JP2005267181A - 商品情報提供システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 商品のコーディネートに係る関連商品についての情報を提供する際の待ち時間を従来に比べ小さくすることができる商品情報提供システムを提供する。
【解決手段】 基本となる商品である基本商品についての情報と、その基本商品と関連する商品である関連商品についての情報とを、それぞれの画像情報を含めて記録したメモリ53を有し、そのメモリ53の記録内容を無線通信によって出力する商品用タグ5と、商品用タグ5から無線通信によって取得した情報に基づいて基本商品と関連商品についての情報をそれぞれの画像情報を含めて表示する表示装置4とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】 基本となる商品である基本商品についての情報と、その基本商品と関連する商品である関連商品についての情報とを、それぞれの画像情報を含めて記録したメモリ53を有し、そのメモリ53の記録内容を無線通信によって出力する商品用タグ5と、商品用タグ5から無線通信によって取得した情報に基づいて基本商品と関連商品についての情報をそれぞれの画像情報を含めて表示する表示装置4とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、衣服等の商品に関する情報を、その商品と組み合わせが適する他の商品の情報とともに提供する際に用いて好適な商品情報提供システム及び方法に関する。
従来、衣服や装身具等の商品におけるコーディネートに係る情報、すなわち他の商品と色、材質、形等を調和させて組み合わせる際の情報を、コンピュータやネットワークを利用して利用者に提供するための技術が提案されている。特許文献1には、ネットワークを利用してコーディネートに係る情報を利用者に提供するためのシステムが記載されている。特許文献1に記載されているシステムでは、利用者が入力したコーディネート条件に従い、利用者が予め登録しておいた服飾品の情報を参照して、コーディネートに係る条件が決定されるようになっている。
また、特許文献2には、商品に装着した接触通信タグを利用して、服装のコーディネートなどの商品の組み合わせの適合に関する情報を提供するためのシステムが記載されている。このシステムでは、利用者が携帯する時計型携帯機器を用いて、利用者が手にした商品のサイズが合っているかどうか、サイズが合っている場合にはその商品に対するコーディネート商品の情報が、あるいは合っていない場合には合っている商品の場所などが、音声によって報知されるようになっている。
また、特許文献3には、商品情報を提供するためのシステムの種々の構成の概要が記載されている。例えば携帯端末と、商品情報を記録した商品タグを用いて、無線通信によって商品単体の商品情報を提供できるようにしたり、商品情報サーバを用いて過去に購入した商品との組み合わせを確認できるようにしたりするシステムが記載されている。
特開2002−339135号公報
特開2004−3058号公報
特開2002−352125号公報
特許文献1に記載されているシステムでは、インターネットを介してコーディネートに係る情報が提供されるようになっているため、情報を通信するためにある程度の時間が必要である。また、特許文献2や特許文献3に記載されているシステムでは、コーディネートに係る情報が、複数の端末とそれらが接続したサーバとを利用して提供されるようになっている。そのため、端末の接続数や、端末、サーバ間の通信に性能によっては、情報を提供するのにある程度の待ち時間が発生することになる。
上述したように従来の商品情報提供システムではコーディネートに係る情報を提供する際に通信等に要する比較的大きな待ち時間が発生する場合がある。この待ち時間は、端末の数、店舗の規模などによっては利便性を損ねる程度に悪化することが考えられる。本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、商品のコーディネートに係る関連商品についての情報を提供する際の待ち時間を従来に比べ小さくすることができる商品情報提供システム及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、基本となる商品である基本商品についての情報と、その基本商品と関連する商品である関連商品についての情報とを、それぞれの画像情報を含めて記録したメモリを有し、そのメモリの記録内容を無線通信によって出力するタグと、タグから無線通信によって取得した情報に基づいて基本商品と関連商品についての情報をそれぞれの画像情報を含めて表示する表示装置とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、非接触方式で通信可能なタグにあらかじめそのタグが取り付けられている商品とその関連商品との情報が記録されていて、また情報を表示する表示装置がタグと通信を行って商品情報を関連情報とともに表示する。したがって、例えば商品情報を記録したサーバ等と通信を行わなくても、関連商品についての情報を表示することができ、情報を提供するまでの待ち時間を容易に短縮することができる。また関連商品等の情報には画像情報が含まれているので、基本となる商品との組み合わせに係る情報を、分かりやすく表示することができる。
また、本発明は、前記メモリがFerroelectric Random Access Memoryであることを特徴とする。これによれば、メモリを、高速、低消費電力で、書き換え可能なFerroelectric Random Access Memoryとすることができるので、メモリに対して、短時間で多くの情報を非接触で読み出し及び書き込みできるようになる。したがって、容易に、記録する情報量を多くしたり、送受信されるデータの暗号化処理のための時間を確保したりすることができる。
また、本発明は、前記メモリが書き換え可能な記録媒体であり且つ関連商品の在庫情報を記録し、前記表示装置が在庫情報に応じて関連商品の表示を行うことを特徴とする。これによれば、タグのメモリに関連商品の在庫情報が記録されているので、例えば関連商品の在庫がない場合には、その旨を表示したり、あるいはその関連商品に関する情報を表示しないようにしたりすることができる。したがって、表示情報の有用性を高めることができる。
また、本発明は、前記メモリが関連商品についての情報を各商品分類に対して複数重複して記録していて、前記表示装置が利用者の指示に応じて関連商品についての重複した情報のうちのいずれかを商品分類毎に選択して表示するものであることを特徴とする。これによれば、利用者の希望に応じて表示する情報を変更することができるので、希望者の要望により則した形態で情報を提供できるようになる。
前記表示装置が、利用者の選択に基づいて、基本となる商品である基本商品についての情報の他に、その基本商品と関連する商品である関連商品についての情報を表示と、前記関連商品についてその他の候補の情報の表示を行なうことを特徴とする。これにより利用者に様々な商品を見せることができる。
また、本発明は、基本となる商品である基本商品についての情報と、その基本商品と関連する商品である関連商品についての情報とを、それぞれの画像情報を含めて記録したメモリを有し、そのメモリの記録内容を無線通信によって出力するタグを用い、タグと無線通信で表示手段を有する表示装置によって、タグから無線通信によって取得した情報に基づいて基本商品と関連商品についての情報をそれぞれの画像情報を含めて表示することを特徴とする。
以下、図面を参照して本発明の商品情報提供システムの実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。図1のシステムは、商品情報管理装置1、リーダライタ2、商品情報データベース3、表示装置4、商品用タグ5、およびICカード(集積回路カード)6から構成されている。ただし、商品情報管理装置1、リーダライタ2、および表示装置4、商品用タグ5、ならびにICカード6は、通常、1店舗内で複数、設置あるいは使用される。
図1における主な構成の外観を図2に示した。リーダライタ2は、複数の商品21、21、…を陳列する陳列棚20の側面に設置されている。表示装置4は、タッチセンサ付きの液晶表示画面を有して構成されていて、陳列棚20の上部に設置されている。商品用タグ5(図2では商品用タグ5a、5b、5c)は、商品21a、21、21、…に取り付けられている。ICカード6は、利用者(顧客)30によってネックストラップ等を用いて携帯されている。
図1の商品情報管理装置1は、組込用情報処理端末等のコンピュータであって、所定の基本ソフト上で本システム用のプログラムを実行することで商品情報を提供する際に用いる種々の機能を提供する。この商品情報管理装置1は、リーダライタ2と通信線11で、表示装置4と通信線12で、そして商品情報データベース3と通信回線13でそれぞれ接続されている。通信線11上ではリーダライタ2と商品用タグ5またはICカード6との間で送受信される情報が主に伝送され、通信線12上では表示装置4で表示される情報や、表示装置4のタッチパネルで入力された情報が入出力される。
リーダライタ2は、RFIDタグ(Radio Frequency Identificationタグあるいは無線ICタグ)としての機能を有して構成されている商品用タグ5またはICカード6との間で無線信号による通信を行う。そして、商品情報管理装置1からの指示に従って商品用タグ5またはICカード6のメモリ53またはメモリ63にデータを書き込んだり、メモリ53またはメモリ63からデータを読み出したりする。
商品情報データベース3は、商品情報管理装置1に通信回線13を介して接続されていて、複数の商品に関する情報を記憶、管理するデータベースである。図3に示すように、各商品に対応して登録されている情報(商品情報3a)は、商品番号、商品名、識別情報、商品仕様、価格情報、陳列位置、画像情報、複数の関連商品分類符号(a)、関連商品分類符号(b)、…、関連商品の各分類a、分類b、…に分類された1または複数の関連商品番号、関連商品番号、…から構成されている。ここで、商品番号は、1または複数の同一商品に対して共通に用いられる通し番号である。識別情報は、各商品21、21等に取り付けられてい商品用タグ5(5a、5b、5c)に記録された各商品用タグ5固有の識別番号である。商品仕様は、商品のメーカ名、サイズ、形状、色等の商品の内容を示す情報である。価格情報は、その商品の現在の販売価格や過去の価格変更履歴を表す情報である。陳列位置は、店舗内の陳列場所を示す情報であり、例えば図2の陳列棚20の識別番号や座標情報、図形情報などで表すことができる。画像情報は、商品の外観形状を表す画像情報であり、写真画像のようなラスタイメージデータ、イラスト図のようなベクトルデータ、あるいはそれらの組み合わせによって形成される。
関連商品分類符号(a)、(b)、…は、当該商品番号の商品に対して関連する商品の分類を識別する符号情報である。例えば当該商品の商品分類がシャツの場合、それとコーディネートする商品として分類可能な商品分類であるズボン、靴下、靴の各商品分類に対して割り当てられた識別符号が、関連商品分類符号となる。例えばズボンに対しては「a」、靴下に対しては「b」、靴に対しては「c」といった各符号が割り当てられる。関連する商品分類は、あらかじめ店舗ごとにあるいは商品のメーカごとに対応付けて登録されているものとする。
関連商品の各分類a、分類b、…に分類された1または複数の関連商品番号、関連商品番号は、当該商品とコーディネートするのに適する関連商品の商品番号を各商品分類符号に対応させてまとめた表す商品番号の一覧情報である。例えば商品分類符号「a」(ズボン)において、当該商品とコーディネートするのに適した商品が3種類ある場合には、3つの商品番号が含まれることになる。
また、商品情報データベース3には、図4に示すように、各商品の在庫数の情報3bも登録されている。在庫数の情報は、在庫数のほか、在庫あり、無し、在庫僅少といった表現で表すことができる。
図1の商品用タグ5は、商品に取り付けられてタグとして用いられるものである。商品用タグ5は、アンテナ51、制御装置52、およびメモリ53から構成されている。アンテナ51は、リーダライタ2等と無線信号を送受信するために用いられる。制御装置52は、アンテナ51を介して無線信号を送受信するとともに、商品情報管理装置1から当該商品タグ宛て送信されてきた商品情報を受信し、それに基づくデータをメモリ53に書き込んだり、メモリ53に記憶されているデータを読み出して無線信号に変換して送信したりする。メモリ53は、書き換え可能な不揮発メモリであって、各商品用タグ固有の識別情報や、貼り付けられている商品の商品情報を記録する。
図5を参照して、図1の商品用タグ5の構成について詳細に説明する。商品用タグ5は、ループアンテナ等のアンテナ51と、制御装置52およびメモリ53を1つのICとして形成したIC501とから構成されている。なお、IC501においては、メモリ53以外の構成が、制御装置52に対応するものである。この場合、アンテナ51に誘導された誘導電磁界を用いて電力伝送と情報伝送が行われる。そして電力伝送によって伝送された電力をコンデンサや二次電池に蓄えたものが内部電源として用いられるようになっている。ただし、着脱可能な一次電池、二次電池、太陽電池等を内部電源として用いるようにしてもよい。
IC501は、高周波回路511、電源部512、データ復調回路513、データ変調回路514、データ制御回路515、メモリ53、および暗号処理回路516から構成されている。高周波回路511は、アンテナ51で受信した誘導電磁界から得た交流電力を電源部512に供給するとともに、所定の周波数の高周波信号をデータ復調回路513に出力したり、データ変調回路514から入力した変調信号を増幅してアンテナ51に出力したりする。電源部512は、入力された交流電力を所定電圧の直流電源として出力する電源回路、各部にリセット信号を出力するリセット回路、および各部にクロック信号を供給するクロック回路から構成されている。データ復調回路513は、高周波回路511から入力された高周波信号を復調してデータ信号として出力する。データ変調回路514は、入力されたデータ信号で変調された所定の周波数の高周波信号を高周波回路511に対して出力する。
データ制御回路515は、データ復調回路513から出力されたデータ信号を暗号処理回路516によって復号化して解釈し、データ信号内の命令に従って、メモリ53にデータを書き込んだり、メモリ53からデータを読み出したりする。その際、データ制御回路515は、メモリ53から読み出したデータを暗号処理回路516で暗号化した後、データ変調回路514に出力する。
メモリ53は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリであり、特に、不揮発性メモリとしては、例えば、強誘電体メモリであるFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)を用いる。FeRAMは、強誘電体を記憶素子として利用した不揮発メモリであって、フラッシュメモリ等に比べて高集積化が可能で、かつ高速、低消費電力という特徴を有している。したがって、メモリ53を強誘電体メモリとすることで、短時間で多くの情報を非接触で読み出しおよび書き込みできるようになる。この場合、商品情報に係る処理が短時間で行えるようになるので、容易に、送受信されるデータの暗号化処理のための時間を確保したり、複数の商品用タグ5に対する通信の全体の時間を短くしたりすることができるようになる。
暗号処理回路516は、公知の共通鍵暗号化方式等の暗号化方式によってデータ信号の暗号化と復号化を行う。図5の例では、IC501のうち、高周波回路511を除く他の回路を1チップ構成としたり、データ制御回路515、メモリ53、および暗号処理回路516の3つの回路を1チップ構成としたりすることができる。
次に図6を参照してメモリ53に記憶されるデータの構成について説明する。メモリ53には、識別情報53aと商品情報53bとが記憶される。識別情報53aは各商品用タグ5の固有の情報であって、通常1度書き込んだ後は変更されない。商品情報53bは、商品情報を構成する各種データからなり、データの書き込みを指示する信号が送信されてきた場合に、書き込み先の商品用タグ5を示す識別情報を確認してそれがメモリ53に記録されている識別情報53aと一致した場合にのみ、データの書き込みが許可されるようになっている。図6に示すデータ構成例では、商品情報53bが、基本商品情報53b1、基本商品画像情報53b2、関連商品分類(a)の情報53b11、関連商品分類(b)の情報53b12、…から構成されている。
基本商品情報53b1は、当該商品の商品情報であり、図3に示す商品情報データベース3に登録されているものと同一の商品番号、商品名、商品仕様、価格情報等の情報を含んでいる。基本商品画像情報53b2、図3に示す画像情報である。関連商品分類(a)の情報53b11は、関連商品分類の1つ(符号「a」)に分類された1または複数の関連商品の情報から構成されている。各関連商品の情報は、商品名、商品仕様、在庫情報、陳列位置情報、および画像情報から構成されている。図6の例では関連商品分類符号「a」に対して、関連商品a1と関連商品a2の2つの情報が含まれている。例えば関連商品分類(a)が「ズボン」の場合、関連商品(a1)が青色のズボン、関連商品(a2)が緑色のズボンといった同一分類で異なる仕様の商品となる。
一方、図1に示すICカード6は、アンテナ61、制御装置62、およびメモリ63から構成されている。制御装置63は、アンテナ61を介して無線信号を送受信して、図示していない店舗の受付用コンピュータとそれに接続されたリーダライタ等から当該ICカード6宛てに送信されてきた個人情報を受信し、それに基づくデータをメモリ63に書き込んだり、メモリ63に記憶されているデータを読み出して無線信号に変換してリーダライタ2に向けて送信したりする。
ここで図7を参照して、ICカード6の詳細構成について説明する。ICカード6は、ループアンテナ等のアンテナ61と、制御装置62およびメモリ63を1つのICとして形成したIC601とから構成されている。なお、IC601において、メモリ63以外の構成が、制御装置62に対応するものである。このICカード6では、例えば商品用タグ5と同様に電力伝送を利用して各部に電力が供給される。
IC601は、図5のIC501に対応する構成である。IC601は、高周波回路611、電源部612、データ復調回路613、データ変調回路614、データ制御回路615、メモリ63、および暗号処理回路616から構成されている。これらの構成は、それぞれ図5の高周波回路511、電源部512、データ復調回路513、データ変調回路514、データ制御回路515、メモリ53、および暗号処理回路516と同様の構成である。ただし、データ制御回路615は、メモリ63またはデータ制御回路615内に形成せれた不揮発性メモリに格納されたプログラムに従って各部の制御を行うものであるが、そのプログラムの内容は、商品用タグ5のものとは異なっている。また、電源部612は、図5の電源部512と同様に、電源回路、リセット回路、およびクロック回路から構成されている。
ここで図8を参照してメモリ63に記憶されるデータの構成について説明する。メモリ63には、識別情報63aと、個人情報63bとが記憶される。識別情報63aは各ICカード6の固有の情報であって、通常1度書き込んだ後は変更されない。個人情報64bcは、携帯する各個人の体型に関する情報や商品の好みに関する情報を示す各データから構成されている。個人情報63bcは、データの書き込みを指示する信号が送信されてきた場合に、書き込み先のICカード6を示す識別情報を確認してそれがメモリ63に記録されている識別情報63aと一致した場合にのみ、データの書き込みが許可されるようになっている。
次に図9を参照して、図1および図2に示す表示装置4で商品情報を表示する際の処理について説明する。ただし、この場合、各商品用タグ5には、図6に示すような識別情報53aと商品情報53bが書き込まれているものとする。まず、商品情報管理装置1は、リーダライタ2を用いて商品用タグ5の接近の有無を繰り返し検出する(ステップS11)。例えば図2に示すように利用者30が商品21aを手に取り、商品用タグ5aをリーダライタ2に接近させたとする。リーダライタ2が商品用タグ5aを検出すると(ステップS11で「Yes」)、商品用タグ5aから図6に示す当該商品21aの基本商品情報53b1と基本商品画像情報53b2とが無線通信によって取得される(ステップS12)。
商品情報管理装置1は、リーダライタ2を用いてさらに商品用タグ5aと無線通信を行い、商品情報53bを参照して、各関連商品分類のうちで在庫がある1番目の関連商品の情報の読み出しを行う(ステップS13)。例えば図6の例で、関連商品a1の在庫が無く、関連商品a2の在庫があるとすると、関連商品分類aに対しては、関連商品a2の商品名、商品仕様、陳列位置情報、および画像情報が読み出される。ここで、商品情報管理装置1の制御に従って、基本商品情報53b1、2と関連商品情報53b11、53b12のうちの所定の情報が表示装置4の画面上に表示される。例えば図2に示すように、当該商品が上着である場合、上着の画像41、それとコーディネートするのに適するとして登録されているズボンの画像42、靴下の画像43、および靴の画像44と、それらに関する文字情報(A、B、C、およびD)が表示される。
次に表示装置4の画面上で、関連商品の画像に対する利用者の操作があったかどうかを判定し(ステップS15)、例えばズボンの画像42が選択された場合、他のズボンを選択するか、またはそのズボンの陳列位置に関する情報を表示するかを利用者に選択してもらうための画面(図示せず)を表示する。そして、他の選択肢の表示が指示された場合には(ステップS16で「他の選択肢表示指示」)、ズボンの商品分類で他の候補が在るときにはその他の候補の商品情報の表示を行う(ステップS17)。一方、陳列位置の表示が指示された場合には(ステップS16で「陳列位置表示指示」)、ズボンの画像42に対応する商品の陳列位置に関する情報の表示を行う(ステップS18)。
次に、表示装置4における表示の終了条件(例えば表示状態を更新してから所定時間経過したとか、商品用タグ5aがリーダライタ2から離間してから所定の時間が経過したとか)が成立した場合には、表示を消去して処理を終了する(ステップS19で「Yes」)。条件が成立しない場合には、表示処理を継続する(ステップS19で「No」からステップS15)。
以上の処理によって、商品用タグ5に記憶された基本商品についての情報と、その基本商品と関連する商品である関連商品についての情報とが無線通信によって伝送され、表示装置4においてその基本商品と関連商品についての情報がそれぞれ、画像情報を含めて表示される。この処理では、商品情報データベース3へのアクセスが不要なので、商品情報管理装置1と商品情報データベース3間の通信等による待ち時間による影響を避けることができる。また、商品用タグ5のメモリ53が、関連商品についての情報を各商品分類に対して複数重複して記録していて、表示装置4が利用者の指示に応じて関連商品についての重複した情報のうちのいずれかを商品分類毎に選択して表示するようにしているので、商品情報データベース3にアクセスすることなく、より自由度の高いコーディネート情報を表示することができる。
なお、上記の処理例の説明では、利用者30が携帯するICカード6の情報を使用する場合を説明していないが、コーディネート対象となる情報を表示する際に、ICカード6に記録されている個人情報63bを無線通信によって参照することで、関連商品の限定や選択を自動的に行うような処理を採用することができる。
また、本発明の実施の形態は、上記のものに限定されず、各構成要素を分散したり、統合したり、他の構成を追加したりすることが可能である。例えば、表示装置4に加え、音声合成装置とスピーカを追加することで音声によるコーディネート情報の報知を行えるようにしたり、より詳細な情報を利用者が求めた場合には、商品情報データンベース2にアクセスして得た商品情報を表示装置4に表示するための構成を設けたりすることができる。
1 商品情報管理装置、2 リーダライタ、3 商品情報データベース、4 表示装置、5 商品用タグ、6 ICカード、53 メモリ、63 メモリ、53a 識別情報、53b 商品情報
Claims (6)
- 基本となる商品である基本商品についての情報と、その基本商品と関連する商品である関連商品についての情報とを、それぞれの画像情報を含めて記録したメモリを有し、そのメモリの記録内容を無線通信によって出力するタグと、
タグから無線通信によって取得した情報に基づいて基本商品と関連商品についての情報をそれぞれの画像情報を含めて表示する表示装置と
を備えることを特徴とする商品情報提供システム。 - 前記メモリが強誘電体メモリ(Ferroelectric Random Access Memory)であることを特徴とする請求項1記載の商品情報提供システム。
- 前記メモリが書き換え可能な記録媒体であり且つ関連商品の在庫情報を記録し、前記表示装置が在庫情報に応じて関連商品の表示を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の商品情報提供システム。
- 前記メモリが関連商品についての情報を各商品分類に対して複数重複して記録していて、前記表示装置が利用者の指示に応じて関連商品についての重複した情報のうちのいずれかを商品分類毎に選択して表示するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の商品情報提供システム。
- 前記表示装置が、利用者の選択に基づいて、基本となる商品である基本商品についての情報の他に、その基本商品と関連する商品である関連商品についての情報を表示と、前記関連商品についてその他の候補の情報の表示を行なう
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の商品情報提供システム。 - 基本となる商品である基本商品についての情報と、その基本商品と関連する商品である関連商品についての情報とを、それぞれの画像情報を含めて記録したメモリを有し、そのメモリの記録内容を無線通信によって出力するタグを用い、
タグと無線通信で表示手段を有する表示装置によって、タグから無線通信によって取得した情報に基づいて基本商品と関連商品についての情報をそれぞれの画像情報を含めて表示する
ことを特徴とする商品情報提供方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004077939A JP2005267181A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 商品情報提供システム及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
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JP2007323588A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Noritsu Koki Co Ltd | 注文受付装置 |
JP2016024479A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 株式会社Samurai | 販売支援システム |
-
2004
- 2004-03-18 JP JP2004077939A patent/JP2005267181A/ja not_active Withdrawn
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JP2007323588A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Noritsu Koki Co Ltd | 注文受付装置 |
JP2016024479A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 株式会社Samurai | 販売支援システム |
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