JP2005267194A - データベース診断レポート管理システム - Google Patents

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Junichi Kameyama
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Hidehiko Fujimori
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Abstract

【課題】 様々な種類のデータベースから得られた診断レポートを一元管理し、時系列的な解析を可能にする。
【解決手段】 データベースDにSQL文からなる診断用スクリプトSを実行させ、テキストデータからなる診断レポートRを、受信手段210により受信する。記憶手段220には、種々のデータベースに用いられているDBMSの種類を特定するための種類特定情報を用意しておき、種類特定手段230により、受信した診断レポートRからデータベースDに用いられているDBMSの種類を特定する。選択手段250は、記憶手段240から、特定されたDBMSの種類に適した変換ルールを選択する。フォーマット変換手段260は、選択された変換ルールに基づき、診断レポートRをXMLデータに変換し、格納手段270に格納する。検索表示手段280は、XMLデータのタグ情報を利用して、診断レポートの検索および表示処理を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、データベース診断レポート管理システムに関し、特に、様々な種類のデータベース装置に所定の診断用スクリプトを実行させることにより得られる診断レポートを管理するシステムに関する。
コンピュータを利用して様々なビジネスデータを処理する装置として、データベースシステムが広く普及している。データベースシステムは、通常、ネットワーク上にデータベース装置となるサーバを設置し、多数のクライアントコンピュータから、このデータベース装置をアクセスする形態によって構築される。したがって、データベースとして取り扱うべきデータ量が増えれば増えるほど、また、ネットワークを介して接続するクライアントコンピュータの台数が増えれば増えるほど、データベース装置の負担も大きくなる。
近年では、インターネットが、社会的な基幹システムとして機能するようになってきており、インターネット経由で多数のクライアントコンピュータからのアクセスを同時に受け付ける必要があるデータベース装置も少なくない。このような装置が、万一、高負荷によってダウンするような事態が生じると、社会的な影響も無視できなくなる。このような背景事情から、データベース装置の性能を客観的に計測することは重要であり、データベース診断システムを用いて、定期的にデータベース装置の性能を計測して診断することが行われている。
データベース装置となるサーバ性能を計測する一般的な手法は、サーバに対して種々の処理要求を与え、その処理に対するサーバの応答速度やスループットを計測する方法によって行われる。たとえば、下記特許文献1には、サーバに処理要求を送信した時刻と、この処理要求に対する応答データの受信時刻との差から、応答時間を算出し、サーバの性能を計測する手法が開示されている。また、下記特許文献2には、待ち時間を発生させない状況下での同時処理数とスループットと応答時間との関係をエミュレーション評価することにより、サーバの性能を計測する手法が開示されている。
一般的なデータベースに対しては、通常、SQL(Structured Query Language)文として記述された所定の診断用スクリプトを与え、その実行結果として得られる診断レポートを解析することにより診断が行われる。SQLは、ISOにより標準規格となっているデータベース照会言語であり、現在市販されている多くのデータベースが対応している。
特開平10−143401号公報 特許第2923874号公報
上述したように、データベース装置に対する診断は、通常、SQLで記述された診断用スクリプトを実行させ、その結果として得られる診断レポートを解析することによりなされる。しかしながら、SQLには各社独自の拡張規格による方言が存在するため、個々のデータベースが採用しているDBMS(DataBase Management System:データベース管理システム)の種類によって、得られる診断レポートの書式は様々である。したがって、従来は、様々な種類のデータベース装置から得られた診断レポートを一元管理することができず、異なるデータベース装置についての診断結果を比較検討するような作業を行うことが困難であった。また、診断レポートは、通常、テキストデータの形式で出力されるので、同一のデータベース装置について過去に実施された診断の結果を、時系列的に解析するような作業も困難であった。
そこで本発明は、様々な種類のデータベース装置から得られた診断レポートを一元管理するとともに、時系列的な解析も容易に行うことができるデータベース診断レポート管理システムを提供することを目的とする。
(1) 本発明の第1の態様は、データベース装置に所定の診断用スクリプトを実行させることにより得られる診断レポートを管理するデータベース診断レポート管理システムにおいて、
診断対象となったデータベース装置からテキストデータとして出力される診断レポートを受信する診断レポート受信手段と、
種々のデータベース装置に用いられているDBMSの種類を特定するための種類特定情報を記憶する種類特定情報記憶手段と、
この種類特定情報を参照して、診断レポート受信手段が受信した診断レポートから、診断対象となったデータベース装置に用いられているDBMSの種類を特定する種類特定手段と、
種々のデータベース装置からテキストデータとして出力される診断レポートを、所定の共通フォーマットで記述された診断レポートに変換するための変換ルールを、DBMSの種類ごとにそれぞれ用意した変換ルール記憶手段と、
この変換ルール記憶手段から、種類特定手段によって特定された種類に対応する変換ルールを選択する変換ルール選択手段と、
この変換ルール選択手段が選択した変換ルールに基づいて、診断レポート受信手段が受信した診断レポートのフォーマットを、共通フォーマットに変換するフォーマット変換手段と、
このフォーマット変換手段による変換後の診断レポートを格納する診断レポート格納手段と、
この診断レポート格納手段に格納されている診断レポートを検索して表示する診断レポート検索表示手段と、
を設けるようにしたものである。
(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係るデータベース診断レポート管理システムにおいて、
種類特定情報記憶手段が、種々のデータベース装置に用いられているDBMS名のリストと、診断レポート内に記載されるDBMS名の見出しを構成する見出し文字列と、を種類特定情報として記憶しており、
種類特定手段が、診断レポートを構成するテキストデータの先頭から、種類特定情報内の見出し文字列を検索し、この見出し文字列を検索開始位置として、種類特定情報内のリストに掲載されているDBMS名のいずれかと一致する文字列を検索し、当該一致する文字列をDBMS名として認識し、これに後続する数字をそのバージョンと認識することにより、診断対象となったデータベース装置に用いられているDBMSの種類を特定するようにしたものである。
(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1または第2の態様に係るデータベース診断レポート管理システムにおいて、
診断レポートの共通フォーマットとして、XML形式のフォーマットを用い、テキストデータとして出力される診断レポート内の各項目を、それぞれタグ情報に変換するようにしたものである。
(4) 本発明の第4の態様は、上述の第3の態様に係るデータベース診断レポート管理システムにおいて、
フォーマット変換手段が、テキストデータ形式の診断レポートに含まれているDBMS名およびそのバージョンを示す情報を、それぞれDBMS名であることを示すタグ情報およびバージョンであることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出すようにしたものである。
(5) 本発明の第5の態様は、上述の第3または第4の態様に係るデータベース診断レポート管理システムにおいて、
フォーマット変換手段が、テキストデータ形式の診断レポートに含まれているデータベース識別情報を、データベース識別情報であることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出すようにしたものである。
(6) 本発明の第6の態様は、上述の第5の態様に係るデータベース診断レポート管理システムにおいて、
データベース識別情報として、データベースサーバのIPアドレス、データベース名およびインスタンス名を用いるようにしたものである。
(7) 本発明の第7の態様は、上述の第3〜第6の態様に係るデータベース診断レポート管理システムにおいて、
フォーマット変換手段が、テキストデータ形式の診断レポートに含まれているスクリプト実行時間を、スクリプト実行時間であることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出すようにしたものである。
(8) 本発明の第8の態様は、上述の第3〜第7の態様に係るデータベース診断レポート管理システムにおいて、
フォーマット変換手段が、変換対象となった診断レポートごとに、それぞれ当該診断レポートのシリアル番号を示すカウンタ値を発行し、この発行したカウンタ値を、カウンタ値であることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出すようにしたものである。
(9) 本発明の第9の態様は、上述の第3〜第8の態様に係るデータベース診断レポート管理システムにおいて、
フォーマット変換手段が、変換対象となった診断レポートについて、DBMSの種類およびデータベース識別情報の組み合わせを認識し、
認識した組み合わせと同一の組み合わせをもった診断レポートが、既に診断レポート格納手段に格納されている場合には、当該既存の診断レポートに含まれているデータベースIDと同一のデータベースIDを発行し、
認識した組み合わせと同一の組み合わせをもった診断レポートが、まだ診断レポート格納手段に格納されていない場合には、新たなデータベースIDを発行し、
この発行したデータベースIDを、データベースIDであることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出すようにしたものである。
(10) 本発明の第10の態様は、上述の第3〜第9の態様に係るデータベース診断レポート管理システムにおいて、
診断レポート検索表示手段が、タグ情報を利用した検索機能を有するようにしたものである。
(11) 本発明の第11の態様は、上述の第1〜第10の態様に係るデータベース診断レポート管理システムにおいて、
診断レポート検索表示手段が、所定の表示書式を示すスタイルシートに基づいて、表示対象となる診断レポートをHTML形式に変換し、Webページ上で表示を行う機能を有するようにしたものである。
(12) 本発明の第12の態様は、上述の第1〜第11の態様に係るデータベース診断レポート管理システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムを用意し、当該プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して配付できるようにしたものである。
以上のとおり、本発明に係るデータベース診断レポート管理システムによれば、個々の
データベース装置から得られた診断レポートは、共通フォーマットに変換された上で格納されることになるので、様々な種類のデータベース装置から得られた診断レポートを一元管理することができ、時系列的な解析も容易に行うことができる。
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。図1は、4つの異なるデータベース装置D1〜D4に対する診断を行う際の処理手順を示すブロック図である。データベース装置(データベースサーバ)は、所定のOSの管理下で動作するサーバに、DBMS(DataBase Management System:データベース管理システム)を組み込むことにより構築される。現在、主なDBMSとしては、日本オラクル社のOracle(登録商標)、マイクロソフト社のSQL Server(登録商標)、サイベース社のAdaptive Server(登録商標)などが利用されており、これらDBMSを動作させるサーバ用OSとしては、UNIX(登録商標)、Windows(登録商標)NT/2000、NetWare(登録商標)などが利用されている。ただ、ここでは、説明の便宜上、「XXX」,「YYY」,「ZZZ」なる3通りのDBMSが利用されているケースについて、以下の説明を行うことにする。
図示の例の場合、データベース装置D1には、DBMS「XXXのバージョン1.0」が、データベース装置D2には、DBMS「XXXのバージョン2.0」が、データベース装置D3には、DBMS「YYYのバージョン1.0.1」が、データベース装置D4には、DBMS「ZZZのバージョン6.4」が、それぞれ組み込まれている。各データベース装置に対する診断は、それぞれSQL(Structured Query Language)で記述された診断用スクリプトを与えることにより実行される。図示の例では、データベース装置D1〜D4に対して、それぞれ診断用スクリプトS1〜S4を与えた例が示されている。診断用スクリプトは、データベース装置に直接読み込ませるようにしてもよいし、ネットワーク経由で、別のコンピュータからデータベース装置へと送信するようにしてもかまわない。
図2は、一般的な診断用スクリプトの構成例を示すブロック図である。図示のとおり、この診断用スクリプトは、第1のSQL文〜第NのSQL文まで、合計N個のSQL文を羅列したファイルになっている。このような診断用スクリプトが与えられたデータベース装置は、このスクリプトを構成するSQL文を順次実行し、その実行結果を診断レポートとして出力する。SQL文の実体は、データベースに対する種々の問い合わせ命令であり、データベース装置は、この問い合わせ命令に応じて、データの検索処理などを実行し、その結果を診断レポートの形式で出力することになる。データベース装置の性能評価に関する情報が得られるようなSQL文によって診断用スクリプトを構成しておけば、性能評価の材料となる数値(たとえば、バッファキャッシュのヒット率、ログバッファの待ち時間など)が診断レポートとして返されることになる。
診断レポートは、通常、テキストデータの形式で返される。図3に示す診断レポート1は、所定の診断用スクリプトに応じてデータベース装置から返された診断レポートの一例を模式的に示すものである。この例では、個々のSQL文に対する応答結果は、いずれも「□」で囲われた見出し文から始まるテキストデータとして与えられる。たとえば、第1のSQL文に対する応答結果は、「□開始日時□」なる見出しから始まっており、第2のSQL文に対する応答結果は、「□データベース種類情報□」なる見出しから始まっており、第3のSQL文に対する応答結果は、「□データベース識別情報□」なる見出しから始まっている。
この例における第1〜第3のSQL文は、いわばデータベースに対する診断を実施する上での書誌情報を応答結果として求める命令であり、具体的には、図示のとおり、開始日時、データベース種類情報、データベース識別情報を求める命令である。ここで、開始日時は、文字どおり、データベースに対する診断を開始した日時を示す情報であり、図示の例の場合、「2003年12月4日12時33分18秒」に診断が開始されたことが示されている。また、データベース種類情報は、診断対象となったデータベース装置に組み込まれているDBMSの種類(DBMS名およびそのバージョン)を示す情報であり、図示の例の場合、「XXX 1.0」なる種類のDBMSが用いられていることが示されている。一方、データベース識別情報は、診断対象となったデータベースを特定するための情報であり、具体的には、データベースサーバのIPアドレス、診断対象データベースについてのデータベース名およびインスタンス名を示す情報となっている。図示の例の場合、IPアドレス「192.168.20.13」、データベース名「ADDRESS BOOK」、インスタンス名「AAA」というデータベース識別情報が示されている。
一方、この例における第4のSQL文以降は、本来の診断のための命令であり、図示のとおり、各SQL文に対する応答結果は、それぞれ「□表1□」,「□表2□」,「□表3□」,…という形式のテキストデータとして得られている。各SQL文の実体は、データベースに対する問い合わせ命令であるため、第4のSQL文以降に対する応答結果は、「特定の項目に対する値」という形式で与えられる。たとえば、図示の例の場合、第4のSQL文に対する応答結果は、項目1、項目2、項目3という3つの項目のそれぞれについて、3つずつの値(値11〜値13,値21〜値23,値31〜値33)が返されており、第5のSQL文に対する応答結果は、単一の項目1について、4つの値(値11〜値14)が返されている。
ここで、この診断レポート1における見出し文(個々のSQL文に対する応答結果の開始行を示す「□」で囲まれた文字列)の書式は、診断スクリプト内のSQL文に依存して定まるので、この診断スクリプト内のSQL文の書式を統一しておけば、異なる種類のデータベース装置からの診断レポートであっても、共通の書式にすることが可能である。しかしながら、この見出し文に続く応答結果を示すデータ本体部分の書式は、各データベースが利用するDBMSの種類(DBMS名およびそのバージョン)に依存して定まることになるので、データベース装置の種類が異なれば、書式も異なったものとなる。
図1に示す例では、データベース装置D1〜D4は、それぞれ診断用スクリプトS1〜S4(SQL文)の実行結果として、診断レポートR1〜R4(テキストデータ)を出力している。このように複数のデータベース装置に対して診断を行う場合、SQLには各社独自の拡張規格による方言が存在するため、実際には、個々のデータベース装置が採用しているDBMSの種類や、サーバの基幹となるOSの種類によって、それぞれ異なるSQL文を用意しなければならない。また、各データベース装置から返される診断レポートの書式も、上述したとおり、DBMSの種類によって異なったものになる。
たとえば、データベース装置D1(使用するDBMSは、XXXのバージョン1.0)から出力された診断レポートR1が、図3の診断レポート1のような書式であったとしても、データベース装置D2(使用するDBMSは、XXXのバージョン2.0)から出力される診断レポートR2は、バージョンの違いから、通常、完全には同一の書式にはならない。まして、使用するDBMSが異なるデータベース装置D3,D4から出力される診断レポートR3,R4の書式は、診断レポートR1の書式とはかなり異なったものになる。このため、従来は、様々な種類のデータベース装置から得られた診断レポートを一元管理することができず、異なるデータベース装置についての診断結果を比較検討することが困難であった。また、診断レポートがテキストデータの形式であったため、過去に実施された診断の結果を時系列的に解析することも困難であった。
本発明の主眼は、様々な種類のデータベース装置から得られた診断レポートを、検索に適した共通フォーマットに変換して一元管理することにより、異なるデータベース装置についての診断結果を比較検討したり、過去に実施された診断の結果を時系列的に解析したりすることを容易にすることにある。
図4は、本発明の一実施形態に係るデータベース診断レポート管理システムの基本構成を示すブロック図である。診断対象データベースに対する診断処理は、診断実行システム100によって実行される。診断実行システム100は、SQL文により構成された診断用スクリプトSを、診断対象データベースDに与えて実行させる機能を有する。診断対象データベースDは、与えられた診断用スクリプトSを構成するSQL文を逐次実行し、その結果をテキストデータからなる診断レポートRとして返すことになる。図示の例では、診断対象データベースは、「DBMS名:XXX、バージョン1.0」という種類のDBMSを用いており、IPアドレス「192.168.20.13」でアクセス可能なサーバ装置上に、「ADDRESS BOOK」なるデータベース名、「AAA」なるインスタンス名で格納されている。このようなデータベースから返される診断レポートは、たとえば、図3に示す診断レポート1のようなものになる。
本発明に係るデータベース診断レポート管理システム200は、このような診断レポートを一元管理する機能をもったシステムであり、図4に示すとおり、診断レポート受信手段210、種類特定情報記憶手段220、種類特定手段230、変換ルール記憶手段240、変換ルール選択手段250、フォーマット変換手段260、診断レポート格納手段270、診断レポート検索表示手段280の各手段によって構成される。もっとも、これらの各手段は、コンピュータに所定のプログラムを組み込むことにより実現されるものであり、実用上、本発明に係るデータベース診断レポート管理システム200は、コンピュータハードウエアと、これに組み込まれたソフトウエアとによって実現される。また、当該ソフトウエアプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して配付したり、電子通信回線を介して配付したりすることが可能である。
診断レポート受信手段210は、診断対象となったデータベースDから出力される診断レポートRを受信する機能をもった構成要素である。診断レポートDは、テキストデータのファイルとして出力されるので、診断レポート受信手段210は、このテキストデータファイルを受信する機能をもった構成要素であれば、どのような要素で構成してもかまわない。たとえば、ネットワークを介して診断レポートRを受信するのであれば、診断レポート受信手段210は、ネットワーク用インタフェイスにより構成されることになる。あるいは、フロッピディスクなどの記録媒体を仲介させて診断レポートRを受信するのであれば、磁気ディスクドライブ装置などにより、診断レポート受信手段210を構成することができる。
種類特定情報記憶手段220は、種々のデータベースに用いられているDBMSの種類を特定するための種類特定情報を記憶する構成要素であり、種類特定手段230は、この種類特定情報を参照して、診断レポート受信手段210が受信した診断レポートRから、診断対象となったデータベースDに用いられているDBMSの種類を特定する処理を行う構成要素である。ここに示す実施形態の場合、種類特定情報記憶手段220には、図5に示すように、診断レポートR内に記載されるDBMS名の見出しを構成する見出し文字列と、種々のデータベースに用いられているDBMS名のリストとが、種類特定情報として記憶されており、種類特定手段230は、これらの情報に基づいて、DBMSの種類を特定する処理を行うことになる。
この場合、種類特定手段230は、次のような手順により、DBMSの種類を特定することができる。まず、診断レポートRを構成するテキストデータの先頭から、図5に示されている見出し文字列「□データベース種類情報□」を検索する。そして、この見出し文字列を検索開始位置として、図5に示されているDBMS名のリストに掲載されているDBMS名「XXX」,「YYY」,「ZZZ」のいずれかと一致する文字列を検索し、当該一致する文字列をDBMS名として認識し、これに後続する数字をそのバージョンと認識することにより、診断対象となったデータベースDに用いられているDBMSの種類を特定する。
たとえば、図3に示す診断レポート1に対して、上述の手順を実施すると、第4行目に見出し文字列「□データベース種類情報□」が検索されることになる。そこで、この見出し文字列を検索開始位置として、リストに掲載されているDBMS名「XXX」,「YYY」,「ZZZ」のいずれかと一致する文字列を検索すると、第6行目に「XXX」なるDBMS名が検索される。そこで、これに後続する数字「1.0」をバージョンと認識することにより、診断対象となったデータベースDに用いられているDBMSの種類が「XXXのバージョン1.0」であることを特定できる。
前述したとおり、診断レポート中の見出し文は、個々のSQL文に対する応答結果の開始行を示すものであり、その書式は、診断スクリプト内のSQL文に依存して定まる。したがって、診断実行システム100から各データベースに与える診断用スクリプト内の「データベース種類情報を要求するSQL文」において、「□データベース種類情報□」なる共通した見出し文字列を指定しておくようにすれば、データベースの種類にかかわらず、診断レポート内のデータベース種類情報を示す見出しは、必ず「□データベース種類情報□」なる共通した見出し文字列になる。したがって、図5に示す見出し文字列は、結局、SQL文で指定した共通の見出し文字列ということになる。
このように、図3に示す診断レポート1において、「□」で囲まれた見出しは、データベースの種類にかかわらず共通した文字列になる。しかしながら、この見出しに続く応答結果を示すデータ本体部分のフォーマットは、各データベースが利用するDBMSの種類(DBMS名およびそのバージョン)に応じて様々なものになる。フォーマット変換手段260は、この様々なフォーマットを共通フォーマットに変換する処理を行うことになる。
このようなフォーマット変換を行うためには、DBMSの種類ごとに変換ルールを用意しておく必要がある。変換ルール記憶手段240は、このような変換ルールを用意するための手段であり、種々のデータベースからテキストデータとして出力される診断レポートを、所定の共通フォーマットで記述された診断レポートに変換するための変換ルールを、DBMSの種類ごとにそれぞれ記憶している。図6は、変換ルール記憶手段240の記憶内容の一例を示すブロック図である。この例では、合計7種類の変換ルールが記憶されている。各変換ルールは、それぞれ特定のDBMSの種類に対応している。図示の例では、DBMSの名称としては、「XXX」,「YYY」,「ZZZ」なる3種類しか示されていないが、一般に、同一名称のDBMSでも、バージョンが異なれば診断レポートのフォーマットも異なることが多いため、この実施形態では、同一名称のDBMSでも各バージョンごとに、それぞれ別個の変換ルールを用意している。
変換ルール選択手段250は、変換ルール記憶手段240から、種類特定手段230によって特定された種類に対応する変換ルールを選択する機能を有し、フォーマット変換手段260は、この変換ルール選択手段250が選択した変換ルールに基づいて、診断レポート受信手段210が受信した診断レポートRのフォーマットを、共通フォーマットに変換する機能を有する。こうして、共通フォーマットに変換された診断レポートは、診断レポート格納手段270に格納され、必要に応じて、診断レポート検索表示手段280により検索され、ディスプレイ画面上に表示される。
ここに示す実施形態では、診断レポートの共通フォーマットとして、XML形式のフォーマットを用い、テキストデータとして出力される診断レポート内の各項目を、それぞれタグ情報に変換する処理を行っている。したがって、変換ルール記憶手段240に用意すべき各変換ルールは、特定バージョンの特定DBMSが、テキストデータとして出力する診断レポートの書式を踏まえて、当該診断レポートの内容を、XMLデータに変換するためのルールということになる。
図7は、図3に示すテキストデータからなる診断レポート1を、XMLデータに変換した一例を示す図である。XMLデータの特徴は、一対のタグ情報に挟まれた部分が、当該タグ情報で示された内容を示すデータになっている点である。たとえば、図7の第1行目に示されているタグ情報<診断レポート>と、最終行に示されているタグ情報</診断レポート>との間に挟まれた部分(すなわち、図7に示す診断レポートの全体部分)は、この一対のタグ情報により、「診断レポート」を示すデータであることが示されている。
また、図7の第4行目に示されているタグ情報<メタデータ>と、第13行目に示されているタグ情報</メタデータ>との間に挟まれた部分(すなわち、第5行目〜第12行目)は、「メタデータ」を示すデータである。この実施形態における「メタデータ」は、診断レポート上の書誌情報を示すデータとしての役割を有しており、図3の診断レポート1に示されている第1〜第3のSQL文に対する応答結果を示すデータに対応する。以下、この「メタデータ」の具体的な構成を順に説明する。
まず、図7の第5行目には、<DBMS名>および</DBMS名>なるタグ情報に挟まれて、「XXX」なるデータが記述されており、第6行目には、<バージョン>および</バージョン>なるタグ情報に挟まれて、「1.0」なるデータが記述されている。これらのデータは、図3に示す診断レポート1の第6行目に記載されている「XXX 1.0」なるデータに対応するものである。フォーマット変換手段260は、その変換プロセスにおいて、図3に示す診断レポート1の第6行目に記載されている「XXX 1.0」なるデータを、図7に示す診断レポート1の第5行目に記載されている「<DBMS名>XXX</DBMS名>」なるデータ、および第6行目に記載されている「<バージョン>1.0</バージョン>」なるデータに変換する処理を実行することになる。
このような変換処理は、図6に示されている8組の変換ルールのうち、「XXX 1.0の変換ルール」に基づいて行われる。当該変換ルールは、「XXXのバージョン1.0」では、図3に示すようなフォーマットで診断レポートが出力されることを踏まえて、予め作成しておけばよい。具体的には、たとえば、テキストデータとして与えられた診断レポート上に、「□データベース種類情報□」に続いて「BANNER」なる単語があった場合には、その次の単語「XXX」を、タグ情報<DBMS名>とタグ情報</DBMS名>との間に挟んだXMLデータを生成し、更にその次の数値「1.0」を、タグ情報<バージョン>とタグ情報</バージョン>との間に挟んだXMLデータを生成せよ、という変換ルールを定めておけば、図3の第4〜6行目のテキストデータ(第2のSQL文に対する応答結果として得られるデータベース種類情報)を、図7の第5〜6行目のXMLデータに変換することができる。
同様の変換処理により、図3の第7〜10行目のテキストデータ(第3のSQL文に対する応答結果として得られるデータベース識別情報)を、図7の第7〜11行目のXMLデータに変換することができ、図3の第1〜3行目のテキストデータ(第1のSQL文に対する応答結果として得られる開始日時)を、図7の第12行目のXMLデータに変換することができる。
結局、ここに示す実施形態では、フォーマット変換手段260は、テキストデータ形式の診断レポートに含まれているDBMS名およびそのバージョンを示す情報を、それぞれDBMS名であることを示すタグ情報およびバージョンであることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出す機能と、テキストデータ形式の診断レポートに含まれているデータベース識別情報(具体的には、データベースサーバのIPアドレス、データベース名およびインスタンス名)を、データベース識別情報であることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出す機能と、テキストデータ形式の診断レポートに含まれているスクリプト実行時間を、スクリプト実行時間であることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出す機能と、を有していることになる。
一方、図3の第11行目以下は、診断レポート本体部というべき部分であり、診断対象となったデータベースの具体的な性能を示す個々の項目について、それぞれ得られた値を記述した部分である。この診断レポート本体部は、やはりXML形式のデータに変換され、図7の第14行目以降(矩形で囲って示した部分)に配置される。図8は、このXML形式のデータに変換された診断レポート本体部を示す図である。図示のとおり、各SQL文に対する応答結果を示すデータは、それぞれ<表n>および</表n>なるタグ情報で囲われたデータとして記述されている(n=1,2,3…)。また、個々の項目についての値は、それぞれ<項目n>および</項目n>なるタグ情報で囲われたデータとして記述されている。このように、テキストデータとして出力された診断レポート内の各項目を、それぞれタグ情報に変換してXML形式のデータを作成するようにすれば、これらタグ情報に囲まれて表示された値が、意味のある特定の項目についての値であることを示すことができ、後の検索処理の便宜を向上させることができる。
図9は、別な種類のデータベースからテキストデータの形式で出力された診断レポート2を示す図であり、図10は、この図9に示す診断レポート2を、XMLデータに変換した例を示す図であり、図11は、図10内の診断レポート本体部の具体的内容を示す図である。図9に示す診断レポート2を、図3に示す診断レポート1と比較すると、いずれもほぼ同じ診断内容をもったSQL文の実行結果を示すテキストデータであるが、細かな書式が若干異なっていることがわかる。その理由は、図3に示す診断レポート1が、「XXXのバージョン1.0」という種類のDBMSを利用しているデータベース装置についての診断結果であるのに対し、図9に示す診断レポート2が、「ZZZのバージョン6.4」という種類のDBMSを利用しているデータベース装置についての診断結果であるためである。
いずれも、「□」で囲まれた見出し部分の書式は共通するものの(前述したとおり、この見出し部分の書式は、SQL文によって指定することができるので、DBMSが異なっても共通化することが可能である)、その他の部分の書式が若干異なっている。たとえば、図3の第2行目の「FROMDATETIME」および第5行目の「BANNER」なる文字列は、図9では、「START TIME」および「DATA BASE」なる文字列となっているし、図3の第8〜10行目の「IP」,「DBNAME」,「INSTANCE」なる文字列は、図9では、「IP:」,「NAME:」,「INST:」なる文字列になっている。また、第4のSQL文に対する応答結果を両者で比較すると、図3に示す診断レポート1では、「項目1 値11 値12 値13 項目2 値21 値22 値23 項目3 値31 値32 値33」のような順に並んでいるのに対して、図9に示す診断レポート2では、「項目1 項目2 項目3」なる行に続いて、「値11 値21 値31」なる行、「値12 値22 値32」なる行、「値13 値23 値33」なる行、という順に並んでいる。
しかしながら、フォーマット変換手段260によって、図9に示す診断レポート2に対する変換プロセスを実施する際には、変換ルール選択手段250によって、「ZZZ 6.4の変換ルール」が選択されることになり、当該ルールに基づく変換処理が実行されることになるので、結局、図10に示すようなXMLデータへの変換が支障なく行われることになる。ここで、図7に示すXML形式の診断レポート1と、図10に示すXML形式の診断レポート2とを比較すると、第1〜13行目までの書誌情報の部分の書式は完全に一致していることがわかる。また、図8に示すXML形式の診断レポート1の本体部と、図11に示すXML形式の診断レポート2の本体部とを比較すると、項目や値の並び順は相違するものの、一対のタグ情報とこれに囲まれた値との関係という点では、実質的な相違はない。
結局、図7および図8に示す診断レポート1と図10および図11に示す診断レポート2とは、一元管理の下で取り扱うことができる共通フォーマットのデータになっている。このように、本発明に係る管理システム200では、診断レポート格納手段270には、一元管理可能な共通フォーマットの形式で、診断レポートが逐次格納されてゆくことになる。
なお、ここに示す実施形態では、フォーマット変換手段260が、変換対象となった診断レポートごとに、それぞれ当該診断レポートのシリアル番号を示すカウンタ値を発行し、この発行したカウンタ値を、カウンタ値であることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出す機能を有している。図7の第2行目に示されている「<カウンタ>365</カウンタ>」なる記述における一対のタグ情報<カウンタ>,</カウンタ>に挟まれた「365」は、このカウンタ値を示している。すなわち、この図7に示す診断レポート1は、診断レポート格納手段270に格納される第365番目の診断レポートということになる。
フォーマット変換手段260は、診断レポート格納手段270に格納されている診断レポートの総数を常に認識し、新たな診断レポートについてのフォーマット変換を行う際には、「当該総数+1」という新たなカウンタ値を発生し、これをタグ情報<カウンタ>,</カウンタ>の間に挟んだ形で追加する処理を実行することになる。図10の第2行目に示されている「<カウンタ>366</カウンタ>」も、同様の方法で診断レポート格納手段270により追加されたデータであり、当該診断レポート2が、診断レポート格納手段270に格納される第366番目の診断レポートであることを示している。
フォーマット変換手段260は、上述したカウンタ値の他に、データベースIDをタグ情報とともに付加する機能も有している。本願における「データベースID」とは、いわば個々のデータベースを識別するためのIDであり、「DBMSの種類」および「データベース識別情報」の組み合わせごとにユニークとなるように発行されるIDということになる。既に述べたとおり、「DBMSの種類」とは、DBMS名およびそのバージョンによって特定される事項であり、「データベース識別情報」とは、データベースサーバのIPアドレス、データベース名、インスタンス名によって特定される事項である。したがって、データベースIDが一致した場合、別言すれば、「DBMSの種類」および「データベース識別情報」の組み合わせが完全に一致した場合、それは同一のデータベースサーバ上に構築された、同一のDBMSを利用した、同一のデータベース、であることを意味する。
たとえば、図7の第3行目に示されている「<データベースID>15</データベースID>」なる記述における一対のタグ情報<データベースID>,</データベースID>に挟まれた「15」は、このデータベースIDを示している。すなわち、この図7に示す診断レポート1は、診断レポート格納手段270に格納される第15番目のデータベースについての診断レポートということになる。前述したカウンタ値が、個々の診断レポート単位で発行されるシリアル番号であるのに対して、このデータベースIDは、個々のデータベース単位で発行されるシリアル番号ということになる。別言すれば、データベースID=15で示されるデータベースは、IPアドレスが「192.168.20.13」であるサーバ内のデータベース名「ADDRESS BOOK」およびインスタンス名「AAA」で特定される「XXXバージョン1.0」なるDBMSを利用したデータベース、ということになる。
同様に、図10の第3行目には「<データベースID>8</データベースID>」と記述されており、この診断レポート2についてのデータベースIDが「8」であることが示されているが、このデータベースID=8で示されるデータベースは、IPアドレスが「192.168.30.55」であるサーバ内のデータベース名「CONSUMER DATA」およびインスタンス名「EFG」で特定される「ZZZバージョン6.4」なるDBMSを利用したデータベース、ということになる。
フォーマット変換手段260により、このようなデータベースIDを発行する処理を行うには、次のような手順を実行すればよい。まず、変換対象となった診断レポートについて、DBMSの種類およびデータベース識別情報の組み合わせを認識する。たとえば、図3に示すような診断レポート1が変換対象である場合、DBMSの種類は「XXXバージョン1.0」ということになり、データベース識別情報は「IPアドレス:192.168.20.13、データベース名:ADDRESS BOOK、インスタンス名:AAA」ということになる。続いて、この認識したDBMSの種類およびデータベース識別情報の組み合わせと同一の組み合わせをもった診断レポートが、既に診断レポート格納手段270に格納されているか否かを調べる。そして、もし既に格納されていた場合には、当該既存の診断レポートに含まれているデータベースIDと同一のデータベースIDを発行すればよい。もし、まだ診断レポート格納手段270に格納されていない場合には、新たなデータベースIDを発行すればよい。フォーマット変換手段260は、こうして発行したデータベースIDを、データベースIDであることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出す処理を行うことになる。
このように、診断レポート格納手段270内に、共通のフォーマットをもったデータとして診断レポートを格納してゆくようにすれば、必要に応じて、診断レポート検索表示手段280を用いて、所望の診断レポートを検索し、これを表示させることが可能になる。特に、診断レポートをXML形式のデータとして格納すれば、タグ情報を利用した検索を行うことができるので便利である。
たとえば、「XXX」なるDBMSを利用したデータベースの性能を相互に比較してみたいような場合であれば、<DBMS名>なるタグ情報で示される値が「XXX」である診断レポートを検索すればよいし、「XXXのバージョン1.0」なるDBMSを利用したデータベースの性能を相互に比較してみたいような場合であれば、<DBMS名>なるタグ情報で示される値が「XXX」であり、かつ、<バージョン>なるタグ情報で示される値が「1.0」である診断レポートを検索すればよい。あるいは、特定の性能を示す「項目1」の値が特定の範囲の値をとる事例を見つけたい場合であれば、<項目1>なるタグ情報で示される値が特定の範囲をとる診断レポートを検索すればよい。
また、ここに示す実施形態では、上述したように、各診断レポートにデータベースIDを付与しているので、このデータベースIDに基づいて検索することも可能である。たとえば、ある特定のデータベースの管理者は、自分の管理するデータベースについて付されているデータベースIDを認識しておくだけで、当該データベースについて過去に行われた診断結果を容易に検索することができる。
たとえば、データベースID=15が付されたデータベースについて、これまでに実施された診断結果を解析してみたい場合であれば、<データベースID>なるタグ情報で示される値が「15」であるような診断レポートを検索すればよい。図12は、このような検索結果として得られた診断レポートのうち、<表1>なるタグ情報で抽出されたデータのみを表示させた例である。このように、データベースIDを用いて検索された診断レポートの情報に対しては、<表n>なるタグ情報や<項目n>なるタグ情報を用いることにより、更なる絞り込みを行うことができるので、必要な情報のみを選択的に表示させることが可能になる。図13は、データベースID=8を用いて検索された診断レポートの情報のうち、<表2>なるタグ情報で抽出されたデータのみを表示させた例である。
なお、実用上は、診断レポート検索表示手段280には、所定の表示書式を示すスタイルシートを用意しておくようにし、このスタイルシートを利用して、表示対象となる診断レポートをHTML形式に変換し、Webページ上で表示を行うことができるようにしておくのが好ましい。そうすれば、検索結果を、Webブラウザ機能を有するパソコンなどの一般的な端末装置の画面上に表示させることが可能になる。
4つの異なるデータベースD1〜D4に対する診断を行う際の処理手順を示すブロック図である。 一般的な診断用スクリプトの構成例を示すブロック図である。 所定の診断用スクリプトに応じてデータベース装置から返される診断レポートの一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るデータベース診断レポート管理システムの基本構成を示すブロック図である。 図4に示す種類特定情報記憶手段220に記憶されている種類特定情報の一例を示す図である。 図4に示す変換ルール記憶手段240の記憶内容の一例を示すブロック図である。 図3に示すテキストデータからなる診断レポート1を、XMLデータに変換した一例を示す図である。 図3に示すテキストデータにおける診断レポート本体部を、XML形式のデータに変換した一例を示す図である。 所定の診断用スクリプトに応じてデータベース装置から返される診断レポートの別な一例を示す模式図である。 図9に示すテキストデータからなる診断レポート2を、XMLデータに変換した一例を示す図である。 図9に示すテキストデータにおける診断レポート本体部を、XML形式のデータに変換した一例を示す図である。 データベースID=15を用いて検索された診断レポートの情報のうち、<表1>なるタグ情報で抽出されたデータのみを表示させた例を示す図である。 データベースID=8を用いて検索された診断レポートの情報のうち、<表2>なるタグ情報で抽出されたデータのみを表示させた例を示す図である。
符号の説明
100…診断実行システム
200…データベース診断レポート管理システム
210…診断レポート受信手段
220…種類判定情報記憶手段
230…種類判定手段
240…変換ルール記憶手段
250…変換ルール選択手段
260…フォーマット変換手段
270…診断レポート格納手段
280…診断レポート検索手段
D,D1〜D4…データベース装置(データベースサーバ)
R,R1〜R4…診断レポート
S,S1〜S4…診断用スクリプト

Claims (12)

  1. データベース装置に所定の診断用スクリプトを実行させることにより得られる診断レポートを管理するシステムであって、
    診断対象となったデータベース装置からテキストデータとして出力される診断レポートを受信する診断レポート受信手段と、
    種々のデータベース装置に用いられているDBMSの種類を特定するための種類特定情報を記憶する種類特定情報記憶手段と、
    前記種類特定情報を参照して、前記診断レポート受信手段が受信した診断レポートから、診断対象となったデータベース装置に用いられているDBMSの種類を特定する種類特定手段と、
    種々のデータベース装置からテキストデータとして出力される診断レポートを、所定の共通フォーマットで記述された診断レポートに変換するための変換ルールを、DBMSの種類ごとにそれぞれ用意した変換ルール記憶手段と、
    前記変換ルール記憶手段から、前記種類特定手段によって特定された種類に対応する変換ルールを選択する変換ルール選択手段と、
    前記変換ルール選択手段が選択した変換ルールに基づいて、前記診断レポート受信手段が受信した診断レポートのフォーマットを、前記共通フォーマットに変換するフォーマット変換手段と、
    前記フォーマット変換手段による変換後の診断レポートを格納する診断レポート格納手段と、
    前記診断レポート格納手段に格納されている診断レポートを検索して表示する診断レポート検索表示手段と、
    を備えることを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  2. 請求項1に記載の管理システムにおいて、
    種類特定情報記憶手段が、種々のデータベース装置に用いられているDBMS名のリストと、診断レポート内に記載されるDBMS名の見出しを構成する見出し文字列と、を種類特定情報として記憶しており、
    種類特定手段が、診断レポートを構成するテキストデータの先頭から、前記見出し文字列を検索し、この見出し文字列を検索開始位置として、前記リストに掲載されているDBMS名のいずれかと一致する文字列を検索し、当該一致する文字列をDBMS名として認識し、これに後続する数字をそのバージョンと認識することにより、診断対象となったデータベース装置に用いられているDBMSの種類を特定することを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  3. 請求項1または2に記載の管理システムにおいて、
    診断レポートの共通フォーマットとして、XML形式のフォーマットを用い、テキストデータとして出力される診断レポート内の各項目を、それぞれタグ情報に変換することを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  4. 請求項3に記載の管理システムにおいて、
    フォーマット変換手段が、テキストデータ形式の診断レポートに含まれているDBMS名およびそのバージョンを示す情報を、それぞれDBMS名であることを示すタグ情報およびバージョンであることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出すことを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  5. 請求項3または4に記載の管理システムにおいて、
    フォーマット変換手段が、テキストデータ形式の診断レポートに含まれているデータベース識別情報を、データベース識別情報であることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出すことを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  6. 請求項5に記載の管理システムにおいて、
    データベース識別情報として、データベースサーバのIPアドレス、データベース名およびインスタンス名を用いることを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  7. 請求項3〜6のいずれかに記載の管理システムにおいて、
    フォーマット変換手段が、テキストデータ形式の診断レポートに含まれているスクリプト実行時間を、スクリプト実行時間であることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出すことを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  8. 請求項3〜7のいずれかに記載の管理システムにおいて、
    フォーマット変換手段が、変換対象となった診断レポートごとに、それぞれ当該診断レポートのシリアル番号を示すカウンタ値を発行し、この発行したカウンタ値を、カウンタ値であることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出すことを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  9. 請求項3〜8のいずれかに記載の管理システムにおいて、
    フォーマット変換手段が、変換対象となった診断レポートについて、DBMSの種類およびデータベース識別情報の組み合わせを認識し、
    認識した組み合わせと同一の組み合わせをもった診断レポートが、既に診断レポート格納手段に格納されている場合には、当該既存の診断レポートに含まれているデータベースIDと同一のデータベースIDを発行し、
    認識した組み合わせと同一の組み合わせをもった診断レポートが、まだ診断レポート格納手段に格納されていない場合には、新たなデータベースIDを発行し、
    この発行したデータベースIDを、データベースIDであることを示すタグ情報とともに、XML形式のデータとして書き出すことを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  10. 請求項3〜9のいずれかに記載の管理システムにおいて、
    診断レポート検索表示手段が、タグ情報を利用した検索機能を有することを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の管理システムにおいて、
    診断レポート検索表示手段が、所定の表示書式を示すスタイルシートに基づいて、表示対象となる診断レポートをHTML形式に変換し、Webページ上で表示を行う機能を有することを特徴とするデータベース診断レポート管理システム。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載のデータベース診断レポート管理システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムおよび当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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