JP2005286627A - 無線情報端末装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線情報端末装置において人体などへの電波の放射を低減する。
【解決手段】 人体検出部112で無線デジタルカメラ本体に対する人体の近接の度合いを検出し、制御部101がその近接の度合いに応じて、無線デジタルカメラ本体の人体側の空中線B111の電波放射を低減するように、制御信号S2を出力して結合器108を選択し、2つの空中線A110、B111に対する送信電力の分配比率を変化させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線情報端末装置において人体などへの電波の放射を低減する技術に関する。
近年、各種の移動体通信端末の小型軽量化と無線化の傾向が強くなってきている。特に、いわゆる近距離無線通信と呼ばれるBluetooth機器に見られるように、小型の携帯端末にも実装可能なサイズのチップがチップメーカから供給されるようになってきている。
また、IEEE 802.11a、IEEE 802.11bの規格に準拠したWLANのチップも今後更に小型化が進み、現在パーソナルコンピュータ(PC)がメインで搭載されているものの今後はPDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラなどの更に小型な携帯端末に実装されていくことが考えられる。
特に、デジタルカメラなどで撮影した画像を即座に近くの情報端末に無線で伝送したい場合に、人体の近傍、特に頭部に近い状態で無線伝送する可能性が十分考えられる。このような場合、人体の頭部、特には眼球などへの電波の放射は極力避ける必要がある。
国内においては、2002年の電波の日より、携帯電話については電波防護規制の対象となり、SAR(Specific Absorption Rate)<比吸収率>値のメーカによる測定と製品へのSAR値の記載が義務付けられるようになった。SARの規格値として、2W/Kgの値が定められている。
今後は上述の携帯電話に限らず、無線情報端末でも一定レベル以上の送信電波を発する機器に対しては規制の対象となる可能性がある。このような人体防護の観点から従来より人体への電波の放射を抑えるような工夫がなされている。人体への電波の影響を鑑み、通信相手からの電波の受信レベルをもに対し、一定レベル以下になると電波の経路情報を人間が遮断したとして送信を停止する提案もなされている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、特許文献1に記載されているのは、電波の経路を遮断した人間への電波の影響を低減するものであり、無線機器の使用者本人への影響を低減するものではない。
図12は、従来の無線情報端末装置における無線送信部の構成の一例を示す図である。図12において、1201はアレイアンテナ、1202は送信周波数変換部、1203は送信ビーム形成部、1204はアレイ励振重み付け算出部、1205は切替判定部である。また、1211は送信無線周波数、1212は中間周波数信号又はベースバンド信号、1213は送信データ、1214はアレイ励振重み付け信号、1215は空中線切替信号である。
この構成において、切替判定部1205は、使用用途に応じて、アレイ重み付け算出部1204にアンテナ切替信号1215を出力する。アレイアンテナ1201は複数の空中線(空中線1〜空中線N)で構成され、アレイ励振重み付け算出部1204は空中線切替信号1215により所望のアンテナパターンを形成するアレイ励振重み付け信号1214を算出し、送信ビーム形成部1203にアレイ励振重み付け信号1214を出力する。
そして、送信ビーム形成部1203に入力された送信データ1213は、複数個の空中線素子に分配され、送信ビーム形成部1203に入力されたアレイ励振重み付け信号1214を掛け合わせることにより、中間周波数信号又はベースバンド信号1212に変換され、送信周波数変換部1202に出力される。
この中間周波数信号又はベースバンド信号1212は送信周波数変換部1202に入力され、送信無線周波数1211に変換され、アレイアンテナ1201に出力される。これにより、使用用途に応じて空中線の指向性が変化する送信装置を構成できる。
特開平8−316871号公報
しかしながら、図12に示す構成においては、使用用途に応じて空中線の指向性を適応的に可変可能であるが、装置の構成が大きくなると共に、重み付け算出にかかる演算量も膨大になり、切替タイミングに遅延が生じる等のリアルタイムな切替が行われない可能性がある。
また、コスト的にも小型の無線情報端末装置などに実装するには高価なものになる、という不都合が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、無線情報端末装置において人体などへの電波の放射を低減することを目的とする。
本発明は、複数の空中線を有する無線情報端末装置において、発振周波数を決定する静電容量が変化する発振器からの出力に基づいて前記複数の空中線のうち一方の空中線の電波放射を低減するように前記複数の空中線への送信電力を制御する制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、複数の空中線を有する無線情報端末装置において、無線情報端末装置に対する人体の近接度合いを検出する検出手段と、前記人体の近接度合いに応じて、前記複数の空中線の少なくとも一方の空中線の電波放射レベルを該空中線からの電波放射が停止しない範囲で低減するように前記複数の空中線への送信電力を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、無線情報端末装置において人体などへの電波の放射を低減することができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、無線情報端末装置における無線送受信部の構成の一例を示すブロック図である。図1において、101は制御部、102は変調部、103は送信RF部、104は送/受切替器、105は受信RF部、106は復調部、107は結合選択器、108は結合器、109は選択器、110は空中線A、111は空中線B、112は人体検出部、113は警告表示部である。
以上の構成において、無線送信時、制御部101内の不図示のメモリに格納されている画像データ等のデジタルデータが変調部102において周波数変調、位相変調等、所望の変調動作が行われ、送信インターフェース信号或いは送信ベースバンド信号となって送信RF部103に供給され、所望の無線周波数信号に周波数変換され、送/受切替器104に供給される。
制御部101は、送信/受信のタイミングに同期して送/受切替信号S1を送/受切替器104に供給し、送信パスと受信パスの切替動作を行う。
無線送信時には、送信パスに切り替えられ、結合選択器107に無線周波数信号が供給される。結合選択器107に供給された無線周波数信号は、制御部101より送出される選択信号S2を受けて後述する条件に基づき、結合器108における結合器A或いは結合器Bの何れかの入力端に供給される。
また、制御部101から送出された選択信号S2は、同時に選択器109にも送出され、結合選択器107と選択器109によって結合器108における結合器A或いは結合器Bの何れかの出力端が選択される。
これにより、無線周波数信号は選択された結合器に供給され、選択された結合器を介して結合器の2つの出力端に電力分配され、電力分配された無線周波数信号がそれぞれ空中線110と空中線111に供給される。
一方、無線受信時は、受信RF部105が空中線110或いは空中線111で受信した無線周波数信号に対して所望の増幅、帯域制限、周波数変換を行い、復調部106が受信RF部105で周波数変換されたインターフェース信号或いはベースバンド信号に所望の復調動作を行い、復調データを制御部101に供給し、制御部101により外部インターフェース(図示せず)などに出力される。
また、人体検出部112は、無線情報端末装置に人体などが近接したか否かを検出するものである。また、警告表示部113は、人体検出部112が無線情報端末装置に人体が近接したことを検出した際に、制御部101よりその旨をユーザに報知するためのもので、LEDの点滅やブザーなどの音で警告を促すものである。制御部101より信号S4を送出し、ユーザに報知する。
ここで、無線情報端末装置として、無線通信機能を有する無線デジタルカメラを例に、ユーザが無線デジタルカメラで撮像した画像データを、無線通信機能を有するパーソナルコンピュータへ送信する際に、ユーザの頭部、顔面が無線デジタルカメラに近接した場合、複数の空中線に対する送信電力の分配比率を変化させて人体への電波放射を低減させる方法について説明する。
図2は、ユーザが無線デジタルカメラにより撮像する際の状態を示す図である。図2において、201は無線デジタルカメラ本体、202は人体、特にユーザの頭部である。
図3は、無線デジタルカメラの外観を示す外観斜視図である。図3において、301は無線デジタルカメラ本体、302及び303は共に空中線であり、図1に示した空中線A110、空中線B111に相当する。304は人体検出部であり、図1に示す人体検出部112に相当する。
305は撮影する画像のモニタリングを行うLCDなどの画像モニタである。306は撮影した画像の無線伝送を開始させる送信開始ボタンである。307は撮影モード設定のためのモードダイヤルである。308は撮影画像取り込み開始のリリースボタン、309は撮像レンズである。
尚、空中線302、空中線303の位置関係については、空中線302は無線デジタルカメラ本体301の撮影レンズ309が配置されている面側に配置されており、また空中線303は無線デジタルカメラ本体301の人体側、即ち、画像モニタ305が位置する面側に配置されている。
また、空中線302、303の配置間隔は、送信する無線周波数の波長をλとすると、λ/4以上離れて配置されている。また、人体検出部304も画像モニタ305側に配置されている。
次に、無線デジタルカメラ本体に備えられ、ユーザの頭部、顔面が接近したことを検出する人体検出部の構成及び検出動作について説明する。
図4は、本実施形態における人体検出部の構成の一例を示すブロック図である。図4において、401は発振器、402は緩衝増幅器、403は帯域フィルタ、404は検波器、405は直流増幅器である。
この構成において、発振器401は図3に示すように無線デジタルカメラ本体301の画像モニタ305側に配置され、撮影するユーザの人体、特には頭部、顔面が近接される位置に配置されている。また、発振器401は頭部、顔面などの誘電体が近接することにより発振器401の発振周波数を決定する静電容量が大きく変化するように、発振周波数を決定する容量素子の電極パターンを面積の大きなプリントパターンで構成している。
これにより、人体の頭部、顔面などが近接した場合、静電容量が増加して発振周波数が低い周波数にシフトする。
緩衝増幅器402は、いわゆるバッファアンプで、発振器401の負荷インピーダンスの変動による発振周波数の変動を抑えるものである。
帯域フィルタ403は、人体などが無線デジタルカメラ本体301に近接した時の発振器401の発振周波数が通過帯域として設定され、人体などが近接していない時の発振器401の発振周波数が通過帯域から外れるように設定されている。
この帯域フィルタ403の通過帯域をこのように設定することにより、人体などが無線デジタルカメラ本体301に近接したときに、帯域フィルタ403の出力が最大となり、人体などが近接していないときには帯域フィルタ403の出力は最小となる。
また、人体などが近接する度合いによっては、帯域フィルタ403の通過特性の肩特性(フィルタ特性の急峻さ)により中間の近接度合いをも検出できる。
次に、検波器404は帯域フィルタ403の出力信号をDC電圧に変換し、直流増幅器405は検波器404から出力されたDC電圧を増幅する。そして、直流増幅器405で増幅された出力電圧Vdet は図1に示す制御部101に送出され、制御部101の不図示A/D変換器などに入力され、所望の演算処理が行われ、そのレベルが不図示のメモリに格納される。
図5は、図4に示す発振器401の構成の一例を示す図である。また、図6は、発振器401の周波数変化の様子を示す図である。
図5において、501はトランジスタ(Tr)等の能動素子、502はインダクタL1であり、Tr501のベースに接続されている。503、504はコンデンサC1、C2であり、Tr501のベースに接続されている。505はインダクタL2で、Tr501のコレクタに接続されると共に他端は電源に接続され、チョークの役目をなしている。
この構成において、発振器401の発振出力はTr501のコレクタより取り出され、その発振周波数foは以下の式で決定される。
fo=1/2π√L1(C1+C2)
ここで、例えば人体などが人体検出部304に近接していない場合は、図6に示すように、発振周波数はf0となり、図6に示す帯域フィルタ特性(破線部)の肩の部分に発振周波数f0が殆どかからないため、発振器401からの出力は帯域フィルタ403によって取り出されない。
従って、無線デジタルカメラ本体に設けられた人体検出部304の出力電圧は最小値を示す。
また、人体などがある程度人体検出部304に近接すると、図5に示すコンデンサC2の容量が増大することにより、例えば発振周波数が低下してf1(f1<f0)となる。この状態では、発振周波数f1は帯域フィルタ403の通過帯域特性の右肩部分にかかるため、ある一定レベルの出力が帯域フィルタ403から取り出せる。
更に、人体などが人体検出部304に近接した場合は、発振周波数は更に低下し、f2(f2<f1)となり、図6に示すように、発振周波数f2は帯域フィルタ403の通過帯域内に入り、帯域フィルタ403から取り出せる発振器401の出力は最大となる。
図7に示すように、人体が人体検出部304に近接していない場合の発振周波数はf0で、そのときの人体検出部304の出力レベルはV0となり、ある程度人体が人体検出部304に近接した場合の発振周波数はf1で、そのときの人体検出部の出力レベルはV1(V1>V0)となり、最も近接した場合の発振周波数はf2で、そのときの出力レベルはV2(V2>V1)となる。
図8は、本実施形態における結合器108の構成の一例を示す図である。尚、図8は、図1に示した結合器108を構成する結合器Aの構成を示すものである。また、結合器Bの構成は結合器Aと同様である。
図8において、801は伝送路A、802は伝送路B、803は終端器、810は入力端子、820、830は出力端子である。そして、出力端子830は終端器803で終端されている。
このように、結合器Aは2つの平行に配置された伝送路A801、B802からなり、入力端子810に入力された無線周波数信号が伝送路A801と伝送路B802との結合度合いに応じて出力端子820と出力端子830に電力分配されて出力される。
例えば、2本の伝送路の結合度が3dBの場合、入力端子810に入力された無線周波数信号レベルをP0とすると、出力端子820と出力端子830には等比率で分配され、それぞれP0/2ずつ出力される。
また、2本の伝送路の結合度が10dBの場合、入力端子810に入力された無線周波数信号レベルをP0とすると、出力端子820と出力端子830には0.9P0と0.1P0の比率で分配されて出力される。
このように、結合器108を構成する結合器Aの結合度を3dB、結合器Bの結合度を10dBとした場合、無線送信周波数信号は結合器Aが選択信号S2によって選択されると、空中線A110と空中線B120には等比率の無線送信周波数信号が供給されて空中に放射される。
また、送信周波数信号レベルをP0とし、選択信号S2によって結合器Bが選択されると、空中線A110には0.9P0の送信信号が、空中線Bには0.1P0の送信信号が供給されて空中に放射される。
即ち、人体検出部304の出力レベルVdet が図7に示すV0以下の場合は、人体などが近接していないと判断し、選択信号S2により結合器Aを選択することにより、空中線A110、空中線B111には等比率で送信信号が供給される。
また、人体検出部304の出力レベルVdet がV2の場合は、人体などの近接度合いが最も大きいと判断し、選択信号S2により結合器Bを選択することにより、空中線A110には0.9P0の送信信号が、空中線Bには0.1P0の送信信号が供給される。
図9は、本実施形態における制御部の制御手順を示すフローチャートである。まずステップS901において、無線デジタルカメラ本体301の電源が投入されると、ステップS902において、無線通信起動を行い、所定のプログラムを起動させる。そして、ステップS903において、無線デジタルカメラ本体301の周辺に存在する同様の無線方式を有する無線端末に対して問い合わせ要求を送信し、ステップS904で、問い合わせの結果を待つ。
ここで、上述の問い合わせ要求に対して周辺の無線端末から問い合わせに対する応答があった場合はステップS905へ進み、応答した無線端末との無線通信接続を確立する。そして、ステップS906及びS907において、無線端末から無線デジタルカメラ本体301で撮影した画像の送信要求を受信するのを待つ。
その後、ステップS907で、無線端末から送信要求を受信するとステップS908へ進み、後述する結合器選択処理を行う。この処理は、画像データを送信する前に、人体が無線デジタルカメラ本体301に近接しているか否かを判定し、適切な結合器を選択する処理である。
次に、結合器の選択処理が終了すると、ステップS909において、画像データの送信を開始する。そして、ステップS910において、画像データの送信が終了したか否かを判定し、画像データの送信が終了していなければステップS906に戻り、上述した処理を繰り返す。また、画像データの送信が終了していればステップS911へ進み、周辺の無線端末との無線通信接続を停止し、周辺の無線端末との接続を断つ。
また、上述したステップS904において、問い合わせの要求に対する応答がない場合は、無線デジタルカメラ本体301の周辺に接続可能な無線端末が存在しないと判定し、そのまま処理を終了する。
図10は、本実施形態における結合器選択処理を示すフローチャートである。ステップS1001において、無線デジタルカメラ本体301から撮影した画像データの無線伝送を開始させる送信開始ボタン306が押されるのを待つ。ここで、送信開始ボタン306が押下されるとステップS1002へ進み、人体検出部304の出力レベルVdet を取り込む。そして、ステップS1003において、人体などが無線デジタルカメラ本体301に近接しているか否かを判定する。
具体的には、出力レベルVdet <V0か否かを判定し、Vdet <V0と判定した場合、即ち、人体が近接していない場合はステップS1004へ進み、結合器108を構成する結合器Aを選択する。また、出力レベルVdet <V0でないと判定した場合、即ち、人体が近接している場合はステップS1005へ進み、結合器Bを選択する。
以上説明したように、人体などが無線デジタルカメラ本体301に近接した際に、電波を放射する2つの空中線のうち、人体側、即ち、画像モニタ305が位置する面側に配置された空中線への送信信号を減少するように制御することにより、人体、顔面への電波の放射を低減することができる。
[他の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る他の実施形態について詳細に説明する。
前述した実施形態では、無線デジタルカメラ本体301に人体が近接した場合、2つの空中線への送信電力の分配制御を行い、人体側の空中線の電波放射を低減させていたが、他の実施形態では人体の近接度合いに応じて、人体側の空中線への送信電力を減衰させて電波放射を低減させるものである。
図11は、他の実施形態における無線送受信部の構成の一例を示すブロック図である。図11において、1101〜1106は前述した実施形態の図1に示す101〜106に相当し、1109〜1112は図1に示す110〜113に相当する。
前述した実施形態では、図1に示す空中線A110、空中線B111に送信電力を分配する結合器108を複数個で構成したが、他の実施形態では1個の結合器1107で構成し、結合器1107の一方の出力端を空中線A1109へ、もう一方の出力端を可変減衰器1108に接続し、その可変減衰器1108の出力を空中線B1110へ接続する構成としたものである。
ここで、結合器1107の結合度は、3dBの結合度が設定されており、空中線A1109と可変減衰器1108の入力端には等比率で送信電力が供給されている。また、可変減衰器1108には制御部1101より、減衰比率制御信号S5が送出され、可変減衰器1108の減衰率を所望の値に設定することができる。
この構成において、人体検出部1111からの出力電圧が予め設定された閾値電圧V0より小さく、人体が無線デジタルカメラに近接していないと判定された場合には、制御部1101により減衰器1108に減衰率を最小となるような減衰比率制御信号S5が送出され、結合器1107から供給された送信電力は減衰を受けずに空中線B1110に供給される。
従って、空中線A1109と空中線B1110にはそれぞれ等しい送信電力が供給され、無線デジタルカメラからの送信電波は無指向性に近い状態で放射される。
また、人体検出部1111からの出力電圧が予め設定された閾値電圧より大きく、人体が無線デジタルカメラに近接していると判定された場合には、制御部1101により減衰器1108に減衰率を所望の値となるような減衰比率制御信号S5が可変減衰器1108に送出され、結合器1107から供給された送信電力は所望の減衰を受けて空中線B1110に供給される。
従って、人体が近接している場合、人体側に配置されている空中線B1110から放射される電波は可変減衰器1108の減衰比率に相当する分だけ弱められ、人体への電波の放射を抑えることができる。
尚、可変減衰器1108は、例えば入力されたデジタル制御データに基づき、ステップ的に減衰率を可変可能なもの、若しくはDC電圧等のアナログ電圧により、減衰率が可変可能な素子のどちらでも構わない。
以上説明したように、実施形態によれば、人体近接検出部によって無線情報端末装置に人体が近接していることを検出し、かつ、その人体近接度合い(距離)を近接検出部からの出力電圧により制御部が判定し、制御部からは判定した近接度合いに応じて複数の電力分配器の中から適当な1つを選択することにより、近接度合いが大きい場合(近接検出部の出力が大きい場合)、人体側に配置している空中線に分配される送信電力の少ない電力分配器を選択するため、人体への電波の放射を低減できる。
逆に、近接度合いが小さい場合(近接検出部の出力が比較的小さい場合)、人体側に配置している空中線と人体の反対側に配置されている空中線とに送信電力を等分配する結合器を選択するため、無線情報端末からは2つの空中線により無指向性に近い電波を放射させることができる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
無線情報端末装置における無線送受信部の構成の一例を示すブロック図である。 ユーザが無線デジタルカメラにより撮像する際の状態を示す図である。 無線デジタルカメラの外観を示す外観斜視図である。 本実施形態における人体検出部の構成の一例を示すブロック図である。 図4に示す発振器401の構成の一例を示す図である。 帯域フィルタ403の特性を示す図である。 発振周波数と出力レベルの関係を示す図である。 本実施形態における結合器108の構成の一例を示す図である。 本実施形態における制御部の制御手順を示すフローチャートである。 本実施形態における結合器選択処理を示すフローチャートである。 他の実施形態における無線送受信部の構成の一例を示すブロック図である。 従来の無線情報端末装置における無線送信部の構成の一例を示す図である。
符号の説明
101 制御部
102 変調部
103 送信RF部
104 送/受切替器
105 受信RF部
106 復調部
107 結合選択器
108 結合器
109 選択器
110 空中線A
111 空中線B
112 人体検出部
113 警告表示部
301 無線デジタルカメラ本体
302 空中線
303 空中線
304 人体検出部
305 LCD画像モニタ
306 画像送信ボタン
307 モードダイヤル
308 リリースボタン
309 撮影レンズ
401 発振器
402 緩衝増幅器
403 帯域フィルタ
404 検波器
405 直流増幅器
501 トランジスタ(Tr)
502 インダクタ(L1)
503 コンデンサ(C1)
504 コンデンサ(C2)
505 インダクタ(L2)

Claims (8)

  1. 複数の空中線を有する無線情報端末装置において、
    発振周波数を決定する静電容量が変化する発振器からの出力に基づいて前記複数の空中線のうち一方の空中線の電波放射を低減するように前記複数の空中線への送信電力を制御する制御手段を有することを特徴とする無線情報端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数の空中線に対する送信電力の分配比率を変化させることを特徴とする請求項1記載の無線情報端末装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の空中線の一方の空中線への送信電力を減衰させることを特徴とする請求項1記載の無線情報端末装置。
  4. 前記無線情報端末装置は無線通信機能を有するデジタルカメラであることを特徴とする請求項1記載の無線情報端末装置。
  5. 複数の空中線を有する無線情報端末装置において、
    無線情報端末装置に対する人体の近接度合いを検出する検出手段と、
    前記人体の近接度合いに応じて、前記複数の空中線の少なくとも一方の空中線の電波放射レベルを該空中線からの電波放射が停止しない範囲で低減するように前記複数の空中線への送信電力を制御する制御手段とを有することを特徴とする無線情報端末装置。
  6. 複数の空中線を有する無線情報端末装置の制御方法であって、
    発振周波数を決定する静電容量が変化する発振器からの出力に基づいて前記複数の空中線のうち一方の空中線の電波放射を低減するように前記複数の空中線への送信電力を制御する制御工程を有することを特徴とする無線情報端末装置の制御方法。
  7. 請求項6記載の無線情報端末装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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