JP2005291652A - 空調方法及び空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】室内温度計15及び/又は給気温度計17による計測温度に温度変化が生じたならば、前記温度変化を解消し元の設定温度に修正し得る前記熱交換コイル2における熱交換量と、熱源から前記熱媒循環系統Rに供給される熱量とが等しくなるように、熱源3から前記熱媒循環系統Rに供給すべき熱媒供給量Qwiを算出するとともに、この算出された熱媒供給量Qwiを熱交換コイル入口での熱媒温度の変化による熱量バランスへの影響ズレを無くすようにタイミング調整を行った熱媒供給量Q'wiに修正し、この修正熱媒供給量Q'wiを前記熱媒循環系統に供給するように流量制御する。
【選択図】図1
Description
室内温度計及び/又は給気温度計による計測温度に温度変化が生じたならば、前記温度変化を解消し元の設定温度に修正し得る前記熱交換コイルにおける熱交換量と、熱源から前記熱媒循環系統に供給される熱量とが等しくなるように、熱源から前記熱媒循環系統に供給すべき熱媒供給量を算出するとともに、この算出された熱媒供給量を、熱源からの熱媒温度変化の影響ズレを無くすようにタイミング調整を行った熱媒供給量に修正し、この修正熱媒供給量を前記熱媒循環系統に供給するように流量制御することを特徴とする空調方法が提供される。
室内温度計及び/又は給気温度計による計測温度に温度変化が生じたならば、前記温度変化を解消し元の設定温度に修正するための前記熱交換コイルにおける熱交換量を求め、
前記熱交換コイルにおける熱交換量と、熱源から前記熱媒循環系統に供給される熱量とが等しくなる条件の熱量バランス方程式に基づいて、前記熱媒循環系統入側での熱媒温度、前記熱媒循環系統出側での熱媒温度および前記熱交換コイルにおける熱交換量とから、熱源から前記熱媒循環系統に供給すべき熱媒供給量を算出するとともに、この算出された熱媒供給量を、熱源からの熱媒温度変化の影響ズレを無くすようにタイミング調整を行った熱媒供給量に修正し、この修正熱媒供給量を前記熱媒循環系統に供給するように流量制御することを特徴とする空調方法が提供される。
室内温度計及び/又は給気温度計による計測温度に温度変化が生じたならば、前記温度変化を解消し元の設定温度に修正するための前記熱交換コイル入口での熱媒温度を求め、
前記熱交換コイルにおける熱交換量と、熱源から前記熱媒循環系統に供給される熱量とが等しくなる条件の熱量バランス方程式に基づいて、前記熱媒循環系統入側での熱媒温度、前記熱媒循環系統出側での熱媒温度、前記熱媒循環系統における循環熱媒量および前記熱交換コイル入口での熱媒温度とから、熱源から前記熱媒循環系統に供給すべき熱媒供給量を算出するとともに、この算出された熱媒供給量を、熱源からの熱媒温度変化の影響ズレを無くすようにタイミング調整を行った熱媒供給量に修正し、この修正熱媒供給量を前記熱媒循環系統に供給するように流量制御することを特徴とする空調方法が提供される。
ここに、Y:出力、X:入力、L:むだ時間、T1:進み時定数、T2:遅れ時定数とする。
前記熱媒循環系統入側に設置された熱媒温度計、熱媒循環系統出側に設置された熱媒温度計、室内に設置された室内温度計及び/又は吹出口部に設置された給気温度計からなる温度計測機器群と、
この室内温度計及び/又は給気温度計による計測温度に温度変化が生じたならば、前記温度変化を解消し元の設定温度に修正するための前記熱交換コイルにおける熱交換量又は前記熱交換コイル入口での熱媒温度を求めるための熱量演算機器と、
前記熱交換コイルにおける熱交換量と、熱源から前記熱媒循環系統に供給される熱量とが等しくなる条件の熱量バランス方程式に基づいて、前記熱媒循環系統入側での熱媒温度、前記熱媒循環系統出側での熱媒温度および前記熱交換コイルにおける熱交換量又は前記熱媒循環系統における循環熱媒量および前記熱交換コイル入口での熱媒温度とから、熱源から前記熱媒循環系統に供給すべき熱媒供給量を算出する熱量バランス演算機器と、
この算出された熱媒供給量を、熱源からの熱媒温度変化の影響ズレを無くすようにタイミング調整を行った熱媒供給量に修正するためのタイミング調整機器と、
この修正熱媒供給量を前記熱媒循環系統に供給するために前記熱媒の供給路に設けた制御弁を開度調整するための流量制御機器とからなることを特徴とする空調装置が提供される。
(1)再熱システムのように、電気ヒータによる再熱動作を必要としないため運転費が低減できる。
(2)シングル・ブリード・イン方式ではあるが、循環熱媒量を増やさずに室内温度精度を飛躍的に高められ、かつ設備費や運転費の増大を招かない。
(3)既設のシングル・ブリード・イン方式に対して、制御機器の追加と、熱媒循環系統の出入口部への温度計および流量計の追加のみで、本発明空調装置への変更が可能である。また、設備改修期間の短縮が可能であるとともに、改修費が安価で済むようになる。
また、前記熱量演算機器16,18により前記熱交換コイル2の入口での熱媒温度WT3が算出される場合には、熱量バランス演算機器19において、熱交換コイル2における熱交換量と、熱源から前記熱媒循環系統Rに供給される熱量とが等しくなる条件の熱量バランス方程式に基づいて、前記熱媒循環系統Rの入側での熱媒温度WT1、前記熱媒循環系統Rの出側での熱媒温度WT2、前記熱媒循環系統Rにおける循環熱媒量Qwcおよび前記熱交換コイル入口での熱媒温度WT3とから、下記(3)式により熱源から前記熱媒循環系統Rに供給すべき熱媒供給量Qwiを算出する。
ところで、前記熱源3より供給される熱媒の温度WT1の変化の影響が熱量バランスに与える影響、すなわち室内への送風温度や熱交換コイル2の入口熱媒温度に現れるタイミングと、前記熱源3より供給される熱媒供給量の変化の影響が室内への送風温度や熱交換コイル2の入口熱媒温度に現れるタイミングとが異なるため、過渡状態では通常バランスしない。そこで、前記タイミング調整機器20により、前記熱量バランス演算機器19で算出された熱媒供給量Qwiに対して、この算出された熱媒供給量を、熱源からの熱媒温度変化の影響ズレを無くすようにタイミング調整を行った熱媒供給量Q'wiに修正し、両者のタイミングズレを無くし、過渡状態での制御の安定性を維持するようにする。
ここに、Y:出力、X:入力、T1:進み時定数、T2:遅れ時定数である。
ここに、Y:出力、X:入力、L:むだ時間である。
ここに、Y:出力、X:入力、T1:進み時定数、T2:遅れ時定数、L:むだ時間である。
以上のタイミング調整を行った修正熱媒供給量Q'wiを熱媒循環系統Rに供給すべく、流量計13により流量を測定しながら制御弁12の開度調整を行うようにする。
下表1に示されるように、本発明に係る改良シングル・ブリード・イン方式の空調装置1(実施例)、従来例に係る図9に示されるシングル・ブリード・イン方式の空調装置30A(比較例1)、図10に示されるダブル・ブリート・イン方式の空調装置30B(比較例2)において、以下の条件下で種々の外乱を発生させ、その際の室内温度の変化を測定することにより性能比較を行った。
試験条件は下表2とした。
外乱として熱源機器の容量制御による冷水温度変動を想定した試験を行った。具体的には、以下の条件で熱源送水温度設定を変動させるようにした。
・負荷率:80%(3600kcal/h)
・熱源送水温度変動:13℃から9℃に変動(変動幅:4℃、温度勾配1.5℃/min)
〔実験2〕
外乱として熱源側ポンプの変流量制御による冷水流量変動を想定した試験を行った。具体的には、以下の条件で熱源側のバルブを閉じて熱源供給流量を変動させるようにした。
・負荷率:80%(3600kcal/h)
・熱源供給流量変動:14(l/min)から12(l/min)に変動(変動幅:2 l/min)
〔実験3〕
外乱として、室内負荷を想定した試験を行った。電気ヒーターにより以下の負荷を与え、室内負荷を変動させる。
・負荷率:80%(3600kcal/h)
・部分負荷変動:±5%(±225kcal/h)周期28min
なお、制御機器のパラメータ設定は下表3のとおりとした。
〔実験1の結果〕
熱源側送水温度を変動させた場合の結果を下表4に示すとともに、その一部の結果を図6に示す。
熱源側送水流量を変動させた場合の結果を下表5に示すとともに、その一部の結果を図7に示す。
〔実験3の試験結果〕
室内の負荷を変動させた場合の結果を下表6に示すとともに、その一部の結果を図8に示す。
(1)循環水量が増えれば、空調系の応答速度が増すため制御精度が上がるが、ある程度流量を増やすとその効果はほとんど差がない。
(2)ダブル・ブリード・インでは、冷水温度制御を途中に入れていることにより、シングル・ブリード・イン通常制御よりも温度制御精度が向上する。
(3)本発明に係る改良シングル・ブリード・イン方式では、シングル・ブリード・イン方式で循環水量を3倍にしたときよりも制御精度が高い。
(4)本発明に係る改良シングル・ブリード・イン方式は、循環水量を増やすことなく、ダブル・ブリード・インと同等、若しくはそれ以上の温度制御精度が得られる。特に外乱収束が速い。
(5)本発明に係る改良シングル・ブリード・イン方式は、熱源側流量変動の影響は全く受けない。
Claims (5)
- 熱交換コイルへの送給路と、熱交換コイルからの還流路とを繋ぐバイパスによって前記熱交換コイルを巡る熱媒循環系統を形成し、前記熱交換コイルから還流される熱媒の一部を、熱源から供給される熱媒に混合させて前記熱交換コイルに再供給するようにした空調方法において、
室内温度計及び/又は給気温度計による計測温度に温度変化が生じたならば、前記温度変化を解消し元の設定温度に修正し得る前記熱交換コイルにおける熱交換量と、熱源から前記熱媒循環系統に供給される熱量とが等しくなるように、熱源から前記熱媒循環系統に供給すべき熱媒供給量を算出するとともに、この算出された熱媒供給量を、熱源からの熱媒温度変化の影響ズレを無くすようにタイミング調整を行った熱媒供給量に修正し、この修正熱媒供給量を前記熱媒循環系統に供給するように流量制御することを特徴とする空調方法。 - 熱交換コイルへの送給路と、熱交換コイルからの還流路とを繋ぐバイパスによって前記熱交換コイルを巡る熱媒循環系統を形成し、前記熱交換コイルから還流される熱媒の一部を、熱源から供給される熱媒に混合させて前記熱交換コイルに再供給するようにした空調方法において、
室内温度計及び/又は給気温度計による計測温度に温度変化が生じたならば、前記温度変化を解消し元の設定温度に修正するための前記熱交換コイルにおける熱交換量を求め、
前記熱交換コイルにおける熱交換量と、熱源から前記熱媒循環系統に供給される熱量とが等しくなる条件の熱量バランス方程式に基づいて、前記熱媒循環系統入側での熱媒温度、前記熱媒循環系統出側での熱媒温度および前記熱交換コイルにおける熱交換量とから、熱源から前記熱媒循環系統に供給すべき熱媒供給量を算出するとともに、この算出された熱媒供給量を、熱源からの熱媒温度変化の影響ズレを無くすようにタイミング調整を行った熱媒供給量に修正し、この修正熱媒供給量を前記熱媒循環系統に供給するように流量制御することを特徴とする空調方法。 - 熱交換コイルへの送給路と、熱交換コイルからの還流路とを繋ぐバイパスによって前記熱交換コイルを巡る熱媒循環系統を形成し、前記熱交換コイルから還流される熱媒の一部を、熱源から供給される熱媒に混合させて前記熱交換コイルに再供給するようにした空調方法において、
室内温度計及び/又は給気温度計による計測温度に温度変化が生じたならば、前記温度変化を解消し元の設定温度に修正するための前記熱交換コイル入口での熱媒温度を求め、
前記熱交換コイルにおける熱交換量と、熱源から前記熱媒循環系統に供給される熱量とが等しくなる条件の熱量バランス方程式に基づいて、前記熱媒循環系統入側での熱媒温度、前記熱媒循環系統出側での熱媒温度、前記熱媒循環系統における循環熱媒量および前記熱交換コイル入口での熱媒温度とから、熱源から前記熱媒循環系統に供給すべき熱媒供給量を算出するとともに、この算出された熱媒供給量を、熱源からの熱媒温度変化の影響ズレを無くすようにタイミング調整を行った熱媒供給量に修正し、この修正熱媒供給量を前記熱媒循環系統に供給するように流量制御することを特徴とする空調方法。 - 前記タイミング調整を行った熱媒供給量への修正は、ラプラス変換による進み遅れ要素とむだ時間要素とを組み合わせた下記(1)の伝達関数によって行う請求項1〜3いずれかに記載の空調方法。
Y(s)=e-Ls*(1+T1s)/(1+T2s)*X(s) ……(1)
ここに、Y:出力、X:入力、L:むだ時間、T1:進み時定数、T2:遅れ時定数とする。 - 熱交換コイルへの送給路と、熱交換コイルからの還流路とを繋ぐバイパスによって前記熱交換コイルを巡る熱媒循環系統を形成し、前記熱交換コイルから還流される熱媒の一部を、熱源から供給される熱媒に混合させて前記熱交換コイルに再供給するようにした空調装置において、
前記熱媒循環系統入側に設置された熱媒温度計、熱媒循環系統出側に設置された熱媒温度計、室内に設置された室内温度計及び/又は吹出口部に設置された給気温度計からなる温度計測機器群と、
この室内温度計及び/又は給気温度計による計測温度に温度変化が生じたならば、前記温度変化を解消し元の設定温度に修正するための前記熱交換コイルにおける熱交換量又は前記熱交換コイル入口での熱媒温度を求めるための熱量演算機器と、
前記熱交換コイルにおける熱交換量と、熱源から前記熱媒循環系統に供給される熱量とが等しくなる条件の熱量バランス方程式に基づいて、前記熱媒循環系統入側での熱媒温度、前記熱媒循環系統出側での熱媒温度および前記熱交換コイルにおける熱交換量又は前記熱媒循環系統における循環熱媒量および前記熱交換コイル入口での熱媒温度とから、熱源から前記熱媒循環系統に供給すべき熱媒供給量を算出する熱量バランス演算機器と、
この算出された熱媒供給量を、熱源からの熱媒温度変化の影響ズレを無くすようにタイミング調整を行った熱媒供給量に修正するためのタイミング調整機器と、
この修正熱媒供給量を前記熱媒循環系統に供給するために前記熱媒の供給路に設けた制御弁を開度調整するための流量制御機器とからなることを特徴とする空調装置。
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