JP2005268888A - 通信システムおよび転送処理方法ならびに通信装置およびプログラム - Google Patents

通信システムおよび転送処理方法ならびに通信装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 16ビットバスのシステムにおいてもIPv6アドレスの高速比較が可能となる通信システムおよび転送処理方法を提供する。
【解決手段】 IPv6アドレスのSLAIDに、通信装置に収容した各端末にそれぞれ対応したユニークな値を持たせて、転送先アドレスと関連付けた情報テーブル113を保持する。下位インタフェース部111から入力されたIPフレームのIPv6アドレスをアドレス抽出部112により抽出する。抽出したIPv6アドレス中のSLAID(16ビット)と情報テーブル113のSLAIDとを比較部114により比較する。比較結果が一致すると、比較部114が判断した転送先アドレスへ転送制御部115が下位インタフェース部111を介してIPフレームを転送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信システムおよび転送処理方法ならびに通信装置およびプログラムに関し、特に、16ビットバスのシステムにおいてもIPv6(Internet Protocol version6;RFC(Request for Comments)2460に規定)アドレスの高速比較が可能となる通信システムおよび転送処理方法ならびに通信装置およびプログラムに関する。
IPv6アドレスを取り扱うシステムの従来例が、以下に公開されている。
特許文献1の転送先情報検索方式では、IP(Internet Protocol)パケットよりv4/v6識別子とIPアドレスを得る。転送先IPv4アドレスに対してはv4/v6識別子と4つの転送先v4アドレスを、転送先IPv6アドレスに対してはv4/v6識別子と1つの転送先IPv6アドレスを、アドレス検索テーブルの1エントリとして記憶する。転送先情報テーブルは転送先IPv4アドレスに対しては4つの転送先情報を1エントリに、転送先IPv6アドレスに対しては1つの転送先情報を1エントリに、記憶する。v4/v6識別子とIPアドレスをキーにしてアドレス検索テーブルより転送先情報テーブルエントリ番号とエントリ内位置情報を検索し、転送先情報テーブルエントリ番号とエントリ内位置情報をキーにして転送先情報を検索する。テーブル検索時、IPv6アドレスのアドレスレングスが128ビットであるため、128ビットの比較を1回、あるいは32ビットの比較を4回行って検索している。
また、特許文献2の情報中継装置では、LANに対してパケットの送受信制御を行う通信制御部と、受信したパケットに含まれるヘッダ情報を抽出するヘッダ抽出部と、この抽出されたヘッダ情報からパケットの中継先を決定するヘッダ解析部と、MACアドレスを元に中継先情報を検索するMACアドレス検索部と、IPv6アドレスに基づいて中継先情報を検索するIPv6アドレス検索部と、ヘッダ解析部の指示に従ってパケットの中継を行う中継処理部とを備えている。IPv6アドレス検索部は、第1及び第2領域にそれぞれ分割されたネットワーク層プロトコルのアドレスを記憶する複数の中継テーブルを備え、受信したパケットの宛先アドレスに基づいて該中継テーブルを検索すると共に、この検索結果に従ってパケットの中継を行う。IPv6アドレス検索部は、アドレスレングス128ビットをPrefixとSuffixとに分け、先ずIPv6アドレスのPrefixアドレスを検索し、登録されていれば、次にIPv6アドレスのSuffixアドレスを検索している。
特開2001−186184号公報 特開2002−77262号公報
しかしながら、上述した背景技術では、以下のような問題点がある。
すなわち、IPv6アドレスはアドレスレングスが128ビットであるため、128ビットのIPアドレスを高速検索するのに、CPUの性能を上げたり、バス幅を広げたりといった高価なハードウェア対応が必要になることである。
また、128ビット以外の、例えば32ビットのCPUや32ビットのデータバスを持ったシステムでは、高速な比較が行えないことである。
本発明の目的は、上記の問題点を解決し、16ビットバスのシステムにおいてもIPv6アドレスの高速比較が可能となる通信システムおよび転送処理方法ならびに通信装置およびプログラムを提供することにある。
本願第1の発明の通信システムは、IPv6(Internet Protocol version6)アドレスプレフィックスにSLAID(Site-Level Aggregation Identifire)値をセットする手段と、前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを基にIPv6アドレスを生成する手段と、前記SLAID値と前記生成したIPv6アドレスを対応付けて情報テーブルに記憶する手段と、受信したデータの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定する手段とを備える。
本願第2の発明の通信システムは、第1の発明においてデータの転送先となる各端末に1対1で前記SLAID値を対応付ける手段を備える。
本願第3の発明の通信システムは、端末と通信装置とプロバイダ装置を含み前記通信装置を経由して前記端末と前記プロバイダ装置との間でIPフレームの送受信を行う通信システムであって、前記プロバイダ装置は、前記通信装置にIPv6アドレスプレフィックスを割り当てる手段を備え、前記通信装置は、SLAIDと転送先アドレスとの対応を記憶する情報テーブルと、前記端末に対応するSLAID値を割り振る手段と、前記プロバイダ装置から割り当てられたIPv6アドレスプレフィックスに前記端末対応のSLAID値をセットする手段と、前記端末からIPv6アドレスを取得する手段と、前記端末から取得したIPv6アドレスを前記SLAID値に対応付けた転送先アドレスとして前記情報テーブルに記憶する手段とを備え、前記端末は、前記通信装置からSLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを取得する手段と、前記取得したIPv6アドレスプレフィックスからIPv6アドレスを生成する手段とを備える。
本願第4の発明の通信システムは、第3の発明において前記通信装置は、前記プロバイダ装置から受信したIPフレームの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定する手段と、前記決定した転送先に前記受信したIPフレームを転送する手段とを備える。
本願第5の発明の転送処理方法は、IPv6アドレスプレフィックスにSLAID値をセットし、前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを基にIPv6アドレスを生成し、前記SLAID値と前記生成したIPv6アドレスを対応付けて情報テーブルに記憶し、データを受信し、前記受信したデータの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定し、前記決定した転送先に前記受信したデータを転送する、ことを特徴とする。
本願第6の発明の転送処理方法は、第5の発明においてデータの転送先となる各端末に1対1で前記SLAID値を対応付ける、ことを特徴とする。
本願第7の発明の転送処理方法は、端末と通信装置とプロバイダ装置を含み前記通信装置を経由して前記端末と前記プロバイダ装置との間でIPフレームの送受信を行う通信システムの転送処理方法であって、前記プロバイダ装置は、前記通信装置にIPv6アドレスプレフィックスを割り当て、前記通信装置は、前記端末に対応するSLAID値を割り振って情報テーブルに記憶し、前記プロバイダ装置から割り当てられたIPv6アドレスプレフィックスに前記端末対応のSLAID値をセットし、前記端末に前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを送信し、前記端末は、前記通信装置から前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを取得してIPv6アドレスを生成し、前記通信装置は、前記端末から前記生成したIPv6アドレスを取得し、前記取得したIPv6アドレスを前記SLAID値に対応付けて前記情報テーブルに記憶し、前記プロバイダ装置からIPフレームを受信し、前記受信したIPフレームの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定し、前記決定した転送先に前記受信したIPフレームを転送する、ことを特徴とする。
本願第8の発明の通信装置は、LAN側インタフェースとWAN側インタフェースとを有しLAN側の端末とWAN側の装置間のデータ転送を行う通信装置であって、SLAID値と転送先アドレスとの対応を記憶する情報テーブルと、データの転送先となる各端末に対応付けてSLAID値を割り振る手段と、IPv6アドレスプレフィックスに前記SLAID値をセットする手段と、前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを前記端末に送信する手段と、前記端末からIPv6アドレスを取得する手段と、前記取得したIPv6アドレスを前記SLAID値に対応付けて前記情報テーブルに記憶する手段と、WAN側の装置から受信したデータの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定する手段とを備える。
本願第9の発明のプログラムは、LAN側の端末とWAN側の装置間のデータ転送を行う通信装置のプログラムであって、通信装置に、データの転送先となる各端末に対応付けてSLAID値を割り振る機能、IPv6アドレスプレフィックスに前記SLAID値をセットする機能、前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを前記端末に送信する機能、前記端末からIPv6アドレスを取得する機能、前記取得したIPv6アドレスを前記SLAID値に対応付けてSLAID値と転送先アドレスとの対応を記憶する情報テーブルに記憶する機能、WAN側の装置から受信したデータの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定する機能、を実現させる。
本願第10の発明の通信装置は、LAN側インタフェースとWAN側インタフェースとを有しLAN側の端末とWAN側の装置間のデータ転送を行う通信装置であって、SLAID値とLAN側端末のMACアドレスとの対応を記憶する情報テーブルと、WAN側の装置からIPフレームを受信する手段と、前記受信したIPフレームの宛先アドレスから宛先MACアドレスを抽出する手段と、前記抽出したMACアドレスで前記情報テーブルを検索してSLAID値を取得する手段と、前記取得したSLAID値で前記受信したIPフレームの宛先アドレスに含まれるSLAID値を書き換える手段と、前記受信したIPフレームをLAN側の端末に送信する手段とを備える。
本願第11の発明のプログラムは、LAN側の端末とWAN側の装置間のデータ転送を行う通信装置のプログラムであって、通信装置に、SLAID値とLAN側端末のMACアドレスとの対応を記憶する情報テーブルと、WAN側の装置からIPフレームを受信する機能、受信したIPフレームの宛先アドレスから宛先MACアドレスを抽出する機能、SLAID値とLAN側端末のMACアドレスとの対応を記憶する情報テーブルを前記抽出したMACアドレスで検索してSLAID値を取得する機能、前記取得したSLAID値で前記受信したIPフレームの宛先アドレスに含まれるSLAID値を書き換える機能、前記受信したIPフレームをLAN側の端末に送信する機能、を実現させる。
本発明の効果は、16ビットバスのシステムにおいてもIPv6アドレスの高速比較が可能となることである。
その理由は、IPv6アドレスのSLAID(Site-Level Aggregation Identifire:サイトレベル集約識別子:16ビット)によりIPv6アドレスの比較を行うようにしたからである。
本発明は、IPプロトコル、特にIPv6プロトコルを使用して通信を行う通信装置において、IPv6アドレスのSLAID(Site-Level Aggregation Identifire:サイトレベル集約識別子)を用いて転送制御を高速化することを特徴としている。
より具体的には、IPv6アドレスのSLAIDに、通信装置に収容した各端末にそれぞれ対応したユニークな値を持たせる。そして、SLAIDと転送先とを関連付けた情報テーブルを保持する。下位インタフェースから入力されたIPフレームからIPv6アドレスを抽出し、IPv6アドレス中のSLAIDと情報テーブルのSLAIDとを比較し、一致した転送先へ転送する。
情報テーブルにより直接分岐判断を行うので、高速な処理が行える。また、SLAIDは16ビットのため高速な比較が可能であり、また、16ビットの資源にて比較器を構成できるため安価にすることができる。
最初に、IPv6アドレスとIPv6基本ヘッダについて説明する。
図6に示すIPv6の集約可能グローバルユニキャストアドレスにおいて、IPv6アドレスは128ビット長である。IPv6アドレスは、3ビットのFP(形式プリフィックス)フィールドと、13ビットのTLAID(最上位レベル集約識別子)フィールドと、8ビットの予約フィールドと、24ビットのNLAID(次レベル集約識別子)フィールドと、16ビットのSLAID(サイトレベル集約識別子)フィールドと、64ビットのInterfaceID(インターフェイス識別子)フィールドとから構成されている。SLAIDフィールドは、各組織内のサイトにてサブネットを構成する用途で使用される。しかし、宅内に設置されるブロードバンドルータや小規模組織などでは、サブネット構成をとらずフラットに設定されるので、SLAIDフィールドは意味を持たない(SLAIDフィールドを使用する必要がない)。本発明では、サブネット構成をとらないシステムにおいてSLAIDフィールドが意味を持たないことに着目し、SLAIDフィールドを各端末の識別子として利用する。また、IPv6アドレスは、前半部分を示すプレフィックス部と後半部分を示すサフィックス部とに分けて説明されることがある。このとき、プレフィックス部の長さはその都度定義される。
図5に示すIPv6での基本ヘッダの構成において、Source AddressはIPフレームの送信元アドレスで、128ビットのIPv6アドレスである。また、Desitination AddressはIPフレームの宛先アドレスで、128ビットのIPv6アドレスである。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明のアドレス比較制御部の構成を示す図である。
図2は本発明のアドレス比較制御部を適用した通信装置の構成を示す図である。
図3は通信装置を含むネットワークの接続例を示す図である。
先ず、図1を参照して、本発明のアドレス比較制御部について説明する。
本発明のアドレス比較制御部11は、IPv6アドレスを比較してIPフレームの転送先を制御する。アドレス比較制御部11は、下位インタフェース部111と、アドレス抽出部112と、情報テーブル113と、比較部114と、転送制御部115と、モジュールインタフェース部116とを備えている。
下位インタフェース部111は、IPフレームの入出力を行うために図2に示すデータリンク部14とのインタフェースをとる。
アドレス抽出部112は、IPフレームからIPv6アドレスを抽出する。
情報テーブル113は、SLAIDとIPフレームを処理する(転送する)ためのIPv6アドレスとを対応付けて記憶する。情報テーブル113は、図示しない記憶部に格納される。
比較部114は、アドレス抽出部112が抽出したIPv6アドレスのSLAIDと情報テーブル113のSLAIDとを比較する。
転送制御部115は、比較部114の比較結果に基づき、IPフレームを転送する。比較の結果、SLAIDが一致すれば、一致したSLAIDに対応した情報テーブル113の転送先アドレスに転送する。SLAIDが一致しないとき、情報テーブル113の転送インタフェースにDMZ(DeMilitarized Zone)ポートが定義されていれば、DMZポートに対応した転送先アドレスに転送する。SLAIDが一致しないとき、情報テーブル113の転送インタフェースにDMZポートが定義されていなければ、モジュールインタフェース部116に転送する。
モジュールインタフェース部116は、IPフレームの入出力を行うために図2に示す上位処理部16とのインタフェースをとる。
次に、図2を参照して、図1に示した本発明のアドレス比較制御部を適用した通信装置について説明する。
通信装置1は、WAN(ワイドエリアネットワーク)側に接続されている装置とLAN(ローカルエリアネットワーク)側に接続されている各端末の間で送受信されるIPフレームの転送を制御する。通信装置1は、比較制御部11と、内部ネットワークインタフェース部12と、外部ネットワークインタフェース部13と、データリンク部14と、メモリ15と、上位処理部16と、制御部17とを備えている。
比較制御部11は、IPv6アドレスを比較してIPフレームの転送先を制御する。
内部ネットワークインタフェース部12は、LANに接続され、パーソナルコンピュータなどの通信端末を収容する。内部ネットワークインタフェース部12は、LAN側インタフェース部とも称する。
外部ネットワークインタフェース部13は、WANに接続され、インターネットなど外部のネットワーク回線を収容する。外部ネットワークインタフェース部13は、WAN側インタフェース部とも称する。
データリンク部14は、内部ネットワークインタフェース部12/外部ネットワークインタフェース部13を介して渡されるIPフレームに対してデータリンクのインタフェースであるデータリンク層の処理を司る。
メモリ15は、プログラム,コンフィグレーションデータ,ワークエリアおよびバッファなどを記憶し、各部からリード/ライトされる。
上位処理部16は、データリンク部14からアドレス比較制御部11を介して渡されるIPフレームに対して上位インタフェースであるネットワーク層(IP層)の処理を司る。
制御部17は、装置全体の制御を行う。
また、制御部17は、プロバイダ装置5から48ビットのIPv6アドレスプレフィックスを割り当てられ、受信する。そして、プロバイダ装置5から受信した48ビットのIPv6アドレスプレフィックスに続くSLAIDフィールドにSLAID値をセットして64ビットのIPv6アドレスプレフィックスを生成する。そして、生成した64ビットのIPv6アドレスプレフィックスを対応する端末に送信する。そして、端末が生成したIPv6アドレスを受け取る。
更に、制御部17は、情報テーブル113の保守管理を行う。制御部17は、収容端末数に応じたエントリ数を有する情報テーブル113を生成し、図示されない記憶部に記憶する。例えば、端末数を3とした場合、図7に示すような情報テーブル113を生成する。図7を参照すると、情報テーブル113には、3端末分のSLAID値(0002h,0003hおよび0004h)が設定されている。そして、SLAID値と端末から受け取ったIPv6アドレスとを対応付けて情報テーブル113を更新する。SLAID値と端末との対応付けは、例えば「0002h」は端末Aで「0003h」は端末Bのように固定的でもよいし、端末が接続された順に割り振るように浮動的でもよい。
次に、図3を参照して、通信装置1を含むネットワークシステム例の構成について説明する。
通信装置1は、内部ネットワークインタフェース部12を介してLAN2に接続する端末A6,端末B7および端末C8を収容する。また、通信装置1は、外部ネットワークインタフェース部13を介してブロードバンド回線3を通してインターネット4に接続する。インターネット4にはプロバイダ5が接続されている。
端末A6,端末B7および端末C8は、ユーザなどが使用するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置で、プログラム制御で動作する。端末A6,端末B7および端末C8は、IPv6に対応している。なお、各端末のMAC(Media Access Control)アドレスは、例えば、端末A6が「00:00:11:22:33:44」で、端末B7が「00:00:55:66:77:88」で、端末C8が「00:00:99:AA:BB:CC」で、あるものとする。
プロバイダ装置5は、プロバイダが管理するサーバ等の情報処理装置で、プログラム制御で動作する。プロバイダ装置5は、IPv6に対応している。プロバイダ装置5は、端末A6,端末B7および端末C8に対して各種のサービスを提供する。また、プロバイダ装置5は、プロバイダ装置5に接続する通信装置1に対して、48ビットのIPv6アドレスプレフィックスを割り当てる。本例では、プロバイダ装置5が通信装置1に割り当てるIPv6アドレスプレフィックスを「2000:100:100::/48」とする。
次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
先ず、情報テーブル113に各端末のIPv6アドレスを登録するまでの動作の流れについて、図3および図6〜図9を用いて説明する。
図7は情報テーブルを説明する図である。
図8は情報テーブルを説明する図である。
図9は情報テーブルを説明する図である。
なお、情報テーブル113は、図7に示すように、予め生成されているものとする。
通信装置1のLAN側インタフェース部12につながるLAN2に端末A6が接続されたときに、端末A6は通信装置1からIPv6アドレスプレフィックスを取得する。本例において、端末A6が取得するIPv6アドレスプレフィックスは「2001:100:100:2/64」であるとする。
端末A6は、受理したプレフィックスから、RFC2373,RFC2374およびRFC2462に記載の方法に準拠して、IPv6アドレスを生成する。本例において、端末A6のMACアドレスが「00:00:11:22:33:44」であるので、端末A6が生成するIPv6アドレスは、「2001:100:100:2:200:11FF:FE22:3344」である。
情報テーブル113には、図8に示すように、端末A6が生成したIPv6アドレスが転送先アドレスとして反映される。これにより、情報テーブル113には”0002 = 2001:100:100:2:200:11FF:FE22:3344”と関連付けが完了する。
端末B7と端末C8がLAN2に接続されたときも、同様である。すなわち、例えば、端末B7はIPv6アドレスプレフィックス「2001:100:100:3/64」を取得し、IPv6アドレス「2001:100:100:3:200:55FF:FE66:7788」を生成する。端末C8はIPv6アドレスプレフィックス「2001:100:100:4/64」を取得し、IPv6アドレス「2001:100:100:4:200:99FF:FEAA:BBCC」を生成する。生成されたIPv6アドレスは情報テーブル113に反映され、情報テーブル113は図9に示すようになる。また、図9を参照すると、転送インタフェースは3端末共にLANポートであるが、どれか1端末をDMZポートとしてもよい。
通信装置1に収容した各端末とSLAID値が1対1に対応したため、通信装置1はSLAID値にて各端末を識別できる。
次に、通信装置1を含むネットワークシステム例の動作について、図1〜図9を用いて説明する。
図4は動作の基本フローを示す図である。
なお、本説明では、情報テーブル113は、上述した図9のようになっているものとする。
また、図3に示した構成例において、端末A6がWAN側からIPフレームを受信する場合を例に説明する。
前提として、端末A6は、送信元アドレス(Source Address)に「2001:100:100:2:200:11FF:FE22:3344」をセットしたIPフレームを通信装置1を経由して、プロバイダ装置5宛に送信する。
プロバイダ装置5は、宛先アドレス(Desitination Address)に「2001:100:100:2:200:11FF:FE22:3344」をセットした返信のIPフレームを端末A6宛に送信する。
図4を参照すると、通信装置1は、WAN側インタフェース部13からIPフレームを受信する(ステップS41)。
データリンク部14は、受信したIPフレームを入力してデータリンク層の処理を行い、アドレス比較制御部11の入口である下位インタフェース部111に送出する。下位インタフェース部111はIPフレームを受け取る(ステップS42)。
下位インタフェース部111は、IPフレームをアドレス抽出部112に送出する。アドレス抽出部112は、受け取ったIPフレームの基本ヘッダに含まれる宛先IPv6アドレスからSLAIDを抽出する(ステップS43)。
比較部114は、抽出されたSLAIDと情報テーブル113内のSLAID情報との比較を行う(ステップS44)。比較部114ではSLAIDの16ビット比較を行う。
一致する場合に(ステップS44)、比較部114は情報テーブル113の一致したエントリの転送先アドレスへのIPフレーム転送を転送制御部115に指示する。本例では、SLAID”0002h”が一致する。転送先アドレスは「2001:100:100:2:200:11FF:FE22:3344」となり、このアドレスは端末A6のアドレスである。
転送制御部115は、LANポート向きに転送するためにIPフレームを下位インタフェース部111に渡す(ステップS45)。
下位インタフェース部111は、IPフレームをデータリンク部14へ送出する(ステップS46)。データリンク部14はIPフレームをLAN側インタフェース部12から転送する。
端末A6は、IPフレームを受信する。
次に、別の例として、LAN側に収容した端末宛ではないIPフレームをWAN側から受信した場合を説明する。
通信装置1は、WAN側インタフェース部13からIPフレームを受信する(ステップS41)。
データリンク部14は、受信したIPフレームを入力してデータリンク層の処理を行い、アドレス比較制御部11の入口である下位インタフェース部111に送出する。下位インタフェース部111はIPフレームを受け取る(ステップS42)。
下位インタフェース部111はIPフレームをアドレス抽出部112に送出する。アドレス抽出部112は受け取ったIPフレームから宛先IPv6アドレスのSLAIDを抽出する(ステップS43)。
比較部114は、抽出されたSLAIDと情報テーブル113内のSLAID情報との比較を行う(ステップS44)。比較部114ではSLAIDの16ビット比較を行う。
端末のSLAIDの中に一致するSLAIDが存在しない場合(ステップS44)、比較部114はモジュールインタフェース部116への転送を転送制御部115に指示する。
転送制御部115はIPフレームをモジュールインタフェース部116に渡す。モジュールインタフェース部116はIPフレームを上位処理部16に渡す(ステップS47)。通常のスローパスルーティングが実施される。
上記説明したように、本発明ではIPv6基本ヘッダ中の宛先アドレス(Desitination Address)に含まれるSLAID(16ビット)を情報テーブルと比較することにより転送先を決定しているので、以下のような効果を奏する。
(a)16ビットバスのシステムにおいても高速比較が可能となることである。
(b)安価なシステム構築が可能となることである。
次に、本発明の他の実施例について、図面を用いて説明する。
図10は本発明の他の実施例の構成を示す図である。
図11は情報テーブルを説明する図である。
上述した実施例では、SLAIDを各端末の識別子として利用し、情報テーブルをIPフレーム転送の高速化のために使用したが、他の実施例では、情報テーブルを簡易的なNAT(Network Address Translation)テーブルとして動作させている。
他の実施例での情報テーブルは、SLAIDとLAN側に収容している各端末のMACアドレスとを関連付け、図11に示すように構成する。
なお、通信装置は、LAN側にはSLAIDに値を含むIPv6アドレスを示し、WAN側にはSLAIDを0にしてアドレスを示す。
先ず、図10を参照して、他の実施例である通信装置9を含むネットワークシステム例の構成について説明する。
通信装置9は、内部ネットワークインタフェース部12を介してLANに接続する端末A10を収容する。また、通信装置9は、外部ネットワークインタフェース部13を介してWANであるインターネット4に接続する。インターネット4にはプロバイダ5が接続されている。
端末A10は、ユーザなどが使用するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置で、プログラム制御で動作する。端末A10は、IPv6に対応している。なお、端末A10のMACアドレスは、「00:00:11:22:33:44」であるものとする。
プロバイダ装置5は、プロバイダが管理するサーバ等の情報処理装置で、プログラム制御で動作する。プロバイダ装置5は、IPv6に対応している。プロバイダ装置5は、端末A10に対して各種のサービスを提供する。また、プロバイダ装置5は、プロバイダ装置5に接続する通信装置9に対して、48ビットのIPv6プレフィックスを割り当てる。ここでは、プロバイダ装置5が通信装置9に割り当てるIPv6アドレスプレフィックスを「2000:100:100::/48」とする。
次に、図10を参照して、他の実施例である通信装置9を含むネットワークシステム例の動作について説明する。
なお、情報テーブルは、通信装置9により、図11に示すように作成されているものとする。
また、通信装置9は、プロバイダ装置5から48ビットのIPv6アドレスプレフィックス「2001:100:100::/48」を割り当てられているものとする。
通信装置9は、プロバイダ装置5から割り当てられたIPv6アドレスプレフィックス「2001:100:100::/48」を基に、WAN側に対するIPv6アドレスプレフィックスを「2001:100:100:0:/64」とする。
一方、通信装置9のLAN側に収容されている端末A10には、以下のようにプレフックスを通知する。
端末A10から行われたRS(Router Solicitation;ルータ要請)に対して、通信装置9は情報テーブルのMACアドレスを確認する。通信装置9は一致したMACアドレスに関連付けられたSLAIDを含んだプレフィックス「2001:100:100:2:/64」にてRA(Router Advertisement;ルータ広告)を行う。
端末A10は、プレフィックス取得後、IPv6アドレス「2001:100:100:2:200:11FF:FE22:3344」を生成する。
通信装置9は、端末A10からインターネット4に対してIPフレームが送信される場合、WAN側に対してSLAIDを一様に”0”にする。すなわち、IPフレームの送信元アドレスを「2001:100:100:0:200:11FF:FE22:3344」として送信する。
また、通信装置9は、逆に、インターネット4から端末A10に対してIPフレームが送られてきた場合、WAN側から受信したIPフレームの宛先アドレスを情報テーブルと関連付ける。すなわち、IPフレームの宛先アドレスから宛先端末のMACアドレスを抽出し、抽出したMACアドレスで情報テーブルを検索してSLAID値と対応付ける。
そして、その関連付けを基に情報テーブルからSLAIDの値を取得し、取得したSLAIDの値で受信したIPフレームの宛先アドレスに含まれるSLAIDの値を書き換える。そして、受信したIPフレームをLAN側に送信する。
このように、通信装置9が簡易的なNATを提供することにより、LAN側をWAN側から隠蔽する効果を奏する。
本発明による上述した実施の形態において、通信装置の処理動作を実行するためのプログラム等を、データとしてコンピュータの磁気ディスクや光ディスク等の記録媒体(図示せず)に記録するようにし、記録されたデータを読み出して通信装置を動作させるために用いる。このように、本発明による通信装置を動作させるデータを記録媒体に記録させ、この記録媒体をインストールすることにより通信装置の機能が実現できるようになる。
ルータ装置、特にIPv6プロトコルをサポートするブロードバンドルータの領域で利用される。
本発明のアドレス比較制御部の構成を示す図 本発明のアドレス比較制御部を適用した通信装置の構成を示す図 通信装置を含むネットワークの接続例を示す図 動作の基本フローを示す図 IPv6基本ヘッダの構成を示す図 IPv6の集約可能グローバルユニキャストアドレスを示す図 情報テーブルを説明する図 情報テーブルを説明する図 情報テーブルを説明する図 本発明の他の実施例の構成を示す図 情報テーブルを説明する図
符号の説明
1 通信装置
2 LAN
3 ブロードバンド回線
4 インターネット
5 プロバイダ装置
6 端末A
7 端末B
8 端末C
9 通信装置
10 端末A
11 アドレス比較制御部
12 内部ネットワークインタフェース部
13 外部ネットワークインタフェース部
14 データリンク部
15 メモリ
16 上位処理部
17 制御部
111 下位インタフェース部
112 アドレス抽出部
113 情報テーブル
114 比較部
115 転送制御部
116 モジュールインタフェース部

Claims (11)

  1. IPv6(Internet Protocol version6)アドレスプレフィックスにSLAID(Site-Level Aggregation Identifire)値をセットする手段と、
    前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを基にIPv6アドレスを生成する手段と、
    前記SLAID値と前記生成したIPv6アドレスを対応付けて情報テーブルに記憶する手段と、
    受信したデータの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定する手段とを備える、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. データの転送先となる各端末に1対1で前記SLAID値を対応付ける手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 端末と通信装置とプロバイダ装置を含み前記通信装置を経由して前記端末と前記プロバイダ装置との間でIPフレームの送受信を行う通信システムであって、
    前記プロバイダ装置は、
    前記通信装置にIPv6アドレスプレフィックスを割り当てる手段を備え、
    前記通信装置は、
    SLAIDと転送先アドレスとの対応を記憶する情報テーブルと、
    前記端末に対応するSLAID値を割り振る手段と、
    前記プロバイダ装置から割り当てられたIPv6アドレスプレフィックスに前記端末対応のSLAID値をセットする手段と、
    前記端末からIPv6アドレスを取得する手段と、
    前記端末から取得したIPv6アドレスを前記SLAID値に対応付けた転送先アドレスとして前記情報テーブルに記憶する手段とを備え、
    前記端末は、
    前記通信装置からSLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを取得する手段と、
    前記取得したIPv6アドレスプレフィックスからIPv6アドレスを生成する手段とを備える、
    ことを特徴とする通信システム。
  4. 前記通信装置は、
    前記プロバイダ装置から受信したIPフレームの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定する手段と、
    前記決定した転送先に前記受信したIPフレームを転送する手段とを備える、
    ことを特徴とする請求項3記載の通信システム。
  5. IPv6アドレスプレフィックスにSLAID値をセットし、
    前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを基にIPv6アドレスを生成し、
    前記SLAID値と前記生成したIPv6アドレスを対応付けて情報テーブルに記憶し、
    データを受信し、
    前記受信したデータの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定し、
    前記決定した転送先に前記受信したデータを転送する、
    ことを特徴とする転送処理方法。
  6. データの転送先となる各端末に1対1で前記SLAID値を対応付ける、
    ことを特徴とする請求項5記載の転送処理方法。
  7. 端末と通信装置とプロバイダ装置を含み前記通信装置を経由して前記端末と前記プロバイダ装置との間でIPフレームの送受信を行う通信システムの転送処理方法であって、
    前記プロバイダ装置は、
    前記通信装置にIPv6アドレスプレフィックスを割り当て、
    前記通信装置は、
    前記端末に対応するSLAID値を割り振って情報テーブルに記憶し、
    前記プロバイダ装置から割り当てられたIPv6アドレスプレフィックスに前記端末対応のSLAID値をセットし、
    前記端末に前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを送信し、
    前記端末は、
    前記通信装置から前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを取得してIPv6アドレスを生成し、
    前記通信装置は、
    前記端末から前記生成したIPv6アドレスを取得し、
    前記取得したIPv6アドレスを前記SLAID値に対応付けて前記情報テーブルに記憶し、
    前記プロバイダ装置からIPフレームを受信し、
    前記受信したIPフレームの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定し、
    前記決定した転送先に前記受信したIPフレームを転送する、
    ことを特徴とする転送処理方法。
  8. LAN側インタフェースとWAN側インタフェースとを有しLAN側の端末とWAN側の装置間のデータ転送を行う通信装置であって、
    SLAID値と転送先アドレスとの対応を記憶する情報テーブルと、
    データの転送先となる各端末に対応付けてSLAID値を割り振る手段と、
    IPv6アドレスプレフィックスに前記SLAID値をセットする手段と、
    前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを前記端末に送信する手段と、
    前記端末からIPv6アドレスを取得する手段と、
    前記取得したIPv6アドレスを前記SLAID値に対応付けて前記情報テーブルに記憶する手段と、
    WAN側の装置から受信したデータの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定する手段とを備える、
    ことを特徴とする通信装置。
  9. LAN側の端末とWAN側の装置間のデータ転送を行う通信装置のプログラムであって、
    通信装置に、
    データの転送先となる各端末に対応付けてSLAID値を割り振る機能、
    IPv6アドレスプレフィックスに前記SLAID値をセットする機能、
    前記SLAID値をセットしたIPv6アドレスプレフィックスを前記端末に送信する機能、
    前記端末からIPv6アドレスを取得する機能、
    前記取得したIPv6アドレスを前記SLAID値に対応付けてSLAID値と転送先アドレスとの対応を記憶する情報テーブルに記憶する機能、
    WAN側の装置から受信したデータの宛先IPv6アドレスのSLAID値と前記情報テーブルのSLAID値とを比較して転送先を決定する機能、
    を実現させるためのプログラム。
  10. LAN側インタフェースとWAN側インタフェースとを有しLAN側の端末とWAN側の装置間のデータ転送を行う通信装置であって、
    SLAID値とLAN側端末のMACアドレスとの対応を記憶する情報テーブルと、
    WAN側の装置からIPフレームを受信する手段と、
    前記受信したIPフレームの宛先アドレスから宛先MACアドレスを抽出する手段と、
    前記抽出したMACアドレスで前記情報テーブルを検索してSLAID値を取得する手段と、
    前記取得したSLAID値で前記受信したIPフレームの宛先アドレスに含まれるSLAID値を書き換える手段と、
    前記受信したIPフレームをLAN側の端末に送信する手段とを備える、
    ことを特徴とする通信装置。
  11. LAN側の端末とWAN側の装置間のデータ転送を行う通信装置のプログラムであって、
    通信装置に、
    SLAID値とLAN側端末のMACアドレスとの対応を記憶する情報テーブルと、
    WAN側の装置からIPフレームを受信する機能、
    受信したIPフレームの宛先アドレスから宛先MACアドレスを抽出する機能、
    SLAID値とLAN側端末のMACアドレスとの対応を記憶する情報テーブルを前記抽出したMACアドレスで検索してSLAID値を取得する機能、
    前記取得したSLAID値で前記受信したIPフレームの宛先アドレスに含まれるSLAID値を書き換える機能、
    前記受信したIPフレームをLAN側の端末に送信する機能、
    を実現させるためのプログラム。
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