JP2005273226A - クレセント錠用防犯保護具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 既存の引戸に取付けられたクレセント錠に簡単に装着することができ、仮に引戸のガラスを切って外から手を差し入れても、クレセント錠の保護した状態を簡単に破ることができない防犯具を提供する。
【解決手段】 クレセント錠の挿入用開口1c、1dを有し、その開口を通してクレセント錠を内部に収納した状態で内側引戸の端面に取着される箱体1からなり、その箱体にクレセント受けに係合したクレセント本体の回動を阻止するバー5が脱着可能に設けられ、箱体の室内側端面部材6が摺動移動可能であり、閉鎖状態の端面部材を鎖錠するピン部材7が設けられ、端面部材に形成したスリット6bに解錠部材8を挿入して、このピン部材を解錠するようになっている。
【選択図】 図2
【解決手段】 クレセント錠の挿入用開口1c、1dを有し、その開口を通してクレセント錠を内部に収納した状態で内側引戸の端面に取着される箱体1からなり、その箱体にクレセント受けに係合したクレセント本体の回動を阻止するバー5が脱着可能に設けられ、箱体の室内側端面部材6が摺動移動可能であり、閉鎖状態の端面部材を鎖錠するピン部材7が設けられ、端面部材に形成したスリット6bに解錠部材8を挿入して、このピン部材を解錠するようになっている。
【選択図】 図2
Description
本発明はクレセント錠用防犯保護具に関する。より詳しくは、本発明は、内側引戸の端面に回動可能に取付けられるクレセント本体と、外側引戸にクレセント本体と係合可能に設けられるクレセント受けとからなるクレセント錠に用いられる防犯保護具に関する。
最近、住居への侵入盗が問題となっている。特に、玄関等の入口に設けられている錠前をピッキングとかサムターンなどという方法によって不法に解錠して侵入する窃盗犯の被害が相次いでいる。
同様に、引き戸に設けられるクレセント錠においては、クレセント錠の外側の窓ガラスをガラス切りによって手の入る大きさに切って、そこから手を入れクレセント錠を解錠して侵入する事犯が問題となっている。
このような対策として従来から種々の方法が提案されている。例えば、クレセント錠に錠前を付けクレセント本体とクレセント受けとが係合した状態でクレセント錠を施錠する方法がある。しかしこの方法ではクレセント錠の錠前が施錠されている状態がすぐ分かるために、窓から手を入れた状態で比較的容易にクレセント錠の解錠を行うことができる。そのため防犯として不十分である。
また、クレセント錠の他に内外の引戸の間に補助の止め金具を別に設けることも行われている。しかし、このようにした場合でもクレセント錠が開いてしまうと引戸を強く引張った場合には保護具の止め具が壊れてしまい簡単に開いてしまう。
また、特許文献1には、クレセント錠を内部に設けた箱体を内側引戸に取付けるようにし、クレセント受けが設けられた金具に南京錠を別に設けるようにして、この南京錠によって引戸が開かないようにすることが提案されている。しかし、この方法も箱体の内部に南京錠を取付けたりするため日常の取扱いが面倒であり、また南京錠が取付けられている金具を強引に引きちぎられてしまうと防犯の効果がなくなってしまう。
また、この特許文献1の装置においては、クレセント錠を箱体の内部に設けた状態で引戸に取付けているために、既存の引戸に取付けられたクレセント錠の防犯装置として用いることができないという欠点がある。クレセント錠を付け代えることは非常に手間が掛りコストも高いものであり実用的でない。
本発明は上述したような問題点に鑑みて、既存の引戸に取付けられたクレセント錠に簡単に装着することができてクレセント錠の防犯保護が簡単に行え、しかも仮に引戸のガラスを切って外から手を差し入れても、クレセント錠の保護した状態を簡単に破ることができない防犯具を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を、内側引戸の端面に回動可能に取付けられるクレセント本体と、外側引戸にクレセント本体と係合可能に設けられるクレセント受けとからなるクレセント錠用防犯保護具において、
クレセント錠の挿入用開口を有し、その開口を通してクレセント錠を内部に収納した状態で内側引戸の端面に取着される箱体からなり、その箱体にクレセント受けに係合したクレセント本体の回動を阻止する部材が脱着可能に設けられていることを特徴とするクレセント錠用防犯保護具により達成する。
クレセント錠の挿入用開口を有し、その開口を通してクレセント錠を内部に収納した状態で内側引戸の端面に取着される箱体からなり、その箱体にクレセント受けに係合したクレセント本体の回動を阻止する部材が脱着可能に設けられていることを特徴とするクレセント錠用防犯保護具により達成する。
この場合に、箱体の室内側端面部材が開閉可能となっていることが好ましい。開閉可能とする方法としては、ヒンジによって揺動して回動するような扉としてもよいが、より好ましくは実施例に示すように、箱体の室内側の端面部材が摺動可能であり、このような端面部材を閉鎖状態とした場合に、端面部材を箱体に対して移動できないように鎖錠する部材が設けられていることが装置が簡単であり、しかもこのようにすることによって箱体が閉じられた状態となるために一層防犯効果が増し好ましいものである。
鎖錠部材としては箱体から端面部材に突出するピン部材とすることができる。このピン部材を箱体から押込むことによって端面部材に形成した凹部に係合するようにし、端面部材の摺動を止めるようにすることが装置が簡単であり、しかもその鎖錠状態が容易に分からず非常に好ましいものである。このようにした場合に、ピン部材を解錠するためには箱体にピン部材の先端に係合する解錠部材を差し込むようにした小さいスリットを形成しておくことが好ましい。
本発明のクレセント本体の回動を防止する部材は、金属、木材またはプラスチック等のバーなどで作られており、このバーが箱体に形成された小孔に沿って出入り可能であることが好ましい。このようにすることによってバーを箱体の小孔に沿って挿入することによって簡単にクレセント本体の回動を止めるようにすることができ、しかもこのバーの挿入状態が外部から分かり難く防犯効果も極めて高いものとなる。バーとしてはクレセント本体を無理にこじ開けようとした場合にも壊れ難いものとして金属とすることが好ましいが、比較的硬い木材やプラスチックとしてもよい。
本発明の箱体は木材、金属、プラスチックなどにより作ることができる。箱体は内側引戸の端面に取付けるものであり、この取付方法としては両面接着剤などによって引戸の端面に取付けることもできる。しかし、より箱体が壊されるようなことをなくすためには、ビスによって箱体を内側引戸の端面に取付けるようにすることが好ましい。この場合に箱体のビスの取付孔と上述したクレセント本体の回動を防止する部材であるバーの端面とを同じような形状とすることによって、どれがバーであり、どれがビスであるかが見分けられないようにして、より防犯効果を高めることができる。
本発明によれば、従来の既存のクレセント錠にそのまま取付けられることができるクレセント錠用防犯保護具が提供され、従来のクレセント錠をそのままの状態で用いることができるので、既存のクレセント錠の安全性を高めることができ且つ非常に安価である。
本発明においては、クレセント錠の外側を箱体によって覆うことによってクレセント錠を分かり難くするとともにクレセント錠のクレセント本体の解錠を阻止する部材を箱体に設けることによって、防犯効果を極めて高めることができる。しかも、箱体の室内に面する側面を摺動可能な部材とし、この摺動可能な部材を更にピンによって鎖錠するようにすることによって、一層防犯装置の防犯効果を高めることができる。
以下、本発明の一実施例を図示した添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る防犯保護具の斜視図である。この実施例の防犯保護具は直方体形状をした木製の箱体1からなっており、この箱体1の内側引戸側の端面1aおよび外側引戸のクレセント受けに面する側の端面1bが両端面1a、1bの過度部からぞぞれ長方形状に開口1c、1dされており、この開口1c、1d部分から、クレセント本体31およびクレセント受け32からなるクレセント錠30を箱体1の内部に挿入することができる。
なお、箱体1の形状は内部にクレセント錠を収納できれば直方体形状に限られず任意の形状とすることができる。また、開口の形状も長方形状に限られず、クレセント錠を通過させることができれば円形、楕円形、半円形などの形状とできる。
この箱体1の内側引戸側の端面1aおよびそれに対向する端面1eは、それぞれの上部および下部に横方向に4つの小孔2が穿たれており、この小孔2を通してビス3を挿入し、内側引戸の端面に形成した取付け孔(図示せず)に螺合させて箱体1を内側引戸に取付けることができる。なお、図1では4本のビス3で箱体1を取付けているが、ビス3の本数はこれに限られない。例えば、ビス2本で止めてもよい。
箱体1の上記開口1c、1dの上方位置に、箱体1の左右方向に摺動可能なバー5を装着する小孔4が設けられている。この実施例においては、バー5として木材製の円柱状の細いバー5が用いられている。なお、このバー5は木材に代えて金属または比較的強度の大きいプラスチックに代えることもできる。バー5は角柱としてもよいが、実施例に示すように円柱状とした方が小孔4の製作を容易に行え好ましい。
この箱体1をクレセント錠に被せた状態で内側引戸に取付け、クレセント本体31とクレセント受け32を係合させた後で上述したバー5を小孔4に挿入することによって、バー5がクレセント本体31のレバーに当たり、クレセント本体31は最早開くことができず、これによってクレセント錠の防犯効果が高められる。
更に、この実施例においては、箱体1の室内に面する側面を長方形状の板材からなる端面部材6としており、端面部材6の両側を凸形状としている。また、箱体1の室内に面する側の両側面にはそれぞれ縦長のスリット1fを形成している。端面部材6をスリット1fに蟻溝状態で係合させ、端面部材6を上下に摺動可能としている。従って、この端面部材6を閉じることによって箱体1の内部は外から見ることができず内部構造が分からない状態となる。クレセント錠を操作するときは端面部材6を上に摺動させて開けることによって、内部のクレセント錠が室内側から見ることができるので、この状態でクレセント錠を操作し、鍵を掛け、または解錠することができる。
端面部材6の片側に小孔6aを形成するとともに箱体1に小孔6aと対応する位置に小孔1gを穿ち、箱体1の外側から小孔1gに挿入したピン部材7の先端が端面部材6の小孔6aに係合して端面部材6を箱部材1に鎖錠して端面部材6が閉じた状態を維持するようにしている。
更に端面部材6に小孔6aに連通するスリット6bを形成しており、板状の解錠部材8を端面部材6に形成したスリット6bから挿入して、小孔6aに係合しているピン部材7の頭を箱体1の外側へ押出し、その頭を手で掴んでピン部材7を引っ張ることにより、端面部材6の鎖錠が解け、端面部材6を開けることができる。
以下、本実施例の防犯保護具の使用状態を時経列的に示す図2を参照して、本実施例の防犯部材の取扱い方法を簡単に説明する。
本発明に係る防犯保護具は上述したような構造であり、内側引戸の端面に回動可能に取付けられるクレセント本体31と外側引戸にクレセント本体と係合可能に設けられるクレセント受け32とからなるクレセント錠30を箱体1の開口1c、1dを通して、箱体1の内部に位置させ、箱体1を内側引戸にビス3(図1参照)によって取付ける。
図2(a)に示すように、箱体1の室内に面する側面の端面部材6を開けて、クレセント錠30を操作して、図2(b)に示すように、クレセント本体31とクレセント受け32を係合させる。
この状態で、クレセント本体31の回動を阻止する部材であるバー5を箱体1の小孔4に挿入することによって、図2(c)に示すように、バー4がクレセント本体31のレバーに係合し、クレセント本体31は最早回動しない。本実施例は、この状態で使用することもできる。
一層好ましくは、図2(d)に示すように、端面部材6を箱体1に形成したスリット1fに沿って摺動させることによって、箱体1が閉じた状態となり、箱体の内部は見えなくなる。
この状態で、図2(e)に示すように、箱体1に形成した小孔1gにピン部材7を挿入することによって、室内側の端面部材6は全く開けることができない状態となる。従って、例えクレセント錠30の回りのガラスを切ったとしても、クレセント錠30を開けることはできない。このために防犯効果が非常に高い。勿論、ガラス全体を切って入るということは可能であるが、今までの実例などを見ていても、侵入犯が侵入動作を開始して入る時間、防犯効果を維持できるならば侵入が諦められるということが分かっている。従って、本発明によれば侵入防止効果は充分発揮することができる。
クレセント錠30を解錠する場合には、図2(f)に示すように、端面部材6に形成したスリット6bに板状の解錠部材8を挿入して、小孔6aに係合しているピン部材7の頭を箱体1の外側へ押出し、その頭を手で掴んでピン部材7を引っ張ることにより、端面部材6の鎖錠が解け、端面部材6を開けることができる。以下、前述の手順と逆にすることにより、クレセント錠30を解錠することができる。
1 箱体
1a 内側引戸側の端面
1b 外側引戸側の端面
1c、1d 開口
1f スリット
1g 小孔
2 小孔
3 ビス
4 小孔
5 バー
6 端面部材
6a 小孔
6b スリット
7 ピン部材
8 解錠部材
31 クレセント本体
32 クレセント受け
30 クレセント錠
1a 内側引戸側の端面
1b 外側引戸側の端面
1c、1d 開口
1f スリット
1g 小孔
2 小孔
3 ビス
4 小孔
5 バー
6 端面部材
6a 小孔
6b スリット
7 ピン部材
8 解錠部材
31 クレセント本体
32 クレセント受け
30 クレセント錠
Claims (6)
- 内側引戸の端面に回動可能に取付けられるクレセント本体と、外側引戸にクレセント本体と係合可能に設けられるクレセント受けとからなるクレセント錠用防犯保護具において、
クレセント錠の挿入用開口を有し、その開口を通してクレセント錠を内部に収納した状態で内側引戸の端面に取着される箱体からなり、その箱体にクレセント受けに係合したクレセント本体の回動を阻止する部材が脱着可能に設けられていることを特徴とするクレセント錠用防犯保護具。 - 箱体の室内側端面部材が開閉可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の保護具。
- 箱体の室内側端面部材が摺動移動可能であり、閉鎖状態の端面部材を鎖錠する部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の保護具。
- 鎖錠する部材が箱体から端面部材に突出するピン部材からなり、端面部材に形成したスリットに解錠部材を挿入して、このピン部材を解錠するようになっていることを特徴とする請求項3に記載の保護具。
- クレセント本体の回動を防止する部材がバーからなり、このバーが箱体に形成された小孔に沿って出入可能であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の保護具。
- 箱体が、ビスによって内側引戸の端面に取付けられるようになっていることを特徴とする請求項5に記載の保護具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004086061A JP2005273226A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | クレセント錠用防犯保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004086061A JP2005273226A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | クレセント錠用防犯保護具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005273226A true JP2005273226A (ja) | 2005-10-06 |
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ID=35173190
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004086061A Pending JP2005273226A (ja) | 2004-03-24 | 2004-03-24 | クレセント錠用防犯保護具 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005273226A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101963006A (zh) * | 2008-12-15 | 2011-02-02 | 泛达公司 | 带有滑动盖的锁盒 |
-
2004
- 2004-03-24 JP JP2004086061A patent/JP2005273226A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101963006A (zh) * | 2008-12-15 | 2011-02-02 | 泛达公司 | 带有滑动盖的锁盒 |
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