JP2005284378A - 列車別区間別乗車人員推定装置、およびそのためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 多くの人手を介することなく、列車ごと乗車区間ごとの乗車人員を推定することができる列車別区間別乗車人員推定装置を提供する。
【解決手段】 出場駅改札口で回収される乗車券類に記録されている情報から、少なくとも入場駅と出場時刻を取得する改札データ取得部1と、列車ダイヤを取得するダイヤデータ取得部3と、ダイヤデータから出場時刻より前に到着した列車に出場した乗客を割り当てることで、入場駅から出場駅までの区間の列車別の乗車人数を推定する列車割当推定部5と、を備える列車別区間別乗車人員推定装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 出場駅改札口で回収される乗車券類に記録されている情報から、少なくとも入場駅と出場時刻を取得する改札データ取得部1と、列車ダイヤを取得するダイヤデータ取得部3と、ダイヤデータから出場時刻より前に到着した列車に出場した乗客を割り当てることで、入場駅から出場駅までの区間の列車別の乗車人数を推定する列車割当推定部5と、を備える列車別区間別乗車人員推定装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、鉄道、新交通システムなど乗客輸送における列車別、区間別の乗車人員を推定する列車別区間別乗車人員推定装置、およびそのためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
鉄道や新交通システムなど、主に列車を用いた輸送機関では、従来から、年に1回程度、どの列車にどの程度の人員が乗車しているかを、多数の人手を動員して調査している。このような調査を旅客流動調査と称する。
この旅客流動調査では、調査対象となる地域の各駅において、改札口やホーム出入口に調査員を配置し、改札口やホーム出入口を通る旅客の人数を調査員がカウントすることで各駅の乗降人数を集計し、その後、集計した各駅の改札口やホーム出入口における乗降人数と、列車運行ダイヤによって列車ごと、あるいは駅間(区間)ごとなどの乗車人数を推定している。
しかしながら、このような従来の旅客流動調査では、各駅の改札口やホーム出入口の一つひとつを同時に調査しなければならないため、多くの人手が必要となる。このため、調査時期を予め決めて多くの調査員を確保する必要があり、また、当日、列車遅れなどによるダイヤの乱れがあった場合は、乗降人数の集計後、列車ごとに乗車した人数を計算できなくなるなどの問題がある。
さらに、このように多くの人員を必要とすることは、調査期間が限定され、調査費用も膨大になるといった問題もある。
本発明の目的は、多くの人手を介することなく、列車ごと乗車区間ごとの乗車人員を推定することができる列車別区間別乗車人員推定装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、列車ごと乗車区間ごとの乗車人員を推定するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
上記問題点を解決するために請求項1記載の本発明は、出場駅の自動改札機に投入された乗車券類に記録されている情報から、該改札口を出場した乗客の入場駅と該改札口の出場時刻を取得する改札データ取得手段と、当日の列車ダイヤを取得するダイヤデータ取得手段と、前記改札データ取得手段が取得した改札データと、前記ダイヤデータ取得手段が取得した列車ダイヤから列車別区間別乗車人員数を推定する列車割当推定手段と、を有することを要旨とする列車別区間別乗車人員推定装置である。
この発明は、改札データ取得手段が各駅の自動改札機に投入された乗車券類に記録されている情報から、改札口を出場した乗客一人ひとりの入場駅がどこであるかを取得すると共に、改札口の出場時刻を取得し、ダイヤデータ取得手段が当日の列車運行ダイヤを取得して、列車割当推定手段が、入場駅と出場時刻に基づいて当日のダイヤデータから、乗客が乗った列車を入場駅から出場駅までの区間で割り当てることにより、列車別区間別の乗車人員を推定しようとするものである。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の列車別区間別乗車人員推定装置において、前記改札データ取得手段は、取得した入場駅と出場時刻から、一定時間間隔の時刻ごとに入場駅ごとの乗車人数を集計し、前記列車割当推定手段は、前記ダイヤデータから前記時刻よりも前に前記出場駅に到着した列車を抽出して、該抽出した列車に前記集計された入場駅ごとの乗車人数を割り当て、列車別区間別乗車人員数を推定することを要旨とする。
この発明は、改札データ取得手段が、取得した入場駅と出場時刻を一定時間間隔の時刻でまとめて、列車割当推定手段が、まとめられた時刻ごとに、ダイヤデータからその時刻よりも前に出場駅に到着した列車を抽出して、抽出した列車に集計された入場駅ごとの乗車人数を割り当てることで、列車別区間別の乗車人員数を推定しようとするものである。
請求項3記載の本発明は、請求項2記載の列車別区間別乗車人員推定装置において、さらに、前記出場駅における改札口単位でホームから改札口までの時間別移動人数を設定する通過推移設定手段を有し、前記列車割当推定手段は、一つの時刻に集計された乗車人数を前記時刻と前記出場駅に到着した列車の時刻との差に応じて、前記通過推移設定手段によって推定された人数に基づき各列車に振り分けることを要旨とする。
この発明は、通過推移設定手段が、列車が駅に到着してから乗客が改札口を出場するまでの経過時間による乗客数の時間別移動人数を設定し、単位時間で集計された改札データの中に割り当て可能な複数の列車がある場合に、設定された時間別移動人数のデータをもとに、乗客数を各列車に割り当てようとするものである。
請求項4記載の本発明は、請求項1記載の列車別区間別乗車人員推定装置において、前記改札データ取得手段は、前記改札口を出場した乗客一人ひとりの入場駅、出場駅、出場時刻からなる明細データを取得し、前記列車割当推定手段は、前記明細データを取得した乗客一人ひとりについて、前記ダイヤデータから前記出場時刻よりも前に前記出場駅に到着した列車を抽出して、該抽出した列車に乗客を割り当て、前記明細データの入場駅と出場駅からその列車における乗車区間を割り当てて、列車別区間別乗車人員数を推定することを要旨とする。
この発明は、改札データ取得手段が、取得した入場駅と出場時刻を乗客一人ひとりについて取得し、列車割当推定手段が、取得された乗客一人ひとりの出場時刻ごとに、ダイヤデータからその時刻よりも前に出場駅に到着した列車を抽出して、抽出した列車に乗客をひとりずつ割り当てて、列車別区間別の乗車人員数を推定しようとするものである。
請求項5記載の本発明は、請求項4記載の列車別区間別乗車人員推定装置において、さらに、前記自動改札機に投入された指定券に記録された情報から、該指定券により指定された指定席区間と該指定券により指定された列車の情報を取得する指定データ取得手段と、該指定データ取得手段によって取得された指定席区間、指定列車、および前記改札データ取得手段が取得した前記入場駅、出場駅、および出場時刻を元に、出場した乗客が、前記指定券により指定された列車に指定区間乗っていたものと推定する指定券列車割当手段と、を有することを要旨とする。
この発明は、指定データ取得手段により、指定席券に記録された情報から指定券により指定された指定席区間と該指定券により指定された列車の情報を取得して、指定券列車割当手段が、指定席区間、指定列車、入場駅、出場駅、および出場時刻を元に指定列車に乗客が乗っていたものとして割り当てを行うようにするものである。
請求項6記載の本発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の列車別区間別乗車人員推定装置において、前記改札データ取得手段は、さらに、前記入場駅における入場時刻を取得し、前記列車割当推定手段は、前記ダイヤデータから前記時刻よりも前に前記出場駅に到着した列車を抽出して、該抽出した列車が、前記入場駅における入場時刻より前に、前記入場駅を発車している場合に、該抽出した列車に前記集計された乗車人数を割り当て、列車別区間別乗車人員数を推定することを要旨とする。
この発明は、改札データ取得手段が、さらに入場駅における入場時刻を取得することで、列車割当推定手段で、出場駅における出場時刻によって割り当てた列車が、入場時刻より後に発車したものであるかを判断することで、乗客の列車への割り当てをより正確にしようとするものである。
上記問題点を解決するために請求項7記載の本発明は、出場駅の自動改札機に投入された乗車券類に記録されている情報から、該改札口を出場した乗客一人ひとりの指定席区間の有無、指定列車、指定列車乗車駅、指定列車降車駅、入場駅、入場時刻、出場駅、および出場時刻よりなる明細データを取得するステップと、当日の列車ダイヤデータを取得するステップと、前記明細データと前記列車ダイヤデータから、列車別区間別乗車人員を推定するステップと、を有することを要旨とするプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
この発明は、出場駅改札口において改札口を出場した乗客一人ごとの指定席区間の有無、指定列車、指定列車乗車駅、指定列車降車駅、入場駅、入場時刻、出場駅、および出場時刻よりなる明細データを取得するステップと、当日の列車ダイヤデータを取得するステップと、前記明細データと前記列車ダイヤデータから、列車別区間別乗車人員を推定するステップと、を有するプログラムをコンピュータシステムによって実行することで、明細データの情報と、列車ダイヤデータに基づき、列車別区間別の乗車人員をコンピュータによって推定しようとするものである。
以上説明したように、本発明によれば、列車別区間別の乗車人員を短時間で正確に推定することが可能となる。また、推定の実施時期を事前に指定して多くの人員を確保したり、体制を整える必要がなくなるため、調査費用の大幅な低減が可能となる。さらに、このデータを年間蓄積することにより、乗客の乗車状況に合わせて列車ダイヤの作成にも利用することが可能となり、より乗客の利用状況に合わせたダイヤ編成が可能となる。
以下添付した図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明を適用した列車別区間別乗車人員推定装置の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明を適用した列車別区間別乗車人員推定装置の構成を示すブロック図である。
この装置は、出場駅改札口において乗車券類に記録されている情報から改札データを取得する改札データ取得部1と、調査対象となった日の列車ダイヤを取得するダイヤデータ取得部3と、改札データとダイヤデータから列車別の区間別乗車人員数(ODデータと称する)を推定する列車割当推定部5と、推定結果を表示する列車別ODデータ表示部7とを備える。
改札データ取得部1は、自動改札機によって回収され、または通過した切符や定期券などの乗車券類に、改札データとして記録されている入場駅と、出場時刻を取得すると共に、取得した出場時刻を一定時間間隔の時刻ごとに集計する自動改札データ取得部11と、有人改札を通過した場合の有人改札口通過データを入力すると共に、入力されたデータを一定時間間隔の時刻ごとに集計する有人改札データ入力部13と、自動改札データと有人改札データを加えて保存する改札データ記憶部15から構成されている。
なお、有人改札データ入力部13から入力されるデータは、たとえば有人改札口において回収した切符を一定時間間隔で収集し、切符の券面に記載されている発駅のデータを集計して単位時間あたりの発駅、すなわち入場したと推定される駅ごとの出場人員数である。また、定期券により有人改札口を通過した乗客については、定期券を回収することができないので通過した人数のみを入力することになる。
ダイヤデータ取得部3は、当日運行される列車の計画ダイヤ、すなわち、当日運行される予定の各列車における駅ごとの到着時刻、発車時刻、始発駅、および終着駅を取得する計画ダイヤ取得部31と、当日の列車遅延や臨時列車の運転、運休など計画ダイヤに変更があった場合に、計画ダイヤを実際に運行されたダイヤに修正するダイヤ編集部33と、ダイヤ編集部33によって編集された実績ダイヤを記憶する実績ダイヤ記憶部35とから構成されている。
列車割当推定部5は、各駅ごとの駅コードや改札口の名称およびその改札口の改札コード、ホームから改札口までの最短徒歩時間などを設定する駅データ設定部51と、各路線の停車する駅順、列車種別による駅の通過停車区別、駅間走行時分を設定する路線データ設定部53と、ODデータと実績ダイヤデータから各列車単位に乗客の乗降人数と乗車区間を推定する列車割当処理部55と、列車割当処理部55において列車を割り当てる際に、出場駅から出た乗客が乗っていたと推定される列車が、その改札データとして記録されている入場駅を通過している場合に、この乗客は途中駅で乗り換えたと判断し、乗り継ぎ可能駅から他の列車に割り当てる処理を行う乗継処理部57と、列車割当処理部55で割り当てた乗客を列車単位に乗車区間ごとの乗客数を算出する列車別OD算出部59とから構成される。
次に、このように構成された本実施の形態における列車別区間別乗車人員推定装置の作用を説明する。
図2は、区間別乗車人員数(OD)データの一例を示す図面である。このODデータは、a駅の南改札口において、改札データ取得部1が、この改札口に設けられている自動改札機や有人改札口から出場した切符や定期券から取得した入場駅と出場時刻から、10分ごとの時間間隔の時刻で、入場駅ごとに集計したデータである。
図示するように、8時ちょうど(以下時刻については「8:00」などと略記する)にa駅の南改札口を出場した人員のうち、b駅からの入場者が30名、c駅からの入場者が45名、d駅からの入場者が10名であることを示している。
すなわち、このODデータは、a駅南改札口を8:00までに出場した乗客のうち、b駅からa駅までの乗車人員数が30名、c駅からa駅まで乗車人員数が45名、d駅からa駅まで乗車人員数が10名と、各駅からa駅までの区間別乗車人員数がわかるもので、以下10分単位に同じように集計されている。
したがって、8:10に同改札口出場人員のうち、b駅入場者が40名、c駅入場者が30名、d駅入場者が5名、8:20同改札口出場人員のうち、b駅入場者が50名、c駅入場者が50名、d駅入場者が15名、8:30同改札口出場人員のうち、b駅入場者が45名、c駅入場者が20名、d駅入場者が10名などとなっている。
図3は、実績ダイヤデータの一例を示す図面であり、ある日の列車ダイヤを示している。図示するように、列車1Aは、7:33にd駅を出発し、c駅に7:43に到着、b駅に7:53に到着、a駅に8:03に到着している。同様に、列車3Aは、7:58にd駅を出発し、c駅を通過し、b駅に8:16に到着、a駅に8:26に到着している。列車5Aは、8:00にd駅を出発し、c駅に8:10に到着、b駅に8:20に到着、a駅に8:30に到着している。
列車割当推定部5は、これらのデータから列車別区間別の乗車人員を推定する。まず、ODデータの中の最も早い集計時刻について着目する。ここでは、8:00の改札データが最も早い集計時刻であるので,列車割当処理部55は、改札データ記憶部15から8:00の改札データを取り出し、また、実績ダイヤ記憶部35から実績ダイヤデータを取り出す。抽出したデータから、8:00にはa駅南改札口を出場した乗客のうち、b駅入場者数は30名であることがわかる。
そして、この30名は、8:00にa駅から出場しているので、実績ダイヤデータを参照して、a駅に8:00以前に到着している列車を検索する。このとき、駅データ設定部に設定された最短徒歩時間よりも以前に到着している列車を検索する。すなわち、列車到着時刻が8:00よりも前の列車の中から最短歩行時間分さらに前の列車、たとえば最短歩行時間が2分の場合には7:58分より以前に到着した列車を検索する。
したがって、8:00にa駅を出場したb駅入場者はすべて、図3の実績ダイヤデータには示していないが、8:00以前にa駅に到着した列車に割り当てることになる。同様に、8:00にa駅を出場したc駅入場者45名、d駅入場者10名も8:00以前にa駅に到着した列車に割り当てる。
次に、8:10にa駅南改札口を出場したb駅入場者は40名である。この40名は、列車1Aのa駅到着時刻8:03より遅くa駅から出場しており、かつ、8:26a駅到着列車3Aよりも早く出場していることから、列車1Aに乗車したものと推定される。
この結果、b駅入場者40名は、列車1Aに乗車していたものとして列車別OD算出部59がカウントする。
図4は、a駅南改札口を出場した乗客を列車1Aに割り当てた結果である。図示するように、列車1Aの乗車人数は、b駅からa駅まで90人、c駅からa駅まで80人、d駅からa駅まで20人、d駅からb駅まで15人となっていることが推定される。同様にして他の列車についてもそれぞれ区間別の乗車人数が推定され、その結果は、列車別ODデータ表示部7に表示される。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明を適用した第2の実施の形態に係る列車別区間別乗車人員推定装置の構成を示す図面である。
図5は、本発明を適用した第2の実施の形態に係る列車別区間別乗車人員推定装置の構成を示す図面である。
本実施の形態は、前述した第1の実施の形態における装置構成に、さらに、通過推移設定部61を追加したものである。なお、その他の構成は、列車割当処理部55aの機能を除き前述した第1の実施の形態と同様であるので、それらの説明を省略する。
本実施の形態において追加した通過推移設定部61は、各駅の改札口ごとに乗客が列車を降りてから改札口を出場するまで、どの程度の時間経過で、何人が出場するかを時間単位の通過度数として設定したものである。
一方、列車割当推定部5内の列車割当処理部55aは、通過推移設定部61によって設定された通過度数によって改札データを列車に割り当てる処理を行う。
次に、このように構成された本実施の形態における列車別区間別乗車人員推定装置の作用を説明する。
ここでは、図2に示した改札データと、図6に示した実績ダイヤデータとを用いて説明する。
図2に示された改札データから、8:10にa駅南改札口を出場したb駅入場者は40名であることがわかる。一方、8:10以前にa駅に到着した列車は、図6に示す実績ダイヤデータから、列車1Aと列車3Aである。このため、列車別に乗車人数を推定する場合、どちらの列車に何人乗車していたか単純に割り当てることができない。
そこで通過推移設定部61には、あらかじめa駅の南改札口における通過推移度数が設定されているものとする。この通過推移度数は、図7に示すように、列車到着後1分目が0、2分目が1、3分目が3、4分目が4、5分目が3、6分目が1、7分目が1である。
このように通過推移設定部61に設定されている通過推移度数の合計で行くと、8:10の場合、列車1Aの到着後7分経過しているので通過推移度数の合計は13となり、列車3Aは到着後4分経過しているので通過推移度数の合計は8となる。列車割当処理部55aは、このような通過推移設定部61の度数と列車到着時刻および改札データの出場時刻から、b駅入場者の40名のデータに対して、列車1Aに13/21の割合で26名を、列車3Aに8/21の割合で14名を割り当てる。
これにより本実施の形態では、改札データの出場時刻によって乗客が乗車していたと推定される列車が複数ある場合でも、その駅の構造、すなわち、ホームから各改札口までにかかる時間や、乗客の歩行速度などに対応して、適切に各列車の乗員を推定することができる。
(第3の実施の形態)
図8は、本発明を適用した第3の実施の形態に係る列車別区間別乗車人員推定装置の構成を示す図面である。
図8は、本発明を適用した第3の実施の形態に係る列車別区間別乗車人員推定装置の構成を示す図面である。
本実施の形態は、前述した第1の実施の形態の係る列車別区間別乗車人員推定装置から、改札データ取得部1の機能として、さらに詳細な改札データを取得するためのものとして、明細データ取得部71にしたものである。
明細データ取得部71は、自動改札機から得られる乗客一人当たりの改札データ、すなわち、出場駅の自動改札機に投入された一枚一枚の切符や定期券などの乗車券類から読み取った入場駅のデータと出場時刻のデータを取得する自動改札明細データ取得部73と、有人改札を出場した乗客について、入場駅と出場時刻を入力する有人改札データ入力部75と、自動改札明細データと有人改札データを加算して記憶する明細データ記憶部77とからなる。
なお、有人改札データ入力部75は、一枚一枚について券面に記載の発駅を入力すると共に、一定時間ごとの出場時刻とその間の出場人数を入力する。これは、一枚一枚の切符や定期券についてリアルタイムの出場時間を記録、入力することは困難なため、一定時間間隔での集計値を入力することとしている。もちろん、有人改札においてもリアルタイムで出場時刻を入力することができれば、そのようにしてもよい。
また、本実施の形態において、列車割当処理部55bは、乗客一人一人を列車に割り当てる処理を行う。
なお、その他の構成は、第1の実施の形態と同様であるので、それらの説明は省略する。
次に、このように構成された本実施の形態における列車別区間別乗車人員推定装置の作用を説明する。
基本的には第1の実施の形態と同じように、明細データ取得部71が収集した改札データから、列車を割り当てるのであるが、明細データ取得部71は、第1の実施の形態と異なり、乗客一人一人の入場駅と出場時刻を取得しているので、列車割当処理部55bは、この一人一人の入場駅ごとにその出場時刻から列車を割り当てることになる。列車の割り当て自体は第1の実施の形態と同じく、出場時刻より前に到着した列車をその人が乗車した列車として割り当て、その後、列車別OD算出部59が列車別に入場駅ごとの人数を集計して列車別ODデータを作成する。
これにより本実施の形態では、乗客一人一人のデータからより細かな列車別ODデータを得ることができる。
(第4の実施の形態)
図9は、本発明を適用した第4の実施の形態に係る列車別区間別乗車人員推定装置の構成を示す図面である。
図9は、本発明を適用した第4の実施の形態に係る列車別区間別乗車人員推定装置の構成を示す図面である。
本実施の形態は、明細データ取得部81が、前述した第3の実施の形態における出場駅において取得する入場駅および出場時刻のデータに加えて、さらに指定席列車が停車する駅の指定券データとして、指定列車番号、指定席発駅、指定席着駅などを取得する。この指定券データは、乗車券類の一つである指定席券に記録されているデータを出場駅の自動改札機に投入された指定券から自動改札明細データ取得部83が取得し、また有人改札口で収集された指定席券の券面記載内容が有人改札データ入力部85に入力されることによって取得される。取得されたこれらのデータは明細データ記憶部87に記憶される。
また、列車割当推定部5には、取得した指定券のデータを処理するための指定券列車割当部581が追加されている。
なお、その他の構成は第3の実施の形態と同様であるので、それらの説明は省略する。
次に、このように構成された本実施の形態における列車別区間別乗車人員推定装置の作用を説明する。
列車割当推定部5の指定券列車割当部581は、明細データ取得部81が取得した指定券データから、出場した乗客ごとに指定列車を割り当てる。このとき、指定席の区間と出場駅、入場駅とが異なり、乗車区間が指定券データから得られる乗車区間と異なる場合には、途中で乗り継いだもの、あるいは指定列車には乗らなかったものとして、列車割当処理部55cの処理で割り当てを行うようにそのままデータを列車割当処理部55cへ送る。一方、列車割当処理部55cでは、指定券よって乗車した人数分についてはすでに割り当てが完了しているので、この分の乗客に対する割り当ては行わない。
その後は、列車別OD算出部59が列車別に入場駅ごとの人数を集計して列車別ODデータを作成する。
これにより本実施の形態では、乗客一人一人のデータからより細かな列車別ODデータを得ることができると共に、指定券により乗車した乗客については、指定券データから確実にその乗客が乗った列車と、その区間を割り当てることができる。
(第5の実施の形態)
図10は、本発明を適用した第5の実施の形態に係る列車別区間別乗車人員推定装置の構成を示す図面である。
図10は、本発明を適用した第5の実施の形態に係る列車別区間別乗車人員推定装置の構成を示す図面である。
本実施の形態は、自動改札機によって、切符や定期券などの乗車券類に入場時刻が記録されている場合に、これを出場駅の自動改札機に投入された切符や定期券などから取得して、列車別ODデータを求めるようにしたものである。このため、本実施の形態では、明細データ取得部91において、自動改札明細データ取得部93が出場駅において、入場駅、出場時刻データ、指定列車番号、指定席発駅、指定席着駅に加えて、入場時刻を取得する。なお、有人改札データ入力部95では回収した切符からは入場時刻はわからないので、入場時刻の入力は行われない。
これらのデータは、明細データ記憶部97に記憶される。
また、指定券列車割当部591は、指定券データの割り当てを行う際に、入場駅の入場時刻を参照し、指定列車が発車した後に入場している乗客は、その指定列車には乗車できなかったと判断し、列車割当処理部55dの処理で割り当てを行うようにそのままデータを列車割当処理部55dへ送る。
次に、このように構成された本実施の形態における列車別区間別乗車人員推定装置の作用を説明する。
このように本実施の形態では、入場時刻を取得しているので、列車割当処理部55dでは、実績ダイヤデータから、入場駅における入場時刻よりも後に発車している列車で、かつ、出場駅における出場時刻よりも前に到着した列車に乗客を割り当てる。したがって、出場駅における出場時刻と列車の到着時刻のみで列車に乗客数を割り当てる場合と比較して、より精度の高い列車別ODデータを求めることができる。
(第6の実施の形態)
図11は、本発明を適用した第6の実施の形態に係る列車別乗車人員推定のためのプログラムを説明するための概念図である。
図11は、本発明を適用した第6の実施の形態に係る列車別乗車人員推定のためのプログラムを説明するための概念図である。
このプログラム100は、自動改札機から明細データを取得する自動改札明細データ取得ステップ101と、有人改札を出場した乗客のデータを入力する有人改札データ入力ステップ103と、自動改札明細データと有人改札データを加えて明細データを作成する明細データ作成ステップ105と、計画ダイヤを取得する計画ダイヤ取得ステップ107と、計画ダイヤを変更するダイヤ編集ステップ109と、各駅の駅コードや改札の名称、改札口コード、ホームから改札口までの最短徒歩時間を設定する駅データ設定ステップ111と、各路線の停車する駅順、列車別による駅の通過停車区別、駅間走行時間を設定する路線データ設定ステップ113と、明細データの中に指定券情報がある場合は、指定列車に割り当てる指定券列車割当ステップ115と、明細データおよび列車ダイヤから列車別区間別乗車人員数を推定する列車割当処理ステップ117と、明細データの中の入場駅が割り当て対象列車の通過駅となっていた場合に、乗換駅まで列車を割り当てる乗継処理ステップ119と、列車に割り当てた結果を列車別ODデータとして、列車ごとの乗車区間単位で乗車人員を算出する列車別ODデータ算出ステップ121と、得られた列車別区間別乗車人員数を出力する列車別ODデータ出力ステップ123とを含む。
各ステップは、すでに第5の実施の形態として説明した装置各部の機能と同じであり、コンピュータシステムによって実行される。すなわち、このプログラムはコンピュータシステムに以下の処理を実行させる。
自動改札明細データ取得ステップ101は、出場駅において自動改札機が読み取った乗車券類に記録されている情報から、入場駅、入場時刻、出場時刻、指定列車番号、指定席発駅、指定席着駅を取得する処理を実行させる。
有人改札データ入力ステップ103は、入場駅、出場時刻、指定列車番号、指定席発駅、指定席着駅の入力を受ける処理を実行させる。
明細データ作成ステップ105は、自動改札明細データ取得ステップ101によって取得されたデータと、有人改札データ入力ステップ103によって入力されたデータから明細データを作成し、コンピュータシステム内の記憶装置に記憶する処理を実行させる。
計画ダイヤ取得ステップ107は、当日運行される予定の各列車における駅ごとの到着時刻、発車時刻、始発駅、および終着駅を取得する処理を実行させる。
ダイヤ編集ステップ109は、当日の列車遅延や臨時列車の運転、運休など計画ダイヤに変更があった場合に、計画ダイヤを実際に運行されたダイヤに修正し、修正したダイヤデータを実績ダイヤデータとしてコンピュータシステム内の記憶装置に記憶する処理を実行させる。
駅データ設定ステップ111は、各駅の駅コードや改札の名称、改札口コード、ホームから改札口までの最短徒歩時間を設定して、コンピュータシステム内の記憶装置に記憶する処理を実行させる。
路線データ設定ステップ113は、各路線の停車する駅順、列車別による駅の通過停車区別、駅間走行時間を設定して、路線データを作成し、これをコンピュータシステム内の記憶装置に記憶する処理を実行させる。
指定券列車割当ステップ115は、自動改札明細データ取得ステップ101によって取得された指定列車番号、指定席発駅、指定席着駅など指定券データから、この指定列車のダイヤと、入場時刻および出場時刻が適正である場合に、乗客をその指定列車における指定乗車区間に割り当て、適正ではない場合には、通常の割り当て処理にまわす処理を実行させる。
列車割当処理ステップ117は、自動改札明細データ取得ステップ101によって取得された入場駅、入場時刻、出場時刻から、乗客一人一人を入場駅から出場駅まで該当する列車に割り当てる処理を実行させる。
乗継処理ステップ119は、自動改札明細データ取得ステップ101によって取得された入場駅、入場時刻、出場時刻、および指定席発駅、指定席着駅から、列車割当処理ステップ117によって割り当てようとする乗客の入場駅が対象列車の通過駅となっているか否かを路線データ設定ステップ113によって作成された路線データから判断し、通過駅となっていた場合、途中で乗り換えられるか判断し、乗り換えられる場合は、乗換駅までの列車に割り当てる処理を実行させる。
列車別ODデータ算出ステップ121は、指定券列車割当ステップ115、列車割当処理ステップ117、および乗継処理ステップ119によってそれぞれ割り当てられた列車に対して、区間ごとに割り当てられた乗車人員を算出する処理を実行させる。
列車別ODデータ出力ステップ123は、得られた列車別区間別乗車人員数をコンピュータシステムのディスプレイ(またはプリンタなど、その他の出力装置)に出力する処理を実行させる。
以上のような各処理を実行させプログラム100は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、たとえばCD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスクなどに記憶されて提供され、または、サーバコンピュータ内の記憶装置に記憶されていて、通信回線を介して提供される。
上記のように構成された各ステップよりなるプログラム100をコンピュータシステムにインストールして、実行することにより、出場駅改札口において、自動改札機が読み取った乗車券類に記録されている、入場駅、入場時刻、出場時刻、指定列車番号、指定席発駅、指定席着駅などのデータから、列車別、区間別の乗客数を求めることができる。
(他の実施の形態)
以上本発明を適用した実施の形態について説明したが、本発明は、このような実施の形態に限定されるものではない。
以上本発明を適用した実施の形態について説明したが、本発明は、このような実施の形態に限定されるものではない。
たとえば上述した実施の形態では、いずれも有人改札データ入力部を設け、有人改札口から出場した乗客のデータもできるかぎり詳細に取得するようにしているが、これに代えて、有人改札口から出場した乗客については、その人数のカウントのみとし、カウントした人数を自動改札データ取得部から得られたデータのみで作成された列車別ODデータの列車別の人数割合に応じて割り当てるようにしてもよい。
これは、今日では自動改札機の設置台数も増え、また、有人改札口しか利用できない乗車券類(磁気記録されていない乗車券類)も少なくなってきていることから、自動改札口を出場した乗客に対して有人改札口を出場した乗客は非常に少ないために、このようにしても調査精度が落ちることはない。
さらに、本発明の技術思想の範囲において、様々な変形が可能であることは言うまでもない。
1 改札データ取得部
3 ダイヤデータ取得部
5 列車割当推定部
7 データ表示部
11 自動改札データ取得部
13 有人改札データ入力部
15 改札データ記憶部
31 計画ダイヤ取得部
33 ダイヤ編集部
35 実績ダイヤ記憶部
51 駅データ設定部
53 路線データ設定部
55、55a、55b、55c、55d 列車割当処理部
57 乗継処理部
59 列車別OD算出部
61 通過推移設定部
71、81、91 明細データ取得部
73、83、93 自動改札明細データ取得部
75、85、95 有人改札データ入力部
77、87、97 明細データ記憶部
100 プログラム
101 自動改札明細データ取得ステップ
103 有人改札データ入力ステップ
105 明細データ作成ステップ
107 計画ダイヤ取得ステップ
109 ダイヤ編集ステップ
111 駅データ設定ステップ
113 路線データ設定ステップ
115 指定券列車割当ステップ
117 列車割当処理ステップ
119 乗継処理ステップ
121 データ算出ステップ
123 データ出力ステップ
581、591 指定券列車割当部
3 ダイヤデータ取得部
5 列車割当推定部
7 データ表示部
11 自動改札データ取得部
13 有人改札データ入力部
15 改札データ記憶部
31 計画ダイヤ取得部
33 ダイヤ編集部
35 実績ダイヤ記憶部
51 駅データ設定部
53 路線データ設定部
55、55a、55b、55c、55d 列車割当処理部
57 乗継処理部
59 列車別OD算出部
61 通過推移設定部
71、81、91 明細データ取得部
73、83、93 自動改札明細データ取得部
75、85、95 有人改札データ入力部
77、87、97 明細データ記憶部
100 プログラム
101 自動改札明細データ取得ステップ
103 有人改札データ入力ステップ
105 明細データ作成ステップ
107 計画ダイヤ取得ステップ
109 ダイヤ編集ステップ
111 駅データ設定ステップ
113 路線データ設定ステップ
115 指定券列車割当ステップ
117 列車割当処理ステップ
119 乗継処理ステップ
121 データ算出ステップ
123 データ出力ステップ
581、591 指定券列車割当部
Claims (7)
- 出場駅の自動改札機に投入された乗車券類に記録されている情報から、該改札口を出場した乗客の入場駅と該改札口の出場時刻を取得する改札データ取得手段と、
当日の列車ダイヤを取得するダイヤデータ取得手段と、
前記改札データ取得手段が取得した改札データと、前記ダイヤデータ取得手段が取得した列車ダイヤから列車別区間別乗車人員数を推定する列車割当推定手段と、
を有することを特徴とする列車別区間別乗車人員推定装置。 - 前記改札データ取得手段は、取得した入場駅と出場時刻から、一定時間間隔の時刻ごとに入場駅ごとの乗車人数を集計し、
前記列車割当推定手段は、前記ダイヤデータから前記時刻よりも前に前記出場駅に到着した列車を抽出して、該抽出した列車に前記集計された入場駅ごとの乗車人数を割り当て、列車別区間別乗車人員数を推定することを特徴とする請求項1記載の列車別区間別乗車人員推定装置。 - 前記列車別区間別乗車人員推定装置は、さらに、
前記出場駅における改札口単位でホームから改札口までの時間別移動人数を設定する通過推移設定手段を有し、
前記列車割当推定手段は、一つの時刻に集計された乗車人数を前記時刻と前記出場駅に到着した列車の時刻との差に応じて、前記通過推移設定手段によって推定された人数に基づき各列車に振り分けることを特徴とする請求項2記載の列車別区間別乗車人員推定装置。 - 前記改札データ取得手段は、前記改札口を出場した乗客一人ひとりの入場駅、出場駅、出場時刻からなる明細データを取得し、
前記列車割当推定手段は、前記明細データを取得した乗客一人ひとりについて、前記ダイヤデータから前記出場時刻よりも前に前記出場駅に到着した列車を抽出して、該抽出した列車に乗客を割り当て、前記明細データの入場駅と出場駅からその列車における乗車区間を割り当てて、列車別区間別乗車人員数を推定することを特徴とする請求項1記載の列車別区間別乗車人員推定装置。 - 前記列車別区間別乗車人員推定装置は、さらに、
前記自動改札機に投入された指定券に記録された情報から、該指定券により指定された指定席区間と該指定券により指定された列車の情報を取得する指定データ取得手段と、
該指定データ取得手段によって所得された指定席区間、指定列車、および前記改札データ取得手段が取得した前記入場駅、出場駅、および出場時刻を元に、出場した乗客が、前記指定券により指定された列車に指定区間乗っていたものと推定する指定券列車割当手段と、
を有することを特徴とする請求項4記載の列車別区間別乗車人員推定装置。 - 前記改札データ取得手段は、さらに、前記入場駅における入場時刻を取得し、
前記列車割当推定手段は、前記ダイヤデータから前記時刻よりも前に前記出場駅に到着した列車を抽出して、該抽出した列車が、前記入場駅における入場時刻より前に、前記入場駅を発車している場合に、該抽出した列車に前記集計された乗車人数を割り当て、列車別区間別乗車人員数を推定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の列車別区間別乗車人員推定装置。 - 出場駅の自動改札機に投入された乗車券類に記録されている情報から、該改札口を出場した乗客一人ひとりの指定席区間の有無、指定列車、指定列車乗車駅、指定列車降車駅、入場駅、入場時刻、出場駅、および出場時刻よりなる明細データを取得するステップと、
当日の列車ダイヤデータを取得するステップと、
前記明細データと前記列車ダイヤデータから、列車別区間別乗車人員を推定するステップと、を有することを特徴とするプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004093189A JP2005284378A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 列車別区間別乗車人員推定装置、およびそのためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004093189A JP2005284378A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 列車別区間別乗車人員推定装置、およびそのためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Publications (1)
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---|---|
JP2005284378A true JP2005284378A (ja) | 2005-10-13 |
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ID=35182732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004093189A Pending JP2005284378A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 列車別区間別乗車人員推定装置、およびそのためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005284378A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010055365A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Railway Technical Res Inst | 鉄道の車内広告に用いる鉄道マーケティングツール |
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JP2013239007A (ja) * | 2012-05-15 | 2013-11-28 | Fujitsu Ltd | 利用状況算出プログラム、利用状況算出方法、及び利用状況算出装置 |
JP2017013629A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 鉄道列車乗客推計装置および鉄道列車乗客推計方法 |
-
2004
- 2004-03-26 JP JP2004093189A patent/JP2005284378A/ja active Pending
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