JP2005293119A - ディスクアレイ制御装置、同装置に適用されるデータ欠損検出時の処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データ欠損登録部113は、論理ディスク12へのリードアクセス時のデータ読み出し失敗によりデータ欠損のある不良セクタが検出された場合、当該不良セクタに関し、当該不良セクタが割り当てられる代替セクタの欠損情報領域に“データ欠損あり”を示す欠損情報を記録する。データ欠損判定部115aは、ホスト20からのリード要求に従うリードアクセスによって論理ディスク12から読み出されるセクタのデータに基づき、当該セクタの欠損情報領域に“データ欠損あり”を示す欠損情報が記録されているかを判定する。エラー通知部115bは、データ欠損判定部115aによる判定結果に応じて、データ読み出し失敗をホスト20に返す。
【選択図】 図1
Description
このように、データが一度もライトされていないセクタのディスク障害に対しては、データ欠損の登録を行わないことで、データ欠損の発生確率を下げることができる。
図1は本発明の一実施形態に係るディスクアレイ装置10の構成を示すブロック図である。図1において、ディスクアレイ装置10は、ディスクアレイ制御装置11と、当該ディスクアレイ制御装置11によって制御されるRAID構成の論理ディスク(論理ディスクドライブ)12とを備えた、いわゆるRAID装置である。論理ディスク12は、複数、例えば4つの物理ディスク12-1〜12-4から構成されるディスクアレイである。物理ディスク(物理ディスクドライブ)12-1〜12-4は例えばハードディスクドライブ(HDD)である。物理ディスク12-1〜12-4は一定サイズのストライプを単位に分割して管理される。物理ディスク12-1〜12-4内の同一オフセット位置のストライプの集合はストライプグループと呼ばれる。
構成管理部111は、論理ディスク12の、RAIDレベルを含む構成状態を管理する。
データ復元部112は、物理ディスクの故障検出から故障したディスクが交換された後のデータ復元までを制御する。データ復元部112は、データ復元用情報読み出し部112a及びエラー作成部112bを有する。データ復元用情報読み出し部112aは、物理ディスクのデータ復元に必要なデータ及び冗長データ(但し、RAID1では冗長データのみ)を論理ディスク12から読み出す。エラー作成部112bは、論理ディスク12上の目的のセクタ(ここではデータ復元できなかったセクタ)に対し、メディアエラーを発生させるための設定を行う。
このデータ復元処理で、他の物理ディスクから復元に必要なデータを読み出す際にメディアエラーが発生すると、その部分のデータの復元を行うことができない。
ディスクアレイ制御装置11は、論理ディスク12を構成する物理ディスク12-1〜12-4上の最小のアクセス単位としての各セクタの健全性を定期的に確認している。即ちディスクアレイ制御装置11は、物理ディスク12-1〜12-4に対して定期的にコマンド(リードコマンドまたはベリファイコマンド)を出して、エラー(メディアエラー)がないかどうかを確認するメディア検査を実行している。このメディア検査では、ホストからのアクセスに関係なく、メディアエラーが検出される場合がある。論理ディスク12が冗長性のあるRAIDレベルで用いられている場合、メディアエラーが検出された箇所のデータは他の物理ディスク上の対応する冗長データにより復元できる。しかし、縮退状態では、データの冗長性が失われているために、メディアエラーが検出された箇所のデータは復元できず、データ欠損として検出される。
ディスクアレイ制御装置11は、論理ディスク12を構成する物理ディスク12-1〜12-4のうちのいずれかの物理ディスクの一部分に、新たなデータ欠損を検出した場合には、データ欠損登録部113として機能する。この場合、データ欠損登録部113はデータ欠損登録処理を実行する。
(1)RAID0に代表される、冗長性を持たないRAIDレベルで適用される物理ディスク12-1〜12-4に対するメディア検査により、ディスクの部分的なエラー(メディアエラー)を検出した場合
(2)冗長性を持たないRAIDレベルで適用される物理ディスク12-1〜12-4のいずれかに対するホスト20からのリードアクセス時に、ディスクの部分的なエラーを検出した場合
(3)RAID1,3または5に代表される、冗長性を持つRAIDレベルを適用しているにも拘わらずに、冗長データを用いてデータを復元できない場合。このような場合は、物理ディスク12-1〜12-4のいずれか1つが故障して縮退状態となっていて、且つ故障しているディスク以外のディスクに部分的なエラー(メディアエラーなど)があるときに生じる。ここでは、次に挙げる処理でデータ欠損が検出される。
・故障したディスクを新ディスクに交換し、当該故障したディスクのデータを新ディスクに復元するデータ復元処理
・故障してないディスクを対象とするメディア検査
(4)冗長性を持つRAIDレベルで適用される物理ディスク12-1〜12-4のいずれか1つが故障して縮退状態となっていて、且つホスト20からのリードアクセス時にディスクの部分的なエラーを検出した場合
である。
ディスクアレイ制御装置11内のリード要求処理部115は、ホスト20からリード要求を受け取ると、当該リード要求を、論理ディスク12を構成する物理ディスク12-1〜12-4のうちの該当する物理ディスク12-i(1つとは限らない)へのリード要求に変換して、その変換されたリード要求を当該該当する物理ディスクに発行する。
(a)RAID0の場合
まず、論理ディスク12がRAID0で用いられ、且つ要求先が物理ディスク12-i上のセクタSECであるものとする。この場合、ディスクアレイ制御装置11内のライト要求処理部116は、物理ディスク12-i上のセクタSECに対し次のようなデータ書き込みを行う。即ちライト要求処理部116は、セクタSECのデータ領域41にはホスト20から要求されたデータを、当該セクタSECのデータ欠損フラグ領域421には“データ欠損なし”を示すデータ欠損フラグF2を、それぞれ書き込む(ステップS21)。このようにディスクアレイ制御装置11は、セクタSECへのデータライト時には、当該セクタSECを“データ欠損なし”の状態に設定する。もし、セクタSECがデータ欠損のある不良セクタ51の場合、上記ステップS21では、当該不良セクタ51が割り当てられた代替セクタ52へのデータ書き込みが行われる。この場合、ステップS21での書き込みにより、代替セクタ52は“データ欠損なし”の状態に設定される。
次に、論理ディスク12がRAID1で用いられ、且つ要求先がマスタ物理ディスク上のセクタSECであるものとする。この場合、ライト要求処理部116は、マスタ物理ディスク上のセクタSECと当該SECに対応するサブ物理ディスク上のセクタSEC’へのデータライトを実行する(ステップS31)。このステップS31でのデータライト時には、ライト要求処理部116はセクタSEC及びSEC’の両方を、上記したRAID0におけるセクタSECへのデータライト時と同様に、“データ欠損なし”の状態に設定する。
次に、論理ディスク12がRAID3またはRAID5で用いられるものとする。この場合、ライト要求処理部116は、ホスト20から要求されたデータのみでパリティを算出できるか否かを判定する(ステップS41)。
論理ディスク12がデータ冗長性のあるRAIDレベル(例えばRAID1,3または5など)で用いられている場合、当該論理ディスク12を構成する物理ディスク12-1〜12-4のいずれか1つが故障しても、その故障した物理ディスクのデータを、残りの物理ディスクのデータから復元できる。但し、既に述べたように、残りの物理ディスクのいずれかにデータ欠損が発生している箇所があると、その箇所に対応する故障したディスクのデータは復元できない。
次に、上記実施形態の第1の変形例について説明する。
まず、第1の変形例で適用されるセクタのフォーマットを図9に示す。図9から明らかなように、第1の変形例では、管理領域42の一部に、データ欠損フラグ領域421とは別に、ライトフラグを格納するためのライトフラグ領域422が確保されている。このライトフラグは、対応するセクタに対してホスト20からのライト要求に従うデータライトが一度でも行われたか否かを示すフラグ情報(データライト情報)である。つまり第1の変形例では、論理ディスク12上の各セクタに、データ欠損の有無を示すデータ欠損フラグ以外に、ホスト20からのデータライトがあったか否かを示すライトフラグを記録する構成が適用される。
次に、上記実施形態の第2の変形例について説明する。
この第2の変形例の特徴は、セクタのデータ欠損を、当該セクタ内に欠損情報のための領域(データ欠損フラグ領域)を確保することなしに管理する点、つまり欠損情報(データ欠損フラグ)を用いることなく管理する点にある。したがって、第2の変形例では、論理ディスク12上の各セクタに、図4に示したような管理領域42を必ずしも確保する必要はない。第2の変形例で適用されるセクタのフォーマットを図11に示す。ここでは、1セクタは、データ領域41とECC領域43とから構成される。
もし、ステップS71において、少なくとも一部のデータのリードに失敗して、該当する箇所でのデータ欠損を検出した場合(ステップS72)、データ復元はできなくなる。この場合、データ復元部112はデータ欠損登録部113によるデータ欠損登録処理に代えて、当該データ復元部112内のエラー作成部112bによるエラー作成処理を行わせる。即ちエラー作成部112bは、データ復元すべき(であるもののデータ復元できなかった部分に含まれる)セクタが、メディアエラーとなるように設定する(ステップS73)。この設定は、例えば、データ復元すべきセクタのデータ領域41に固定データ(例えば全て0のデータ)が設定され、ECC領域43に当該データとは矛盾したECCが設定されたセクタデータ(つまりメディアエラーを引き起こすセクタデータ)を、強制的に物理ディスク12-iに書き込むことにより実現される。既に述べたように、ディスクアレイ制御装置11と物理ディスク12-iとの間で入出力(リード/ライト)される情報は、一般には、セクタ内のECC領域43を除く部分の情報である。そしてECC領域43の情報、つまりECCは、セクタ内のECC領域43を除く部分の情報をもとに物理ディスク12-iの内部で自動的に生成・処理される。しかし、特別のライトコマンド、例えばライトロングコマンドを用いるならば、ディスクアレイ制御装置11内のエラー作成部112bは、物理ディスク(物理ディスクドライブ)12-iの内部のECC生成・処理機能を抑止して、データ及び当該データとは矛盾したECCから構成されるセクタデータを当該物理ディスク12-iに書き込ませることができる。
このように、上記実施形態の第2の変形例によれば、データ復元処理において、データ復元に必要なデータ及び冗長データをリードした際にデータ欠損を検出した結果、データ復元ができなかった部分に対し、メディアエラーが発生するように設定することにより、データ欠損を、欠損情報(データ欠損フラグ)を用いることなく管理できる。
Claims (12)
- データを格納するためのデータ領域及びデータ欠損の有無を示す欠損情報を格納するための欠損情報領域を含むセクタを最小のアクセス単位としてアクセス可能な複数の物理ディスクから構成され、データのみ、もしくはデータ及び当該データに対応する冗長データを前記複数の物理ディスクに分散して格納可能な論理ディスクへのアクセスを制御するディスクアレイ制御装置であって、
前記論理ディスクへのリードアクセス時に復元不能なデータ欠損のある不良セクタが検出された場合、当該不良セクタに関し、当該不良セクタが割り当てられる代替セクタの前記欠損情報領域にデータ欠損ありを示す欠損情報を記録することにより、前記論理ディスクへのリードアクセスが前記論理ディスクを利用するホストからのリード要求以外で行われた場合に、データ読み出し失敗が前記ホストに通知されるのを抑止するデータ欠損登録手段と、
前記ホストからのリード要求に従うリードアクセスによって前記論理ディスクから読み出されるセクタのデータに基づき、当該セクタの前記欠損情報領域にデータ欠損ありを示す欠損情報が記録されているかを判定するデータ欠損判定手段と、
前記データ欠損判定手段によってデータ欠損ありを示す欠損情報が記録されていると判定された場合に、前記リード要求に対する応答としてデータ読み出し失敗を前記ホストに返すエラー通知手段と
を具備することを特徴とするディスクアレイ制御装置。 - 前記データ欠損登録手段は、前記検出された不良セクタが割り当てられる前記代替セクタの前記欠損情報領域にデータ欠損ありを示す欠損情報を記録する際に、当該不良セクタのデータに対応する冗長データ、もしくは当該不良セクタのデータに対応するデータ及び冗長データを格納している、前記複数の物理ディスクのうちの当該不良セクタとは異なる物理ディスク上のセクタの前記欠損情報領域にも、データ欠損ありを示す欠損情報を記録することを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ制御装置。
- 前記複数の物理ディスクのうちのいずれか1つの物理ディスクのデータを復元するためのデータ復元手段であって、データの復元に必要な冗長データ、もしくはデータ及び冗長データを前記論理ディスクから読み出すためのリードアクセスを実行するデータ復元用情報読み出し手段を含むデータ復元手段を更に具備し、
前記データ欠損登録手段は、前記データ復元に必要な情報の読み出し失敗により復元不能なデータ欠損のある不良セクタが検出された場合には、当該不良セクタに関し、データ欠損ありを示す欠損情報を記録するための処理を実行し、前記データ復元用情報読み出し手段によって読み出された前記データ復元に必要な情報に、データ欠損ありを示す欠損情報が記録されているセクタのデータが含まれている場合には、当該データ欠損ありを示す欠損情報が記録されているセクタに対応する、データを復元すべきセクタに関し、データ欠損ありを示す欠損情報を記録するための処理を実行する
ことを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ制御装置。 - 前記データ欠損登録手段は、前記データ復元に必要な情報の読み出し失敗により復元不能なデータ欠損のある不良セクタが検出された結果、当該不良セクタに関し、データ欠損ありを示す欠損情報を記録するための処理を実行する際には、当該不良セクタのデータに対応する冗長データ、もしくは当該不良セクタのデータに対応するデータ及び冗長データを格納している、前記複数の物理ディスクのうちの当該不良セクタとは異なる物理ディスク上のセクタの前記欠損情報領域にも、データ欠損ありを示す欠損情報を記録することを特徴とする請求項3記載のディスクアレイ制御装置。
- 前記ホストからのライト要求を処理するライト要求処理手段であって、要求されたデータのみ、もしくは要求されたデータ及び当該データに対応する冗長データを前記論理ディスクに書き込む際には、対応するセクタの前記欠損情報領域にデータ欠損なしを示す欠損情報を記録するライト要求処理手段を更に具備することを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ制御装置。
- 前記ライト要求処理手段は、要求されたデータに対応する冗長データを生成する必要があり、且つ当該冗長データの生成に必要な情報を前記論理ディスクから読み出す必要がある場合に、当該冗長データの生成に必要な情報を前記論理ディスクから読み出すためのリードアクセスを実行する冗長データ生成用情報読み出し手段を含み、
前記データ欠損登録手段は、前記冗長データの生成に必要な情報の読み出し失敗により復元不能なデータ欠損のある不良セクタが検出された場合、当該不良セクタに関し、データ欠損ありを示す欠損情報を記録するための処理を実行する
ことを特徴とする請求項5記載のディスクアレイ制御装置。 - 前記複数の物理ディスク上の各セクタは、当該セクタへのデータライトがあったか否かを示すデータライト情報を格納するためのデータライト情報領域を更に含み、
前記ライト要求処理手段は、要求されたデータのみ、もしくは要求されたデータ及び当該データに対応する冗長データを前記論理ディスクに書き込む際には、対応するセクタの前記データライト情報領域にデータライトありを示すデータライト情報を記録し、
前記データ欠損登録手段は、前記不良セクタが検出された場合、前記複数の物理ディスクのうち当該不良セクタに対応する他の物理ディスク上のセクタの前記データライト情報領域にデータライトありを示すデータライト情報が記録されているかを判定するデータライト判定手段を含み、データライトありを示すデータライト情報が記録されていないセクタに関しては、当該セクタの前記欠損情報領域へのデータ欠損ありを示す欠損情報の記録を控える
ことを特徴とする請求項5記載のディスクアレイ制御装置。 - セクタを最小のアクセス単位としてアクセス可能な複数の物理ディスクから構成され、データのみ、もしくはデータ及び当該データに対応する冗長データを前記複数の物理ディスクに分散して格納可能な論理ディスクへのアクセスを制御するディスクアレイ制御装置であって、
前記複数の物理ディスクのうちのいずれか1つの物理ディスクのデータを復元するためのデータ復元手段であって、データの復元に必要な冗長データ、もしくはデータ及び冗長データを前記論理ディスクから読み出すデータ復元用情報読み出し手段を含むデータ復元手段と、
前記データ復元用情報読み出し手段による前記データの復元に必要な冗長データ、もしくはデータ及び冗長データの読み出しに失敗した場合、データを復元すべきセクタに対するリードアクセスでメディアエラーとなるように当該セクタの情報を設定するエラー作成手段と、
前記論理ディスクを利用するホストからのリード要求に従うリードアクセスで復元不能なデータ読み出し失敗となった場合、前記リード要求に対する応答としてデータ読み出し失敗を前記ホストに返すエラー通知手段と
を具備することを特徴とするディスクアレイ制御装置。 - データを格納するためのデータ領域及びデータ欠損の有無を示す欠損情報を格納するための欠損情報領域を含むセクタを最小のアクセス単位としてアクセス可能な複数の物理ディスクから構成され、データのみ、もしくはデータ及び当該データに対応する冗長データを前記複数の物理ディスクに分散して格納可能な論理ディスクへのアクセスを制御するディスクアレイ制御装置に適用されるデータ欠損検出時の処理方法であって、
前記論理ディスクへのリードアクセス時に復元不能なデータ欠損のある不良セクタが検出された場合、当該不良セクタに関し、当該不良セクタが割り当てられる代替セクタの前記欠損情報領域にデータ欠損ありを示す欠損情報を記録することにより、前記論理ディスクへのリードアクセスが前記論理ディスクを利用するホストからのリード要求以外で行われた場合に、データ読み出し失敗が前記ホストに通知されるのを抑止するステップと、
前記ホストからのリード要求に従うリードアクセスによって前記論理ディスクから読み出されるセクタのデータに基づき、当該セクタの前記欠損情報領域にデータ欠損ありを示す欠損情報が記録されているかを判定するステップと、
データ欠損ありを示す欠損情報が記録されていると判定された場合に、前記リード要求に対する応答としてデータ読み出し失敗を前記ホストに返すステップと
を具備することを特徴とするデータ欠損検出時の処理方法。 - 前記ホストからのライト要求に応じて、要求されたデータのみ、もしくは要求されたデータ及び当該データに対応する冗長データを前記論理ディスクに書き込む際に、対応するセクタの前記欠損情報領域にデータ欠損なしを示す欠損情報を記録すると共に、当該セクタに前記欠損情報領域とは別に予め確保されているデータライト情報領域にデータライトありを示すデータライト情報を記録するステップと、
前記不良セクタが検出された場合に、前記複数の物理ディスクのうち当該不良セクタに対応する他の物理ディスク上のセクタの前記データライト情報領域にデータライトありを示すデータライト情報が記録されているかを判定するステップと、
データライトありを示すデータライト情報が記録されていないと判定されたセクタに関し、前記データ欠損ありを示す欠損情報が記録されるのを抑止するステップと
を更に具備することを特徴とする請求項9記載のデータ欠損検出時の処理方法。 - セクタを最小のアクセス単位としてアクセス可能な複数の物理ディスクから構成され、データのみ、もしくはデータ及び当該データに対応する冗長データを前記複数の物理ディスクに分散して格納可能な論理ディスクへのアクセスを制御するディスクアレイ制御装置に適用されるデータ欠損検出時の処理方法であって、
前記複数の物理ディスクのうちのいずれか1つの物理ディスクのデータを復元するために、データの復元に必要な冗長データ、もしくはデータ及び冗長データを前記論理ディスクから読み出すステップと、
前記データの復元に必要な冗長データ、もしくはデータ及び冗長データの読み出しに失敗した場合、データを復元すべきセクタに対するリードアクセスでメディアエラーとなるように当該セクタの情報を設定するステップと、
前記論理ディスクを利用するホストからのリード要求に従うリードアクセスで復元不能なデータ読み出し失敗となってデータ欠損が検出された場合、前記リード要求に対する応答としてデータ読み出し失敗を前記ホストに返すステップと
を具備することを特徴とするデータ欠損検出時の処理方法。 - データを格納するためのデータ領域及びデータ欠損の有無を示す欠損情報を格納するための欠損情報領域を含むセクタを最小のアクセス単位としてアクセス可能な複数の物理ディスクから構成され、データのみ、もしくはデータ及び当該データに対応する冗長データを前記複数の物理ディスクに分散して格納可能な論理ディスクへのアクセスを制御するディスクアレイ制御装置に、
前記論理ディスクへのリードアクセス時に復元不能なデータ欠損のある不良セクタが検出された場合、当該不良セクタに関し、当該不良セクタが割り当てられる代替セクタの前記欠損情報領域にデータ欠損ありを示す欠損情報を記録することにより、前記論理ディスクへのリードアクセスが前記論理ディスクを利用するホストからのリード要求以外で行われた場合に、データ読み出し失敗が前記ホストに通知されるのを抑止するステップと、
前記ホストからのリード要求に従うリードアクセスによって前記論理ディスクから読み出されるセクタのデータに基づき、当該セクタの前記欠損情報領域にデータ欠損ありを示す欠損情報が記録されているかを判定するステップと、
データ欠損ありを示す欠損情報が記録されていると判定された場合に、前記リード要求に対する応答としてデータ読み出し失敗を前記ホストに返すステップと
を実行させるためのプログラム。
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