JP2005277869A - 動画像視聴制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明により、携帯視聴端末を利用して録画番組を視聴するに際し、効率よく録画番組の視聴のスケジューリングを行うことができる。
【解決手段】
第1の動画像の符号化データを蓄積する動画像蓄積部10と、第1の動画像の符号化データを第2の符号化方式の第2の符号化データに変換する動画像変換部40と、第2の符号化データを携帯視聴端末へ転送する動画像転送部50とを備えた動画像視聴制御装置において、前記第1の動画像の符号化データに対して視聴優先度を設定する視聴優先度設定部20と、前記視聴優先度とに基づいて前記第1の動画像の視聴スケジュールを作成し、携帯視聴端末に転送する視聴スケジューリング部30を更に具備したことを特徴とする動画像視聴制御装置
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハードディスク(HDD)レコーダーなどでテレビ放送等を録画した動画像データを、利用者の好み、スケジュール、利用する視聴端末の再生能力などにあわせて視聴優先度を設定、端末での視聴計画を立ててそれにあった動画形式へ変換する動画視聴制御装置に関するものである。
動画像技術の急速な発展により、動画像をデジタルデータとして扱う取り組みが広く行われている。特に近年では動画像を、ハードディスクレコーダなどの動画像記録装置を用いて、たとえばMPEG−2、MPEG−4などの符号化方式に基づく符号データとして記録・保存することが一般的となっている。またこれらの動画像記録装置の画像記憶容量は急速に増大しており、複数のテレビ番組などを大量に録画することが可能となってきている。
しかし、その一方で、録画する動画像コンテンツの数、録画・再生時間が大量であるため、一旦記録装置に録画したものの十分に視聴する時間を確保することができず、録画したまま視聴することができず録画データが放置されてしまうといった問題も生じている。
例えば毎週定期的に放映される連続ドラマなど、番組内容が時間的につながっているものは、録画した番組を順番に効率よく視聴していかないと現在の放送内容においつけず、結果的に録画した連続ドラマごと視聴しなくなるケースが存在する。ほかにも、ニュースやスポーツ、番組予告編といった即時性の高い番組の場合には、時機を逸してしまうとその録画した動画像の視聴価値が半減してしまう。
ここで録画した動画像に対する視聴を制御・補助する従来の技術としては、番組ジャンルなどに応じて仮想的にチャンネルを生成し、録画日時などに基づいて順に視聴する録画番組を並べる方法(特許文献1参照)、再生スケジュールと録画予約画面を同時に表示し、録画予約段階で再生スケジュールも同時に設定する方法(特許文献2参照)、仮想的に自分専用のチャンネルを生成し、そこに再生番組と再生時間を設定する方法(特許文献3参照)などが存在する。
特開2002−44632 特開2003−189216 特開2003−189218
しかし、前述のいずれの従来技術も、録画したテレビ番組の視聴にはテレビ受像器やディスプレイ装置を必要とするため、在宅時の視聴に制限されている。このためそもそも在宅時の動画像視聴に十分な時間が確保できない利用者の場合、録画番組の累積を防ぐことができないという問題がある。
本発明では、動画像記録装置に蓄積された複数の動画像を携帯視聴端末にて再生する動画像再生システムにおいて、個人予定情報や利用者の好みなどに応じて視聴する動画像を自動的、あるいは半自動的に選択し、携帯端末上での視聴品質や再生時間にあわせて変換し転送することで、外出時などの空き時間に携帯視聴端末上で効率よく動画像を視聴できるようにした、動画視聴制御装置を提供することを目的とする。
本発明の動画像視聴制御装置においては、第1の符号化方式で符号化された第1の動画像の符号化データを蓄積する動画像蓄積部と、この動画像蓄積部に蓄積された第1の動画像の符号化データを前記第1の符号化方式と異なる第2の符号化方式の第2の符号化データに変換する動画像変換部と、この動画像変換部で変換された第2の符号化データを携帯視聴端末へ転送する動画像転送部とを備えた動画像視聴制御装置において、前記第1の動画像の符号化データに対して視聴優先度を設定する視聴優先度設定部と、前記視聴優先度とに基づいて前記第1の動画像の視聴スケジュールを作成し、携帯視聴端末に転送する視聴スケジューリング部を更に具備したことを特徴とする。
また本発明の動画像視聴制御装置において、前記第1の動画像を前記第1の符号化方式で符号化する符号化部を具備したことを特徴とする。
また本発明の動画像視聴制御装置において、前記視聴優先度設定部は、利用者の指示、動画像に付加された情報または利用者の視聴履歴に基づいて設定することを特徴とする。
また本発明の動画像視聴制御装置において、前記動画像変換部は、前記視聴優先度に基づいて第2の符号化方式の符号化パラメータを設定することを特徴とする。
また本発明の動画像視聴制御装置において、前記動画像蓄積部に蓄積された前記第1の動画像に関する視聴履歴を記録する視聴履歴記録部を具備し、前記視聴スケジューリング部は、当該視聴履歴記録部に記録された過去の視聴履歴に基づいて前記第1の動画像の視聴スケジュールを作成することを特徴とする。
以上、本発明により、携帯視聴端末において、利用者の視聴優先度に応じて、適切な画質、長さの動画をどこででも楽しめるようになる。そのため移動時間などを利用して、効率よく録画済み番組の視聴を行うことができ、未視聴の動画像が蓄積していく問題を解決することができる。
図1は本発明の一実施形態の動画像視聴制御装置を用いたシステムの一例である。本発明の動画像視聴制御装置を用いたシステムは、動画像視聴制御装置(または動画像視聴制御装置を含む動画像蓄積装置)と携帯視聴端末とから構成される。
携帯視聴端末は、たとえば携帯電話やPDA(Personal Data Application)等により構成される。ここで携帯視聴端末は、少なくとも録画された動画像の符号化データを復号化して、屋外(外出時)においても動画像を再生することが可能である。この携帯視聴端末における動画像蓄積部90は、端末本体に内蔵されている半導体メモリ、磁気記録装置(HDD)で構成してもいいし、着脱可能な半導体メモリカード、磁気記録媒体、光学的、光磁気記録媒体、MD、DVDなどで構成してもよい。
携帯視聴端末の個人予定管理部60は、利用者により登録された日々の予定、行事等のスケジュールを記憶、管理する。この個人予定管理部は、携帯視聴端末だけに存在してもよいが、動画像視聴制御装置において管理してもよい。また同一の個人に対する個人予定管理部を携帯視聴端末と動画像視聴制御装置の双方で管理してもよい。この場合には、これらの予定管理部間でデータの同期をとることにより、同一かつ最新のスケジュールを記憶、管理することができる。あるいは携帯視聴端末、動画像視聴制御装置の双方に接続されたネットワーク経由で、これらとは別の装置で個人予定を管理してもよい。
一方、動画像視聴制御装置は動画像蓄積部10、動画像変換部40、動画像転送部50等を中心とするシステムで構成される。
動画像蓄積部10は、本装置内部に備えられた符号化部あるいは装置外部(図示しない動画像符号化装置)に備えられた符号化部により、放送局や通信局から配信された動画像を第1の符号化方式(たとえばMPEG−2、H.264など)で符号化された状態で蓄積する。蓄積媒体としては蓄積容量の大きさ等の観点からハードディスク(HDD)等の磁気記録媒体が望ましいが、転送速度の高速な半導体メモリ装置、着脱可能な磁気記録媒体、光磁気記録媒体等を利用しても良い。
動画像変換部40は、動画像蓄積部10に蓄積された第1符号化形式で符号化された動画像を第2符号化形式に変換する。例えばMPEG−2で符号化、蓄積された動画像をMPEG−4形式の動画像に変換したり、H.264メインプロファイルで符号化、蓄積された動画像をH.264ベースラインプロファイル形式の動画像に変換したりすることができる。これらの符号化方式の組み合わせは適宜入れ替え可能である。これらの第1、第2符号化形式の組み合わせは一般には画像の高解像度から低解像度の画像符号列へ変換したり、画像のデータ量の大きい画像符号列から、より圧縮率の高い(よってデータ量の小さい)画像符号列へ変換したりすることにより実現される。
そして動画像変換部40にて符号化形式を変換された画像符号列は動画像転送部50により有線または無線の通信手段を経由して、携帯視聴端末へ転送される。
尚、動画像変換部40における第2符号化形式は第1符号化形式と同じでもかまわない。すなわち設定によってはこの変換部において動画像の変換操作を行わなくてもよい。例えば画像転送に必要な携帯視聴端末と動画像視聴制御装置との間の通信帯域を十分に確保できる場合には、画像符号化形式を変換することなく、動画像蓄積部10に蓄積された動画像データをそのまま携帯視聴端末に転送することも可能である。また、あらかじめ単一もしくは複数のパラメータで変換して動画像蓄積部10に蓄積しておき、動画像転送時に適切なパラメータで変換した一つの動画像を選択的に無変換で転送指定もよい。
次に動画像視聴制御装置の視聴管理、動画像の転送を制御する制御部の構成について説明する。
視聴優先度設定部20は、動画像蓄積部10に蓄積された各動画像に対して視聴品質、視聴頻度に関する情報に基づく視聴優先度を設定する。視聴優先度の詳細については後述する。
視聴スケジューリング部30では、視聴優先度設定部20で設定された視聴優先度と携帯視聴端末の個人予定管理部60の個人の予定データ及び視聴履歴記録部70a、視聴履歴同期部80を経由して得られた視聴履歴記録部70bに記録された視聴履歴、動画像再生操作履歴情報とを用いて携帯視聴端末における動画像視聴計画を調整する。動画像視聴計画の調整手続については後述する。なお視聴履歴同期部80は、動画像視聴制御装置の視聴履歴記録部70aと携帯視聴端末の視聴履歴記録部70bが記録した視聴履歴等の情報について、データの内容を照合して、最新のデータを共通に保持するよう視聴履歴等の情報を更新する(同期処理)。
そして前記視聴スケジューリング部30で設定された視聴計画と視聴優先度、および携帯視聴端末側の情報に基づき、動画像転送部50は、前記動画像変換部40で変換された動画像データを携帯視聴端末へ転送する。転送には有線のケーブルで直接、動画像視聴制御装置と携帯視聴端末とを接続して動画像データを転送してもよいし、有線、無線のネットワーク経由で転送してもよい。また、携帯視聴端末より分離したメモリカード(たとえばSDメモリカード)などに動画像視聴制御装置から動画像データを格納して、携帯視聴端末に挿入することにより直接動画像データを転送してもよい。
図1に示す実施形態においては、動画像蓄積部10は、動画像視聴制御装置の構成要素として説明したが、動画像蓄積部10と動画像視聴制御装置(特に制御部)とは別個独立の装置として構成することも可能である。また、動画像蓄積部は、動画像蓄積装置(たとえばハードディスクレコーダや、パーソナルコンピュータなど)に搭載されていてもよい。
(視聴優先度設定部)
視聴優先度設定部20で用いられる視聴優先度とは、利用者の録画番組に対して要求する視聴品質、および視聴頻度とで構成される。視聴優先度設定の流れを図2に示す。
まず蓄積された動画像に対して既に視聴優先度が設定されているかをチェックする(ステップS11)。そして蓄積された動画像に対して視聴品質が設定されていない場合には(ステップS12)、その動画像に対する視聴品質を設定する(ステップS13)。次に蓄積された動画像に対して視聴頻度が設定されていない場合には(ステップS14)、その動画像に対する視聴頻度を設定する(ステップS15)。そして蓄積されている動画像に対して視聴品質を決定する(ステップS16)。
ここで視聴優先度は利用者が個々の番組について能動的に指定することができる。一方で、利用者の録画および視聴傾向にもとづき、自動的、あるいは半自動的に設定することもできる。
例えば視聴品質は、録画番組に対するユーザの視聴要求の傾向に基づいて設定される。まず、あらかじめ利用者により能動的に視聴品質の値を指定されている場合はその値を用いる。設定されていない場合には、利用者の携帯端末での視聴履歴や番組のジャンルなどを用いて、総合的に値を求める。
視聴品質を設定する上で基準となる項目の例を図3に示す。例えば、在宅時の動画視聴時間が短く、在宅時の動画像視聴時間よりも携帯端末における動画像視聴時間の方が長い場合には、利用者は携帯端末側での視聴を重視していると判断できる。この場合には動画像の視聴品質を「高め(↑)」に設定する。
視聴品質が高めに設定された場合には、動画像視聴制御装置における動画像変換部40において、蓄積された動画像の符号化形式変換する際の符号化ビットレートを高く、画像の解像度等の画質に関するパラメータを高く設定し、転送すべき画像の画像品質を維持し、なるべく劣化が生じないようにする。
逆に、携帯端末では動画を部分部分しか視聴しておらず(携帯端末における動画像の視聴頻度が低い)、動画像視聴制御装置側での視聴時間が長い場合には、動画像の視聴品質を低く設定する。
またニュースなどのコンテンツの場合には、動画像の画質よりも情報配信の即時性が要求されることから、予め視聴品質を低めに設定することも可能である。
また、あらかじめ利用者の興味のある動画像のジャンル(スポーツ(野球、サッカー、テニス、水泳、陸上など)、音楽、映画、グルメ、料理、旅行、クイズ、情報、報道など)やキーワード(特定の野球チーム名、サッカークラブチーム名、特定のスポーツ選手名、歌手名、タレント名など)、番組名を登録しておき、これらに関連する番組の動画像が蓄積され、視聴端末へ動画像を転送するための符号化方式を変換する場合には、能動的に視聴品質を上げるよう設定することができる。
次に視聴頻度は、蓄積されたコンテンツの連続性(番組が連続番組であるか否か)、ジャンル(特定のジャンルに含まれる番組であるか否か)と、ユーザの過去の視聴履歴(過去に同一、類似の番組を視聴したか否か)などに基づいて設定される。
視聴品質を設定する上で基準となる項目の例を図4に示す。例えばドラマ番組などのように毎日、毎週定期的に放送され内容の連続性が重視される番組の録画を予約しており、かつ該当の番組を定期的にユーザが視聴している場合、その番組の視聴頻度の値を高く設定する。他にも、ニュースやスポーツイベントなど即時性の高いコンテンツや、利用者の好みのジャンル、キーワードなどに当てはまる番組は視聴頻度の値を高く設定する。
次に視聴頻度のパラメータはコンテンツの作成時刻や蓄積時刻からの経過時間に応じてパラメータの値を変化させることもできる。例えばドラマなどの内容の連続性が重視されるコンテンツの場合には次回放送時刻までは視聴頻度を高く(あるいは段階的に高めて)、次回放送時刻を越えた場合には視聴頻度を低くするよう制御することもできる。
またニュースなどの報道番組において、特にコンテンツ配信の即時性が要求される場合には、そのコンテンツが作成、配信された時刻との関係で、当該コンテンツの作成、蓄積時刻からの経過時間に伴い視聴品質を変更することも可能である。例えばコンテンツの作成、蓄積時刻からの経過時間が短い(2時間を経過する前、6時間を経過する前など)場合には視聴品質を高く設定すると共に、ある程度の時間が経過した後(2時間を経過した後、6時間を経過した後など)には当初予定していた視聴品質よりも品質を落として画像の符号化方式を変換するように設定してもよい。
(視聴スケジューリング部)
視聴スケジューリング30は、携帯視聴端末に設けられたスケジューラと連携し、前述の視聴優先度に基づいて動画像の視聴計画を作成する。ここでいうスケジューラとは、たとえばPDA等の携帯視聴端末に搭載されたPIM(Personal Information Management/Personal Information Manager)など、ユーザの日々の予定、スケジュールを電子的に登録、管理しているもの(特にソフトウェア)を指す。ここで視聴のスケジューリングには、利用者が能動的に録画された番組、その視聴予定時刻を指定し、スケジューラに登録することが可能である。また利用者が直接指定するものの他、動画像視聴制御装置内で自動的に設定することも可能である。
このような動画像の視聴計画の作成(スケジューリング)の流れの一例を図5に示す。新規の視聴予定の登録に当たっては、携帯視聴端末のスケジューラに既に登録された録画番組の視聴予定を除き、登録可能な空き時間(視聴可能時間)を検索する(ステップS21)。ユーザが番組の視聴を希望する特定の時刻、時間を指定した場合には(ステップS22)先の検索から得られた視聴可能時間から指定時刻、時間を割当て、視聴動画像リストを作成して、番組の視聴スケジュールを作成する(ステップS26)。
ユーザから番組の視聴を希望する特定の時刻、時間を指定されなかった場合には、スケジューラに登録された動画像視聴が不可能な予定・スケジュール等の時間を除いて、録画番組を視聴可能な時間を類推する(ステップS23)。類推可能であり、新規に視聴予定を登録可能である場合(ステップS24)には、視聴予定時刻、時間を割当て、視聴動画像リストを作成して、番組の視聴スケジュールを作成する(ステップS26)。また予め登録された予定、スケジュールが過密で自動的に視聴予定時間を類推することができない場合には、ユーザに視聴可能時間を指定するよう要求し(ステップS25)、ユーザから時刻、時間を指定された場合には、その時刻、時間に合わせて視聴動画像リストを作成して、録画番組の視聴スケジュールを作成する(ステップS26)。
ここで視聴可能時間とは、ユーザが能動的に指定してもよいし、電車移動、飛行機移動といったイベントをスケジューラに登録しておき、動画視聴制御装置がその情報を元に視聴可能時間を推測してもよい。あるいは、そのユーザの過去の視聴履歴を記録しておき、その資料履歴に基づいて統計的に安定して視聴時間を確保できている曜日、時間を視聴可能時間と推測することもできる。
そして作成された視聴動画像リスト、録画番組の視聴スケジュールに基づき、各視聴動画像の符号化方式の変換方式、再生時間等を決定する(ステップS27)。ここで符号化方式の変化方式の決定とは、その番組の視聴品質、視聴頻度等の視聴優先度の情報に基づき、符号化された後の画像の解像度、画面サイズ、符号化のビットレート、エンコード方法の種類(MPEG−2、MPEG−4、H.264(ベースラインプロファイル、メインプロファイル))等を決定する。
ここで視聴予定に割り当てる動画像は、前述の視聴優先度設定部で設定されたの視聴頻度の情報に基づいて選択される。例えば視聴頻度が高い動画像については、視聴頻度の低い番組よりも優先的に視聴予約をスケジュールに組み入れていく。また、その番組ジャンルとユーザの嗜好との関係等の特性に応じて、視聴頻度の高いジャンルの番組を優先する。こうして視聴予約のスケジュールへの組み込む時間帯や未視聴時の再登録などをコントロールする。
更に、毎週欠かさず視聴している特定の番組(例えば連続ドラマ)の場合には、他の番組よりも最優先に視聴予約のスケジュールを登録してもよい。そしてユーザが登録された番組を視聴したかどうかを記録しておき、所定の期間内にその番組の視聴が完了していない場合には、その視聴予約を後日のスケジュールに再度登録するようにして、見逃しそうな連続ドラマ等の視聴を促進させることも可能である。またその際に、翌週のドラマが開始する間際には、他の番組の視聴予約をキャンセル、あるいは他の番組の視聴予約に割り込む形で優先的にその番組の視聴予約を再登録することにより、より積極的に視聴予約をスケジュールに組み込んでもよい。
また別の例としては、ニュース番組のように情報の内容に即時性の要求が高く、複数の話題が含まれる番組の場合には、朝の通勤時間など、ユーザができる限り早く視聴できる時間に割り当てるようにする。ユーザがそのニュース番組を視聴しなかった場合には、再度繰り返して視聴予約をスケジュールに登録することはしない(即時性の要求に反するから)。
あるいは、番組同士の関連性などを放送局、その他のサービス局から入手可能な番組表(たとえば電子番組表(EPG)など)や、その番組(の映像データ、音声データ、テキストデータ)の動画像構造解析結果から取得できる場合には、それらの情報に基づき、視聴予約のスケジューリングを行う。たとえば、視聴予約の登録対象が「連続ドラマ」であれば、その番組の録画時期の古いもの、話数の少ないものから順にスケジュールに登録するようにする。
そして視聴予定のスケジュールが決定され、符号化の変換方式、再生時間、動画像に設定された映像品質、利用者の設定した品質等の条件に従って動画像を変換し、携帯視聴端末に転送(ステップS28)し、携帯視聴端末のスケジューラにその録画番組の視聴予定を追加登録する(ステップS29)。こうして視聴スケジュールの新規生成、登録の処理が完了する。映像の符号化方式を変換するタイミングは、視聴予定のスケジュールを決定した時(直後)でもいいし、携帯視聴端末に動画像を転送する時(直前)でもよい。
ここでユーザが視聴可能時間を指定することなく、携帯視聴端末が他の予定、スケジュール等を参照することにより視聴可能時間を類推し、視聴可能時間に合わせて番組の視聴予定を自動的に登録する場合のユーザインターフェースの一例を図6に示す。
視聴予定の自動登録に際し、録画された番組の開始画像を表示する表示領域(110)と、その番組の番組名、録画日時、番組の長さ(再生時間)等のデータを表示する表示領域(120)と、自動登録の可否をユーザに確認し、ユーザからの応答を要求するメッセージを表示し、応答入力を受け付ける領域(130)とを有する。また視聴予定の自動登録、手動登録及びそれらの登録に関するユーザ設定のメニューを表示する領域(140)を設け、自動登録、手動登録の切替を容易にするインターフェースを提供する。例えばユーザはカーソル移動、ペン入力のポインタにより登録可否の選択、登録画面の切り換え等を携帯視聴装置に指示することができる。
上記の例は、携帯視聴端末のスケジューラに個人の予定、スケジュールが厳密に登録されている場合は、より厳格な視聴予定の登録を行ない、利用者の登録した予定を優先して視聴予約管理を行う。一方で、詳細な予定、スケジュールまで登録しないユーザであって、登録スケジューラに定期的なイベントなどしか登録されていない場合などでも、動画像の再生時間などの条件をゆるめてスケジューリングしたり、余裕を持って録画番組を携帯端末に転送したりする等の修正を許容することにより、現実的な視聴予約管理を実現することが可能となる。
(視聴履歴同期部)
視聴履歴同期部80は、動画像蓄積装置側の視聴履歴記録部70aと携帯視聴端末側の視聴履歴記録部70bに過去の番組の視聴状態(の記録)について、共通部分のデータを相互にやりとりすることにより、共通部分のデータの記録の同期を行う。
同期方法には、携帯視聴端末を動画像視聴制御装置と直接接続してデータをやりとりすることにより同期する、これらの装置間をネットワーク経由で接続してデータを転送することにより同期するといった方法のほか、半導体メモリカードに動画像視聴制御措置、携帯視聴端末の番組の視聴状態のデータを記録し、複数の装置でデータを共用するための同期用のファイルを生成しておき、この同期用ファイルに基づいてそれぞれの視聴履歴記録部のデータを更新することにより同期処理を行うという方法を用いてもよい。
この方法により、例えば各録画番組の視聴状態等の情報を同期しながら管理する。視聴履歴は、その動画像の再生開始点、停止点、再生方向(順方向、逆方向)、再生速度(2倍速など)の情報を含む視聴方法の推移を表わす情報である。この他、動画像の符号化パラメータ(ビットレートなど)の情報を含めることもできる。またこの動画像の下記の視聴済みの部分を示す情報(ストリームの位置、再生開始からの時刻など)、未視聴の部分を指し示す情報を含めても良い。また「前回の続き」「前回と同じ」「前回飛ばしたところ」など特別な再生機能(再生メニュー)を有する携帯視聴端末において、このような特別な再生機能を利用して番組を視聴した場合には、かかる視聴機能を利用した旨の情報を参考情報として利用することも可能である。
また、動画像のリストと、おのおのについての利用者の操作も同期をとることもできる。例えば、携帯視聴端末側で録画番組のインデクスと番組名などを確認し、ユーザが視聴する必要がない番組であったと判断した場合には、その番組に対して「録画番組削除」というフラグをたてておく。視聴履歴同期部80では、携帯視聴端末側の情報に基づいて「録画番組削除」の情報を装置間で共有することにより、動画像蓄積装置の動画像蓄積部に格納された動画像の削除を行う。
また視聴状態の記録の同期結果に基づき、動画像視聴制御装置においては、動画像の視聴時や動画変換時の動作を制御することができる。例えば、携帯視聴端末で過去に視聴した動画コンテンツの続きの映像を動画像視聴制御装置側で動画像蓄積部に蓄積された動画像を即座に視聴したり、逆に動画像視聴制御装置側で過去に視聴した映像部分をスキップして、その続きから(未視聴部部分)だけを携帯視聴端末に転送することで、携帯視聴端末側で必要とする画像データの情報量、必要な蓄積容量(メモリ容量)を節約したり、同容量でより高画質の動画を携帯端末で視聴することが可能となる。
なお、上記の携帯視聴端末では、録画、再生できる動画像の解像度や符号化形式に制限がある場合があり、その制限された範囲内で画像の解像度、符号化形式等を変換することにより、動画像視聴制御装置内の動画像を再生することができる。
本発明の実施形態の動画像視聴制御装置及び携帯視聴端末の構成を示すブロック図 視聴優先度を設定する処理のフローチャートを示す図 視聴品質設定における判断基準テーブルの構成例を示す図 視聴頻度設定における判断基準テーブルの構成例を示す図 視聴スケジュール生成処理のフローチャートを示す図 視聴スケジュール自動登録時の表示例を示す図
符号の説明
10 動画像蓄積部
20 視聴優先度設定部
30 視聴スケジューリング部
40 動画像変換部
50 動画像転送部
60 個人予定管理部
70a、70b 視聴履歴記録部
80 視聴履歴同期部
90 動画像蓄積部

Claims (5)

  1. 第1の符号化方式で符号化された第1の動画像の符号化データを蓄積する動画像蓄積部と、この動画像蓄積部に蓄積された第1の動画像の符号化データを前記第1の符号化方式と異なる第2の符号化方式の第2の符号化データに変換する動画像変換部と、この動画像変換部で変換された第2の符号化データを携帯視聴端末へ転送する動画像転送部とを備えた動画像視聴制御装置において、前記第1の動画像の符号化データに対して視聴優先度を設定する視聴優先度設定部と、前記視聴優先度とに基づいて前記第1の動画像の視聴スケジュールを作成し、携帯視聴端末に転送する視聴スケジューリング部を更に具備したことを特徴とする動画像視聴制御装置
  2. 前記第1の動画像を前記第1の符号化方式で符号化する符号化部を具備したことを特徴とする請求項1記載の動画像視聴制御装置。
  3. 前記視聴優先度設定部は、利用者の指示、動画像に付加された情報または利用者の視聴履歴に基づいて設定することを特徴とする、請求項1記載の動画像視聴制御装置。
  4. 前記動画像変換部は、前記視聴優先度に基づいて第2の符号化方式の符号化パラメータを設定することを特徴とする請求項1記載の動画像視聴制御装置。
  5. 前記動画像蓄積部に蓄積された前記第1の動画像に関する視聴履歴を記録する視聴履歴記録部を具備し、前記視聴スケジューリング部は、当該視聴履歴記録部に記録された過去の視聴履歴に基づいて前記第1の動画像の視聴スケジュールを作成することを特徴とする請求項1記載の動画像視聴制御装置。
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