JP2005277856A - 映像コンテンツ編集システム - Google Patents

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裕 坂根
Yoichi Takebayashi
洋一 竹林
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【課題】撮影対象/送信対象の人物等に関連して映像コンテンツを編集し、送信することができる映像コンテンツ編集システムを提供する。
【解決手段】本発明による映像コンテンツ編集システムは、一以上の映像入力部と、前記各映像入力部の出力を処理する前段編集処理部と、前記前段編集処理部の出力ごとに人物を特定する人物特定部と、前記前段編集処理部の出力を編集するコンテンツ編集部と、前記コンテンツ編集部の出力を編集する後段編集処理部と、人物の再現の制限に関する再現用データ(人物情報制御権限の内容を示すデータ)と配信先情報ごとの要求データを有する人物情報制御部と、前記後段編集処理部の出力を配信する配信手段とを含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像コンテンツ編集システム、さらに詳しく言えば撮影対象/送信対象の人物等に関連して映像情報/コンテンツを蓄積し、編集し、送信することができる映像コンテンツ編集システムに関する。
近年、ノートコンピュータやPDAと呼ばれる電子手帳などのモバイル機器の能力が飛躍的に向上、低価格で小型なコンピュータが手軽に利用できるようになってきた。加えて、ブロードバンドネットワークや無線LAN、ブルーツース(Bluetooth)といったネットワークインフラの整備により、屋内屋外問わずあらゆる場所でのコンピュータ利用も現実的になってきている。
このような流れの中で、ユビキタスコンピューティングと呼ばれる、コンピュータやカメラ、マイク、センサ類を、机や椅子、壁、柱といった実環境に遍在させて利用するという、新しいコンピュータの利用形態が注目を集めている。環境にコンピュータが浸透することで、人間の生活における学習やスポーツ、コミュニケーションといった、さまざまな人間活動を身近で見守りながら支援できるため、「安心・安全」をキーワードとして国や大学、研究機関が積極的に研究を推進している。
しかしながら、現在行われている研究では、カメラやセンサを環境に遍在させ、人間活動を監視するというネガティブな側面が強く、監視カメラ技術などが発達したが、店先や街中など不必要にカメラが存在し、個人情報が流出しているのではないかと住民が不安になるという問題が顕在化してきている。これらの映像や音声は、肖像権やプライバシ保護という観点から容易に公開できず、特定システム内での利用にとどまり、情報を多くの人やシステム間で共有できないため、「安全かつ安心なサービス」という新しい価値を創出することを困難にしている。
カメラやマイク、センサをポジティブな側面から活用している研究事例として、米国ジョージアテック大学のアウェアホームと呼ぶ、小型コンピュータやセンサを住環境内に遍在させて居住者の生活をサポートするプロジェクトがある。プロジェクトの1研究として、料理中の作業を作業台と作業者の手元をカメラで撮影し、作業が中断した後の再開を支援するという研究がある。撮影対象を局所的にすることで、映像を積極的に公開して支援するという点で従来研究とは異なるが、映像の用途が限定されすぎているため、ユーザやシステムを超えて広く映像を活用するといったことはない。
本発明の主たる目的は、映像コンテンツ編集システム、さらに詳しく言えば撮影対象/送信対象の人物等に関連して映像情報/コンテンツを蓄積し、編集し、送信することができる映像コンテンツ編集システムを提供することにある。
本発明のさらに詳細な目的は、映像や音声にたいする単純なプライバシ保護技術ではなく、映像や音声に登場する個人情報に対する権限を本人に判断させることで積極的な公開を可能とする、コンテンツ化を可能にする映像コンテンツ編集システムを提供することにある。
本明細書において、人物情報制御権限の所有者とは、人物の再現の制限の権利を有する者を言う。例として、撮影された人物,前記人物以外の代理人,親権者等を挙げることができる。再現用データとは、人物の再現の制限の権利の内容を示すデータを指す。再現とは、像の伝送再現、記録された像の再生を含む視覚的な提示の意味で用いる。
前記目的を達成するために、本発明による請求項1記載の映像コンテンツ編集システムは、
一以上の映像入力部と、
前記各映像入力部の出力を処理する前段編集処理部と、
前記前段編集処理部の出力ごとに人物を特定する人物特定部と、
前記前段編集処理部の出力を編集するコンテンツ編集部と、
前記コンテンツ編集部の出力を編集する後段編集処理部と、
人物の再現の制限に関する再現用データ(人物情報制御権限の内容を示すデータ)と配信先情報ごとの要求データを有する人物情報制御部と、
前記後段編集処理部の出力を配信する配信手段とを含み、
前記人物情報制御部は、
各映像入力部のデータに基づいて前記前段編集処理部に映像入力部毎に前段編集処理をさせ、前記人物特定部で特定の人物を検出し確認し、
前記コンテンツ編集部に人物の再現用データを配慮してコンテンツ編集をさせ、
前記後段編集処理部に配信先情報ごとの要求データに基づく配信先に対応する後段編集処理をさせるように構成されている。
本発明による請求項2記載の映像コンテンツ編集システムは、請求項1記載の映像コンテンツ編集システムにおいて、
さらに映像と音声、特定した人物情報、人物が持つ映像および音声をコンテンツとして蓄積する手段とを設けて構成したことを特徴とする。
本発明による請求項3記載の映像コンテンツ編集システムは、請求項2記載の映像コンテンツ編集システムにおいて、
前記人物情報制御部は、前記コンテンツに記録された人物について、人物情報制御権限の所有者に人物情報制御権限の問い合わせを決定する手段と、
問い合わせの情報を付加情報としてコンテンツに記録する手段と、
人物の再現の制限に関する再現用データの対象となる人物が、
人物情報制御権限を設定するためのインタフェースを自動作成する手段と、
制御権限の設定が可能であることを対象となる人物に通知する手段と、
通知を受けた人物が、該当する人物情報権限を変更できる手段と、
をさらに備えて構成されている。
本発明による請求項4記載の映像コンテンツ編集システムは、請求項2記載の映像コンテンツ編集システムにおいて、
前記人物情報制御部は、映像や音声を記録されている人物が、生成されるコンテンツに対して人物情報制御権限を設定する意思を示す手段と、
設定の意思を付加情報としてコンテンツに記録する手段と、
権限の設定を希望する人物が、該当する人物情報制御権限を設定するためのインタフェースを自動生成する手段と、
作成したインタフェースの利用方法を通知する手段と、
通知を受けた人物が、該当する人物情報権限を変更できる手段と、
をさらに備えて構成されている。
本発明によれば、コンテンツに登場する人物を認識し、再現したい人物はそのまま残し、再現したくないまたはコンテンツに関係のない人物情報を編集処理により、個人情報、行為情報、存在情報を削除することができる。そして、利用したり公開できるコンテンツを生成することができる。
最近では環境に遍在したカメラやマイク、センサの数は急増しており、記録された映像や音声の量が膨大になっている。その結果、個人情報の流出を完全に防ぐことは困難になってきた。個人情報を含んだコンテンツの積極的な配信が今後増えていくと予想され、編集技術とプライバシの保護技術を関連づけて取り扱い、プライバシに関わる情報を簡単に調整,制御可能にし、安心・安全にリッチなコンテンツを利用できる環境の実現に対応できる。
このような環境を実現することにより、カメラやマイクから映像と音声を収集するとき、入力された映像や音声を編集するとき、および映像や音声から生成されたコンテンツを発信するときに、コンテンツに登場する人物情報を制御することが可能になった。
以下、図面等を参照して本発明による映像コンテンツ編集システムの実施形態を説明する。図1は本発明による映像コンテンツ編集システムの機能ブロック図である。
映像入力部101と音声入力部102などからなる入力手段から得られる映像および音声は、人物情報制御部109の保有する図示の情報やデータに応じ、前段編集処理部103で映像と音声に処理がなされる。映像入力部101および音声入力部102の装置はコンピュータに接続したCCDカメラやマイクなどである。
人物特定部104では、映像に対し、人物の境界線抽出処理(エッジ検出処理)や連続画像から移動物体の追跡処理、蓄積している人物画像との比較処理等を用いることで、人物検出、人物追跡、人物認識を行い、映像に登場する人物が、どこに立っているのか、誰であるのかといった人物特定を行う。
映像と音声、付加情報としての人物情報は、コンテンツとして、コンテンツデータベース105に格納される。
コンテンツ編集部106は、人物情報制御部109からの情報をもとに、コンテンツデータベース105に格納されたコンテンツを組み合わせ、配信提示用コンテンツを生成する。
後段編集処理部107では、コンテンツに登場する人物の情報を人物情報制御部109からの情報に従い、映像および音声に処理を施す。
生成された公開用コンテンツは、コンテンツ配信部108により配信される。
図2は、映像入力装置201および音声入力装置202としてマイク付きカメラを利用し、前段処理部203をハードウェアで実装した実施形態を説明するためのブロック図である。人物特定部203では、人物情報制御部207が有するカメラの位置や撮影角度などのカメラパラメータに応じて、人物の検出・追跡・認識を行う。
生成された映像と音声、人物情報はコンテンツデータベース204に格納される。
クライアントからのコンテンツ要求に応じて、コンテンツ編集部205はコンテンツデータベース204から適切なコンテンツを選択・合成し、公開用のコンテンツを生成する。人物情報制御部207の制御に応じて、後段編集処理部206でコンテンツの映像および音声に編集を加え、コンテンツ配信部208から配信する。
図3は、コンテンツ生成人物および、撮影されているまたはコンテンツに登場する人物(またはその人物の映像・音声に対する権限を有する人物)が、生成されるコンテンツの一部に対し、人物情報制御権限を指定するための機能を示すブロック図である。
対象となる人物は、コンテンツに対し人物情報制御権限の確認または、変更の意図を示す手段があり、権限変更決定部301により、その意思表示が検出される。
コンテンツ編集部302は、対象となるコンテンツをコンテンツデータベース303から検索し、付加情報として人物情報制御権限の意思を付加する。
人物情報制御権限入力インタフェース作成部304では、権限を変更する人物の状況に応じて、権限を変更する手段を自動生成する。
権限を変更する手段として、例えば携帯電話やコンピュータのウェブアクセス機能を介して変更するなどであってもよい。
変更のためのインタフェースを生成した後、権限確認メッセージ送信部305にて、対象者が認識できる手段でアクセス方法を含んだメッセージ送信を行う。
メッセージは、例えばメールや電話、直接音声で通知などであってもよい。
メッセージを受け取った人物は、生成されたインタフェースを介して人物情報制御権限を変更し、更新の意図を示す。
人物情報制御権限決定部306は、更新の意図を検出し、コンテンツ編集部302に対し新しい権限を付加情報としてコンテンツに付加するように指令を出す。
自己情報コントロール権は、憲法により全ての人間が保有する権利であり、自分に関する情報を、いつ、どのように、どの程度使えるかを自ら決定できることを定めたものである基本的な権利であると理解されている。これに従い、人物情報制御権限は、コンテンツに登場する人物の映像および音声に対し、下記の処理を施すことで自己情報コントロール権を与えることを目的とした、コンテンツに対する権限である。
図4は、人物情報制御権限とコンテンツ処理の実施例を示す説明図である。
コンテンツは、映像・音声ストリームに登場する人物AおよびBと、人物特定機能により検出・追跡・認識された付加情報と、映像・音声に対する情報制御権限の付加情報から構成される。制御情報は、映像および音声に対し下記の4つのレベルで決定する。
0.制限なし
映像:処理なし
音声:処理なし
1.個人情報を隠す
映像:顔など部分的にモザイク処理を施す
音声:声色を変化する処理を施す
2.イベント情報を隠す
映像:全身にモザイク処理を施す
音声:音声を聞き取れなくする処理を施す
3.存在を隠す
映像:背景画像により人物画像を上書き
音声:音声を削除
また各々の権限を配信する対象に応じて決定する
1.自身
2.グループ
3.他人
図4の人物情報制御権の実施を人物Aと人物Bが出会い、話をしながら移動する場面について説明する。
人物A:人物Bと同じ映像に映っている部分は個人情報が出ないようにしたい
人物B:一緒に歩いているところでは、存在自体を出してほしくない
であるとすると、処理を施し人物Aにはモザイク処理を、人物Bには背景映像での消去処理を施したものが、配信用映像・音声ストリームとして生成される。
図5は、請求項1に記載の映像コンテンツ編集システムを学校の場で用いた実施例を説明するための略図である。図5の左側は、教室に複数の学生が存在し、撮影するためのカメラも複数設置されている場面を示す。
ある学生の発言に関するイベントに対して、教室内の特定のカメラから撮影した映像に、前段処理として、人物の顔にモザイクをかける処理を施し、後段処理として、発言者の存在を削除する処理を施した提示画像例を図5の右側に示す。
図6に上記実施例の動作を説明するためのフローチャートを示す。
n番目のカメラの映像および音声データ(ステップ401)に対して、前段編集処理部で処理する必要があるかどうかチェックし(ステップ402)、必要があれば対象となる映像・音声に処理を施す(ステップ403)。
処理された映像および音声に対して、シーン解析を行い得られた情報をタグ情報として、映像、音声、タグ情報をデータベースに記録する(ステップ404)。
外部からコンテンツ配信要求があれば(ステップ406)、付加情報に記載されている、撮影対象の人物情報制御権限を保護する処理を施す必要があるかどうか判定し(ステップ407)、対象ごとに必要な処理を施し(ステップ408)、コンテンツを対象に配信する(ステップ409)。
図7に、請求項3に記載した人物情報制御権限の確認機構を携帯電話を用いて確認する場合の実施例を示す。
コンテンツ生成者が編集段階において、ある特定の部分的なコンテンツに関する制御権限を対象者に確認したい場合、対象を指定することで、映像および音声のショートムービーが埋め込まれた携帯電話用ウェブページ(HTMLファイル)を生成しサーバにアップロード後、アクセス先(URL)を、制御権限を有する対象者の携帯電話へ送信する。
ウェブページをアクセスすると、図7に示すように、映像および音声を携帯電話上で確認し、映像および音声に対して人物情報制御権限をマウスで選択することで、再現用データを決定できる。決定後送信ボタンを押すことで、権限情報は付加情報としてサーバにアップロードされ、対象コンテンツに対して新しい権限を適応することができる。
図8は前記実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
コンテンツ編集者は、権限を再確認または再定義したいコンテンツに対し、定義確認の操作を行う(ステップ501)。
選択したコンテンツに含まれる映像および音声から携帯電話で閲覧可能な品質を持つショートムービーを生成し(ステップ502)、外部アクセス可能なWebサーバにアップロードし、アクセス先(URL)を記載したメールを、権利を有する対象者に送信する(ステップ503)。
メールを受信した対象者は、記載されているURLにアクセスする(ステップ504)。ムービーの再生および、人物情報制御権限入力インタフェースを表示する(ステップ505)。
対象者は、コンテンツ閲覧後、必要なアクセス権限を選択し権限を再定義する(ステップ506)。
選択した権限を再定義するのであれば送信ボタンを押し(ステップ507)、データをサーバに送信する(ステップ508)。
再定義されない場合は、権限更新なしの情報がサーバにより生成される(ステップ509)。
図9に、請求項4で記載した人物情報制御権限設定機構について、ボタンと携帯電話を利用した実施例を説明するための略図である。
撮影されている場において映像または音声の記録を望まない、または望む場合、対象者は、ボタンを押すことで権利発動の意図があることをシステムに通知できる。
コンテンツに対して再定義したい権利の行使は、携帯電話を通してその場で行われる。
図10は、前述のボタンと携帯電話を利用した実施例における人物情報制御権限設定機構を説明するためのフローチャートを示す。
ボタンを押すことにより権限更新の意図をシステムに通知する(ステップ601)。
システムは、コンテンツの付加情報として権限更新の意図を記録する(ステップ602)。これにより、後で権限を変更することもできる。
システムは、映像と音声のショートムービーを含んだウェブページを生成し、アクセス可能なサーバにアップロード後、メールにてアクセス先を対象者へ通知する(ステップ603)。
ウェブページで、映像および音声に対する権利を更新し、サーバにアップロードすることで(ステップ604)、権利の発動が行われる。
上記の機能により、複数のカメラで撮影されたコンテンツに対し細やかに権限指定ができるため、撮影対象者の安心をサポートできるだけでなく、作成したコンテンツを直ぐに配信利用できるという価値が生まれる。
図11は、請求項3および請求項4で記載した、人物情報制御権限を確認・更新する際に、確認・更新意思を付加情報として映像・音声ストリームとともに保存しておき、後で非同期に権限を決定する実施例を示す説明図である。
図12は、前記実施例につき人物情報制御権限をパソコンを利用して後から決定する処理を説明するためのフローチャートである。
人物情報制御権限の更新意思は、特定の映像・音声ストリームの時間に対して開始時間と終了時間によって記録される。
権限更新を意図する人物が、権限情報をアップロードしているサーバにパソコンからアクセスし(ステップ701)、権限を更新したいコンテンツを選択すると(ステップ702)、コンテンツに含まれる各々のコントロール更新に対するショートムービーおよび、権利を変更するための画面が表示される(ステップ703)。
表示されるショートムービーを見ながら、必要な権限を設定し更新ボタンを押すと(ステップ704)、更新内容がサーバに送信される(ステップ705)。
新たに権限が更新されている場合は(ステップ706)、後段処理部で更新した権限で新たに配信用コンテンツを生成し(ステップ707)、ブラウザを自動的にリロードして作成したコンテンツを提示する(ステップ708)。
上記の処理手段により、時間的および空間的に離れた場所にいる家族や関係者が、コンテンツを閲覧しながら最適な権利を主張することができるようになる。
図13に、請求項1で記載した映像コンテンツ編集システムにおいて、カメラから得られる映像および音声、カメラパラメータからカメラに映る人物を検出、認識し、位置を追跡するための処理に必要な前処理の例を図表にして示してある。
図14に、図13記載の前処理を利用して、人物を検出・認識・追跡処理を行なう実施例を説明するためのフローチャートを示す。
本処理は、人物の認識モードおよび追跡モードの2つから構成されており、状況に応じて2つのモードを切り替えながら処理を行う。
認識モードにおいて、カメラから入力される映像および音声データ(ステップ801)に対し、前処理3の検索範囲のエッジ検出の処理結果(ステップ802)と、前処理1のエッジ画像とのマッチング処理を行い(ステップ803)、人物位置を特定する。
人物位置が特定できない場合は(ステップ804)、処理ステップ802にもどり人物の検索を続ける。
人物位置が特定できた場合、前処理2のエッジ画像とのマッチング処理を行い(ステップ805)、予め登録された人物であるかの照合を行う。
登録された人物であれば(ステップ806)、付加情報として登録者情報を追加し、登録された人物情報制御権限に応じた処理内容を前段編集処理部および後段編集処理部で施す。
登録された人物でなければ、未登録者として付加情報に追加し、個人情報の制限をデフォルト処理として前段編集処理部および後段編集処理部で施す。
人物検出および認識が完了した場合、追跡モードに切り替わる。
追跡モードでは、追跡人物を中心とした一定範囲内にエッジ検出処理を施し(ステップ809)、認識モードで記録した人物のエッジ画像とのマッチング処理を行う(ステップ810)。上記処理ステップ810において、人物が特定された場合は(ステップ811)、位置情報を更新し(ステップ812)、追跡処理を継続する。
処理ステップ810において、人物が特定できなかった場合は(ステップ811)、認識モードに移行し、人物検出・認識処理を行う。
図15に、請求項3および請求項4で記載した人物情報制御権限の確認・発動機構において、権利行使者が望む処理が施されなかった場合に、コンテンツに対しどのように処理を加えるかを決定するインタフェースの実施例を示す。
図16に前述の実施例を説明するためのフローチャートを示す。
直接編集処理を加えたいコンテンツを決定すると(ステップ901)、選択されたコンテンツがブラウザ上に提示される(ステップ902)。
処理を施したい場面をムービーの下に配置されたボタンおよびタイムラインを操作して決定する(ステップ903)。
選択した情報を別のウィンドウに文字情報として表示する(ステップ904)。
選択した時間的に区切られたコンテンツに対し、処理を施したい範囲をマウスで指定する(ステップ905)。
処理を施すエリア情報を別のウィンドウに文字情報として表示する(ステップ906)。処理の詳細を別のウィンドウで直接記述し、更新ボタンを押すと(ステップ907)、処理が加わったコンテンツを生成し、提示することで処理結果を知らせる(ステップ908)。
図17は、請求項1に記載の映像コンテンツ編集システムを幼児教育の場で用いた実施例を示す説明図である。幼児教室では、先生と子供および子供の親が一緒に授業を行う。授業は教室に設置した複数台のカメラで撮影し、コンテンツを作成しながら教室内で閲覧できる。
幼児教室の場における人物情報制御権限の対象は、子供および親であるが、制御権限を持つのは親であり、権限を発動するためのインタフェースを常備している。
先生は権限確認のためのインタフェースを常備しており、授業を行いながら常時、権限の確認および決定が行える。
教室から離れた自宅では、授業に参加していない子供の家族がコンテンツとして映像を閲覧できる。
閲覧している家族にも人物情報制御権限が決定できるインタフェースが与えられ、閲覧しながら詳細なコントロールを行うことができる。
このように複数人が存在する場で、授業を行いながらリアルタイムに権限の確認・発動が行え、授業終了後すぐにコンテンツとして閲覧でき、さらにこれらのコンテンツに対しても後から権限を再定義することができる。
教育的価値および楽しさを共有するという点から、本発明は教育環境を大きく進化させることができる。
図18は、請求項1に記載の映像コンテンツ編集システムをピアノ発表会の場で用いた例を示す。
ピアノ発表会において、ピアノ演奏者とその家族やその他の観客が存在し、また、離れた場所に親族やその他の人がリアルタイムにインターネットを通して発表会を観たり、複数のカメラで演奏者と観客を撮影して、Web上に記録された発表会の思い出のコンテンツを演奏者別に生成するという場面を示す。
カメラがある観客を捉えているとき、入力された映像とカメラパラメータから、観客の席を認識して、何らかの手段でその観客に撮影されていることを伝える。例えば、椅子に振動アクチュエータを設置して、ネットワークで繋ぐ。撮影されている席に対して振動を発振する信号を伝送して観客に知らせる。また、あらかじめ座る席に携帯の番号を登録しておき、撮影されている席に対して、登録されている番号に電話をかけるなどといった方法で伝えることもできる。
撮影されていると知らされた観客は、その映像に対して、前段編集処理部に置いて、どういった処理を行うかを設定することができる。例えば、撮影をしてもいいなら、ボタンなどの入力装置により知らせることができる。また、演奏者が家族であるならばそのまま記録することを許可したり、そうでないならば、ぼかし処理を加えたり、存在を消したりもできる。
演奏者は、事前に、自分自身が撮影されるカメラに対して、人物情報制御権限を行使し、付加情報に記録することができる。行使手段の例は、口頭でコンテンツ生成者に伝えたり、携帯などで設定することができる。これにより、家族や離れた親族に対してはすべて見せ、それ以外の人にはぼかし処理を加えて見せるなどといった処理を付加することができる。これは、ネットワークを通してリアルタイムに配信するコンテンツや、あとで思い出として残すWebコンテンツに対して処理を施すことができる。
離れた場所で観ている親族には、付加情報に記載されている、それぞれの演奏者や観客が行使した人物情報制御権限に従って処理され生成されたコンテンツを配信する。
あとで思い出として閲覧するWebコンテンツに対しては、コンテンツのタグ情報により許可された人だけが閲覧することができる手段を設けることができる。例えば、IDとパスワードなどで認証することなどが考えられる。
このように、複数のカメラで撮影された映像などを、消極的なプライバシの保護ではなくて、例えばピアノ発表会という明るい場面において、複数のカメラとプライバシの保護技術を関連づけて、ポジティブにリッチなコンテンツを活用することで、プライバシ侵害を気にすることなく、積極的にコンテンツを発信し、みんなで楽しむことができ、ピアノの学習意欲を高めることができる。
図19は、本発明の映像コンテンツ編集システムを、車載カメラを利用して実施する実施例を説明するための略図である。
車には車外を撮影するカメラと、車内を撮影するためのカメラが複数台設置されている。車の所有者およびその家族は、カメラにより人物が特定され、あらかじめ定義している人物情報制御権限により撮影が開始される。初めて車に乗る人物が検出されれば、音声により直接権限を確認する。応答がない場合、個人情報を削除してコンテンツの記録を行う。車外の人物は人物情報制御権限を確認することが困難なため、前段編集処理部で顔にモザイク処理を施し個人情報を削除しておく。
近くを並走する車のナンバープレートも前段編集処理により削除しておく。
搭乗者は、全て個人用の情報提示端末と操作インタフェースを有しており、コンテンツデータベースにアクセスしながら希望するコンテンツを生成および記録できる。
これらの映像はすぐさま遠隔地にいる家族や、同じ目的地へ向かう別の車内へ配信され、閲覧することができる。
本発明によるシステムは以上のように構成されているから、従来種々の制約から伝達され難い情報を、プライバシや肖像権の制約を軽減し、関係者の中で円滑に伝達できる、新規な情報産業の分野を創出することができる。
このため、ブロードバンドインターネット放送、ユビキタス教育および学習システム、車載映像情報システム、家庭情報システム、企業のナレッジマネージメントシステムなどに応用できる。
コンテンツ生成者の立場から考えれば、人物情報の制御権限を明確にすることにより、撮影した映像や音声を積極的に利用する機会が増えることにつながる。
本発明の映像コンテンツ編集システムの実施形態を示す構成を示すブロック図である。 映像・音声入力にカメラを利用した本発明の実施形態を示す構成を示すブロック図である。 人物情報制御権限の決定を実現する本発明の実施形態を示す構成を示すブロック図である。 人物情報制御権限とコンテンツ処理例に関連する実施例1を説明するための図である。 教室におけるコンテンツ処理例に関連する実施例2を説明するための状況図である。 教室の場におけるコンテンツ処理例(実施例2)のフローチャートである。 実施例3である携帯電話を用いた人物情報制御権限確認インタフェースを示す。 実施例3(携帯電話を利用した人物情報権確認機構)のフローチャートである。 実施例4(ボタンによる人物情報制御権限発動例)を説明するための状況図である。 実施例4(ボタンと携帯電話による人物情報制御権限発動)を説明するためのフローチャートである。 実施例5(パソコンを使った人物情報制御権限の更新例)を説明するための図表である。 実施例5(パソコンを使った人物情報制御権限の更新処理)を説明するためのフローチャートである。 実施例6(人物検出・認識・追跡のための前処理)を説明するための図表である。 実施例6(人物検出・認識・追跡のための処理)を説明するためのフローチャートである。 実施例7の処理手動選択インタフェースを示す図である。 実施例7の処理手動選択を説明するためのフローチャートである。 実施例8(幼児教室における映像コンテンツ編集システムの利用例)の状況図である。 実施例9(音楽演奏会における映像コンテンツ編集システムの利用例)の状況図である。 実施例10(車における映像コンテンツ編集システムの利用例)の状況図である。
符号の説明
101 映像入力部
102 音声入力部
103 前段編集処理部
104 人物特定部
105 コンテンツデータベース
106 コンテンツ編集部
107 後段編集処理部
108 コンテンツ配信部
109 人物情報制御部

Claims (4)

  1. 一以上の映像入力部と、
    前記各映像入力部の出力を処理する前段編集処理部と、
    前記前段編集処理部の出力ごとに人物を特定する人物特定部と、
    前記前段編集処理部の出力を編集するコンテンツ編集部と、
    前記コンテンツ編集部の出力を編集する後段編集処理部と、
    人物の再現の制限に関する再現用データ(人物情報制御権限の内容を示すデータ)と配信先情報ごとの要求データを有する人物情報制御部と、
    前記後段編集処理部の出力を配信する配信手段とを含み、
    前記人物情報制御部は、
    各映像入力部のデータに基づいて前記前段編集処理部に映像入力部毎に前段編集処理をさせ、前記人物特定部で特定の人物を検出し確認し、
    前記コンテンツ編集部に人物の再現用データを配慮してコンテンツ編集をさせ、
    前記後段編集処理部に配信先情報ごとの要求データに基づく配信先に対応する後段編集処理をさせるように構成した映像コンテンツ編集システム。
  2. 請求項1記載の映像コンテンツ編集システムは、さらに映像と音声、特定した人物情報、人物が持つ映像および音声をコンテンツとして蓄積する手段とを設けて構成したことを特徴とする映像コンテンツ編集システム。
  3. 前記人物情報制御部は、前記コンテンツに記録された人物について、人物情報制御権限の所有者に人物情報制御権限の問い合わせを決定する手段と、
    問い合わせの情報を付加情報としてコンテンツに記録する手段と、
    人物の再現の制限に関する再現用データの対象となる人物が、
    人物情報制御権限を設定するためのインタフェースを自動作成する手段と、
    制御権限の設定が可能であることを対象となる人物に通知する手段と、
    通知をうけた人物が、該当する人物情報権限を変更できる手段と、
    をさらに備えて構成した請求項2記載の映像コンテンツ編集システム。
  4. 前記人物情報制御部は、映像や音声を記録されている人物が、生成されるコンテンツに対して人物情報制御権限を設定する意思を示す手段と、
    設定の意思を付加情報としてコンテンツに記録する手段と、
    権限の設定を希望する人物が、該当する人物情報制御権限を設定するためのインタフェースを自動生成する手段と、
    作成したインタフェースの利用方法を通知する手段と、
    通知を受けた人物が、該当する人物情報権限を変更できる手段と、
    をさらに備えて構成した請求項2記載の映像コンテンツ編集システム。
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