JP2005288842A - 再生粘土の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は建設排土を有効に利用することを課題とする。
【解決手段】建設排土に水を加えて混合したスラリーから粒径75μm以上の粗大粒分を篩別し、残りのスラリーを遠心分離によって粒径10〜75μmのシルト分を分離し、粒径10μm以下の粘土分を採取する。したがって得られる再生粘土の粒径は均一でかつ均一な性質のものとなる。
【選択図】 図2
【解決手段】建設排土に水を加えて混合したスラリーから粒径75μm以上の粗大粒分を篩別し、残りのスラリーを遠心分離によって粒径10〜75μmのシルト分を分離し、粒径10μm以下の粘土分を採取する。したがって得られる再生粘土の粒径は均一でかつ均一な性質のものとなる。
【選択図】 図2
Description
本発明は建設排土を原料とした再生粘土の製造方法に関するものである。
粘土は窯業用原料、シールド工法に用いる作泥材、グラウト用混和材、エアモルタル用安定材、流動化処理土の透水性の調整材等に使用されているが、従来は単に鉱山から粘土質を採取し、乾燥粉砕することによって製造されていた(例えば特許文献1参照)。
特開2000−227237
単に鉱山から粘土質を採取し、乾燥粉砕する方法では、どの地域の鉱山から粘土質を採取するか、また鉱山のどの位置から粘土質を採取するかによって得られる粘土の粒度分布が異なり、したがって均一な性質のものを提供することが困難であるし、また粉砕に際して微粉砕粘土中に粒径の比較的大きな砂等が混合して粒度分布が広くなると云う問題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、建設排土に水を加えて混合したスラリーから粒径75μm以上の粗大粒分を篩別し、残りのスラリーを遠心分離によって粒径10〜75μmのシルト分を分離し、粒径10μm以下の粘土分を採取する再生粘土の製造方法を提供する。
通常は遠心分離によって採取された粒径10μm以下の粘土分を含むスラリーを、脱水乾燥し更に粉砕する。
通常は遠心分離によって採取された粒径10μm以下の粘土分を含むスラリーを、脱水乾燥し更に粉砕する。
〔作用〕
本発明では粘土の原料として建設排土を使用するから、従来埋立てに使用する以外に特に有効な利用方法のない建設排土の有効利用が可能になる。また建設排土に水を加えてスラリーとし、篩別し更に遠心分離を行なう湿式分級によって粘土質を採取するから粒径の調節が容易であり、砂が混じらない粒径の均一な、したがって性質が均一な高純度の粘土が得られる。
本発明では粘土の原料として建設排土を使用するから、従来埋立てに使用する以外に特に有効な利用方法のない建設排土の有効利用が可能になる。また建設排土に水を加えてスラリーとし、篩別し更に遠心分離を行なう湿式分級によって粘土質を採取するから粒径の調節が容易であり、砂が混じらない粒径の均一な、したがって性質が均一な高純度の粘土が得られる。
〔効果〕
本発明では建設排土を高度に利用出来、そして得られる再生粘土は均質であって窯業用原料、シールド工法に用いる作泥材、グラウト用混和材、エアモルタル用安定材、流動化処理土の透水性の調整材等に極めて有用である。
本発明では建設排土を高度に利用出来、そして得られる再生粘土は均質であって窯業用原料、シールド工法に用いる作泥材、グラウト用混和材、エアモルタル用安定材、流動化処理土の透水性の調整材等に極めて有用である。
本発明を図1〜図5に示す一実施例によって説明する。
図に示す土砂処理装置(1) は前段に配置されているドラム洗浄機(2) と、後段に配置されている網筒式土砂分離機(3) とからなり、該ドラム洗浄機(2) と該網筒式土砂分離機(3) とは直列に結合されている。
該ドラム洗浄機(2) はドラム本体(4) と、該ドラム本体(4) の前端に導水路(5A)を介して接続されているホッパー(5) とからなり、該ドラム本体(4) は基台(6) のローラー(7,7) 上にガイドリング(8,8) を介して回転可能に乗架支持され、モーター(9) 、ベルト(10)、プーリー(11)を介して図3矢印方向に回転せしめられる。そして該ドラム本体(4) の内周壁からは複数枚の邪魔板(12)が突出されており、各邪魔板(12)はドラム本体(4) の回転方向に傾斜している。
該網筒式土砂分離機(3) は粗網内筒(13)と、該粗網内筒(13)の外側に配置されている細網外筒(14)とからなる網筒本体(15)と、該網筒本体(15)の前端から差出されている前筒(16)と、該網筒本体(15)の後端から差出されている後筒(17)とからなり、該前筒(16)はテーパー状の連絡筒(18)を介して前記ドラム洗浄機(2) に連絡し、該後筒(17)の後端および細網外筒(14)の後端からは砂利排出口(19,20) が夫々差出されている。
該前筒(16)はガイドリング(21)を介して基台(22)にローラー(23)上に回転可能に乗架支持されており、後端のプーリー(24)、ベルト(25)を介してモーター(26)によって該ドラム洗浄機(2) と同一方向に回転せしめられるが、該網筒式土砂分離機(3) は該ドラム洗浄機(2) と同一レベルに配置されており、かつ前端が上位、後端が下位になるように傾斜されている。該網筒式土砂分離機(3) の傾斜角度は3〜8°の範囲に設定されることが望ましい。なお該粗網内筒(13)の網目は例えば45mm角、細網外筒(14)の網目は例えば7mm角に設定される。
上記装置において、モーター(9) およびモーター(26)を駆動してドラム洗浄機(2) のドラム本体(4) と網筒式土砂分離機(3) とを共に回転させ、ホッパー(5) に建設現場から発生した土砂(建設排土)を水と共に投入し、導水路(5A)を介してドラム洗浄機(2) 内に導入する。該ドラム洗浄機(2) においては土砂は水と共に図3矢印方向に回転するドラム本体(4) の邪魔板(12)によって強制的にもみほぐされ、したがって土砂に含まれる土壌が粘土質であっても、土塊は容易に粉砕される。該ドラム洗浄機(2) と該網筒式土砂分離機(3) との回転数は、該網筒式土砂分離機(3) の方が大きくなるように設定する。
上記ドラム洗浄機(2) によって水と共にもみほぐされた土砂は、次いで連絡筒(18)を介して網筒式土砂分離機(3) 内に導入される。該ドラム洗浄機(2) によって水と共にもみほぐされた土砂はスラリー状であり、ドラム洗浄機(2) と網筒式土砂分離機(3) とが同一レベルにあっても、ドラム洗浄機(2) のホッパー(5) から及ぼされるヘッド圧によって、該土砂は容易に網筒式土砂分離機(3) に流入する。
該網筒式土砂分離機(3) において、土砂は先ず粗網内筒(13)によって粗砂利を分離され、次いで細網外筒(14)によって細砂利を分離され、分離された粗砂利および細砂利は該網筒式土砂分離機(3) の傾斜によって該網筒式土砂分離機(3) の後端に達し砂利排出口(19,20) から排出される。また残りのスラリーは細網外筒(14)の外側へ排出される。
このようにして、本実施例の土砂処理装置(1) では土砂から粗砂利と細砂利とが区別されて回収される。
このようにして、本実施例の土砂処理装置(1) では土砂から粗砂利と細砂利とが区別されて回収される。
このようにしてスラリーから粒径75μm以上(通常2mm以下)の粗大粒分である粗砂利と細砂利とが篩別され、細網外筒(14)から外側に排出された残りのスラリーには、粒径10〜75μmのシルト分と、粒径10μm以下の粘土分とを含むので、該スラリーを図示しない遠心分離機中に導入し、遠心分離によってシルト分を分離する。
このようにして粒径10μm以下の粘土分のみ含むスラリーが得られるので、該スラリーを例えばフィルタープレスによって脱水し、更に乾燥し、粉砕して再生粘土を製造する。上記乾燥は通常自然乾燥または150〜450℃、0.5〜3.5時間の加熱乾燥が行われる。
本発明は建設排土の有効利用を可能ならしめる。また製造された再生粘土は粒度が均一であり、したがって均一な性質を有する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものである。
平面図
側面図
図1に於けるA−A断面図
図1に於けるB−B断面図
網筒式土砂分離機の側断面図
1 土砂処理装置
2 ドラム洗浄機
3 網筒式土砂分離機
4 ドラム本体
12 邪魔板
13 粗網内筒
14 細網外筒
2 ドラム洗浄機
3 網筒式土砂分離機
4 ドラム本体
12 邪魔板
13 粗網内筒
14 細網外筒
Claims (2)
- 建設排土に水を加えて混合したスラリーから粒径75μm以上の粗大粒分を篩別し、残りのスラリーを遠心分離によって粒径10〜75μmのシルト分を分離し、粒径10μm以下の粘土分を採取することを特徴とする再生粘土の製造方法。
- 上記遠心分離によって採取された粒径10μm以下の粘土分を含むスラリーを、脱水乾燥し更に粉砕する請求項1に記載の再生粘土の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004106301A JP2005288842A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 再生粘土の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004106301A JP2005288842A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 再生粘土の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005288842A true JP2005288842A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35322342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004106301A Pending JP2005288842A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 再生粘土の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005288842A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110625790A (zh) * | 2019-09-28 | 2019-12-31 | 周科欣 | 一种制造陶瓷用陶土炼泥装置 |
CN111360057A (zh) * | 2020-03-15 | 2020-07-03 | 过蕊 | 一种土壤修复治理用破碎筛选机 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004106301A patent/JP2005288842A/ja active Pending
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