JP2005278486A - 魚捕獲装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】害魚を自動的に駆除するとともに、在来魚の成育状況を常時監視できるようにする。
【解決手段】魚の入り口101から入った魚は検出部102に移動し、検出部102を構成するデジタルカメラにより、その映像が撮影される。撮影された魚の映像データと、検出部102を構成するデータベースに格納されている魚の映像とに基づいて、その魚の種類が認識され、映像データに基づいてその魚のサイズが測定される。魚の種類および魚のサイズの少なくともいずれか一方に基づいて層別弁103が制御され、検出部102を出た魚は出口A104または出口B105のいずれか一方に誘導される。出口A104に誘導された魚は外界に逃がされ、出口B105に誘導された魚は捕獲網によって捕獲される。
【選択図】図2
【解決手段】魚の入り口101から入った魚は検出部102に移動し、検出部102を構成するデジタルカメラにより、その映像が撮影される。撮影された魚の映像データと、検出部102を構成するデータベースに格納されている魚の映像とに基づいて、その魚の種類が認識され、映像データに基づいてその魚のサイズが測定される。魚の種類および魚のサイズの少なくともいずれか一方に基づいて層別弁103が制御され、検出部102を出た魚は出口A104または出口B105のいずれか一方に誘導される。出口A104に誘導された魚は外界に逃がされ、出口B105に誘導された魚は捕獲網によって捕獲される。
【選択図】図2
Description
本発明は魚捕獲装置に関し、特に、魚の種類や大きさを認識して特定の魚を捕獲する魚捕獲装置に関するものである。
近年、外来魚が日本に持ち込まれて以来、昔から生息している在来魚の生存が脅かされており、関係部門ではこの対策に頭を悩ませている。また、最近では、鯛やはまちや平目などの養殖が盛んになっており、成育状況の把握と、魚を傷つけないで捕獲する工夫に知恵を絞っている。そこで、例えば、魚捕獲装置本体をその上端部が湖沼、河川等における水面付近、若しくは水面よりやや上方に位置する魚捕獲位置に設置し、集魚手段により魚を魚捕獲装置本体内にその魚捕獲手段から誘導し、魚捕獲手段により外部へ逃げるのを阻止することにより、魚を捕獲することができ、また、餌以外の集魚手段により湖沼、河川等を汚損することなく魚を捕獲することができるようにしたものがある。したがって、労力を要することなく魚を効率良く捕獲することができ、また、湖沼、河川等を汚損することなく魚を捕獲することができ、したがって、自然環境に悪影響を及ぼさないようにすることができる(特許文献1参照)。
特開2002−360121号公報
しかしながら、背景技術では、外来魚だけでなく在来魚も捕獲してしまうため、捕獲した後、人手により選別作業を行う必要があるという問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、害魚を自動的に捕獲し、駆除するとともに、魚の生態調査を行うことができるようにするものである。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、害魚を自動的に捕獲し、駆除するとともに、魚の生態調査を行うことができるようにするものである。
請求項1に記載の魚捕獲装置は、魚を呼び込む魚呼び込み手段と、前記魚呼び込み手段によって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識手段と、前記認識手段による認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別手段とを備えることを特徴とする。
また、前記認識手段は、前記魚の映像を撮影する撮影部と、前記魚の映像を記憶したデータベースとを有し、前記撮影部によって撮影された前記映像と、前記データベースに格納されている前記映像とを比較することにより、前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識するようにすることができる。
また、前記選別手段は、前記認識手段に通じる入り口と、外界に通じる第1の出口と、捕獲網に通じる第2の出口と、前記入り口と、前記第1の出口および前記第2の出口のいずれか一方とを連結する弁とを有し、前記判定手段の判定結果に応じて前記弁が駆動されるようにすることができる。
また、前記認識手段による認識結果を所定の外部装置に送信する送信手段をさらに備え、前記外部装置は、前記認識結果を編集して所定の表示部に表示するようにすることができる。
請求項5に記載の魚捕獲方法は、魚を呼び込む魚呼び込みステップと、前記魚呼び込みステップによって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識ステップと、前記認識ステップにおける認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別ステップとを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の魚捕獲プログラムは、魚を呼び込む魚呼び込み手段と、前記魚呼び込み手段によって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識手段と、前記認識手段による認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別手段とを備える魚捕獲装置を制御する魚捕獲プログラムであって、前記魚を呼び込む魚呼び込みステップと、前記魚呼び込みステップによって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識ステップと、前記認識ステップにおける認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別ステップとを前記魚捕獲装置に実行させることを特徴とする。
また、前記認識手段は、前記魚の映像を撮影する撮影部と、前記魚の映像を記憶したデータベースとを有し、前記撮影部によって撮影された前記映像と、前記データベースに格納されている前記映像とを比較することにより、前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識するようにすることができる。
また、前記選別手段は、前記認識手段に通じる入り口と、外界に通じる第1の出口と、捕獲網に通じる第2の出口と、前記入り口と、前記第1の出口および前記第2の出口のいずれか一方とを連結する弁とを有し、前記判定手段の判定結果に応じて前記弁が駆動されるようにすることができる。
また、前記認識手段による認識結果を所定の外部装置に送信する送信手段をさらに備え、前記外部装置は、前記認識結果を編集して所定の表示部に表示するようにすることができる。
請求項5に記載の魚捕獲方法は、魚を呼び込む魚呼び込みステップと、前記魚呼び込みステップによって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識ステップと、前記認識ステップにおける認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別ステップとを備えることを特徴とする。
請求項6に記載の魚捕獲プログラムは、魚を呼び込む魚呼び込み手段と、前記魚呼び込み手段によって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識手段と、前記認識手段による認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別手段とを備える魚捕獲装置を制御する魚捕獲プログラムであって、前記魚を呼び込む魚呼び込みステップと、前記魚呼び込みステップによって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識ステップと、前記認識ステップにおける認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別ステップとを前記魚捕獲装置に実行させることを特徴とする。
本発明の魚捕獲装置によれば、在来魚に危害を与えることなく、害魚を自動的に駆除することができる。また、在来魚の成育状況を常時監視することができる。さらに、本発明を養殖場に適用すれば、養殖された魚が出荷可能なサイズであるか否かを自動判別して、魚を傷つけないで捕獲することが可能である。また、養殖魚の成育状況の自動監視が可能となる。
本発明は、河川や湖及び海等に生息する魚の生態調査と、在来魚に害を与える魚などを自動的に駆除し、魚を自動捕獲するものであり、魚を呼び込む機能と、呼び込んだ魚の種類や大きさ(サイズ)を自動判別する機能と、自動判別した結果に基づいて期待する種類および大きさの魚だけを捕獲する機能と、魚の集まり具合や捕獲状況を示すデータをリアルタイムに収集して生態状況を監視する機能と、監視結果を公表して世の中の人々に正常な生態を訴える機能を有することを特徴とする。また、本発明は、鯛、はまち、および平目等の養殖魚の成育状況と、成魚のうち予め決められた大きさ以上の魚を選別し、自動捕獲するものである。また、本発明は、予め決められた種類の魚のうち所定の大きさ以上のものを選別して自動捕獲するものである。
以下、図面を参照して、本発明の魚捕獲装置について詳細に説明する。図1は、本発明の魚捕獲装置の一実施の形態の構成例を示している。同図に示すように、本実施の形態は、魚捕獲機10、監視システム20、及び表示システム30より構成されており、各々インターネット100を介して接続されている。
魚捕獲機10は、河川、湖、池、及び魚の養殖場等に設置され、魚の捕獲や生態調査を目的とする機器であり、図2に示すように、魚の入り口101、検出部102、及び層別弁103より構成されている。魚の入口101、検出部102はそれぞれ魚が通過することができるように中空構造となっている。また、層別弁103は、図示せぬ弁を有し、検出部102を通過した魚を検出部102の制御により出口A104または出口B105に誘導するようになっている。
魚の入り口101は、予め決められた周期Tで自動的にその内部に餌をばらまく図示せぬ給餌装置を備え、この餌によって魚を引きつけ、内部に誘導するようになっている。検出部102は、内部に誘導した魚の種類やサイズを自動的に認識して、層別弁103へ送り込むとともに、魚の種類やサイズに応じて層別弁103を駆動制御し、魚を逃がすかまたは図示せぬ捕獲網に誘導する機能を有している。また、この検出部102は、図3に示すように、処理装置102A、魚DB102B、及びデジタルカメラ102Cより構成されている。処理装置102Aは防水構造が施されたパソコン等の情報処理装置であり、次の機能を有する。
1)デジタルカメラ102Cで撮影された魚の映像を受信する機能。
2)上記受信した魚の映像を魚DB102Bに格納された映像を元にして魚の種類とサイズを特定する機能。
3)前記特定した結果、撮影された魚が予め登録された害魚であると判定した場合は層別弁103を制御して出口B105を介して出口B105に連結された図示せぬ捕獲網へ誘導する機能。
4)前記特定した結果、害魚でないと判定した場合は層別弁103を制御して出口A104を介して逃がす機能。
5)魚の大きさ(サイズ)を判定して予め決められた大きさ以上の場合は層別弁103を制御して出口B105を介して出口B105に連結された図示せぬ捕獲網へ誘導し、それ以外の場合は層別弁103を制御して出口A104を介して魚を逃がす機能。
6)前記特定した結果をインターネット100を介して監視システム20へ送付する機能。
2)上記受信した魚の映像を魚DB102Bに格納された映像を元にして魚の種類とサイズを特定する機能。
3)前記特定した結果、撮影された魚が予め登録された害魚であると判定した場合は層別弁103を制御して出口B105を介して出口B105に連結された図示せぬ捕獲網へ誘導する機能。
4)前記特定した結果、害魚でないと判定した場合は層別弁103を制御して出口A104を介して逃がす機能。
5)魚の大きさ(サイズ)を判定して予め決められた大きさ以上の場合は層別弁103を制御して出口B105を介して出口B105に連結された図示せぬ捕獲網へ誘導し、それ以外の場合は層別弁103を制御して出口A104を介して魚を逃がす機能。
6)前記特定した結果をインターネット100を介して監視システム20へ送付する機能。
魚DB102Bは世の中の全ての魚の映像が分野別に格納されたデータベースであり、格納の一例を図4、図5に示す。図4に示すように、魚DB102Bには、日本の在来魚である、鮒の映像、メダカの映像、石班魚の映像、わかさぎの映像、鯉の映像等が記憶されている。また、在来魚の外となる魚であるブラックバスの映像、ブルーキルの映像等が記憶されている。また、図5に示すように、鯛の映像としては、捕獲可能なサイズの鯛の映像と、逃がすサイズの鯛の映像とが記憶されている。はまち、平目等についても同様である。
デジタルカメラ102Cは、市販されているものであり、魚の入り口101に入った魚を撮影して、撮影した魚の画像データを処理装置102Aへ送付する機能を有する。層別弁103は、魚の入り口101に入った魚を検出部102からの指示により図示せぬ弁を駆動して出口A104を介して逃がすか、または出口B105を介して図示せぬ捕獲網に誘導する機能を有する。
監視システム20は、環境庁や魚の養殖業者に設置されたサーバ等の情報処理装置であり、魚捕獲機10からインターネット100を介して送信されてきた魚の特定情報(種類やサイズ等の情報)を受信して、図6や図7に示した表示形式で所定の表示装置の画面に表示する機能を有し、さらに表示装置の画面に表示した内容をインターネット100上に公開する機能も有している。
図6は、魚の生態状況に関する内容を表示する場合の表示例を示しており、表示される内容は例えば以下のようなものである。
「XX月XX日〜YY月YY日までの間のA湖の魚の生態状況は次のような状況です。
鮒 ○○匹
石班魚 □□匹
... ..匹
いずれも順調に成育しており、昔の環境に戻りつつあります。
この期間中に害魚として捕獲した魚は次の通りです。
ブラックバス △△匹
で依然として増加傾向にあります。
市民の皆さん、環境を破壊する魚の放流は止めましょう。」
「XX月XX日〜YY月YY日までの間のA湖の魚の生態状況は次のような状況です。
鮒 ○○匹
石班魚 □□匹
... ..匹
いずれも順調に成育しており、昔の環境に戻りつつあります。
この期間中に害魚として捕獲した魚は次の通りです。
ブラックバス △△匹
で依然として増加傾向にあります。
市民の皆さん、環境を破壊する魚の放流は止めましょう。」
また、図7は、養殖魚の成育状況に関する内容を表示する場合の表示例を示しており、表示される内容は例えば以下のようなものである。
「当養殖場の鯛の成育状況は以下の通り
○○月○○日 の水揚げ量 xxx匹
稚魚の成育状態は順調。」
「当養殖場の鯛の成育状況は以下の通り
○○月○○日 の水揚げ量 xxx匹
稚魚の成育状態は順調。」
表示システム30は、テレビ局や街頭の大型スクリーンなどの表示機能を有する画面であり、監視システム20がインターネット100上で公開している図6に示したような情報を画面表示する機能を有する。
次に図8のフローチャートおよび図9のフローチャートを参照して、本実施の形態の動作について詳細に説明する。次の2つのケースについてそれぞれ説明する。
(1)在来魚の生態調査や在来魚に害を及ぼす魚を駆除するケース。
(2)養殖魚の成育調査と成魚を捕獲するケース。
(1)在来魚の生態調査や在来魚に害を及ぼす魚を駆除するケース。
(2)養殖魚の成育調査と成魚を捕獲するケース。
図8は、在来魚の生態調査や在来魚に害を及ぼす魚を駆除するケースでの動作を示すフローチャートである。まず最初に、魚捕獲機10が在来魚の調査や害魚の捕獲を目的とする河川などの場所(水中)に設置される(ステップA1)。また、設置に当たり、図4に示したデータを魚DB102Bに事前に登録しておく。
次に、魚が魚の入り口101へ入り、検出部102に移動して検出部102の内側に設けられた図示せぬ検出器によって検出されると(ステップA2)、魚の入口101に入り、検出部102に移動してきた魚がデジタルカメラ102Cにより撮影され、撮影された魚の映像データが処理装置102Aへ送付される(ステップA3)。処理装置102Aは、送付された映像データをキーワードにして魚DB102Bを検索して魚を特定し(ステップA4)、特定した魚を示すデータ(魚の種類、サイズ等のデータ)を監視システム20へ送付する。監視システム20は、予め決められた期間Zの魚の特定情報を、例えば図6に示した形式で格納する(ステップA8)。
ステップA4において魚を特定した結果、その魚が在来魚(図4の在来魚を参照)であるならば(ステップA5のNO)、該在来魚を魚捕獲機10の出口A104へ送って逃がす(ステップA6)。一方、魚を特定した結果、その魚が害魚(図4の害魚を参照)であるならば(ステップA5のYES)、該害魚を魚捕獲機10の出口B105へ誘導し、図示せぬ捕獲網へ送って捕獲する(ステップA7)。
監視システム20は、図6に示した内容をインターネット100上で公開する(ステップA9)。表示システム30は、定期的にインターネット100にアクセスし、図6に示した内容を読み込んで、例えばテレビ局や街頭のスクリーンなどで情報公開する(ステップA10)。その後、魚捕獲機10、監視システム20、および表示システム30は処理を終了する。
図9は、養殖魚の成育調査と成魚を捕獲するケースでの動作を示すフローチャートである。まず最初に、魚捕獲機10が魚の養殖場に設置される(ステップA11)。また、設置に当たり、図5に示したデータを魚DB102Bに事前に登録しておく。
次に、養殖魚(以下説明を簡単化するために魚を「鯛」に限定する)が魚捕獲機10の魚の入り口101に入り、検出部102に移動して検出部102の内側に設けられた図示せぬ検出器によって検出されると(ステップA12)、魚の入り口101に入り、検出部102に移動してきた魚(いまの場合「鯛」)がデジタルカメラ102Cにより撮影され、撮影された魚(いまの場合「鯛」)の映像データが処理装置102Aへ送付される(ステップA13)。
処理装置102Aは、送付された映像データをキーワードにして魚DB102Bを検索し(ステップA14)。検索した結果に基づいて、その魚(いまの場合「鯛」)のサイズを特定し、その魚の種類(いまの場合「鯛」)およびサイズを示すデータをインターネット100を介して監視システム20へ送付する(ステップA15)。監視システム20は、予め決められた期間Hの捕獲状況を監視して、図7に示したような形式で画面表示する(ステップA19)。
一方、魚捕獲機10は、ステップA15において魚のサイズを測定し、特定した結果、そのサイズが所定の基準値以上であり、捕獲可能サイズ(図5の捕獲可能サイズ参照)であるならば(ステップA16の基準以上)、層別弁103を制御し、その魚(いまの場合「鯛」)を魚捕獲機10の出口B105へ誘導し、図示せぬ捕獲網へ送って捕獲する(ステップA17)。
また、魚捕獲機10は、ステップA15において魚のサイズを測定し、特定した結果、そのサイズが所定の基準値未満であり、逃がすサイズ(図5の逃がすサイズ参照)であるならば(ステップA16の基準未満)、捕獲するまでに成育していないと判断し、層別弁103を制御し、その魚(いまの場合「鯛」)を魚捕獲機10の出口A104へ誘導し、逃がす(ステップA18)。その後、魚捕獲機10および監視システム20は処理を終了する。
本実施の形態は以上のように構成され、動作するので、以下のような効果を奏する。
第1の効果は、在来魚に危害を与えること無しに害となる魚を自動的に駆除することができることである。
第2の効果は、在来魚の成育状況を常時監視可能なことである。
第3の効果は、養殖された魚が出荷可能なサイズであるか否かを自動判別して、魚を傷つけないで捕獲可能なことである。
第4の効果は、養殖魚の成育状況の自動監視が可能なことである。
第5の効果は、コンピュータによる制御であるので処理が速くかつ正確なことである。
第6の効果は、人間が介在しないので魚に悪影響を与えないことである。
第7の効果は、人間が介在しないので安全に捕獲操業が行えることである。
第8の効果は、人間が介在しないので人為的なミスが発生しないことである。
第9の効果は、24時間いつでも対応が可能なことである。
第1の効果は、在来魚に危害を与えること無しに害となる魚を自動的に駆除することができることである。
第2の効果は、在来魚の成育状況を常時監視可能なことである。
第3の効果は、養殖された魚が出荷可能なサイズであるか否かを自動判別して、魚を傷つけないで捕獲可能なことである。
第4の効果は、養殖魚の成育状況の自動監視が可能なことである。
第5の効果は、コンピュータによる制御であるので処理が速くかつ正確なことである。
第6の効果は、人間が介在しないので魚に悪影響を与えないことである。
第7の効果は、人間が介在しないので安全に捕獲操業が行えることである。
第8の効果は、人間が介在しないので人為的なミスが発生しないことである。
第9の効果は、24時間いつでも対応が可能なことである。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
101 魚の入り口
102 検出部
102A 処理装置
102B 魚DB
102C デジタルカメラ
103 層別弁
104 出口A
105 出口B
102 検出部
102A 処理装置
102B 魚DB
102C デジタルカメラ
103 層別弁
104 出口A
105 出口B
Claims (6)
- 魚を呼び込む魚呼び込み手段と、
前記魚呼び込み手段によって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識手段と、
前記認識手段による認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別手段と
を備えることを特徴とする魚捕獲装置。 - 前記認識手段は、前記魚の映像を撮影する撮影部と、前記魚の映像を記憶したデータベースとを有し、前記撮影部によって撮影された前記映像と、前記データベースに格納されている前記映像とを比較することにより、前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する
ことを特徴とする請求項1に記載の魚捕獲装置。 - 前記選別手段は、前記認識手段に通じる入り口と、外界に通じる第1の出口と、捕獲網に通じる第2の出口と、前記入り口と、前記第1の出口および前記第2の出口のいずれか一方とを連結する弁とを有し、前記判定手段の判定結果に応じて前記弁が駆動される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の魚捕獲装置。 - 前記認識手段による認識結果を所定の外部装置に送信する送信手段をさらに備え、
前記外部装置は、前記認識結果を編集して所定の表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の魚捕獲装置。 - 魚を呼び込む魚呼び込みステップと、
前記魚呼び込みステップによって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識ステップと、
前記認識ステップにおける認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別ステップと
を備えることを特徴とする魚捕獲方法。 - 魚を呼び込む魚呼び込み手段と、前記魚呼び込み手段によって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識手段と、前記認識手段による認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別手段とを備える魚捕獲装置を制御する魚捕獲プログラムであって、
前記魚を呼び込む魚呼び込みステップと、
前記魚呼び込みステップによって呼び込まれた前記魚の種類および大きさの少なくともいずれか一方を認識する認識ステップと、
前記認識ステップにおける認識結果に基づいて、前記魚を捕獲するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記魚を選別する選別ステップと
を前記魚捕獲装置に実行させることを特徴とする魚捕獲プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004097169A JP2005278486A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 魚捕獲装置 |
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JP2004097169A JP2005278486A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 魚捕獲装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005278486A true JP2005278486A (ja) | 2005-10-13 |
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2004
- 2004-03-29 JP JP2004097169A patent/JP2005278486A/ja active Pending
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