JP2005265811A - 食用油の過酸化物量の測定方法 - Google Patents

食用油の過酸化物量の測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易で且つ環境に対して負荷のかかる有機溶媒を用いない油中過酸化物の測定方法を提供する。
【解決手段】食用油に、プロトンソースとなるカルボン酸とヨウ素イオンを含むアルコール溶液を加え,生成したヨウ素量を、比色分析により測定する。又は食用油に、プロトンソースとなるカルボン酸とヨウ素イオンを含むアルコール溶液を加え,生成したヨウ素量を、比色分析により測定する際に,ラジカル捕捉材であるBHTを加えて系中の自動酸化を抑制することにより,正確に食用油中の過酸化物を測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アルキルハイドロパーオキシド、有機化過酸等の過酸化物が生成される大豆油、菜種油、とうもろこし油、パーム油、やし油に代表される食用油あるいはこれらの油を混合させることによって用いられる食用油(以下食用油と称する)の過酸化物量の測定方法に関するものである。
食用油の品質管理は、食材を生産するメーカーにとって重要な課題である。食用油は、熱、空気中の酸素、光等により容易に劣化する。劣化した食用油を用いた食品の品質は低下しメーカーそのものの信用に関わる問題になる。
従来公知の技術として、食用油の酸化劣化指標のひとつとして、主に空気中の酸素と食用油とが自動酸化プロセスにより生じる過酸化物があり、この量を見積もる公定の分析手法としてはヨードメトリーによる分析法がある。
ヨードメトリーによる分析法は、例えば、食用油1gと、酢酸:クロロホルム(3:2)の混合溶液を25mlと、飽和ヨウ化カリウム水溶液1mlを加え、良く攪拌した後、暗所に室温にて10分放置し、その後これにイオン交換水30mlと、でんぷん溶液1mlを加えて良く振り混ぜた後、0.01Mのチオ硫酸ナトリウム水溶液で適定を行う。
しかしながら、ヨードメトリーによる分析法は、操作方法が煩雑なものであり、ある程度の熟練が要するのと、データ自体のばらつきが生じる。あるいは空気酸化されることによる測定誤差が生じるなどの問題があり、ルーチンの分析法として、より簡便な分析手法が求められている。
その一方、この日本における公定の分析手法の条件では環境に悪影響を及ぼすクロロホルムやエーテル等の有機溶媒を用いるため、これらの有機溶媒に対する管理コストも決して軽視できるものではない。
従って、簡易で且つ環境に対して負荷のかかる有機溶媒を用いない油中過酸化物の測定手法は社会的ニーズがある。そこでヨードメトリーの手法から比色分析法による分析手法を着想し、その最適化条件の開発をおこなった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものでありその特徴とするところは、次の(1)〜(2)にある。
(1).食用油に、安息香酸あるいはサリチル酸、ヨウ化テトラブチルアンモニウムを含むエタノールあるいはメタノール溶液を添加し、生成したヨウ素量を比色分析により過酸化物量を測定することを特徴とする食用油中の過酸化物量の測定方法。
(2).食用油に、オルトフタル酸あるいはパラフタル酸もしくはメタフタル酸と、ヨウ化テトラブチルアンモニウムを含むエタノールあるいはメタノール溶液を添加し、抗酸化剤であるBHTを加え生成したヨウ素量を比色分析により過酸化物量を測定することを特徴とする食用油中の過酸化物量の測定方法。
本発明は、食用油中にある過酸化物の新規な分析手法として、過酸化物とヨウ素イオンの効率の良い反応条件を開発し、そこで系中に生じるヨウ素量を比色分析により測定する方法である。従来法では、環境に影響を及ぼし、管理上注意を払わなければならない有機溶媒を使用しないといけないことや、不活性ガス雰囲気でなければヨウ素イオンの空気酸化による誤差が生じることや,その測定手法が煩雑であることが挙げられるが、本発明はこれらの問題を解決するものである。
本発明は、食用油として、調合油(菜種油:大豆油 3:7)及びドレッシング用油(菜種油:大豆油 7:3)を代表食用油に選定しその過酸化物量を比色分析手法により測定した結果に基づき開発したものである。
調合油では,プロトンソースとして安息香酸を用い、ヨウ化テトラブチルアンモニウムと系中における過酸化物との反応によって生じるヨウ素の量は、ヨードメトリーにおける結果と良い一致を見ることができたが、ドレッシング油の場合、その反応の効率は低くこの場合に生じる過酸化物との反応は決して早くない。このことは両者の油のなかで生ずる過酸化物の性質が違うことによってその反応性の相違が生じることを示唆した。
一方ドレッシング油中の過酸化物とヨウ素イオンとの反応は,安息香酸よりも酸性度の高いフタル酸を用いた場合その進行は比較的速やかに進行することが判明したが、フタル酸存在下ではヨウ素イオンの自動酸化のようなプロセスが別途生じていることが示唆された。これについては抗酸化剤であるBHTを系内に添加することにより抑えられ、このことによりヨードメトリーの結果とよい一致を見ることができた。
これよりドレッシング油についても、プロトンソースであるカルボン酸の酸性度を上げることと、抗酸化剤であるBHTの添加により、系中のプロトンの濃度が高いときに生じるヨウ素イオンの空気酸化を防ぐことによって比色分析による過酸化物量の定量を可能としたのである。
本発明において、対象とする食用油とは、前述の通りアルキルハイドロパーオキシド、有機化過酸等の過酸化物が生成される大豆油、菜種油、とうもろこし油、パーム油、やし油に代表される食用油あるいは上述の油を混合させることによって用いられる食用油であり、その食用油に対する過酸化物量測定方法とそれによる効果は、次の通りである。
第1に、食用油に、プロトンソースとしてカルボン酸を、ヨウ素イオンを含む有機溶媒を添加し、この溶液を分光光度計によって比色分析をおこなうことにより間接的に食用油中の過酸化物を測定する上で,安息香酸あるいはサリチル酸、ヨウ化テトラブチルアンモニウムを含むエタノール溶液を添加し、生成したヨウ素量を比色分析により過酸化物量を測定することが最良の方法である。これはプロトンソースの役目を持つカルボン酸の酸性度が、上述のものがもっとも適しているからである。これ以上、酸性度を上げるとヨウ素イオンの自動酸化が生じ、さらにこれ以下の酸性度のカルボン酸では、適切に過酸化物とヨウ素イオンとの反応が進行しない。
第2に、食用油に、プロトンソースとしてカルボン酸を、ヨウ素イオンを含む有機溶媒を添加し、この溶液を分光光度計によって比色分析をおこなうことにより間接的に油脂中の過酸化物を測定する上で、フタル酸、ヨウ化テトラブチルアンモニウム及びBHTを含むエタノール溶液を添加し、生成したヨウ素量を比色分析により過酸化物量を測定することが最良の方法である。これは、フタル酸の酸性度ではBHTを加えない場合ヨウ素イオンの空気酸化が生じ正確な油脂中の過酸化物価が測定できないのに対しBHTを添加することにより、ヨウ素イオンの空気酸化反応を抑制できるからである。
本発明の実施例を実験と共に説明する。
実験
使用した油は調合油(菜種油:大豆油 3:7)(ラーメン等のかやくを揚げるときに良く用いる。)とドレッシング用油(菜種油:大豆油 7:3)である。
全ての試薬は、一般の試薬会社から購入したものを精製せずに用いた。
分光光度計についても通常の化学試験分析によく用いられるものである。
本実験に使用した調合油は実際にラーメンのかやくなどを製造されるときに用いられるものである。
ドレッシング油についてはドレッシング製造において実際に配合されているものを用いた。
調合油については、未使用のものと、実際に製造工程で1000時間程度使用したものであり、ドレッシング油については新規に調整したものをサンプルとして提供を受けたものである。
実験の手順は次の6段階である。
(イ).ヨウ素濃度に対する360nmの吸収における検量線の作成
ヨウ素を適当量エタノールに溶解し、360nmの吸収を分光光度計にて測定した。その結果,ある一定の濃度内では、ヨウ素量に対し比例関係で吸収が強くなることを確認し、これより、溶液中のヨウ素量を見積もるものとした。
(ロ).t−ブチルハイドロパーオキサイドのヨードメトリーによる過酸化物の定量
これについては定法として一般的にもちいられる手法を適用した。t−ブチルハイドロパーオキサイド100mgを計り取り、これを100mlのエタノールで希釈した。その溶液から1mlを分取し、酢酸:クロロホルム(3:2)の混合溶液を25ml、飽和ヨウ化カリウム水溶液1mlを加え、良く攪拌した後,暗所に密閉できる容器中で室温にて10分放置した。その後、イオン交換水30ml、でんぷん溶液1mlを加え、良く振り混ぜた後、0.01Mのチオ硫酸ナトリウム水溶液で適定を行った。
(ハ).t−ブチルハイドロパーオキサイドの比色分析法による定量
t−ブチルハイドロパーオキサイド100mgを100mlのエタノールに溶かし、このうち1mlを採取し、これを安息香酸3g、ヨウ化テトラブチルアンモニウム300mgを加え、エタノール10mlとした。
この溶液から1mlを採取し、エタノールで30倍希釈して360nmの吸収を分光光度計で測定した。ヨウ素量の測定は実験1で求めた検量線から見積もった。
(ニ).調合油(菜種油:大豆油 3:7)のヨードメトリーによる定量
調合油1g、酢酸:クロロホルム(3:2)の混合溶液を25ml、飽和ヨウ化カリウム水溶液1mlを加え、良く攪拌した後、暗所に室温にて密閉できる容器にて10分放置した。その後、イオン交換水30ml、でんぷん溶液1mlを加え、良く振り混ぜた後、0.01Mのチオ硫酸ナトリウム水溶液で適定を行った。
(ホ).調合油(菜種油:大豆油 3:7)の比色分析法による定量
調合油1g、フタル酸1g、ヨウ化テトラブチルアンモニウム300mgを加え、エタノール10mlとした。この二層に分離した溶液のエタノール層から1mlを採取し、エタノールで30倍希釈して360nmの吸収を分光光度計で測定した。ヨウ素量は実験1で求めた検量線から見積もった。
(ヘ).ドレッシング油(菜種油:大豆油 7:3)の比色分析法による定量
ドレッシング油1g、フタル酸1g、ヨウ化テトラブチルアンモニウム300mgを加え、エタノール10mlとした。この二層に分離した溶液のエタノール層から1mlを採取し、エタノールで30倍希釈して360nmの吸収を分光光度計で測定した。ヨウ素量の測定は実験1で求めた検量線から見積もった。本系においてはBHT(ブチルヒドロキシトルエン)を50mg加え、同様な測定をおこない、それについても、ヨウ素量を検量線から見積もった。
以上による結果と考察は次の通りである。
1.t−ブチルハイドロパーオキサイドの分析について
(a).通常、食用油の酸化劣化した際に生じる過酸化物はアルキルハイドロパーオキサイドであることが一般的に言われている。そこで、t−ブチルハイドロパーオキサイドを食用油中に生じるモデル過酸化物と見なし、過酸化物量測定の定法であるヨードメトリーによる適定結果と、今回検討を行う比色分析法により見積もった過酸化物量との比較検討をおこなった。図1にエタノール中、t−ブチルハイドロパーオキサイドに対してヨウ素イオンソースとしてヨウ化テトラブチルアンモニウムを作用させ、安息香酸存在下におけるヨウ素の生成に伴う360nmの吸収を分光光度計にて測定し、そこから検量線により見積もったヨウ素量についての結果を示す。これらの結果から、いずれの温度条件においても、ある一定時間で、そこから生じるヨウ素の生成量が、ヨードメトリーの結果とほぼ対応することと、温度条件が高い場合は、その反応の進行速度は速くなるが、ヨードメトリーの結果で得られた過酸化物量に対応するヨウ素生成量が生じた時点で反応は略終結することが明らかとなった。
尚、本系では抗酸化剤あるいはラジカルクエンチャーとして良く持いられるBHT(ブチルヒドロキシトルエン)を加えた場合においても同様の検討を試みたが、添加しても有意な差異は見られなかった。
(b).過酸化物とヨウ素イオンとの反応では、酸性条件においてその反応が促進されることが良く知られており、ヨードメトリーでもそのヨウ素イオンと過酸化物との反応において酢酸を用いている。上述の実験では安息香酸を用いたが、より短期間で過酸化物との反応を進行させることを目的として安息香酸よりも強い酸性度を持つフタル酸を酸ソースとして用いて同様な実験を試みた。
その結果を図2に示す。図1と比較して、わずかであるが、本条件でのヨウ素の生成する速度がフタル酸を用いた場合と比較して早いことがわかる。
その一方でヨードメトリーにおける結果と比較して高い温度条件では、そのヨウ素の生成量がヨードメトリーにおけるそれと比較して大きくなることが判明した。本系では、BHTを添加することにより、ある程度それが抑制されることから、ヨウ素イオンの空気中の酸素により酸化されることが示唆された。その一方で,アルゴンガス雰囲気で同様な実験をおこなったところ、ヨウ素の生成量がヨードメトリーで得られる結果と一致することから、これらの現象は空気中の酸素分子が反応に関与し、ヨウ素イオンの酸化がある一定以上の酸性度を持つカルボン酸存在下で進行しやすくなっていることから由来することが示唆された。
(c).t−ブチルハイドロパーオキサイドを過酸化物として用いて、安息香酸をプロトンソースとして使い、ヨウ化テトラブチルアンモニウム存在下において、ヨウ素の生成量を比色分析により見積もったが。そのヨウ素量は、ほぼヨードメトリーでの結果と対応したことから、本手法を食用油に適応しても、その過酸化物量を見積もることが可能であることが示唆された。
そこで,同様な条件で調合油(菜種油:大豆油 3:7)中での過酸化物を見積もった結果を図3、図4に示す。本系では空気中での扱いでも殆ど空気酸化によるヨウ素の生成は観測されない。従って、ここで生じるヨウ素は全て食用油中の過酸化物とヨウ素イオンとの反応により生ずるものと見なすことができる。ある程度暖めた温度条件では、1時間程度でその量はヨードメトリーの結果と一致することが判明した。尚,未使用の食用油とある一定時間使用した食用油とでは、もともと系中に存在する過酸化物量は異なるが、少なくとも本系においては、それぞれのヨウ素の生成の度合いからみて系中における過酸化物の性質の相違は認められなかった。
(d).ドレッシング油(菜種油:大豆油 7:3)として用いられているものについても同様な検討をおこなった。
図5に安息香酸を酸ソースとして用いておこなった結果を示す。ここに示すように、ドレッシング油は前述の調合油と比べヨードメトリーで得られる過酸化物価に対応するヨウ素の生成量に達するにはより長時間の反応を必要とすることが判明した。そこで,より強い酸性を持つフタル酸を用いて同様な実験をおこなった。本系では、ヨードメトリーから見積もられた過酸化物量に対応するヨウ素量以上のヨウ素の生成が認められた。本条件では食用油を入れないで行うブランクテストでは殆どヨウ素の生成が認められないが、食用油存在下で、ヨウ素のヨードメトリーでの結果以上の生成が生じていることから、フタル酸存在下では、食用油は空気中の酸素分子との反応で過酸化物が同時に生成することが示唆されたが、本条件におけるヨウ素イオンの酸素分子による直接的な酸化反応も否定できない。そこでBHTを添加し、同様な実験を行ったところ、生成する過酸化物量はほぼ、ヨードメトリーで得られた結果と一致した。図6にはドレッシング油(菜種油:大豆油 7:3)とヨウ化テトラブチルアンモニウムとの反応をフタル酸存在下、ヨウ素イオンの酸化によって生じるヨウ素の生成量を検討した結果を示す。これらの実験結果は、明らかにドレッシング油で生じる過酸化物の性質が調合油のそれと異なることを示唆するものである。それと同時に、BHTを添加することにより、空気酸化を抑えることができ、この場合の系における過酸化物を比色分析により測定することが可能になることがわかった。
本発明は、前記特徴の構成により、前述したような調合油、ドレッシング油等の食用油中にある該過酸化物量を、有機溶媒或いは不活性ガス等を使用することなく、簡便に且つ精度良く定量測定することができるものである。これにより環境に影響を及ぼすことなく又、管理上注意を払わなければ機能しないなどの使い勝手の面において制約されることも無い等、食用油の製造・品質管理上の効果が大きく産業上の利用可能性は甚だ大きいものである。
t−ブチルハイドロパーオキサイドとヨウ化テトラブチルアンモニウムとの反応を安息香酸存在下、ヨウ素イオンの酸化によって生じるヨウ素の生成量を各温度条件で検討した結果を示すグラフである。 t−ブチルハイドロパーオキサイドとヨウ化テトラブチルアンモニウムとの反応をフタル酸存在下、ヨウ素イオンの酸化によって生じるヨウ素の生成量を各温度条件で検討した結果を示すグラフである。 調理等に用いられていない未使用の調合油(菜種油:大豆油 3:7)とヨウ化テトラブチルアンモニウムとの反応を安息香酸存在下, 過酸化物とヨウ素イオンの反応から生じるヨウ素量から過酸化物量を検討した結果を示すグラフである。 ラーメンのカヤク製造に1000時間使用された調合油(菜種油:大豆油 3:7)とヨウ化テトラブチルアンモニウムとの反応を安息香酸存在下、過酸化物とヨウ素イオンの反応から生じるヨウ素量から過酸化物量を検討した結果を示すグラフである。 ドレッシング油(菜種油:大豆油 7:3)とヨウ化テトラブチルアンモニウムとの反応を安息香酸存在下、過酸化物とヨウ素イオンの反応から生じるヨウ素量から過酸化物量を検討した結果を示すグラフである。 ドレッシング油(菜種油:大豆油 7:3)とヨウ化テトラブチルアンモニウムとの反応をフタル酸存在下、過酸化物とヨウ素イオンの反応から生じるヨウ素量から過酸化物量を検討した結果を示すグラフである。

Claims (2)

  1. 食用油に、安息香酸あるいはサリチル酸、ヨウ化テトラブチルアンモニウムを含むエタノールあるいはメタノール溶液を添加し、生成したヨウ素量を比色分析により過酸化物量を測定することを特徴とする食用油中の過酸化物量の測定方法。
  2. 食用油に、オルトフタル酸あるいはパラフタル酸もしくはメタフタル酸と、ヨウ化テトラブチルアンモニウムを含むエタノールあるいはメタノール溶液を添加し、抗酸化剤であるBHTを加え生成したヨウ素量を比色分析により過酸化物量を測定することを特徴とする食用油中の過酸化物量の測定方法。
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