JP2005266998A - 画像配信システムおよび画像配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が目的地に到達するまでに将来走行する予定の経路全体において、その車両の搭乗者が道路状況等を確認可能なシステムを提供する。
【解決手段】経路情報管理装置20が、車載カメラを搭載した各車両から、現在地点から目的地点までの経路情報を取得し、その経路情報を経路情報データベースに車両ごとに登録する。さらに、経路情報管理装置20は、後走行車両から、撮像画像要求開始地点から目的地点までの経路を示す要求側経路情報を取得し、その要求側経路情報に示された撮像画像要求開始地点から少なくとも一部同一経路を先走行する車両の経路情報を、経路情報データベースに登録された経路情報群の中から選択する。後走行車両は、選択した経路情報に対応する先走行車両から撮像画像のマルチキャスト配信を受ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載した車載モニタ上に遠隔地に存在するカメラで撮影して得られた撮像画像を表示するシステムに関する。
近年、情報技術を用いて人と車両と道路を結び、交通事故や渋滞などの道路交通問題の解決をはかる交通システムとして、ITS(Intelligent Transport Systems、高度道路交通システム)の構築が進められていて、このITSにおいて提供する様々なサービスの開発も進められている。
このようなサービスの中に、車両にカメラを搭載し、そのカメラで撮影した映像を後方車両に提供することで、後方車両に交通事故や渋滞などの道路状況を知らせるサービスが存在する。
非特許文献1では、ITSで用いられるDSRC(Dedicated Short Range Communication)を利用して、車両に搭載したCCDカメラが撮影した動画像を、所定エリア(半径数百メートル)にいる複数の周辺走行車両へ同時送信する技術が開示されている。
しかし、非特許文献1において、所定エリアに存在する先行走行車両が、その周辺走行車両と、同一の経路を走行しているとは限らず、周辺走行車両は必ずしも将来自身が走行する予定の経路における動画像を先行走行車両から提供されるとは限らない。
沖電気工業株式会社、"車々間の動画伝送システムを開発"、[online]、平成16年2月18日、[平成16年3月3日検索]、インターネット<URL:http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2004/02/z03096.html> 特開平9−180087号公報
本発明は、車両が目的地に到達するまでに将来走行する予定の経路全体において、その車両の搭乗者が道路状況等を確認可能なシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像配信システムは、先走行する先走行車両の車載カメラで撮影して得られた撮像画像を、前記先走行車両と少なくとも一部同一経路を後走行する車両に配信する画像配信システムであって、車載カメラを搭載した各車両から、現在地点から目的地点までの経路情報を取得する経路情報取得手段と、取得した経路情報を、経路情報記憶装置に車両ごとに登録する経路情報登録手段と、前記撮像画像の配信を要求する前記後走行車両から、撮像画像要求開始地点から目的地点までの経路を示す要求側経路情報を取得する要求側経路情報取得手段と、取得した要求側経路情報に示された撮像画像要求開始地点から少なくとも一部同一経路を先走行する車両の経路情報を、前記経路情報記憶装置に登録された経路情報群の中から選択する経路情報選択手段と、を備え、前記後走行車両は、選択した経路情報に対応する先走行車両から前記撮像画像の配信を受けることを特徴とする。
本発明によれば、経路情報選択手段が、要求側経路情報取得手段で取得した要求側経路情報に示された撮像画像要求開始地点から少なくとも一部同一経路を先走行する車両の経路情報を、経路情報記憶装置に登録された経路情報群の中から選択し、後走行車両はその選択した経路情報に対応する先走行車両の車載カメラで撮影して得られた撮像画像の配信を受ける。よって、車両の搭乗者は、将来走行することになる経路上の映像を予め見ることができる。
本発明に係る画像配信システムの一つの態様によれば、前記経路情報選択手段は、前記要求側経路情報に示された撮像画像要求開始地点から少なくとも一部同一経路を先走行する車両の経路情報が複数存在する場合、撮像画像要求開始地点から一致する経路が最長の経路情報を選択することを特徴とする。
本発明によれば、経路情報選択手段が、経路情報記憶装置に記憶された経路情報群の中から撮像画像要求開始地点から一致する経路が最長の経路情報を選択する。よって、車両の搭乗者は、撮像画像要求開始地点から目的地点までの経路上で最も長く経路が一致する先走行車両の車載カメラで撮影して得られた撮像画像の配信を受けることができる。
本発明の実施の形態(以下、実施形態とする)について、以下図面を用いて説明する。図1は、本実施形態における画像配信システム全体の構成を示すシステム構成図であり、コアネットワーク100を中心として複数のアクセスネットワーク110がスター状に接続され、コアネットワーク100と各アクセスネットワークとの接続点には、それぞれゲートウェイ(GW)が接続されている。
各アクセスネットワークには、ゲートウェイを頂点として、中継ノード(図示せず)が木構造で接続され、各末端の中継ノードには、無線基地局(BS)が接続されている。無線基地局はそれぞれ自己の管轄エリアを有し、その管轄エリア内に存在する無線端末との間で無線通信を行う。
各車両10は、図2に示すブロック構成図のように、無線端末として機能する車載端末11と、車両付近の道路状況等を撮影して撮像画像を得る車載カメラ12と、地図や撮像画像の画面表示を行う車載モニタ13とを搭載する。各アクセスネットワーク110は、自己の管轄エリアに存在する車両10に搭載された車載端末11との間で無線通信を行う。
さらに、各アクセスネットワーク110には、経路情報管理装置20が接続されている。経路情報管理装置20は、各アクセスネットワーク110の配下に存在する車両10の車載端末11から送信された経路情報の管理を行う装置である。なお、経路情報の詳細については、後述する。
また、コアネットワーク100には、各アクセスネットワーク110に設置された経路情報管理装置20の上位レベルの装置として、各経路情報管理装置20全体を管理する主管理装置30が設置されている。
このように構成された画像配信システムにおいて、車載カメラ12が撮影することで得られた撮像画像を車載端末11を介してマルチキャスト配信する。撮像画像の配信を要求する側の車両は、撮像画像を配信する車両群の中から同一経路を先行して走行中の車両を特定し、その特定した車両の車載端末11がマルチキャスト配信する撮像画像を車載端末11を介して受信し、その受信した撮像画像を車載モニタに表示する。これにより、車両の搭乗者は、走行する予定の経路上の渋滞状況や気象状況(路面状況)、交通事故情報などの道路情報を事前に把握する。
ここで、撮像画像を配信する車両群の中から同一経路を先行して走行中の車両を特定する方法について、車載端末11及び経路情報管理装置20の動作を中心としてさらに詳しく説明する。
車載端末11は、車両10に搭載される無線端末であり、その搭載車両10の現在位置を計測するいわゆるGPS(Global Positioning System)と、GPSで計測した現在位置情報に応じて、指定された目的地までの道案内を行ういわゆる自動車ナビゲーションシステムとを含み構成される。そして、車載端末11は、GPSと自動車ナビゲーションシステムとから得られるデータに基づいて、目的地点に到達するまでに通過する各交差点の各位置情報を求める。ここで、位置情報とは、相対的な位置を示す座標情報であり、例えば緯度経度情報のことを示す。
車載端末11は、現在地点から目的地点に到達するまでに通過する交差点の各位置情報を示した経路情報とともに、自身に割り当てられたマルチキャストアドレスを、自身の属するアクセスネットワーク110に配置された経路情報管理装置20に向けて送信する。経路情報管理装置20は、受信した経路情報とマルチキャストアドレスとを対にして、車両ごとに経路情報データベースに登録する。なお、マルチキャストアドレスは、車載カメラ12で撮影して得られた撮像画像を他の車両に向けて配信する際に利用する。
この経路情報とマルチキャストアドレスとの送信タイミングは、車載端末11の起動時や、車両10がアクセスネットワーク110間を跨いだ時などである。ここで、アクセスネットワーク110間を跨いだ時とは、ひとつのアクセスネットワーク110が管理するエリア外に車両が移動して、他のアクセスネットワーク110が管理するエリア内に車両が移動した場合である。
さらに、一つのアクセスネットワーク110のエリア内を車両10が移動している間は、その車両10が一つの交差点を通過する度ごとに、その通過交差点の位置情報と自身のマルチキャストアドレスとを、そのアクセスネットワーク110に配置された経路情報管理装置20に送信する。経路情報管理装置20は、受信したマルチキャストアドレスに基づき、経路情報データベースに記憶された経路情報群の中からそのマルチキャストアドレスに対応する経路情報を特定し、その特定した経路情報に示された通過交差点における位置情報を削除することで目的地までに通過する交差点の各位置情報を更新する。
加えて、目的地点の変更が生じた場合にも、その時点で車両が存在するアクセスネットワーク110に配置された経路情報管理装置20に、車載端末11は、経路情報と自身のマルチキャストアドレスを提供して、経路情報データベースに記憶された経路情報の更新を行う。
一方、車載端末11が他の車両からの撮像画像を要求する場合、その要求側の車載端末11は、撮像画像の要求を開始する交差点を示す撮像画像要求開始地点を、搭乗者の指示に基づき決定する。そして、その決定した撮像画像要求開始地点における位置情報とその撮像画像要求開始地点から車両が目的地点までに通過する各交差点の各位置情報とを示した要求側経路情報および自身のユニキャストアドレスを、車両10が属するアクセスネットワーク110に配置された経路情報管理装置20に送信する。
なお、撮像画像要求開始地点の決定は次のように行えばよい。すなわち、車載モニタ13上に、目的地点までに通過する交差点の一覧を表示する。そして、その一覧の中から、ユーザが道路状況の把握を希望する交差点を選択することで、撮像画像要求開始地点を決定する。この時、一覧表示する交差点は、目的地までに通過するすべての交差点をすべて表示してもよいが、渋滞する確率が高い交差点や、事故が発生する確率が高い交差点など、予めドライバ等の搭乗者にとって関心が高いと想定される交差点のみを登録しておき、その登録された交差点のみを一覧表示してもよい。
また、要求側の車載端末11から上述の要求側経路情報を受信した経路情報管理装置20は、経路情報データベースに記憶された経路情報群の中から、撮像画像要求開始地点付近を走行していて、撮像画像要求開始地点からさらに通過する交差点が1つ以上共通する経路情報を検索することで、要求された撮像画像を配信可能な車両を決定する。なお、経路情報群のうち、撮像画像要求開始地点から通過する交差点が一つ以上共通する経路情報が複数存在する場合には、共通する経路が最長、つまり共通する交差点の数が最も多い経路情報を選択する。そして、経路情報管理装置20は、さきほど要求側経路情報とともに受信したユニキャストアドレスに向けて、決定した経路情報に関連づけられたマルチキャストアドレスと、共通している経路範囲、つまり、共通する交差点一覧とを送信する。
また、受信した要求側経路情報に示された撮像画像要求開始地点が、自己の管轄エリア外の地点の場合、経路情報管理装置20は、コアネットワーク100に設置された主管理装置30に、受信した要求側経路情報とユニキャストアドレスとを転送する。
主管理装置30のデータベースには、全地点の位置情報と各アクセスネットワーク110の管轄エリアの対応関係が登録されている。したがって、そのデータベースに登録された対応関係情報に基づいて、主管理装置30は、受信した要求側経路情報に示された撮像画像要求開始地点を管轄エリアとするアクセスネットワーク110を特定して、その特定したアクセスネットワークに配置された経路情報管理装置20に向けて、受信した要求側経路情報とユニキャストアドレスとを転送する。
転送された要求側経路情報とユニキャストアドレスとを受信した新たな経路情報管理装置20は、上述のように自身の経路情報データベースに登録された経路情報群の中から、適切な経路情報を決定して、その決定した経路情報に対応するマルチキャストアドレスと、共通している経路範囲とを、受信したユニキャストアドレスに向けて送信する。
このようにして、マルチキャストアドレスと共通している経路範囲とを受信した要求側の車載端末11は、まず、受信した経路範囲、つまり、共通する交差点一覧を車載モニタ13上に表示する。これにより、ユーザは、撮像画像の提供を希望する開始地点から、どこの交差点まで先行車両からの撮像画像の配信を受けることができるかを確認することができる。
その確認が終了した後、ユーザからの配信開始指示を受けて、車載端末11は、受信したマルチキャストアドレスに対するマルチキャスト配信要求を行う。そして、マルチキャストデータ、すなわち先行車両からの撮像画像を受信して、車載モニタ13上にその撮像画像を表示する。
さらに、撮像画像をマルチキャスト配信している配信側の車載端末11は、撮像画像をマルチキャスト配信する際に使用しているマルチキャストアドレスを使用して、車両10が交差点を通過する度に、今回通過した交差点の位置情報および次回通過する予定の交差点の位置情報を、マルチキャスト配信する。
一方、撮像画像のマルチキャスト配信を受けている要求側の車載端末11は、上述した配信側の車載端末11がマルチキャスト配信する配信側の車両が今回通過した交差点の位置情報および次回通過する予定の交差点の位置情報を受信する。そして、その受信した配信側の車両の今回通過した交差点および次回通過する予定の交差点が、自身の車両が走行する予定の経路上にあり、かつ、配信側の車両が自身より所望の距離を保ちながら先行して走行しているか否かを確認する。
もし、これらを満たしていなければ、要求側の車載端末11は、改めて、自身が属するアクセスネットワーク110の経路情報管理装置20に要求側経路情報と自身のユニキャストアドレスとを送信して、再度希望する撮像画像を配信する先行車両の検索を行う。
本実施形態によれば、ユーザは、通過予定の経路上における渋滞状況や事故状況、気象状況などの道路情報を事前に把握することができ、交通事故防止等につながる。
また、本実施形態において車載モニタに表示される撮像画像は、車両の走行状態において撮影された映像である。したがって、搭乗者は、実際に走行する際に見ることとなる映像を事前に見ることができる。
ここで、さらに具体的に本実施形態における画像配信システムについて説明する。
図3において、車両Sは、撮像画像をマルチキャスト配信する先走行車両を示し、車両Rは、車両Sからのマルチキャスト配信を受ける後走行車両を示す。
システム上に存在する各車両は、車載装置の起動時、目的地の設定時、アクセスネットワーク110を跨ぐときなどに、現在地点から目的地に到達するまでに通過する交差点の位置情報を示す経路情報および自身のマルチキャストアドレスの情報C(g)={V0,V1,・・・Vi}をRegisterメッセージに含めて、自身の属するアクセスネットワーク110に配置された経路情報管理装置20に向けて送信する。ここで、gはマルチキャストアドレスを示し、{V0,V1,・・・Vi}は通過する交差点のリストを示す。さらに、Viは交差点の座標(x,y)を示し、iが大きくなるに従って、Viは経路上の目的地点に近い交差点を意味する。
今、車両Sの車載端末が、マルチキャストアドレスg=Gと経路情報{V0,V1,・・・Vi}={K,A,T,J,Q・・・}とをアクセスネットワーク#1の経路情報管理装置#1に送信したとする。なお、V0 =Kは、車両Sが現在走行している現在地点から最初に通過する交差点である。経路情報管理装置#1は、アクセスネットワーク#1に属するすべての車両の車載端末11から得られる経路情報とマルチキャストアドレスとの対を経路情報データベースに登録しており、今C(G)={K,A,T,J,Q・・・}が新たにこのデータベースに登録された。以降、ユーザは交差点を通過する度に、今回通過した交差点の位置情報と次回通過する予定の交差点の位置情報とをRenewalメッセージに含めて経路情報管理装置#1に送信する。そして、経路情報管理装置#1は、C(g)を更新する。
例えば、車両Sが、次の交差点Kに移動し、RenewalメッセージとしてI(G)={K,A}を送信したとするとデータベースの既存情報は、C(G)={A,T,J,Q・・・}と更新される。
なお、もし車両が経路を変更した場合は、直ちに新しいすべての交差点リスト{V0,V1,・・・Vi}をRegisterメッセージに含めて送信し、データベースの登録内容を更新する。
次に、車両Rが車両Sを先行車両として、車両Sに搭載した車載カメラが撮影して得られた撮像画像を要求しているとする。
車両Rに搭載した車載端末11は、撮像画像要求開始地点における位置情報とその撮像画像要求開始地点から車両が目的地点までに通過する各交差点の各位置情報とを示す要求側経路情報および自身のユニキャストアドレスを示すR(u)={V0,V1,・・・Vi}を含むRegisterメッセージを自身の属するアクセスネットワーク#2に設置された経路情報管理装置#2に対して送信する。uは、車両Rのユニキャストアドレスを示し、後に経路情報管理装置#1が車両Rに返信するために必要となる。
例えば、車両RがR(U)={A,T,J,F,・・・}を要求したとする。V0 =Aは要求する撮像画像の開始交差点、つまり、撮像画像要求開始地点である。
続いて経路情報管理装置#2は、受け取ったV0 =Aが経路情報管理装置#2の管轄するアクセスネットワークのエリア外であると判断して、R(u)={V0,V1,・・・Vi}を含めたQueryメッセージをコアネットワーク100に設置された主管理装置30に送信する。
主管理装置30のデータベースには、全地点の位置情報と各アクセスネットワーク110の管轄エリアの対応関係が登録されている。したがって、主管理装置30は、Queryメッセージ内の撮像画像要求開始地点からその地点を管轄するアクセスネットワーク#1を特定し、その特定したアクセスネットワーク#1を管理している経路情報管理装置#1にQueryメッセージを転送する。
そのQueryメッセージを受信した経路情報管理装置#1は、R(U)={A,T,J,F,・・・}をキーとして、経路情報管理装置#1の経路情報データベースに保持されている各C(g)={V0,V1,・・・Vi}と照合し、交差点Aを始点として、交差点が最長一致する経路情報を持つマルチキャストアドレスを検索する。このとき最低でも要求する撮像画像要求開始地点と、次の交差点、すなわち、V0とV1は一致しなければならない。
ここで、車両Sに対応するC(G)={A,T,J,Q・・・}が最長一致(i=2まで一致)したとする。すると、車両Sは、車両Rの先走行車両となり、経路情報管理装置#1は、車両Sのマルチキャストアドレスと一致した部分の経路情報として、一致経路H(G)={A,T,J}を含んだResponseメッセージを要求元の車両Rのユニキャストアドレスu=Uに送信する。
Responseメッセージを受信した車両Rの車載端末11は、Responseメッセージに含まれている一致経路H(G)={A,T,J}に基づき、車載モニタ13上に撮像画像要求開始地点から撮像画像を提供できる最終交差点までの一覧を表示する。つまり、ここでは、「A→T→J」を示す交差点一覧を画面上に表示する。これにより、車両Rの搭乗者は、撮像画像要求開始地点からどの交差点まで車両Sから所望の経路上の撮像画像が配信されるかを確認することができる。この交差点一覧を搭乗者が確認後、要望を満たす場合、搭乗者は、車載端末11の確認スイッチ等を介して、車載端末11に画像配信要求の指示を出す。その画像配信要求指示を受けて、車載端末11は、一致経路H(G)に含まれるマルチキャストアドレスGに対してマルチキャスト配信要求を行う。アクセスネットワーク110及びコアネットワーク100は、このマルチキャスト配信要求に基づいて、車載端末11にマルチキャスト配信を行う。これにより、車両Rは、車両Sからのマルチキャストデータである撮像画像を受信することができる。
なお、車載端末のような移動端末間においてマルチキャスト配信を行う方法は、例えば、特願2004−20666号に開示されたマルチキャスト配信方式を用いることができる。
また、車両Sの車載端末11は、マルチキャストデータとして撮像画像を配信している間、交差点を通過するごとに、今回通過した交差点の位置情報と次回通過する予定の交差点の位置情報I(G)={V0,V1}をマルチキャスト配信する。この際、撮像画像をマルチキャスト配信する際に使用するマルチキャストアドレスGを使用して配信する。
車両Rの車載端末11は、受信した車両SのI(G)={V0,V1}が先に経路情報管理装置#1から受信した一致経路H(G)={A,T,J}に含まれているか、つまり車両Sの現在地点が車両Rの搭乗者が所望する経路上にあるかを監視し、車両Sが今回通過した交差点の位置情報と車両Rの次に通過する交差点の位置情報とを比較して、車両Sが適当な位置を走行しているか、つまり車両Sと車両Rとが所望の距離を保っているかを確認する。もし、これらが満たされていなければ、車両Rの車載端末11は、他の先走行車両を見つけるために、再度Requestメッセージを経路情報管理装置#2に送信する。
なお、本実施形態では、目的地までに通過する交差点を基準として、先走行車両と後走行車両との走行経路の一致について照合を行う例について説明した。しかし、交差点でなくとも、予め定めた道路上の地点を基準として、経路情報を作成し、走行経路の一致について照合を行ってもよい。また、すべての交差点ではなく、予め主要の交差点を定めておき、その交差点のみを経路情報として示してもよい。さらに、交差点と交差点との間隔が一定以上の場合は、交差点と交差点との間に少なくとも一つの中間点を定めておき、その中間点を経路情報に示してもよい。
本実施形態によれば、車両を運転するユーザは、将来走行することにある所望の経路上の映像を予め見ることができる。これにより、将来走行することになる経路全体の中で、関心のある経路を選択して、その選択した経路における道路渋滞状況、気象状況(路面状態)、交通事故状況などを事前に見ることができるので、交通事故防止につながる。
また、本実施形態において車載モニタ13に表示される撮像画像は、車両の走行状態において撮影された映像であり、搭乗者は、実際に走行する際に見ることとなる映像を事前に見ることができる。
さらに背景技術において、予め固定的に設置したカメラからの撮像画像を車載モニタに表示することで、通過予定の地点における道路状況を確認するシステムがある。例えば、特開平9−180087号公報(特許文献1)には、遠隔地に設置したカメラによる撮像画像を伝送し、車載モニタに表示させる交通情報表示システムが開示されている。この交通情報表示システムでは、行き先や通過候補地点の道路状況を予め把握するために、利用者が通過候補地点等を指定したとき、車両から基地局に対して指定通過候補地点における撮像画像を要求する信号を無線により発信する。基地局は、予めカメラが設置された交差点等の各所の監視所から発信される撮像画像を常時受信しており、車両から指定通過予定地点の撮像画像が要求されたとき、指定通過予定地点の撮像画像を取り出してその車両に対して送信する。この撮像画像を受信した車両は車載モニタにこの撮像画像を表示することにより、利用者は事前に通過予定地点の道路状況を映像で確認することが可能となる。
しかし、上述のような背景技術では、道路状況等を把握するためのカメラは、予め交差点等の各所に固定的に設置されたものが利用されている。したがって、利用者に提供される撮像画像は、カメラが予め設置されている地点に関する局所的な離散的情報であり、カメラが設置されていない他の地点における撮像画像は提供されない。
しかし、本実施形態によれば、同一経路上を先走行する車両さえ存在すれば、その車両を特定し、その特定した車両からの撮像画像の配信を受けることで、搭乗者は目的地点までの予定経路全体において道路状況等を確認することができる。
本実施形態における画像配信システムのシステム構成を示す図である。 本実施形態における車両に搭載される装置の機能ブロックを示す図である。 本実施形態の画像配信システムにおいて、車両Rが車両Sからのマルチキャスト配信を受ける例について説明するための図である。
符号の説明
10 車両、11 車載端末、12 車載カメラ、13 車載モニタ、20 経路情報管理装置、30 主管理装置、100 コアネットワーク、110 アクセスネットワーク。

Claims (5)

  1. 先走行する先走行車両の車載カメラで撮影して得られた撮像画像を、前記先走行車両と少なくとも一部同一経路を後走行する後走行車両に配信する画像配信システムであって、
    車載カメラを搭載した各車両から、現在地点から目的地点までの経路情報を取得する経路情報取得手段と、
    取得した経路情報を、経路情報記憶装置に車両ごとに登録する経路情報登録手段と、
    前記撮像画像の配信を要求する前記後走行車両から、撮像画像要求開始地点から目的地点までの経路を示す要求側経路情報を取得する要求側経路情報取得手段と、
    取得した要求側経路情報に示された撮像画像要求開始地点から少なくとも一部同一経路を先走行する車両の経路情報を、前記経路情報記憶装置に登録された経路情報群の中から選択する経路情報選択手段と、
    を備え、
    前記後走行車両は、選択した経路情報に対応する先走行車両から前記撮像画像の配信を受けることを特徴とする画像配信システム。
  2. 前記経路情報選択手段は、
    前記要求側経路情報に示された撮像画像要求開始地点から少なくとも一部同一経路を先走行する車両の経路情報が複数存在する場合、撮像画像要求開始地点から一致する経路が最長の経路情報を選択することを特徴とする画像配信システム。
  3. 先走行する先走行車両の車載カメラで撮影して得られた撮像画像を、前記先走行車両と少なくとも一部同一経路を後走行する車両に配信する画像配信システムであって、
    車載カメラを搭載した各車両から、現在地点から目的地点に到達するまでに通過する複数の所定通過地点の各位置情報が示された経路情報を取得する車両情報取得手段と、
    取得した前記経路情報を車両ごとに経路情報記憶装置に登録する登録手段と、
    前記撮像画像の配信を要求する前記後走行車両から、撮像画像要求開始地点の位置情報とその撮像画像要求開始地点から目的地点に到達するまでに通過する複数の所定通過地点の各位置情報とを示す要求側経路情報を取得する要求側経路情報取得手段と、
    取得した要求側経路情報に含まれる撮像画像要求開始地点の位置情報と、現在地点から最初に通過する所定通過地点の位置情報とが一致し、かつ、撮像画像要求開始地点からの少なくとも一つの所定通過地点が一致する経路情報を、前記経路情報記憶装置に登録された経路情報群の中から選択する経路情報選択手段と、
    を備え、
    前記後走行車両は、選択した経路情報に対応する先走行車両から前記撮像画像の配信を受けることを特徴とする画像配信システム。
  4. 請求項3に記載の画像配信システムにおいて、
    前記経路情報選択手段は、
    前記要求側経路情報に含まれる撮像画像要求開始地点の位置情報と、現在地点から最初に通過する所定通過地点の位置情報とが一致し、かつ、撮像画像要求開始地点からの少なくとも一つの所定通過地点が一致する経路情報が複数存在する場合、撮像画像要求開始地点からの所定通過地点が最も多く一致する経路情報を選択することを特徴とする画像配信システム。
  5. 先走行する先走行車両の車載カメラで撮影して得られた撮像画像を、前記先走行車両と少なくとも一部同一経路を後走行する車両に配信する画像配信方法であって、
    車載カメラを搭載した各車両から、現在地点から目的地点までの経路情報を取得する経路情報取得工程と、
    取得した経路情報を、経路情報記憶装置に車両ごとに登録する経路情報登録工程と、
    前記撮像画像の配信を要求する前記後走行車両から、撮像画像要求開始地点から目的地点までの経路を示す要求側経路情報を取得する要求側経路情報取得工程と、
    取得した要求側経路情報に示された撮像画像要求開始地点から少なくとも一部同一経路を先走行する車両の経路情報を、前記経路情報記憶装置に登録された経路情報群の中から選択する経路情報選択工程と、
    を含み、
    前記後走行車両は、選択した経路情報に対応する先走行車両から前記撮像画像の配信を受けることを特徴とする画像配信方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031926A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Japan Radio Co Ltd 車両搭載用交差点判定装置
JP2011134161A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Equos Research Co Ltd 情報提供システム
CN105678601A (zh) * 2015-12-31 2016-06-15 百度在线网络技术(北京)有限公司 一种派单方法及装置
JP2016142529A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 株式会社デンソー 通信装置
JP2018163564A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 パイオニア株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
CN111554115A (zh) * 2019-02-08 2020-08-18 丰田自动车株式会社 自动驻车管理装置

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