JP2005275028A - Display system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、表示デバイスに複数の描画面を重ねて表示可能な表示システムに関するものである。 The present invention relates to a display system that can display a plurality of drawing surfaces on a display device.
例えばパーソナルコンピュータや携帯情報端末(PDA)などのディスプレイに複数のウィンドウを同時に表示可能なマルチウィンドウシステムにおいて、ウィンドウ同士を重ねて表示可能にしたオーバーラップウィンドウ方式が広く用いられている。ウィンドウ同士の重ね合わせ表示を実現するためには、各ウィンドウのどの部分が別のウィンドウによって覆われているかを常に把握し、他のウィンドウに覆われていない部分だけを画面に描画するなどの処理を行い、画面表示の整合性を保つ必要がある。 For example, in a multi-window system capable of simultaneously displaying a plurality of windows on a display such as a personal computer or a personal digital assistant (PDA), an overlapping window method in which windows can be displayed in an overlapping manner is widely used. In order to realize overlapping display of windows, it is always necessary to know which part of each window is covered by another window, and draw only the part not covered by other windows on the screen. It is necessary to maintain the consistency of the screen display.
その方式の一つとして、ソフトウェアにより表示画面を生成する方式が知られている。この方式の表示システムでは、汎用メモリ上にウインドウ毎の論理描画領域が確保される。それぞれのウインドウの描画処理は各論理描画領域において行われ、その後、各ウインドウの重なり具合に従ってそれぞれの論理描画領域のデータをフレームバッファにコピーすることによって最終的な表示画面を生成する。 As one of the methods, a method of generating a display screen by software is known. In this type of display system, a logical drawing area for each window is secured on a general-purpose memory. The drawing process of each window is performed in each logical drawing area, and then the final display screen is generated by copying the data of each logical drawing area to the frame buffer according to the overlapping state of the windows.
そのような従来のソフトウェアによる描画面(ウィンドウやメッセージダイアログ等)の重ね合わせ処理は、CPUへの負担が大きい。そのため、描画面の大きさやその枚数(レイヤ)が増えると、CPUでの処理時間に長時間を要するようになり、描画速度が遅くなってしまうという欠点がある。 Such conventional overlay processing of drawing surfaces (windows, message dialogs, etc.) by software places a heavy burden on the CPU. For this reason, when the size of the drawing surface and the number of layers (layers) are increased, the processing time in the CPU becomes longer and the drawing speed becomes slower.
その改善策としては、グラフィックアクセラレータと呼ばれる描画処理専用のハードウェアを表示システムに搭載させるのが一般的である(例えば特許文献1,2)。高負荷な画像処理をグラフィックアクセラレータに担当させることによって、CPUの負担は軽減される。しかし、描画処理専用のハードウェアを追加すると、当然、表示システムの規模が大きくなってしまい、その省スペース化の妨げとなる。そのため、PDAや携帯電話のような小型機器にそれを搭載させるのは困難である。また、ハードウェアの追加は、製品のコストを上げる要因にもなる。 As a measure for improvement, it is common to install a display processing hardware called a graphic accelerator in a display system (for example, Patent Documents 1 and 2). By placing the graphic accelerator in charge of high-load image processing, the burden on the CPU is reduced. However, the addition of hardware dedicated for drawing processing naturally increases the scale of the display system, which hinders space saving. Therefore, it is difficult to mount it on a small device such as a PDA or a mobile phone. In addition, the addition of hardware also increases the product cost.
上記のように、従来のソフトウェアによる描画面の重ね合わせの手法では、描画面の拡大やその数の増加により、十分な描画速度を得ることができなかった。また近年におけるディスプレイ装置の高解像度化に伴って、この問題はさらに大きくなりつつある。上記のように、その問題は描画処理専用のハードウェアを使用することにより解決することができるが、表示システムの大規模化並びにコストの増大という別の問題を伴ってしまう。 As described above, with the conventional technique for superimposing drawing surfaces by software, a sufficient drawing speed could not be obtained due to the enlargement of the drawing surfaces and the increase in the number of drawing surfaces. In addition, with the recent increase in resolution of display devices, this problem is becoming even greater. As described above, the problem can be solved by using dedicated hardware for drawing processing, but it involves other problems such as an increase in the scale of the display system and an increase in cost.
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、描画処理専用のハードウェアを使用せずに、CPUの負担の軽減および描画速度の向上が可能な表示システムを提供する目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a display system that can reduce the burden on the CPU and increase the drawing speed without using hardware dedicated to drawing processing. And
本発明に係る表示システムは、表示デバイスに複数の描画面を重ねて表示可能な表示システムであって、個々の描画面の画像データである第1画像データを生成するデータ生成手段と、前記第1画像データを描画面ごとに保持可能な第1メモリと、前記表示デバイスに実際に表示させるための画像データである第2画像データを保持する第2メモリと、前記データ生成手段、前記第1メモリおよび前記第2メモリの間における前記第1画像データの受け渡しを制御する第1データ制御部とを備え、前記第1データ制御部が、前記データ生成手段が生成した前記第1画像データを一旦第1メモリに書き込み、その後、前記第1メモリ内の前記第1画像データを前記第2メモリに転送することによって、前記第2画像データを作成する第1描画モードと、前記データ生成手段が生成した前記第1画像データを、前記第1メモリを介することなく、前記第2メモリ内の前記第2画像データの少なくとも一部に上書きすることで、新たな前記第2画像データを作成する第2描画モードと、を切り換え可能であるものである。 A display system according to the present invention is a display system capable of displaying a plurality of drawing planes on a display device, wherein the data generation means generates first image data that is image data of each drawing plane; A first memory capable of holding one image data for each drawing surface; a second memory holding second image data which is image data for actual display on the display device; the data generating means; A first data control unit that controls transfer of the first image data between the memory and the second memory, and the first data control unit temporarily stores the first image data generated by the data generation unit. A first drawing mode for creating the second image data by writing to the first memory and then transferring the first image data in the first memory to the second memory. And overwriting at least part of the second image data in the second memory without passing through the first memory, the new image data generated by the data generation means The second drawing mode for creating the second image data can be switched.
本発明によれば、例えば複数の描画面を使用するアプリケーションに対しては高速性に優れた第1描画モードでの描画処理を行い、単一の描画面のみを使用するアプリケーションに対しては比較的単純なアルゴリズムで描画面の重畳を再現可能な直接描画モードで描画処理を行うことによって、全体としてCPUの負担の軽減および描画速度の向上が実現できる。 According to the present invention, for example, an application using a plurality of drawing planes is subjected to drawing processing in the first drawing mode having excellent high speed, and compared to an application using only a single drawing plane. By performing the drawing process in the direct drawing mode in which the drawing surface can be reproduced with a simple algorithm, it is possible to reduce the burden on the CPU and improve the drawing speed as a whole.
<実施の形態1>
図1は、本発明に係る表示システムのハードウェア構成を示す図である。本システムは、表示デバイス107に複数の描画面を重ねて表示することができる。CPU101は汎用メモリ102内に格納されたプログラムを動作させることによって、個々の描画面の画像データである第1画像データを生成する。汎用メモリ102には、前記プログラムおよび当該プログラムが演算に使用するデータが保持される。さらに汎用メモリ102には、各描画面ごとの第1画像データが論理描画面として保持される。フレームバッファ106は、実際に表示デバイス107に表示させるための画像データである第2画像データを保持するためのメモリである。即ち、表示デバイス107は、フレームバッファ106から転送される第2画像データに基づく画像を画面上に出力する。
<Embodiment 1>
FIG. 1 is a diagram showing a hardware configuration of a display system according to the present invention. The present system can display a plurality of drawing planes on the
表示コントローラ108は、フレームバッファ106および表示デバイス107を制御する。本システムにおいては、フレームバッファ106および表示デバイス107へのアクセスは、常に表示コントローラ108を介して行なわれる。また、フレームバッファ106から表示デバイス107への第2画像データの転送は、表示コントローラ108が単独で制御して(CPU101の処理を介することなく)行うことが可能である。汎用バス103は、本システム内の各要素間でデータを受け渡しするためのバスである。
The
図2は、本発明に係る表示システムのソフトウェア構成を示す図である。簡単のため、以下の説明において、本システムの動作の説明はこのソフトウェア構成に基づいて行う。同図に示すアプリケーション201、グラフィックスライブラリ203およびディスプレイドライバ205は、図1に示した汎用メモリ102内に格納されたプログラムをCPU101が実行することによって実現される構成要素である。また、フレームバッファ206、表示デバイス207および表示コントローラ208は、それぞれ図1に示したフレームバッファ106および表示デバイス107および表示コントローラ108に対応している。
FIG. 2 is a diagram showing a software configuration of the display system according to the present invention. For simplicity, in the following description, the operation of the system will be described based on this software configuration. An
アプリケーション201は、当該表示システムの外部から入力される外部イベント202に基づいて、個々の描画面の画像データである第1画像データの生成など所定の処理を行う。つまりアプリケーション201は、個々の描画面の第1画像データを生成するデータ生成手段として機能する。外部イベント202は、例えばアプリケーション201が提供するGUI(Graphical User Interface)などのユーザーインターフェースを介してユーザから入力される場合もあるし、例えばタイマなど他のプログラムから自動的に入力される場合もある。
The
図2にはアプリケーション201は1つのみ描かれているが、本実施の形態では、アプリケーション201は複数個存在する。そして複数のアプリケーション201のうちには、例えばウィンドウやメッセージダイアログを互いに重ねずに並べて表示するアプリケーションのような単一の描画面のみを使用するものと、例えばメッセージダイアログをウィンドウ上に重ねて表示させるアプリケーションのような複数の描画面を使用するものとが存在している。
Although only one
論理描画面204は図1の汎用メモリ102内に確保されており、アプリケーション201が生成した第1画像データを描画面ごとに保持することが可能な第1メモリとして機能する。フレームバッファ206は、実際に表示デバイス207に表示させるための画像データである第2画像データを保持する第2メモリとして機能する。
The
グラフィックスライブラリ203は、アプリケーション201の処理による描画動作を制御している。アプリケーション201はグラフィックスライブラリ203が提供する描画関数を実行することによって、描画対象(論理描画面204あるいはフレームバッファ206)に描画すること(即ち、第1画像データを書き込むこと)ができる。ディスプレイドライバ205は、論理描画面204−フレームバッファ206間の第1画像データの転送動作を制御する。グラフィックスライブラリ203がディスプレイドライバ205から提供される転送命令を実行することにより、ディスプレイドライバ205は論理描画面204からフレームバッファ206へ第1画像データを転送する。この転送の際には、各描画面の重なりの状態が再現されるよう考慮される。このように、グラフィックスライブラリ203およびディスプレイドライバ205は、アプリケーション201、論理描画面204、フレームバッファ206の間における第1画像データの受け渡しを制御する第1データ制御部として機能している。
The
ディスプレイドライバ205は、表示デバイス207の画面表示を更新するための命令であるリフレッシュ命令を、グラフィックスライブラリ203に提供している。グラフィックスライブラリ203がリフレッシュ命令を実行すると、ディスプレイドライバ205は表示コントローラ208に対してリフレッシュ要求を行う。表示コントローラ208はリフレッシュ要求を受けると、フレームバッファ206内の第2画像データを表示デバイス207へ転送する。表示コントローラ208は、フレームバッファ206から表示デバイス207への第2画像データの転送を制御する第2データ制御部として機能する。表示デバイス207は、フレームバッファ206から転送された第2画像データに基づく画像を画面に表示する。
The
このとき、第2画像データの転送は表示デバイス207固有のリフレッシュレート(例えば60Hz)で発生するリフレッシュタイミングに同期したタイミングで行われる。また、フレームバッファ206内の第2画像データは、毎回全て(画面上の全座標のデータ)が表示デバイス207に転送されるわけではなく、画面上で画像が変化した部分など必要な領域のデータのみを転送することで処理の高速化を図っている。そのためリフレッシュ命令およびリフレッシュ要求には、第2画像データのうちの表示デバイス207へ転送する領域を示す座標データが含まれている。
At this time, the transfer of the second image data is performed at a timing synchronized with a refresh timing generated at a refresh rate (for example, 60 Hz) unique to the
図3は、表示コントローラ208の動作を示すフローチャートである。グラフィックスライブラリ203によりリフレッシュ命令が実行され、表示コントローラ208がディスプレイドライバ205からのリフレッシュ要求を受け取ると(S21)、当該表示コントローラ208はリフレッシュタイミングが発生するまで待機する(S22)。そして、次のリフレッシュタイミングに同期して、フレームバッファ206内の第2画像データを表示デバイス207へ転送する(S23)。この待機および転送の処理は、CPU101の制御とは独立しており、表示コントローラ208が単独で制御する。従って、CPU101はその間にもプログラム続けて実行することが可能である。表示コントローラ208は、第2画像データの転送が完了すると再びリフレッシュ命令の待機状態に戻る。
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the
但し、表示コントローラ208におけるリフレッシュタイミングの待機期間(S22)および表示デバイス207への第2画像データの転送期間(S23)の間は、グラフィックスライブラリ203によるリフレッシュ命令の実行は制限される。これは、表示デバイス207への第2画像データ転送中に、新たなリフレッシュ命令によって転送領域を示す座標データが変更されることにより表示デバイス207の画面表示が乱れることを防ぐためである。本明細書においては、表示コントローラ208におけるリフレッシュタイミングの待機期間(S22)および表示デバイス207への第2画像データの転送期間(S23)を総合して「表示手続期間」と称する。
However, execution of the refresh command by the
本発明に係る表示システムは、アプリケーション201で生成された第1画像データに基づきフレームバッファ206内に第2画像データを作成するための2つの描画モードを有している。まず第1の描画モードは、論理描画面204を使用して第2画像データを作成する「通常描画モード」である。この描画モードでは、アプリケーション201が生成した第1画像データを、一旦所定の論理描画面204に書き込む。そして各描画面の重畳を考慮して、各論理描画面204の第1画像データをフレームバッファ206に転送することにより、フレームバッファ206内に第2画像データを作成する。この描画モードでは、比較的単純なアルゴリズムで描画面の重畳を再現できるため、複数の描画面が重畳する複雑な画面構成のアプリケーションに対して有効である。
The display system according to the present invention has two drawing modes for creating second image data in the
第2の描画モードは、論理描画面204を使用せずに、フレームバッファ206に直接第1描画データを書き込むことによって第2画像データを作成する「直接描画モード」である。この描画モードでは、アプリケーション201が生成した第1画像データを、論理描画面204を介することなく、フレームバッファ206内の第2画像データの少なくとも一部に上書きすることで、新たな第2画像データを作成するのである。この直接描画モードでは、単一の描画面を扱うのであればCPU101への負担が軽く、高速な処理が可能である。その反面、複数の描画面の重畳を再現しようとする場合には複雑なアルゴリズムの処理が必要になり、かえって描画速度が低下してしまうことが懸念される。つまり、直接描画モードは単一の描画面のみを使用する単純な画面構成のアプリケーションに有効である。
The second drawing mode is a “direct drawing mode” in which the second image data is created by writing the first drawing data directly into the
本実施の形態に係る表示システムにおいては、通常描画モードと直接描画モードのどちらを使用してフレームバッファ206への描画(第2画像データの作成)を行うかを、グラフィックスライブラリ203が、アプリケーション201の使用する描画面数に応じて切り替える。即ち、描画を行うアプリケーション201が複数の描画面を使用するものである場合は通常描画モードが選択され、単一の描画面のみを使用するものである場合は直接描画モードが選択される。
In the display system according to the present embodiment, the
図4は実施の形態1における描画方法を示すフローチャートである。この図に基づいて、実施の形態1の表示システムの動作を説明する。 FIG. 4 is a flowchart showing a drawing method according to the first embodiment. Based on this figure, the operation of the display system of the first embodiment will be described.
まず、アプリケーション201は、グラフィックスライブラリ203が提供する論理描画面作成命令を実行する。論理描画面作成命令が実行されると、グラフィックスライブラリ203は、汎用メモリ上102にアプリケーション201が必要としている大きさのメモリ領域を確保することで論理描画面204を作成する(S11)。このとき、複数の描画面を使用するアプリケーション201には描画対象として論理描画面204が必要な枚数だけ割当てられる。一方、単一の描画面のみを使用するアプリケーション201には描画対象としてフレームバッファ206が割当てられる。アプリケーション201は、自己の描画対象を指定し、グラフィックスライブラリ203が提供する描画関数を実行することによって、指定した描画対象の任意の場所に描画(第1画像データの書き込み)を行うことができる。つまり、複数の描画面を使用するアプリケーション201は、任意の論理描画面204に描画を行うことができ、単一の描画面のみを使用するアプリケーション201は、フレームバッファ206に直接描画を行うことができる。描画対象を確保したアプリケーション201のそれぞれは、外部イベント202が入力されるのを待つ待機状態になる。
First, the
外部イベント202が発生してそれをアプリケーション201が受け付けると(S12)、当該外部イベント202に応じた所定の処理を行う(S13)。そしてグラフィックスライブラリ203はアプリケーション201の描画モードを判断して、アプリケーション201にその描画モードに応じた描画処理を実行させる(S14)。上述のように本実施の形態では、描画を行うアプリケーション201が複数の描画面を使用するものである場合は通常描画モードが選択され、単一の描画面のみを使用するものである場合には直接描画モードが選択される。
When the
通常描画モードの場合は、アプリケーション201は描画対象として任意の論理描画面204を指定して、描画関数を実行することによりそれに第1画像データを書き込む(S15)。論理描画面204への書き込みが完了すると、グラフィックスライブラリ203は転送命令を実行する。転送命令が実行されると、ディスプレイドライバ205は各論理描画面204の第1画像データを、各描画面の重なり具合を考慮してフレームバッファ206に転送する(S16)。それにより、フレームバッファ206内に新たな第2画像データが作成される。その後、グラフィックスライブラリ203は表示コントローラ208の状態が表示手続期間かどうかを判定し(S18)、当該表示手続期間中でなければすぐにリフレッシュ命令を実行し(S19)、アプリケーション201の外部イベント202の待機状態に戻る。表示手続期間中であればそれが終了するまで待機した後でリフレッシュ命令を実行して(S19)、アプリケーション201の外部イベント202の待機状態に戻る。
In the normal drawing mode, the
一方、直接描画モードの場合、アプリケーション201は描画対象であるフレームバッファ206を指定して描画関数を実行することにより、フレームバッファ206内の第2画像データの一部に第1画像データを上書きする(S17)。それにより、フレームバッファ206内に新たな第2画像データが作成される。フレームバッファ106への書き込みが完了すると、グラフィックスライブラリ203は表示コントローラ208の状態が表示手続期間にあるどうかを判定し(S18)、当該表示手続期間中でなければすぐにリフレッシュ命令を実行し(S19)、アプリケーション201の外部イベント202の待機状態に戻る。表示手続期間中であればそれが終了するまで待機した後でリフレッシュ命令を実行して(S19)、アプリケーション201の外部イベント202の待機状態に戻る。
On the other hand, in the case of the direct drawing mode, the
図5は実施の形態1に係る表示システムの通常描画モードにおける動作を説明するための動作タイミング図である。表示デバイスのリフレッシュレートは60Hzであると仮定する。つまり、表示デバイスヘのデータ供給は、16.7msec毎に1回行われることになる。 FIG. 5 is an operation timing chart for explaining the operation in the normal drawing mode of the display system according to the first embodiment. Assume that the refresh rate of the display device is 60 Hz. That is, the data supply to the display device is performed once every 16.7 msec.
複数の描画面を使用する通常描画モードのアプリケーション201において、時刻t11に外部イベント202が発生したとする。アプリケーション201は当該外部イベント202を処理し、その処理結果に応じて論理描画面204への描画(第1画像データの書き込み)を開始する。時刻t12で論理描画面204への描画が完了すると、グラフィックスライブラリ203は転送命令を実行する。転送命令が実行されると、ディスプレイドライバ205は各描画面の重なり具合を考慮して論理描画面204からフレームバッファ206へ第1画像データの転送を行う。それにより、表示デバイス207内に第2画像データが作成される。当該転送が終了した時刻t13で、グラフィックスライブラリ203はリフレッシュ命令を実行する。ディスプレイドライバ205はリフレッシュ命令を受け、表示コントローラ208(図5では不図示)にリフレッシュ要求を行う。リフレッシュ要求を受けた表示コントローラ208は、表示デバイス207のリフレッシュタイミングまで待機し、リフレッシュタイミングである時刻t14でフレームバッファ206内の第2画像データの表示デバイス207への転送を開始する。そして時刻t15で当該転送が完了し、第2画像データに基づく画像が表示デバイス207上に表示される。
Assume that an
また、図6は実施の形態1に係る表示システムの直接描画モードにおける動作を説明するための動作タイミング図である。ここでも、表示デバイスのリフレッシュレートは60Hzであるとする。 FIG. 6 is an operation timing chart for explaining the operation in the direct drawing mode of the display system according to the first embodiment. Again, it is assumed that the refresh rate of the display device is 60 Hz.
単一の描画面のみを使用する直接描画モードのアプリケーション201において、時刻t21に外部イベント202が発生したとする。アプリケーション201は当該外部イベント202を処理し、その処理結果に応じてフレームバッファ206への描画(第1画像データの書き込み)を開始する。時刻t22でフレームバッファ206への描画が完了すると、グラフィックスライブラリ203はリフレッシュ命令を実行する。ディスプレイドライバ205はリフレッシュ命令を受け、表示コントローラ208(図6では不図示)にリフレッシュ要求を行う。リフレッシュ要求を受けた表示コントローラ208は、表示デバイス207のリフレッシュタイミングまで待機し、リフレッシュタイミングである時刻t23でフレームバッファ206内の第2画像データの表示デバイス207への転送を開始する。そして時刻t24で転送が完了し、第2画像データに基づく画像が表示デバイス207上に表示される。
Assume that an
図5、図6を見て分かるように、直接描画モードの場合は、論理描画面204を介することなくフレームバッファ206内に新たな第2画像データを作成するので、表示デバイス207への描画処理に要する時間を短縮することができる。本実施の形態によれば、複数の描画面を使用するアプリケーション201は、従来と同様に通常描画モードで描画を行うが、単一の描画面のみを使用するアプリケーション201は直接描画モードで描画を行うため、全体としてCPUの負担の軽減および描画速度の向上が実現できる。
As can be seen from FIGS. 5 and 6, in the case of the direct drawing mode, new second image data is created in the
また、アプリケーション201の動作に着目すると、本実施の形態の直接描画モードは、グラフィックスライブラリ203によりアプリケーション201に割当てられる描画対象が、従来の論理描画面204からフレームバッファ206に変わったのみである。つまり、本発明の実施にあたり、従来のアプリケーション構造から大幅な変更を加える必要はない。よって、高速描画のためのアプリケーション開発コストを抑えることができる。また、描画処理専用のハードウェアを使用するのではないため、表示システムの大規模化並びにコスト増大が抑制されていることは言うまでもない。
Focusing on the operation of the
<実施の形態2>
実施の形態1では、アプリケーション201が複数の描画面を使用するものであるか、単一の描画面のみを使用するものであるかによって、使用する描画モードが切り替えられていた。即ち、アプリケーション201ごとに予め描画モードが定められているので、例えば、複数の描画面を使用するアプリケーション201が実際には単一の描画面しか使用していない場合でも、通常描画モードでの描画が実行される。
<Embodiment 2>
In the first embodiment, the drawing mode to be used is switched depending on whether the
しかし、複数の描画面を使用するアプリケーション201であっても、実際には殆どの時間は単一の描画面しか使用しておらず、メッセージダイアログの表示など複数の描画面を必要とする外部イベント202が発生することが稀であることも多い。そこで、本実施の形態では各アプリケーション201の描画モードを、発生した外部イベント202ごとに切り替える。つまり、複数の描画面を使用するアプリケーション201であっても、単一の描画面しか必要としない外部イベント202の処理には、直接描画モードを使用可能にする。
However, even for an
実施の形態2の表示システムの動作を説明する。なお、本実施の形態においても、表示システムのハードウェア構成およびソフトウェア構成はそれぞれ図1および図2で示したものと同様であり、表示コントローラ208の動作は図3で示したフローチャートに基づいている。
The operation of the display system according to the second embodiment will be described. Also in this embodiment, the hardware configuration and software configuration of the display system are the same as those shown in FIGS. 1 and 2, respectively, and the operation of the
図7は実施の形態2における描画方法を示すフローチャートである。同図から分かるように、図4に示したフローと異なるのは、グラフィックスライブラリ203が描画モードを判断するステップS14の前に、アプリケーション201の描画モードを設定するステップS20が実行される点である。それ以外のフローに関しては、図4で同一符号を付したものと同様の内容であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
FIG. 7 is a flowchart showing a drawing method according to the second embodiment. As can be seen from the figure, the flow shown in FIG. 4 is different from the flow shown in FIG. 4 in that step S20 for setting the drawing mode of the
上記ステップS20においては、外部イベント202が複数の描画面を必要とするものか、単一の描画面を必要とするものかによって、使用する描画モードを切り替える。即ち、外部イベント202が複数の描画面を必要とするものであれば通常描画モードが選択され、単一の描画面を必要とするものであれば直接描画モードが選択される。
In step S20, the drawing mode to be used is switched depending on whether the
図8は、ステップS20における処理を示すフローチャートである。まず、グラフィックスライブラリ203は、現時点のアプリケーション201の描画モードと、外部イベント202の処理(図7のS13)の結果アプリケーション201が今回使用する描画面数を確認する(S201,S201,S203)。
FIG. 8 is a flowchart showing the process in step S20. First, the
このとき、描画モードが直接描画モードであり、且つ、アプリケーション201が単一の描画面数のみを使用するのであれば、そのまま直接描画モードを維持する(S204)。また、現時点の描画モードが直接描画モードであり、且つ、アプリケーション201が複数の描画面を使用するのであれば、描画モードを通常描画モードに切り替えることになるが、現時点では描画対象がフレームバッファ206であり、論理描画面204が確保されていない可能性がある。そのため、グラフィックスライブラリ203は、汎用メモリ102内に指定された描画面に対応する論理描画面204を確保し(S204)、ディスプレイドライバ205を用いてフレームバッファ206内の第2画像データを当該論理描画面204に転送した後で(S205)、描画モードを通常描画モードに切り替える(S206)。
At this time, if the drawing mode is the direct drawing mode and the
さらに、描画モードが通常描画モードであり、且つ、アプリケーション201が複数の描画面数を使用するのであれば、そのまま通常描画モードを維持する(S208)。また、現時点の描画モードが通常描画モードであり、且つ、アプリケーション201が単一の描画面を使用するのであれば、描画モードを直接描画モードに切り替えることになるが、現時点では描画対象がフレームバッファ206ではなく論理描画面204になっている状態である。そのため、グラフィックスライブラリ203は、ディスプレイドライバ205を用いて、指定された論理描画面204内の第1画像データを論理描画面204に転送し(S209)、フレームバッファ206を当該アプリケーション201の描画対象として割当てた後で(S210)、描画モードを直接描画モードに切り替える(S211)。
Furthermore, if the drawing mode is the normal drawing mode and the
その結果、ステップS12で発生した外部イベント202が複数の描画面を必要とするものであれば、ステップS20でアプリケーション201の描画モードは通常描画モードに設定され、ステップS15,S16により通常描画モードでの描画処理が実行される。また、ステップS12で発生した外部イベント202が単一の描画面のみを必要とするものであれば、アプリケーション201が複数の描画面を使用するものであっても、ステップS20で当該アプリケーション201の描画モードは直接描画モードに設定され、ステップS17により通常描画モードでの描画処理が実行される。
As a result, if the
本実施の形態によれば、複数の描画面を使用するアプリケーション201であっても、単一の描画面しか必要としない外部イベント202の処理には、直接描画モードを使用することが可能になる。そのため、複数の描画面を使用するアプリケーション201の描画速度も向上され、実施の形態1よりも高速な描画処理を行うことができる。
According to the present embodiment, even in an
<実施の形態3>
実施の形態1および2において、直接描画モードではアプリケーション201は、論理描画面204を介することなく、フレームバッファ206に直接第1描画データを書き込むことによって第2画像データを作成する。また、フレームバッファ206から表示デバイス207への第2画像データの転送は、CPU101とは独立して表示コントローラ208が処理を行っているので、場合によってはフレームバッファ206への第1画像データの書き込み中に、表示デバイス207への第2画像データの転送が開始されることも考えられる。その場合、表示デバイス207へは描画途中の画像が表示されてしまうことになる。
<Embodiment 3>
In the first and second embodiments, in the direct drawing mode, the
図9はその現象を説明するための動作タイミング図である。例えば、実施の形態1の表示システムにおいて、時刻t31でグラフィックスライブラリ203がリフレッシュ命令を実行し、ディスプレイドライバ205はリフレッシュ命令を受け、表示コントローラ208にリフレッシュ要求を行ったとする。リフレッシュ要求を受けた表示コントローラ208は、表示デバイス207のリフレッシュタイミングである時刻t33まで待機する(図3のステップS22)。
FIG. 9 is an operation timing chart for explaining the phenomenon. For example, in the display system of the first embodiment, it is assumed that the
その間にもアプリケーション201の外部イベント202の待機状態に戻る(図4のステップS12)。そして、時刻t33より前の時刻t32で別の外部イベント202に起因して、直接描画モードでのフレームバッファ206への描画(第1画像データの書き込み)が開始されたとする(図4のステップS18)。続いて、当該描画が完了する時刻t34より前の時刻t33でリフレッシュタイミングが発生すると、表示コントローラ208は、フレームバッファ206内の第2画像データを表示デバイス207へ転送し始める(図3のステップS23)。当該転送は時刻t35で完了するが、表示デバイス207へ転送された第2画像データは描画途中のものであるので、表示デバイス207へは不完全な画像が表示されてしまうことになる。
In the meantime, the process returns to the standby state for the
なお、時刻t34でフレームバッファ206への描画が完了したときに発生するリフレッシュ要求は、時刻t31〜t35の表示手続期間が終わるのを待機した後で表示コントローラ208に送られる(図4のステップS18,S19)。表示コントローラ208はリフレッシュタイミングである時刻t36まで待機した後で、フレームバッファ206内の第2画像データの表示デバイス207への転送を開始する。そして時刻t37で当該転送が完了し、そのとき初めて時刻t32〜t34で作成された第2画像データに基づく画像が表示デバイス207上に完全に表示される。
The refresh request generated when the drawing to the
実施の形態3に係る表示システムは、表示デバイス207へは不完全な画像が表示されてしまうことを防止するロック機能を有するものである。以下、実施の形態3に係る表示システムの動作を説明する。なお、本実施の形態においても、表示システムのハードウェア構成およびソフトウェア構成はそれぞれ図1および図2で示したものと同様であり、表示コントローラ208の動作は図3で示したフローチャートに基づいている。
The display system according to Embodiment 3 has a lock function that prevents an incomplete image from being displayed on the
図10は実施の形態3における描画方法を示すフローチャートである。同図から分かるように、図4に示したフローと異なるのは、直接描画モードでフレームバッファ206への描画を行うステップS15の前に、アプリケーション201がロック機能を使用するか否かを判定するステップS30と、ロック機能を使用する場合に表示コントローラ208の表示手続期間が終了するのを待機するステップS31が加わった点である。それ以外のフローに関しては、図4で同一符号を付したものと同様の内容であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
FIG. 10 is a flowchart showing a drawing method according to the third embodiment. As can be seen from FIG. 4, the flow is different from the flow shown in FIG. 4. Before step S <b> 15 for drawing in the
上記ステップS30においては、アプリケーション201がロック機能を使用するか否か判定されるが、本実施の形態では、その設定は予めグラフィックスライブラリ203が記憶しているものとする。例えばアプリケーション201ごとに、ロック機能を使用するアプリケーションと使用しないアプリケーションとを定めておいてもよいし、あるいは発生した外部イベント202ごとに、ロック機能を使用するイベントと使用しないイベントとを定めておいてもよい。もちろん、必要に応じてユーザがその設定を変更できるようにしてもよい。
In step S30, it is determined whether or not the
図11は本実施の形態におけるロック機能を説明するための動作タイミング図である。例えば、時刻t41でグラフィックスライブラリ203がリフレッシュ命令を実行し、ディスプレイドライバ205がリフレッシュ命令を受け、表示コントローラ208にリフレッシュ要求を行ったとする。リフレッシュ要求を受けた表示コントローラ208は、表示デバイス207のリフレッシュタイミングである時刻t43まで待機する(図3のステップS22)。
FIG. 11 is an operation timing chart for explaining the lock function in the present embodiment. For example, it is assumed that the
その間にもアプリケーション201の外部イベント202の待機状態に戻る(S12)。そして、時刻t43より前の時刻t42で単一の描画面のみを使用するアプリケーション201の外部イベント202が発生すると、直接描画モードでのフレームバッファ206への描画(第1画像データの書き込み)に先立って、アプリケーション201がロック機能を使用するか否かを判定し(S30)、ここではロック機能を使用するので表示コントローラ208の表示手続期間が終了するのを待機する(S31)。そして時刻t43でリフレッシュタイミングが発生すると、表示コントローラ208は、フレームバッファ206内の第2画像データを表示デバイス207へ転送し始める(図3のステップS23)。このときアプリケーション201は待機中であるので、表示デバイス207へ転送される第2画像データには描画途中のものは含まれない。そして時刻t44で当該転送が完了して表示手続期間が終了すると、ステップS31の待機を解除してフレームバッファ206への描画(第1画像データの書き込み)を開始する(S17)。
In the meantime, the process returns to the standby state of the
そして、時刻t45でフレームバッファ206への書き込みが完了すると、グラフィックスライブラリ203はリフレッシュ命令を実行し、表示コントローラ208にリフレッシュ要求が送られる(S19)。表示コントローラ208はリフレッシュタイミングである時刻t46まで待機した後で、フレームバッファ206内の第2画像データの表示デバイス207への転送を開始する。そして時刻t47で当該転送が完了し、時刻t44〜t45で作成された第2画像データに基づく画像が表示デバイス207上に完全に表示される。
When the writing to the
なお、ロック機能を使用しない場合の動作は、実施の形態1および、図9で説明したものと同様であるので、説明は省略する。 The operation when the lock function is not used is the same as that described in Embodiment 1 and FIG.
このように本実施の形態に係る表示システムにおいては、ロック機能を用いることによって、描画途中の画像が表示デバイス207に表示されることが防止できる。例えば、画面上に表示されている入力ダイアログにユーザが文字を入力する際に、描画途中の文字が表示されてしまうような不具合を解消できる。また、一時的に不完全な画像が描画されたとしても使用上の問題の問題が生じないアプリケーション(あるいはイベント)には、ロック機能を使用しないように設定しておくことで描画の高速性を優先させることができる。
As described above, in the display system according to the present embodiment, it is possible to prevent an image being drawn from being displayed on the
なお、本実施の形態では実施の形態1のように、アプリケーション201が複数の描画面を使用するものであるか、単一の描画面のみを使用するものであるかによって、使用する描画モードが切り替える構成を示したが、実施の形態2のように各アプリケーション201の描画モードを、発生した外部イベント202ごとに切り替えるようにしてもよい。その場合、図10のフローチャートにおいてステップS14の前に、アプリケーション201の描画モードを設定するステップS20(図8)を実行すればよい。それによって、複数の描画面を使用するアプリケーション201の描画速度も向上され、よりも高速な描画処理を行うことができる。
In the present embodiment, as in the first embodiment, the drawing mode to be used depends on whether the
<実施の形態4>
実施の形態1で説明したように、表示コントローラ208の表示手続期間はグラフィックスライブラリ203によるリフレッシュ命令の実行は制限され、当該表示手続期間が終了するまで待機する(図4のステップS18)。これは、表示デバイス207への第2画像データ転送中に、新たなリフレッシュ命令によって転送領域を示す座標データが変更されることで画面表示が乱れることを防ぐためである。しかし、待機時間が多くなると、全体としての描画速度が低下してしまう。そこで、実施の形態4に係る表示システムでは、表示コントローラ208の表示手続期間中でも、グラフィックスライブラリ203に待機させることなく、第2画像データの転送領域をマージして、次の処理を進めるようにする。そして当該表示手続期間が終了した後でそれまでにマージした転送領域について、フレームバッファ206内の第2画像データの表示デバイス207への転送をまとめて行う。
<Embodiment 4>
As described in the first embodiment, during the display procedure period of the
実施の形態2の表示システムの動作を説明する。なお、本実施の形態においても、表示システムのハードウェア構成およびソフトウェア構成はそれぞれ図1および図2で示したものと同様であり、表示コントローラ208の動作は図3で示したフローチャートに基づいている。
The operation of the display system according to the second embodiment will be described. Also in this embodiment, the hardware configuration and software configuration of the display system are the same as those shown in FIGS. 1 and 2, respectively, and the operation of the
図12は実施の形態4における描画方法を示すフローチャートである。同図から分かるように、図4に示したフローと異なるのは、表示コントローラ208の表示手続期間か否かを判定するステップS18において、表示手続期間中である場合の処理として、リフレッシュ命令に含まれる転送領域を示す座標データをマージするステップS40が行なわれ、当該ステップS40の実行後は待機することなく外部イベント202のイベント待ち状態に戻る点である。当該ステップS40でマージされる座標手データは、汎用メモリ102内に記憶される。それ以外のフローに関しては、図4で同一符号を付したものと同様の内容であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
FIG. 12 is a flowchart showing a drawing method according to the fourth embodiment. As can be seen from the figure, the flow shown in FIG. 4 is different from the flow shown in FIG. 4 in the refresh instruction as a process in the step S18 for determining whether or not the display procedure period is in the display procedure period. Step S40 for merging coordinate data indicating the transfer area to be transferred is performed, and after the execution of step S40, the process returns to the event waiting state of the
図13は本実施の形態に係る表示システムの動作を説明するための動作タイミング図である。例えば、時刻t51でグラフィックスライブラリ203がリフレッシュ命令を実行し、ディスプレイドライバ205がリフレッシュ命令を受け、表示コントローラ208にリフレッシュ要求を行ったとする。リフレッシュ要求を受けた表示コントローラ208は、表示デバイス207のリフレッシュタイミングである時刻t54まで待機し(図3のステップS22)、その後時刻t67までの間、フレームバッファ206から表示デバイス207への第2画像データの転送を行う。
FIG. 13 is an operation timing chart for explaining the operation of the display system according to the present embodiment. For example, it is assumed that the
その間にもアプリケーション201の外部イベント202の待機状態に戻る(S12)。そして、時刻t57より前の時刻t52〜t53の間に別の外部イベント202に起因する直接描画モードでのフレームバッファ206への描画(第1画像データの書き込み)が行なわれたとする(S18)。グラフィックスライブラリ203は、当該描画処理が完了する時刻t53に発生するリフレッシュ要求(S19)に含まれる転送領域を示す座標データを汎用メモリ102内にマージして記憶する。
In the meantime, the process returns to the standby state of the
その後は待機することなく、再びアプリケーション201の外部イベント202の待機状態に戻る(S12)。そしてさらに時刻t57より前の時刻t55〜t56の間に別の外部イベント202に起因する直接描画モードでのフレームバッファ206への描画(第1画像データの書き込み)が行なわれたとする(S18)。グラフィックスライブラリ203は、当該描画処理が完了する時刻t53に発生するリフレッシュ要求(S19)に含まれる転送領域を示す座標データを汎用メモリ102内にマージして記憶する。
After that, without waiting, it returns to the standby state of the
そしてマージされた座標データ(時刻t53およびt56で発生したリフレッシュ要求に含まれる座標データ)は、時刻t51〜t57の表示手続期間が終わるとリフレッシュ要求と共に表示コントローラ208に送られる。その後は、表示コントローラ208はリフレッシュタイミングである時刻t58まで待機した後で、マージされた座標データに基づいて、フレームバッファ206内の第2画像データの表示デバイス207への転送を開始する。そして時刻t59で当該転送が完了し、時刻t52〜t53およびt55〜t56で作成された第2画像データに基づく画像が表示デバイス207上に完全に表示される。
The merged coordinate data (coordinate data included in the refresh request generated at times t53 and t56) is sent to the
このように、本実施の形態によれば、表示コントローラ208の表示手続期間の終了を待つ待機時間を無くすことができるので、より高速な描画処理を行うことが可能になる。
As described above, according to the present embodiment, it is possible to eliminate the waiting time for waiting for the display procedure period of the
なお、本実施の形態では実施の形態1のように、アプリケーション201が複数の描画面を使用するものであるか、単一の描画面のみを使用するものであるかによって、使用する描画モードが切り替える構成を示したが、実施の形態2のように各アプリケーション201の描画モードを、発生した外部イベント202ごとに切り替えるようにしてもよい。その場合、図12のフローチャートにおいてステップS14の前に、アプリケーション201の描画モードを設定するステップS20(図8)を実行すればよい。それによって、複数の描画面を使用するアプリケーション201の描画速度も向上され、よりも高速な描画処理を行うことができる。
In the present embodiment, as in the first embodiment, the drawing mode to be used depends on whether the
また、本実施の形態は、上記の実施の形態3のロック機能と組み合わせることも可能である。即ち、図12のフローチャートにおいてステップS15の前に、実施の形態3で説明したアプリケーション201がロック機能を使用するか否かを判定するステップS30と、ロック機能を使用する場合に表示コントローラ208の表示手続期間が終了するのを待機するステップS31とを加えてもよい。ロック機能を動作させない場合に、表示コントローラ208の表示手続期間の終了を待つ待機時間を無くすことができるので、より高速な描画処理を行うことが可能になる。
Further, the present embodiment can be combined with the lock function of the third embodiment. That is, before step S15 in the flowchart of FIG. 12, step S30 for determining whether or not the
101 CPU、102 汎用メモリ、103 汎用バス、106 フレームバッファ、107 表示デバイス、108 表示コントローラ、201 アプリケーション、202 外部イベント、203 グラフィックスライブラリ、204 論理描画面、205 ディスプレイドライバ、206 フレームバッファ、207 表示デバイス、208 表示コントローラ。
101 CPU, 102 General-purpose memory, 103 General-purpose bus, 106 Frame buffer, 107 Display device, 108 Display controller, 201 Application, 202 External event, 203 Graphics library, 204 Logical drawing surface, 205 Display driver, 206 Frame buffer, 207 Display Device, 208 display controller.
Claims (7)
個々の描画面の画像データである第1画像データを生成するデータ生成手段と、
前記第1画像データを描画面ごとに保持可能な第1メモリと、
前記表示デバイスに実際に表示させるための画像データである第2画像データを保持する第2メモリと、
前記データ生成手段、前記第1メモリおよび前記第2メモリの間における前記第1画像データの受け渡しを制御する第1データ制御部とを備え、
前記第1データ制御部は、
前記データ生成手段が生成した前記第1画像データを一旦第1メモリに書き込み、その後、前記第1メモリ内の前記第1画像データを前記第2メモリに転送することによって、前記第2画像データを作成する第1描画モードと、
前記データ生成手段が生成した前記第1画像データを、前記第1メモリを介することなく、前記第2メモリ内の前記第2画像データの少なくとも一部に上書きすることで、新たな前記第2画像データを作成する第2描画モードと、を切り換え可能である
ことを特徴とする表示システム。 A display system capable of displaying a plurality of drawing surfaces on a display device,
Data generating means for generating first image data which is image data of each drawing surface;
A first memory capable of holding the first image data for each drawing surface;
A second memory for holding second image data that is image data for actual display on the display device;
A first data control unit that controls transfer of the first image data between the data generation means, the first memory, and the second memory;
The first data control unit
The first image data generated by the data generation means is temporarily written in a first memory, and then the first image data in the first memory is transferred to the second memory, whereby the second image data is A first drawing mode to be created;
The first image data generated by the data generation means is overwritten on at least a part of the second image data in the second memory without going through the first memory, whereby a new second image is generated. A display system capable of switching between a second drawing mode for creating data.
前記データ生成手段は、複数のアプリケーションプログラムに基づいて動作しており、
前記第1データ制御部は、前記アプリケーションプログラムごとに前記第1描画モードと前記第2描画モードとを切り換える
ことを特徴とする表示システム。 The display system according to claim 1,
The data generation means operates based on a plurality of application programs,
The display system according to claim 1, wherein the first data control unit switches between the first drawing mode and the second drawing mode for each of the application programs.
前記第1データ制御部は、
前記データ生成手段が複数の描画面を使用する前記アプリケーションプログラムに基づいて動作している場合は前記第1描画モードを選択し、単一の描画面のみを使用する前記アプリケーションプログラムに基づいて動作している場合は前記第2描画モードを選択する
ことを特徴とする表示システム。 The display system according to claim 2,
The first data control unit
When the data generation unit operates based on the application program using a plurality of drawing surfaces, the first drawing mode is selected, and the data generation unit operates based on the application program using only a single drawing surface. A display system, wherein the second drawing mode is selected.
前記データ生成手段は、発生したイベントに応じた処理を行うアプリケーションプログラムに基づいて動作しており、
前記第1データ制御部は、前記イベントごとに前記第1描画モードと前記第2描画モードとを切り換える
ことを特徴とする表示システム。 The display system according to claim 1,
The data generation means operates based on an application program that performs processing according to the event that has occurred,
The display system, wherein the first data control unit switches between the first drawing mode and the second drawing mode for each event.
前記第1データ制御部は、
前記データ生成手段が複数の前記描画面を使用する前記イベントに基づいて動作している場合は前記第1描画モードを選択し、単一の前記描画面のみを使用する前記イベントに基づいて動作している場合は前記第2描画モードを選択する
ことを特徴とする表示システム。 The display system according to claim 4,
The first data control unit
When the data generating means is operating based on the event using a plurality of the drawing surfaces, the first drawing mode is selected, and the data generating unit is operated based on the event using only a single drawing surface. A display system, wherein the second drawing mode is selected.
前記第2メモリから前記表示デバイスへの前記第2画像データの転送を制御する第2データ制御部をさらに備え、
前記第1データ制御部は、
前記第2描画モードにおいて、前記第2データ制御部が特定の動作を行っている間は前記第2メモリへの前記第1画像データの書き込みを待機するロック機能を有している
ことを特徴とする表示システム。 A display system according to any one of claims 1 to 5,
A second data control unit for controlling transfer of the second image data from the second memory to the display device;
The first data control unit
In the second drawing mode, the second data control unit has a lock function that waits for the writing of the first image data to the second memory while performing a specific operation. Display system.
前記第2メモリから前記表示デバイスへの前記第2画像データの転送を制御する第2データ制御部をさらに備え、
前記第1データ制御部は、
前記第2データ制御部が特定の動作を行っている間は前記第2メモリに書き込んだ前記第1画像データに関する情報を順次マージして記憶し、前記特定の動作の後で、前記第2データ制御部に前記第2画像データの転送を前記マージした情報に基づいて行なわせるマージ機能を有している
ことを特徴とする表示システム。
A display system according to any one of claims 1 to 5,
A second data control unit for controlling transfer of the second image data from the second memory to the display device;
The first data control unit
While the second data control unit is performing a specific operation, information about the first image data written in the second memory is sequentially merged and stored, and after the specific operation, the second data is stored. A display system having a merge function for causing the control unit to transfer the second image data based on the merged information.
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