JP2005265260A - 廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給方法および供給装置 - Google Patents

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朋広 吉田
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Abstract

【課題】安定して操業ができ、設備費や運転費も安くなる廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給方法および供給装置を得る。
【解決手段】酸素発生装置1と、該酸素発生装置1で発生させた酸素と空気とを混合させる混合器4と、該混合器4で生成された酸素富化空気を前記廃棄物溶融炉10に供給する酸素富化空気送風機2とからなり、前記酸素発生装置1と前記混合器4との間には酸素流量調節ダンパ6を、混合器4と前記酸素富化空気送風機2との間には酸素富化空気流量調節ダンパ8を配置したことを特徴とする廃棄物溶融炉における酸素富化空気供給装置。
【選択図】図1

Description

この発明は、廃棄物を処理するための溶融炉または焼却炉(以下、廃棄物溶融炉で代表する)に供給する酸素富化空気の供給方法および供給装置に関する。
廃棄物溶融炉は、廃棄物を熱分解ガス化し、残渣を溶融処理する溶融炉であり、発生した可燃性のガスは二次燃焼室で空気を吹き込むことにより燃焼される。そして、生成された排ガスはボイラ−に送って熱回収する。また、残った灰分、不燃分は、溶融後炉外に排出して固化される。灰分が溶融固化したスラグは、路盤材、埋戻し材等に利用され、金属分が溶融固化したメタルは、重機のカウンタ−ウェイト等に利用される。
図2は上述した廃棄物溶融炉の一例を示すシャフト型溶融炉の縦断面図である。廃棄物21とコ−クス22が溶融炉23の炉頂23aから別々に装入される。装入されたコ−クス22は炉内に堆積して、廃棄物21中の固定炭素分とともに、主羽口24から吹きこまれる酸素を富化した空気により燃焼され、高温燃焼帯25を形成する。また、装入された廃棄物21は、高温燃焼帯25上に廃棄物層26を形成し、高温還元雰囲気中で熱分解・ガス化される。残った残渣は高温燃焼帯25で溶融して溶融スラグ29となり、炉底23bに降下する。
そして、発生した可燃性ガス27は排出口28を通り、2次燃焼室に送られる。また、炉底23bに降下した溶融スラグ29は出滓口30から連続的または断続的に排出される。
廃棄物溶融炉から排出された溶融物は、耐火物からなる樋を通って水砕槽に導入され、水砕スラグおよび水砕メタルとなる。
このような廃棄物溶融炉に燃焼用として供給している酸素富化空気を供給する従来の方法としては、図3に示すような供給装置を使用した方法がある。この酸素富化空気の供給方法は、燃焼空気吸気フィルタ−31を通して空気ブロワ32により供給される燃焼用空気と、酸素発生装置33から酸素ブロワ34により供給される酸素とを混合器35で混合してから、溶融炉36に供給するというものである(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開2000−356323号公報。 特開2001−90928号公報。
しかしながら、上述した従来の廃棄物溶融炉における燃焼用酸素富化空気の供給方法には、次のような問題点がある。
酸素は空気ブロワ32の送風圧よりも高い圧力で供給する必要があるが、酸素発生装置33における酸素の供給圧力は、通常空気ブロワ32の送風圧よりも低いので、酸素発生装置33の下流側に酸素の圧力を昇圧するための酸素ブロワ34が必要である。
この酸素ブロワ34は、供給圧力や酸素供給量の関係から、通常定容量式のル−ツブロワを採用しているので、廃棄物溶融炉に供給する酸素量がブロワの容量よりも少なくてすむ場合には、余剰の酸素を戻し配管37により、酸素ブロワ34の吸気側に戻したり、インバ−タ制御を採用したりしている。
酸素富化空気量および酸素濃度調整は、酸素ブロワ34の下流側に設けた酸素流量調節ダンパ38の開度調整と空気ブロワ32上流側に設けた燃焼用空気流量調節ダンパ39の開度調整により行っているが、混合器35部分の圧力が廃棄物溶融炉の運転状況により変動し、供給する酸素富化空気の供給量に乱れが生じた場合、所定の酸素富化空気の供給量を保つためには、酸素流量調節ダンパ38と燃焼用空気流量調節ダンパ39の2つの開度を同時に調整しないと、所定の送風ができなくなる。
しかしながら、酸素濃度を一定に保ちながら、両方のダンパの調整を行うのは困難であり、酸素富化空気の供給量や酸素濃度を短時間で所定の状態に戻せないので、廃棄物溶融炉を安定して操業することができない。
また、空気ブロワの他に酸素ブロワを必要としているので、設備費が高くなるとともに、運転費もかさむ。
この発明は、従来技術の上述のような問題点を解消するためになされたものであり、安定して操業ができ、設備費や運転費も安くなる廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給方法および供給装置を提供することを目的としている。
この発明に係る廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給方法は、酸素発生装置により発生させた酸素を、酸素富化空気ブロワの吸気側に、該酸素富化空気ブロワで吸気する酸素富化空気中の酸素濃度が所定の濃度となるように供給するものである。
酸素富化空気ブロワにより、あらかじめ所定の酸素濃度になるように酸素が富化された酸素富化空気を廃棄物溶融炉に供給するようにしているので、廃棄物溶融炉の運転状況により供給するダクト内に圧力変動が発生し、供給する酸素富化空気の供給量に乱れが生じた場合には、酸素富化空気ブロワの吸気側で酸素富化空気の供給量の調整を行うだけですむ。
したがって、酸素富化空気の供給量の調整を、酸素濃度を所定の濃度に保ったまま短時間で行うことができるので、廃棄物溶融炉の操業を安定して行うことができる。
また、酸素を酸素富化空気ブロワの吸気側で空気と混合するようにしているので、酸素の圧力を昇圧するための酸素ブロワが不要となり、設備費および運転費を低減することができる。
また、この発明に係る廃棄物溶融炉における酸素富化空気供給装置は、酸素発生装置と、該酸素発生装置で発生させた酸素と空気とを混合させる混合器と、該混合器で生成された酸素富化空気を前記廃棄物溶融炉に供給する酸素富化空気送風機とからなり、前記酸素発生装置と前記混合器との間には酸素流量調整手段を、混合器と前記酸素富化空気送風機との間には酸素富化空気流量調整手段を配置したものである。
この酸素富化空気供給装置は、上述したこの発明に係る廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給方法に使用する装置であり、前記酸素流量調整手段および前記酸素富化空気流量調整手段とを予め調整しておくことにより、目的とする酸素濃度の酸素富化空気を、目的とする供給量で燃焼用酸素富化空気として廃棄物溶融炉に供給することができる。
また、廃棄物溶融炉の運転状況により供給するダクト内に圧力変動が発生し、供給する酸素富化空気の供給量に乱れが生じた場合には、酸素富化空気流量調整手段で酸素富化空気の供給量の調整を行うだけでよい。
この発明により、廃棄物溶融炉の操業を安定して行うことができるとともに、設備費および運転費を低減することができる。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給方法を実施するための供給装置の説明図である。この酸素富化空気供給装置は、酸素発生装置1、酸素富化空気ブロワ2、燃焼空気吸気フィルタ−3、混合器4、酸素発生装置1と混合器4とを接続するダクト5の途中に設けられた酸素流量調節ダンパ6、酸素富化空気送風機2と混合器4とを接続するダクト7の途中に設けられた酸素富化空気流量調節ダンパ8とから構成され、酸素富化空気送風機2から供給される酸素富化空気は、ダクト9を通って廃棄物溶融炉10に供給されるようになっている。
上述した酸素富化空気供給装置により、酸素富化空気を廃棄物溶融炉10に供給する方法を説明すると、酸素発生装置1で発生した酸素は、設定された酸素量となるように流量が酸素流量調節ダンパ6で調節されて混合器4に供給され、燃焼空気吸気フィルタ−3を通して吸気される空気と混合器4において混合される。
混合器4において酸素が混合された酸素富化空気は、酸素富化空気流量調節ダンパ8により流量が調節され、酸素富化空気送風機2により昇圧されて廃棄物溶融炉10に供給される。
上述したように、本発明の廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給方法においては、酸素富化空気送風機2により、あらかじめ所定の酸素濃度になるように酸素が富化された酸素富化空気を廃棄物溶融炉10に供給するようにしているので、廃棄物溶融炉10の運転状況により供給するダクト内に圧力変動が発生し、供給する酸素富化空気の供給量に乱れが生じた場合には、酸素富化空気送風機2の吸気側に設けた酸素富化空気流量調節ダンパ8により流量の調整を行うだけですむので、酸素富化空気の供給量の調整を、酸素濃度を所定の濃度に保ったまま短時間で行うことができ、廃棄物溶融炉の操業を安定して行うことができる。
また、酸素を酸素富化空気送風機2の吸気側で空気と混合するようにしているので、酸素の圧力を昇圧するための酸素ブロワが不要となり、設備費および運転費を低減することができる。
なお、本発明を実施するための最良の形態の説明においては、酸素富化空気を供給する炉が廃棄物溶融炉の場合で説明したが、廃棄物を焼却処理する廃棄物焼却炉にも、本発明の廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給方法および供給装置が適用できることはいうまでもない。
本発明の廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給装置の説明図である。 廃棄物溶融炉の一例を示す図である。 従来の廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給装置の説明図である。
符号の説明
1 酸素発生装置
2 酸素富化空気送風機
3 燃焼空気吸気フィルタ−
4 混合器
5 ダクト
6 酸素流量調節ダンパ
7 ダクト
8 酸素富化空気流量調節ダンパ
9 ダクト
10 廃棄物溶融炉

Claims (2)

  1. 酸素発生装置により発生させた酸素を、酸素富化空気ブロワの吸気側に、該酸素富化空気ブロワで吸気する酸素富化空気中の酸素濃度が所定の濃度となるように供給することを特徴とする廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給方法。
  2. 請求項1に記載の廃棄物溶融炉における酸素富化空気の供給方法に使用する酸素富化空気供給装置であり、酸素発生装置と、該酸素発生装置で発生させた酸素と空気とを混合させる混合器と、該混合器で生成された酸素富化空気を前記廃棄物溶融炉に供給する酸素富化空気送風機とからなり、前記酸素発生装置と前記混合器との間には酸素流量調整手段を、混合器と前記酸素富化空気送風機との間には酸素富化空気流量調整手段を配置したことを特徴とする廃棄物溶融炉における酸素富化空気供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112555886A (zh) * 2020-12-07 2021-03-26 青岛大学 燃烧器低压氧气混合助燃装置

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