JP2005289723A - アルミナ・ムライト質焼成用治具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 熱衝撃抵抗係数Rが0.9以上、かつ熱衝撃損傷抵抗係数R''' が0.2以上である。
但し、R及びR''' は、次式から算出した。
R=曲げ強さ/動弾性率/熱膨張率
R''' =動弾性率/曲げ強さ/曲げ強さ
ここで、曲げ強さ及び動弾性率は室温での、又、熱膨張率は1000℃での測定値である。
【選択図】 なし
Description
これらの上に直接被焼成物を載せた時に、治具成分との反応が起こる場合には、難反応性のアルミナ(Al2O3)、ジルコニア(ZrO2)等を表面にコーティングした治具が使用されている。
割れの代表的な発生形態としては、以下の2つが認められている。
(1)耐熱衝撃性の不足により、使用初期の急熱、急冷による熱的スポーリングによる割れ。
(2)使用初期には割れは発生しないが、使用回数の増加に伴いクラックの追展が大きくなり、割れに至る。
但し、R及びR''' は、次式から算出した。
R=曲げ強さ/動弾性率/熱膨張率
R''' =動弾性率/曲げ強さ/曲げ強さ
ここで、曲げ強さ及び動弾性率は室温での、又、熱膨張率は1000℃での測定値である。
熱衝撃損傷抵抗係数R''' が0.2未満であると、クラックの進展が大きくなる可能性が高い。
アルミナの配合量は、10〜60wt%(ムライトの配合量40〜90wt%)がより好ましい。
45μm以下のアルミナの重量比率が5%未満である(ムライトの重量比率が95%を超えると)と、被焼成物成分の影響により早期に耐ベンド性が低下する可能性が高い。一方、アルミナの重量比率が50%を超える(ムライトの重量比率が50%未満となると、熱膨張率が高位となり熱的スポーリンが低位となる。
45μm以下のアルミナとムライトの重量比率は、10〜45:55〜90がより好ましい。
45μm以下のアルミナのうち、0.1〜5.0μmのものが95wt%未満であると、熱的スポーリングが低位となる。
又、焼成温度は、1650〜1750℃が好ましく、より好ましくは1670〜1730℃である。
焼成温度が、1650℃未満であると、治具の耐ベンド性が低位となる。一方、1750℃を超えると、焼結が進み過ぎ、耐熱衝撃性が低下する可能性がある。
(実施例1〜4、比較例1、2)
スポーリング試験は、各匣鉢を所定の温度(450℃からスタート)に保持した電気炉内に装入し、30分保持した後、出炉し、クラックの発生状況を確認した。
クラックの発生がない場合、25℃ずつ昇温し、クラックが発生するまで試験を繰り返した。
一方、アルミナ、ムライト原料における45μm以下のアルミナの比率を55wt%とし、そのアルミナの粒度が実施例1〜3と同粒度(0.1〜4.5μmが重量比率95wt%以上)であるものを使用した比較例1の場合、R値は0.9未満で、R''' 値も0.2未満となり、かつ、スポーリング試験での割れ発生温度が625℃と低位な結果となった。
又、実施例1、2と同じくアルミナ、ムライト原料における45μm以下のアルミナの比率を20wt%とし、アルミナの粒度を増大(0.5〜10μmが重量比率95wt%以上)させた比較例2の場合、R''' 値は0.2以上となったが、R値が0.9未満となり、かつ、スポーリング試験での割れ発生温度が613℃と低位な結果となった。
Claims (2)
- 熱衝撃抵抗係数Rが0.9以上、かつ熱衝撃損傷抵抗係数R''' が0.2以上であることを特徴とするアルミナ・ムライト質焼成用治具。
但し、R及びR''' は、次式から算出した。
R=曲げ強さ/動弾性率/熱膨張率
R''' =動弾性率/曲げ強さ/曲げ強さ
ここで、曲げ強さ及び動弾性率は室温での、又、熱膨張率は1000℃での測定値である。 - アルミナ5〜70wt%にムライト30〜95wt%が配合され、45μm以下のアルミナとムライトの重量比率が5〜50:50〜95、45μm以下のアルミナのうち、0.1〜5.0μmのものが95wt%以上であるアルミナ・ムライト原料を用いたことを特徴とする請求項1記載のアルミナ・ムライト質焼成用治具。
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JP2004107106A JP2005289723A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | アルミナ・ムライト質焼成用治具 |
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Family Applications (1)
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JP2004107106A Pending JP2005289723A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | アルミナ・ムライト質焼成用治具 |
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JP (1) | JP2005289723A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008201658A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Yotai Refractories Co Ltd | セラミックス電子部品(以下電子部品)焼成用道具材 |
US9758434B2 (en) | 2015-06-01 | 2017-09-12 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | Refractory articles and methods for forming same |
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004107106A patent/JP2005289723A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008201658A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Yotai Refractories Co Ltd | セラミックス電子部品(以下電子部品)焼成用道具材 |
US9758434B2 (en) | 2015-06-01 | 2017-09-12 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | Refractory articles and methods for forming same |
US10093580B2 (en) | 2015-06-01 | 2018-10-09 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | Refractory articles and methods for forming same |
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