JP2005271017A - 自動溶接機の給電方法および給電装置。 - Google Patents

自動溶接機の給電方法および給電装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】 溶接用電極の円滑で確実な移動可能でかつ安定給電可能とする。
【解決手段】X軸用中間給電路手段61の接触器66と溶接用電極50と,給電路部材65と上流側接触器76とをそれぞれに常時電気接続し、Y軸用中間給電路手段71の給電路部材75と上流側接触器86と,Z軸用中間給電路手段81の給電路部材85と溶接用電源装置90(91)とを常時電気接続し、移動時に進退動用アクチュエータ(62)が接触器(66)を退動させて両者(66,65)を非接触状態に、給電時に接触器(66)を進動させて両者(66,65)を接触状態に切換えて溶接用電源装置90から溶接用電極50に溶接用電源を供給可能に形成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電極移動機構によって溶接用電極を溶接位置に移動させ、溶接用電源装置から溶接用電極に中間給電路手段を介して溶接用電源を供給しつつ、または中間給電路手段を介して元電源が供給された溶接用電源装置から溶接用電極に溶接用電源を供給しつつ、溶接する自動溶接機の給電方法および給電装置に関する。
電極移動機構によって溶接用電極を溶接位置に移動させ、溶接用電源装置から溶接用電極に溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成された自動溶接機の給電装置が知られている。この給電装置は、溶接用電源装置を電極移動機構とは切り離した固定側に配設した固定側配設型と、可動側である溶接用電極に溶接用電源装置を接近配設した可動側配設型とに大別される。
例えば、固定側配設型を示す図5において、電極移動機構20Pは溶接用電極50Pを1軸(X軸)方向に往復移動可能な1次元移動方式である。駆動軸(ねじ軸)23Pは、X軸方向に離隔配設された軸受ブロック27PL,27PRに可逆回転可能に装着され、この駆動軸23PにはXスライダー22PがX軸方向に移動可能に螺合されている。モータ(図示省略)によって駆動軸23Pを回転制御することで、Xスライダー22Pを移動できかつ溶接用電極50PをX軸方向の各溶接ポイントに順番に位置決めすることができる。なお、図5では周り止め手段(例えば、ガイドバー)等は図示省略してある。
固定配設された溶接用電源装置90Pには、図示しない元電源設備から給電ケーブル201P,202Pを通して元電源PWR(例えば、AC220V)が供給され、給電線91P,92P間に溶接用電源(例えば、DC15V)を生成出力することができる。給電線91PはX軸用中間給電路手段61P(65P)を介して溶接用電極50Pに接続され、給電線92Pは図示しないワーク(被溶接物)に接続される。
ここに、X軸用中間給電路手段61Pは、固定側の溶接用電源装置90Pと可動側の溶接用電極50Pとの中間にあって相対移動する両者(90P―50P)を電気的に接続する手段で、伸縮自在な給電線(ケーブル)65Pを利用した構造とされている。すなわち、給電線65Pは、ループ状とされかつ複数のガイドリング68Rを介してガイドワイヤー68Wにガイド(摺動自在案内)されている。したがって、固定側の溶接用電源装置90Pと可動側の溶接用電極50Pとの相対移動を給電線65PのX軸方向に伸縮により吸収できるから、X軸方向の任意の位置に位置付けされた溶接用電極50Pに溶接用電源を供給しつつ、溶接(例えば、1打点3秒)を行うことができる。
一方の可動側配設型は、溶接用電源装置90PをX軸スライダー22Pに搭載させかつ給電線91Pを溶接用電極50Pに直接接続してある。したがって、X軸用中間給電路手段61Pは図5の場合同様な構造であるが、1対の給電線65Pには固定側である元電源設備(201P,202P)から供給される元電源(例えば、AC220V)が流れる。すなわち、固定側配設型の場合のように直流低電圧電源つまり溶接用電源(例えば、DC15V)を流すことがないので、電気・磁気的に安定した給電を円滑に行える。なお、この可動側配設型については、固定側配設型の場合(図5)から容易に想到できるので、図示は省略した。
給電の安定化、円滑化に関しては、例えば、第1の溶接電極に対する給電線と第2の溶接電極に対する給電線とを撚り合わせるとともに、各給電線を介して供給される溶接用電流が互いに逆極性となるよう給電する給電方法(装置)が提案(特許文献1を参照。)されている。これによれば、少ない芯線数で給電ケーブルの脈動(キック)を防止でき、強磁界やノイズの発生を抑制できるとされている。
特開2000−280077号公報
ところで、自動溶接機の溶接高速化や大電流化に対する要請は一段と強まっている。例えば、1打点1秒の溶接や10000A以上の溶接電流が求められ、これに応える場合には給電線65Pの外径が大きく(例えば、35〜50mm)なり、大重量(例えば、300kg)になる。この重厚長大化要請に加え、溶接用電極50Pの移動・位置決めに関する高速制御性(例えば、300mSec以内で位置決めする。)が求められる。
この条件下での本出願人の試行によれば、給電線65Pのイナーシャが大きくなるので、モータ回転制御による移動・位置決め制御の精度および速度を所定の範囲に担保するためには制御装置等の高級化およびコスト高を招く。特に、溶接用電極50Pの移動中に給電線65Pが大きく振れ(暴れ)る現象が生じる。すると、給電線65Pが他の構造物(68W,22P等)にからまってしまうので、給電線65P自体が伸縮できなくなる。また、位置決め終了の際には大きな衝撃力を誘発するので、給電線65P等に傷がついたり、変形・破損が生じる。
これら現象や不都合は、いずれも、電極移動機構20Pによる溶接用電極50Pの円滑移動を妨げる。これでは、本来的目的(溶接)を達成できない。装置的損害は当然に生じる。以上の不都合・不利・損害は、溶接用電極50Pの移動範囲の拡大化や、溶接用電極50Pの多次元方向移動の場合に顕著になる。
本発明の目的は、溶接用電極の円滑で確実な移動を保障しつつ安定した給電を行うことができる自動溶接機の給電方法および給電装置を提供することにある。
請求項1の発明に係る自動溶接機の給電方法は、電極移動機構によって溶接用電極を溶接位置に移動させ、溶接用電源装置から溶接用電極に中間給電路手段を介して溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成された自動溶接機の給電方法であって、溶接用電極の移動中は中間給電路手段を構成する給電路要素間を機械的に非接触状態とすることで溶接用電源装置と溶接用電極との電気的接続を解除し、溶接用電極が溶接位置に停止している期間中に中間給電路手段を構成する給電路要素間を機械的に接触状態とすることで溶接用電源装置と溶接用電極とを電気的に接続しかつ溶接用電源装置から溶接用電極に溶接用電源を供給する方法である。
また、請求項2の発明に係る自動溶接機の給電装置は、電極移動機構によって溶接用電極を駆動軸の軸線方向に移動させて溶接位置に位置決め可能で、溶接用電源装置から溶接用電極に中間給電路手段を介して溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成された自動溶接機の給電装置であって、中間給電路手段を、駆動軸に並行配設された給電路部材と,駆動軸に往復移動可能に装着されたスライダーと,このスライダーに取付けられた接触器と,スライダーとともに軸線方向に移動可能でかつ接触器を給電路部材に対して進退動可能な進退動用アクチュエータとを備え、給電路部材を溶接用電源装置側に電気的に常時接続しかつ接触器を溶接用電極側に電気的に常時接続するとともに、機械的非接触モードにおいて進退動用アクチュエータが接触器を退動させて接触器と給電路部材とを非接触状態に切換え可能かつ機械的接触モードにおいて接触器を進動させて接触器と給電路部材とを接触状態に切換えることで溶接用電源装置から溶接用電極に溶接用電源を供給可能に形成されている。
また、請求項3の発明に係る自動溶接機の給電装置は、互いに直交する3つの駆動軸を含み溶接用電極を3次元方向に移動可能な電極移動機構によって溶接用電極を溶接位置に位置決めし、溶接用電源装置から溶接用電極に中間給電路手段を介して溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成された自動溶接機の給電装置であって、中間給電路手段を各駆動軸に対応させたX軸用中間給電路手段とY軸用中間給電路手段とZ軸用中間給電路手段とから構成し、X軸用中間給電路手段の接触器と溶接用電極とを電気的に常時接続しかつ給電路部材とY軸用中間給電路手段の接触器とを電気的に常時接続し、Y軸用中間給電路手段の給電路部材とZ軸用中間給電路手段の接触器とを電気的に常時接続し、かつZ軸用中間給電路手段の給電路部材と溶接用電源装置とを電気的に常時接続するとともに、機械的非接触モードにおいて各軸に対応する進退動用アクチュエータが各接触器を退動させて当該接触器と対応給電路部材とを非接触状態に切換え可能な固定側配設型に形成され、機械的接触モードにおいて各軸に対応する進退動用アクチュエータが各接触器を進動させて当該接触器と対応給電路部材とを接触状態に切換えることで溶接用電源装置から溶接用電極に溶接用電源を供給可能に形成されている。
また、請求項4の発明に係る自動溶接機の給電装置は、進退動用アクチュエータをスライダー側に設けたシリンダ装置(シリンダ,ピストン)から形成しかつピストン先端に取付けた接触器と対応給電路部材(または、溶接用電極)とを可撓性に富んだ電路要素材で常時接続したものである。
さらに、請求項5の発明に係る自動溶接機の給電方法は、請求項1の発明に係る固定側配設型における給電方法に対して、可動側配設型における給電方法で、溶接用電極の移動中は中間給電路手段の給電路要素間を機械的に非接触状態として元電源と溶接用電源装置との電気的接続を解除し、溶接用電極の停止期間中に中間給電路手段の給電路要素間を機械的に接触状態として元電源と溶接用電源装置とを電気的に接続しかつ溶接用電源装置から溶接用電極に溶接用電源を供給することを特徴とする。
さらにまた、請求項6の発明に係る自動溶接機の給電装置は、請求項5の発明に係る給電方法を実施するためのもので、請求項3の発明に係る固定側配設型に対する可動側配設型でかつ3次元方式で、基本的構成・機能は請求項3の発明の場合と同様に形成されている。
請求項1の発明に係る自動溶接機の給電方法によれば、中間給電路手段の給電路要素間を機械的に非接触状態として溶接用電極を移動させるので円滑で確実な移動を保障することができるとともに、停止期間中に給電路要素間を機械的に接触状態として溶接用電源と溶接用電極とを電気的に接続するので安定した給電を行える。
また、請求項2の発明に係る自動溶接機の給電装置によれば、機械的非接触モードにおいて接触器と給電路部材とを非接触状態に切換え、機械的接触モードにおいて接触器と給電路部材とを接触状態に切換えることで溶接用電源から溶接用電極に給電するので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、さらに溶接大電流化が容易で、中間給電路手段の動作安定化および長寿命化を図れる。
また、請求項3の発明に係る自動溶接機の給電装置によれば、機械的非接触モードにおいて接触器と給電路部材とを非接触状態に切換え、機械的接触モードにおいて接触器と給電路部材とを接触状態に切換えることで溶接用電源から溶接用電極に給電する固定側配設型であるので、請求項2の発明の場合と同様に溶接用電極の円滑で確実な移動を保障しつつ安定した給電を行うことができることに加え、特に溶接用電極の3次元方向の移動および位置決めを確実に行える。
また、請求項4の発明に係る自動溶接機の給電装置によれば、請求項2および請求項3の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、さらに構造簡単で進退動制御が容易である。
さらに、請求項5の発明に係る自動溶接機の給電方法によれば、各軸用の中間給電路手段の各給電路要素間を機械的に非接触状態として溶接用電極を移動させるので円滑で確実な移動を保障することができるとともに、停止期間中に当該各給電路要素間を機械的に接触状態として溶接用電源と溶接用電極とを電気的に接続するので安定した給電を行える。
さらに、請求項6の発明に係る自動溶接機の給電装置によれば、機械的非接触モードにおいて各軸用の接触器と給電路部材とを非接触状態に切換え、機械的接触モードにおいて接触器と給電路部材とを接触状態に切換えることで溶接用電源から溶接用電極に給電する可動側配設型であるので、請求項5の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、さらに溶接大電流化が容易で、中間給電路手段の動作安定化および長寿命化を図れる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本自動溶接機10の給電装置は、本給電方法を実施するために好適な固定側配設型で、図1〜図3に示す如く、中間給電路手段60を各駆動軸23,33,43に対応させたX軸用中間給電路手段61とY軸用中間給電路手段71とZ軸用中間給電路手段81とから構成し、X軸用中間給電路手段61の接触器66と溶接用電極50とを電気的に常時接続しかつ給電路部材65とY軸用中間給電路手段71の接触器76とを電気的に常時接続し、Y軸用中間給電路手段71の給電路部材75とZ軸用中間給電路手段81の接触器86とを電気的に常時接続しかつZ軸用中間給電路手段81の給電路部材85と溶接用電源装置90(91)とを電気的に常時接続するとともに、機械的非接触モード(移動時)において各軸[X(Y,Z)]に対応する進退動用アクチュエータ(62)が接触器(66)を退動させて当該接触器(66)と対応給電路部材(65)とを非接触状態に切換え可能で、機械的接触モード(給電時)において進退動用アクチュエータ(62)が接触器(66)を進動させて当該接触器(66)と対応給電路部材(65)とを接触状態に切換え溶接用電源装置90から溶接用電極50に溶接用電源を供給可能に形成されている。
図1,図2において、自動溶接機10は、電極移動機構20と溶接用電極50と中間給電路手段60と溶接用電源装置90と運転制御装置(100)とを具備し、電極移動機構20によって溶接用電極50を駆動軸(X,Y,Z)の軸線方向に移動させて溶接位置に位置決め可能かつ溶接用電源装置90から溶接用電極50に中間給電路手段60を介してワーク(被溶接物)に溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成されている。
また、電極移動機構20は、溶接用電極50を3次元(X軸,Y軸,Z軸)方向へ移動する方式とされ、X軸移動機構21,Y軸移動機構31およびZ軸移動機構41から形成されている。この実施の形態では、X軸移動機構21はY軸移動機構31の負荷となり、Y軸移動機構31(X軸移動機構21を含む。)はZ軸移動機構41の負荷となるので、基礎的なZ軸移動機構41から説明する。
図2において、Z軸移動機構41は、Zスライダー42,Z駆動軸43,Z駆動モータ43MおよびZガイドバー44等を含み、Zスライダー42をZ軸(図で上下)方向へ往復移動させることができる。
Zスライダー42は、その左側が上下のブロック48U,48Dに立設保持されたZガイドバー44に上下方向摺動自在に装着され、その右側は上下軸受ブロック47U,47Dに可逆回転可能に装着されたZ駆動軸(ねじ軸)43にZ軸方向移動可能に螺合されている。Z駆動モータ43Mの回転駆動によりZ駆動軸43を回転させることで、Zスライダー42をZ軸方向に往復移動させることができる。Zスライダー42の左端側にはZ連結横板部材42Pが固着されている。なお、右端側のZ連結横板部材42Pにつては図示省略した。
Y軸移動機構31は、Yスライダー32,Y駆動軸33,Y駆動モータ33MおよいYガイドバー34等を含み、Yスライダー32をY軸(図で左右)方向に往復移動させることができる。
Yスライダー32は、帯板形状で、左側軸受ブロック27Lと右側軸受ブロック27Rとに渡設されている。左側軸受ブロック27Lは、Yガイドバー34にその長手方向に摺動可能に装着されている。このYガイドバー34は、一端がZ連結横板部材42Pの先端側ブロック38に保持されかつ他端がZスライダー42の左端(基端)に保持されている。また、右側軸受ブロック27Rは、Y駆動軸33にその長手方向に移動可能に螺合されている。このY駆動軸33は、軸受ブロック37とZスライダー42の右端とに可逆回転可能に装着されている。なお、軸受ブロック37は、Z連結横板部材42Pと対向するZ連結横板部材(図示省略)に固着されている。
したがって、Yスライダー32は、Y駆動モータ33Mの回転駆動によりY駆動軸33を可逆回転することで、Y軸方向に往復移動する。しかも、Zスライダー42とともにZ軸方向に同期移動する。
X軸移動機構21は、Xスライダー22,X駆動軸23,X駆動モータ23MおよびXガイドバー24等を含み、Xスライダー22をX軸方向に往復移動させることができる。このX軸移動機構21は、Zスライダー42とともにZ軸方向に同期移動しかつYスライダー32とともにY軸方向に同期移動する。
すなわち、Xスライダー22は、左右の軸受ブロック27L,27Rに渡設されたXガイドバー24にX軸方向へ摺動可能に装着されかつX駆動軸(ねじ軸)23にその長手方向に移動可能に螺合されている。つまり、Xスライダー22は、X駆動モータ23Mの回転駆動によりX駆動軸23を可逆回転することで、X軸方向に往復移動される。
したがって、X軸移動機構21,Y軸移動機構31およびZ軸移動機構41を任意の順序あるいは同時的に移動駆動させれば、溶接用電極50を3次元(X軸,Y軸,Z軸)方向へ移動して所定ポイント(溶接位置)に位置決めすることができる。
次に、溶接用電極50は、Xスライダー22に一体的に固着された電極保持部51に取付けられ、ワークに接触された状態でかつ溶接電流の供給により、スポット溶接を実行することができる。溶接用電極50の先端形状は、所定のナゲットを形成することができる形態(形状・大きさ)に選択加工されている。後記するX軸用中間給電路手段61の一部を形成する給電線67との電気的接続を除いて、溶接用電極50は電気的絶縁状態としてX軸移動機構21[22(51)]に装着されている。
溶接用電源装置90は、電源ケーブル201,202を介して元電源設備(図示省略)から供給された元電源PWR(AC220V)を入力として、給電線91,92間に溶接用電源(DC15〜25V)を生成出力することができる。溶接時間(100mSec)中に10000Aの溶接電流を流すことができる。給電線(バス)92はワーク(固定側溶接電極)に接続される。なお、給電線91(92)を陽極(または陰極)側にするか選択切換えることができる。
中間給電路手段60は、X軸用中間給電路手段61,Y軸用中間給電路手段71およびZ軸用中間給電路手段81から形成され、この3者の全てを電気的接続状態とすることにより、溶接用電源装置90から溶接用電極50に溶接電源を供給することができる。
Z軸用中間給電路手段81は、図2に示すように、導電性帯板材からなる給電路部材(給電路要素)85と,Z軸方向にZスライダー42と同期移動可能な接触器(給電路要素)86と,この接触器86を給電路部材85に向う方向に進退動させる進退動用アクチュエータ(82)と,給電線87とを含み、溶接用電源装置90(91)とY軸用中間給電路手段71(75)との中間に配設され両者(90,71)を機械的に接触(非接触)状態として電気的に接続(遮断)可能に形成されている。
給電路部材85は、低電気抵抗材料(例えば、銅合金材料)から形成され、基端部が上下ブロック48U,48Dに固着された1対のブラケット49U,49Dの先端間に、Z駆動軸43と並行な姿勢でかつ電気的絶縁維持状態で取付けられている。給電路部材85が高剛性でかつ強固に支持されているので、従来例の問題点(振れや暴れの発生)を一掃できると理解される。なお、給電路部材85(75,65)の形態や材料は、上記内容に限定されない。
そして、給電路部材85の下端部と溶接用電源装置90の給電線91とは、電気的に常時接続されている。なお、給電線91は、図2では表示単純化と説明便宜のために単なる太実線で記載してあるが、実際には多数の銅線を編んだ薄板帯状で外周面は電気絶縁膜で被服されている。給電線92および他の給電線(電路要素材)67,77,87も可撓性に富んだ同様な構造である。
進退動用アクチュエータは、Zスライダー(42)側に固着されたシリンダ83とこのシリンダ内に進退動可能に嵌装されたピストン84とを含むシリンダ装置82から形成されている。図1に示すソレノイドを含むドライバ82Sを作動(逆作動)させることで、進退動用アクチュエータ(82)はピストン84(先端部に取付けられた接触器86)を給電路部材85に向う方向に進動(退動)させることができる。つまり、接触器86を給電路部材85に機械(物理)的に接触(非接触)させることができる。
この進退動する接触器86は、Zスライダー42(シリンダ装置82)とは電気的に絶縁されているが、Y軸用中間給電路手段71の一部を形成する給電路部材75とは給電線87を用いて電気的に常時接続されている。接触器86の外径はピストン外径より遥かに大きく形成され、対応する給電路部材85との接触面積を十分な給電量を流すことができる。接触器76,66の場合も同様である。なお、給電線87は、上記の通り可撓性に富んだ電路要素材からなる。
Y軸用中間給電路手段71は、導電性帯板材からなる給電路部材(給電路要素)75と,Y軸方向にYスライダー32と同期移動可能な接触器(給電路要素)76と,この接触器76を給電路部材75に向う方向に進退動させる進退動用アクチュエータ(72)と,給電線77とを含み、Z軸用中間給電路手段81(86)とX軸用中間給電路手段61(65)との中間に装着され、両者(81,61)を機械的に接触(非接触)状態として電気的に接続(遮断)可能に形成されている。
給電路部材75は、Y駆動軸33と並行な姿勢でかつ電気的に絶縁維持させた状態でZ連結横板部材42Pの下端側に取付けられている。そして、給電路部材75の基端部とZ軸用中間給電路手段81の接触器86とは、上記の通り、給電線87を介して電気的に常時接続されている。
進退動用アクチュエータは、Yスライダー(32)側に固着されたシリンダ73とこのシリンダ内に進退動可能に嵌装されたピストン74とを含むシリンダ装置72から形成されている。図2では、Yスライダー32の裏面側に取付けられている。図1に示すソレノイドを含むドライバ72Sを作動(逆作動)させることで、進退動用アクチュエータ(72)がピストン74(先端部に取付けられた接触器76)を給電路部材75に向う方向に進動(退動)させ、接触器76を給電路部材75に機械(物理)的に接触(非接触)させることができる。
この進退動する接触器76は、Yスライダー32(シリンダ装置72)とは電気的絶縁状とされているが、X軸用中間給電路手段61の一部を形成する給電路部材65とは給電線77を用いて電気的に常時接続されている。
X軸用中間給電路手段61は、導電性帯板材からなる給電路部材(給電路要素)65と,X軸方向にXスライダー22と同期移動可能な接触器(給電路要素)66と,この接触器66を給電路部材65に向う方向に進退動させる進退動用アクチュエータ(62)と,給電線67とを含み、Y軸用中間給電路手段71(76)と溶接用電極50とを機械的に接触(非接触)状態として電気的に接続(遮断)可能に形成されている。
給電路部材65は、X駆動軸23と並行な姿勢でかつ電気的に絶縁維持させた状態で帯板形状のYスライダー32の上端側に取付けられている。そして、X軸用中間給電路手段61の接触器66はXスライダー22(およびシリンダ装置62)とは電気的絶縁状とされているが、接触器66と溶接用電極50とはX軸用中間給電路手段61の一部を形成する給電線67を介して電気的に常時接続されている。
進退動用アクチュエータは、Xスライダー(22)側に固着されたシリンダ63とこのシリンダ内に進退動可能に嵌装されたピストン64とを含むシリンダ装置62から形成されている。図1に示すソレノイドを含むドライバ62Sを作動(逆作動)させることで、進退動用アクチュエータ(62)は、ピストン64(先端部に取付けられた接触器66)を給電路部材65に向う方向に進動(退動)させ、接触器66を給電路部材65に機械(物理)的に接触(非接触)させることができる。
図1において、運転制御装置を形成するコンピュータ100は、CPU101,ROM102,RAM103,記憶保持可能なメモリ(例えば、強誘電体メモリ)104,操作部(PNL)105,表示部(IND)106,複数の入出力ポート(I/O)111〜114および外部との通信用インターフェース(I/F)108を備え、自動溶接機(10)全体を駆動制御しつつ移動・給電・溶接運転を司る。
メモリ104内には、溶接用電極50を位置付けるポイント(溶接ポイント)を3次元軸座標として定義された移動情報等をステップ毎にまとめて記憶するポイントテーブル104Tが設けてある。
この第1の実施形態では、詳細は後記するスタートポイント確認手段(101,102),次ポイント読込手段(101,102),非接触モード切換制御手段(101,102),エラー表示制御手段(101,102),非接触状態確認手段(101,102),次ポイント移動制御手段(101,102),位置決め完了確認手段(101,102),接触モード切換制御手段(101,102),接触状態確認手段(101,102),電源投入制御手段(101,102),溶接完了確認手段(101,102),電源遮断制御手段(101,102),溶接工程終了確認手段(101,102)およびエンドポイント移動制御手段(101,102)の如く、項目の後ろに(101,102)と附記された手段は、それぞれに、当該制御プログラムを格納させたROM102とプログラムの実行機能を有するCPU101から形成されているものとする。つまり、構成要素を主にソフトウエア的に構築してある。なお、各制御プログラムの格納場所はROM102でなくてもよい。
各軸用モータ23M,33M,43Mは、各駆動回路(ドライバ)23D,33D,43Dおよび入出力ポート111を介して接続されている。各エンコーダ23E,33E,43Eは、フィードバック信号を生成する。各駆動回路(ドライバ)23D,33D,43Dは、位置信号を目標値としかつフィードバック信号を受けて、各軸用モータ23M,33M,43Mを回転制御して各軸用移動機構21,31,41を駆動制御する。
入出力ポート112を介して接続された各進退動アクチュエータ(62,72,82)は、対応する各ドライバ(ソレノイド)62S,72S,82Sが作動(逆作動)されることで、各接触器66,76,86を進動(退動)させることができる。対応する給電路部材65,75,85との接触圧は、シリンダ装置62,72,82に供給される作動用空気圧により一定に保持される。確実で安定した給電を行える。
入出力ポート113を介して接続されたセンサー69,79,89は、各接触器66,76,86と対応給電路部材65,75,85との接触状態(非接触状態)を検出するものである。
ここにおいて、運転指令が入力されると、図3に示す運転制御プログラムが起動する。まず、スタートポイント確認手段(101,102)が、電極移動機構20が初期状態にありかつ溶接用電極50がスタートポイントにあるか否かを判別する[図3のST(ステップ)10]。
YES判別された場合に、次ポイント読込手段(101,102)が、ポイントテーブル104Tから次のポイントPiを読み込む(ST11)。溶接用電極50の移動開始準備が整う。すると、非接触モード切換制御手段(101,102)が働き、非接触モードに切換える(ST12)。すなわち、図1の入出力ポート112を介して各ドライバ(ソレノイド)62S,72S,82Sに退動信号(非作動信号)を一斉に出力する。すると、各シリンダ装置62,72,82が、ピストン64,74,84をシリンダ63,73,83内に引き込む。つまり、その先端に取付けられた各接触器66,76,86を退動させる。
したがって、各接触器66,76,86が対応給電路部材65,75,85と離隔するので、機械的に非接触状態になる。これは、非接触状態確認手段(101,102)によって確認される(ST13)。センサー69,79,89の出力から確認する。なお、万が一、非接触状態でない接触器があった場合には、エラー表示制御手段(101,102)が働き、表示部106にエラー表示する(ST14)。この場合、オペレータは現場確認すべきである。
なお、溶接用電源装置90をOFF(ST22)させた後に、非接触モード切換制御手段(101,102)を自動的に働かせて非接触モードに切換えるように構築する場合は、ST12,ST13,ST14の各工程を、ST21とST23との間で実行させることが望ましい。
さて、非接触状態が確認された場合(ST13でYES)には、次ポイント移動制御手段(101,102)が働く。つまり、各駆動回路23D,33D,43Dに当該各軸方向に移動させるべき信号(位置信号)を出力する。これにより、各サーボモータ(駆動モータ)23M,33M,43Mが回転制御して、溶接用電極50の移動・位置決め制御を行う。つまり、X軸移動機構21,Y軸移動機構31,Z軸移動機構41が一斉に起動して、溶接用電極50を目標位置(次ポイントPi)に移動・位置決めしかつそこに停止させることができる。
各中間給電路手段61,71,81を構成する給電路部材(給電路要素)65,75,85と接触器(給電路要素)66,76,86とが非接触状態であるから、安定した制御により溶接用電極50を高速かつ円滑に移動させられる。振動や騒音も防止でき、機械的な摩耗も極減できる。もとより、従来例の問題点(給電ケーブルの振れ、絡み付き等)を一掃することができる。
位置決め完了確認手段(101,102)により位置決め完了が確認(ST16でYES)されると、接触モード切換制御手段(101,102)が働き、接触モードに切換える(ST17)。すなわち、進動信号(作動信号)を各ドライバ(ソレノイド)62S,72S,82Sに出力すると、各シリンダ装置62,72,82が、ピストン64,74,84をシリンダ63,73,83外に突出させる。つまり、各接触器66,76,86を進動させる。
したがって、各接触器66,76,86が対応する給電路部材65,75,85と接近し、最終的には一定圧で接触状態になる。これは、接触状態確認手段(101,102)がセンサー69,79,89の出力から確認する(ST18)。なお、接触状態でない接触器があった場合には、エラー表示制御手段(101,102)が働き、表示部106にエラー表示する(ST19)。この場合も、オペレータは現場確認すべきである。
かくして、各接触器(給電路要素)66,76,86と対応給電路部材(給電路要素)65,75,85とが機械的に接触するので、各軸用中間給電路手段61,71,81がはじめて電気的に接続状態になる。いわゆる1つの連続電路となる。
すると、電源投入制御手段(101,102)が、入出力ポート114から溶接用電源装置90に電源投入信号を出力する。ON状態とされた溶接用電源装置90(給電線91)から生成出力された溶接用電源は、Z軸用中間給電路手段81の給電路部材85→接触器86→給電線87→Y軸用中間給電路手段71の給電路部材75→接触器76→給電線77→X軸用中間給電路手段61の給電路部材65→接触器66→給電線67を経て、溶接用電極50に供給される。この実施の形態では、100mSec、10000Aのスポット溶接がなされる。
溶接完了確認手段(101,102)が溶接完了の確認をする(ST21でYES)と、電源遮断制御手段(101,102)が入出力ポート114から電源遮断信号を出力(ST22)する。溶接用電源装置90(給電線91)は、停止(OFF)する。以上で次ポイントPiのスポット溶接が完了する。ST10〜ST22までの所要時間は、1秒以内である。いわゆる1打点1秒の実現である。
引続き、溶接工程終了確認手段(101,102)が、ポイントテーブル104Tを参照して溶接工程(全ポイントの溶接)が終了したか否かを判別する(ST23)。NO判別された場合は、その次のポイントPi+1のためにST11に戻る。YES判別された場合は、非接触モード切換制御手段(101,102)とエンドポイント移動制御手段(101,102)とが働き、中間給電路手段60(61,71,81)を非接触状態に切換えた後に電極移動機構20(21,31,41)を駆動させて溶接用電極50をエンドポイントPedへ移動させる(ST24,ST25)。
しかして、第1の実施の形態では、溶接用電極50の移動中は中間給電路手段60(例えば、61)を構成する給電路要素(65,66)間を機械的に非接触状態とすることで溶接用電源装置90と溶接用電極50との電気的接続を解除し、溶接用電極50が溶接位置に停止している期間中に給電路要素(65,66)間を機械的に接触状態として溶接用電源装置90と溶接用電極50とを電気的に接続しかつ溶接用電源装置90から溶接用電極50に溶接用電源を供給する給電方法であるから、溶接用電極50の円滑な移動および安定した給電を行える。
また、互いに直交する3つの駆動軸を含みかつ機械的非接触状態で移動駆動可能な電極移動機構20によって溶接用電極50を3次元方向の溶接位置へ移動・位置決めし、溶接用電源装置90から位置決め停止後に機械的・電気的に接続された中間給電路手段60を介して溶接用電極50に溶接用電源を供給しつつ溶接する自動溶接機の給電装置であるから、溶接用電極50の移動高速化および給電量増大化(大電流化)を容易に達成できるとともに、従来問題点を一掃できるから本給電方法を確実に行える。
中間給電路手段60(61,71,81)が、各駆動軸(23,33,43)に対応させたX軸用中間給電路手段61とY軸用中間給電路手段71とZ軸用中間給電路手段81とから構成され、X軸用中間給電路手段61の接触器66と溶接用電極50とを給電線67で電気的に常時接続しかつ給電路部材65と上流側の接触器76とを給電線77で電気的に常時接続し、Y軸用中間給電路手段71の給電路部材75と上流側の接触器86とを給電線87で電気的に常時接続しかつZ軸用中間給電路手段81の給電路部材85と溶接用電源装置90とを給電線91で電気的に常時接続するとともに、機械的非接触モードにおいて進退動用アクチュエータ[62(72,82)]が接触器[66(76,86)]を退動させて接触器と対応給電路部材(65)とを非接触状態に切換え、機械的接触モードにおいて各接触器を進動させて接触器と対応給電路部材とを接触状態に切換えることで溶接用電源装置90から溶接用電極50に溶接用電源を供給可能に形成された給電装置であるから、中間給電路手段60の動作安定化および長寿命化を図れる。特に溶接用電極50の3次元方向の移動および位置決めを確実に行える。
また、機械的な接触(通電)モード時にのみに各接触器66,76,86と対応給電路部材65,75,85とが接触状態となりかつ非接触(移動)モード時には非接触状態に保持されるので、これら給電路要素の形態や大きさを、移動時の振れ問題等の心配しないで溶接電流の観点のみから一義的に選択決定することができる。すなわち、装置構築上の負担を大幅に削減しつつ、溶接電流の大電流化が極めて容易になる。
また、各接触器66,76,86と各対応給電路部材65,75,85とは非接触(移動)モード時に非接触状態に保持されるから、電極移動機構20(21,31,41)の稼働時負荷を大幅に軽減できる。したがって、移動・位置決め制御性が一段と向上しかつ駆動制御回路(23D,33D,43D)の過度な高級化を必要としない。さらに、電極移動機構20の摩擦消耗が非常に小さく、長寿命である。
また、非接触移動方式の電極移動機構20と溶接時給電方式の中間給電路手段60との組合せにより、従来問題点の一掃化はもとより、1打点1秒の高速な自動溶接機10の確立および普及に大きく貢献することができる。
さらに、進退動用アクチュエータがシリンダ装置(シリンダ,ピストン)から形成されているので、構造簡単で進退動制御が容易である。しかも、一定圧での接触ができるから給電効率が高くかつ安定給電ができる。
さらに、ピストンの先端部に取付けられた接触器(66,76,86)と対応給電路部材65,75(または、溶接用電極50)とが可撓性に富んだ電路要素材(67,77,87)で常時接続されているので、接触器の進退動を円滑に行える。
さらに、各制御手段がコンピュータ100の構成要素を利用した構成であるから、具現化が容易で、設備経済を低減できかつ適応性が広い。
(第2の実施の形態)
この第2の実施の形態は、図4に示す如く、電極移動機構20が1次元(X軸用)方式とされ、第1の実施の形態の場合と同じ固定側配設型である。
図4において、中間給電路手段60が、駆動軸23に並行配設された給電路部材65と,駆動軸23に往復移動可能に装着されたスライダー22と,このスライダー22に取付けられた接触器66と,スライダー22とともにX方向に移動可能でかつ接触器66を給電路部材65に対して進退動可能な進退動用アクチュエータ(例えば、62)とを備え、給電路部材65を溶接用電源装置90(給電線91)側に電気的に常時接続しかつ接触器66を溶接用電極50側に給電線67を用いて電気的に常時接続した構成とされている。
図4中の軸受ブロック27L,27Rは駆動軸23を回転可能に保持する。92はワーク(被溶接物)に接続される一方極用の給電線である。なお、スライダー22をX軸方向に摺動自在に案内するガイドバー等々は図示省略してある。
そして、機械的非接触(移動)モードにおいて、進退動用アクチュエータ(62)が接触器66を退動させて、接触器66と給電路部材65とを非接触状態に切換える。また、機械的接触(給電)モードにおいて、接触器66を進動させて接触器66と給電路部材65とを接触状態に切換えることで、溶接用電源装置90(91)から溶接用電極50に溶接用電源を供給可能に形成されている。
すなわち、かかる第2の実施形態では、中間給電路手段60の給電路要素(65,66)間を機械的に非接触状態として溶接用電極50を移動させるので円滑で確実な移動を保障することができるとともに、停止期間中に給電路要素(65,66)間を機械的に接触状態として溶接用電源装置90(91)と溶接用電極50とを電気的に接続するので安定した給電を行える。さらに、溶接大電流化が容易で、中間給電路手段60の動作安定化および長寿命化を図れる。
しかも、第1の実施形態(3次元移動方式)の場合に比較して、他2軸用移動機構や中間給電路手段が負荷として重畳されないので、一段と構造簡素化を図れるとともに、一層の高速かつ高電流型の自動溶接機を確立できる。
なお、他1軸用移動機構および中間給電路手段を組合せれば、2次元移動方式を確立でき、この場合にも本発明(請求項1,請求項2)は適応される。
(第3の実施の形態)
この第3の実施の形態は、第1の実施形態の場合(固定側配設型)とは異なる可動側配設型である。ただし、基本的構造・機能は第1の実施形態の場合(図1〜図3)と同様(乃至、それから容易に想起することができる。)であるから図示省略したが、以下では各構成要素の符号については図1〜図3に示した符号と同じ符号を用いて説明する。
すなわち、自動溶接機10の給電装置は、互いに直交する3つの駆動軸(23,33,43)を含み溶接用電極50を3次元方向に移動可能な電極移動機構20によって溶接用電極50を溶接位置に位置決めし、溶接用電極50に接近配設されかつ電気的に常時接続された溶接用電源装置90に中間給電路手段60を介して元電源(PWR)を供給することで、溶接用電源装置90(91)から溶接用電極50に溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成されている。
図2を参考すれば、溶接用電源装置90をXスライダー22に搭載(例えば、電極保持部51内に格納)させかつ給電線91を溶接用電極50に機械的・電気的に常時接続する。また、図2において溶接用電源装置90を配設していた位置に、元電源PWRを供給する元電源設備(図示省略)を配設しかつ元電源線(201,202)をZ軸用中間給電路手段(81,81)の給電路部材(85,85)に機械的・電気的に常時接続する。
ここに、中間給電路手段60を各駆動軸23,33,43に対応させた1対のX軸用中間給電路手段61,61と1対のY軸用中間給電路手段71,71と1対のZ軸用中間給電路手段81,81とから構成する。2極性の元電源用2線である各給電線201,202に対応させるためである。また、溶接用電源の一方極性用電路(92)を中間給電路手段を介して戻す場合には、各3対の各中間給電路手段61,71,81を設けた構成とすればよい。ただし、この第3の実施形態では、溶接用電源の一方極性用電路(92)をケーブルタイプとして直接ワークに連結可能に形成したので、各2対とされている。
すなわち、X軸用中間給電路手段61,61の接触器66,66と溶接用電源装置90(91,92)とを電気的に常時接続しかつ給電路部材65,65とY軸用中間給電路手段71,71の接触器76,76とを電気的に常時接続し、Y軸用中間給電路手段71,71の給電路部材75,75とZ軸用中間給電路手段81,81の接触器86,86とを電気的に常時接続し、かつZ軸用中間給電路手段81,81の給電路部材85,85と元電源[給電線201,202]とを電気的に常時接続する。
ここに、機械的非接触モードにおいて、各軸(例えば、X軸)に対応する進退動用アクチュエータ(62,62)が各接触器66,66を退動させて当該接触器66,66と対応給電路部材65,65とを非接触状態に切換え可能に形成されている。
また、機械的接触モードにおいて、各軸(例えば、X軸)に対応する進退動用アクチュエータ(62,62)が各接触器66,66を進動させて当該接触器66,66と対応給電路部材65,65とを接触状態に切換えることで、溶接用電源装置90に元電源PWRを供給することで溶接用電源装置90(給電線91)から溶接用電極50に溶接用電源を供給可能に形成されている。他の給電線92は、直接にワークに接続される。
かかる第3の実施形態によれば、電極移動機構20によって溶接用電極50を溶接位置に移動させ、溶接用電極50に接近配設されかつ電気的に常時接続された溶接用電源装置90に中間給電路手段60を介して元電源を供給することで溶接用電源装置90から溶接用電極50に溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成された自動溶接機の給電方法を実施することができる。
すなわち、溶接用電極50の移動中は中間給電路手段を構成する給電路要素間を機械的に非接触状態とすることで元電源(201,202)と溶接用電源装置90との電気的接続を解除し、溶接用電極50が溶接位置に停止している期間中に中間給電路手段を構成する給電路要素間を機械的に接触状態とすることで元電源と溶接用電源装置90とを電気的に接続しかつ溶接用電源装置90から溶接用電極50に溶接用電源を供給する。
しかして、この第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態の場合と同様に、各軸用の中間給電路手段の各給電路要素間を機械的に非接触状態として溶接用電極を移動させるので円滑で確実な移動を保障することができるとともに、停止期間中に各給電路要素間を機械的に接触状態として溶接用電源と溶接用電極50とを電気的に接続するので安定した給電を行える。
さらに、機械的非接触モードにおいて各軸用の接触器と給電路部材とを非接触状態に切換え、機械的接触モードにおいて接触器と給電路部材とを接触状態に切換えることで溶接用電源から溶接用電極に給電するので、溶接大電流化が容易で、中間給電路手段の動作安定化および長寿命化を図れる。
本発明は、自動溶接機の溶接用電極を円滑かつ安定させて移動可能でかつ確実な給電ができるから、高速化および大電流化を図るに極めて有効であるとともに、溶接時間の短縮および生産コストの大幅軽減に大きく貢献できる。
本発明の第1の実施形態に係る自動溶接機全体を説明するためのブロック図である。 同じく、給電装置を説明するための外観斜視図である。 同じく、動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る給電装置を説明するための外観斜視図である。 従来例を説明するための図である。
符号の説明
10 自動溶接機
20 電極移動機構
21 X軸移動機構
22 Xスライダー
23 X駆動軸
23M X駆動モータ
24 Xガイドバー
31 Y軸移動機構
32 Yスライダー
33 Y駆動軸
33M Y駆動モータ
34 Yガイドバー
41 Z軸移動機構
42 Zスライダー
43 Z駆動軸
43M Z駆動モータ
44 Zガイドバー
50 溶接用電極
60 中間給電路手段
61 X軸用中間給電路手段
62 シリンダ装置(進退動用アクチュエータ)
65 給電路部材(給電路要素)
66 接触器(給電路要素)
67 給電線
71 Y軸用中間給電路手段
72 シリンダ装置(進退動用アクチュエータ)
75 給電路部材(給電路要素)
76 接触器(給電路要素)
77 給電線
81 Z軸用中間給電路手段
82 シリンダ装置(進退動用アクチュエータ)
85 給電路部材(給電路要素)
86 接触器(給電路要素)
87 給電線
90 溶接用電源装置(溶接用電源)
91 給電線
92 給電線
100 コンピュータ(運転制御装置)
104T ポイントテーブル
201 給電ケーブル(元電源)
202 給電ケーブル(元電源)

Claims (6)

  1. 電極移動機構によって溶接用電極を溶接位置に移動させ、溶接用電源装置から溶接用電極に中間給電路手段を介して溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成された自動溶接機の給電方法であって、
    前記溶接用電極の移動中は前記中間給電路手段を構成する給電路要素間を機械的に非接触状態とすることで前記溶接用電源装置と前記溶接用電極との電気的接続を解除し、
    前記溶接用電極が前記溶接位置に停止している期間中に前記中間給電路手段を構成する給電路要素間を機械的に接触状態とすることで前記溶接用電源装置と前記溶接用電極とを電気的に接続しかつ前記溶接用電源装置から前記溶接用電極に溶接用電源を供給する、
    ことを特徴とする自動溶接機の給電方法。
  2. 電極移動機構によって溶接用電極を駆動軸の軸線方向に移動させて溶接位置に位置決め可能で、溶接用電源装置から溶接用電極に中間給電路手段を介して溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成された自動溶接機の給電装置であって、
    前記中間給電路手段を、前記駆動軸に並行配設された給電路部材と,前記駆動軸に往復移動可能に装着されたスライダーと,このスライダーに取付けられた接触器と,スライダーとともに前記軸線方向に移動可能でかつ接触器を給電路部材に対して進退動可能な進退動用アクチュエータとを備え、
    給電路部材を前記溶接用電源装置側に電気的に常時接続しかつ接触器を前記溶接用電極側に電気的に常時接続するとともに、機械的非接触モードにおいて進退動用アクチュエータが接触器を退動させて接触器と給電路部材とを非接触状態に切換え可能かつ機械的接触モードにおいて接触器を進動させて接触器と給電路部材とを接触状態に切換えることで前記溶接用電源装置から前記溶接用電極に溶接用電源を供給可能に形成した、ことを特徴とする自動溶接機の給電装置。
  3. 互いに直交する3つの駆動軸を含み溶接用電極を3次元方向に移動可能な電極移動機構によって溶接用電極を溶接位置に位置決めし、溶接用電源装置から溶接用電極に中間給電路手段を介して溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成された自動溶接機の給電装置であって、
    前記中間給電路手段を各駆動軸に対応させたX軸用中間給電路手段とY軸用中間給電路手段とZ軸用中間給電路手段とから構成し、
    X軸用中間給電路手段の接触器と前記溶接用電極とを電気的に常時接続しかつ給電路部材とY軸用中間給電路手段の接触器とを電気的に常時接続し、Y軸用中間給電路手段の給電路部材とZ軸用中間給電路手段の接触器とを電気的に常時接続し、かつZ軸用中間給電路手段の給電路部材と前記溶接用電源装置とを電気的に常時接続するとともに、
    機械的非接触モードにおいて各軸に対応する進退動用アクチュエータが当該各接触器を退動させて当該接触器と対応給電路部材とを非接触状態に切換え可能に形成し、機械的接触モードにおいて各軸に対応する進退動用アクチュエータが当該各接触器を進動させて当該接触器と対応給電路部材とを接触状態に切換えることで前記溶接用電源装置から前記溶接用電極に溶接用電源を供給可能に形成した、ことを特徴とする自動溶接機の給電装置。
  4. 前記進退動用アクチュエータが前記スライダー側に固着されたシリンダとこのシリンダ内に進退動可能に嵌装されたピストンとを含むシリンダ装置から形成され、かつピストンの先端部に取付けられた接触器と対応する給電路部材または溶接用電極とが可撓性に富んだ電路要素材で常時接続されている、請求項2または請求項3に記載された自動溶接機の給電装置。
  5. 電極移動機構によって溶接用電極を溶接位置に移動させ、溶接用電極に接近配設されかつ電気的に常時接続された溶接用電源装置に中間給電路手段を介して元電源を供給することで溶接用電源装置から溶接用電極に溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成された自動溶接機の給電方法であって、
    前記溶接用電極の移動中は前記中間給電路手段を構成する給電路要素間を機械的に非接触状態とすることで前記元電源と前記溶接用電源装置との電気的接続を解除し、
    前記溶接用電極が前記溶接位置に停止している期間中に前記中間給電路手段を構成する給電路要素間を機械的に接触状態とすることで前記元電源と前記溶接用電源装置とを電気的に接続しかつ前記溶接用電源装置から前記溶接用電極に溶接用電源を供給する、
    ことを特徴とする自動溶接機の給電方法。
  6. 互いに直交する3つの駆動軸を含み溶接用電極を3次元方向に移動可能な電極移動機構によって溶接用電極を溶接位置に位置決めし、溶接用電極に接近配設されかつ電気的に常時接続された溶接用電源装置に中間給電路手段を介して元電源を供給することで溶接用電源装置から溶接用電極に溶接用電源を供給しつつ溶接可能に形成された自動溶接機の給電装置であって、
    前記中間給電路手段を各駆動軸に対応させたX軸用中間給電路手段とY軸用中間給電路手段とZ軸用中間給電路手段とから構成し、
    X軸用中間給電路手段の接触器と前記溶接用電源装置とを電気的に常時接続しかつ給電路部材とY軸用中間給電路手段の接触器とを電気的に常時接続し、Y軸用中間給電路手段の給電路部材とZ軸用中間給電路手段の接触器とを電気的に常時接続し、かつZ軸用中間給電路手段の給電路部材と前記元電源とを電気的に常時接続するとともに、
    機械的非接触モードにおいて各軸に対応する進退動用アクチュエータが当該各接触器を退動させて当該接触器と対応給電路部材とを非接触状態に切換え可能に形成し、機械的接触モードにおいて各軸に対応する進退動用アクチュエータが当該各接触器を進動させて当該接触器と対応給電路部材とを接触状態に切換えることで前記溶接用電源装置に前記元電源を供給することで溶接用電源装置から溶接用電極に溶接用電源を供給可能に形成した、ことを特徴とする自動溶接機の給電装置。
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CN104551369A (zh) * 2015-01-07 2015-04-29 南京中电熊猫照明有限公司 一种自动交流点焊机及其用于焊接灯架的方法
WO2017165998A1 (zh) * 2016-03-26 2017-10-05 广州微点焊设备有限公司 三轴联动自动焊接设备

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