JP2005284801A - 携帯型光学情報読取装置 - Google Patents

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Masaru Onoyama
勝 小野山
Keiichiro Obayashi
敬一郎 大林
Katsushi Inoue
勝史 井上
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Abstract

【課題】本発明は、2次元コードの読み取り状態を統計処理し、使用者の読み取り習熟度を把握できるようにすると共に、個々人の読み取り操作の改善指針を把握可能にし、作業者が2次元コードの適切な読み取り位置を効率的に学習できるようにする。
【解決手段】2次元コードを光学的に画像情報として読み取る2次元コード読み取り部と、前記画像情報の読取状態を解析する解析部と、個人識別情報を入力する入力部と、前記個人識別情報に対応付けて前記読取状態を記憶データとして保持する記憶部と、前記記憶データを出力する出力部とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は2次元コードの携帯型読み取り装置に関し、2次元コードの読み取り状態および作業者の個人識別情報を出力し、各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができるようにした携帯型光学情報読取装置に関するものである。
近年、POS(Point Of Sales)システムの普及に伴い、バーコードの利便性は一層高まり、既に、物流や製造やサービス等の各分野において広く浸透している。製品情報をバーコード上に符号化し、コンピュータで処理することによって、多量の商品の効率的な運用管理が実現している。また、最近では、より小さなスペースにより多くの情報を保持したいという要望から、2次元コード、すなわち2次元方向に情報を有するコードの開発が盛んになっている。
このようなコードの読み取り装置として、手持ち式の携帯型光学情報読取装置(以下、HHT(ハンディーターミナル)と記す)が広く採用されている。このHHTは、使用者がコード上にその読み取り面を所定の距離を置いて対向させることでコード情報の読み取りを行う。
なお、HHTにおいて、読み取り条件が悪い場合には、読み取りが行えない場合がある。例えば、バーコードや2次元コード等のコードとHHTとの距離が遠すぎたり、コードに対するHHTの読み取り角度が大きすぎたり、あるいは作業環境によっては、コードに室内照明が全反射したり、読み取りのための照度が不十分であったりした場合には、コードの読み取りができない。
このように、コードの読み取りができない場合には、読み取りができるまで、HHTの使用者がHHTの位置を移動させて読み取り位置をコードに近づけたり、コードに対する読み取り角度を変更するなどしてその調整をする必要がある。
また、上記したHHTを活用した各種の管理システム(物流管理、製造管理、食品管理など)のシステム運用管理者にとっては、システム運用の効率化を図るため、各作業者の作業習熟度や作業効率を把握する事に加えて、システム運用方法として、2次元コードの貼り付け位置や高さ、また作業環境である照明位置や照度などからなる作業パラメータを最適化することも必要となる。
従来の携帯型光学情報読取装置では、2次元コードにおける読み取りの基準シンボルの読み取り状態を、あらかじめデータベース化された所定の基準と比較する条件判断手段と前記読み取り状態が前記所定の基準内にない場合に、使用者にそれを通知する通知手段とを備えて構成されている。使用者は、再読み取り時に、その都度、前記通知に従って適正な位置に読み取り装置を位置させることができるようにしている(例えば特許文献1参照)。
図4は上記した従来のHHTのブロック図を示しており、31はCCDエリアセンサを含むバーコード読み取り部、32は既存のシンボルデータ36に基づいて読み取ったバーコードから基準シンボルを抽出するシンボル抽出部、33は抽出シンボルの特徴を数値化し、これに基づいてHHTの読み取り状態を解析する読み取り状態解析部、34は読み取り状態解析部33で得られた数値と条件データ37として予め設けられた基準値とを比較する条件比較部、35は前記数値が基準値から外れている場合に、対応するエラーを通知するエラー通知部である。
以上のように構成された従来のHHTについて、その動作を説明する。
シンボル抽出部32はバーコード読み取り部31で読み取ったバーコードの画像データから各種2次元コードの特徴となる基準シンボルデータを蓄積したシンボルデータ36内のデータに基づいて基準シンボルを決定する。抽出された基準シンボルの特徴は、読み取り状態解析部33によって数値化され、該数値に基づいてHHTの読み取り状態、すなわち、HHTのバーコードに対する傾きや距離が解析される。条件データ37には、HHTの読み取り条件が記録されている。条件比較部34は前記読み取り解析部33で得られたHHTの読み取り状態が、条件データ37の範囲データに照らし、適切であるか否かの判断をする。読み取り状態が、条件データ37の範囲データを超えたものである場合、その条件に対応する信号をエラー通知部35に出力する。エラー通知部35は読み取り状態が不適切である場合に、読み取り状態が適切になるように、HHTの読み取り状態を変えるようにその都度使用者に指示を出す。
特開平11−282947号公報
しかし、従来の携帯型光学情報読取装置(HHT)では、1回の読み取り作業に対する改善方法は報知されるが、使用者がどの程度の読み取り習熟度に達しているかを把握できない。また、複数回読み取りを行った結果に対する読み取りに関する改善指針はわからない。また、上記に加えて、システム運用上、運用システムの作業パラメータの最適化を行いたいという課題を有していた。
本発明は、2次元コードの読み取り状態と作業者の個人識別情報を関連付けて出力し、各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができるようにすると共に、各作業者の読み取り作業に対する改善指針が把握できるようにし、作業者が適切な読み取り位置を効率的に学習できることが可能な携帯型光学情報読取装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の携帯型光学情報読取装置は、2次元コードを光学的に画像情報として読み取る2次元コード読み取り部と、前記画像情報の読取状態を解析する解析部と、操作者の個人識別情報を入力する入力部と、前記個人識別情報に対応付けて前記読取状態を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶した情報を出力する出力部とを備えたものである。
また、本発明の携帯型光学情報読取装置は、解析部は、画像情報から2次元コードを復号した時の誤り訂正の状態を解析することを特徴とするものである。
また、本発明の携帯型光学情報読取装置は、解析部は、画像情報から携帯型光学情報読取装置と2次元コードとの距離や角度などの読取状態を解析することを特徴とするものである。
また、本発明の携帯型光学情報読取装置は、個人識別情報に対応付けて記憶した複数の読取状態を統計処理してその演算結果を記憶部に記憶する演算部と、前記演算部が演算して前記記憶部に記憶した演算結果を出力する出力部とを備えたものである。
また、本発明の携帯型光学情報読取装置は、記憶部を携帯型光学情報読取装置から着脱可能としたものである。
また、本発明の携帯型光学情報読取装置は、記憶部に記憶されている情報のうち統計処理を行う情報を指定する演算条件入力部を備え、演算部は前記演算条件入力部により指定された情報について統計処理を行うものである。
また、本発明の携帯型光学情報読取装置は、入力部は複数の個人識別情報を入力し、記憶部は前記複数の個人識別情報に対応付けて複数の読取状態を記憶し、演算部は前記複数の個人識別情報に対応付けて複数の読取状態を統計処理してその演算結果を前記記憶部に記憶し、出力部は前記演算部の演算結果を出力するものである。
以上のように、本発明は、2次元コードなどのコードの読み取り状態および作業者の個人識別情報を関連付けて出力し、各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができると共に、各作業者の読み取り作業に対する改善指針が把握でき、作業者が適切な読み取り位置を効率的に学習することができる携帯型光学情報読取装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。なお、本実施の形態においては、2次元コードの読み取り作業からなる物品管理などの運用システムにおいて、2次元コード読み取り用の携帯型光学情報読取装置(以下HHT(ハンディーターミナル)と記す)に適用した例を示す。
(実施の形態1)
図1と図2を用いて、本実施の形態のHHTについて説明する。
図1は、本実施の形態のHHTの概略構成を示すブロック図である。図2は、本実施の形態のHHTにおける2次元コードの読み取り手順についてのフローチャートである。
図1において、10は2次元コードに光を投光してCCDセンサなどで2次元コードを画像情報として読み取る2次元コード読み取り部、11は2次元コード読み取り部10で読み取った画像情報を解析して読取状態を演算する解析部、12は2次元コードの読み取り作業を行う作業者の個人識別情報を入力する入力部、13は入力部12により入力された個人識別情報と解析部11により解析された読取状態とを対応付けて記憶データ15として保持する記憶部、14は記憶部13に保持された記憶データ15を表示などにより出力する出力部、16は記憶データ15として保持した複数の読取状態を統計処理してその演算結果を記憶データ15として記憶部13に追加保持する演算部、17は記憶部13に記憶されている記憶データ15の全ての読取状態のデータのなかで、演算部16が統計処理する対象範囲を入力する演算条件入力部を示す。
以上のように構成されたHHTについて、その動作を説明する。
まず、図2に示すステップ101において、HHTを操作して2次元コードの読み取り作業を行う作業者は、2次元コードの読み取り作業を行う前に、運用システム上で管理された作業者ID番号などの作業者を識別可能な個人識別情報を入力部12により入力し、入力部12は入力した個人識別情報を記憶部13に出力するとともにその個人識別情報を記憶データ15としてメモリ素子からなる記憶部13に保存する。
入力部12に入力された作業者ID番号を有する作業者が、HHTに設けられた読取開始キー(図示せず)を押下するなどして2次元コードの読み取り操作を開始すると、2次元コード読み取り部10は2次元コード(QRコード、マキシコード、ベリコードなど)に光を投光し、前記2次元コードが反射した光をCCDなどで受光して画像情報に変換する(ステップ102)。
次に、解析部11は、2次元コード読み取り部10が生成した画像情報に基づいてその読み取り状態を解析し(ステップ103)、その結果を2次元コードの読取状態として記憶部13に出力する。
なお、読取状態の例として、2次元コードの特徴となるシンボルの位置や向きを解析出来なければレベル1とし、解析出来ればレベル2とし、さらに2次元コードのデータ内容まで正常に読み取れた場合にはレベル3とするなど、読み取りのレベルを予め決めておけばよい。
次に、記憶部13は、入力部12から入力した個人識別情報と、解析部11から入力した読取状態とを相互に関連付けて記憶データ15として保存する(ステップ104)。
そして、出力部14の一例であるLCD(Liquid Crystal Display)に、記憶データ15として記憶部13に保存されている個人識別情報と読取状態とを表示する(ステップ111)。
以上のように、本実施の形態のHHTによれば、入力部12で入力した個人識別情報と2次元コードを読み取った時の読み取り状態とを関連付けて記憶データ15として記憶部13に保持し、出力部14であるLCDに表示することができる。そして、この表示された読取状態を作業者がその都度確認し、また、繰り返し2次元コードを読み取り、表示された読取状態を複数収集してパソコンなどに入力し、この入力した情報に基づいて読取状態の平均値演算など統計処理を行うことができる。このようにすることで、各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することが可能となる。
次に、読取状態の他の例として、HHTが2次元コードの誤りビット数を算出してその結果を出力する場合について説明する。
解析部11は、2次元コード読み取り部10が生成した画像情報に基づいて読み取り対象となる2次元コードの特徴となるシンボルの位置や向きを解析する。そして、その解析結果と前記画像情報とから前記2次元コードに記載されたデータの情報量や誤り訂正レベルを抽出する。なお、QRコードの場合、誤り訂正方式としては、一般的に知られているリードソロモン法が適用される。
次に、解析部11は、前記誤り訂正レベル(誤りの復元能力に応じて4段階)に応じて、前記画像情報の誤り検出を行い、誤りビット数を算出する。そして、その誤りビット数を読取状態として記憶部13に出力する。
そして、入力部12で入力した個人識別情報と、解析部11で求めた2次元コードを読み取った時の誤りビット数を関連付けて記憶データ15として記憶部13に保持し、この記憶部13に記憶している誤りビット数を出力部14により出力することができる。
なお、出力部14により出力される誤りビット数は、作業者が2次元コード読み取り部10で読み取った時のHHTと2次元コードの距離や角度とが設計値から外れたり、環境照明の角度が不適切で2次元コード面で光が反射した場合には増加するものである。また、作業者が適切に2次元コードを読み取った場合は、誤りビット数はゼロとなるものである。
以上により、出力部14により誤りビットを出力することで各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができるようになり、かつ、読取状態がより直接的に数値データ化されることで、より客観的でかつ詳細に読み取り状態が把握できるようになる。
次に、HHTと2次元コードとの相対距離や角度などに基づく読取状態の解析を行う場合について説明する。
解析部11は、2次元コード読み取り部10が生成した画像情報に基づいて、2次元コードとの相対距離や角度などの読取状態を解析する。通常、QRコードの場合には、特許文献1にも記載されているように、読み取り対象となる2次元コードの特徴となるシンボル(角部の3つの方形マーク)の図形情報(マークの大きさ、マークの間隔など)から2次元シンボルとHHTの相対距離や傾きを求める。
そして、上記2次元シンボルとHHTとの相対距離や傾きと2次元コード読み取り時に理想とされる設計値との差を演算部16で演算して記憶部13に出力する。
すなわち、入力部12で入力した個人識別情報と、2次元コードとHHTとの相対的な距離や角度などに基づいて求めた読み取り状態とを関連付けて記憶データ15として記憶部13に保持し、そのデータを出力部14により出力することができる。そして、出力される読み取り状態には、個人識別情報として表示される作業者が、2次元コードの読み取り作業をする場合の2次元コードに対するHHTの対向のさせ方の改善指針の情報が含まれる。例えば、2次元コードとHHTとの距離が設計値より離れている場合には出力値はプラスの値となり、距離が大きくなる程その絶対値は大きくなる。従って、プラスの値が示された場合には、2次元コードとHHTの距離を短くすれば良い事がわかる。同様に、HHTの読み取り角度が2次元コードに対して水平の設計位置から外れている場合は、角度に関する読み取り情報の値が大きく出力される。
以上により、本実施の形態のHHTによれば、各作業者の読み取り作業に対する改善指針を示すことができる。
さらに、繰り返して2次元コードの読み取りを行い、出力された読取状態を複数収集してパソコンなどに入力し、その入力情報に基づいて読取状態の平均値演算など統計処理させることで、個人識別情報で示される作業者の全般的な作業傾向を考慮した改善指針を把握することができ、また、この統計処理された結果を作業者に通知することで、作業者が適切な読み取り位置を効率的に学習することが可能となる。
そして、作業の管理者は、各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができるようになり、かつ、読取状態がより直接的に数値データ化され、より客観的かつ詳細に読み取り状態が把握できるようになる。
また、各作業者の読み取り作業に対する改善指針が把握できるようになる為、作業者が適切な読み取り位置を効率的に学習することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態のHHTについて、図1と図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態のHHTにおける2次元コードの読み取り手順についてのフローチャートである。なお、本実施の形態において実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態1と異なるのは、外部機器であるパソコンなどを用いることなくHHT内で統計処理を行う点と、記憶部13をHHTに対して着脱可能とした点と、複数の作業者の読取状態を記憶して統計処理を行うようにした点などである。
まず、HHT内で読み取り状態を統計処理する場合について説明する。
2次元コード読み取り部10と、解析部11と、記憶部13の各処理を複数回行うことで2次元コードの読み取りを複数回行い、各読み取り作業に対する読取状態を入力部12により入力された個人識別情報に対応付けて記憶データ15として記憶部13に保持する(ステップ104)。そして、2次元コードの読み取り作業が終了し(ステップ105)、その後にHHTに設けられた統計処理開始キー(図示せず)を押下して統計処理の開始を指示して統計処理を行わせる場合(ステップ106)、演算条件入力部17により演算条件が入力され(ステップ107)、その後演算部16は記憶データ15として記憶部13に保持された複数の読取状態について平均値演算などの統計処理を行い(ステップ108)、その演算結果を記憶データ15として記憶部13に追加保存する(ステップ110)。その後、記憶データ15として記憶部13に保存されている個人識別情報と複数の読取状態および統計処理結果をHHTに設けられた出力部14の一例であるLCDに表示する(ステップ111)。
すなわち、本実施の形態のHHTは、2次元コードを複数回読み取った時の読み取り状態を演算部16により統計処理し、その統計処理した結果と入力部12で入力した個人識別情報を関連付けて記憶データ15として記憶部13に保持して出力部14により出力するものである。
このように、HHT内部で読取状態の統計処理を行うことで、外部のパソコン等での統計処理を行うことなしに各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができるようになる。
そして、各作業者の読み取り作業に対する改善指針が把握できるようになり、作業者が適切な読み取り位置を効率的に学習することが可能となる。
次に、記憶データ15を記憶する記憶部13を、HHTに対して着脱可能なメモリカードとした場合について説明する。
記憶部13はHHTに対して着脱可能なメモリカードとして実現され、演算部16は、記憶部13に対して記憶データ15を読み書きする機能を備えている。
すなわち、記憶部13は、2次元コードを読み取った時の読み取り状態と、入力部12で入力した個人識別情報とを関連付けて記憶する(ステップ104)とともに、HHTに対して着脱可能となっている。
また、HHTは、2次元コードを複数回読み取った時の各読み取り状態を演算部16で統計処理し、その結果と個人識別情報と関連付けて着脱可能とした記憶部13に保持し(ステップ110)、その結果を出力部14により出力することができる(ステップ111)。
従って、個人識別情報を入力してから2次元コードの読み取り作業を行い、読み取り状態を解析して記憶部13に記憶し、演算部16により読取状態の統計処理を行った後にこれらの結果を着脱可能なメモリカードで実現される記憶部13に記憶する。その後、着脱可能な記憶部13をHHTから取り外し、前記HHTとは異なる別の第2のHHTに装着した場合、この第2のHHT上で、前記記憶部13に保持された記憶データ15を読み出して、2次元コードの読み取り作業、読み取り状態の解析保存、読取状態の統計処理の一連の作業を継続することが可能となる。
また、2次元コードの読み取り作業者各自が、1枚づつ記憶部13の一例であるHHTに着脱可能なメモリカードを保有しておけば、運用システム上の複数の工程毎に設置された複数のHHTを使用する場合、作業に使用するHHTに各自のメモリカードを装着してから2次元コードの読み取り作業を行うようにすれば、各読み取り作業者の読取状態データを継続して蓄積することが可能となる。
さらに、記憶データ15を保持した記憶部13の一例であるメモリカードをHHTから取り外し、パソコンなどに装着して統計処理を行うことで、読取状態のより高度な統計処理を容易に実現することも可能となる。
以上により、各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができるようになる。
さらに、作業するHHTの個体が変わっても、各読み取り作業者の読取状態データを継続して蓄積することが可能となり、作業者が適切な読み取り位置をより効率的に学習することが可能となる。
次に、記憶部13に記憶されている記憶データ15について演算対象とする範囲を決定して演算部16で演算を行い、その演算結果を出力する場合について説明する。
演算条件入力部17は、演算部16が行う記憶部13に記憶されている統計処理の対象範囲を入力するものであり(ステップ107)、演算部16は記憶データ15として記憶部113に保存されている2次元コードを複数回読み取った全読取状態のうち、前記対象範囲で指定された読取状態についてのみ統計処理を行い(ステップ108)、その統計処理した結果と入力部12で入力した個人識別情報とを関連付けて記憶データ15として記憶部13に保持し(ステップ110)、その結果を出力部14により出力させることができる(ステップ111)。
例えば、演算条件入力部17による入力される対象範囲として、取得した複数の読取状態のうち、n個目からm個目までの読取状態を指定する形式にすれば、指定した範囲に対応する期間の読取状態の平均値を演算し、前記指定期間に関する読み取りの習熟度を把握することができる。
同様に、最新の10個の読取状態を指定すれば、最近の2次元コードの読み取り作業の読み取り習熟度を把握することもできる。また、個人識別情報として表示される作業者の読み取り習熟度の時系列変化も容易に把握可能となる。
以上により、各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができるようになる。
さらに、個人識別情報として表示される作業者の指定期間における読み取り習熟度や、読み取り習熟度の時系列変化も容易に把握することが可能となる。また、作業者が適切な読み取り位置をより効率的に学習することが可能となる。
次に、複数の作業者による複数の読取状態を記憶し、個々の作業者について読取状態に関する統計処理結果を出力する場合について説明する。
入力部12は、作業者がHHTを使用する度に、作業の最初に個人識別情報を入力し、記憶部13は入力部12で入力された複数の個人識別情報を記憶データ15として保持する(ステップ101)。また、記憶部13は、複数の個人識別情報に対応付けて複数の読取状態を記憶データ15として保持し(ステップ104)、演算部16により前記複数の個人識別情報毎に対応付けて複数の読取状態を統計処理し(ステップ108)、その演算結果を前記複数の個人識別情報毎に記憶データ15として追加保持し(ステップ110)、個人毎に出力部14により出力する(ステップ111)。
このように、記憶部13に記憶した読取状態を、出力部14により出力させることができるので、各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができるようになる。
さらに、複数の個々人の読み取り習熟度や改善指針をまとめて管理、把握することができ、複数の作業者が一度に適切な読み取り位置をより効率的に学習することが可能となる。
次に、複数の作業者による読取状態を記憶し、一人の作業者について読取状態に関する統計処理結果を出力する場合について説明する。
演算条件入力部17により演算部16で統計処理を行う対象者を入力し(ステップ107)、演算部16は2次元コードの各読み取り状態のうち、前記対象者が読み取った時の読み取り状態についてのみ統計処理を行い(ステップ108)、その統計処理した結果と入力部12で入力した個人識別情報とを関連付けて記憶データ15として記憶部13に追加保持し(ステップ110)、出力部14により指定した作業者の識別情報と読取状態および統計処理結果を出力することができる(ステップ111)。
例えば、演算条件入力部17にて作業者Aを入力すれば、取得した記憶データ15のうち、作業者Aが作業した場合の読取状態の平均値を演算し、作業者Aの読み取り習熟度を把握することができる。
また、演算条件入力部17にて読み取り習熟度が同程度の作業者Aと作業者Bを入力すれば、取得した読取状態の記憶データ15のうち、作業者Aおよび作業者Bが作業した場合の両者の読取状態全部の平均値を演算し、作業者Aと作業者Bとのトータルの読み取り習熟度を把握することができる。すなわち、前記の読み取り習熟度を元に、システム運用上の2次元コードの貼り付け位置や高さ、また作業環境である照明位置や照度などからなる作業パラメータの影響を評価することができる。
例えば、2次元コードを箱の上面に貼り付けた場合と箱の側面に貼り付けた場合との複数作業者の読み取り習熟度を本HHTにより測定し、より読み取り状態が良くなる方法で2次元コードを貼り付けるようにすれば、より効率的な運用システムになる。すなわち、運用システムの作業パラメータの最適化が可能となる。
従って、各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができるようになるとともに、運用システムの作業パラメータの最適化を容易に行うことが可能となる。
なお、実施の形態1および実施の形態2において図面に沿って説明したが、上記実施の形態において示された事項に限定されるものではなく、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用を行う事ができる範囲が含まれる。
また、上記実施の形態において、出力部14はHHTの表示装置であるLCDに限定されるものではなく、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode Ray Tube)、LED(Light Emitting Diode)等の周知の表示手段を用いる事ができる。
また、HHTに有線や無線を用いた通信機能を設け、HHTから外部の機器に記憶部13に記憶している情報を出力するようにしてもよい。
また、上記実施の形態において、携帯可能なHHTについて説明したが、読取装置を固定式とし、読み取り対象を移動させて読み取らせる場合にもおいても、読み取り状態を統計処理することで各作業者の読み取り作業の習熟度を把握することができる。
本発明の携帯型光学情報読取装置は、各使用者の読み取り作業の習熟度を把握することができると共に、各作業者の読み取り作業に対する改善指針が把握できるようになるため、各使用者が適切な読み取り位置を効率的に見つけ、学習することが可能となり、携帯型光学情報読取装置等として産業上有用である。
本発明の携帯型光学情報読取装置の構成を示すブロック図 本発明の携帯型光学情報読取装置における2次元コードの読み取り手順を示すフローチャート 本発明の携帯型光学情報読取装置における2次元コードの読み取り手順を示すフローチャート 従来の携帯型光学情報読取装置の構成を示すブロック図
符号の説明
10 2次元コード読み取り部
11 解析部
12 入力部
13 記憶部
14 出力部
15 記憶データ
16 演算部
17 演算条件入力部

Claims (7)

  1. 2次元コードを光学的に画像情報として読み取る2次元コード読み取り部と、前記画像情報の読取状態を解析する解析部と、操作者の個人識別情報を入力する入力部と、前記個人識別情報に対応付けて前記読取状態を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶した情報を出力する出力部とを備えた携帯型光学情報読取装置。
  2. 解析部は、画像情報から2次元コードを復号した時の誤り訂正の状態を解析することを特徴とする請求項1記載の携帯型光学情報読取装置。
  3. 解析部は、画像情報から携帯型光学情報読取装置と2次元コードとの距離や角度などの読取状態を解析することを特徴とする請求項1記載の携帯型光学情報読取装置。
  4. 個人識別情報に対応付けて記憶した複数の読取状態を統計処理してその演算結果を記憶部に記憶する演算部と、前記演算部が演算して前記記憶部に記憶した演算結果を出力する出力部とを備えた請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯型光学情報読取装置。
  5. 記憶部を携帯型光学情報読取装置から着脱可能とした請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯型光学情報読取装置。
  6. 記憶部に記憶されている情報のうち統計処理を行う情報を指定する演算条件入力部を備え、演算部は前記演算条件入力部により指定された情報について統計処理を行う請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯型光学情報読取装置。
  7. 入力部は複数の個人識別情報を入力し、記憶部は前記複数の個人識別情報に対応付けて複数の読取状態を記憶し、演算部は前記複数の個人識別情報に対応付けて複数の読取状態を統計処理してその演算結果を前記記憶部に記憶し、出力部は前記演算部の演算結果を出力する請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯型光学情報読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008152569A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Sharp Corp 符号読み取り装置、符号読み取り装置の制御プログラム、符号読み取り装置の制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2008152569A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Sharp Corp 符号読み取り装置、符号読み取り装置の制御プログラム、符号読み取り装置の制御プログラムを記録した記録媒体

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