JP2005280800A - 包装箱 - Google Patents

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雅一 弓野
Hideki Ito
秀樹 伊藤
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護 新妻
Osamu Araya
修 荒谷
Hidekatsu Shoji
英克 庄司
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Abstract

【課題】包装箱の蓋板を開けやすくする。
【解決手段】蓋板7を一の側壁6上縁に折曲自在に設け、その蓋板7前端に差込片8を設けて、その差込片8を対向する他の側壁5側に差し込んで構成する包装箱10において、前記差込片8に押込片22を設け、その押込片22を押し込むことにより指の挿入孔21を形成する。また、その挿入孔21に対向する部分の前記他の側壁5に切取片12を設け、その切取片12を切離すことにより透孔11が形成されるようにする。その挿入孔21は、収容物Aが近接しない部分に設けられ、その押込片22外側面と切取片12内側面とを貼着して蓋板7を封止する。切取片12及び押込片22を内側に押し込むことにより、両片12,22が内部に押し込まれ、その挿入孔21を介して内側に指を挿し入れることができるので、蓋板7を持ち上げやすい。また、この押込みにより、前記貼着部分が前側壁5から切り離されるので、蓋板7の開放が容易である。
【選択図】図1

Description

この発明は、上面開口を閉じる蓋板を設けた包装箱において、その蓋板を開けやすくするための構造に関するものである。
底板とその底板周囲に立設された側壁とを有する上面開口の包装箱において、その上面開口を塞ぐ蓋板は、通常、その周囲側壁上縁の一部より上方へ向かって延設される。その蓋板は、前記上縁より内側へ向かって折り曲げられて、その蓋板先端に設けられた差込片を包装箱内部に差し込んで、蓋板を閉じた状態で固定するようになっている。
この種の包装箱において、内部に商品等を収容した後、蓋板は、その差込片外側面とその外側面に対向する側壁内面とが糊付け等により貼着して、開かないように封止される。このため、開封の際には、この貼着した前記差込片外側面とその外側面に対向する側壁内面との間の隙間に指等を挿し入れることにより、その貼着部分に係る差込片と側壁とを分離して蓋板を開放する必要があるので、作業が面倒である。
この面倒な開封作業を容易にするために、例えば、図6(a)に示すように、前側壁5の貼着部分周囲に切目線dを設けた包装箱1がある。この態様の包装箱1を開封する際には、図中の切目線dに囲まれた側壁側の貼着部分5’を差込片8とともに外側から内側に向かって押し込んで、その側壁側貼着部分5’を切目線dに沿って側壁5から切り離す。このとき、その切り離した部分5’が差込片8と一体となっているので、差込片8は、側壁5から分離されて開封できるようにしたものである。
この構成によれば、前記側壁側貼着部分5’を切取ることにより、差込片8と前側壁5とが容易に分離されるので便利である(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
実開昭47−8527号公報 実開昭53−45123号公報
しかし、上記の包装箱1において、図6(b)に示すように、差込片8は、包装箱1内に差し込まれた状態において、内部の収容物Aやあるいは端面の側壁3,3上縁から内側に折り込まれた折込片3a,3a等に当接しているので、その包装箱1内では拘束されて自由に回動することができない場合が多い。特に、図中に示すように、内部の収容物Aが差込片8及び前側壁5に近接している場合には、前記側壁貼着部分5’を図中の矢印aのように内側へ押し込もうとすると、差込片8が収容物Aに当たってしまうので、前記側壁貼着部分5’及び差込片8ともに内側に折り曲がらない。このため、前記側壁貼着部分5’を押し込むことができず、側壁5から切り離すことができないことがある。
また、仮に、前記側壁貼着部分5’を切り離すことができても、その側壁貼着部分5’を伴った差込片8は、収容物Aに当たって内側に折り曲がらないため、蓋板7を、図中の矢印bのように、上方へ向かって持ち上げる方向へ力を加えにくいという問題がある。蓋板7の下面側に指等を挿し入れることができないからである。
そこで、この発明は、蓋板の差込片が差し込まれて閉じた包装箱において、その蓋板を開けやすくすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、蓋板の差込片に指の挿入孔を設けて、その孔を介して差込片内側に、指や開蓋用の棒材等を挿し入れ可能としたのである。このようにすれば、包装箱内において、差込片の向き、状態にかかわらず、その蓋板又は差込片に力を加えやすくなり、その結果、蓋板を上方へ向かって押し上げできるので、蓋板の開放が容易である。
具体的には、上面開口の包装箱の蓋板を一の側壁上縁に折曲自在に設け、その蓋板前端に折目線を介して差込片を設け、その差込片が、前記一の側壁に対向する他の側壁側に差し込まれる包装箱において、前記差込片に指の挿入孔を形成したのである。
このように、指の挿入孔を設けたので、その挿入孔から指等を差込片内側に挿し入れれば、その蓋板を上方へ向かって押し上げることができる。このようにすれば、差込片全体を内側に向かって押さえつけることなく蓋板を開放できるので、差込片が内部の収容物や端部側壁の折込片等に当たってその蓋板の開放が阻害されることがない。このため、蓋板をスムースに開放でき、その開放作業が容易である。また、蓋板、差込片が前側壁との間で接着剤やテープ等により貼着されている場合には、蓋板、又は差込片に力を加えやすいという前記効果により、その貼着部分を蓋板の開放と同時に剥がしやすいので便利である。
なお、この挿入孔は、前記差込片の端縁(前端縁又は両側方端縁)に開口して設けてもよい。そのようにすれば、挿入孔の形成が容易であるとともに、その挿入孔に指等を挿し入れる際に、その開口方向からの挿入ができるので、迅速な開放作業が可能となる。
また、前記挿入孔は、前記差込片に、切目線を介して設けられた押込片を、包装箱の内側に向かって押さえることにより、その押込片を、差込片に対して内側へ折込み又は切離して形成されるようにしてもよい。このようにすれば、包装箱開封前であれば、前記挿入孔部分は差込片と一体の板状に形成されているので、挿入孔を設けることによる蓋板及び差込片の剛性低下を抑えることができる。また、包装箱開封前の輸送中、保管中等は、挿入孔が閉じられており、包装箱内の密閉度合いが高まるので好ましい。
一方、上記の包装箱の構成において、前記挿入孔に対向する部分の前記他の側壁に、その挿入孔に対応する透孔を設けた構成を採用し得る。このようにすれば、その透孔を介して前記挿入孔が包装箱外面に露出するので、その挿入孔に指等を挿し入れる際に、差込片の外側に位置する側壁が邪魔にならない。このため、さらに蓋板が開放しやすくなる。
さらに、その透孔は、前記他の側壁に、切目線を介して設けられた切取片を、包装箱の内側に向かって押さえることにより、その切取片を、前記他の側壁から切離して形成されるようにしてもよい。その効果は、前記挿入孔に押込片を設けた場合の効果と同様であり、加えて、この切取片を設けることにより、包装箱開封前には、その透孔が目立たなくなるので包装箱の外観が綺麗になる。また、その切取片が切目線を介して切り取られているかどうかの状態により、包装箱開封の有無をも確認できるので望ましい。
なお、蓋板が開かないように封止する必要がある際には、その蓋板又は差込片と側壁とを貼着することになるが、その貼着を、押込片外側面と切取片内側面との間で行うようにすれば、前記切取片、押込片を内側に向かって押さえて切取片を前記他の側壁から切離しすると、同時に、貼着された差込片と前記他の側壁とが分離されるので、封止していた蓋板が容易に開放される。このとき、その切取片の押込みにより、差込片のうち押込片部分のみが内側へ押込まれ、差込片全体を回動させるような大きな力を作用させることがないので、その押込みはスムースに行われて、蓋板の開放に大きな力が必要ない。
この挿入孔の設置位置は、その包装箱に収められる収容物が、その差込片の内側面に接しない部分に設けられるようにすれば、その挿入孔から指等を挿し入れやすくなり、また、前記切取片、押込片を内側に押し込みやすくなるので望ましい。
この発明は、以上のようにしたので、蓋板の差込片が、包装箱内部の収容物や端部側壁の折込片等に支障せず、蓋板を容易にスムースに開放できる。
一実施形態を図1乃至図5に示す。この実施形態の包装箱は、医療用のアンプル収納用の包装箱10であり、図4に示すブランクによって形成されるものである。その組み立てた形態は、図1に示すように、四辺形の底板2とその底板2周囲に立設された両側の端側壁3,3、及び対向する前後側壁5,6とを有する上面開口の形態を有するものである。
その上面開口を塞ぐ蓋板7は、後側壁6の上縁4より上方へ向かって延設して、その後側壁6に対して折曲自在に設けられる。その蓋板7前端には、折目線rを介して差込片8がその包装箱10の幅方向全長に亘って設けられ、その差込片8が、前記後側壁6に対向する前側壁5側において、その前側壁5内側面と、前記両側端側壁3,3上縁に折曲自在に設けられた折込片3a,3aの端縁との隙間に差し込まれる。
その差込片8には、指を挿入できる程度の大きさの挿入孔21が設けられる。この挿入孔21は、図2に示すように、前記差込片8に、ミシン目による弧状の切目線cが設けられ、その切目線cに沿って差込片8を切断することにより、その切目線cの内側部分が押込片22となって差込片8に対して内側へ折込み可能となっている。この押込片22部分を、包装箱10の外側から内側に向かって押さえることにより、その押込片22が内側に折込まれて差込片8に挿入孔21を形成する。
この挿入孔21は、図3(a)及び(b)に示すように、その包装箱10に収められる収容物Aがその差込片8の内側面に接しない部分、特に、図中に示すように、収容物Aが差込片8内側面から一定の距離だけ離れた状態にある部分に設けられる。
また、その挿入孔21に対向する部分に位置する前側壁5には、その挿入孔21に対応する位置、大きさ、形状を有する透孔11が設けられる。この透孔11は、同じく図2に示すように、前記前側壁5に、その前側壁5上縁に開口したミシン目による弧状の切目線dが設けられ、その切目線dに沿って前側壁5を切断することにより、その切目線dの内側部分が切取片12となって前側壁5から切取可能となっている。この切取片12部分を、包装箱10の外側から内側に向かって押さえることにより、その切取片12が切り取られて前側壁5上縁付近に透孔11を形成する。なお、前記両折目線c,dの位置、大きさは、一致するようになっている。
前記挿入孔21に対応する位置、大きさ、形状とは、その透孔11内周の縁が、前述のように、挿入孔21内周の縁に一致するか、あるいは、それに近い位置にあって、指等を挿入する際に、その両孔11,21がその指等の挿入を阻害しない程度に一致していることをいう。すなわち、切取片12を包装箱10の内側に押し込んだ際には、その切り取られた切取片12がその挿入孔21内に収まって、差込片8の内側に指等を挿し入れる妨げとならない状態であることが望ましい。さらに好ましくは、透孔11内周の縁が、挿入孔21内周の縁に一致するか、あるいは、切り取られた前記切取片12が、挿入孔21の縁に当たらないように、その透孔11内周の縁がその挿入孔21内周の縁よりも内側に位置していることが望ましい。
この包装箱10は、内部に商品等の収容物Aを収容した後、蓋板7は、その内部に差し込まれた前記差込片8外側面とその外側面に対向する前側壁5内側面とが糊付け等により貼着して蓋板7を開かないように封止した状態で出荷等されることを想定している。その貼着は、前記押込片21外側面と切取片11内側面との間に接着剤等を塗布して行うようにしている。
この包装箱10の作用を説明すると、図1に示すように、包装箱10内に収容物Aが収容されて、蓋板7が、図3(a)に実線で示す位置から鎖線で示す位置へと閉じられ、前側壁5の内側に差し込まれた差込片8が、前側壁5に貼着された状態にある。
蓋板7を開けて開封する際には、図3(b)に示す前側壁5の切取片12を、包装箱10の外側から内側に向かって指で押し込んで、図3(a)に鎖線で示すように、押込片22をその切取片12とともに、外側から内側に向かって折り曲げる。このとき、その押込片22の折曲範囲(この折曲げによって押込片22が回動する空間の範囲)には、図3(a)及び(b)に示すように、収容物Aが位置しないので、押込片22は、支障なく折り曲がって、その差込片の内側の空間に指が挿入可能な状態となる。
この押込みの際に、切取片12は、押込片22の外側面に貼着されており、この押込により切目線dに沿って前側壁5から切り離される。このため、切取片12は、押込片22に貼着されたまま差込片8に追随するので、蓋板7は前側壁5から分離されて、上方へ開放可能な状態となる。なお、図3(a)では、折り曲げられた押込片22の外側に貼着された切取片12は図示していないが、蓋板7の開封後は、この切取片12が、差込片8に貼着されたままであってもよいし、図示するように除去されていてもよい。
押込片22が内側に折り曲がげられると、その押込みによって除去された切取片12、及び押込片22跡に形成された透孔11、挿入孔21に指を挿し入れた状態となるので、その指で蓋板7を上方へ向かって持ち上げる。このとき、押込片22のみが内側へ向かって折り曲げられて、差込片8は、図3(a)に示す前側壁5に沿った状態(底板2に対して垂直な状態)で維持されて、包装箱10の内側へほとんど回動しないので、差込片8が、前側壁5と収容物A及び折込片3a,3aの前側壁5側端縁に支障せず、その隙間に沿って上方へ抜き取りやすい。このため、蓋板7がスムースに開放される。
なお、押込片22の前記折曲範囲、及び指を挿し入れる範囲には、前述のように、収容物Aが位置しないことが望ましいが、押込片22の、折り曲げに支障がなく、また、その差込片8内側の空間に、指が挿入可能で且つ蓋板7を持ち上げ可能な状態にある限りにおいて、収容物Aが挿入孔21の間近に位置していてもその機能に影響はない。このため、包装箱10内に収容する収容物Aは、前記機能を阻害しない限りにおいて、この実施形態の医療用アンプルに限定されることなく、それ以外の任意の収容物にも対応可能である。また、この一連の作業において、指を押し込むかわりに開蓋用の棒材等を使用することは差し支えない。
なお、この包装箱を組み立てる際には、、図4に示すブランクにおいて、底板2の四方に連設された両端側壁3,3、及び前後側壁5,6を上方へ折り曲げて立ち上げ、その前後側壁5,6の両端に延設された折込片5a,6aを前記両端側壁3,3の内側に折り込んで、その折込片5a,6aの外側面と前記両端側壁3,3の内側面とを接着剤等により貼着する。前記両端側壁3,3上縁の折込片3a,3aを内側に折り曲げるとともに、蓋板7を後側壁6上縁に沿って内側に折り曲げて、差込片8を前側壁5の内側に差し込む。その差込の際に、前側壁5の切取片12の内側面と、差込片8の押込片22の外側面とを接着剤等により貼着すればよい。
この実施形態では、差込片8と前側壁5とを貼着することにより、蓋板7が開かないように封止したが、この実施形態には限定されず、貼着の必要がない場合にはその貼着を省略してもよい。
また、貼着する場合には、その貼着方法は自由であり、例えば、テープ等を使用してもよい。テープを使用した貼着を施す場合には、前記前側壁5の切取片12の内側面と、差込片8の押込片22の外側面とを両面テープ等で貼着してもよいが、図3(a)に鎖線で示す、蓋板7を閉じた状態において、その蓋板7上面と前側壁5外側面との間に跨って、封止テープを貼着してもよい。この蓋板7上面と前側壁5外側面とに跨る封止テープは、前記接着剤による貼着の場合と同様、透孔11の切取片12を前側壁5から切り離すことにより、その作業と同時に剥がすことができるような位置に貼着することが望ましい。すなわち、透孔11に指を入れた際に、その封止テープの下端縁に指を係止してその封止テープを上方へ持ち上げることができるように、透孔11の上下方向中程にその封止テープ下端縁を位置させることが望ましい。差込片8内側への指の挿し入れは、前述のように、透孔11、及び挿入孔21を設けたそれぞれの効果により無理なくスムースにできるので、封止テープは、その挿し入れた指の動作による蓋板7の開放に合わせて、上方へ向かってスムースに剥がすことができるのである。
また、切取片12の効果を期待しない場合には、切取片12を設けないで、透孔11のみ設けるようにした構成を採用し得る。このように切取片12を設けない場合においても、前述の態様と同様、蓋板7上面と前側壁5との間の貼着に封止テープを使用して同様の効果を得ることができる。また、前記前側壁5の内側面と差込片8の外側面とを貼着する場合においては、その貼着位置は自由である。
なお、切取片12を設けていても、その切取片12を切り取ることにより、その差込片8と前側壁5との貼着部分を分離しやすいという前記効果をそれほど期待しない場合には、前記前側壁5の内側面と差込片8の外側面との間において、切取片12部分以外で貼着してもよいが、切取片12に相当する部分以外で貼着、あるいは、切取片12部分とそれ以外の部分を含めて貼着した場合であっても、前記透孔11、及び挿入孔21を設けたそれぞれの効果により、蓋板7の開放に合わせて、貼着部分をスムースに剥がすことができるのは、前記封止テープを使用した場合の効果と同様である。
さらに、その切取片12を省略するとともに、透孔11の設置も省略するようにした態様も考えられる。例えば、図5(a)に示すような態様である。この場合、蓋板7を開放する際には、前側壁5と差込片8との隙間に指を挿し入れてその隙間を押し広げ、挿入孔21に指を挿し込んで蓋板7を持ち上げればよい。この図5(a)の態様によっても、差込片8が回動せずに、蓋板7が開けやすいという効果は、上記実施形態の場合と同様である。
なお、上記の透孔11及び挿入孔21の形状は、この実施形態の弧状に限定されず自由であることはいうまでもない。それぞれ、切取り、又は押込みに支障を及ぼさない限りにおいて、その形状、大きさは自由である。ミシン目による切目線c,dを設ける範囲も同様に、その切取り、又は押込みに支障を及ぼさない限りにおいて自由である。このため、 例えば、図5(b)に示すように、2本の切目線及び折目線rを介して内側に折込み可能とした挿入孔21、押込片22の態様も採用可能である。
また、上記実施形態では、差込片8は、包装箱10の幅方向、つまり前側壁5にそってその全長に亘って設けたが、この実施形態には限定されず、差込片8はその幅方向に一部に設けられたものであっても良い。
さらに、例えば、挿入孔21を形成する切目線cを環状、あるいは差込片8端縁(差込片8の前端縁又は両側端縁)に開口させた弧状、コの字型等として、押込片22を差込片8から切り離し可能とした態様も考えられるほか、その押込片22の設置を省略した態様も考えられる。押込片22の設置を省略した態様としては、例えば、差込片8を、前側壁5に沿う包装箱10の幅方向に断続的に設けるようにして、その差込片8が途切れた部分を、差込片8端縁に開口した前記挿入孔21としてもよい。これは、例えば、図5(b)に示す態様において、図中の押込片22を省略したような態様が想定される。
このように、押込片22を省略した場合、開封前の状態において、差込片8の挿入孔21は押込片22によって塞がれた状態にならないので、包装箱10内の密閉度合いを高めて、収容物Aをより確実に保護するためには、前記透孔11は、前述のように省略するか、あるいは切取片12を設けた態様とするのが望ましい。
さらに、包装箱10の外形は、この実施形態のように、四角形の底板を有するものには限定されず、一の側壁上縁に折曲可能に設けられた蓋板前端の差込片が、その対向する他の側壁側に差し込まれて蓋板が閉じられる構成の包装箱において実施可能であり、例えば、底板の形状が、六角形や八角形のような包装箱であってもよい。
一実施形態の斜視図 同実施形態の斜視図 図1の詳細図で、(a)は右側面図、(b)は正面図 同実施形態のブランクを示す平面図 他の実施形態の斜視図 従来例を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図
符号の説明
1,10 包装箱
2 底板
3 端側壁
4 上縁
5 前側壁
6 後側壁
7 蓋板
8 差込片
11 透孔
12 切取片
13 取手孔
21 挿入孔
22 押込片
A 収容物
c,d,e 切目線
r 折目線

Claims (7)

  1. 上面開口の包装箱10の蓋板7を一の側壁6上縁に折曲自在に設け、その蓋板7前端に折目線rを介して差込片8を設け、その差込片8が、前記一の側壁6に対向する他の側壁5側に差し込まれる包装箱10において、前記差込片8に指の挿入孔21を形成したことを特徴とする包装箱。
  2. 前記挿入孔21は、前記差込片8の端縁に開口して設けられることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記挿入孔21は、前記差込片8に、切目線cを介して設けられた押込片22を、包装箱10の内側に向かって押さえることにより、前記差込片8に対して内側へ折込み又は切離して形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 前記挿入孔21に対向する部分の前記他の側壁5に、その挿入孔21に対応する透孔11を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の包装箱。
  5. 前記透孔11は、前記他の側壁5に、切目線dを介して設けられた切取片12を、包装箱10の内側に向かって押さえることにより、前記他の側壁5から切離して形成されることを特徴とする請求項4に記載の包装箱。
  6. 前記差込片8外側面と前記他の側壁5内側面とを貼着して蓋板7を封止するに際し、その貼着は、押込片22外側面と切取片12内側面との間で行うことを特徴とする請求項5に記載の包装箱。
  7. 前記挿入孔21の設置位置は、その包装箱10に収められる収容物Aが、その差込片8の内側面に接しない部分に設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の包装箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012081995A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Rengo Co Ltd 包装展示兼用箱
JP2016098027A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 富士フイルム株式会社 ラップアラウンドケース
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