JP2005293105A - 光源検知装置及び防犯通報装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】室内を監視するカメラで撮影された画像の中から動きのある光の部分を探索し、探索された光の部分が複数存在する場合に、面積の大小のペアS,Pを選択し、選択されたペアS,Pを追跡する。前記ペアを構成する光のうち、小さい光Sの変化と、大きい光Pの変化とが時間的に同期している場合に、動く光源を検知する。
【選択図】 図2
Description
この防犯装置によれば、赤外線カメラで温度の高い物を検知することができるので、夜間、部屋に侵入した者を発見することができる。
また、本発明は、夜間、懐中電灯などの移動光源を持って部屋に侵入した者を、簡単な画像処理で確実に発見することのできる防犯通報装置を提供することを目的とする。
本発明の光源検知装置は、室内を監視するカメラと、カメラで撮影された画像の中から輝度変化又は位置変化のある光の部分を探索する探索手段と、探索された光の部分が複数存在する場合に、面積の大小のペアを選択し、選択されたペアを追跡する追跡手段と、前記ペアを構成する光のうち、小さい光の変化と、大きい光の変化とが時間的に同期しているかどうか調べる同期検知手段と、それらが同期している場合に、所定の信号出力を行う出力手段とを備えるものである。
次に追跡手段によって、大小のペアを取り出して追跡する。このペアは、一つは移動光源、他の一つはその投影光であることを想定している。動く光であってもペアが作れない場合は除外する。例えば車両のヘッドライトがカメラに写っていない場合に、ヘッドライトの投影光のみがカメラに写っていても除外する。
このようにして、カメラでとらえた画像に基づいて、動く光源を確実に検知することができる。
図1は、光源検知装置を含む防犯通報装置のシステム構成図であり、この防犯通報装置は、室内に設置されたカメラ1、コンピュータ2、警報ブザー3及び携帯電話機4と、室外につながるインターネット回線とから構成される。カメラ1は、室内の任意の位置に設置される(図1ではコンピュータ2の横に置かれている)。
図3は、実際にカメラ1の画面に写った夜の室内の画面図であり、この画面の大きさは、例えば17インチ、800画素×600画素とする。画像の輝度は、値0から255の範囲にある(0が最も暗く、255が最も明るい)。図3の画面に写っているのは、懐中電灯の光源S及びその床への投影光Pである。
図4において、まずカメラ1の画面に写った画像を取り込み(ステップS1)、閾値を用いて二値化処理を行う(ステップS2)。この二値化閾値は、室内電灯照明のない部屋の夜間撮影画面用の閾値であり、かなり暗い輝度に設定されている。これにより、画面内は、明るい光の部分と暗い部分とのいずれかに分けて表示される。
さらに、光の部分が動いているかどうか判定する(ステップS4)。この動きの判定は、カメラ1の画面上の光の動きに基づいて判定するのが簡便である。例えば、動きのある光の部分を探索する際に、次の変化までの時間間隔の閾値、例えば10秒という閾値を用いて、この閾値以内に光の位置又は輝度の変化を検出したときに動きのある光を検出したと判断する。この閾値以内に変化しない光は、動く光源の光でなく、固定された光源(例えば照明器具や街灯の光)とみなす。
投影光Pが光源Sの反射光であれば、光源Sが動いたり、角度を変えたりすれば、投影光Pが大きく振れるはずである。
図5は、光源Sの輝度変化(a)と投影光Pの位置変化(b)との関係を示す図である。
図5(b)は、投影光Pの位置が振れている状態を示している。投影光Pの振れが0に対応する位置はカメラ1の位置である。投影光Pがこの位置にあるとき、投影光Pの輝度が最大になっており、投影光Pがこの位置から離れるに従って、投影光Pの輝度が低下しているので、光源Sと投影光Pとは同期していることが分かる。
移動光源であることが分かれば、その映像を不揮発性のメモリに記憶し(ステップS11)、コンピュータ2に通報、警報の設定がなされていれば、外部に通報・警報信号を送出する。
以上に説明したように、簡単な画像処理によって、夜間室内に侵入したものが懐中電灯を使えば、これを確実に検知することができる。
2 コンピュータ
3 警報ブザー
4 携帯電話機
P 投影光
S 光源
Claims (4)
- 室内を監視するカメラと、
カメラで撮影された画像の中から輝度変化又は位置変化のある光の部分を探索する探索手段と、
探索された光の部分が複数存在する場合に、面積の大小のペアを選択し、選択されたペアを追跡する追跡手段と、
前記ペアを構成する光のうち、小さい光の変化と、大きい光の変化とが時間的に同期しているかどうか調べる同期検知手段と、
それらが同期している場合に、所定の信号出力を行う出力手段とを備えることを特徴とする光源検知装置。 - 前記探索手段、追跡手段及び同期検知手段は、光源検知装置を構成するコンピュータに搭載されたプログラムの画像処理機能として実行される請求項1記載の光源検知装置。
- 前記同期検知手段は、小さい光の輝度変化又は位置変化と、大きい光の位置変化とが時間的に同期しているかどうか調べるものである請求項1又は請求項2記載の光源検知装置。
- 室内を監視するカメラと、
カメラで撮影された画像の中から輝度変化又は位置変化のある光の部分を探索する探索手段と、
探索された光の部分が複数存在する場合に、面積の大小のペアを選択し、選択されたペアを追跡する追跡手段と、
前記ペアを構成する光のうち、小さい光の変化と、大きい光の変化とが時間的に同期しているかどうか調べる同期検知手段と、
それらが同期している場合に、小さい光を懐中電灯などの移動光源、大きい光をその投影光とみなし、通報を行う通報手段とを備えることを特徴とする防犯通報装置。
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JP2004105846A JP4164762B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 光源検知装置及び防犯通報装置 |
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JP2004105846A JP4164762B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 光源検知装置及び防犯通報装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AT503817B1 (de) * | 2006-01-19 | 2008-01-15 | Arc Seibersdorf Res Gmbh | Verfahren und einrichtung zur detektion von helligkeitsmodulierten lichtquellen |
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- 2004-03-31 JP JP2004105846A patent/JP4164762B2/ja not_active Expired - Fee Related
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