JP2005265339A - 外壁パネルおよびその製造方法 - Google Patents

外壁パネルおよびその製造方法 Download PDF

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Tokihiko Onomura
時彦 小野村
Yosuke Kohama
洋輔 小濱
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Abstract

【課題】 換気ダクトの施工における高所作業を不要として、外壁工事の施工性および安全性を向上させることができる外壁パネルおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の外壁パネルPは、パネル本体10と、パネル本体10を支持する支持枠29と、パネル本体10外面に一端を開口させて同パネル本体10に配設された換気ダクト30とを備えてなるものである。この外壁パネルPは、端面が所定角度に傾斜させられた換気ダクト30を、型枠がセットされた定盤の所定位置に配設した後、型枠にコンクリートを打設することにより製造される。
【選択図】 図1

Description

本発明は外壁パネルおよびその製造方法に関する。さらに詳しくは、換気ダクトを備えた外壁パネルおよびその製造方法に関する。
従来より、戸建住宅や集合住宅においては、部屋、トイレ、浴室などの換気のために外壁にベントキャップを有する換気ダクトが設けられている。
この換気ダクトの施工は、従来、外壁が形成された後に換気ダクト用孔を開け、その孔に換気ダクトを嵌入し、ついで換気ダクト用孔と換気ダクトとの隙間を、モルタルやロックウールなどで埋めて雨水が壁内部に進入しないようにしてなされている。また、この換気ダクトは換気ダクト内に進入した雨水が外に自然と排出されるよう、外に向けた適度の下り勾配例えば2度の下り勾配を設けて換気ダクト用孔に配設されている。
しかしながら、換気ダクト用孔の形成、換気ダクトの配設、ベントキャップの取付などの一連の作業は、前述したように、現場作業となりしかも高所作業となるので、作業性が悪いという問題がある。例えば、集合住宅においては、この孔開け作業が数十箇所にも及ぶため、迅速な作業はほとんど期待できない。また、高所作業であるため、作業の安全管理に充分な配慮をしなければならないという問題もある。
さらに、換気ダクトを換気ダクト用孔に下り勾配を設けて配設する作業が煩雑であるとともに、その角度の確認に困難を伴うという問題もある。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みさなれたものであって、換気ダクトの施工における高所作業を不要として、外壁工事の施工性および安全性を向上させることができる外壁パネルおよびその製造方法を提供することを目的としている。
本発明の外壁パネルは、パネル本体と、該パネル本体を支持する支持枠と、前記パネル本体外面に一端を開口させて同パネル本体に配設された換気ダクトとを備えてなることを特徴する。
本発明の外壁パネルにおいては、換気ダクトが、ダクト本体と、該ダクト本体をパネル本体に固定するアンカーとを備えてなるのが好ましい。その場合、 アンカーが、アンカー部材をダクト本体に取り付けることにより形成されてもよく、あるいはダクト本体を外方に突出させることにより形成されてもよい。
また、本発明の外壁パネルにおいては、換気ダクトが、所定角度に傾斜させられているのが好ましい。
さらに、本発明の外壁パネルにおいては、換気ダクトにベントキャップが装着されてなるのが好ましい。
本発明の外壁パネルの製造方法は、換気ダクトを有する外壁パネルの製造方法であって、端面が所定角度に傾斜させられた換気ダクトを、型枠がセットされた定盤の所定位置に配設する手順と、型枠にコンクリートを打設する手順と、所定期間養生した後に型枠を撤去する手順と、換気ダクトにベントキャップを装着する手順とを含んでいることを特徴とする。
本発明の換気ダクトは、外壁パネルに配設される換気ダクトであって、前記換気ダクトが、同換気ダクトを前記外壁パネルに固定するアンカー部材を備えてなることを特徴とする。
本発明の換気ダクトにおいては、アンカーが、アンカー部材をダクト本体に取り付けることにより形成されてもよく、あるいはダクト本体を外方に突出させることにより形成されてもよい。
また、本発明の換気ダクトにおいては、端面が所定角度に傾斜させられてなるのが好ましい。
本発明の外壁パネルによれば、外壁パネルの据付と同時に換気ダクトの施工も完了するので、換気ダクトの施工に伴う高所作業を解消できるという優れた効果が得られる。また、外壁パネルの据付と同時に換気ダクトの施工も完了するので、施工の迅速化がなされて工期が著しく短縮されるという優れた効果も得られる。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
本発明の外壁パネルの要部を図1に断面図で示す。
外壁パネルPは、図1に示すように、GRC(Glass fiber Reinforced Cement:ガラス繊維補強セメント)からなるパネル本体10と、パネル本体10を裏面から支持するパネル枠20と、パネル本体10の所定位置に配設された換気ダクト30と、換気ダクト30の外部開口を覆うように配設されたベントキャップ40とを主要構成要素として備えてなる。なお、図中、符号50はダクト接続部材を示す。
換気ダクト30は、図2および図3に示すように、円筒体のダクト本体31と、ダクト本体31のパネル本体10内に位置する適宜個所に配設されたダクトアンカー(アンカ部材)32とを備えてなるものとされる。
ダクト本体31の板厚は、例えば、防火区画外の一般部では0.5mmとされ、防火区画では1.6mmとされる。また、ダクト本体31の端面は、図4に示すように、所定角度例えば2度の角度をつけて斜めに切断されている。これにより、ダクト本体31の端面をパネル本体10外面と面一となるように換気ダクト30をパネル本体10に取り付けるだけで、所定の下り勾配を換気ダクト30に与えることができる。
ダクトアンカー32は鋼板をL字状に不等辺に折り曲げ成形してなるものであって、短辺をダクト本体31に当接させた状態で適宜手段、例えばビス留めにて取付けられる。また、ダクトアンカー32は、図示例では3個が120度間隔で取付けられているが、ダクトアンカー32の数は3個に限定されるものでなく、1個以上の適宜とでき、2個あるいは4個とすることもできる。
また、換気ダクト30の形態も、図2および図3に示すものに限定されるものではなく、適宜とでき例えば図5〜図7に示す形態とすることもできる。
図5に示す例では、ダクトアンカー32をリング状に形成し、つまりリングアンカーに形成し、そのリングアンカーをダクト本体31に適宜手段例えば溶接にて取付けてなるものとされる。
図6に示す例では、ダクト本体31表面をプレス成形などにより適宜突出させてダクトアンカー32を形成してなるものとされる。
図7に示す例では、ダクト本体31の外面をプレス成形などによりリング状に突出させてダクトアンカー32を形成してなるものとされる。
ベントキャップ40は換気ダクト30との接続ダクト41を有する公知のものとされ、その接続ダクト41を換気ダクト30に内嵌させることによりパネル本体10に取付けられる。また、ベントキャップ40のパネル本体10との当接個所は、適宜手段例えばコーキングによりシールがなされる。
なお、パネル本体10のその余の構成およびパネル枠20は、従来と同様とされているので、その構成の詳細な説明は省略する。
次に、図8および図9を参照しながら、かかる構成とされている外壁パネルPの製造の特徴的部分について説明する。
手順1:型枠(図示省略)がセットされた定盤Jの所定位置に換気ダクト30をセットする。この場合、打設されるGRCにより換気ダクト30が移動しないよう適宜手段例えば粘着テープにより換気ダクト30を仮固定しておく。換気ダクト30は、図4に示すように、ダクト本体31端面が所定角度に切断されているので、換気ダクト30を定盤Jにセットするだけで所定の傾斜が確保される(図8参照)。なお、図8における換気ダクト30の傾斜は説明の便宜のために誇張されている。
手順2:所定期間養生した後、型枠を撤去して集積場に移送しパネル本体10表面を上に向けて積層する(図9参照)。
手順3:換気ダクト30にベントキャップ40に装着し、ベントキャップ40のパネル本体10との当接個所をコーキングによりシールする(図9参照)。これにより、外壁パネルPが完成する。
このように、この実施形態によれば、換気ダクト30にベントキャップ40を装着した状態で外壁パネルPを施工現場に搬送できる。したがって、換気ダクト30の施工に関連する高所作業を解消できる。また、外壁パネルPの躯体への据付と同時に換気ダクト30の施工が完了するので、施工の迅速化されるとともに工期も著しく短縮される。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施形態ではコンクリートとしてGRCを例に取り説明されているが、本発明の適用はGRCに限定されるものではなく、各種コンクリートに適用できる。
本発明は、換気ダクトが配設される各種外壁パネルに適用できる。
本発明の一実施形態に係る外壁パネルの要部断面図である。 同外壁パネルに用いられる換気ダクトの概略斜視図である。 同換気ダクトの平面図である。 同換気ダクトのダクト本体の断面図である。 換気ダクトの他の例の図2相当図である。 換気ダクトのさらに他の例の図2相当図である。 換気ダクトのさらに他の例の図2相当図である。 外壁パネルの製造方法の説明図であって、GRCを打設している状態を示す。 外壁パネルの製造方法の説明図であって、実施形態の外壁パネルを最上段に積層してベントキャップのパネル本体との当接部をコーキングによりシールしている状態を示す。
符号の説明
10 パネル本体
20 支持枠
30 換気ダクト
31 ダクト本体
32 ダクトアンカー、アンカ部材
40 ベントキャップ
41 接続ダクト
P 外壁パネル

Claims (11)

  1. パネル本体と、該パネル本体を支持する支持枠と、前記パネル本体外面に一端を開口させて同パネル本体に配設された換気ダクトとを備えてなることを特徴とする外壁パネル。
  2. 換気ダクトが、ダクト本体と、該ダクト本体をパネル本体に固定するアンカーとを備えてなることを特徴とする請求項1記載の外壁パネル。
  3. アンカーが、アンカー部材をダクト本体に取り付けることにより形成されてなることを特徴とする請求項2記載の外壁パネル。
  4. アンカーが、ダクト本体を外方に突出させることにより形成されてなることを特徴とする請求項2記載の外壁パネル。
  5. 換気ダクトが、所定角度に傾斜させられていることを特徴とする請求項1記載の外壁パネル。
  6. 換気ダクトにベントキャップが装着されてなることを特徴とする請求項1記載の外壁パネル。
  7. 換気ダクトを有する外壁パネルの製造方法であって、
    端面が所定角度に傾斜させられた換気ダクトを、型枠がセットされた定盤の所定位置に配設する手順と、
    型枠にコンクリートを打設する手順と、
    所定期間養生した後に型枠を撤去する手順と、
    換気ダクトにベントキャップを装着する手順
    とを含んでいることを特徴とする外壁パネルの製造方法。
  8. 外壁パネルに配設される換気ダクトであって、
    前記換気ダクトが、同換気ダクトを前記外壁パネルに固定するアンカー部材を備えてなることを特徴とする換気ダクト。
  9. アンカーが、アンカー部材をダクト本体に取り付けることにより形成されてなることを特徴とする請求項8記載の換気ダクト。
  10. アンカーが、ダクト本体を外方に突出させることにより形成されてなることを特徴とする請求項8記載の換気ダクト。
  11. 端面が所定角度に傾斜させられてなることを特徴とする請求項8記載の換気ダクト。
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