JP2005276543A - 電流監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
近年開発された薄型の分岐開閉器において,分岐回路の通電電流を検出する変流器を備え,該通電電流に応じた信号を外部に取り出すことが可能な2極回路遮断器を提供すること。
【解決手段】
電源端子から負荷端子に至る通電路に,可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,該接点装置を開閉動作する開閉機構と,過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,いずれかの極の通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体に設けたことを特徴として2極回路遮断器を提供した。
【選択図】図1



Description

本発明は,器体の外郭が長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて構成された,従来の2極回路遮断器に比べて遮断器の併設方向の幅が約半分に薄型化された2極回路遮断器に関し,特に,通電電流を検出する機能を設けた薄型の2極回路遮断器に関する。
従来,安全ブレーカとして分電盤の分岐ブレーカとして広く用いられてきた2極回路遮断器において,電流を検出する変流器を備えたものとしては,特許文献1に記載されたものがあった。この変流器を備えた安全ブレーカとして用いられてきた回路遮断器の概略ブロック構造図を図7に示している。
その基本的な遮断器の構造としては,電源側端子71a,71bおよび負荷側端子72a,72bを持ち、これら各端子間は遮断部73によって電気的に開閉される。また、電源側端子71bおよび負荷側端子72b間には、バイメタルに代表される熱動素子またはオイルダッシュポットを持つ電磁式引き外し装置で構成された過電流検出素子74が設けられ,この過電流検出素子74で過電流や短絡電流等が分岐回路に流れるのが検出され、通電電流が分岐ブレーカ7の動作可能領域に入ると、遮断部73は2極とも連動して遮断動作を行うものであった。
電流を検出する変流器については,電源側端子71bおよび負荷側端子72b間に、分岐回路を流れる電流を検出する分岐変流器75が設けられ,この分岐変流器75の検出信号は、外部引出口76を介してブレーカ外部に引き出され、リード線77およびその先端に設けられたハーネス78に導かれるよう構成されていた。なお,特許文献1においては,分岐ブレーカ全てに変流器を内蔵しているために,その信号検出において,ハーネス78に導かれた分岐変流器75の検出信号は、さらに共通線(コモン線)を有する各ハーネス線79に導かれ、コネクタ82,83を介して第1の計測部プリント板8aに入力されるよう構成してある。
特開平2001−103621号公報(第0021項,第0022項,第6図)
しかしながら,特許文献1に記載の分岐ブレーカは,従来から広く用いられてきた安全ブレーカタイプの2極回路遮断器であり,近年開発された従来の2極回路遮断器に比べて遮断器の併設方向の幅が約半分に薄型化された2極回路遮断器においても,通電電流を検出する変流器を備えた回路遮断器が望まれていた。
また,通常,分岐ブレーカは分電盤に複数配設されるものであり,特許文献1に記載されたように,全ての分岐ブレーカに分岐回路を流れる電流を検出する分岐変流器を設けた場合などには,その引き出し線が分電盤内に縦断し,多くの配線スペースを占有していしまい,配線作業が行いづらくなるといった課題があった。
また,回路遮断器の側面から引出し線を引き出しているために,回路遮断器の併設時において,引き出し線に過度な力がかかり,線の噛みこみによる断線のおそれがるという課題があった。。
また,回路遮断器から物理的に引き出し線を引き出しているために,引き出し線と引き出し線を経由して信号を受信する受信装置との間で,過電流や短絡時における遮断器の器体内の発熱に起因する要因やその他リード線の噛みこみによる信号線の絶縁性破壊による誤検出が発生し正確に信号が受信できなくなるといったおそれがあるという課題がある。
そこで本件の発明は,上述のような課題を解決するために,
近年開発された薄型の分岐開閉器において,分岐回路の通電電流を検出する変流器を備え,該通電電流に応じた信号を外部に取り出すことが可能な2極回路遮断器を提供することを目的としている。
また,該通電電流に応じた信号を外部に取り出すにあたり,分電盤内の配線作業性に影響を及ぼしにくく,なおかつ通電電流に応じた信号を外部に取り出す出力部と該出力部から出力される信号を受信する信号受信装置との絶縁性を確実に確保できる2極回路遮断器を提供することを目的としている。
以上のような課題を解決するために,請求項1の発明においては,電源端子から負荷端子に至る通電路に,
可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
いずれかの極の通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体に設けた
ことを特徴として2極回路遮断器を提供したものである。
請求項2の発明においては,電源端子から負荷端子に至る通電路に,
可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
いずれかの極の前記負荷端子から接点装置に至る通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体に設けた
ことを特徴として2極回路遮断器を提供したものである。
請求項3の発明においては,前記出力手段は,器体に露望し,開閉機構に作用して可動接触子を開閉動作するハンドル操作部に臨んで負荷端子側に設けた
ことを特徴として請求項1記載または請求項2記載の2極回路遮断器を提供したものである。
請求項4の発明においては,電源端子から負荷端子に至る通電路に,
可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
いずれかの極の通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体内もしくは器体に露望した形で設け,前記出力手段は,少なくとも無線ICタグを含んで構成されている
ことを特徴として2極回路遮断器を提供したものである。
請求項5の発明においては,電源端子から負荷端子に至る通電路に,
可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
いずれかの極の前記負荷端子から接点装置に至る通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体内もしくは器体に露望した形で設け,前記出力手段は,少なくとも無線ICタグを含んで構成されている
ことを特徴として2極回路遮断器を提供したものである。
第一の課題解決手段においては,
電源端子から負荷端子に至る通電路に,
可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
いずれかの極の通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体に設けた
ことを特徴として2極回路遮断器を提供したため,
近年開発された,従来の2極回路遮断器に比べて遮断器の併設方向の幅が約半分に薄型化された2極回路遮断器においても,分岐回路の通電電流を検出する変流器を備え,その通電電流に応じた信号を外部に取り出すことが可能な2極回路遮断器の提供が行えるという効果がある。
第二の課題解決手段においては,
電源端子から負荷端子に至る通電路に,
可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
いずれかの極の前記負荷端子から接点装置に至る通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体に設けた
ことを特徴として2極回路遮断器を提供したため,
近年開発された,従来の2極回路遮断器に比べて遮断器の併設方向の幅が約半分に薄型化された2極回路遮断器においても,分岐回路の通電電流を検出する変流器を備え,その通電電流に応じた信号を外部に取り出すことが可能な2極回路遮断器の提供が行えるという効果がある。
第三の課題解決手段においては,
前記出力手段は,器体に露望し,開閉機構に作用して可動接触子を開閉動作するハンドル操作部に臨んで負荷端子側に設けた
ことを特徴として請求項1記載または請求項2記載の2極回路遮断器を提供したため,
先の課題解決手段の効果に加えて,遮断器を併設して分電盤内に配設した場合においても信号の取り出しが容易に行えるとともに配線作業性に影響を及ぼしにくく,なおかつ電源部からの絶縁性を高められる2極回路遮断器の提供が行えるという効果がある。
第四の課題解決手段においては,
電源端子から負荷端子に至る通電路に,
可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
いずれかの極の通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体内もしくは器体に露望した形で設け,前記出力手段は,少なくとも無線ICタグを含んで構成されている
ことを特徴として2極回路遮断器を提供したため,
近年開発された,従来の2極回路遮断器に比べて遮断器の併設方向の幅が約半分に薄型化された2極回路遮断器においても,分岐回路の通電電流を検出する変流器を備え,その通電電流に応じた信号を外部に取り出すことが可能で,しかも分電盤内の配線作業性に影響を及ぼしにくく,なおかつ通電電流に応じた信号を外部に取り出す出力部と該出力部から出力される信号を受信する信号受信装置との絶縁性を確実に確保できる2極回路遮断器の提供が行えるという効果がある。
第五の課題解決手段においては,
電源端子から負荷端子に至る通電路に,
可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
いずれかの極の前記負荷端子から接点装置に至る通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体内もしくは器体に露望した形で設け,前記出力手段は,少なくとも無線ICタグを含んで構成されている
ことを特徴として2極回路遮断器を提供したため,
近年開発された,従来の2極回路遮断器に比べて遮断器の併設方向の幅が約半分に薄型化された2極回路遮断器においても,分岐回路の通電電流を検出する変流器を備え,その通電電流に応じた信号を外部に取り出すことが可能で,しかも分電盤内の配線作業性に影響を及ぼしにくく,なおかつ通電電流に応じた信号を外部に取り出す出力部と該出力部から出力される信号を受信する信号受信装置との絶縁性を確実に確保できる2極回路遮断器の提供が行えるという効果がある。
以下に本件発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本件発明の第一の実施例を示した2極回路遮断器の内部ブロック図を示したものである。
2極回路遮断器1は,電源側と負荷側を結ぶ方向を長手方向とした場合に,該長手方向において分割されたカバーa100aとカバーb100bとを対向させるように設けてその外郭,即ち器体が構成される。回路遮断器1を構成する各部品はこれらの分割されたカバーa100aとカバーb100bに挿み込まれるように収納される。
101a,101bは,分電盤に設けられる各分岐開閉器に電流を供給する母線や分岐線などから電流を供給される電源側端子である。
102a,102bは,負荷側電路に接続され,負荷機器に電流を供給する負荷側端子である。
103は,可動接点を備えた可動接触子1032と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子1031とからなり電路を開閉する接点装置である。
104は,接点装置103を開閉動作する開閉機構部で,遮断器の器体に露望して配置される操作ハンドルにより接点装置を開閉動作させるリンク部材から構成される。
105は,過電流発生時などに開閉機構部104に作用し可動接点を開極させる引き外し手段で,過電流素子であるバイメタルや,電磁式引き外し装置により構成される。
106は,電路における通電電流を検出する変流器であり,通電電流に応じた出力信号を発生するものである。出力信号は,変流器106に設けられた引出し線により出力される。
107は,変流器106の出力信号を遮断器外部に取り出すための出力手段であり,遮断器の器体を構成しているカバーに信号取り出し部を設けている。
108は,各極をお互いに絶縁するための絶縁壁である。該絶縁壁はカバーに挿まれるよう配置され,遮断器の器体の一部として露望している。
本実施例で示した回路遮断器は,2極1素子型の回路遮断器で,電源端子101b側が電源極側で,電源端子101aが中性極側である。電源端子101a,101bはそれぞれ導体を介して接点装置103に接続され,接点装置からは,電源極側においては引き外し手段105を介して,負荷端子102a,102bに導体で接続されている。
変流器106は中性極側の導通路の一部を貫通挿入するように配設されている。変流器106が通電電流に応じて発生する出力信号は変流器に設けられた引き出し線により器体に設けられた信号出力手段107に導かれる。出力手段107は,接点装置103を構成する可動接触子を開閉動作するハンドル操作部に臨んで,器体の負荷端子側に設けられ,ここでは器体に引き出し線を引き出せる程度の孔を設けて構成している。引き出し線の器体外部側の先端には,引き出し線を中継するためのコネクタ端子が装着されている。
接点装置103の構成に着目した場合,本実施例においては電源端子101a,101b側から見て,接点装置は固定接触子1031,可動接触子1032の順に並んでいるが,図2に示したように,接点装置の構成配置上,電源端子101a,101b側から見て,接点装置は可動接触子1032,固定接触子1031の順で構成された回路遮断器であっても本発明は適用可能である。また,図3に示したように,電源端子101bと接点装置103との間に引き外し手段105を設けて,接点装置103の構成配置を,電源極側においては電源端子101bの側から可動接触子1032,固定接触子1031の順で配置し,中性極側においては電源端子101aの側から固定接触子1031,可動接触子1032の順で配置構成された回路遮断器であっても同じく本発明は適用可能である。この他,各極における遮断器の接点装置,引き外し手段の種々の配置の順番についても常軌を逸脱しない範囲で本発明は適用可能である。
また,出力手段107として,回路遮断器1の器体に孔を設けて引き出し線を引き出すように構成しているが,器体に出力手段としてコネクタを設け,外部との信号の中継をコネクタを介して行うように構成してもよい。
次に,本発明を適用した回路遮断器の詳細について図4を用いて説明を行う。図4は本発明を適用した回路遮断器の構造図を示したものである。尚,前述の構成部品と意味合いが同様の部品には同一符号を付した。
遮断器の外郭,即ち器体は,電源側と負荷側を結ぶ方向を長手方向とした場合に,該長手方向において分割されたカバー100aとカバー100b及び,絶縁壁108から構成されている。回路遮断器を構成する各部品はこれらの分割されたカバーa100aとカバーb100bに挿み込まれるように収納される。109はハンドル操作部,103は接点装置,110は可動接点保持部材,104は開閉機構部,105は引き外し手段,106は変流器,102aは負荷端子a,102bは負荷端子b,101aは電源端子a,101bは電源端子bを示している。またA側を電源側,B側を負荷側として説明を行う。
変流器106周辺を詳細に説明するため拡大し略分解したものを図5に示している。
可動接点保持部材110にはそれぞれ中性極側の可動接触子1032a,電源極側の可動接触子1032bが装着保持されて,各々の端部には可動接点が装着されている。またこれらの可動接触子と対をなし対向するように端部に固定接点を設けた固定接触子1031a,1031bが配設され,接点装置103を構成している。
可動接点保持部材110は,カバーa100a,カバーb100bによって支持された可動接点保持部材110の略中心軸部分を中心に回動動作するものである。可動接触子1032aと1032bは,該可動接点保持部材110の回動中心から互い違いに延出している。
接点装置103はリンク部材から構成される開閉機構部104を介して,ハンドル操作部109に接続されており,該ハンドル操作部109の操作によって手動により接点装置を開閉動作させることができる。
過電流発生時においては,過電流引き外し素子であるバイメタルを含んで構成された引き外し手段105が開閉機構部104に作用し,リンク部の平衡状態を崩し開閉機構部を動作させ,接点装置103の可動接触子1032a,1032bを開極させる。尚過電流引き外し素子としてはこのほか電磁素子を用いてもよい。
可動接触子1032aは貫通導体111aにより負荷端子102aと接続されている。可動接触子1032bは導体111bにより電源端子101bと接続されている。また,固定接触子1031bは負荷端子102bの一部を延出させて設けてあり,固定接触子1031aは導体111bにより電源端子101bと接続されている。
変流器106は,可動接触子1032aと負荷端子102aとの間に介在する貫通導体111aを貫通するように配設されている。これにより中性極側を流れる通電電流,即ち本2極回路開閉器に流れる通電電流を検出できる。検出した電流,即ち通電電流に応じた出力は変流器106に設けられた引き出し線1061により変流器106から取り出すことが可能である。
回路遮断器の外部に変流器106からの出力を取り出す出力手段107を,ハンドル操作部109に臨んで負荷端子側で,遮断器を分電盤に配設したときに露望するハンドル操作部が設けられる面から一段下がった部分に孔を設けて構成している。該孔から引き出し線1061を引き出し,回路遮断器の外部に変流器106の出力信号を導く。このため,分電盤内において回路遮断器を併設して設けた場合においても,併設作業の妨げにならず引き出し線を容易に外部に引き出すことが可能である。また,引き出しが容易であるために,引き出し線には過度な力が加わらず断線のおそれがなくなる。
このように2極回路遮断器を構成したために,分岐回路の通電電流を検出する変流器を備え,その通電電流に応じた信号を外部に取り出すことが可能で,遮断器を併設して分電盤内に配設した場合においても信号の取り出しが容易に行えるとともに配線作業性に影響を及ぼしにくく,なおかつ電源部からの絶縁性を高められる2極回路遮断器の提供を行うことが可能である。
次に第二の実施例に係る出力手段を無線ICタグを含んで構成した場合の例を示す。図6に第二の実施例に係る回路遮断器のブロック構成図を示している。
図4と同様に,遮断器の外郭,即ち器体は,電源側と負荷側を結ぶ方向を長手方向とした場合に,該長手方向において分割されたカバー100aとカバー100b及び,絶縁壁108から構成されている。回路遮断器を構成する各部品はこれらの分割されたカバーa100aとカバーb100bに挿み込まれるように収納される。109はハンドル操作部,103は接点装置,110は可動接点保持部材,104は開閉機構部,105は引き外し手段,106は変流器,102aは負荷端子a,102bは負荷端子b,101aは電源端子a,101bは電源端子bを示している。600は,変流器106の出力信号を遮断器外部に取り出すための出力手段であり,遮断器の器体内に設け,無線ICタグ(Radio Frequency
Identification Tug)(以後RFIDタグという)を用いて構成したものである。またA側を電源側,B側を負荷側として説明を行う。
先の実施例は,CTからの引き出し線を回路遮断器の外部に引き出して,通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を外部に設けられた受信装置にて受信する構成であるのに対し,本実施例においては,変流器に設けられた引き出し線を出力手段に接続し,遮断器の外部に設けられた,RFIDリーダまたはRFIDリーダ/ライタを備える受信装置から,所要時に出力手段に設けられたRFIDタグに対して2.45GHz帯の電波を照射することで,該RFIDタグから応答される応答信号を受信し,その受信信号から通電電流に相当する出力信号を得る。
出力手段600に設けられたRFIDタグは,個別のID番号を有しており,信号データの中にID番号を含めて発信し,その発信元を特定できるようになっている。このため,分電盤における複数の分岐回路遮断器において,どの分岐回路遮断器から信号が送られてきたかを確実に把握することができる。受信装置の側において,分岐回路毎の出力信号を演算処理し,所望のデータに加工することで,分岐回路毎に統計的にデータを扱え,時系列的なデータ蓄積や,その時々における出力値を抽出するといったデータの扱いが行える。
出力手段600には,変流器からの引き出し線を接続する接続部と,該変流器から発生される出力信号を増幅するためのアンプ部と,出力信号をA/D変換するためのA/D変換部と,これらアンプ部,A/D変換部を駆動させるための電源を供給するためのAC/DCコンバータ部を設けて構成している。
出力手段から出力される電波の通信距離にあたっては,現在では電波法の規制に基づき,RFIDタグで一般的に使用される13.56MHz帯では数十センチメートル程度,2.45GHz帯では1m程度であるため,分電盤の分岐回路数に応じて使用する周波数を変えて構成してもよい。現在のところ,規制緩和により通信距離が数メートル程度得られる950MHz前後(UHF帯)の周波数も使えるようになる見込みである。
尚,実施例では,アンプ部,A/D変換部などの信号増幅部や変換部をRFIDタグとは別途設けたが,今後RFIDタグにこれらアンプ部,A/D変換部などの信号増幅部や変換部が搭載された場合には,出力手段600の構成はより簡略化でき,電源供給部と,RFIDタグにより出力手段を構成してもよい。
したがって,RFIDタグの仕様に応じて,変流器から発生される出力信号を増幅するためのアンプ部や,出力信号をA/D変換するためのA/D変換部や,これらアンプ部,A/D変換部を駆動させるためのAC/DCコンバータ部を必要に応じて設けた構成で出力手段を構成するとよい。
このように,出力手段600にRFIDタグを含んで構成したために,第一実施例において引き出し線を用いる場合と比較して配線作業が不要となり,変流器から発生する信号をより簡易に外部に取り出すことができる。また,遮断器外部への引き出し線を用いないため,受信装置との間で確実な絶縁性を保つことができる。
次に,第二の実施例の変形実施例を示す。第二の実施例では,RFIDリーダもしくはRFIDリーダ/ライタを備えた受信装置から所要時に電波を照射してその応答信号を得たが,受信装置から連続的に電波を照射して,連続的に応答信号を得てもよい。
以上のように,2極回路遮断器を構成したために,分岐回路の通電電流を検出する変流器を備え,その通電電流に応じた信号を外部に取り出すことが可能で,しかも分電盤内の配線作業性に影響を及ぼしにくく,なおかつ通電電流に応じた信号を外部に取り出す出力部と該出力部から出力される信号を受信する信号受信装置との絶縁性を確実に確保できる2極回路遮断器の提供が行える。
本実施例における出力手段600にRFIDタグを備えた2極回路遮断器を,分岐開閉器として分電盤を構成した場合には,各々の分岐開閉器毎に,電流の情報を,絶縁性を保ったまま外部装置に取り出すことが可能である。出力手段の故障,サージ電流の回り込みなどに起因する,外部装置への不要信号の入力が防げ,正確な情報データの収集が行え,しかも,各々の分岐開閉器から外部装置に至る引き出し配線が不要であるため,分電盤内の配線の取り回しによる配線スペースが不要となり,分岐開閉器に接続する負荷回路への配線作業を容易に行うことが可能である。
2極回路遮断器において,通電電流を検出するための変流器をその器体内に設け,変流器からの出力信号を遮断器外部に取り出すことができるため,分電盤における回路全体の通電電流の監視や,分岐開閉器毎の通電電流の監視などへの応用が考えられる。
本件発明の第一の実施例を示した回路遮断器のブロック構成図。 本件発明の第一の実施例を示した回路遮断器のブロック構成図。 本件発明の第一の実施例を示した回路遮断器のブロック構成図。 本件発明の第一の実施例を示した回路遮断器の内部構造図。 本件発明の第一の実施例を示した回路遮断器の内部拡大図。 本件発明の第二の実施例を示した回路遮断器の内部構造図。 従来例の特許文献1を示した図。
符号の説明
1 2極回路遮断器
100a カバーa
100b カバーb
101a 電源端子a
101b 電源端子b
102a 負荷端子a
102b 負荷端子b
103 接点装置
1031a 固定接触子a
1031b 固定接触子b
1032a 可動接触子a
1032b 可動接触子b
104 開閉機構部
105 引き外し手段
106 変流器
107 出力手段
108 絶縁壁
109 ハンドル操作部
110 可動接点保持部
111a 貫通導体a
111b 導体b
600 出力手段


Claims (5)

  1. 電源端子から負荷端子に至る通電路に,
    可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
    該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
    過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
    長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
    いずれかの極の通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
    該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体に設けたことを特徴とする2極回路遮断器。
  2. 電源端子から負荷端子に至る通電路に,
    可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
    該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
    過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
    長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
    いずれかの極の前記負荷端子から接点装置に至る通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
    該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体に設けたことを特徴とする2極回路遮断器。
  3. 前記出力手段は,器体に露望し,開閉機構に作用して可動接触子を開閉動作するハンドル操作部に臨んで負荷端子側に設けたことを特徴とする請求項1記載または請求項2記載の2極回路遮断器。
  4. 電源端子から負荷端子に至る通電路に,
    可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
    該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
    過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
    長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
    いずれかの極の通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
    該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体内もしくは器体に露望した形で設け,前記出力手段は,少なくとも無線ICタグを含んで構成されていることを特徴とする2極回路遮断器。
  5. 電源端子から負荷端子に至る通電路に,
    可動接点を備えた可動接触子と,該可動接点と対をなし対向して固定接点を備えた固定接触子とからなる接点装置を設け,
    該接点装置を開閉動作する開閉機構と,
    過電流発生時においては前記開閉機構に作用し可動接点を開極させる引き外し手段とを備え,
    長手方向に分割されたカバーを対向するように設けて器体の外郭を構成した2極回路遮断器において,
    いずれかの極の前記負荷端子から接点装置に至る通電路の一部を貫通挿入するように通電電流を検出するための変流器を設け,
    該通電電流に応じて出力される変流器の出力信号を遮断器外部に取り出す出力手段を器体内もしくは器体に露望した形で設け,前記出力手段は,少なくとも無線ICタグを含んで構成されていることを特徴とする2極回路遮断器。
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