JP2005291296A - 断熱材および断熱性コンテナ - Google Patents

断熱材および断熱性コンテナ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、例えばコンテナ等の断熱に有用な高強度の断熱材を提供することを課題とする。
【解決手段】非通気性プラスチックシート3内に多孔質材2を封入すると共に内部を真空状態とした断熱材本体1Aの周縁耳部4を内側に折込んで該本体1Aと略同寸法の外袋5内に挿入することによって該耳部4を該外袋5によって折込み状態で押えることによって該耳部4を該外袋5によって保護する。
【選択図】 図2

Description

本発明は保冷保温が可能な断熱式コンテナに関するものである。
〔発明の背景〕
従来、例えばアイスクリーム等の冷凍食品を輸送する場合に使用するコンテナとしては、内側にアルミニウム等の金属を蒸着して断熱性を付与したものが使用されている。
しかし上記断熱性コンテナは断熱性に乏しく、冷凍食品を輸送する時にはドライアイス等の保冷材を多量に投入することが必要であり、その結果コンテナの収容量が減って輸送効率が悪くなると云う問題点がある。
〔従来の技術〕
最近、図1に示すようにプラスチック発泡体(2) を非通気性プラスチックシート(3) で封じると共に内部を真空にした断熱材本体(1A)が提供されている(例えば特許文献1、2参照)。
特開平9−39138号公報 特開平6−213561号公報
上記断熱材(1) をコンテナの左右側面板、前後面板、底板および蓋板内に挿入すれば、コンテナに優れた断熱性を付与することが出来る。しかし該断熱材(1) にはプラスチック発泡体(2) を非通気性プラスチックシート(3) で封じる際に両側縁に耳部(4) が形成される。この耳部(4) をそのまゝにしてコンテナに挿入すれば、耳部(4) を介して主として角部からシート(3) が破れて内部の真空が破壊され断熱性が低下してしまう。
したがって該断熱材(1) の耳部(4) を保護するために図11に示すように該耳部(4) を内側に折込んで粘着テープ(5A)によって押えることが必要である。
しかし粘着テープ(5A)によって耳部(4) を押える作業を一つ一つの断熱材(1) について行うのは非常に手間がかゝる。
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、非通気性プラスチックシート(3) 内に多孔質材(2) を封入すると共に内部を真空状態とした断熱材本体(1A)の周縁耳部(4) を内側に折込んで該本体(1A)と略同寸法の外袋(5) 内に挿入することによって該耳部(4) を該外袋(5) によって折込み状態で押えた断熱材(1) を提供するものである。
更に本発明は左右側面板(8,8) と、前後面板(9,9) と、底板(10)と、蓋板(11)とからなり、該左右側面板(8,8) 、前後面板(9,9) 、底板(10)および蓋板(11)はそれぞれ内外二重壁構造であって該二重壁構造内に上記の断熱材(1) を挿入した断熱性コンテナ(7) を提供する。
該前後面板(9,9) には横中央部から縦に折曲げ線(14)が形成され、該折曲げ線(14)の左右に該断熱材(1) が二分され、かくして該前後面板(9,9) は折曲げ線(14)からコンテナ(7) 内側に折込み可能とされ、該底板(10)と蓋板(11)とは左右に二分されそれぞれ左右側面板(8,8) の上下縁に枢着されており、かくして該前後面板(9,9) を折曲げ線(14)からコンテナ(7) 内側に折込むとともに左右の底板(10A,10B) と蓋板(11A,11B) とをコンテナ(7) 内側に折込めば、該コンテナ(7) を折畳むことが出来る。該前後面板(9,9) 、底板(10)、および蓋板(11)の内面には金属薄膜(19)が形成されていることが望ましい。
〔作用〕
断熱材(1) の耳部(4) を内側に折込んで略同寸法の外袋(5) 内に挿入すれば、該耳部(4) は折込んだ状態で該外袋(5) によって押えられる。したがって該耳部(4) を介して主として角部からの損傷は該外袋(5) によって保護される。
上記断熱材(1) は上記したように強度が大きく真空が破壊されにくいので、コンテナ(7) のような運送に使用され、重力や衝撃等の外力が頻繁に及ぼされる容器にも充分使用出来る。該前後面板(9,9) に横中央部から縦に折曲げ線(14)が形成され、該折曲げ線(14)の左右に該断熱材(1) が二分され、かくして該前後面板(9,9) は折曲げ線(14)からコンテナ(7) 内側に折込み可能とされ、該底板(10)と蓋板(11)とは左右に二分されそれぞれ左右側面板(8,8) の上下縁に枢着されており、かくして該前後面板(9,9) を折曲げ線(14)からコンテナ(7) 内側に折込むとともに左右の底板(10A,10B) と蓋板(11A,11B) とをコンテナ(7) 内側に折込めば、コンテナ(7) は折畳むことが出来、荷物運搬に使用した後、上記のように折畳んでコンパクトに発送場所に戻すことが出来る。
〔効果〕
本発明の断熱材は強度的に弱い周縁の耳部を折込み状態で外袋によって押えて保護するから、耳部を介して主として角部からの損傷が防止され、真空が長時間にわたって維持され、耐久性に富む断熱材になる。
本発明を図1〜図9に示す一実施例によって説明すれば、図1に示す断熱材本体(1A)は多孔質材(2) と、該多孔質材(2) を封入する非通気性プラスチックシート(3) とからなり、該シート(3) 内は真空状態とされている。
該多孔質材(2) は例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン等のプラスチックの発泡体、綿、フェルト、不織布等の繊維材料等からなる。望ましくは該シート(3) の外面および/または内面に金属塗膜(6) が形成されている。該金属塗膜(6) はアルミニウム、銅、ニッケル、クロム等の金属を蒸着したり、無電解メッキ等によって形成され、熱反射作用によって該断熱材(1) の断熱効果を増強する。
該本体(1A)の周縁には該シート(3) で該多孔質材(2) を封入した時に該シート(3) 相互を融着した耳部(4) が存在する。該耳部(4) は内側に折込まれ、この状態で図2に示すように該本体(1A)は該本体(1A)と略同寸法の外袋(5) に挿入される。このようにして該耳部(4) は内側に折込まれた状態で該外袋(5) に押えられる。
このようにして本体(1A)の耳部(4) が外袋(5) によって保護され、該耳部(4) を介して主として角部からの損傷が防止され、強度の高い断熱材(1) が提供される。
該外袋(5) は筒状であってもあるいは袋状であってもよく、材料は布、プラスチックシート等である。
上記断熱材(1) は例えば図4〜図9に示すコンテナ(7) に使用される。該コンテナ(7) は左右側面板(8,8) と、前後面板(9,9) と、底板(10)および蓋板(11)、更に底シート(101) とからなる。
該左右側面板(8,8) と前後面板(9,9) とは内外二枚の布(12,13) で一体的に構成された二重壁構造を有し、該左右側面板(8,8) には全長にわたって上記断熱材(1) が内挿され、該前後面板(9,9) には左右一対の断熱材(1,1) がそれぞれ内挿され、該左右側面板(8,8) と該前後面板(9,9) との境界において内外の布(12,13) が重合縫着され、該前後面板(9,9) の左右の断熱材(1,1) の境界部においては内外の布(12,13) が重合縫着されて折曲げ線(14)が形成され、かくして該前後面板(9,9) は横中央部の縦の折曲げ線(14)から左右に二分割(9A,9B) され、更に左右側面板(8,8) の前後縁と底板(10A,10B) および蓋板(11A,11B) の境界においても内外の布(12,13) が重合縫着されて折曲げ線(14A,14A) が形成され、したがって該前後面板(9A,9B) は該折曲げ線(14)から内側に折込むことが可能とされている。
底板(10)および蓋板(11)にも左右側面板(8,8) の内外二枚の布(12,13) と一体的な内外二枚の布(12,13) によって二重壁構造が形成され、該底板(10)および蓋板(11)は左右に二分割(10A,10B),(11A,11B) され、それぞれに断熱材(1) が内挿されており、左右側面板(8,8) と底板(10A,10B) および蓋板(11A,11B) との境界においては内外の布(12,13) が重合縫着されて折曲げ線(14B,14C) が形成されている。
該前後面板(9,9) の上縁には外側に面ファスナー(15)を配した縁シート(16)が取付けられ、底板(10A,10B) の一方(10A) の先端縁の下側と他方(10B) の先端縁の上側には面ファスナー(17A,17B) が取付けられ、更に蓋板(11A,11B) の前後両縁にも面ファスナー(17C,17D) が取付けられ、更に一方(11A) の先端縁下側と他方(11B) の先端縁上側にも面ファスナー(17E,17F) が取付けられ、かくして図8に示すように蓋板(11A,11B) を閉じた状態では、双方の面ファスナー(15,17C,17D)および面ファスナー(17E,17F) の係合によって固定され、また蓋板(11A,11B) を閉じた状態では面ファスナー(17A,17B) の係合によって固定されている。なお底板(10A,10B) には面ファスナー(17A,17B) を取付けなくてもよい。
また該コンテナ(7) の蓋板側開口部の一縁からは被覆シート(18)が差出されている。該被覆シート(18)は例えば二枚のプラスチックシート間に不織布、綿等を挟んで上下のシートを超音波加工もしくは高周波ミシンで融着したシートからなり、シート下面には金属薄膜(19)が形成されていることが望ましい。更に上記左右側面板(8,8) 、前後面板(9,9) 、底板(10A,10B) 、蓋板(11A,11B) の内側の布(13)の内面には断熱材(1) と同様な金属薄膜(19)が形成され、該金属薄膜(19)は熱反射作用によって該コンテナ(7) の断熱性を強化する。
上記コンテナ(7) にあっては冷凍食品等の荷物Cを詰め込んで、被覆シート(18)で上側を覆い上部からの冷気漏れを防ぎかつ蓋板(11A,11B) を閉じて運送する。目的地に到着したら蓋板(11A,11B) を開いて荷物Cを取出し、図9イ、ロに示すように底板(10A,10B) を折曲げ線(14B) から内側に、蓋板(11A,11B) を折曲げ線(14C) から外側に折畳み、更に前後面板(9,9) を折曲げ線(14)から内側に折畳めば、図10に示すようにコンテナ(7) はコンパクトに折畳むことが出来、発送地等にコンパクトな状態で戻すことが出来る。
上記コンテナ(7) は例えば長さ600mm、巾400mm、高さ340mmの寸法に設定される。該コンテナ(7) について保冷テストを行った。即ち該コンテナ(7) にアイスクリームのミニカップ(120ml) を50個入れ、初期温度−20℃に設定し、室温に放置し、6時間後に−20℃を維持出来るドライアイス必要量を測定する。上記コンテナ(7) にあってはドライアイス必要量は4kgであった。比較として該コンテナ(7) から断熱材(1) を抜き取って従来コンテナに相当する構成とし、該コンテナによって同様な保冷テストを行ったところ、ドライアイスの必要量は10kgであった。
本発明の断熱材は高強度で耐久性があるから、例えば重量や震動等の外力が及ぼされ、過酷な条件下で使用されるコンテナ等の断熱に有用であり、コンテナに使用すれば保冷効率が向上し、保冷材の必要量を減らして冷凍食品等の輸送効率を大巾に向上することが出来る。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものである。
断熱材本体切欠き斜視図 断熱材説明斜視図 断熱材斜視図 コンテナ開放状態斜視図 コンテナ側断面図 上からみたコンテナ横断面図 コンテナ縦断面図 コンテナ使用状態縦断面図 イ コンテナ折畳み状態縦断面説明図 ロ 〃 横断面説明図 コンテナ折畳み状態斜視図 従来例の説明斜視図
符号の説明
1 断熱材
1A 断熱材本体
2 多孔質材(プラスチック発泡体)
3 非通気性プラスチックシート
4 耳部
5 外袋
6,19 金属薄膜
7 コンテナ
8 左右側面板
9 前後面板
10,10A,10B 底板
11,11A,11B 蓋板
14 折曲げ線

Claims (4)

  1. 非通気性プラスチックシート内に多孔質材を封入すると共に内部を真空状態とした断熱材本体の周縁耳部を内側に折込んで該本体と略同寸法の外袋内に挿入することによって該耳部を該外袋によって折込み状態で押えたことを特徴とする断熱材。
  2. 左右側面板と、前後面板と、底板と、蓋板とからなり、該左右側面板、前後面板、底板および蓋板はそれぞれ内外二重壁構造であって該二重壁構造内に請求項1に記載の断熱材を挿入したことを特徴とする断熱性コンテナ。
  3. 該前後面板には横中央部から縦に折曲げ線が形成され、該折曲げ線の左右に該断熱材が二分され、かくして該前後面板は折曲げ線からコンテナ内側に折込み可能とされ、該底板と蓋板とは左右に二分されそれぞれ左右側面板の上下縁に枢着されており、かくして該前後面板を折曲げ線からコンテナ内側に折込むとともに左右の底板と蓋板とをコンテナ内側に折込むことによって該コンテナは折畳み可能とされている請求項2に記載の断熱性コンテナ。
  4. 該前後面板、底板、および蓋板の内面には金属薄膜が形成されている請求項3に記載の断熱性コンテナ。
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