JP2005293370A - 記憶制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 フォームファクタの少ない変更で記憶制御システムの性能を向上する。
【解決手段】 記憶制御システム600が構築される筐体10内に、2以上のNASヘッドから構成されるスケールアウト型NASヘッドグループ111と、スケールアウト型NASヘッドグループ111を構成するNASヘッドである各NASヘッドメンバ110Lよりも高性能のNASヘッドであるスケールアップ型NASヘッド110Hとの両方が備えられる。筐体10には、NASヘッドメンバ110L及びNASヘッドメンバ110Lとは異なる他種のチャネル制御部112が差し込まれる汎用型スロット104に差し込むことができる。スケールアップ型NASヘッド110Hは、筐体10内において、汎用型スロット104とは別の場所に実装される。
【選択図】図3
【解決手段】 記憶制御システム600が構築される筐体10内に、2以上のNASヘッドから構成されるスケールアウト型NASヘッドグループ111と、スケールアウト型NASヘッドグループ111を構成するNASヘッドである各NASヘッドメンバ110Lよりも高性能のNASヘッドであるスケールアップ型NASヘッド110Hとの両方が備えられる。筐体10には、NASヘッドメンバ110L及びNASヘッドメンバ110Lとは異なる他種のチャネル制御部112が差し込まれる汎用型スロット104に差し込むことができる。スケールアップ型NASヘッド110Hは、筐体10内において、汎用型スロット104とは別の場所に実装される。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えばRAIDシステムのような記憶制御システムに関する。
例えば、データセンタ等のような大規模なデータを取り扱うデータベースシステムでは、ホストコンピュータとは別に構成された記憶制御システムを用いてデータを管理する。この記憶制御システムは、例えば、多数の記憶デバイスをアレイ状に配設して構成されたRAID(Redundant Array of Independent Inexpensive Disks)のようなディスクアレイシステムである。
このような記憶制御システムには、例えば、特開2003−316713号公報に開示されているように、ファイル単位のI/O要求を処理するネットワークチャネルアダプタ(以下、CHN)を備えることにより、NAS(Network Area Storage)となることができるものがある。
上述した記憶制御システムは、CHNを搭載することによりファイルサーバとして動作することができる。しかし、ファイルサーバとしてだけでなく、別種のサーバとしても動作することができればより有用であると考えられる。具体的には、例えば、一つの記憶制御システムでいわゆるサーバ3階層モデルが実現されることが望ましいと考えられる。
ファイルサーバとしてだけでなく別種のサーバとしても動作することを一つの記憶制御システムで実現するための方法として、例えば、個々のCHNの性能を高める方法が考えられる。しかし、その方法を実際に行うことは難しい。なぜなら、通常、記憶制御システムには予め決められたフォームファクタがあるからである。
具体的には、例えば、CHNは、上述した公報の図3に示されているように、全体として薄型のボードとすることができる。このため、上述した公報の図2に示されているように、狭いピッチで、CHNを差し込める複数のアダプタスロットを配列することができる。各アダプタスロットは、上述した公報の図2及び段落27に記載されているように、CHNのみならず、ユーザ任意の他のアダプタボード(例えばディスクアダプタ)も差し込むことができるように構成されている。このような場合、単純にCHNを高性能にすると、他のアダプタボードよりも高い熱を発生したり多くの電力を必要としたりするので、アダプタスロットに関わるフォームファクタの制限を守ることができない。
また、上述のことを実現するための別の方法として、フォームファクタが全体的により緩和された記憶制御システムを新たに構築する方法も考えられる。しかし、その方法を単純に採用するとなると、例えば、記憶制御システムのフォームファクタがSAN(Storage Area Network)向けに設計されている場合、CHNを基本とした新たなフォームファクタ(換言すればNAS向けのフォームファクタ)の設計が必要になってしまうという問題が生じる。
また、NAS向けのフォームファクタを採用すると、例えば、記憶制御システムに、SAN向けのアダプタボードを多く搭載することができず、実装効率が下がるという問題が生じてしまう。
従って、本発明の目的は、フォームファクタの少ない変更で記憶制御システムの性能を向上することにある。具体的には、例えば、SAN向けのフォームファクタで設計されていても、そのフォームファクタを大きく変更することなく、NASに関する性能を高めることにある。
本発明の更なる目的は、後の記載から明らかになるであろう。
本発明の第1の観点に従う記憶制御システムは、データを記憶する記憶デバイスと、前記記憶デバイスに対してデータの読出し又は書込みを行う記憶デバイス制御部と、サーバとして動作する複数のチャネル制御部と、前記複数のチャネル制御部の中から選択されたチャネル制御部と前記記憶デバイス制御部との間でやり取りされる前記データが格納される1以上のメモリと、データ通信媒体と、サーバ間通信媒体とを備える。前記データ通信媒体は、前記記憶デバイス制御部、前記複数のチャネル制御部及び前記1以上のメモリに接続され、前記記憶デバイス制御部、前記選択されたチャネル制御部及び前記1以上のメモリの間でやり取りされる前記データの通信媒体となる。前記サーバ間通信媒体は、前記複数のチャネル制御部に接続され、前記複数のチャネル制御部の各々と他のチャネル制御部との間で行われる通信の媒体となる。前記複数のチャネル制御部は、同一の筐体内に搭載され、スケールアウト型NASヘッドグループを構成する2以上のNASヘッドメンバと、前記NASヘッドメンバよりも高性能のNASヘッドであるスケールアップ型NASヘッドとを含んでいる。前記筐体には、前記NASヘッドメンバ及び前記NASヘッドメンバとは異なる他種のチャネル制御部が差し込まれる複数の汎用型スロットが備えられる。前記2以上のNASヘッドメンバの各々は、前記汎用型スロットに差し込まれて実装される。前記スケールアップ型NASヘッドは、前記筐体内において、前記複数の汎用型スロットとは別の場所に実装される。
本発明の第1の観点に従う記憶制御システムの第1の実施態様では、前記NASヘッドメンバ、前記スケールアップ型NASヘッド及び前記記憶デバイス制御部のうちの少なくとも1つが、ブロックレベルのデータを処理する第1のプロセッサを備える。前記NASヘッドメンバには、前記1以上のメモリとは別の1以上の第1のメモリと、前記第1のプロセッサよりも高性能の1以上の第2のプロセッサとが備えられ、前記1以上の第1のメモリの各々は、前記1以上の第2のプロセッサに共有されることなく、前記1以上の第2のプロセッサのうちの1つの第2のプロセッサに使用される。このようなNASヘッドメンバを複数台使用して並列処理或いは並行処理することにより、スケールアウト型NASヘッドグループが提供される。前記スケールアップ型NASヘッドには、前記1以上のメモリとは別の第2のメモリと、前記第1のプロセッサよりも高性能の複数の第3のプロセッサとが備えられ、前記第2のメモリは、前記複数の第3のプロセッサに共有されるようになっている。前記第2と第3のプロセッサは同種のプロセッサ(例えば動作周波数が同じプロセッサ)であっても良い。
本発明の第1の観点に従う記憶制御システムの第2の実施態様では、前記第1の実施態様において、前記記憶デバイスにはデータベースが存在する。前記NASヘッドメンバの前記第2のプロセッサは、WEBサーバとして動作するためのコンピュータプログラムを読込むことにより、WEBサーバとして動作する。前記スケールアップ型NASヘッドの前記複数の第3のプロセッサは、前記データベースを処理するデータベースサーバとして動作するためのコンピュータプログラムを読込むことにより、データベースサーバとして動作する。
本発明の第1の観点に従う記憶制御システムの第3の実施態様では、前記第2の実施態様において、前記NASヘッドメンバの前記第2のプロセッサは、前記記憶制御システムの外部の通信ネットワークに接続された外部機器からのアクセスに応じた問合せを、前記サーバ間通信媒体を介して前記スケールアップ型NASヘッドに送信する。送信された前記問合せは、例えば、前記スケールアップ型NASヘッドの前記第2のメモリに格納される。前記複数の第3のプロセッサの少なくとも1つは、前記問合せに従って、前記記憶デバイス制御部を介して前記データベースを処理することにより、前記問合せに対するデータである応答データを、前記データ通信媒体を介して前記1以上のメモリに読出し、且つ、前記問合せに対する応答メッセージを、前記サーバ間通信媒体を介して前記NASヘッドメンバの前記第2のプロセッサに送信する。前記第2のプロセッサは、前記応答メッセージを受け、前記1以上のメモリに記憶されている前記応答データを、前記データ通信媒体を介して取得し、前記取得した応答データ、又は、前記応答データを加工することによって得られたデータを、前記外部機器に提供する。
本発明の第1の観点に従う記憶制御システムの第4の実施態様では、前記NASヘッドメンバと前記スケールアップ型NASヘッドとの間で、前記データ及びサーバ間メッセージがやり取りされる場合、前記サーバ間メッセージは、前記サーバ間通信媒体を介してやり取りされ、前記データは、前記1以上のメモリ及び前記データ通信媒体を介してやり取りされる。
本発明の第1の観点に従う記憶制御システムの第5の実施態様では、前記データ通信媒体は、前記サーバ間通信媒体よりもデータ転送帯域が広く、前記サーバ間通信媒体は、前記データ通信媒体よりも通信経路の数が多い。具体的には、例えば、前記データ通信媒体は、高速クロスバスイッチ又はSAN(Storage Area Network)であり、前記サーバ間通信媒体は、LAN(Local Area Network)である。
本発明の第1の観点に従う記憶制御システムの第6の実施態様では、前記スケールアップ型NASヘッドは、前記1以上のメモリとは別の第2のメモリと、前記第1のプロセッサよりも高性能のプロセッサであって、前記第2のメモリを共有する複数の第3のプロセッサと、前記サーバ間通信媒体に含まれる複数の転送経路にそれぞれ接続される複数の通信ポートを備えた通信コントローラ(例えばLANコントローラ)と、前記通信ポートが前記NASヘッドメンバから受信したサーバ間メッセージを前記通信コントローラから受信するメモリコントローラとを備える。前記メモリコントローラは、前記複数の通信ポートのうちのどの通信ポートが前記サーバ間メッセージを受信したかに基づいて、前記受信したサーバ間メッセージを処理すべき第3のプロセッサを前記複数の第3のプロセッサの中から選択し、前記選択された第3のプロセッサに対して前記受信したサーバ間メッセージを処理させる。
本発明の第1の観点に従う記憶制御システムの第7の実施態様では、前記スケールアップ型NASヘッドと前記NASヘッドメンバの両方が、前記記憶制御システムの外部の通信ネットワークに接続される通信インターフェースを備える。
本発明の第1の観点に従う記憶制御システムの第8の実施態様では、前記第7の実施態様において、前記第一のチャネル制御部の前記第二のプロセッサは、前記障害が発生した旨を表す障害発生情報を前記共有メモリに書きこむ。複数の前記第二のチャネル制御部の各々の前記第四のプロセッサ、及び、前記一以上の第三のチャネル制御部の各々の前記第六のプロセッサは、前記共有メモリにアクセスし、前記第六のプロセッサよりも前記第四のプロセッサが先に前記障害発生情報を検出した場合には、前記第四のプロセッサはそれを無視する。
本発明の第1の観点に従う記憶制御システムの第9の実施態様では、前記NASヘッドメンバ及び前記スケールアップ型NASヘッドの各々は、ファイルレベルのデータをブロックレベルのデータに変換するNASプロセッサを備え、前記記憶デバイス制御部は、前記NASプロセッサによって変換されたブロックレベルのデータを取得して処理する入出力プロセッサを備える。この場合、例えば、前記NASプロセッサと前記入出力プロセッサとの間に専用割り込み線が備えられ、前記NASプロセッサは、前記専用割り込み線を介して、前記ブロックレベルのデータを前記入出力プロセッサに転送する。或いは、例えば、前記ブロックレベルのデータが一時格納されるキューが備えられ、前記入出力プロセッサは、前記キューをポーリングし、前記NASプロセッサ、前記ブロックレベルのデータを前記キューに格納した場合、前記入出力プロセッサが前記キューから前記ブロックレベルのデータを取得し処理する。
本発明に従う記憶制御システムは、例えば、以下のように、より抽象的に表現することができる。
すなわち、記憶制御システムは、データを記憶する記憶デバイスに対してデータの読出し又は書込みを行う記憶デバイス制御部と、サーバとして動作する複数のチャネル制御部と、前記複数のチャネル制御部の中から選択されたチャネル制御部と前記記憶デバイス制御部との間でやり取りされる前記データが格納される1以上のメモリと、前記記憶デバイス制御部、前記複数のチャネル制御部及び前記1以上のメモリに接続され、前記記憶デバイス制御部、前記選択されたチャネル制御部及び前記1以上のメモリの間でやり取りされる前記データの通信媒体となるデータ通信媒体とを備える。前記複数のチャネル制御部には、スケールアウト型チャネル制御部グループを構成する2以上のスケールアウトチャネルメンバと、前記スケールアウトチャネルメンバよりも高性能のチャネル制御部であるスケールアップチャネルとが含まれている。前記記憶制御システムは、前記データ通信媒体とは別に、前記スケールアウトチャネルメンバと前記スケールアップチャネルとの間で行われる通信の媒体となるサーバ間通信媒体を更に備える。スケールアウト型チャネル制御部グループを構成する2以上のスケールアウトチャネルメンバは、例えば、WEBサーバ等のように並列処理可能な処理を実行しても良い。それに対し、スケールアップチャネルは、データベースサーバ等のように並列処理が困難な処理(例えばシリアル処理で行ったほうが好ましい処理)を実行しても良い。
本発明の第2の観点に従う方法は、記憶制御システムにおけるデータ処理方法であり、第1〜第5のステップを有する。第1のステップでは、スケールアウト型チャネル制御部グループを構成する2以上のスケールアウトチャネルメンバの中から選択されたスケールアウトチャネルメンバが、外部機器(例えばホスト装置)から通信ネットワークを介してアクセスを受ける。第2のステップでは、前記選択されたスケールアウトチャネルメンバは、そのアクセスに基づく問合せを、サーバ間通信媒体を介して、スケールアップ型チャネル制御部に送信する。第3のステップでは、前記スケールアップ型チャネル制御部は、データ通信媒体を介して、記憶デバイスにアクセス可能な記憶デバイス制御部と通信を行うことで、前記問合せに従うデータを、前記データ通信媒体に接続されている1以上のメモリに読み出す。第4のステップでは、前記スケールアップ型チャネル制御部は、前記サーバ間通信媒体を介して、応答メッセージを前記選択されたスケールアウトチャネルメンバに送信する。第5のステップでは、前記選択されたスケールアウトチャネルメンバは、前記応答メッセージを受け、前記1以上のメモリに記憶されたデータを、前記データ通信媒体を介して読出し、前記読み出したデータを前記外部機器に送信する。
本発明によれば、フォームファクタの少ない変更で記憶制御システムの性能を向上することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る記憶制御システムの外観の概略を示す。
記憶制御システム600は、例えば一つの筐体10に構築することができる。なお、筐体10内の構成を分かり易く示すため、筐体10は想像線(図1では点線)で示している。
筐体10は、例えば、縦及び横の長さは約1メートル、高さは約2メートルの大きさである。筐体10には、例えば、正面107F側及び背面107B側に、複数の記憶デバイス300が差し込まれる記憶デバイス収納ケース301と、1又は複数(例えば2台)のスケールアップNASヘッド(以下、「スケールアップNAS」と略記)110Hが差し込まれるスケールアップNAS収納ケース302と、複数種類のアダプタブレードが差し込まれるブレード収納部303とが備えられる。また、筐体10には、複数の電源ユニット400と、複数のバッテリユニット500とがそれぞれ着脱可能に設けられている。また、筐体10には、複数のファン13が設けられている。
記憶デバイス収納ケース301には、複数の記憶デバイス300がアレイ状に配列される。この実施形態では、記憶デバイス300は、ハードディスクドライブであるが、変形例として、ハードディスクドライブに限らず、光ディスクドライブ(例えばDVDドライブ)や、磁気テープドライブ等、任意の記憶デバイスが採用されても良い。
スケールアップNAS収納ケース302には、例えば、図2(A)に示すような、空気取り込み口107を正面に有するボックス状のスケールアップNAS110H(具体例として、いわゆる1Uサーバ)が差し込まれる。スケールアップNAS収納ケース302は、ブレード収納部303とは別の場所に設けられている。
ブレード収納部303には、横方向に並んだ複数のブレードスロット104が備えられている。ブレードスロット104と隣のブレードスロット104との間隔は、ブレードスロット104の幅よりも狭くなっている。各ブレードスロット104には、複数種類のアダプタブレードのうちの任意のアダプタブレードを差し込むことができるようになっている。換言すれば、複数種類のアダプタブレードは、それぞれ、ブレードスロット104に関わるフォームファクタに従って作られている。複数種類のアダプタブレードには、例えば、ファイバチャネルを介してブロックレベルのI/O要求(入出力要求)を受信するファイバチャネルアダプタブレードと、インターネット等を介してファイルレベルのI/O要求を受信する組込み型NASブレード110Lと、記憶デバイス300に対するデータの読出し又は書込みを制御するディスクアダプタブレードと、後述するキャッシュメモリのアダプタブレードとが含まれる。組込み型NASブレード110Lは、例えば図2(B)に示すように、ブレード状のNASヘッドであり、後述するストレージ接続部に繋がるコネクタ509Aと、後述するサーバ接続部に繋がるコネクタ509Bとが備えられる。組込み型NASブレード110Lには、少なくともファイルサーバとして動作するために高性能のプロセッサ(例えば、ブロックレベルのI/O要求を処理する後述のI/Oプロセッサよりも動作周波数が高いプロセッサ)が搭載されるため、一般に、組込み型NASブレードが発生する熱量や消費する電力量は、他種のアダプタブレードに比べて多い。そのため、ブレード収納部303には、例えば、熱、冷却及び電力のうちの少なくとも1つのフォームファクタの関係上、K個のブレードスロット104のうち、組込み型NASブレードはN枚(K>N、N≧2、例えば、K=32、N=8)まで搭載することができる。N枚の組込み型NASブレードのうちの2以上の組込み型NASブレードにより一つのスケールアウト型NASヘッドグループが構築される。以下、スケールアウト型NASヘッドグループを構成する組込み型NASブレードを「スケールアウトNASメンバ」と略記する。
この記憶制御システム600では、スケールアップNAS110HもスケールアウトNASメンバ110Lも例えば空冷式で冷却される。また、この記憶制御システム600では、スケールアップNAS110Hから奪った熱を有する空気も、スケールアウトNASメンバ110Lから奪った熱を有する空気も、同一の方向へ排気される。具体的には、例えば、図示のように、スケールアップNAS110Hの外側(例えば正面107F又は背面107B)から空気取り込み口107を介して取り込まれた空気は、筐体10の中心側へ送られ、その後、筐体10の上方へ送られ、ファン13を介して筐体10の外へ排出される。スケールアウトNASメンバ110Lの外側(例えば正面107Fの下方及び筐体10の下部)から取り込まれた空気も、筐体10の中心側から上方へ送られ、ファン13を介して筐体10の外へ排出される。
図3は、本実施形態に係る記憶制御システムを備えるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
このコンピュータシステム1では、通信ネットワーク(例えばLAN又はインターネット)820に、1以上のホスト端末200と、記憶制御システム600とが接続されている。通信ネットワーク820は、ファイルレベルのデータがやり取りされる通信ネットワークであり、例えば、LAN、インターネット、専用回線、公衆回線等を場合に応じて適宜用いることができる。
1又は複数のホスト装置200の各々は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム等として構成される。ホスト端末200は、例えば、キーボードスイッチやポインティングデバイス、マイクロフォン等の情報入力装置(図示せず)と、例えば、モニタディスプレイやスピーカー等の情報出力装置(図示せず)とを備えている。さらに、ホスト端末200は、例えば、WWWブラウザ200Aと、NASを利用するためのNAS利用ソフトウェア200Bと、Windows(登録商標)又はUNIX(登録商標)等のOS(オペレーティングシステム)とを備える。ホスト端末200は、例えば、ファイル名を指定してファイル単位でのデータ入出力を記憶制御システム600に要求する。NAS利用ソフトウェア200Bとしては、例えば、OS200CがUNIX(登録商標)の場合、NFS(Network
File System)であり、OS200CがWindows(登録商標)の場合、CIFS(Common Interface File System)である。
File System)であり、OS200CがWindows(登録商標)の場合、CIFS(Common Interface File System)である。
記憶制御システム600は、例えば、アレイ状に配列された多数の記憶デバイス300を備えるRAIDシステムである。記憶制御システム600は、例えば、多重化(例えば二重化)された記憶制御サブシステム600Aを有する。記憶制御サブシステム600Aは、記憶制御装置100と記憶装置ユニット101とに大別することができる。記憶制御装置100は、例えば、複数のチャネル制御部112と、複数のディスクアダプタ(以下、DKA)140と、キャッシュメモリ130と、共有メモリ120と、ストレージ接続部150と、サーバ接続部151とを備えている。複数のチャネル制御部112には、スケールアウト型NASヘッドグループ(以下、スケールアウトNAS)111を構成する2以上のスケールアウトNASメンバ110Lと、スケールアップNAS110Hとが含まれている(以下、スケールアウトNASメンバ及びスケールアップNASを総称する場合には「NASアダプタ」呼ぶ)。
NASアダプタ110L及び110Hは、ホスト端末200との間のデータ通信を行うものである。NASアダプタ110L及び110Hは、例えば、CPUやメモリ等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されており、ホスト端末200から受信した各種コマンドを解釈して実行する。NASアダプタ110L及び110Hの各々には、自分を識別するためのネットワークアドレス(例えば、IPアドレスやWWN)が割り当てられている。NASアダプタ110L及び110Hの各々は、ホスト端末200から通信ネットワーク820を介してファイル単位でのI/Oコマンド(例えば、ファイル名と、そのファイル名を持つファイルをリード又はライトする命令とを含んだコマンド、以下、「ファイルI/Oコマンド」と言う)を受けて、そのファイルI/Oコマンドを処理するNAS(Network Attached Storage)として振る舞うことができるようになっている。スケールアウトNAS111を構成する各スケールアウトNASメンバ110Lは、いわゆるサーバ3階層モデルにおけるフロントエンドのサーバ、例えばWEBサーバとして動作するためのコンピュータプログラム(以下、WEBサーバプログラム)470を取得し、そのプログラム470に従って動作する。スケールアップNAS110Hは、いわゆるサーバ3階層モデルにおけるバックエンドのサーバ、例えばデータベースサーバとして動作するためのコンピュータプログラム(以下、DBサーバプログラム)450を取得し、そのプログラム450に従って動作する。なお、サーバ3階層モデルにおけるミッドティアのサーバ、例えばアプリケーションサーバとして動作するためのコンピュータプログラム(以下、APサーバプログラム)460は、スケールアウトNASメンバ110L及びスケールアップNAS110Hの一方又は両方が取得しても良い。具体的には、例えば、スケールアウトNASメンバ110Lが、WEBサーバプログラム470とAPサーバプログラム460とを取得することによりWEBアプリケーションサーバとして動作しても良い。
各DKA140は、記憶装置ユニット101内の論理的な記憶ユニット(以下、LU)310との間のデータ授受を行うものである。各DKA140は、LU310を備える記憶デバイス300に接続するための図示しない通信ポートを備えている。また、各DKA140は、CPUやメモリ等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されている。各DKA140は、スケールアウトNASメンバ110L或いはスケールアップNAS110Hからキャッシュメモリ130に書き込まれたデータを取得してLU310に書込んだり、また、LU310から読み出したデータをキャッシュメモリ130に格納したりする。各DKA140は、LU310との間でデータ入出力を行う場合、論理的なアドレスを物理的なアドレスに変換する。
キャッシュメモリ(以下、「CM」と略記する場合有り)130は、例えば揮発性又は不揮発性のメモリであり、ホスト端末200から受信したデータや、後述するLU310から読出されたデータを一時的に記憶するものである。
共有メモリ(以下、「SM」と略記する場合有り)120は、例えば不揮発性のメモリであり、ホスト装置との間でやり取りされるデータに関する制御情報(例えば、CM130上に確保されたどのキャッシュ領域にどのデータが格納されるべきかを示す情報)等が格納される。また、共有メモリ120には、例えば、ワーク領域(例えば、各チャネル制御部112及びDKA140のCPU間でやり取りされるメッセージを一時的に記憶する領域)が設定される。なお、図示の例では、CM130とSM120は、物理的に分離しているが、一つのメモリであっても良い。その場合、そのメモリ上のメモリ空間が、論理的に、CM用の空間とSM用の空間とに分けられても良い。
ストレージ接続部150は、各チャネル制御部112、各DKA140、キャッシュメモリ130及び共有メモリ120を相互に接続させる。ストレージ接続部150は、例えば、高速スイッチング動作によってデータ伝送を行う超高速クロスバスイッチ等のような高速バスとして構成することができる。ストレージ接続部150は、キャッシュメモリ130を介して各チャネル制御部112と各DKA140と間でやり取りされるデータの通信媒体である。例えば、ストレージ接続部150における各転送経路のデータ転送帯域は、サーバ接続部151よりも広いことが好ましい。
サーバ接続部151には、各チャネル制御部112と1以上の他のチャネル制御部112とが接続される。サーバ接続部151は、各チャネル制御部112と他のチャネル制御部112との間でやり取りされるサーバ間メッセージの通信媒体である。なお、サーバ接続部151は、NASアダプタ間の専用ネットワークとなればどのような構成であっても良い。例えば、サーバ接続部151は、LANであっても良いしファイバであっても良い。例えば、サーバ接続部151における転送経路の数は、ストレージ接続部150よりも多いことが好ましい。具体的には、例えば、各NASアダプタには、ストレージ接続部150に接続される通信ポートよりも、サーバ接続部151に接続される通信ポートの方が多く搭載され、その多くの通信ポートの各々がサーバ接続部151に接続される。
記憶装置ユニット101には、アレイ状に配列された複数の記憶デバイス300が含まれている。記憶デバイス300としては、例えば、ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気テープ、半導体メモリ、光ディスク等のようなデバイスを用いることができる。記憶デバイス300の記憶領域上には、論理的な記憶デバイスである複数の論理ユニット(以下、「LU」と略記)310が備えられている。或るLU310には、データベース(例えば、リレーショナルデータベース又はオブジェクトデータベース)103や、1以上のデータファイル104が格納されている。各LU310には、そのLUに格納されているデータに関するファイルメタデータが格納されていても良い。各LU310のファイルメタデータには、そのLU310に格納されている各ファイルに関する属性情報(例えばファイル名及び格納先アドレス等)が登録されている。
図4は、スケールアウトNASメンバ110Lの構成例を示すブロック図である。
スケールアウトNASメンバ110Lは、通信ポート207Aと、外部ネットワークI/F(インターフェース)503と、データ転送LSI501A及び501Bと、ブリッジLSI502と、I/Oプロセッサ504及びI/Oメモリ507を備えた1又は複数の入出力制御部869と、メモリコントローラ505と、NASプロセッサ506と、NASメモリ508と、ストレージコネクタ509Aと、サーバコネクタ509Bとを備えている。
外部ネットワークI/F503は、メモリコントローラ505及びブリッジLSI502を介してNASプロセッサ506から受けた指示に従って、通信ポート207Aの制御を行う。外部ネットワークI/F503は、例えばLANコントローラである。
ブリッジLSI502は、例えば、LANコントローラ503、メモリコントローラ505、及びデータ転送LSI501の相互の通信を可能とするためのLSI(Large-Scale Integrated circuit)である。
メモリコントローラ505は、NASプロセッサ506とNASメモリ508との間の通信を制御するためのLSIである。メモリコントローラ505は、NASプロセッサ506、NASメモリ508及びブリッジLSI502に接続される。
NASメモリ508は、NASプロセッサ506の制御を司るプログラムや、CM130とホスト端末200との間でやり取りされるデータ等を記憶することができる。NASメモリ508は、例えば、ファイルシステムプログラム817、ネットワーク制御プログラム818、WEBサーバプログラム470、APサーバプログラム460、及び、HTTPデーモンとして動作するためのHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)デーモンプログラム865等を記憶することができる。ファイルシステムプログラム817は、例えば、ファイルI/Oコマンドに含まれているファイル名と、そのファイル名を有するファイルが格納されている場所のアドレス情報(例えばLUN及び先頭論理ブロックアドレス)との対応づけを管理し、その対応付けに基づいて、ファイルI/OコマンドをブロックI/Oコマンドに変換する。ネットワーク制御プログラム818は、例えば、NFS(Network
File System)とSambaの2つのファイルシステムプロトコルを含んで構成される。NFSは、NFSが動作するUNIX(登録商標)オペレーティングシステムを搭載したホスト装置からのファイルI/Oコマンドを受け付ける。一方、Sambaは、CIFS(Common
Interface File System)が動作するWindows(登録商標)オペレーティングシステムを搭載したホスト端末らのファイルI/Oコマンドを受け付ける。
File System)とSambaの2つのファイルシステムプロトコルを含んで構成される。NFSは、NFSが動作するUNIX(登録商標)オペレーティングシステムを搭載したホスト装置からのファイルI/Oコマンドを受け付ける。一方、Sambaは、CIFS(Common
Interface File System)が動作するWindows(登録商標)オペレーティングシステムを搭載したホスト端末らのファイルI/Oコマンドを受け付ける。
NASプロセッサ506は、CPU(例えば64ビットCPU)又はマイクロプロセッサである。NASプロセッサ506は、例えば、I/Oプロセッサ504よりも高性能(例えば、演算処理速度が速い、動作クロック周波数が高い)である。NASプロセッサ506は、メモリコントローラ505に接続されている。NASプロセッサ506は、NASメモリ508に格納されているファイルシステムプログラム817及びネットワーク制御プログラム818等を読出し、読み出したコンピュータプログラムに従う処理を実行することができる。例えば、NASプロセッサ506は、ネットワーク制御プログラム818により、ホスト端末200からのファイルI/Oコマンドを受け付ける。また、NASプロセッサ506は、ファイルシステムプログラム817により、ホスト端末200から受信しNASメモリ508に格納されたファイルI/OコマンドをブロックI/Oコマンドに変換してI/Oプロセッサ504に出力することができる。また、例えば、NASプロセッサ506は、WEBサーバプログラム470を読込むことにより、WEBサーバとして動作することができるし、APサーバプログラム460を読込むことにより、APサーバとして動作することもできる。
I/Oプロセッサ504は、CPU(例えば32ビットCPU)又はマイクロプロセッサであり、I/Oメモリ507から読み出した制御プログラム864により、ストレージ接続部150との間のデータの授受や、NASプロセッサ506とストレージ接続部150との間のデータ通信の中継や、その他の後述する種々の処理を実行することができる。
I/Oメモリ507は、I/Oプロセッサ504の制御を司るコンピュータプログラム等を格納する。
データ転送LSI501Aは、ストレージコネクタ509Aと、I/Oプロセッサ504と、ブリッジLSI502とに接続され、データ(例えば後述するDB処理によって抽出された応答データ)の転送の制御を行う。データ転送LSI501Bは、サーバコネクタ509Bと、ブリッジLSI502とに接続され、NASヘッド間でやり取りされるサーバ間メッセージ(例えば問合せとそれに対する応答)の転送の制御を行う。データ転送LSI501Aとデータ転送LSI501Bは、図示のように物理的に別れて配置されても良いし、一体型に構成されても良い。
ストレージコネクタ509Aは、ストレージ接続部150に接続される。具体的には、例えば、ストレージコネクタ509Aは、ストレージ接続部150に含まれるCM転送経路(CM130に接続された転送経路)及びSM転送経路(SM120に接続されて転送経路)に接続される。なお、必ずしも、一つのストレージコネクタ509Aに、CM転送経路とSM転送経路とが混在する必要はない。例えば、ストレージコネクタ509Aの代わりに、CM転送経路に接続される第1のストレージコネクタと、SM転送経路に接続される第2のストレージコネクタとが備えられても良い。
サーバコネクタ509Bは、サーバ接続部151に接続される。具体的には、例えば、サーバコネクタ509Bは、サーバ接続部151に含まれる転送経路に接続される。
図5は、スケールアップNAS110Hの構成例を示すブロック図である。
この図では、スケールアウトNASメンバ110Lと同一の構成要素については、参照番号は異なるが同一の名称を付している。同一名称の構成要素は、同一の機能を有する。以下、説明の重複を避けるため、スケールアウトNASメンバ110Lとの相違点を主に説明し、重複する部分については説明を簡略或いは省略する。
スケールアップNAS110Hにおいて、スケールアウトNASメンバ110Lと最も異なる点は、複数(例えば4つ)のNASプロセッサ1506が、メモリコントローラ1505を介して同一のNASメモリ1508を共有する点である。例えば、複数のNASプロセッサ1506が、それぞれDBサーバプログラム450を読込み、DB処理を複数のNASプロセッサ1506が分担し並行して行うことにより、高速なDB処理が実現される。換言すれば、1台で高性能なNASヘッドが提供される。なお、複数のNASプロセッサ1506は、対称型マルチプロセッサ(SMP)であっても良いし、非対称型マルチプロセッサ(AMSP)であっても良い。
NASメモリ1508には、DBサーバプログラム1508が格納される。
以上が、スケールアウトNASメンバ110L及びスケールアップNAS110Hの構成例である。なお、本実施形態において、記憶制御システム600内でのいわゆるサーバ3階層モデルの下では、スケールアップNAS110HとDKA140とが通信することにより、LU310から読み出されたデータ(例えば、DB103に関連する全てのデータ、或いは、DB処理によって生成された応答データ)はNASメモリ1508に格納される。しかし、スケールアウトNASメンバ110LとDKA140とは通信をしないので、スケールアウトNASメンバ110LのNASメモリ508にはデータが格納されない。このため、スケールアウトNASメンバ110LのNASメモリ508は、スケールアップNAS110HのNASメモリ1508よりも記憶容量を小さくしても良い。
図6は、DKA140の構成例を示すブロック図である。
DKA140には、通信ポート22Aと、FCコントローラ602と、データ転送LSI601と、IOプロセッサ603及びI/Oメモリ604を備えた1又は複数の入出力制御部870と、コネクタ605とを備えている。
通信ポート22Aは、図示しない通信ネットワーク(例えばファイバチャネル)を介して記憶デバイス300と通信を行うためのポートである。
FCコントローラ602は、通信ポート22Aとデータ転送LSI601との間に介在する。FCコントローラ602は、例えば、ファイバチャネルプロトコルに従い、ブロックレベルのデータの授受を制御する。
I/Oメモリ604には、I/Oプロセッサ603の制御を司るプログラムを格納するためのものである。
I/Oプロセッサ603は、CPU又はマイクロプロセッサである。I/Oプロセッサ603は、データ転送LSI610、I/Oメモリ604及びSVP23に接続されており、I/Oメモリ604内の種々のコンピュータプログラムを読込んで、データやコマンドの授受を制御する。
データ転送LSI601は、ストレージ接続部150に接続されるコネクタ605と、I/Oプロセッサ603と、FCコントローラ602とに接続され、データ転送の制御を行うLSIである。
本実施形態では、1台の記憶制御システム600でいわゆるサーバ3階層モデルが構築されている。従って、この記憶制御システム600内では、サーバ3階層モデルに応じた様々な処理流れが行われる。以下、WEBサーバプログラム470とDBサーバプログラム450との間でデータ処理が行われる場合の一例を説明する。なお、以下の説明では、WEBサーバプログラム470は、APサーバプログラム460と一体になったWEBアプリケーションサーバプログラムであっても良い。
図7は、本実施形態に係るコンピュータシステム1において行われる処理流れの概要を示す。
例えば、ホスト端末200に表示されている或るWEB画面(例えばHTMLで記述されたWEBページ)に対して、ユーザがWEBページ要求操作(例えば、所望のキーワードを入力して検索実行ボタンを押す操作)を行った場合、そのWEBページ要求操作に従うWEBページ要求(例えば、所望のキーワードを有するWEBページ)が、ホスト端末200から、通信ネットワーク820を介して、スケールアウトNAS111の中から選択されたスケールアウトNASメンバ110Lに送信される(ステップS1)。
スケールアウトNASメンバ110Lが受けたWEBページ要求は、NASプロセッサ506に読込まれたWEBサーバプログラム470によって解釈される。WEBサーバプログラム470は、そのWEBページ要求に基づいて、DBサーバ問合せメッセージ(例えば、「SELECT:列名 FROM:表名 WEHRE:条件」の構文を有するSQL(Structured Query Language))を生成し、そのDBサーバ問合せメッセージを、サーバ接続部151を介して、スケールアップNAS110Hに送信する(S2)。なお、DBサーバ問合せメッセージは、例えば、スケールアウトNASメンバ110Lのファイルシステムで管理されているファイル情報に基づいて生成することができる。
スケールアップNAS110Hが受けたDBサーバ問合せメッセージは、複数のNASプロセッサ1506に読込まれたDBサーバプログラム450(換言すれば、複数のNASプロセッサ1506の中から選択されたNASプロセッサ)によって解釈される。DBサーバプログラム450は、DBサーバ問合せメッセージの解釈の結果に基づくDB処理を実行する(S3)。このDB処理は、複数のNASプロセッサ1506のうちの1つのNASプロセッサによって行われても良いし、2以上のNASプロセッサの並列処理又は並行処理によって行われてもよい。また、このDB処理では、例えば、複数のNASプロセッサ1506のうちの少なくとも1つのNASプロセッサが、DKA140のI/Oプロセッサ603とやり取りすることにより、LU310内のDB(例えばリレーショナルデータベース)103から、DBサーバ問合せメッセージにより要求されたデータ(以下、問合せ応答データ)を取得する。
問合せ応答データを取得したスケールアップNAS110Hは、その問合せ応答データを、ストレージ接続部150を介して、キャッシュメモリ130に書込む(S4)。また、そのスケールアップNAS110Hは、S2のDBサーバ問合せメッセージの応答である問合せ応答メッセージ(例えば、問合せ応答データを格納した場所を示すポインタ(以下、キャッシュポインタ)を含むサーバ間メッセージ)を、サーバ接続部151を介して、DBサーバ問合せメッセージの送信元のスケールアウトNASメンバ110Lに送信する(S5)。このように、問合せ応答データそれ自体ではなくそれよりもデータサイズの小さい応答メッセージがサーバ接続部151を流れるので、サーバ接続部151の転送帯域がストレージ接続部150のそれよりも狭くて良い。なお、S3のDB処理において、問合せ応答データが既にキャッシュメモリ130に書き込まれている場合には、スケールアップNAS110Hは、S4を行わず、その問合せ応答データの格納場所を表すポインタを、サーバ接続部151を介してスケールアウトNASメンバ110Lに送信しても良い。
スケールアウトNASメンバ110Lが受けた問合せ応答メッセージは、例えば、NASプロセッサ506に読込まれたWEBサーバプログラム470によって解釈される。WEBサーバプログラム470は、その問合せ応答メッセージに応答して、ストレージ接続部150を介してキャッシュメモリ130から問合せ応答データを取得する(S6)。そして、WEBサーバプログラム470は、取得した問合せ応答データ(或いはそれを加工したデータ)を載せたWEBページ490を生成し、そのWEBページ490を、S1のWEBページ要求の送信元であるホスト端末200に提供する(S7)。
以下、S1〜S7の処理の具体的な流れの一例を説明する。なお、以下の説明では、各ステップに属するステップに対しては、枝コードを付する。例えば、S2に属するステップには、「S2A」のように、「S2」の後に大文字のアルファベットを枝コードとして付する。
図8は、図7のS1〜S2の処理の具体例を示す。
スケールアウトNAS111を構成する2以上のスケールアウトNASメンバ110Lの中から選択されたスケールアウトNASメンバ110Lにおいて、NASプロセッサ506に読込まれたWEBサーバプログラム470が、ホスト端末200から受信したWEBページ要求を取得する(S1)。そして、WEBサーバプログラム470は、そのWEBページ要求の内容に基づいて、DBサーバ問合せメッセージを生成し(S2A)、生成したDBサーバ問合せメッセージを、サーバ接続部151を介してスケールアップNAS110に送信する(S2B)。送信されたDBサーバ問合せメッセージは、スケールアップNAS110HのNASメモリ1508に一旦格納される(S2C)。
図9は、図7のS3〜S4の処理の具体例を示す。
スケールアップNAS110Hにおけるメモリコントローラ1505が、NASメモリ1508に格納されたDBサーバ問合せメッセージ108を取得し(S3A)、取得したDBサーバ問合せメッセージ108を、複数のNASプロセッサ1506の中から選択したNASプロセッサ1506に振り分ける(S3B)。
DBサーバ問合せメッセージが振り分けられたNASプロセッサ1506は、自分が管理しているファイルシステムを基に、DB103の存在場所(例えば、LU310のID、先頭論理ブロックアドレス及びデータサイズ)を把握し、DB103を取得するためのブロックレベルのI/O要求をI/Oプロセッサ1504に送信する(S3C)。
スケールアップNAS110HのI/Oプロセッサ1504は、ストレージ接続部150及びSM120を介して、DKA140のI/Oプロセッサ603とプロセッサ間通信を行うと共に(S3D)、そのI/O要求を、ストレージ接続部150及びCM130を介して、DKA140のI/Oプロセッサ603に送信する(S3E)。
DKA140のI/Oプロセッサ603は、プロセッサ間通信により知らされたキャッシュ領域(CM130上の領域)から、ストレージ接続部150を介してI/O要求を読み出す(S3F)。そして、I/Oプロセッサ603は、そのI/O要求に従って、LU310からDB103を取得し、そのDB103を、ストレージ接続部150を介してキャッシュメモリ130に格納する(S3G)。そして、DKA140のI/Oプロセッサ603は、ストレージ接続部150及びSM120を介して、スケールアップNAS110HのI/Oプロセッサ1504とプロセッサ間通信を行う(S3H)。
スケールアップNAS110HのI/Oプロセッサ1504は、プロセッサ間通信により知らされたキャッシュ領域(CM130上の領域)から、ストレージ接続部150を介してDB103を読み出し(S3I)、NASメモリ1508に格納する。1又は複数のNASプロセッサ1506は、S3Bで振り分けられたDBサーバ問合せメッセージの内容に基づいて、NASメモリ1508に格納されたDB103を処理する(S3K)。例えば、1又は複数のNASプロセッサ1506は、NASメモリ1508に格納されたDB103からユーザ所望のキーワードを有するデータを抽出する。
S3KのDB処理によって、問合せ応答データ105が生成され、NASメモリ1508に格納される。
複数のNASプロセッサ1506の中から選択されたNASプロセッサ1506は、問合せ応答データ105をキャッシュメモリ130に格納することを要求するI/O要求をI/Oプロセッサ1504に送信する(S4A)。I/Oプロセッサ1504は、そのI/O要求に応答して、NASメモリ1508内の問合せ応答データ105を取得しキャッシュメモリ130に格納する(S4B)。
図10は、図7のS5〜S7の処理の具体例を示す。
スケールアップNAS110HのNASプロセッサ1506(換言すればDBサーバプログラム450)は、問合せ応答データ105が格納された場所の情報を含んだ問合せ応答メッセージを、サーバ接続部151を介して、DBサーバ問合せメッセージの送信元のスケールアウトNASメンバ110Lに送信する(S5)。
スケールアウトNASメンバ110LのNASプロセッサ506(換言すればWEBサーバプログラム470)は、その問合せ応答メッセージに含まれる情報が示す場所から問合せ応答データ105を取得するためのI/O要求をI/Oプロセッサ504に出力する(S6A)。I/Oプロセッサ504は、そのI/O要求に従って、キャッシュメモリ130からストレージ接続部150を介して問合せ応答データ105を取得し、取得した問合せ応答データ105をNASメモリ508に格納する(S6B)。
NASプロセッサ506は、NASメモリ508に格納された問合せ応答データ105(又はそれを加工して得られたデータ)を載せたWEBページ490を生成し(S7A)、生成したWEBページ490を、WEBページ要求の送信元のホスト端末200に提供する(S7B)。
以上、上述した実施形態によれば、一台の記憶制御システム600に、スケールアウトNAS111とスケールアップNAS110Hとの両方が搭載される。これにより、記憶制御システム600が高性能化される。
また、上述した実施形態によれば、スケールアウトNAS111を構成する2以上のスケールアウトNASメンバ110Lの各々や、スケールアップNAS110Hは、サーバとして動作する。記憶制御システム600には、LU310に格納されたりLU310から読み出されたりするデータ(例えばユーザデータ)が流れるストレージ接続部150とは別に、サーバ間メッセージ(上記データとは別のデータ、例えば問合せメッセージや応答メッセージ)をやり取りするためのサーバ接続部151が設けられる。これにより、記憶制御システム600内で、スケールアウトNASメンバ110LとスケールアップNAS110Hとの間でやり取りされるのがデータであるかサーバ間メッセージであるかに応じて、複数の接続部が選択的に使用される。この結果、記憶制御システム600内で効率的なデータ処理を行うことができる。
また、上述した実施形態によれば、WEBサーバ等のように並列処理可能な処理をスケールアウトNAS111が行い、DBサーバ等のように並列処理困難な処理をスケールアップNAS110Hが行う。これにより、記憶制御システム600内でより効率的なデータ処理を行うことができる。
さて、本実施形態には幾つかの変形例が考えられる。
図11は、本発明の第1の変形例におけるスケールアップNASの構成例である。
サーバコネクタ1509Bに接続されるデータ転送LSIには、複数の入出力ポート501A〜501Dが備えられている。複数の入出力ポート501A〜501Dには、それぞれ、サーバ接続部151に含まれる複数の転送経路が接続されている。また、複数の入出力ポート501A〜501Dには、それぞれ、複数のポートID(例えばMACアドレス或いはIPアドレス)が割当てられている。
NASメモリ1508には、メッセージ振分けテーブル503と、メッセージバッファ502とが備えられている。メッセージ振分けテーブル503は、スケールアウトNASメンバ110Lから受信したメッセージメッセージを、複数のNASプロセッサ1506のうちのどのNASプロセッサに振り分けるかを決定するために使用されるテーブルである。例えば、メッセージ振分けテーブル503には、複数のポートID(例えばMACアドレス)にそれぞれ対応した複数の振分け先が記録されている。
この第1の変形例において、例えば、第1の入出力ポート501を介して、スケールアウトNASメンバ110Lからのサーバ間メッセージ(例えば問合せメッセージ)が、メッセージバッファ502に格納された場合(S11)、メモリコントローラ1505が、そのメッセージが通過した入出力ポート501AのポートIDに対応した振分け先をメッセージ振分けテーブル503から把握する(S12)。そして、メモリコントローラ1505が、把握された振分け先に該当する第1のNASプロセッサ1506に、メッセージバッファ502に格納されたメッセージを処理させる(S13)。
図12は、本発明の第2の変形例におけるスケールアップNAS110H及びスケールアウトNASメンバ110Lの少なくとも一方とDKA22との間のデータ通信例を示す。
第2の変形例では、スケールアップNAS110H及びスケールアウトNASメンバ110Lの少なくとも一方(以下、「NASヘッド110」と総称する)には、I/Oプロセッサは搭載されず、NASヘッド内のI/Oプロセッサが行う処理を、DKA22のI/Oプロセッサ603に行わせる。
例えば、図12(A)に示すように、NASヘッド110とDKA22との間に、専用の割込み線510が備えられる。この場合、NASプロセッサ506(又は1506)から出力されたブロックレベルのI/O要求は、専用の割込み線510を介して、DKA22のI/Oプロセッサ603に送信される。
また、例えば、図12(B)に示すように、NASヘッド110上のNASメモリ508(又は1508)に、コマンドキュー511が設けられる。NASプロセッサ506(又は1506)から出力されたブロックレベルのI/O要求は、そのコマンドキュー511に格納される(S21)。DKA22のI/Oプロセッサ603は、コマンドキューをポーリングし(S22)、I/O要求が存在することを検出した場合には、そのI/O要求をコマンドキューから取得する(S23)。
図13は、本発明の第3の変形例における記憶制御システム600内のキャッシュメモリ130の構成例を示す。
第3の変形例では、キャッシュメモリ130には、サーバ間処理の際の使用領域(以下、サーバ使用領域)130Aと、通常のリードライト処理の使用領域(以下、通常使用領域)130Bとが設けられる。「サーバ間処理」とは、ファイルサーバとしてだけでなく他種のサーバ(例えば上述したWEBサーバ、APサーバ、及びDBサーバのうちの少なくとも1つ)として動作した場合に行なわれる処理のことである。「通常のリードライト処理」とは、リードコマンド又はライトコマンドをホスト端末200から受け、そのコマンドに応答して、LU310からデータをリードする、又は、LU310にデータをライトする処理のことである。
この第3変形例では、サーバ間処理であるか通常のリードライト処理であるかに応じて、キャッシュメモリ130に存在する複数の使用領域の中からいずれかが選択される。
具体的には、例えば、スケールアップNAS110HとDKA22との間でDB処理が行われる場合、問合せ応答データはサーバ使用領域130Aに格納される。一方、例えば、スケールアップNAS110HやスケールアウトNASメンバ110Lが単なるファイルサーバとして動作することにより、DKA22を介してLU310とデータがやり取りする場合、或いは、別種のチャネルアダプタ(CHA、例えば、ファイバチャネルを介してブロックレベルのI/O要求を受けるファイバチャネルアダプタ(CHF))110が、DKA22を介してLU310とデータをやり取りする場合、そのデータは、通常使用領域130Bに格納される。
図14は、本発明の第4の変形例における記憶制御システム600の外観を示す。
記憶制御システム600は、例えば、基本筐体10と複数の増設筐体12とから構成することができる。増設筐体12は、記憶制御システム600のオプションであり、例えば、1つの基本筐体10に最大4個の増設筐体12を接続することができる。各増設筐体12には、複数の冷却ファン13が設けられている。また、各増設筐体12には、複数の記憶デバイス300と、複数の電源ユニット400と、複数のバッテリユニット500とがそれぞれ着脱可能に設けられており、それらの各々は、例えば、基本筐体10のスロット104に差し込まれたアダプタボードが有する制御機能により制御される。
図15は、本実施形態の第5変形例に係るコンピュータシステム1において行われる処理流れの概要を示す。
S3のDB処理によって、問合せ応答データを取得したスケールアップNAS110Hは、その問合せ応答データを、問合せ応答メッセージと共に、サーバ接続部151を介してスケールアウトNASメンバ110Lに送信する(S54)。この場合、スケールアウトNASメンバ110Lは、その問合せ応答データに基づいてWEBページ490を生成し、そのWEBページ490ホスト端末200に提供する(S6)。
また、この第5変形例では、スケールアップNAS110Hは、転送する問合せ応答データのデータサイズに基づいて、その問合せ応答データをサーバ接続部151とストレージ接続部150のどちらを介して転送するかを選択しても良い。その具体例を図16に示す。
図16は、本実施形態の第5の変形例においてスケールアップNAS110Hが行う一つの処理を示す。
例えば、スケールアップNAS110HのNASメモリ1508には、転送データサイズ閾値(その値は例えば200MB)が記録されている。
スケールアップNAS110Hは、S3のDB処理によって問合せ応答データを取得した場合、その問合せ応答データのデータサイズと、NASメモリ1508上の転送データサイズ閾値とを比較する(S100)。S100の比較の結果、問合せ応答データのデータサイズが転送データサイズ閾値以上であることが判別された場合、スケールアップNAS110Hは、S4の処理、すなわち、ストレージ接続部150を介して問合せ応答データをキャッシュメモリ130に格納する処理を実行する。一方、S100の比較の結果、問合せ応答データのデータサイズが転送データサイズ閾値未満であることが判別された場合、スケールアップNAS110Hは、S54の処理、すなわち、サーバ接続部151を介して問合せ応答データをスケールアウトNASメンバ110Lに送信する処理を実行する。
以上、本発明の実施形態及び変形例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態及び変形例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。例えば、WEBサーバ、APサーバ及びDBサーバがそれぞれ分離している必要は無い。具体的には、例えば、WEBサーバプログラム470が、APサーバとしての機能の全部或いは一部を備えていても良いし、DBサーバプログラム450が、APサーバとしての機能の全部或いは一部を備えていても良い。また、例えば、スケールアップNAS110H及び/又はスケールアウトNASメンバ110Lは、データのデータサイズに限らず、所定の条件(例えば送信対象のデータの属性等)に基づいて、ストレージ接続部150とサーバ接続部151のどちらを介してデータを送信するかを選択し、選択した方の接続部を介してデータを送信しても良い。
100…記憶制御装置 101…記憶装置ユニット 103…データベース 104…データファイル 110H…スケールアップNASヘッド 110L…スケールアウトNASメンバ 111…スケールアウトNAS 120…共有メモリ 130…キャッシュメモリ 140…ディスクアダプタ 150…ストレージ接続部 151…サーバ接続部 200…ホスト端末 310…論理ユニット 600…記憶制御システム 800…ディスク制御部
Claims (10)
- データを記憶する記憶デバイスと、
前記記憶デバイスに対してデータの読出し又は書込みを行う記憶デバイス制御部と、
サーバとして動作する複数のチャネル制御部と、
前記複数のチャネル制御部の中から選択されたチャネル制御部と前記記憶デバイス制御部との間でやり取りされる前記データが格納される1以上のメモリと、
前記記憶デバイス制御部、前記複数のチャネル制御部及び前記1以上のメモリに接続され、前記記憶デバイス制御部、前記選択されたチャネル制御部及び前記1以上のメモリの間でやり取りされる前記データの通信媒体となるデータ通信媒体と、
前記複数のチャネル制御部に接続され、前記複数のチャネル制御部の各々と他のチャネル制御部との間でやり取りされるサーバ間メッセージの通信媒体となるサーバ間通信媒体と
を備え、
前記複数のチャネル制御部は、同一の筐体内に搭載され、スケールアウト型NASヘッドグループを構成する2以上のNASヘッドメンバと、前記NASヘッドメンバよりも高性能のNASヘッドであるスケールアップ型NASヘッドとを含んでおり、
前記筐体には、前記NASヘッドメンバ及び前記NASヘッドメンバとは異なる他種のチャネル制御部が差し込まれる複数の汎用型スロットが備えられ、
前記2以上のNASヘッドメンバの各々は、前記汎用型スロットに差し込まれて実装され、
前記スケールアップ型NASヘッドは、前記筐体内において、前記複数の汎用型スロットとは別の場所に実装される、
記憶制御システム。 - 前記NASヘッドメンバ、前記スケールアップ型NASヘッド及び前記記憶デバイス制御部のうちの少なくとも1つが、ブロックレベルのデータを処理する第1のプロセッサを備え、
前記NASヘッドメンバには、前記1以上のメモリとは別の1以上の第1のメモリと、前記第1のプロセッサよりも高性能の1以上の第2のプロセッサとが備えられ、前記1以上の第1のメモリの各々は、前記1以上の第2のプロセッサに共有されることなく、前記1以上の第2のプロセッサのうちの1つの第2のプロセッサに使用され、
前記スケールアップ型NASヘッドには、前記1以上のメモリとは別の第2のメモリと、前記第1のプロセッサよりも高性能の複数の第3のプロセッサとが備えられ、前記第2のメモリは、前記複数の第3のプロセッサに共有されるようになっている、
請求項1記載の記憶制御システム。 - 前記記憶デバイスにはデータベースが存在し、
前記NASヘッドメンバの前記第2のプロセッサは、WEBサーバとして動作するためのコンピュータプログラムを読込むことにより、WEBサーバとして動作し、
前記スケールアップ型NASヘッドの前記複数の第3のプロセッサは、前記データベースを処理するデータベースサーバとして動作するためのコンピュータプログラムを読込むことにより、データベースサーバとして動作する、
請求項2記載の記憶制御システム。 - 前記NASヘッドメンバの前記第2のプロセッサは、前記記憶制御システムの外部の通信ネットワークに接続された外部機器からのアクセスに応じた問合せを、前記サーバ間通信媒体を介して前記スケールアップ型NASヘッドに送信し、
前記複数の第3のプロセッサの少なくとも1つは、前記問合せに従って、前記記憶デバイス制御部を介して前記データベースを処理することにより、前記問合せに対するデータである応答データを、前記データ通信媒体を介して前記1以上のメモリに読出し、且つ、前記問合せに対する応答メッセージを、前記サーバ間通信媒体を介して前記NASヘッドメンバの前記第2のプロセッサに送信し、
前記第2のプロセッサは、前記応答メッセージを受け、前記1以上のメモリに記憶されている前記応答データを、前記データ通信媒体を介して取得し、前記取得した応答データ、又は、前記応答データを加工することによって得られたデータを、前記外部機器に提供する、
請求項3記載の記憶制御システム。 - 前記NASヘッドメンバと前記スケールアップ型NASヘッドとの間で、前記データ及びサーバ間メッセージがやり取りされる場合、
前記サーバ間メッセージは、前記サーバ間通信媒体を介してやり取りされ、
前記データは、前記1以上のメモリ及び前記データ通信媒体を介してやり取りされる、
請求項1記載の記憶制御システム。 - 前記データ通信媒体は、前記サーバ間通信媒体よりもデータ転送帯域が広く、
前記サーバ間通信媒体は、前記データ通信媒体よりも通信経路の数が多い、
請求項1記載の記憶制御システム。 - 前記スケールアップ型NASヘッドは、
前記1以上のメモリとは別の第2のメモリと、
前記第1のプロセッサよりも高性能のプロセッサであって、前記第2のメモリを共有する複数の第3のプロセッサと、
前記サーバ間通信媒体に含まれる複数の転送経路にそれぞれ接続される複数の通信ポートを備えた通信コントローラと、
前記通信ポートが前記NASヘッドメンバから受信したサーバ間メッセージを前記通信コントローラから受信するメモリコントローラと
を備え、
前記メモリコントローラは、前記複数の通信ポートのうちのどの通信ポートが前記サーバ間メッセージを受信したかに基づいて、前記受信したサーバ間メッセージを処理すべき第3のプロセッサを前記複数の第3のプロセッサの中から選択し、前記選択された第3のプロセッサに対して前記受信したサーバ間メッセージを処理させる、
請求項1記載の記憶制御システム。 - 前記スケールアップ型NASヘッドと前記NASヘッドメンバの両方が、前記記憶制御システムの外部の通信ネットワークに接続される通信インターフェースを備える、
請求項1記載の記憶制御システム。 - 前記NASヘッドメンバ及び前記スケールアップ型NASヘッドの各々は、ファイルレベルのデータをブロックレベルのデータに変換するNASプロセッサを備え、
前記記憶デバイス制御部は、前記NASプロセッサによって変換されたブロックレベルのデータを取得して処理する入出力プロセッサを備える、
請求項1記載の記憶制御システム。 - データを記憶する記憶デバイスに対してデータの読出し又は書込みを行う記憶デバイス制御部と、
サーバとして動作する複数のチャネル制御部と、
前記複数のチャネル制御部の中から選択されたチャネル制御部と前記記憶デバイス制御部との間でやり取りされる前記データが格納される1以上のメモリと、
前記記憶デバイス制御部、前記複数のチャネル制御部及び前記1以上のメモリに接続され、前記記憶デバイス制御部、前記選択されたチャネル制御部及び前記1以上のメモリの間でやり取りされる前記データの通信媒体となるデータ通信媒体と
を備え、
前記複数のチャネル制御部には、スケールアウト型チャネル制御部グループを構成する2以上のスケールアウトチャネルメンバと、前記スケールアウトチャネルメンバよりも高性能のチャネル制御部であるスケールアップチャネルとが含まれており、
前記データ通信媒体とは別に、前記スケールアウトチャネルメンバと前記スケールアップチャネルとの間でやり取りされるサーバ間メッセージの通信媒体となるサーバ間通信媒体を備える、
ことを特徴とする記憶制御システム。
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