JP2005285558A - 燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明の目的は、導電性セパレータ溝内に効率よく燃料を送り込むことができ、燃料の洩れを低減できる燃料電池を提供することにある。
【解決手段】
本発明は、導電性セパレータを介して複数個の単電池が積層された燃料電池において、前記導電性セパレータに設けられた複数のマニホールドと、該マニホールドに挿入された中空の複数の筒とを有し、前記導電性セパレータは少なくとも片面に燃料又は酸化剤を前記単電池に供給又は単電池より排出させる流路を形成する溝を有し、前記筒は前記溝に接して前記燃料又は酸化剤を前記単電池に供給又は単電池より排出させる穴を有することを特徴とする燃料電池にある。
【選択図】 図1
本発明の目的は、導電性セパレータ溝内に効率よく燃料を送り込むことができ、燃料の洩れを低減できる燃料電池を提供することにある。
【解決手段】
本発明は、導電性セパレータを介して複数個の単電池が積層された燃料電池において、前記導電性セパレータに設けられた複数のマニホールドと、該マニホールドに挿入された中空の複数の筒とを有し、前記導電性セパレータは少なくとも片面に燃料又は酸化剤を前記単電池に供給又は単電池より排出させる流路を形成する溝を有し、前記筒は前記溝に接して前記燃料又は酸化剤を前記単電池に供給又は単電池より排出させる穴を有することを特徴とする燃料電池にある。
【選択図】 図1
Description
本発明は、新規な燃料電池に関する。
燃料電池は、燃料から電気化学的に直接電気エネルギを取り出すためエネルギ効率が高く、また、排出物の主体が水であることから環境に調和しやすいなどの利点がある。そのため、自動車、分散電源、情報電子機器などへの適用が試みられている。中でも、情報電子機器ではリチウム電池に代わる長時間連続運転可能な電源として注目され、燃料電池を搭載する種々の情報電子機器が提案されている。
特許文献1では、水素吸収合金を貯蔵する水素吸蔵ボンベを用いた燃料電池を搭載した情報電子機器、特許文献2ではメタノールを燃料とした情報電子機器が示されている。メタノールを燃料とする燃料電池の中でも、液体のメタノールを直接酸化して電気を取り出す方式、いわゆる直接メタノール型燃料電池(Direct Methanol Fuel Cell、以下DMFCと称す)は、積層(スタック)型燃料電池と比べ改質器等の補機が不要なため、電池システムが比較的簡単な構成にできる利点がある。また、燃料の酸化に酸素を必要とし、通常、空気が用いられる。
特許文献3においては、導電性セパレータを介して複数個の単電池(セルという)を積層した燃料電池スタックが示されている。積層セル数は要求される出力依存しており、近年では10〜60個であるが、年々増加する傾向にあり、燃料電池スタックそのものが大型化する傾向にある。この時、燃料電池スタックの大型化に対応してシステム全体も大型化が可能な場合と、システム全体の体積にある程度の制限があり大型化が不可能な場合とがある。そして、駆動に必要な出力は増加の傾向にあるが、筐体自体の小型化が求められるノートPCを駆動させる場合などが後者に対応している。このような状況に於いては、燃料電池スタックの狭い空間に対して非常に大きな流量の燃料を流すために、シール能力の不足を招き、マニホールドやチューブ継ぎ手周辺からの燃料漏れが問題になる。
前述のように、筐体自体の小型化が求められるノートPCを駆動させる場合、燃料電池スタックの狭い空間に対して非常に大きな流量の燃料を流す必要があるが、シール能力の不足を招き、マニホールドやチューブ継ぎ手周辺からの燃料漏れの問題あった。燃料電池スタックからの燃料洩れのほとんどはマニホールド周辺に存在する。マニホールド周辺の洩れ原因の一つは、システムの都合上多数積層された導電性セパレータの全てに均等に燃料を流す必要があり、それ相当の大量の燃料を一時にマニホールドに流し込むために、導電性セパレータの溝方向以外に大きな圧力がかかり、シールが破られることが挙げられる。シールが破られることで漏れ出す燃料は無駄であり、燃料電池の経済性を悪くする。
本発明の目的は、導電性セパレータ溝内に効率よく燃料を送り込むことができ、燃料の洩れを低減できる燃料電池を提供することにある。
本発明は、導電性セパレータを介して複数個の単電池が積層された燃料電池において、前記導電性セパレータに設けられた複数のマニホールドと、該マニホールドに挿入された中空の複数の筒とを有し、前記導電性セパレータは少なくとも片面に燃料又は酸化剤を前記単電池に供給又は単電池より排出させる流路を形成する溝を有し、前記筒は前記溝に接して前記燃料又は酸化剤を前記単電池に供給又は単電池より排出させる穴を有し、前記筒を通して前記燃料又は酸化剤を前記単電池に供給又は単電池より排出させることを特徴とする燃料電池にある。
本発明における複数の筒は、燃料及び酸化剤を供給及び排出するように各少なくとも1本有し、マニホールドに接着剤によって接合されており、穴は複数の単電池に共通に設けられていることが好ましい。
又、本発明は、導電性セパレータの両側の最外部は片面に燃料又は酸化剤を単電池に供給又は単電池より排出させる流路を形成する溝を有し、両者の最外部に各々絶縁材を介してハウジングによって一体に形成されていることが好ましい。更に、本発明における筒はハウジングの一方の外に突き出ているか、又は、複数の単電池を貫通し、ハウジングの両方の外に突き出ていることが好ましい。
本発明における単電池を構成するアノード触媒として炭素系粉末担体に白金とルテニウム或いは白金/ルテニウム合金の微粒子を分散担持したもの、カソード触媒としては炭素系担体に白金微粒子を分散担持したものが好ましい。又、電極触媒の安定化や長寿命化のために上記した貴金属成分に鉄、錫や希土類元素等から選ばれた第3又は第4の成分を添加した触媒を用いることは好ましい。
本発明における電解質膜として、水素イオン導電性を示す膜が用いられ、代表的な材料としてパーフロロカーボン系スルホン酸樹脂、ポリパーフロロスチレン系スルホン酸樹脂などに代表されるスルホン酸化やアルキレンスルホン酸化したフッ素系ポリマーやポリスチレン類、ポリスルホン類、ポリエーテルスルホン類、ポリエーテルエーテルスルホン類、ポリエーテルエーテルケトン類、その他の炭化水素系ポリマーをスルホン化した材料を用いることができる。これらの電解質膜でメタノールの透過性の小さい材料は燃料の利用率を高く採ることができ、燃料のクロスオーバーによる電池電圧の低下もなく好ましい材料である。
又、タングステン酸化物水和物、ジルコニウム酸化物水和物、スズ酸化物水和物、ケイタングステン酸、ケイモリブデン酸、タングストリン酸、モリブドリン酸などの水素イオン導電性無機物を耐熱性樹脂にミクロ分散した複合電解質膜を用いることによって、より高温域まで運転できる燃料電池とすることもできる。
本発明によれば、導電性セパレータ溝内に効率よく燃料を送り込むことができ、燃料の洩れを低減し、燃料の無駄な消費をなくすことができる燃料電池を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体的な実施例によって説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は本発明に係る燃料電池スタックの斜視図である。図1の燃料電池スタック1は、図示が省略されているが、1枚の電解質膜の一方の面に酸素を還元するカソード電極を、他方の面に燃料を酸化するアノード電極が配置される。各電極側に燃料供給側と酸素供給側にそれぞれ燃料及び酸素を供給する溝が設けられた導電性セパレータを介して複数個の単電池が積層され、導電性セパレータの最外部の両側がそれぞれ絶縁材を介してハウジングによって固定されたものである。
燃料電池スタック1は筒2を4個有し、各筒2は燃料電池スタック1内に収められた導電性セパレータに設けられた貫通孔からなるマニホールドに挿入され、接着剤等によって燃料及び酸素が漏れないようにマニホールドに固定される。筒2は燃料導入口2aに送り込まれた燃料が燃料出口2dから、酸素導入口2cに送り込まれた酸素は酸素出口2bから排出されるように構成され、いずれも4角形の角状の筒であるが、長方形、円筒形、D型形状等いずれでも良い。
図2は、本発明に係る導電性セパレータの平面図である。図2に示す導電性セパレータは図1に係るものである。図2に示すように、導電性セパレータには貫通孔からなるマニホールド5が4個設けられる。又、導電性セパレータの一方の面には燃料を供給する溝6が設けられ、溝6に接したマニホールド5の一方から燃料が供給され、溝6に接したマニホールド5の他方から燃料が排出される。更に、導電性セパレータの他方の面には酸素を供給する溝6が設けられ、溝6に接したマニホールド5の一方から酸素が供給され、溝6に接したマニホールド5の他方から酸素が排出される。本実施例の導電性セパレータはその裏面においても表側と同じく溝6がマニホールド5に接して形成されており、一方の面から燃料及び他方の面から酸素が供給及び排出される。溝6とマニホールド5との平面配置構造は燃料電池スタックの全体構造との関係によって設計される。本実施例の導電性セパレータは黒鉛、ステンレス鋼等の電解液に対して防食性の高い材料が用いられる。マニホールド5の平面形状は長方形であるが、4角形、円筒形、D型形状等いずれでも良い。
図3は筒2の斜視図である。図3に示すように、筒2は導電性セパレータ4に設けられた貫通孔からなるマニホールド5に挿入してあり、マニホールド5の溝6に接する部分に燃料又は酸素を供給する穴3を有し、この穴3を通して筒2から供給される燃料又は空気、酸素等が供給される。又、それらの排出は穴3を通して行われる。筒2の外周は導電性セパレータ4のマニホールド5の内側を満たしてあり、穴3は導電性セパレータ4に形成された溝6の方向に開いている。この構造にすることによってマニホールド5に導入された燃料はほとんど溝6に向かうことになる。溝6の方向以外への圧力の減少により、マニホールド5から燃料電池スタック1の外に漏れ出す燃料を減少させることができる。
本実施例の燃料漏れを減少させる効果を確認するために、比較としてマニホールド5内に筒2を挿入しない燃料電池スタックについてマニホールド5周りから燃料電池スタックの外への燃料漏れを測定した。このとき、マニホールド5内に流し込む燃料によって測定方法を変えた。
図4は燃料としてメタノール水溶液を用いた燃料電池スタックの燃料漏れを検証するシステム図である。図4において、ポンプ7によりタンク8からメタノール水溶液を吸い出して、燃料電池スタック9にメタノール水溶液を送り込む。燃料電池スタック9に送り込まれる燃料の流量と導入圧力はセンサ10で管理される。燃料導入口2aに送り込まれた燃料は燃料出口2dから、又、酸素導入口2cに送り込まれた燃料は酸素出口2bから排出され、再びタンク8に戻される。そして、燃料電池スタック9の周りには重量計11を配置し洩れ出たメタノール水溶液の重量が直ちに観測できるようにした。
図5は燃料として空気を代わりに流し燃料漏れを検証する燃料電池のシステム図である。ブロア12によって燃料電池スタック9に空気が送り込まれる。空気の流量と導入圧力はセンサ13で管理される。図4の場合と同様に燃料導入口2aに送り込まれた空気は燃料出口2dから、酸素導入口2cに送り込まれた空気は酸素出口2bから排出される。燃料電池スタック9は水16を張った水槽14に沈められ、洩れ出た空気は水槽14の上部に配置されたビーカ15に集められ体積を測定できるようにした。この空気の体積を求めることにより燃料の漏れ量を測定できるようにした。
図6は図5の燃料電池スタックのシステムを組んで得られた空気の導入圧力と洩れる量の割合との関係を示す図である。各導入圧力において比較の筒2を用いない場合の漏れる量の割合をいずれも100として表した。図6に示すように全ての導入圧力において、本実施例の筒2を用いた燃料電池スタックは燃料の洩れる割合が少ない結果が得られた。又、図6に示すように、導入圧力を大きくすることによって漏れる割合が小さくなることが明らかである。そして、空気に代えて実際のメタノール水溶液を用いた図4の燃料電池スタックのシステムにおいて実施した場合にも同様の結果が得られた。
図7は、図1の燃料電池スタックの具体的な構造を示す斜視図である。本実施例では、メタノール水溶液を燃料として用いる単電池を次のように形成した。1枚の電解質膜の表裏面に各々電極を形成した。電解質膜の一方の平面に酸素を還元するカソード電極を、他方の平面に燃料を酸化するアノード電極を配置する。これらの電極は直接電解質膜上にスクリーン印刷等により形成したり、或いは別途離型フィルム上にスクリーン印刷等で形成し乾燥後、電解質膜にホットプレス等で熱圧着転写する方法などにより作成することができる。
アノード電極は、炭素担体上に原子比が1/1の白金/ルテニウム合金微粒子を50wt%分散担持した触媒粉末と30wt%パーフロロカーボンスルホン酸電解質をバインダーとして水/アルコール混合溶媒(水、イソプロパノール、ノルマルプロパノールが重量比で20:40:40の混合溶媒)のスラリーを調整してスクリーン印刷法でポリテトラフロロエチレンフィルム上に厚さ約20μmの多孔質膜としたものである。燃料として水素を用いる場合は、白金の触媒が用いられる。
カソード電極は、炭素担体上に30wt%の白金微粒子を担持した触媒粉末と電解質をバインダーとして水/アルコール混合溶媒のスラリーを調整してスクリーン印刷法でポリテトラフロロエチレンフィルム上に厚さ約25μmの多孔質膜としたものである。
白金/ルテニウム合金微粒子及び白金微粒子は粒径約5nmで、粒径30〜60nmの炭素粉末の表面に点在するように無電解めっきによってその時間及び還元速度等を調整して胆持させている。燃料として水素を用いる場合も同様である。
こうして調整したアノード多孔質膜及びカソード多孔質膜をそれぞれ所望の大きさに切り出し、ポリテトラフロロエチレンフィルムを除去し、アノード電極及びカソード電極とした。次に、電解質膜としてパーフロロカーボンスルホン酸を所望の大きさに切り出し、電解質膜の両面にアノード電極及びカソード電極を互いに対向させて配置し、これらをポリテトラフロロエチレンシートで両側から挟んで、これをホットプレスすることでシート状電解質膜電極複合体を得た後、ポリテトラフロロエチレンシートは除去し、単電池となるユニットを得た。
次に、このユニットの両面に図2に示した構造の導電性セパレータと単電池とを交互に複数配置し、ステンレス鋼からなるハウジング18によってボルト19にて固定した。導電性セパレータの溝は両面に形成され、一方の面に燃料及び他方の面に酸素又は空気が供給される。そして、最後の上下の導電性セパレータは片面に溝が形成されたものが用いられ、それらの導電性セパレータの各ハウジング18側がゴム状の樹脂からなる絶縁体シート20によって絶縁される。
又、本実施例における筒2a〜2dは燃料及び酸素を供給及び排出する穴はそれぞれ複数の単電池に亘って共通に導電性セパレータの溝に接した部分に形成、又は、その穴は個々の導電性セパレータの溝に接した部分に個々に形成させることができる。
以上、本実施例においては、導電性セパレータ溝内に効率よく燃料を送り込むことができ、燃料の洩れを低減し、燃料の無駄な消費をなくすることができ燃料電池スタックを提供することができる。
図8は燃料電池スタック内をいずれも貫通した4個の筒2を有する燃料電池スタックの斜視図である。筒2は必ずしも図1のような配置にする必要はなく、導電性セパレータや端板の構造如何によって図8のように配置することが可能である。筒2a〜2dは、燃料電池スタック1を貫通して設けられ、燃料導入口2aに送り込まれた燃料が燃料出口2dから排出、酸素導入口2cに送り込まれた酸素は酸素出口2bから排出されるように導電性セパレータの溝及びマニホールドと筒2a〜2dへの穴とが形成される。従って、燃料及び酸素の各入口ではそれらが複数の単電池内に供給されるように導電性セパレータの溝に接してマニホールドが形成され、このマニホールドに筒2a、2cの穴が対応して形成されている。導電性セパレータの溝及びマニホールドは、前述の図2と同様に形成されている。
又、燃料及び酸素の各出口も入口と同様に複数の単電池内より排出されるように導電性セパレータの溝に接してマニホールドが形成され、このマニホールドに筒2b、2dの穴が対応して形成されている。図8に示す燃料電池スタック1は単電池がメタノール水溶液を燃料とした場合が40個、水素を燃料とした場合が80個程度有するものであるが、これを複数個形成されるものである。
図9は図8の筒の斜視図である。本実施例の筒2を燃料電池スタックに貫通させて構成したことにより燃料漏れを少なくすることができる。又、筒2a〜2dのいずれも供給口及び排出口には複数の単電池に亘って共通に1個形成されている。
図10は、図8の燃料電池スタックを真中に配置し、その上下にそれぞれ燃料及び酸素の各入口と出口を形成した3個組み合わせた燃料電池システムを示す斜視図である。図10に示すように、上に燃料及び酸素の入口を設け、下に燃料及び酸素の出口を設けたものである。筒2a〜2dはいずれも燃料電池スタック1の導電性セパレータのマニホールドに接着剤によって固着されている。図8の説明と同様に燃料導入口2aに送り込まれた燃料が対角に設けられた燃料出口2dから排出され、酸素導入口2cに送り込まれた酸素は対角に設けられた酸素出口2bから排出されるように導電性セパレータの溝及びマニホールドと筒2a〜2dの穴とが形成されている。
図11は、図8の燃料電池スタックを上と真中に配置し、その上で燃料及び酸素の各入口と各出口をそれぞれ形成した3個組み合わせた燃料電池システムを示す斜視図である。図11に示すように、筒2a〜2dはいずれも燃料電池スタック1の導電性セパレータのマニホールドに接着剤によって固着されている。図8の説明と同様に燃料導入口2aに送り込まれた燃料が対角に設けられた燃料出口2dから排出され、酸素導入口2cに送り込まれた酸素は対角に設けられた酸素出口2bから排出されるように導電性セパレータの溝及びマニホールドと筒2a〜2dへの穴とが形成されている。
以上、本実施例によれば、各筒は導電性セパレータのマニホールドに固着されているので、溝内に効率よく燃料を送り込むことができ、燃料の洩れを低減し、燃料の無駄な消費を無くすことができる燃料電池スタックを提供することができる。
1…燃料電池スタック、2…筒、2a…燃料導入口、2b…酸素出口、2c…酸素導入口、2d…燃料出口、3…穴、4…導電性セパレータ、5…マニホールド、6…溝、7…ポンプ、8…タンク、9…燃料電池スタック、10…センサ、11…重量計、12…ブロア、13…センサ、14…水槽、15…ビーカ、16…水、17…単電池、18…ハウジング、19…ボルト、20…絶縁シート。
Claims (7)
- 導電性セパレータを介して複数個の単電池が積層された燃料電池において、前記導電性セパレータに設けられた複数のマニホールドと、該マニホールドに挿入された中空の複数の筒とを有し、前記導電性セパレータは少なくとも片面に燃料又は酸化剤を前記単電池に供給又は単電池より排出させる流路を形成する溝を有し、前記筒は前記溝に接して前記燃料又は酸化剤を前記単電池に供給又は単電池より排出させる穴を有することを特徴とする燃料電池。
- 請求項1において、前記複数の筒は、前記燃料及び酸化剤を供給及び排出するように少なくとも各1本有することを特徴とする燃料電池。
- 請求項1又は2において、前記燃料が、メタノール水溶液又は水素であり、前記酸化剤が酸素又は空気であることを特徴とする燃料電池。
- 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記穴は前記複数の単電池に共通に設けられていることを特徴とする燃料電池。
- 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記筒は前記マニホールドに接着剤によって接合されていることを特徴とする燃料電池。
- 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記導電性セパレータはその上下の最外部が各々絶縁材を介してハウジングによって一体に形成されていることを特徴とする燃料電池。
- 請求項6において、前記筒は前記ハウジングの少なくとも一方の外に突き出ていることを特徴とする燃料電池。
Priority Applications (1)
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JP2004097833A JP2005285558A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 燃料電池 |
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JP2004097833A JP2005285558A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 燃料電池 |
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JP2005285558A true JP2005285558A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35183708
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004097833A Pending JP2005285558A (ja) | 2004-03-30 | 2004-03-30 | 燃料電池 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005285558A (ja) |
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2004
- 2004-03-30 JP JP2004097833A patent/JP2005285558A/ja active Pending
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