形態1、2、3、4において衝突検知方法を実現する移動体としての衝突検知装置を示す斜視図 図1の衝突検知装置の平面図 図1の衝突検知装置の内部構成を示すブロック図 図1の衝突検知装置が衝突を検知するプロセスを示すフローチャート 移動体が異常を検知するためのデューティ比の閾値と異常状態が継続した場合に移動体が衝突を検知するための閾値を示す説明図 異常状態判別手段における判別処理を示すフローチャート PWM信号のデューティ比とその異常度のレベルの関係を示す説明図 異常状態判別手段において予め設定された第1の閾値とそれを超えるまでに遷移した異常レベルの段階数に基づいて判別を行うプロセスを示すフローチャート 異常状態判別手段において予め設けた第1の閾値とそれを超えるまでに所定の異常レベル数を飛び越えて遷移したかどうかという情報に基づいて判別を行うプロセスを示すフローチャート 異常状態判別手段において予め設けた所定の閾値と、その閾値を超えるまでに遷移した異常レベルの段階数と、閾値を超えるまでに所定の異常レベル数を飛び越えて遷移したかどうかという情報に基づいて判別を行うプロセスを示すフローチャート 実施の形態2において移動体が障害物に衝突した後に取る動作を示す説明図 実施の形態2において移動体が障害物に衝突した後に取る動作を示すフローチャート 実施の形態3、4における衝突検知装置の平面図 実施の形態3、4における衝突検知装置の内部構成を示すブロック図 エンコーダから供給される回転速度信号に基づいて移動体が障害物に衝突したと検知するプロセスを示すフローチャート 実施の形態4において移動体が障害物に衝突した後に取る動作を示す説明図 実施の形態4において移動体が障害物に衝突した後に取る動作を示すフローチャート
符号の説明
11 胴体部
12 駆動輪
13 従動輪
22 歯車
23 回転軸
24 歯車
31 DCモータ(駆動源)
32 エンコーダ
33 CPU
51 通常走行時のPWM信号の振れ幅
52 異常状態かどうかを判別するための第1の閾値
61 走行開始時や走行終了時を除いた通常走行時におけるPWM信号の振れ領域
62 PWM信号の異常度のレベルを示す閾値までの3段階の領域
63 PWM信号のデューティ比が閾値を超えた異常領域
64 PWM信号の異常度のレベルを示す3段階の値
65 PWM信号のデューティ比の閾値
111 障害物
112 移動体の進行方向
113 移動体
114 移動体の進行方向
115 移動体
131 駆動源
132 歯車
133 回転軸
134 歯車
141 DCモータ
142 エンコーダ
143 CPU
144 DCモータ
145 エンコーダ
161 障害物
162 移動体の進行方向
163 移動体
164 移動体の進行方向
165 移動体
166 移動体の進行方向
167 移動体の位置

Claims (30)

  1. PWM制御で回転駆動される駆動源である1つのDCモータと、前記DCモータにより回転される1個以上の駆動輪と、前記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知装置であって、
    前記移動体の走行中に前記DCモータの回転速度を検出するモータ回転速度検出手段と、
    前記モータ回転速度検出手段の出力信号と回転速度指令信号とを比較する第1の比較手段と、
    前記第1の比較手段の出力信号に対して比例・積分特性を付与する補償手段と、
    前記補償手段の出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換してこれを前記DCモータに与えるPWM出力変換手段と、
    前記PWM出力変換手段の出力信号に基づいて異常状態かどうかの判別を行う第1の異常状態判別手段と、
    前記第1の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する異常継続時間計測手段と、
    前記異常継続時間計測手段の出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第2の比較手段と、
    前記第2の比較手段の出力信号に対してその出力信号が異常状態かどうかの判別を行う第2の異常状態判別手段と、
    前記第2の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば、前記DCモータを停止させる停止手段と、
    前記一連の処理を所定の間隔おきに実行させるサイクリック処理手段とを有することを特徴とする衝突検知装置。
  2. 前記第1の異常状態判別手段は、前記PWM出力変換手段の出力信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた場合に異常状態であると判別することを特徴とする請求項1に記載の衝突検知装置。
  3. 前記第1の異常状態判別手段は、前記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、前記異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない場合に異常状態であると判別することを特徴とする請求項2に記載の衝突検知装置。
  4. 前記第1の異常状態判別手段は、前記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から前記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した場合に異常状態であると判別することを特徴とする請求項2に記載の衝突検知装置。
  5. 前記第1の異常状態判別手段は、前記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から前記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした場合に異常状態であると判別することを特徴とする請求項2に記載の衝突検知装置。
  6. 前記停止手段により停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開することを特徴とする請求項1に記載の衝突検知装置。
  7. 前記動作パターンは、前記停止手段により停止した後、停止する直前に回転していた前記駆動輪の回転方向と逆方向へ前記駆動輪が回転して前記移動体が移動するパターンであることを特徴とする請求項6に記載の衝突検知装置。
  8. PWM制御で回転駆動される駆動源である複数のDCモータと、前記DCモータによりそれぞれ回転される複数の駆動輪と、前記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知装置であって、
    前記移動体の走行中に前記DCモータの回転速度を検出するモータ回転速度検出手段と、
    前記モータ回転速度検出手段の出力信号と回転速度指令信号とを比較する第1の比較手段と、
    前記第1の比較手段の出力信号に対して比例・積分特性を付与する補償手段と、
    前記補償手段の出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換してこれを前記DCモータに与えるPWM出力変換手段と、
    前記PWM出力変換手段の出力信号に基づいて異常状態かどうかの判別を行う第1の異常状態判別手段と、
    前記第1の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する異常継続時間計測手段と、
    前記異常継続時間計測手段の出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第2の比較手段と、
    前記第2の比較手段の出力信号に対してその出力信号が異常状態かどうかの判別を行う第2の異常状態判別手段と、
    前記第2の異常状態判別手段の判別結果が異常であれば、全ての前記DCモータを停止させる停止手段と、
    前記一連の処理を所定の間隔おきに実行させるサイクリック処理手段とを有することを特徴とする衝突検知装置。
  9. 前記第1の異常状態判別手段は、前記PWM出力変換手段の出力信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた場合に異常状態であると判別することを特徴とする請求項8に記載の衝突検知装置。
  10. 前記第1の異常状態判別手段は、前記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、前記異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない場合に異常状態であると判別することを特徴とする請求項9に記載の衝突検知装置。
  11. 前記第1の異常状態判別手段は、前記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から前記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した場合に異常状態であると判別することを特徴とする請求項9に記載の衝突検知装置。
  12. 前記第1の異常状態判別手段は、前記PWM出力変換手段の出力信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記PWM出力変換手段の出力信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所
    定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から前記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした場合に異常状態であると判別することを特徴とする請求項9に記載の衝突検知装置。
  13. 前記停止手段により停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開することを特徴とする請求項8に記載の衝突検知装置。
  14. 前記動作パターンは、最初に衝突を検知した前記駆動輪が設置されている場所の近傍に障害物が存在したと予測し、何れの前記駆動輪が衝突を検知したのかという情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項13に記載の衝突検知装置。
  15. 前記動作パターンは、障害物に衝突し前記停止手段により停止した後、停止する直前に回転していたそれぞれの前記駆動輪の回転方向と逆方向へそれぞれの前記駆動輪が回転して前記移動体が移動する第1の動作と、前記第1の動作が完了した後、障害物が存在したと予測した場所を避ける方向へと前記移動体の進行方向を変える第2の動作とであることを特徴とする請求項14に記載の衝突検知装置。
  16. PWM制御で回転駆動される駆動源である1つのDCモータと、前記DCモータにより回転される1個以上の駆動輪と、前記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知方法であって、
    前記移動体の走行中に前記DCモータの回転速度を検出する第1のステップと、
    前記第1のステップで得た出力信号と回転速度指令信号とを比較する第2のステップと、
    前記第2のステップで得た出力信号に対して比例・積分特性を付与する第3のステップと、
    前記第3のステップで得た出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換する第4のステップと、
    前記第4のステップで得た前記DCモータに与えるPWM信号により、予め定めた異常状態判別基準に基づいて、異常状態かどうかの判別を行う第5のステップと、
    前記第5のステップの判別結果が正常であれば前記PWM信号を前記DCモータへ与える第6のステップと、
    前記第5のステップの判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する第7のステップと、
    前記第7のステップで得た出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第8のステップと、
    前記第8のステップで得た出力信号に対してその出力信号が異常であれば、前記DCモータを停止させる第9のステップと、
    前記第6のステップの後、所定時間待機する第10のステップと、
    前記第1〜第10のステップをサイクリックに処理する第11のステップとを有することを特徴とする衝突検知方法。
  17. 前記異常状態は、前記第4のステップで得た前記DCモータへ与えるPWM信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた状態であることを特徴とする請求項16に記載の衝突検知方法。
  18. 前記異常状態は、前記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない状態であることを特徴とする請求項17に記載の衝突検知方
    法。
  19. 前記異常状態は、前記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から前記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態であることを特徴とする請求項17に記載の衝突検知方法。
  20. 前記異常状態は、前記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から前記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした状態であることを特徴とする請求項17に記載の衝突検知方法。
  21. 前記衝突検知では、前記第9のステップにより移動体が停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開することを特徴とする請求項16に記載の衝突検知方法。
  22. 前記動作パターンは、前記移動体が停止した後、停止する直前に回転していた前記駆動輪の回転方向と逆方向へ前記駆動輪が回転して前記移動体が移動することを特徴とする請求項21に記載の衝突検知方法。
  23. PWM制御で回転駆動される駆動源である複数のDCモータと、前記DCモータによりそれぞれ回転される複数の駆動輪と、前記駆動輪に従って回転する1個以上の従動輪とを備えた移動体の衝突検知方法であって、
    前記移動体が走行中に前記DCモータの回転速度を検出する第1のステップと、
    前記第1のステップで得た出力信号と回転速度指令信号とを比較する第2のステップと、
    前記第2のステップで得た出力信号に対して比例・積分特性を付与する第3のステップと、
    前記第3のステップで得た出力信号を所定の関数に基づいてPWM信号に変換する第4のステップと、
    前記第4のステップで得た前記DCモータに与えるPWM信号により、予め定めた異常状態判別基準に基づいて、異常状態かどうかの判別を行う第5のステップと、
    前記第5のステップの判別結果が正常であれば前記PWM信号を前記DCモータへ与える第6のステップと、
    前記第5のステップの判別結果が異常であれば異常状態が継続した時間を計測する第7のステップと、
    前記第7のステップで得た出力信号と異常検出のため予め定めた所定の閾値とを比較する第8のステップと、
    前記第8のステップで得た出力信号に対してその出力信号が異常であれば、すべての前記DCモータを停止させる第9のステップと、
    前記第6のステップの後、一定時間待機する第10のステップと、
    前記第1〜第10のステップをサイクリックに処理する第11のステップとを有することを特徴とする衝突検知方法。
  24. 前記異常状態は、前記第4のステップで得た前記DCモータへ与えるPWM信号と異常状態検出のため予め定めた所定の閾値とを比較し、その閾値を超えた状態であることを特徴とする請求項23に記載の衝突検知方法。
  25. 前記異常状態は、前記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の段階数以上を経由していない状態であることを特徴とする請求項24に記載の衝突検知方法。
  26. 前記異常状態判別基準は、前記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの段階が異常度が低い段階から前記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態であることを特徴とする請求項24に記載の衝突検知方法。
  27. 前記異常状態判別基準は、前記第4のステップで得たPWM信号を予め定めた3段階以上の多段階の異常レベルに分類し、前記第4のステップで得たPWM信号が異常状態検出のため予め定めた所定の閾値を超えるまでの間に、異常レベルの各段階の内予め定めた所定の割合の異常レベルの段階数以上を経由していない第1の条件と、異常レベルの段階が異常度が低い段階から前記閾値に近いレベルの異常度が高い段階に遷移するまで予め定めた所定の段階数以上飛び越えて遷移した状態になった第2の条件とを満たした状態であることを特徴とする請求項24に記載の衝突検知方法。
  28. 前記衝突検知では、前記第9のステップにより移動体が停止した後、予め定めた動作パターンに基づいて走行を再開することを特徴とする請求項23に記載の衝突検知方法。
  29. 前記動作パターンは、最初に衝突を検知した前記駆動輪が設置されている場所の近傍に障害物が存在したと予測し、何れの前記駆動輪が衝突を検知したのかという情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項28に記載の衝突検知方法。
  30. 前記動作パターンは、前記第9のステップにより移動体が停止した後、停止する直前に回転していた前記駆動輪の回転方向と逆方向へ前記駆動輪が回転して前記移動体が移動する第1の動作と、前記第1の動作が完了した後、障害物が存在したと予測した場所を避ける方向へと前記移動体の進行方向を変える第2の動作とであることを特徴とする請求項29に記載の衝突検知方法。
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